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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2016.08
24
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06:19
Category : 未分類
 大戦中の武器を見世物にする話はどうなったのかね?

 陸海空あるが、角が立つので陸海空のどの話というつもりはない。

 だが、どれとは言わないが話の続きがないのは不思議なものだ。まずは立ち消えとなっている。寄付を集めた以上、使途含めて定期的に説明するものだと思うが、それがない。まずは上手く行っていなかったり、説明できない事態が起きているのではないか。まずはそう思われる状態だろう。

 もっと不思議なのは、アレに金を出す連中だった。集金元は明らかにランカイ屋である。いずれの計画もキレイ事言ってるが、武器を見世物にして投げ銭をとる商売であり、さらに永続性は見込めない。

 その胡乱なビジネスを真に受け、寄付をする様子は胡乱なものだった。衛生博覧会の胴元に「貴重な標本だから寄付してくれ」と言われ、いうがままに金を差し出すお人好しといったものだ。

 軍事や安保の類はコレが多い。さほど大事でもないものを、商売にする自称権威が大事々々と言いふらし、それにセミプロレベルの中堅が付和雷同する。そして一般ファンが真に受けて信じこむアレだ。

 沖縄海兵隊なんかその好例だろう。正直言えば、日米ともに使いみちもないものだ。だが、利害関係者が大事と言っているうち、
商売人がそれをオウム返しにして大事というようになった。そしてそのうち本当に大事と信じこむ○○がでてきているのが今である。

 とれくらい○○かといえば、試しに「嘉手納と普天間辺野古のどっちが大事か」聞いても「どっちも大事」といって答えられないようなレベルの○○だ。自分で判断できないし、自分の感覚を信じられない。周りに合わせた口を効く機械みたいな連中だ。

 このあたり、まずは同じ連中が養分になっているのではないかね。大事々々といわれたらそのまま騙されるのだからお人好しなのだろう。

 まあ、それ以上に本当に信じこむ商売人には大笑いだがね。商売づくでやっているならともかく、それを心底信じこんでいればバカにされてもしかたがないだろう。

 健康を謳ったインチキグッズで考えればよい。インチキと知りながら売る奴と、本当に信じて売る奴、阿呆呼ばわりされるのはどちらか?

 武器も海兵隊も同じことだ。インチキと知りながら衣食のため協力するヤツと、カルトをそのまま信じているヤツ。後者の評価は二段底ということだ。
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2016.08
18
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06:34
Category : 未分類
 「公安調査庁が取り上げたから、未来はない」とは笑い話に過ぎない。

シールズとおためごかし

公安調査庁 内外情勢の回顧と展望(平成28年1月)http://www.moj.go.jp/content/001177471.pdf …
SEALDsは公安調査庁の資料にバッチリ載った。参加した若者は解散後もその十字架を背負う。扇動したリベラル文化人達は責任とれるのかな?
6:54 - 2016年8月16日 *

(発言者の名を出すことは趣旨ではないので、本文中には記載しない)

■ 公調は二流以下
 だが、あそこは治安維持・情報組織としても二流以下と評され、マトモに取り扱われていない。オウム真理教の破防法適用の時のオソマツや、昨年に管轄外の中国情報収集で子飼の素人スパイがチョンボ件だけでもわかるものだ。

 その公調がSEALDsを取り上げたから「SEALDs参加者の未来はオシマイ」というのは、過大評価もよいところだ。ヒマでいつリストラされるかビクビクしている公調が、必死になって仕事を探し、政権への阿りと数合わせで取り上げただけのものだ。

■ どんな不利益があるのか?
 そもそもSEALDsに参加したことで何が拒否されるのか? 暴力行為で政府転覆を主張したわけでもないし、誰も殺していないし、殺すといった発言もしてない。別段、参加が問題となる団体ではない。

 役所の採用調査でも問題とならない。自衛隊が採るときに身元調査を入れるが、入れたところでアレだ。本当に「日本国憲法の下で成立した政府の転覆を主張する団体」でもない限り拒否できない。警察も「その構成員でない」こと以外は伝えられない。そこまで調査していることがバレたら困るからだ。

 強いて言えば警察くらいだ。あそこは採用する時には思想調査が内々でできる。だから調べを入れる。特にあとで公安で採用するときには徹底的にみるだろう。

 逆に、公調位なら入れる。採用もザルっぽい。刑務所職員になれるなら入れるだろう。

■ 親切を装ったおためごかし
 「十字架」やら「責任」といった中身も、親切を装っただけの話である。要はサヨク嫌いのSEALDs・リベラル派言論人批判でしかない。「若者の将来を奪った」と良さげなことを言っているが、ネトウヨがSEALDsに参加した連中の未来なんか心配するはずもない。

 鳥越さんが落選した時、人格攻撃のために宇都宮さんを持ち上げれたアレと同じだ。鳥越さんが出馬を取りやめて宇都宮さんが落ちれば、宇都宮さん攻撃のために鳥越さん可哀想と言い出す。詐欺集団がやる詐術の罪悪感の想起の手法と同じものだ。

■ インナーサークルの言論
 まー、なんにせよネトウヨ内々だけでしか通用しない言動だけどね。別の御仁は公安監視対象となるとかいってるが、そんな数まで監視しないし、その公安は公安調査庁じゃない。そのあたりも気づかない連中限りの言論でしかない。

 RTしている知的水準もそのあたりにある。まずは産経的といえるものだ。権力側にいるつもりだが、当の権力からは読売とは違い相手にされていない。それでも背伸びをして権力側として振る舞おうとするあたりが、まったく産経である。

 じっさいのところ監視対象なら、どっちかというとアレ右派とか日本スゲー系の方が警戒されている感じもするけどね。開戦と同時に外事警察に引っ張られたのは日独友好協会の親分だったし、戦争中も重点的な監視対象はアレ右翼やその周辺者だった。左派はほっといても情報が入ってくるし、戦争中は予防拘禁できたというのもあるだろうけどね。



* https://twitter.com/Polaris_sky/status/765547219856465920
2016.08
13
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16:50
Category : 未分類
 今年も8月15日。終戦の日が来ます。先程からTBSラジオで亡くなられた秋山ちえ子の『かわいそうなしゃち』の朗読が始まりました。

 戦争中に起きた動物の出征。お国のために水族館から出征したシャチのおはなしは、昭和時代に小学校教育を受けた人ならみんな知っている内容です。毎年、あの暑い夏の一日の記念日に、秋山ちえ子は戦争を語り継ぐため、相模湾、江ノ島での悲劇を朗読をします。

 敵の潜水艦を沈めるために調教されたにシャチ。秘匿名称はオルカ金物。生物爆雷として潜行中の潜水艦に体当たりするように条件付けをされたシャチ、ジョーイのお話です。

 体当たり用の爆雷を取り付けられたジョーイですが、戦局が悪化し外地での運用が不可能になります。御役御免で除隊したはずのジョーイは、江ノ島にある水族館に戻り、毎日近くの海で遊んでは帰ってくるといったように、ノンビリ過ごしていました。

 ですが戦争は内地まで近づいてしまいました。すでに特攻隊は何遍も飛び立っていました。そして内地でも、水中でも、体当たりで敵を沈めようとする体当たりの潜水艇が準備されていたのです。

 ジョーイは、特攻隊の人の潜水艦を襲ってしまうかもしれません。だから、軍隊からシャチを殺しなさいという命令が出てしまったのです。

 水族館では、ジョーイに毒薬を注射しようとしますが針は海獣の厚い皮を通さずポキリと折れてしまいます。大好きな魚に毒の入れて与えようとしても、知能の高いジョーイはそれを見抜いてしまいます。

 飼育員のおじさんたちは、命令違反を承知でジョーイを外海に逃がそうとしますが、水族館で育ったジョーイは外海で生きていけず帰ってきてしまうのです。

 それでもジョーイは褒めてもらいたくて芸をします。飛び上がって回転したり、上半身を水上に突き出してみたり、逆立ちをして尻尾を立ててみたり。飼育員さんを鼻先に乗せようとしたりして、ほめてもらおうとするのです。それを見ていたみんなは、銃殺や干上げて殺すことはとてもできない。餓死させるしかないだろうと決めました。

 しかし、そんなことを知るジョーイではありません。よい芸を見せれば今まで育ててくれた人間が餌をくれるものと信じています。芸をすれば体力が奪われてしまうというのに。そして、ジョーイはどんどん弱っていってしまいました。流線型の体は脂肪が減って痩せ馬がでてしまいました。ほとんど衰弱して、ただ浮かぶだけになってしまいますが、飼育員の長谷川さんを見つけると芸をみせようとするのです。

 ジョーイを子供のように思う飼育員の長谷川さんは辛くなって、辛くなって、ついに食料のサバやイワシを、ジョーイに分けてしまいました。限られた燃料を使って、汚穢船を転用した支援船で網を引いて手に入れた皆の食べ物です。「ジョーイ、腹が減ったろう、おいしいか、おいしいか」と食べさせる長谷川さんに他の飼育員のおじさんたちは何もいえませんでした。所長も、大学の人も、配属された海軍の将校さんも何も言わずに、見守っていました。中には涙を流している人もいました。

 みんなその晩に話し合いをしました。「ジョーイを殺すことなんかできない」「心を鬼にしてプールからジョーイを追い出そう。銛でついてもいい、音でいじめてもいい、普通のシャチとは違う体になってしまったけれども、外に出れば、お腹が空けば魚を食べるだろう。」

 でも、海軍の人は申し訳なさそうに口を開きました。「ジョーイが三浦半島まで出てしまったら、水中特攻部隊の若い人を殺してしまうかもしれません」

 戦争は過酷でした。特攻隊は東京のすぐそば、相模湾の近くにある三浦半島でまで用意されいたのです。そして、毎日、敵の軍艦に体当りする訓練をしていたのです。

 そして、特攻隊の人の乗る、体当たりで敵を沈める潜水艇は、あまりにも小さすぎて、爆雷をつけていないジョーイであってもぶつかれば沈んでしまうかもしれないのというのです。

 飼育員のみんなも黙ってしまいました。実は戦争がどうなっているか、軍隊の方針がどうであるのかということは誰の頭にもありませんでした。でも、みんなは特攻隊の兵隊さんが、自分の子供のような年齢の兵隊さんの身の上を思うとなんともいえませんでした。特攻隊の兵隊さんたちは水族館の側に寄宿しており、上陸日にはジョーイの芸を楽しみに見に来ていたくらいですからなおさらです。

 学徒出陣してきた分隊士さんの中には、学生時代に研究で水族館に通っていた人もいました。若い下士官を連れた将校さんは、彼らをジョーイの鼻先に乗せてやれるように懇願しました。若い下士官も軍服を着ながらジョーイの鼻や背に乗って無邪気に喜んで、ジョーイに貴重品になった特別配給の飴を食べさせようとしたりしているのも見ていました。

 そして、その兵隊さんたちの潜水艇は安全なものではなく、ちょっとした不具合で沈んだままになってしまう。そのまま殉職してしまうことも知っていました。みんなは、もう若い人が、訓練で死ぬのはやりきれないです。

 長谷川さんが口を開きました。「もう、ジョーイには何の餌もやらない」みんなは、下をうつむいて何も離しませんでした。ただただ、長谷川さんを囲んで味のしない合成の理研酒をまわし飲むだけでした。

