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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
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2019.05
23
CM:4
TB:0
13:53
Category : 未分類
 5月ころには電離層反射以上が出やすい。普段は短波しか反射しないのに超短波も反射することがある。九州で韓国のTVがみられるといった現象すら起こりうる。

 それが先程発生。12時58分から13時06分にかけて87.5Mhzで中国語放送が聞こえた。車の「シガレットから電波とばすMP3」を外したところ雑音ではなく放送がはいっている。それも中国語。

 1分程度雑音混じりに安定して、1分程度聞こえなくなる程度、FMの特性上では限界ではそうなる。

 家に帰って周波数を調べると、珠海交通音乐广播が87.5と出る。まあ、あまりにも遠いので東北あたりの市广播あたりだろうとは思うけどね。ちなみにワッチ中に周波数をすこしづつずらして調べるとやはりピークは87.5Mhz、そして87.3MhzのCityFMさいたまと88.0Mhzの日本語放送局とは別だった。


■ マコーミックの刈り取り機械

 あと、Eスポだけではなんなので。

 岩波で予告がかかった映画、第一次世界大戦フランスの銃後で女だけで農家を切り盛りする話。

 昨年103歳で死んだ婆さんがまったくそれだった。母方の爺様は暦年で13年、年数計算で10年チョイ徴兵されたままで+シベリア2年だった。その間にそれなりの広さがある自作農の田んぼを婆さんはあんま働かない義理の両親と3人で切り回していた。

 だから戦争中のことはあんま覚えていなかったという。実際にあんまり話さなかった。硫黄島で死んだ弟(孫から見れば大叔父、多分、海軍の年少兵)の話も聞かず葬式で初めて聞いた。



 ちなみに上を再生して始まるカットで「マコーミックの刈り取り機械?」と思った。マコーミック製ではないだろうけど畜力式の刈り取り機械ではないかと思う。でも予告でトラクターも出てくるんだけどね。(今、再生して見返したら「マコーミック」って書いてあるね)
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2019.05
22
CM:1
TB:0
01:50
Category : 未分類
 男にはつらい映画だとわかっていても見なければならないことがあります。

 岩波ホールで『ニューヨーク公共図書館』を見てきました。ホント、3時間25分の恐怖でした。ノンフィクションとしての面白さがあり、寝たりすることもなくはしませんがやはり長いものです。



 ですが、あることに気づいてからはそれが吹っ飛びました。

 それは「いいこと映画ではない」ことです。「ほんわか」した「いいこと映画」ではなく、組織が生き残りを掛けて変化し、生き残っていく話であるということです。

 その点で宣伝ほかと映画の本質は完全に異なっています。この映画についての最大の発見はそれでした。


■ ニューヨーク図書館は偉い! の事前紹介

 事前の映画紹介は、ほんわかしたいい話です。宣伝等の紹介ではニューヨークの図書館が頑張ってる。偉い。就職援護やっている。偉い。新しいアメリカ人のためのコーナーとしてグリーンカードのとり方の本おいている。偉い。モバイルWIFIでインターネットの普及やら年寄りにパソコンやダンスを教えている。偉い。そんな内容です。

 でも、実際の内容は「ニューヨーク図書館がどう生き残るか」です。映画は現場と幹部職員の会議シーンを行ったり来たりします。そして、そこでのたしかに現場のシーンはほんわかしたいい話です。対してもう一つの幹部職員の会議のシーンは「如何に市から金をぶっこ抜くか」といった話に終始しています。

 幹部会議のシーンをみれば「市民のためのいいこと」も組織が生き残るための手段にみえます。市民を図書館の味方につける、マイノリティを図書館の支持者とする、将来の有権者の子供を図書館のファンにする。そうともとれるわけです。実際にそうなのでしょう。

 もちろん、やっていることはいいことです。世間の人の役に立つことをしています。その点で悪いことしているといいたいわけでも、奴らは銭ゲバといいたいわけでもありません。


■ 政府自治体の図書館じゃないからね

 なぜそうなるか?

 ニューヨーク図書館は政府施設ではないためです。あくまでも公共図書館のわけです。親方星条旗ではない。ほっておいてもお金はもらえないというわけです。

 変化し、努力しなければ生き残れない。それが新しいサービスを提供する動機となるわけです。市民を図書館の味方につけなかれば滅びる。あるいは衰微する。そのような危機感があるわけです。

 ですから、直接に日本の図書館と比較できるわけではない。ニューヨーク公共図書館を出して「アメリカの図書館は」「対して日本の図書館は」の出羽守は通用しないということです。


■ 「議会図書館あるじゃん」

 なお、他にも勘違いしやすい要素もあります。米国最大の、あるいは米国図書館の首席であるといった理解です。

 その規模や建築の格式、稀覯書から日本人観客はそう勘違いしやすいでしょう。ジェファーソンの草稿といったあたりです。

 でも、米国図書館の筆頭はあくまでも米議会図書館です。ニューヨーク公共図書館ではありません。ハーバード大学やカリフォルニア大学もあるわけです。該当するのは広尾の都立中央図書館あたりでしょう。


■ 黒人文化研究所ほか

 黒人問題のウエイトが大きいことも特徴でしょう。現場のシーンで黒人問題は歴史的な奴隷制度を含めて4回でてきます。セネガルの奴隷で大儲けする王族と奴隷防衛機に反対する宗教指導者、黒人文化研究所の資料が奴隷解放運動で裁判資料として使われた、カール・マルクスによる奴隷制度評価とリンカーンへの書簡、そして教科書問題です。

 一番最後の教科書問題は日本と同じです。かつて奴隷制度があったことを隠したい意図がそこにある。マグロウビルの教科書には「黒人はアフリカから労働のためにやってきた」とある。その記述は英国からの年季奉公人の扱いよりも軽い。そのような内容です。アメリカ版の扶桑社教科書みたいなものなのでしょう。

 ちなみにその教科書はテキサスで売れているとのこと。日本でもアレ系の市長やアレ系の議会やアレ系の文部副大臣が力を発揮できる地域でアレ系の教科書が押し付けられるのと同じでしょう。


■ 音楽におけるシミュラクラ効果で狼と香辛料になってしまう

 どうでもいい内容とすれば、木管楽器の演奏会ですかね。図書館の演奏会で演奏家4人が中世っぽい音楽をピーヒャラしているのですが、どっかで聞いた感じかと思ったら狼と香辛料のBGMそっくりという。それに気づくと以降は香辛料にしか聞こえないという。

 なんといいますかね。シミュラクラですか。毒蝮が出囃子に「WHIPPED CREAM 」を使われた結果、元の音楽の価値は完全に上書きされる「毒蝮三太夫のミュージックプレゼント」にしか聞こえなくなるアレですね。




 21日に見に行ったのですが午前午後が混んでいるとのことで夕方6時15分の回にしました。観客は30人位、1時間前にチケット買ったら5番でした。映画が終わるのは21時50分ね。あとは背広が多いのは図書館関係者が見に来ているとかTRCあたりがチケット大量購入したのではないかと見ています。
2019.05
18
CM:4
TB:0
22:14
Category : 未分類
 菊池誠さんが殊勝なご発言をしていらっしゃる

菊池さんの殊勝なご発言
kikumaco(5/31ベアーズ・レコ発)@kikumaco
反原発に有利だのだの原発推進に有利だの不利だのという理由で放射能デマ批判を控えたりする人間はニセ科学批判者としても信用できないのですよね
https://twitter.com/kikumaco/status/1129616738058825728

とのことである。


■ 早野龍五さんの論文批判を控えたりする菊池誠さん

 では、早野龍五さんの論文に対する態度はどのようなものだろうか? 