 それから3週間たった夏の暑い日、長崎に原爆が落ちた4日後、ジョーイはプールで沈み、窒息してしまいました。せめて綺麗な体で埋めてあげようと、一端引き上げて爆雷取付具や安全尖外しを取り除き、ガスが堪って膨れたお腹を開いたとき、本当は風呂桶のように大きなジョーイの胃袋は湯たんぽの大きさまでしぼんでいたそうです。

 いまでもジョーイが死んだ8月15日には、鎌倉建長寺で慰霊祭が行われるそうです。
 『かわいそうなしゃち』でした。
 それではみなさん、ごきげんよう。



2009年夏『瀛報』(ようほう)29号のまえがきから、一部修正。

参考
谷甲州「ジョーイ・オルカ」『星の墓標』(1987.7 早川書房)
秋山ちえ子 朗読 土家由岐雄「かわいそうなぞう」『大沢悠里のゆうゆうワイド土曜日版』2016年8月14日(TBSラジオ、2016.8)
2016.08
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14:26
Category : 未分類
新刊生産中です
昨日の昼からヨーグルトと缶詰しか食ってないです、なんかマトモなもの食いたい

新刊生産中
2016.08
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17:54
Category : 未分類
ふらいんぐうぃっち、最終回は何回みてもどうしても涙なしでは見られません。
新任魔女の通過儀礼、白い悪魔と呼ばれる冬の青森、なんで真琴は時計回りを選んでしまったのか、なんで茜なんか連れて行き、その妄言に従うのか
錯乱したケリーさんが川に飛び込むシーン、杏子チームに割り振られ、豆の数を数えていた圭が突然「千夏が死んだ」と叫びだすシーンはモウ…

新刊本文ようやく推敲終わりました。2万2000字です。
あとはインデザインに流し込んで組版、地図等製図と配置といったととこです。

2016夏コミ_ブログ用_表紙_完成


--- 現 況 ---

新 刊 : 以下のとおり
・ 表紙は完成、トンボ切りも半分終了
・ まえがき、あとがき完成 (海軍特別娘子兵のアレとふらいんぐうぃっちのアレ、アルデンテ飛はん)
・ 本文構成終了 ← 今ココ

パンフ : 製本済
旧 刊 : 増刷済
物 資 : 集積済、釣り銭確保


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夏コミは、

 隅田金属 日曜日(3日目) 東ペ-28A です

 「ぺ」は半濁音、PE です。
2016.08
08
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15:30
Category : 未分類
 重大放送を聞きながら書いていますが、今朝の続きです

 表紙が完成しました
 対中劣位となっても巡洋艦戦略で対抗できるといった内容です

(全体)
2016夏コミ_ブログ用_表紙_完成

(拡大)
2016夏コミ表紙部分

 本文書いて飽きたら表紙と旧刊製本といった形やってますが、表紙作業そのものはだいたい7時間
・ 海図(120cm×90cm)をA4スキャナで分割取込・結合・歪み取りに3時間
・ ゴミ取りと陸地と海の着色に2時間
・ イラストレータとインデザインの作業(というか、題を決めるのに)で3時間
 といったところです

 「まえがき」と「あとがき」ができているから新刊はでるでしょう。

 まあ、TVマンガの話は「ふらいんぐうぃっち」と「ウィッチクラフトワークス」で書いていたのですが、どっちかというと「精神注入棒も出てこない『海軍特別小娘兵』はチョットね」といったところでしょうか。

 アレも艦艇実習からではなく、原作通りにやればねえ。15で入る女子海洋学校・横須賀の鬼の教班長(CV:地井武男)と海洋学校101の罰直。でも、鬼も心根は優しい。孤児のヒロインに、いかにもなホストの兄が来るとことか最高ですよ。「ボクみたいなのが家族だと知れると妹も迷惑でしょう」と面会を断って、妹にと差し出した酒と煙草を黙ってヒロインに渡すところです。ああいったマンガ版で良かったところが全カットです。まあ、白メシを銀蝿しようとしてバレて殴られるとかはともかく、寒村の貧困、アル中の父、家族に貼れれた活動家のレッテル、井上式三角定規を盗まれた同期の自殺…とか萌えミリTVマンガとして受容できなかったのでしょうけど

 もちろん「ボクの考えたドイツ軍」よりは全然素晴らしいものでした。あっちなんかボクの考えた軍隊機構感が気になって、そっちは第1話も最後まで見られませんでした。
2016.08
08
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TB:0
07:33
Category : 未分類
夏コミ本誌新刊の巡洋艦戦略本です
分散の強要で、「こうすりゃ中国海軍力に対抗できるだろ」といったものです

夏コミ表紙_巡洋艦戦略

インデザインから直にJPGにしたので、色味は多少変わりますし
文字とか題名とか多少変わるかもしれません

夏コミは、

 隅田金属 日曜日(3日目) 東ペ-28A です

 「ぺ」は半濁音、PE です。

2016.08
03
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TB:0
18:56
Category : 未分類
 とりあえずパンフ2種ができました

2016夏パンフ

・「艦尾からの舟艇運用」(スリップウェイ運用の優位)
・「海水から燃料を作る」(代替燃料、合成と植物油脂)

 夏コミは、

 隅田金属 日曜日(3日目) 東ペ-28A です

 「ぺ」は半濁音、PE です。



 で、今から本誌の新刊作ります。

 今まで表紙を作っていたブラザーのカラーレーザが壊れました。ただ、消耗品流用可能な1代前のブラザー老朽機がありますし、別に4月にゼロックスのA3カラーレーザ買っておいたので問題ないです。ちなみに白黒ページは2-3人で手分けして7-11のプリント出力です。
2016.07
29
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13:03
Category : 未分類
 長州カルトの違和感はその夜郎自大にある。彼らは高杉晋作を国民的英雄として取り扱い、明治維新は高杉の手になった国民革命と見ている。だが、それは日本国民としての感覚では過大広告である。そのために違和感を抱く。

 その理由は次の通り。


■ 日本に民族の英雄はいない

 日本には国民的英雄はいない。フィリピンのホセ・リサール、ベトナムのホーチミン、インドネシアのスカルノ、中国の孫文、インドのガンジーに相当するヒーローがいない。

 これは、アンダーソンのタイ研究での指摘から気づいたものだ。岩波の『思想』今月号は去年末に亡くなったベネディクト・アンダーソンを特集している。そこでの実績紹介で「タイはフィリピン、ベトナム、インドネシアのような国民的英雄が不在である」発見についての記述がある。

 この点では日本もタイに近い。あれほど無味透明でもないが、明確な国家英雄は存在しない。

 そもそも明治維新は例示した国の革命とは性格が異なる。他国による植民地化、別民族による支配と圧政への抵抗といった要素は小さい。レボリューションではなくリフォームかもしれないといった指摘もある。

 そこに国家的・民族英雄の成立する余地は小さい。外圧と封建制の機能不全をどうするかといった国家の問題があるものの、結局は大和民族内部の問題であるし、そこでの騒乱もほぼ従来支配階級の中でのヘゲモニー争いでしかないためだ。


■ 長州革命戦士は、あくまでご当地ヒーロー

 この状況で長州革命軍、長州維新軍と言い出しても、結局はヘゲモニー獲得で勝利しただけにすぎないし、その英雄も県の偉人でしかない。

 実際に、高杉ほかの長州革命戦士は、「長州」で括られるようにその地域区分の中で活躍したご当地ヒーロでしかない。これは吉田松陰の松下村塾も同じだ。蕃薯調所や適塾のように全国規模で思想家を輩出したわけではない。結局はその地方限りである。

 だが、長州カルトはそれを国民的英雄、革命聖地として過剰に持ち上げ、押し付ける。結局は、おらが村の偉人や県庁だけで銘柄扱いされる駅弁を持ち上げる田舎漢のアレと同じである。

 もちろん、それに気づかないから、カルトであるわけなのだがね。



 まー、東京あたりだと明治維新の英雄としては大西郷なんじゃないかね。それでも国民英雄までには届かない。その関東で高杉晋作とか吉田松陰と言われてもねえ。靖国社の遊就館の最初の部分、長州パワーの陳列なんて「なんでコレがあるの?」だった。子供心ながら、国民国家としての日本の認識とズレていることが分かっていたのだろう。
2016.07
25
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01:33
Category : 未分類
 佐藤正久さんは、支持者の嗜好にあった路線しか取れない。それが自衛隊を弱体化させるものであっても、支持者の意向には逆らえない。その政治力が増すとすれば、いずれは自衛隊を滅ぼすだろう。


■ 韓国の情報戦ガー

 佐藤さんはカイロくんだりしてまで「韓国の情報戦ガー」と言っている。その中身はカイロ宣言で朝鮮の独立が決した記念碑を前に難癖をつけるというものだ。

カイロで情報戦だって
佐藤正久‏@SatoMasahisa
【エジプトのカイロ、ここでも韓国の情報戦?】
メナハウスの庭にあった記念碑、韓国大使館が独立70年を記念して建立。この建立場所は、カイロ会談で三首脳が記念撮影をした場所。カイロ宣言と朝鮮の自由と独立との関係には様々な見方があるのに
22:53 - 2016年7月22日
https://twitter.com/SatoMasahisa/status/756729044536811520


 「カイロ宣言と朝鮮の自由と独立との関係には様々な見方があるのに」(佐藤)と述べている。だが、米英ソ中のカイロ宣言でそれが決したことは歴史的事実である。そしてその決定に従って朝鮮半島は日本支配から脱した。それに「様々な見方がある」(佐藤)わけではない。

 「様々な見方がある」(佐藤)にしても、韓国と北朝鮮を戦勝国と見做すかどうかの話でしかない。

 そして碑文にはその問題に関係する表現はない。「朝鮮は独立すると決まった」とあるだけなためだ。

 だが、韓国(と中国)が嫌いな支持者に合わせて、「韓国の情報戦」(佐藤)と「韓国は歴史認識問題で日本の立場を弱くするような施策をとっている」と述べている。

 これは韓国嫌いを煽り、支持者むけのリップサービスとしているだけの話だ。当然だが、日韓関係を考慮したものでも、日本自身にとっての課題である歴史認識問題の改善に資するものではなく、佐藤さん自身の選挙対策でしかない。


■ 情報戦の字義を誤っている

 だいたい「情報戦」の使い方も支持者向けでしかない。ここでは対外宣伝のニュアンスでつかっているが、碑文をみてもその効果はない。中韓が海外に碑文や記念物を置いているものを見て「情報戦ガー」と、支持者に向けて佐藤さんが憂国パフォーマンスをしているだけだ。

 そして、本来の情報戦については全く冷淡である。

 情報戦とは、防衛政策ではInformation Warfare(米海軍系)あるいはInformation Dominance(米陸軍系)を指す。現段階では、下位概念であるが、サイバー戦やさらにその下の電子戦と考えても間違いではない。

 その情報戦について、佐藤さんは何も寄与していない。

 本来なら、重点目標を達成するため、既存施策の見直しと資源の集中を主張する立場にある。「次の戦争に勝つには情報戦への投資が必要、そのために在来戦力は整備すべき」といったものだ。陸自が将来技術で先行例とする米陸軍でも力を注ぐ分野である。

 だが、佐藤さんはそれをせず、既存権益の保護に汲々としている。従来発言を見ても、推進する施策もそこに予算を集中するものではない。むしろ本土防衛用に特化した在来型戦力の維持や、国内防衛産業の利益を重視した「なんでも国産兵器開発」や「なんでも国産調達」といった、在来権益の保護ばかり主張している。