 岩波の『科学』に批判記事がでた論文の件だ。 放射線量を低く見積もる側により依頼され、データを提供された件を黙っていた利益相反不言及、不適切な個人情報の取扱、データの評価は全て放射線量を減らす側に解釈した件への反応である。*

 菊池さんは阪大理工の先生、科学の学者さんでいらっしゃる。そのようなご商売の方はニセ科学以上に研究倫理に厳しくなけらばならないはずだ。

 そこでツイッターの検索窓で「早野龍五 from:kikumaco since:2019-01-01 until:2019-05-31」で検索してみた。その結果は次のとおりだ。

早野龍五 from:kikumaco since:2019-01-01 until:2019-05-31の検索結果はありません
申し訳ありませんが、検索結果が見つかりませんでした。


 見事な言行不一致としかいいようはない。まず「反原発に有利だのだの原発推進に有利だの不利だのという理由で」(菊池) 早野論文「批判を控えたりする人間はニセ科学批判者としても信用できないのですよね」(菊池)といわれても仕方ないだろう。


■ 科学的に胡散臭い論文を書いても擁護する松浦晋也さん

 なお、同様にいつも小学校の道徳授業のようにそれっぽいことをおっしゃっている方でも検索してみた。

 もちろん松浦晋也さんである。

<早野龍五 from:ShinyaMatsuura since:2019-01-01 until:2019-05-31の検索結果はありません
申し訳ありませんが、検索結果が見つかりませんでした。


 もちろん松浦さんは早野さんを擁護する立場である。早野さん批判した惣田監督に言葉尻の反駁をなし早野さんを間接援護したこともある。
想田和弘@KazuhiroSoda
僕は放射線に関しては専門家じゃないし、早野龍五氏らが出してくるデータや計算については批判・検討する能力などない。しかし東電や政府を絶対に批判しようとせず、安全とは言い切れぬはずのことまで安全と断言する早野氏の言動には、高度な政治性と胡散臭いものを感じてきた。
https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/1080143312412135424


松浦晋也@ShinyaMatsuura
「(自分に)批判・検討する能力などない。」と言いつつ、「安全とは言い切れぬはず」と検討し、「言い切れぬはずのことまで安全と断言する」と批判していた。自己矛盾。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/1081348780396429312


 党派性の前には科学的に胡散臭い論文を書いても一切批判しないのだろう。松浦さんが批判するニセ科学と同じなのに扱いが違うもんだよね。



* 筆者は『科学』2019年3月号で読んだが、そちらの方がわかりやすかった。
  黒川真一「被曝防護には空間線量そのものを使うことが妥当である -信頼性なく被曝線量を過小評価する宮崎早野第一論文」『科学』1039(東京、岩波書店、2019年)pp.270-286
2019.05
11
CM:7
TB:0
23:58
Category : 未分類
 もともと空は誰のものでもない。飛行機が登場して以降、誰の土地の上であっても自由に飛行でき、利用できる。それが本則である。これはさかのぼれば凧や気球の時代からそのようにされてきていた。

 その点でドローン規制法の改正案は従来の慣習を超えている。これまで確保されてきた自衛隊や米軍基地における上空利用の権利を奪う形である。


■ もへもへさんの的外れ反論

 だが、ネトウヨ層はそれに気づかずさらにピント外れの反論をしている。

 例えば、もへもへさんの反論がそれだ。

もへもへ@gerogeroR
軍事基地の上空をドローンがとぶことを規制するなってやったらテロにも使われるしスパイにも使われる。
後、軍用機がとぶところに「ドローンをとばす」ってのがどんだけ危ないか理解してないんですか?
簡単にいえば「空港の滑走路上空にドローンをとばすのに賛成ですか?って話。馬鹿すぎる。
蓮舫・立憲民主党(りっけん)@renho_sha
対案をまとめました。
小型無人機ドローンによる自衛隊や在日米軍基地上空の飛行禁止を盛り込んだドローン規制法改正案に対し、国民の知る権利、報道の自由を鑑み、報道目的の場合は原則、防衛関係施設上空の飛行を認める内容です。…
https://twitter.com/renho_sha/status/1126739568806350848