 そして、情報戦=宣伝戦として支持層のネトウヨや宗教右派に媚びる発言をしている。歴史問題等で韓国そして中国のプロパガンダに対抗しなければならない。第二次世界大戦で日本は悪くなかった。そうといった具合だ。まずは『永続敗戦論』そのものの構造である。


■ 佐藤さんは自衛隊を滅ぼす

 まず、佐藤さんのやっていることは自衛隊の弱体化でしかないということだ。政治力で不要となった本土防衛用戦力の維持を図り防衛予算配分で肝腎のInformation Warfareへの投資を減らしている。また、同様に情報戦の字義の誤用で支援者やライト支持層にInformation Warfareの理解と必要性を曇らせている。

 この点、佐藤正久さんのスタンスは自衛隊の足を引っ張り、次の戦争に負けさせようとするものである。未来の戦犯ということだ。



 まー、大っ嫌いなんだよね、この御仁。兵隊から代議士にクラスチェンジしたわりに割に、政治スタンスや歴史問題への視点で、ライト・イズ・ライトのもといた自衛隊の正解を振り回しており、全体が全く見えていない感じ。声優じゃない方のアレとくっついての商売といったように、ネトウヨ系支持者ベッタリな行動原理がね。防衛費の構造的な問題は注視せず、総花的に防衛費あげろといった話しかできないあたり、結局は昔に「米価を上げろ」しかいわなかったベトコン議員そのものだなと。
2016.07
23
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16:11
Category : 未分類
 日本政府は、沖縄・高江のヘリパッド強行着工で何を得られるのだろうか?

 何も得られない。基地問題の本丸、普天間-辺野古移転は却って困難となる。住民感情を無視したことで反発を強めるだけに終わるからだ。

 では、何故それを行ったのか?

 部内での得点が得られる。それだけのためだ。当然ながら、政権側にも政府内にも強硬派と穏健派がいる。


■ 現実的は利益ない

 国家全体として考えれば、①その影響、②事業が完工できる見込み、③得られる効果といった観点からの評価となる。

 そして、いずれも否定的な見込みしかない。日本政府と沖縄県の関係、反対運動から基地完成は難しい、ヘリパッドも辺野古も、嘉手納とは違う。もともと安保上ではさほど必要ではない。当然だが、ヘリパッドも辺野古も諦めたほうがよいといった結論になる。

 普通はそう考える。だから別の方法か、あるいはその進捗にブレーキを掛けたい。それが穏健派の発想である。


■ 組織と個人利益の追求

 だが、穏健派を出し抜くことで利益を得られると考えるセクターがいる。穏健派を「実行力に欠ける」あるいは「妥協的」と主張することで、政権内や政府部局内で地位向上を図ることができると考える人々がそれだ。彼らは全体的な利益とはならないことを承知している。だが、工程を進捗させた実績により、自分の、あるいはセクターの利益を得られるとも考える。

 高江の強行着工、そして辺野古での訴訟を推したのは、おそらくはそのような勢力だ。政権であれば「選挙まで大人しくしておき、そこで勝った後ならなんでもできる」といった主張となるだろうし、政府部局内であれば防衛省、おそらく沖縄局首脳部の「工程を進めることが与えられた任務である」とする建前論と得点稼ぎだろう。

 だいたい、沖縄局のやり方はどうかしている。沖縄問題では辺野古の前に泥落としの三角鉄骨、ロードシェイカーを置いたあたりでもそれが伺える。現実的な効果は見込めないのに反発だけが起きることはわかりきっていた。

 もちろん警察庁もそれに乗っかる。彼らも「基地反対運動は左翼勢力の活動であり、放置すると拡大を許す」といった建前論と組織存在価値の表明があるためだ。

 ちなみに、強硬派は「あとはどうなってもよい」立場にもある。今の政権が倒れて、その後に権威を失ったとしても自分の地位は保たれる、あるいそう考える。役人であればその前に「あがり」となれば勝利と考えれるためだ。 

 結果、沖縄では無意味な強行策が繰り返される。


■ 県の反撃はある

 今回の高江の件でも、県からの反撃がありえるだろう。高江は県道であるため、管理者の県は何でもできる。通行車両の重量制限でも、道路工事での通行止めでも、あるいは道路廃止も県の権限にある。今後のエスカレーションの結果では、知事がそれを決断する状況は生まれる。

 辺野古の訴訟も同じだ。むしろ訴訟で県が負けたときが、知事が政治決断を行う最大のチャンス機会となる。そこで平和進駐のような騒乱行為が置き、あるいは占拠されればこんどは米国がアクションを起こすことは間違いないためだ。当然だが、米政権は嘉手納に比べれば海兵隊はどうでもよいと考えており、国内外での影響を考えれば撤退させるだけに終わる。





■ オマケ

 なんにしても、一番アタマが悪いのは政府外の「強硬派」だけどね。高江は基地新設じゃない印象操作とか、反対派はプロ左翼とか、オスプレイ排斥は非科学的でオスプレイヘイトみたいなマヌケ言ってる奴は結構いるけど、全体が見えていない上に何の利益が得られるのかねと。

 軍クラの狭いサークルの中で武闘派気取ってチヤホヤされるのが関の山といったものだ。特に「反対派の車が『わ』だからレンタカー、沖縄県民ではない」と、得として居住地透視をしていたことには、○○の壁を感じたものだ。

 ま、尖閣に避難港とか公務員常置とか言ってる連中も、知能の低さは同じだけどね。
2016.07
22
CM:1
TB:0
06:24
Category : 未分類
 国立国会から神保町に歩いて移動するのが例なのだが、新興宗教のワールドメイトの深見東州さんが武道館でコンサートやっていた。驚いて撮影。

深見東州全体

 具体的には、たちばな出版(警察関連出版じゃない方)とか、みすず学苑(学習塾)の本体といわれる御宗旨。前者は汽車の中で占いの本の広告だしてる、後者は縄文太郎のアレ。

 宗教団体で指導者なんだが、宗教団体としてもユニーク。

 この間の『宗教問題』(という雑誌がある)で「政治献金が謎。政治勢力関係なしにバラまいていて、しかも何かリクエストしている形跡がない」「教祖への取材は拒否されないけど、8時間の事前学習が要求されるので断念、でもFAX取材には応じてもらえた」(大意)と不思議がられていた。

 また『やや日刊カルト新聞』が五周年記念で各宗教団体にコメント頂戴とやったところ、ポンと10万のご祝儀を出すといった他所の御宗旨と違った対応をしている。

 で、その深見さんが武道館でコンサートをするという話で、それで人が結構、集まることが不思議。タトゥーの前例以降、一見さんお断りな自称政治軍事的にリアルなアレアニメの販促とか、武道館が埋らないイベントの話をよく聞く。たぶんそれよりは集まっているのではないか。

深見東州ヨコ

 ただ写真とフランクフルターの露店は出てない。たぶん御宗旨の集まりだから、買わないと思って出さなかったのだろう

 あとは服装か。恨みもないから婉曲表現にするが、お面は善男善女フェイスな方が多い印象なのだが、よくみれば羽織った下にお揃いでハードロック系デザインの深見東州ロゴ(写真のアレ)のT-シャツをきている。オバちゃんたち、あるい老齢のご夫婦(だと思う)がそれを着ている。


深見東州

 もちろん御宗旨の教祖さんのコンサートだから、全体は清潔に着飾る感じ。なのだが、そこでシャツだけがそれっぽいのは不思議なものだった。デザインも含めて、毛色は違うがすっ飛んでいる点、みずず学苑広告に通じる部分で深見さんの世界観なのかね。

 なんにしても「変わったことをしているな」と思っていた団体が「変わっていることをしているな」と思って撮影、アップしたということだ。

 割と肯定的に書いているように見えるかもしれないけど、特に肯定する気はない。もちろん同時に否定する気もない。ご祝儀を貰えれば収めてお礼をいってその場でヨイショ的な迎合をする程度の感覚か。ある意味で「そんな汚え金出すな失せろ」よりは好意的かもしれない。宗教団体はないが、アレな団体にはそれに近い対応をしたことがある。

 もちろん新しくできた御宗旨なので、「ワールドメイト」でググるとお金がらみの指摘がいろいろ出てくるけどね。
2016.07
20
CM:20
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17:03
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 台湾人のクリスさんが「鳥越さんは在日!」と罵倒している。

デリカットじゃない方になりたい台湾人
☆Chris*台湾人☆@bluesayuri
「鳥越俊太郎氏東京知事選出馬へ」好奇心だからわざわざ台湾のネットで中文で検索したどころ、こんな写真が出た!在日、反日、サヨク、平和ボケ、中国の脅迫ない、この人は日本の東京の国益の為に働くとは思わない、日本には在日ばかり、正に危機ね!
8:02 - 2016年7月12日
https://twitter.com/bluesayuri/status/752880896613593089


 だが、これはギャグしかない。昔の南アで、名誉白人の日本人様が店に入ろうとするマレー人に「カラード!」と怒鳴りつける。それと同じコントだからだ。


■ 南アでもバカにされるクリスさん

 だが、これはかつての南アでも嫌悪され、馬鹿にされる行為でしかない。

 南アには人種差別論者以外もいた。特に白人だが混血の人々は反対していた。戸籍管理と血筋ではなく、「ちぢれ毛」といった身体形態で人種差別をしていたので、黒人の血が混じる白人(結構いた)には、兄弟姉妹や息子娘孫が混血認定されて黒人居住区に放逐される恐怖があった。そういった人達は大反対していた。

 隔離政策への支持者内にも穏健派もいた。慣習から隔離政策にはそんなものだと思い込みながらも、人道や道徳的な心持ちから他者に危害を与えるのはよくないと考える人達である。そういう人は「カラード!」と怒鳴りつける言い方には顔をしかめる。

 さらにゴリゴリの差別主義者は、名誉白人を認めない。「カラードがカラード怒鳴ってやがる」と馬鹿にする。


■ 裏切り者は馬鹿にされる

 だが、クリスさんはネトウヨにチヤホヤされ、名誉日本人扱いされて有頂天である。

 だが、そのネトウヨに「あなた日本人じゃないでしょ」と言われたらどんな顔をするか。見ものだ。

 日華事変や朝鮮統治の例をみればよい。裏切り者はどの勢力にも馬鹿にされる。

 そしてクリスさんはコラボレータそのものだ。デリカットじゃない方を気取って、対日(ネトウヨ)コラボレーションに夢中だ。
☆Chris*台湾人☆‏@bluesayuri
私はいつも保守派[ネトウヨ]の味方で、よく覚えてて、2014年1月同じ東京都知事選、私は田母神氏を応援してた、舛添氏の顔付きどう見ても邪悪な感覚、中文は「相由心生」と言う、顔は心の反映。やっぱり舛添は東京の為に働けない。東京都民のミスも言えるね。今回、正しい人を選んでください!東京都民の為!
https://twitter.com/bluesayuri/status/754320375220011008