https://twitter.com/gerogeroR/status/1127084065801129985



■ 従来の上空利用の権利を踏まえていない反論

 まず、従来の上空利用の権利を理解できていない。誰でも凧や飛行機は他人の所有地の上を飛ばして差し支えない。そこから撮影しても差し支えはない。

 そして、その慣習的権利の存在や行使の実績も踏まずドローンについてのみ規制は当然という。「軍事基地の上空をドローンがとぶことを規制するなってやったらテロにも使われるしスパイにも使われる。」(もへもへ)とはそういうことだ。


■ 「基地=飛行場」といった誤り

 さらに基地と飛行場を混同している。「軍用機がとぶところに「ドローンをとばす」ってのがどんだけ危ないか理解してないんですか?」(もへもへ)とある。これは、もへもへさん「自衛隊基地や在日米軍基地はすべて飛行場である」といった誤った理解を示している。

 当然だが、自衛隊基地も在日米軍基地は飛行場ではない。飛行場ではない基地も多数存在している。その点で、もへもへさんの反論は的はずれである。

 その上、飛行場周辺での飛行の問題は従来法ですでに解決済である。平成27年航空法改正により飛行機の運行と人家密集地帯の上空に関しては既に法的に規制されている。

 つまりこの点でも反論は的はずれである。「軍用機がとぶところに「ドローンをとばす」ってのがどんだけ危ないか理解してないんですか?」(もへもへ)は「軍用機が発着する場所に関してはドローン他の飛行物体は規制されている」ことを知らない発言だからだ。


■ 基地上空飛行を禁止なんて旧共産圏の話だよね

 なお、もへもへさんの的外れの反論はその後も続く。

 例えば、次の的外れである。
もへもへ@gerogeroR
そもそも軍事基地上空に報道機関なら自由に飛行できる国なんて存在するんかいな。知らんけど。普通絶対させないぞ。
あと「報道機関のみ」って「報道機関をどこが選別」するの?国?それこそ平等に反しない?個人がジャーナリストなのったらどうするの?
https://twitter.com/gerogeroR/status/1127084826920570881


 西側では冷戦時代でも軍事基地に上空飛行禁止をかけていない。当時の海外報道でも普通に上空から撮影されていた。それをご存じないのだろうか

 その点で、もへもへさんの発想は当時の共産圏あるいは軍事独裁国家の反応でしかない。「 軍事基地上空に報道機関なら自由に飛行できる国なんて存在するんかいな。知らんけど。普通絶対させないぞ。」(もへもへ)といいだすのはそういうことだ。


■ 法的に齟齬もないのに「整合性がとれない」(もへもへ)だって

 また、次の発言も現行の法的体制を承知しない的外れを示すものだ。
もへもへ@gerogeroR
これを認めるなら関空や成田や那覇空港の上空にドローンをとばすのも容認しないと整合性とれないぞ。
https://twitter.com/gerogeroR/status/1127085087600701442


 もへもへさんは従来の2つの法律をご存じない。既述のように航空法改正により飛行場の上空は既に規制されていることを知らない。そしてドローン規制法の対象に基地は含まれていないこともしらない。

 なによりもそこに整合性の齟齬が生じない。それを承知していない。やはり相当に粗雑な発言である。


■ 蓮舫さんの方が頭がいいよね(オマケ)

 まあ、少なくとも言えるのは「蓮舫さんの方が頭いいよね」ということだ。

 その発言は妥当だ。「従来、上空の利用は自由である」「飛行機でOKなことがなんでドローンは駄目なのか」といった従来慣習やドローン利用の妥当性、さらにはこれまでの法的規制、すべてを踏まえているのは蓮舫さんの方だからだ。

 対して蓮舫さんを小馬鹿にしている、もへもへさんほかはそのあたりを全くご存じない。

 もちろん、もへもへさんの頭がいいか悪いかは知らない。

 だが、間違いなく蓮舫さんのほうが頭がよい。それは確かである。このカシオミニをかけてもいい。
2019.05
05
CM:5
TB:0
13:00
Category : 未分類
「中国新型駆逐艦脅威にあらず」がアップされてました。

・ ジャパンインデプス(https://japan-indepth.jp/?p=45641
・ ヤホオヂャパン(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190504-00010001-jindepth-int

です。良ければ御覧ください。借題は「日米にとってむしろ好都合な中国新型駆逐艦『南昌艦』」出だしましたが確かに長いので、、まずは「中国新型駆逐艦脅威にあらず」くらいでしょうねえ。

 で、1箇所「ソノブイ」が「ソナブイ」となっていました。勝手に直されたのかなと思ったら、自分の元原稿でもそうなってました。なんでそう打ったのか自分でもわかりません。推敲で「使い捨てソナー」とか書いた記憶もあるので、そのあたりでなんかうち間違えたのかとも思います
2019.05
03
CM:6
TB:0
22:44
Category : 未分類
 場違い感というものがある。本来出てくるべきものが出てこない。代わりにパチモノ臭あふれるマテリアルが出てくる状態である。『ドラえもん』について論じる記事の図版に、うまい棒のアレがでてくる状況である。

 Calciさんの政治経済主張も同じだ。物価を提示する上でIMFや世界銀行統計ではなく「マーサー世界生活費調査」とやらが出てくるためだ。

 次の発言にぶら下がる形で提示された統計がそれだ。
Calci@Calcijp
日本の国力が低下したから日本の物価が安くなったとか大嘘だよね。実際には東京が世界第3位の物価が高い都市。日本の悪口を言いたい奴はどんな嘘でもつく。
https://twitter.com/Calcijp/status/1124144144773816321

コミケ医者は何の統計であるかを見ない

 そもそも日本の地位・国力低下を指摘することを「日本の悪口」(Calci)と扱うあたりでグンニョリと来る。

 日本経済の地位は低下は事実である。1990年は世界GDP合算で日本GDPは13.7%を占めていた。それが今では6.2%でしかない。一人あたりGDPも相対的に低下している。世界経済が成長する状況で日本経済は成長できていない。つまり相対的地位は低落している。

 それを認めないのはご自由だろう。ブラジルの勝ち組のように日本経済は連戦連勝であると勝手に信じればいいだろう。

 だが、事実の指摘を虚偽と言い出すあたりで不快感がある。「日本の悪口を言いたい奴はどんな嘘でもつく。」(Calci)と嘘つき扱いする。まずもってネトウヨの所業である。


■ パチモノ臭い「マーサー世界生活費調査」でご満悦

 そして出てくる統計がパチモノ臭い。「マーサー世界生活費調査」とやらを出している。IMFでも世界銀行でも日本の公的機関でもない調査を出して「実際には東京が世界第3位の物価が高い都市。」エッヘンと自慢げである。

 そのハズレぶりには反論したくなるものだ。アレ主張のアレにアテられる不快感がある。その不快感から快復するためにはコントルリポストの一つもしたくなるものである。

 果たして日本の物価は今なお高いのか?

 そうではない。OECDの消費者物価(物価指数)をみると「実際には東京が世界第3位の物価が高い都市。」(Calci)こそが疑わしい数字である。そしてCalciさんが反駁していた「日本の国力が低下したから日本の物価が安くなった」(Calci)が正しいことが窺えるものだ。
物価指数
G7とオーストラリアと中国の消費指数を提示した。ちなみにスイス、ノルウェー、アイスランドは豪よりも高いし、デンマーク、スウェーデン、フィンランドは日本よりも高い
https://data.oecd.org/price/price-level-indices.htm#indicator-chart

 ちなみに「マーサー世界生活費調査」はこの際に提示する数字としては不適である。駐在員の生活を維持する上での物価水準だからだ。これは「世界でも東京の物価は高いというのは本当か?」https://ent.smt.docomo.ne.jp/article/1256130で指摘されている。