 そして大きなフレームとしての中国人を敵視し、小さなフレームの台湾人にも「外省人は大陸臭に汚染されている」と蔑視している。
☆Chris*台湾人☆ ‏@bluesayuri 7月8日
台風の影響で、帰らなくなった、まだ台北にいる(−_−#)昨夜、松山駅の爆発事件時、台湾師大の地下鉄にいた、両地かなり遠いが、びっくりさせた。台北確か高雄より外省人が大勢にいる、何処でも外省の訛りの中文を話してる、日本語を聞くよりも慣れないね、やっぱり地図の距離と心の距離と言える。
https://twitter.com/bluesayuri/status/751221266481197056



■ 犬とクリスさん入国すべからす

 だが、名誉日本人と信じているクリスさんはそれが見えない。自分が差別されないとわからない。

 対日コラボレータへのご褒美として、振る舞いの意味を日本が教えてあげてもよい。たとえば入国管理に「犬とクリスさん入国すべからず」、まあ「不許Chris与狗入国」と書いておくというものだ。帰った台湾でも「犬と漢奸のクリスさんは入域すべからず」でいいのではないかね。クリスさんも和狗なので、同じDogである。お仲間と一緒に扱ってもらえれば、クリスさんも本望だろう。
2016.07
18
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18:16
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 Japan in-depthで原稿が載せていただいたのだが。

 アレ、13日の午前中に送った原稿だから、日本への影響ほかで今の話題とは状況が変わった部分がある。

 編集している安倍宏行さんが都知事選対応でメールを見落としたせいかなとは思っている。実際に忙しそうだったし、翌日二日目となると記事の鮮度からして「モウ古くなったからねえ」と思って、特に問い合わせで確認しなかった。

 それで今日になったというものだろう。

 でもまあ、主張は同じだけどね。今付け加えれば日本のEEZをへの影響だが、沖ノ鳥島や南鳥島、小笠原のEEZを失ったところでも別段の実害はない。場合によればそう判断されても受け入れを拒否し、知らぬ存ぜぬで「EEZをはありまーす」と国民を騙せばいい。国民も喜んで騙されるだろうといったあたりか。
2016.07
16
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20:04
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 野口健さんが小池百合子さん支援に回るといっている。
野口健‏@kennoguchi0821
来週の月曜日から僕も小池百合子さんのチームに加わります。

小池百合子さんを応援するわけ : アルピニスト・野口健のブログ http://blog.livedoor.jp/fuji8776/archives/51306523.html …
6:10 - 2016年7月14日
https://twitter.com/kennoguchi0821/status/753577523754045440?lang=ja


 それはそれでご自由になのだが、どんな期待があって小池さんに接近するのかね?


■ 野口さんは政治的野心が強い

 野口さんは世間には好印象を持たれている。富士山の清掃登山は結構な話だろう。

 だが、そのノンポリ面は政治志向を隠したものだ。実際に野口さんは「尖閣モグラを守れ」と環境保護を口実に尖閣上陸を狙っている。

 この点について、野口さん自身が書いている産経記事* を見れば露骨である。環境保護のために政治を使おうとしているのではなく、政治的目的のために環境問題を利用しているのである。
 アフリカではウンザリさせられるほど中国パワーを見せつけられていた。中国による大規模なアフリカ援助であるが、その目的はアフリカの資源を狙っているという趣旨の記事が現地の新聞にも掲載されるほど露骨であった。

 虎視眈々(たんたん)と他国の資源を狙う中国。周辺諸国に多大な緊迫感と被害を及ぼす中国。尖閣諸島に対し、自分にできることはないか、と考えたのが「センカクモグラを守る会」である。
http://www.sankei.com/column/news/141009/clm1410090008-n1.html


 まず、野口さんは高校生未来会議のアレに近いということだ。表面上は中立を装いながら、首相の親戚が政権やアレな企業の支援の下で動いているといったものだ。

 もちろん、カネやモノで高校生を寄せようとした結果、ロクなのが釣れずに放置されている未来会議と較べるのは失礼だろう。野口さんのほうがそのあたりはうまくやっているためだ。


■ 尖閣詐欺募金を狙う?

 もしかしたら、野口さんは塩漬けの東京都の尖閣詐欺募金にいっちょ噛みしたいのではないか? 

 それであれば小池さんへの接近もわかりやすい。小池さんも野口さんもの「尖閣モグラを利用する会」に関係しているためだ。

 詐欺募金は宙に浮いている。その目的が失われたためだ。

 それを使うには、尖閣関係の支出を造るしかない。

 ちなみに、これはすでに環境保護とネトウヨ思想のコングロマリット、葛城奈海さんが口にしていることだ。

 もちろん葛城さんはこの金にいっちょ噛みはできない。ネトウヨおばさんとして有名であり、左派やノンポリには辟易されている。そして右派内部にも田母神同然の神がかりと認識されており、主流派から相手にされていない。つまり名声も影響力もないため、何もできない。

 だがノンポリを装い、世間的にも「良さげ」なことをしている野口さんなら抵抗は少なく、できない話ではない。小池さんが都知事になれば、その金を自分の政治目的に利用でき、さらに政治的売名にもできる。そう考えているようにも見えるものだ。


■ まず、曽野綾子をマッキンリーにオンブスマンすべき

 アレ保守の登山家として日本に貢献したいなら、そんなことよりも先にやるべきことがあるだろう。

 まずは、楢山節でも歌いながら曽野綾子さんをオンブスマンして、マッキンリーあたりに連れて行ってあげることだ。老人は適当な時期に死ぬべきと主張している曽野さんは、無駄に生きながら老害を振りまくのには堪えられない毎日だろう。後輩アレ保守として先輩アレ保守の願いを叶えるべきではないかね。

 さらに希望を述べれば、お二人とも大嫌いのなので、できれば一緒に片付いてほしいものだ。

 もちろん、死んだり大怪我したりすることを望むものではない。

 ただ、どこぞのクレパスでコールド・スリープしてくれるだけでよい。アルプスのアイスマンさんみたいに五〇〇〇年ほど休息していただき、未来科学で復活してもらうのが三方よしかね。日中関係も改善しているので、野口さんも好きに尖閣に上陸してモグラの保護でもできるだろう。


* 野口健「尖閣諸島は固有種の宝庫 モグラ、サワガニ、ツツジ…」『産経ニュース』(2014.10.9)http://www.sankei.com/column/news/141009/clm1410090008-n1.html
2016.07
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14:39
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 横田基地や空域の返還に文句をつけるのは不思議なものだ。

 横田は邪魔なだけだ。首都圏で無駄に地積を食っている基地であり、交通の邪魔であり、日本の思うとおりに管制できない空域を発生させている。

 それを「返せ」というのは、日本側として自然な発想である。横田に防衛・安全保障での必要性も利益もない。在日米軍の人員輸送なら空いている成田なり使いみちのない静岡空港でも使えばよい。韓国等への航空輸送なら米本土から直接行けで終わる。

 だが、返還に文句をつける連中がいる。横田返還の意見に対して反感を表明しているのだが、横田存置に何の利益があるのかが全然説明できていない。

 その文句も、返還論者の述べる利点のうち瑣末な一部を否定するといったどうしようもないものだ。「空域がなくなると便利なことがある」といった主張に対し「空域がなくなっても国内航空路は短縮されない、時短効果はない」程度である。

 これは理系カルトに似たものだ。問題全体としての利益や影響の得失が見えず、その末端にある事実関係について、自然科学、工学的に反論するだけだからだ。その基地による利益と悪影響を秤にかける発想がない。

 当然、横田や、あるいは横浜ノースドック、所沢通信所のような基地は日本防衛でも、米国の世界戦略でもほぼ価値がないことにも気づいていない。嘉手納や横須賀、秋月とはぜんぜん違うのである。それでいて高地価の首都圏を占有ししかも低開発は未利用状態に置かれていることにも全く気づいていない。


■ 米軍・自衛隊に協力しているといった満足感

 横田返還への反対により、連中は何の利益を得られるのか? 

 「オレは米軍や防衛関係者に協力している」といった満足感だけだ。

 だが、それは当の米軍や防衛からすれば、無駄な忠義である。実際には旧施設庁関係者もオフでは「あんなの要らねえ」だし、米軍としても既存権益なので職業上で維持を主張しているだけだ。本心から必要だと言っているわけではない。

 それに気づかず、ボクは米軍と防衛の味方ですと忠誠心を示し忖度する姿は、頓馬天狗でしかない。

 ちなみに、これは辺野古・普天間もオスプレイ擁護もも同じものだ。


■ 抽象的な理解ができないタイプのマニアたち

 なぜ、彼らはそのような振る舞いにでるのか?

 細部にこだわるが全体が見えず、オフィシャルの主張の逐一を批判せず「全てリアル」と鵜呑みにする、連中のそういった性質によるものだろう。

 実際、反「反基地」論者は小間物の軍事マニアが多い。一部の宗教屋さんを除けば、大概はメカミリ系のモデラーやらサバゲー屋やらコスプレ屋やらミリタリー写真屋の類だ。

 連中は実物のデティールばかり集めようとしている。そこでミクロの間違いには「この写真は軍艦武蔵であって大和ではない」といったように烈火の如く怒る。だが、構造把握や問題の抽象的理解が全然できていないので全体の問題には気づかない。

 このあたり、クモハやらキハやらウルサく、交通政策では市電もバスも同じだろというと怒り出す、どてすかでんタイプと同じだ。実際にミリタリー写真屋と鉄道写真屋を兼ねる連中は多いし、模型への入れ込みも同じである。

 だから、「基地反対者の主張はオフィシャルの主張に反する」と正直に信じ込める。そして既述の通り、「ボクは米軍と防衛の味方です」といった自負から、そのディティール知識を理系カルト的に振り回すわけだ。
2016.07
13
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20:19
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 宇都宮さんは立候補すると未来を失う。これはどう選挙戦を戦っても変わるものではない。

■ 戦力比は10:10:10:2

 まず、宇都宮さんには勝機がない。大雑把だが現段階での得票雰囲気は、小池・鳥越・増田・宇都宮で10:10:10:2だ。

 池・鳥・増の前三人はまだ誰が勝つか分からないし、展開次第でそれも変わる。

 だが、宇都宮さんはどうあがいても勝てない。唯一勝利する可能性は、前三人が集まった場所に隕石でも落ちてくることだけだが、たぶんそこにも宇都宮さんはいるのでやはり勝ち目はない。

 おそらく、前の都知事選の田母神さんよりも酷い結果となるだろう。既存政党支持がない点では同じだが、支持者の学力偏差値はおそらく宇都宮さん陣営が高い。死票を嫌い、あるいは宇都宮さんへの投票は支持者が忌み嫌う自公候補への投票と同じことに気づき、「支持はするけど投票はしない」選択肢を選ぶためだ。

 そもそも、選挙運動もうまく展開できるかも厳しい。宇都宮さんには陣笠都議区議はいない。今までは共産・社民から都議区議とその支援者、票田コミで借りられたが、今回はそれもできない。この点も、金も含めてネトウヨ信者の力を借りられた田母神さんよりも悪条件にある。


■ 鳥越さんが負ければ戦犯

 そして、宇都宮さんは戦犯になる可能性が高い。既に述べたように池・鳥・増の三人は現段階では団子状態にある。この状況で野党統一候補の鳥越さんが負ければ共産・社民含めて「宇都宮さんが立候補したせいだ」となる。