 もちろん、それは常識ではない。

 だが、少し考えればその疑いに至る。だいたい当今の東京の物価がニューヨークやチューリヒよりも高いといった調査はオカシイと築くのが当然だからだ。物価を時給で割った数字といったものではないかといった疑問が湧く。あとはググれば駐在員限定の物価指数だよといった検索結果は出てくるものだ。


■ トンチンカンであることへの嫌悪感がね

 ホリエモンは別段に嫌いではない。ナニサマのつもりかとは思うし、商売人としても碌なものでもないとは思う。だが、別段に嫌悪感はない。たぶん、性格が悪いだけであって頭が悪いわけではないからだ。

 だがCalciさんには嫌悪感しかない。医者としてどうかしらない。だが発言を見ているとロジックや根拠の外れっぷりにアテられる。これは世間一般についての発言だけではない。オタク趣味の受容でも表層的にすぎる。そのハズレぶりは嫌悪感を伴う。積極的にその誤りを指摘したくなるものだ。

 おそらくは岸信介と安倍晋三の差に近い。爺様には嫌悪感はないが孫には嫌悪感しかないことに近い。少なくとも岸信介は馬鹿ではなかった。また妖怪だったが女房を政治に容喙させなかった。
2019.05
02
CM:6
TB:0
17:11
Category : 未分類
 無線は飛んだり飛ばなかったりする。電波状況次第でいくらでも変わる。これは聞くだけでもわかるし、使えばさらにわかる。

 それをヘッドセットをつけて飛行機乗った写真を使う御仁が「絶対に聞こえない」という。極めて興味深い事態である。

無線は飛ぶのに
和泉守兼定@netsensor1
有料記事のため最後まで読めなかったが、完全に嘘の話がてんこ盛り。大体無線の通信が入ったままで「海軍のバカヤロー」が聞こえたって、当時の最新の無線3式空1号無線(通達距離最大約185Km)では作戦海域の声は絶対に聞こえない。モールス信号の信号音だけが頼り。毎度毎度毎日新聞いい加減にしろ。
https://twitter.com/netsensor1/status/1123177254626836480



■ ボクの大好きな特攻隊員が恨み節を言うわけがない(和泉守)

 「特攻隊員が海軍を怨嗟した通信をした」への反論である。

 和泉守さんからすれば「特攻隊員は日本軍隊を怨嗟した」は気に食わない発言なのだろう。

 だから「特攻隊員はそんなことを言っていない」と強弁している。それが「無線の通信距離は100マイルだから通信できない」だ。

 だが、無線のスペック上の到達距離が足りなかったところで「特攻隊員は怨嗟していた」は否定されない。「日本軍隊、日本の体制に恨みを持っていなかった」は成り立たないからだ。

 なによりもその発言は和泉守さんの真の主張を補強しない。「特攻隊員は純真純朴」の主張はその反論で成り立つわけではないからだ。


■ 実際の無線到達距離をご存知ない和泉守さん

 さらにいえば「当時の最新の無線3式空1号無線(通達距離最大約185Km)では作戦海域の声は絶対に聞こえない。」(和泉守)も不思議な主張だ。

 これはホントに無線機を、それもAM系変調ほかを聞いた、使った立場からすればそんな事は言わない内容だからだ。

 だいたい3式空1号とやらは長距離を飛びかねない無線機だ。終末段で15w、周波数帯4Mhzである。まずは相当に飛ぶ。しかも「旧軍無線機は使い物にならない」はどっちかといえば受信側の話であり、しかも飛行機側の問題である。電波状況が良好でしかも陸上ワッチなら下手すれば1000kmは飛ぶ。

 それを「絶対に聞こえない。」(和泉守)とおっしゃっている。それはやはり不思議である。ヘッドセットつけて飛行機乗っているような写真を使う御仁であれば無線や電波がどのようなものかは承知しているはずだからだ。


■ 不都合な発言をすると「あのジジィはタダの下士官」の神立さん(クヒオ将校)

 ちなみに大本の発言は保阪正康さんによる。それを毎日新聞が記事化したものだ。

 そして、その発言にはゼロ戦警察(自営)の神立さんも文句を言っていた。

神立尚紀@koudachinaoki
同じ相手からインタビューしていながら、ご自分の都合のいいよう纏めてしまう。この人、いったい何を取材してきたんだろう。この人は信用できんと、何人かの然るべき元隊員も言っていた。
特攻70年:「特攻は日本の恥部、美化は怖い」保阪正康さんインタビュー - 毎日新聞
https://twitter.com/koudachinaoki/status/1123284441273495552
 

 その反論の様式が従来どおりである点は興味深い。

 神立さんは旧軍軍人の発言について「ご自分の都合のいい」発言だけを評価し、それに反する主張は「この人は信用できん」と切り捨ててきた。日本軍隊を賛美し体制擁護の発言だけを評価し、そうでない人は否定してきた。

 例えば「戦争はろくなもんじゃないといったパイロット」を「あのジジィは昔と言ってることが違う」(https://twitter.com/koudachinaoki/status/1096802826167021568)と切り捨てている。また「あいつは機関科だから作戦に参加していない」(https://twitter.com/koudachinaoki/status/1000057279352258561)や「下士官・兵風情に戦略を聞くな」(https://twitter.com/koudachinaoki/status/1023373920416587776)と曰わっている。自分は戦争どころか軍隊にも入ったこともないのにたいした将校(クヒオ)きどりなものだ。


■ 神立式世界観はブラック企業の「200時間残業は自発的意思、強要してない」と同じだよね

 今回はそれを「特攻隊員は純真純朴」にも適用している。「特攻隊員は自発的、高潔」は旧日本軍隊の賛美や体制擁護、反「反戦」スタンスと同じ価値をもつのだろう。

 まずは気持ち悪いものだけれどもね。「特攻隊員はなんの組織・社会的圧力もない状況で自発的意思で特攻を志願した」 いい歳こいてそんな神話を信じている。その価値観がねえ。「会社は圧力をかけていない。責任感から自発的に残業して誰も恨まずに過労死した」世界観だよねと。



 まあ、神立さんはゼロ戦パイロットお下がりの中古スポーツカーで自損事故おこしてくれないかなあとは希うものだよ。そしたらオレお赤飯焚いて「神様ありがとう」って近所の神社に500円玉の賽銭を投げてくるね。
2019.04
30
CM:1
TB:0
13:14
Category : 未分類
東奥日報にコメントが載りました

 「三沢沖墜落のF35A 日米、大掛かりな捜索も長期化」にコメントが載りました。
・ https://www.toonippo.co.jp/articles/-/184981
  WEB東奥日報です PCだと登録必要/スマホはそのままで読めます
・ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190428-00000001-webtoo-l02
  ヤフージャパンです
よかったら御覧ください。

■ 質問は一番の秘密と海流の影響

 これは「一番の秘密はなにか?」「海流の影響はどれくらいであるか?」について尋ねられたものです。

 前者は「ESMデータベースと脅威判定のロジックと重み付け、でも多分自動消去される」「だからやはりESM、レーダ、システム、ステルス技術」と答えて「ソフトウェアが最重要だけど多分消えてるからハード」と答えた中身です。

 後者は、ほぼ「海流は表層を」以下の部分です。同じことを言った海自関係者がいるとのことで間違いではなかったと安堵しています。

 あとは、従来に外海であった墜落機改修の事例を挙げました。
外海に墜落した飛行機の捜索では94年の浜松沖が陸岸から50km、95年の宿毛沖が島から20km、91年の三沢沖の米軍爆弾投棄捜索が天ヶ森から12kmです。他にも投入艦船や乗員は墜落飛行機の捜索が専門でもないので、これも捜索を難しくする原因だと思います