 そうなると、次の選挙で推薦を得られる可能性がなくなる。次に単独立候補しても今回よりも支援も得票もなくなる。

 つまり、年齢的に69とあと1-2回は都知事選にでられる立場でありながら都知事への道を閉ざす結果となる。

 逆に、今回譲れば次の都知事選で良い勝負ができる可能性が高い。

 別に鳥越さんが負けても構わない。次の統一候補者の可能性が高くなるためだ。民進に恩を売れること、さらに鳥越さんを支持することで、民進支持層にも存在をアピールし「共産系」といった嫌悪感も逓減できる。

 だが、宇都宮さんは今回立候補した。つまり将来の都知事選で本命候補の地位を失い、戦犯となってしまったということだ。


■ 鳥越さんが勝てば不要品

 さらに悲惨なのが鳥越さんが勝利した場合である。その場合は、宇都宮さんが存在感を失い、不要品となる。

 今回、宇都宮さんが持つ最大の武器は「宇都宮票があれば選挙に勝てる」に尽きる。

 だが、鳥越さんが勝てばその武器の価値は無効化される。「宇都宮さんの単体票はさほどではない」「基本は共産党票に乗った人」となれば、次の選挙ではマトモに協力すら要請されなくなる。今回の上杉隆さん同然の扱いとなるということだ。

 当時に、政策実現のパワーも失う。同じ理由で鳥越さんが勝てば、誰も宇都宮さんのいうことは効かなくなる。宇都宮さんのやりたい政策、あるいは「この問題を変えたい」という問題意識について、都政共産党にも反映させることはできなくなるだろう。

 つまりは、泡沫候補の立場に陥るということだ。都知事選挙で負けたあとの磯村さん、明石さんと同じで、政治的には何の力もなくなった不要品となるのである。


■ 回避策は「立候補しないこと」だけ

 これらの問題を回避する唯一の方法は、立候補取りやめである。それで鳥越陣営に恩をうって将来の都知事選の可能性を残す。それしかない。

 最悪でも要は明日の朝、立候補の届け出をしないことだ。この状況では野党統一陣営にさほどの恩は売れないが、支持者の戦略的投票により宇都宮さん自身の単体票が実態よりも小さく表示される不利をさけることができる。

 もちろん、立候補は宇都宮さん本人だけで決められるものでもないといった問題もあるだろう。支持組織内の政治状況、半径10m以内の人的関係により、湊川的な立候補を強いられている可能性もあるだろう。

 だが、それは将来を失う道である。その場合には、次の選挙ではポスターも貼りきれない選挙になりかねない選択でしかない。




■ (オマケ)

 「どこが勝つか」とか「どのような戦いになるか」よりも「戦争が終わると、どのような情勢になるか」のほうが面白いんだよねえ。戦争もそうだけど、武器の性能や戦術的な判断よりも「全体の構造がどうなっているか」とか「どのように構造が変わるのか」の方が好きだから、商業誌でもあまりドンパチの記事が書けないんだよねえ。

 もちろん、早朝に鳥・宮合意とか、明日の届け出に誰も来ないとかあればそれはそれで面白いけどね。支持者の手前? 死なない程度に軽く腹を切って、晒でも巻いて会見すればいいんじゃないかな。



■ 20時25分追記

 この記事を反映後、前記事のコメントをチェックして教えてもらってググったのだが。
 NHK「東京都知事選 宇都宮氏が立候補取りやめ 7月13日 19時31分」だって、今気づいたよ。
2016.07
13
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12:05
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 産経新聞は過去主張との不整合性を問われたらどうするのだろうか?

 昨日の段階から、その成否はともかくとして都知事選の野党候補者は調整段階にあることは明らかであった。

 だが産経は読者への迎合、あるいは願望から野党も分裂するといった筋書きに拘泥した。

 昨日は、このような記事を掲載している。
宇都宮健児氏(69)は12日、報道陣の取材に応じ、『現在のところ、出馬の意志は揺らいでいない』と述べた。[中略]リベラル票が割れるのは必至だ。」
http://www.sankei.com/politics/news/160712/plt1607120035-n1.html


 そして今朝になっても次のように述べている。
元日弁連会長の宇都宮健児氏(69)は出馬の意向を堅持しており、野党も分裂含みの状態となった。
http://www.sankei.com/politics/news/160713/plt1607130018-n1.html



■ 調整に成功したらどうするのだろうか?

 調整が成功した時、書いた記者は今度はどう書くのだろうか?

 別段、急転直下の結論ということは珍しくもない。だが、今まで調整段階にあったことを見抜けなかったことを告白するような形になってしまう。

 普通はそれが怖い。だから調整段階にあり、その成功の見込みは高いと思いながらも、「候補者調整が鍵」や「調整を否定しなかった」と書く。

 そのての慎重さの記事は産経では見たことがない。結局は自陣営と敵陣営を分け、自陣営の有利を宣伝し、敵陣営の不利を申し立てるだけだ。

 おそらく、従来主張の矛盾についても「[産経の]読者はすぐに忘れる」と考え、それよりも「読者の願望に添った情勢見積もりを書かないとソッポ向かれる、PV伸びない」とでも考えているのだろう。


■ それなら野球もそう書けばよい

 それなら、産経は野球の記事もそう書けば良い。

 産経は基本的に大阪の地方新聞である。その読者に迎合し産経WESTで試合開始直後からその場しのぎで書けば読者の歓心を買えるだろう。

 例えば「巨人先制点、阪神有利変わらず」「中盤戦巨人リードするも打線の維持が割れるのは必至」「巨人は終盤でも投手継続の意向を堅持、守備崩壊含みの展開」といった具合だ。*

 産経なら、試合が負けた翌日でもそれを続けられる。「阪神の戦いは無駄ではない、巨人一強支配への抵抗」とでも書けるし「後楽園審判の判断は無効:パール塁審(インド)語る」「(書評)阪神が戦ってくれて感謝しています -球界が賞賛する阪神巨人戦」とでも書けるだろうよ。

 あるいは「【野球ワールド】巨人外国人選手は遺伝子操作人間」や「2049年の球界地図(読売新聞内部資料)」「【断末魔の巨人経済】窮地に陥った巨人軍、読売新聞の販促縮小で球場ガラガラの可能性大」とかね。

 まあ、産経読者のレベルなら、それでもいけると思うよ。歴史戦やらの単なるバリエーションの連発記事に納得するくらいだから。



* オリンピックやら国際試合の中継はどこも似たようなものだけどね。特にサッカー。所詮は球蹴り遊びなのに「先制点奪われるも、日本有利」「前半性落とすも、日本に勝機」「まだまだ逆転可能」「奇跡は起きる、日本チーム」といっていて辟易するものだよ。
2016.07
12
CM:7
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12:17
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 鳥越俊太郎さんを都知事選に出すといった話だが、左派、国政野党からすれば久々のヒットではないか。

 なによりも左派統一候補として政治的スタンス、知名度、人物といった点で妥当な候補者である。

 まず政治的スタンスとして統一候補に妥当である。民進党-共産党のラインで互いに許容できる範囲にあるし、自民公明層の一部も共感できる範囲にある。その点で共産党色の強い宇都宮さんよりも有利な立場にある。相乗りに向く。

 そして知名度は高い。名前は全国区であり東京でも顔も名前も知られている。その点、自民都連の増田さんよりも有利にある。増田さんは官僚あがりであって選挙も岩手県だけ、東京で選挙に出たことはないので名前は知られていない。経歴を見ても美濃部時代の「秦野はやっぱり警察官」のアレの繰り返しに近い。

 人物としても候補としての適合性は低くはない。職業政治家ではないが、政治的発言は充分にしている。その点でタレント候補や参院選で出てきたミュージシャンとは違い政治に関与する理由が納得されやすい。


■ 勝算もある

 さらに勝算もある。

 鳥越さんが統一候補になれれば、選挙戦術として圧倒的な優位に立てる。本来、鳥越vs小池の一騎打ちでは女性防衛大臣・東京選挙区・年齢といった要素から小池さんが有利にあるだろう。だが、相手が分裂選挙なら勝てる。

 単純に、参院選での支持政党別投票結果を機械的に適用できるとすれば勝てるだろう。東京の選挙区・比例とも民進・共産・社民ほかと自民・公明の得票数はほぼ拮抗。そして後者が二つに割れる。

 実際にも圧倒的有利ではないが、さほど遜色もないはずだ。自民支持層は知名度から小池百合子さんに多く流れるだろうが、増田さんを推すと考えられている公明の支持層は小池さんには票を流さない。

 勝算を考える上で、ネットでの悪評は問題とはならない。例えばガンの罹患歴を問題にしようとしているが、要はネットの悪口であり、今までそれで選挙に落ちた例はない。今後も似たような悪口はあるだろう。だが、それは「音楽に政治を持ち込むな」と同じで、本当はサヨク嫌いを隠した主張に過ぎない。ネトウヨ層しかマトモに聞かないだろう。


■ 宇都宮さんは説得できるだろう

 あとは宇都宮さんを説得することだ。

 宇都宮さんは現段階(12時のニュースでそういっていた)では降りる気はないといっている。都知事選出馬の経歴と得票数、政治活動の実績への自負、年齢的なチャンスといった要素から、そう簡単に降りられる立場ではない。

 だが、本来調整は不可能な関係ではない。政党は統一候補を優先しているし、何よりも両者の支持層がそれが正解と考えている。特に支持層の動向からすれば、宇都宮さんは強くは出られない。さらに「戦犯」となると以降の政治力を失う可能性もある。

 特に共産党・市民活動系が表に立って、説得でこじらせることなく「鳥越さんに票を、宇都宮さんに敬意を」といった形で名誉ある撤退の構造を作れば調整は可能だろう。面子を立てるなら13日の夜まで引き伸ばしさせ、両者会談の上、鳥越さんに宇都宮さんの要求を飲ませて得点させ、合意する形か。



 まー、ここで残念なのが田母神さんが、おロープになったことか。政治資金でケチつけず、宗教政党あたりと組んでもう一度ハッスルしてくれれば、支持者にアレな人を含む小池さんの票をそれなりに食ったはずだからねえ。三者共倒れの構図を見てみたかったものだ。
2016.07
12
CM:5
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00:01
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 山田太郎さんを押していた連中にアレさを感じたものだ。山田太郎さん本人には含むことはない。主張としてもどうでもいいものだ。別に好むわけでもないが、嫌うわけでもない。

 だが、そこに「オタクの代表者」を見出した支持者がアレだった。「[エロ]表現規制を許すな」と反表現規制を唱える。それを重視していた民主ほかの左派をサヨクといって嫌う。そういった連中の集まりであったためだ。

 そのスタンスも、ある意味、権力側に依願することで目溢しを求めるといったものだ。権力に奉仕することで権益を守ろうとするパチンコ屋の業界団体の親戚のようなものだ。

 だが、表現規制を掲げる割に、その大本である表現の自由、報道の自由、思想信条の自由への主張はサヨク的として冷淡な点、何を言っているのかといったものであった。

 「ホタルを残せ」「自然は大事」と主張しながらいいながら「ハチは攻撃的だから嫌い、イラナイ」とか「セミはウルサイから不快」といったようなものだ。まずは身勝手な理屈である。そこに現実性はなく、主張としても本気が疑われる。

 さらに先を見る目がない点もアレだった。傍から見ていれば、簡単にいえば「俺達の麻生」に乗っかった連中が再び引っかかったようなものだ。同じように推す連中はことごとくボンクラであるし、さらにそれを利用してオタク内のヒエラルキーを上げようとする連中の嫌らしさも垣間見えた。

 いずれにせよ、連中は山田太郎さんは「自分の願望を完全に叶えてくれる」と信じこんだのだろう。その救世主願望への刺激により、勝手にニューロン発火してハッスルした。その辺りもボンクラに見えた。

 そのうち宗教にも引っかかるんじゃないかね。オタクの権利を求める連中のご都合主義やその代弁者渇望といった感情は、空想的な救世主期待論であり、受け身の豊穣神待望スタンスやUFO呼び寄せ論のようなものだ。いずれは「世界の終わりの時に、オタクだけを助けるUFOが来る」みたいなアレを言い出すのだろう。




 まー東京都のエロ規制のとき、それに文句をいった菅首相(当時)についての連中の扱いを見ればね。
2016.07
11
CM:15
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08:41
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 参院選で与党が勝利したが、これは政権が争点隠し・先送りを行った結果である。選挙前を意識してか、ここ半年ほど政権は強引なことはできなかった。通常国会ではさしたる法案の採決もできなかったし、TPPも進捗はなく基地問題も工事中断といった妥協を強いられている。年金運用の成績発表も選挙後に先延ばしした。

 決断を問う選挙となれば、勝ち目は薄いと判断した結果である。今となっては米国が腰砕けとなったがTPPへの参加を決める、あるいは消費税引き上げの是非を問う形となればまずは勝てなかった。

 選挙での勝利を意識する限り、現政権は何も決心できないのではないか?

 例えば、憲法改正や残業代ゼロ法案がそれだ。宰相が推進を望む政策は国民受けが悪い。それを通すには議席数が必要だ。だが、その議席数を確保するためには選挙で勝つ必要がある。結果、国民受けが悪い政策を隠すしかない。

■ 衆院選は近い

 次の選挙は、解散がなければ18年12月の衆院選である。そこで半年前までに争点隠しをするには、18年7月以降は死んだふりをしなければならない。逆に、前の安保法案のような不人気政策での対立を18年7月以降まで引き伸ばされると選挙に負ける。今のような議会での圧倒的優位を失い、不人気法案を通す力の源泉を失う。

 実際には、解散の自由度も失われている。民進と共産は戦術的連携は小選挙区では覿面の効果を及ぼす。そのため今回も衆参ダブルの選挙はできなかった。不人気政策で揉め、不利な状況を解散で打開しようとしても、かつてのように民共共倒れが期待できない状況となると、二の足を踏む。

 つまり、現政権はなにもできない。特に憲法改正に手を掛けるなら、一気呵成に持って行かないと次の選挙に引っかかる。そこまでの度量があるとは思えないが、政治生命と引き換えに強引に進めようとしても解散は効果的に使えない。この状態では、与党内での無理押しも難しい。

 ちなみに、その次の参院選ではまず与党は負ける。前回参院選での与党勝利は、民主大敗の成果であって、次はそこまでの勝利はえられない。つまり今回の与党と衛星政党で参院2/3を占める状態は、前回の民主大敗の影響を引きずった結果にすぎない。

 このため、政権は不自然なる多数党を維持に汲々とするしかない。不人気政策に着手すれば、その不人気政策を実現する基盤が失われる。憲法改正手続きに着手すれば、憲法改正の実現に必要な力を失う。憲法改正できる状態を失いたくないために、憲法改正に手を出せない状態となるだろう。


■ 改憲は未開封グッズのようなもの

 ある意味、宰相が信念にする改憲ほかの不人気政策は未開封プレミアグッズのようなものだ。中身は欲しいが、開封すればその価値は失われる。だからシュリンクに手をつけられない。そのような状況となる。
2016.07
07
CM:0
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06:33
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 カンボジア映画「シアター・プノンペン」、べた褒めするくらいに最高です。最近岩波ホールで放映したものだとワイダの「ワレサ 連帯の男」以上、「イラン式料理本」なみの映画でした。




■ 引きこまれて退屈なし

 この映画「アジアの珍しい映画を見てみましょう」や「世界の新鋭監督」とは全然違う。脚本がエラくよく出来ていて、ドラマツルギーがガンガン湧いてくるもの。

 バイク駐輪場として使われているかつての映画館、深夜オーナーが自分が撮ったポルポト前の映画をみている。そこに原付をとりにきた主人公、遊び放題の女子大生がスクリーンに映る主人公が自分のオッカサンであることに気づく。

 その劇中映画自体はアレ。近代化以前のカンボジア、現地の王子さま(白馬に乗ってる)に嫁入りする村一番の器量良しの娘が、横恋慕する弟王子にさらわれる。そこに刀を持った仮面の農民が現れ村娘を救って王宮まで送り届けるが、その間に二人には恋心が生まれてというもの。スゲー素朴かつ雑。

 さらに、映画そのもの最初のあたりの演技もアレ。なんつーか日本のTVドラマっぽい棒立ちと長台詞で「外れかな」とおもわせるもの。

 だが、すぐに引き込まれる。

 劇中映画の筋立てや質は全然問題にならない。後のシーンで首都にポルポトが迫る状況で映画館に避難し、砲爆撃に怯える農民に向け、一晩中劇中映画が放映されるシーンではむしろリアルでしかない。

 また、演技でのアレさや長台詞はなし。 なんというか、劇中劇について主人公が「そんなセリフいわせなくとも演技でわかる」とも言い切っているあたり、最初の演技や劇中劇のアレはわざとじゃないの?といった感じにもなる。実際におっ母さんのPTSD、酒呑んでばっかの映画監督の身の崩しよう、警察大佐のトーチャンの封建的価値観とDVと「コイツ、もう少し可愛がってやれば記憶も戻るだろ」といった容疑者取り締まりのアレっぷりはなかなか。


■ なにより脚本、さらに劇中映画の脚本家もスゲー

 そして、映画そのものの脚本(あるいはスクリプトか)も、劇中劇の脚本家も完璧。これはスゴイもの。中身をバラすわけにはいかないので「観に行け」としか言えない。その素晴らしさから110分の映画で全然ウトリともならない。なによりも素晴らしいのは映画が完成したあとだね。

 ただ、難を一つ言えば愚連隊、カミナリ族のニーチャンが改心する部分は欲しかった。初盤ではグロック振り回すだけの粗暴な青年だった男が、最後は自分が何をするべきか、社会でどう振る舞うべきかの自覚まで至っている。アレ、監督か教授か坊主の振る舞いをみて突如改心するようなところがあったほうが良かったかなと。

 あとねえ、全然金かかってない。撮影場所は自宅、映画館、寺院、蓮畑、収容所、大学だけ。小道具も村祭りの衣裳小道具レベル。それで全然問題なし。


■ 評価してない映画評はクズ

 逆に、映画評で全然評価しないあたりはアレ。『BEGALE the movie/ビーグル・ザ・ムービー』の映画「カンボジア映画『シアター・プノンペン』レビュー」http://beagle-voyage.com/movie-the-last-reel-review-2015.html がそれ。

それでも全体としては稚拙、というか冗長な印象を受けた。特に脚本に多くの要素が積み込まれた結果それらを捌くことができず、退屈に感じる時間帯が点在することになってしまった。100分少しの映画だがテンポが悪くて実際よりも長く感じてしまう。


 ぜったいヤッツケで書いてる。カンボジアの歴史的背景だけ書いてそれっぽい話にしたようにみせているが、映画そのものへの具体的な評価や問題点の呈示がない。

 そもそもホントにみているのかね。「退屈に感じる時間帯が点在」(BEGALE the movie)とか、どこがとね。冗長な部分や略していい部分もあっただろうが、退屈となるものではない。あるいは、単純な娯楽作品以外はみんな「退屈に感じる時間帯が点在」ではないのかね。



 なんにせよ、岩波ホールでは今月末までしかやっていない。見られるうちに見に行くべきでしょう。
2016.07
05
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22:54
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 バングラディッシュのテロ事件で、各県警が合同捜査本部を作ったという。時事通信「合同捜査本部を設置=ダッカテロで神奈川県警など」によれば、昨日捜査本部を作り、「殺人や殺人未遂、逮捕監禁容疑などを視野に捜査する。」(時事)という。また「7人の遺体が日本に到着し次第、検視や司法解剖を行う。」(時事)という。


■ 何の利益もない

 だが、人と金の無駄遣いではないか?

 日本の警察が何を捜査し、刑事事件としてどうするというのか。日本の警察が国内で調べても何の意味もない。あるいはバングラディッシュに行き、何事であるかを調べたとしてもどうなるものでもない。捜査しても刑法犯として起訴できるわけでもないし、起訴して罪を責めても日本の治安が改善するわけでもないし、バングラディッシュや南アジアでのテロを防遏できるわけでもない。

 そもそも、司法解剖の必要もあるのか? これは戦死者の遺体を解剖するようなものだ。刑法犯として実際に罪に問える見込みもない。それなのに遺体にメスをいれても、無駄にその尊厳を損なうだけだ。情報収集としても、報道のとおり刃物で殺された、いや実際は銃弾で死んだといっても何の意味もない。

 だいたい、解放作戦をしたバングラディッシュ政府側の弾が出てきたらどうするのだろうか? そうなれば、テロリストに殺されたといった構図から、バングラディッシュの解放作戦の失敗で殺されたといった話になってしまう。それは両国関係にとって何の得にもならないことだ。


■ 警察のスタンドプレート政権の言い訳

 これは、必要のないことをやろうとするものだ。結局は警察のスタンドプレーと政権の言い訳である。

 警察はいつもの縄張りの拡大をしようとした。自分たちの存在価値を示し、情報機関として国外問題にもイッチョ噛みしようとした。それが捜査本部であり、司法解剖である。街頭カメラや自転車二人乗り摘発同様の自己組織拡大のアレだ。

 そして、政権は自らの無為無策を糊塗しようとした。政権はそのスタンス、アレ右派的な男性性誇示、「オレはつよーい」といった自己像を守るために大言壮語した。海外邦人を守る、指一本触れさせない、テロと戦うというようなものだ。だが、実際には何もできていない。それを誤魔化すため、警察が言い出した合同捜査本部を持ち上げたというものだ。

 何よりも、バングラディッシュには「人命第一」くらいは言っても良かったのではないか。南アジアの軍隊や警察が粗暴で熟練が足らず、さらに人命・人権軽視なのは昔からわかりきったことだ。人質の生命には配慮するだろうが、国内での動揺沈静化のために問題を早期解決しなければならないいといった現地部隊の使命からすれば、両者をどのような形でバランスさせてくれるかは考えても良かっただろう。このあたりを承知していれば、バングラディッシュ側が聞いてくれるかはともかく「抑制的にやってくれ」くらいは言うべきであった。(ちなみに、イタリアはそう申し入れたとのことだ)

 もちろん、支持者の手前、強いリーダーを装わなければならない現宰相には無理な話なのだろうが。
2016.07
04
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16:47
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 佐藤正久さんがテロにかこつけて「政府批判するな」と言い出している。

佐藤正久のテロリストに屈する
佐藤正久 ‏@SatoMasahisa
【ダッカ襲撃、政府批判はテロリストの期待するところ】
早速一部野党や一部識者は、今回の政府対応批判や、日本が対IS有志連合への参加が原因と批判しているが、日本がバラバラで政府批判を重ねることこそテロリストの思う壺、弱点を見せることになる。与野党一枚岩でのテロ対応が重要だと思う。
https://twitter.com/SatoMasahisa/status/749519203917402112?lang=ja


 政府対応批判とは、テロ事件の最中に官房長官が選挙運動を優先した批判に対するものだ。菅官房長官は事件の最中、銃撃戦の発生を知りながら新潟に遊説に出かけ、NSCに欠席した。内閣の実務を束ねる立場にありながら無責任な振る舞いをしたことへの批判である。

 それに対し「日本がバラバラで政府批判を重ねることこそテロリストの思う壺、弱点を見せることになる。」(佐藤)とは何事か。本来やるべきことをしなかった、その責任を追求されたものだ。批判としては妥当である。それに答えず、いかにもそれっぽい理由としてテロ対策を理由にする嫌らしさがある。

 そもそも、政府は国外でさほどのテロ対策を取っていない。現政権が安全保障を重視すると称し、集団的自衛権や、わざわざ海外にいって「テロとの戦い」といった勇ましいことをいう。だが、それが引き起こす反動にまったく備えていない。海外邦人やその資産の保護といった実務を強化していないのである。これも批判されるべき批判だ。

 そのような状態であるのに「与野党一枚岩でのテロ対応」(佐藤)と言い出すのは、どんなものかね。

 ならば、どんなテロ対応があるかを言ってみればよいだろう。所詮は業界団体代表であり、組織防衛の専門家である佐藤さんのことだ。南アジアの防衛駐在官(自衛隊武官)を増やすといった自衛隊・防衛省組織の焼け太りしか言い出せないだろう。実際に日揮事件をうけてのテロ対策と称しても「チュニジアに武官を置け」と、高級幹部のポスト増加しかいえなかった。

 結局は与党批判を前にして、政権の馬前で忠義を示す足軽のようなものだ。政権や支持者層に向けて「野党やマスコミはテロ対策に協力しない」とオベッカをつかっているだけだ。まあその辺りが見えていない支持者層にはそれっぽく聞こえるだろうが、その実態はこの程度である。まずは卑しい発言といったものだ。
2016.07
02
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03:05
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 信者は詐欺師のいうことを喜んで信じる。

 UFOを信じる人に、「オレ宇宙人とトモダチ」といえば強力な説得力を発揮する。「電話で宇宙人からいろんな情報を教えてもらった」「NASAで宇宙人と連絡している友人によれば」と言えばその中身を信じる。

 仮にTVで否定論者に反論されても、自信に満ちた態度を示せばUFO信者の信頼は維持される。「信じないなら電話出てみろ」と自称金星人と繋いだ携帯を渡したとしよう。常識人はくだらないパフォーマンスと見抜いてバカにする。だが、UFO信者は自信に満ち溢れた態度を看取り、これが真実だと喝采するのだ。

 なによりも周りからは馬鹿にされる宇宙人の存在、交歓を肯定してくれる点は大きい。毒電波で操られていると信じる御仁に、毒電波の発信元と意図を明快に説明してくれるニセ医者は救世主である。この国は中韓といった悪の宇宙人に操られている。日本人は邪魔っけだと思われており、日本人を皆殺しにしようとしている、だが、日本人は憲法で縛られており宇宙人と戦えないので滅亡する。そういった危機感を持っているUFO信者には、詐欺師は神様にもみえるだろう。

 だがら、「詐欺師さまは超能力を持っている」ことも疑わない。なにせ宇宙人さまとトモダチで日米の情報機関を通じていつでも電話できるくらいであるためだ。「2日でスペイン語をマスター」とか「初めて馬に乗ったが障害が飛べた」とかも疑いもせずに信じる。

 当然、詐欺師のいうことは何でも信じきる。これは宇宙人以外でも変わらない。地球空洞説の取材で経費にアチャーなことをやらかしてしまい、「地底人とコネをつなぐのには動物園に入る必要がある」「だから『品代 ゾウ 450万円』を経費で認めろ」と主張したとしよう。常人は「何をいってるのか」とリジェクトする。だが、UFO信者はそこにある世間の常識との乖離も「取材源の秘匿だ」とアクロバティックな理屈で合理化するのである。

 あるいは、オカルトが大好きな政治指導者も引っかかっているかもしれない。ヒトラーやレーガンが占星術師に引っかかった前例もある。その詐欺師に「宇宙人技術で海水から石油を汲み出せる」や「『できない』といわれていたのは宇宙人を隠すNASAの陰謀」とでもいわれ、目の前で手品で海水と石油をすり替えられれば、オカルト好きはそれを信じこむ。しょせんカルトもオカルトも一字違いだ。

 一度信じ込ませればあとは簡単な話だ。「太平洋よりも日本海側の海水が適する」「これ、ウチのカーチャンの特許、これで海水は石油になる」といったアレな意見にもホイホイ乗っかって国帑をむしり取られるだろう。剣呑剣呑
2016.06
30
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01:56
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 日本捕鯨協会のトピックスに「憲政記念館で『全国鯨フォーラム2016東京』開催 」とある。リンク先を読むと、2016年5月31日に永田町の憲政記念館で実施したとの由。

 「ソンナ話はニュースで聞かなかったナア」とネット検索、グーグルのニュース検索に掛けるとヒット0件。マスコミに全く取り上げられていないということだ。
見つからない

 言ってることも大したものではない。

 基調講演でIWC日本政府代表を呼んでいるが、敗軍の将の繰言リサイタルでしかない。IWC代表が「IWCではもはや科学的議論が成り立たない」(森下)や「IWCでの前進はあり得ない」(森下)と言い出すのは、IWCで捕鯨賛成と余計なことをして日本の利益を損なった自分の失敗を徳としてひけらかしているものだ。

 農水副大臣の発言もどうでもよいものだ。
農林水産省の伊東良孝副大臣が、全国から一堂に集まった自治体等の関係者を前に、「捕鯨撤収から30年近く経過し、鯨を食べなくても牛肉を食べればいいんだという子どもたちがどんどん増えている」
「憲政記念館で『全国鯨フォーラム2016東京』開催」

これは子供を持ちだして情に訴えようとしているのだろうが、牛豚羊があるのに食味が劣る鯨肉赤身を食いたがる子供はいない。希少高価な珍味部位を食いたがる子供であれば、聞くべき話でもない。

 参加者もまともに揃えられていない。大臣が出てこない上、関係7市町村のパネラーも首長を揃えられていない。太地町と新上五島町は町議しか出していない。

 まずは捕鯨サークルの学芸会なんだが、そこで「東京宣言」とは大きくでたものだ。だが、「東京宣言」という割には海外どころか国内にも報じられていない。その内容も新味もない。
最後に、(1)全国鯨フォーラムの継続実施、(2)東日本大震災で被災した捕鯨地域への支援の継続、(3)沿岸小型捕鯨によるミンク鯨捕獲枠の早期解決、(4)南極海及び北西太平洋における鯨類科学調査の継続実施、(5)捕鯨技術の伝承、(6)学校給食への鯨肉供給の拡充について「東京宣言」として発表し、満場一致の賛同を得て、閉会しました。
「憲政記念館で『全国鯨フォーラム2016東京』開催」

ちなみに、ボクの知り合いのユダヤ人イザヤ・ベンダサンさん(山本書店勤務)は「満場一致なんて疑え」と言っている。まあ、捕鯨サークルの学芸会だから満場一致するんだろうね。全国警察フォーラムやれば取り調べ可視化反対で満場一致するのと同じようなものだ。


*   「憲政記念館で『全国鯨フォーラム2016東京』開催」(日本捕鯨協会,2016.5.31)http://www.whaling.jp/topics/topics20160531.html
2016.06
29
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07:25
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 東京市内をテクテク歩いていたらコウガイビルを見つけた。千鳥ヶ淵霊園の南側、お堀端で2匹がニョロニョロ。田舎で見たことはあったが市内で見たこともないので撮影。

コウガイビル全長
全長60センチ位か

コウガイビル
携帯でも接写できるものです

 で、神保町で岩波ブックセンター - 高岡書店 - 明倫館 - 内山書店 - 東方書店 - 東京堂を回る。『東亜』とか亡くなった栗山さんの『戦後日本外交』、『幹細胞』とか買った。

 まあ嫌悪感を抱いたのが『ゲート』かね。ファンタジー満州事変小説の漫画版が高岡で平積みになっていた。中身ペラめくりしたのだが、徹頭徹尾アレな子の願望充足だなと。漏斗に合わせて爆薬を成形してノイマン効果みたいな話をしたいのだろうが、読者が「オレそれ知ってる」みたいなどうでもいい知的満足感を得るだけとなっている。構造だけではなく細部まで糖衣錠なのだなと。テレビまんがも円盤にするる時も、鉄砲の細部描写の書き換えといったガルパンのようなどうでもいいことやるのだろう。

 買い物終わって飯田橋まで歩く。

 中途、永田町の西口駅のてんやの上に昨日の政党の事務所を発見。まあほとんど知らない御仁で和田政宗さんほど嫌うわけでもないのだがね。

アレ政党

すぎやまこういち

 すぎやまこういちさんや、百田尚樹さんと波長の近い方の支持でどうにかしようと思っている。それが訴求力を持つと信じているあたりが、次世代の党時代の「タブー豚」と同じセンスだなと。

 ちなみに、すぎやま、百田のお二人は都知事選で田母神俊雄さんを推していたあたり、人を看る眼のレベルがどんなものかねと。さらにそのお二人に応援されることを得として宣伝するあたりも、まータブー豚で勝てると思ったあたりと同じセンスなんでしょう。
2016.06
28
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06:37
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 中国にも共産党以外の政党もある。形としては共産党からはみ出す小店主や宗教信者向けの政党だが、翼賛政党であり存在価値はない。

 和田政宗さんの日本の心がホニャララの会もその伝ではないかね。

 翼賛活動に精を出す姿は衛星政党の鑑である。
翼賛活動に精を出す衛星政党の和田さん
和田政宗@wadamasamune
本日より重点的に仙台中心部で街頭活動。多くの方から声をかけて頂きました。復興を成し遂げ経済を再生するためには、何でも反対の野党では何も実現できません。我々は建設的に提案します。宮城は推薦する自民党○○○○○[筆者による伏字]候補を何卒お願い致します!
https://twitter.com/wadamasamune/status/747381221743722497?lang=ja


 政権にも入れないのに与党の翼賛をするあたりは衛星政党そのもの。そもそも衛星政党が自民党を推すことに何の意味はない。翼賛を受けて当籤したからといって、この候補者も衛星政党に配慮なぞはしない。どうせ翼賛活動以外に取り柄もない。ほっとけば自民に寄ってくる連中と考えている。

 なんでそんな利益もないことをするか? 翼賛していれば、いつかは自民党に入れてもらえるといった目論見なのだろう。日本のナントカがカントカの会は次の選挙までにはまずなくなる。その時、自民党から出馬できるように媚びを売っとくといったものだ。

 とはいえ、自民に入れてもらえるかも怪しい。そもそも和田さんには候補者にする魅力となる集客力が見込めず、それでいてネトウヨ主張ばかりする。まずは厄介ものでしかない。前にどこぞの政党の秘書(衛星政党とは違う党ね)から酒席で聞いた話なんだが、旧みんなの党の職員も擁立した和田さんがあまりにもアレで驚いたという。もちろんまた聞き話なんだが、質問主意書でネトウヨ主張したくらいだから実際にそんなものだろう。



 まー、衛星政党って与野党のどっちからも馬鹿にされる存在だと思うね。与党からすりゃ自分から操り人形になる気概もない連中だし、野党からすりゃ協力者でしかない。汪兆銘でも日本軍政に抵抗したのにそれもしなけりゃホント、コラボレーターとしか言いようもない。実際に自民候補にコラボしてるんだからそんなものだろう。
2016.06
26
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13:52
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 6月20日、関西電力が保有する高浜原発1・2号機について運転延長が認可された。これは1974~75年完成、今年で40年以上を経過した原子力発電所について、さらに今後20年の運転を原子力規制委員会が認めたものだ。

 結果、高浜原発は最長で2035年までの運転が可能となる。今後、関西電力は配管等の改修を行い最短2019年中に運転を再開するという。

 だが、もともと高コストとなる旧式老朽の原発を改修し、無理に運転する必要があるのだろうか?

 それはない。なぜなら今後は電力の需要は減り、同時に安価な電力の供給が増強されるためだ。この状況では、高コストとなる高浜原発1・2号機の寿命を延長しても、まず出番はない。その理由について順を追って説明しよう。


■ 電力需要は減少するだけ

 最初に知っておくべきことは「今後、電力需要が減少する」ということだ。人口減少と産業構造の変化によって日本の電力需要は将来は減り続けるのである。

 家庭向け電力量は人口に応じて減少していく。日本の総人口は1億2800万人(2008年)がピークであり、以降は減少に転じた。2048年には1億を切る見込みである。この人口変化からやや遅れるが、実際の電力消費もやはり2011年をピークとして減少を始めている。

 電力会社系の研究所もそのように見ている。電力中央研究所の研究発表(2016年3月)がそれだ。2030年の家庭向け電力需要は10年と比較し0.5%減少するとしている。電力系の立場からか「消費電力は増える」要素を努力して積み上げている感があるが、それでも需要は減少するのである。

 産業・業務用の電力量も今後は減少する。日本は以前から三次産業へのシフトが進んでいる。簡単にいえば工場は減って事務所やお店に変わるといったものだ。これは今でも続いており逆戻りする見込みはない。当然だが、動力や熱源を大量に消費する製造業が減れば、産業全体としての電力需要も減る。

 これも同じ研究発表で示されている。具体的な需要の低下幅は、景気不景気の影響を受けるとして挙げてはいない。だが、沖縄以外の産業・業務用電力では電力需要は減少するだろうといった結論を示している。

 実際には、好景気が来ても産業・業務用電力は低下し続けるだろう。産業は既にサービス業にシフトしており、今なお残る工業もかつてのように大電力を消費する重厚長大産業が中心ではない。


■ 石炭火力が2000万kw増える

 そして、今後は安価な電力供給の急増が見込まれている。石炭・天然ガス・太陽光発電がそれだ。これらは原発とは比較にならないほど安価な電力を供給する。

 日本では石炭火力発電所の新設が進んでおり、今後能力は激増する。石炭は燃料としては最も安価であり、それを押しとどめていた環境省が新設を認める姿勢に転じた結果である。英国経済系の電子ジャーナルから拾った数字だが日本で建設中の石炭火力は合計190万kwであり、別に合計2800万kw分が計画中としている。なお、26年までに旧式石炭火力1030万kwが廃用されるが、同年までには現段階で建設中と計画中の発電所が完成すれば3000万kwの増となるため、差し引きでも2000万kw増となる。

 また、天然ガスを使うLNG発電所も新設と微増見込まれている。これもガス価格下落の影響を受け、現状では資源がほぼ最低価格となった結果だ。石炭火力同様の数字だが、現段階で530万kwが建設中であり、1490万kwが計画されている。こちらは石炭火力とは異なり退役発電所との差し引きの計算の数字はないが、既存のガス発電所から寿命45年としても26年までに退役するだろう1984kwをカバーし純増となる。

 つまり2026年までには石炭増設分の2000万kwの純増となる。ちなみに2016年の『エネルギー白書』(資エネ庁)によれば14年の日本の総発電能力は2.5億kwである。今の供給能力の1割近い石炭火力が増えるということだ。

 さらに、今後の電力供給では太陽光発電の普及も無視できない。太陽光発電協会の資料(2014年)のグラフ読み取りでは、2013年の段階で1500万kwが既に設置済みであり、2030年にはそれが8500万kwに達すると推測されているのである。

 もちろん太陽光発電は最大出力であり、常に発揮できる数字ではない。設置条件や季節差から実際には正午でも能力100%に達せず、あたりまえだが夜は発電しない。だが、燃料代はかからないため、ランニングコストでは他を圧する安価な電力を供給する。


■ 石炭と天然ガスは安定供給される

 なお、念のために言えばエネルギー安全保障も高浜を残す理由にはならない。「もし、石油ショックがあれば」といった観点から原発の比率を上げる、あるいは「念のため原発の数を揃えておこう」といった判断もさほどに現実的ではない。

 なぜなら石炭や天然ガスには「石油ショック」が起きる可能性は低いためだ。両者の供給は石油とは異なり安定している。石炭は埋蔵資源量は大きく、輸出国の政情は安定しており、その配置も世界中に分散しており海上輸送に不安はない。天然ガスも同様だが、石炭以上に未利用の資源も多く、それらが近年では新たな供給先として登場している。日本向けであれば豪州の海底ガス田開発、米国シェールガスの輸入がそれだ。

 もちろん輸入頼みといったリスクは残る。一応は日本としても北海道の石炭や南関東のガス田等、国内で採掘できないこともない。だが埋蔵量やコスト、立地といった問題から非常時の国産完全代替は現実的ではない。

 だが、輸入頼みのリスクは核燃料も変わらない。日本国内でウランは商業的に採掘できず、再処理による使用済み燃料再生の見込みも立っていないのである。

 さらに、原発による電力安定供給には他にも政治・司法リスクがある。その時々の政治動向や司法判断で動かせなくなることもありえるのだ。これは石炭や天然ガス、太陽光にはないリスクである。


■ 老朽原発に出番はない

 今後、電力需要は減るなか、安価な電力が大量供給されるということだ。

 そこに老朽した高浜1・2号機の出番はない。もともと発電能力はさほど高いものではなく、それでいて旧式であり老朽している。経年劣化が進んでいるため、運転すれば動かせば短時間でどこかしかが壊れる。どうしても点検維持や整備補修費用といった運用コストは嵩むだろう。

 そのような老朽原発に資金を投じる意味があるのだろうか? 高浜1・2号機は改修工事を施しても活用できる見込みはない。仮に寿命延長を行い、無理に運転させても動かせば動かすほど損となるだけだ。最終的には電力料金を支払う国民の損ともなるだろう。




6月21日に書いた「老朽原発動かしてどうするのかね」の数字を詰めたバージョンです。
2016.06
25
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12:21
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■ 何を主張したいか不明瞭

 村井友秀さんも、いつも何を主張したいのかが不明瞭である。

 村井さんがウェブの産経に「中国と『戦争』すればこうなる…尖閣守る日米同盟と『核の傘』」を発表しているのだが。日中の領土争いが衝突に至ったらどうなるかといった問題提起と、村井さんが展開する趣旨と間がピタリとはまらない。

 尖閣は、未確定の領土争いに過ぎない。そこからのエスカレーションを説くにしても、核兵器にもっていく点や、話の抽象度の上げ方が突飛すぎる。核戦略屋さんを除けば「核兵器は神話のようなもの」だ。相手が相手の国を滅ぼすような戦争を考える、あるいは相手の核戦力を直接潰すような話をしないかぎりは、意味がないのであまり取り上げない

 この点、自分が知っていること、自分が言いたいことだけを構造なく羅列する感じとでもいったものか。1年前ほどの『外交』でも村井さんの記事は大抵そう。「中国は敵が弱ければ戦う国 」と、ピントのずれた宿命論的な主張を連発していた。

 村井さんが与えられたテーマと合致した話ができないことを窺わせるものとしては、書評もある。

 通常、書評は評価すべき本について従来書からの進歩点、新しい発見を評価し、それでいてなお「あるべきものがない点」を指摘し、今後の展望を述べるといったフォーマットがある。

 だが、村井さんは書評については、目次の引き写しをやり「この本は面白い」程度しか述べていないことがある。

■ 書評は目次転載

 具体的には『防衛学研究』の書評が全くそれであった。茅原郁夫さんの本『中国軍事大国の原点』を村井さんが紹介するものである。

 その構造を提示すると、次のとおりである。文面そのものについての指摘は趣旨ではないので文面はぼかしてある
村井さんの独特書評
『防衛学研究』47号より

 導入部と赤字を付したのはとしたのは、話の端緒であり世間話の延長のようなものだ。これが全体70行のうち24行を占めている。

 目次部と赤字をつけた部分が目次転載部である。これは全体70行中の21行を占めている。目次そのものが20行、さらにその前に「本書の構成は以下のとおりとなっている」(村井)があるため、合計21行となる。

 あとがき部の8行は、茅原さんの本の「あとがき」から抜き出した6行、「[このように]研究は楽しいものだ」(村井)といった2行を足したもの。

 ついでに言えば、赤書けの後ろの2行も「若い研究者にオススメです」(村井:大意)といったもので意味はない。

 つまり、70行中の55行が転載ほかでできているということだ。 よくもリジェクトされなかったものだ。


■ 新しい発見の指摘がない

 また、村井さんの書評には茅原さんの本に関する新しい主張や新発見といったキモもまったく呈示していない。普通はそれまでの先行研究での理解を出し、そこからの新主張、新発見がこれだとやって、正誤あっても評価するのが書評のやり方だが、それはない。

 それでいて、自身のネトウヨ主張と合わない場所だけを呈示し不満を示している。目次引用部のあと、あとがき要約部の前にある部分がそれだ。「14章で茅原さんがオーソドックスな『解放軍=事実上の国軍』の理解を示したが、ボクの主張の『党の軍隊としての中国軍怖い、超怖い』がない」(村井:大意)といったものである。

 村井さんが『正論』『歴史通』等で主張するいつもの中国異質論、中国脅威論の焼き直しをここでもしているだけということだ。ついでだが、中国宿敵論も商売ではなく地なのだろう。ネトウヨ雑誌でもない『外交』や『東亜』でもネトウヨ作文をしているあたりから、まずは間違いはなさそうである。


■ 消印所沢さんの書評と大差なし

 まずは、あらすじを書く小学生の読書感想文のようなものだ。産経系でネトウヨ向けのアジテーションを書いているとこうなるのだろう。

 まあ、昔あったBk1の消印所沢さんの書評と大差ないものだ。「何ページ中、何ページが役に立った」と書いていたアレだ。所沢さんはオーソドックスな書評をご存じなく、中身について「どういった点で評価できる/できない」を示すこともご本人には荷が重くてできない。だから「面白いページがこれだけあったよ」と数だけ示したといったもの。それを「書評でござい」としていたアレと同じものだろう。



*    村井友秀「中国と『戦争』すればこうなる…尖閣守る日米同盟と『核の傘』」『産経ニュース』(産経新聞,2016.6.17)http://www.sankei.com/column/news/160617/clm1606170006-n1.html

**   村井友秀「文献紹介 茅原郁生著『中国軍事大国の原点 -鄧小平軍事改革の研究』」『防衛学研究』47号(日本防衛協会,2012.9)