記事の「過去の自衛隊機を見ると、墜落地点が海岸から20~50キロ程度と比較的近かったため今回ほど[捜索]範囲も拡大しなかった。」は短くキレイに要約されたと思います。


■ 中露は回収しない、は書きませんでした

 あとは「実際には中露は回収に来ない」とも付け加えようかと思いましたが、記事趣旨からはズレるだろうなと考えてそれは書きませんでした。

 ヨーロッパ正面ならともかく極東ロシアではそれは無理です。

 中国は海底落下物の回収は日本EEZ内ではそもそもやりません。沖ノ鳥島とか東シナ海大陸棚のように領域主張はできません。さらにいえば中国政治はああ言われてはいますが一種の文治主義、徳治主義もある。*1 大義名分も立てられずに他国領域で事故機を奪うことはしません。もちろん自国領域に落ちれば回収して解析するでしょうけど。



*1 なんか甘い。というか学級会の正義みたいな建前論を持ち出して、それを押しとおすようなシンプルさがある。例えば中印紛争や中越紛争も勝ったあとで自分から後ろに下がっているからねえ。
2019.04
29
CM:7
TB:0
22:39
Category : 未分類
 日本軍の将兵は中国での乱暴狼藉ではまず裁かれない。

 そもそも起訴されない。軍法会議は日本軍が日本軍人を裁く。日本軍内や日本軍人への犯罪は困るから一生懸命に裁く。でも、戦場となった中国で虐殺をしても強姦をしても強盗としても日本軍も日本人も困らない上、部隊や日本軍、日本の悪評になるから一切起訴しない。

 仕組からして軍隊に甘い。軍法会議は軍内の法務士官が検事役となる。起訴するしないは日本軍の都合で決まる。さらにいえば検事が検事総長の指揮監督をうけるように法務士官は軍司令官の指揮監督を受ける。法務士官が起訴すると決めても司令官がNGをだせばオーバーライドされる。

 裁判は不告不理である。検事が起訴しなければ裁判にはならない。またその犯罪で起訴しなければ裁判も対象としない。以上は軍法会議制度の常識だ。

 だから日本軍の非行記録に占領地の乱暴狼藉は載らない。ネトウヨは日本軍が軍機厳粛だった証拠だと言い出すのはこのあたり全く無知だからだ。

 そして、それは中国側にも指摘されている。彭程さんの『軍事歴史研究』の記事がそれである。*1

 これは「掃討」に従事した日本軍非行記録の紹介である。58師団が新四軍と戦った際の記録を提示したあとの最後の余論として次のように既述している
発現一个奇怪現象:日軍対其士兵常年在外(尤其是対当地居民)犯科的厳重罪行諸如焼殺搶掠等、進行記載並形成的報告極少[中略]日軍十分重視其対内的紀律建設、意在借此保持戦闘力、而極度忽視対外的紀律建設、甚至対他們来説、其士兵対中国人民犯罪、根本不是在”違反紀律”。
彭(2019)p.124



■ 家屋全焼くらいもみ消せばいいのにね

 まあ軍法会議制度を抜きに説明するとそうなるということだ。

 そして、その記事の中を見るとまあ大したことはない。一等兵が酔っ払って中隊長をぶん殴ったとかお金ちょろまかしたといった話。前者は当たり前だが軍法会議は回避されていて訓戒で済んでいる。まあ自衛隊でもよくあるどうしようもない話。

 厳しい話は自傷行為。映画の二百三高地で出てきた右手の指を飛ばすアレだ。あとは夜間交戦中にはぐれて彷徨ううちに部隊に帰る気力がなくなった兵隊。これらは軍法会議送り方である。読んでいて気の毒でしょうがない。

 ただ、面白い話はあるもの。それは失火の罪なんだが、一等兵三人が仲良くお酒を飲んでいた。アルコール濃度が高い白酒4合だから業務用ストロングゼロどころの比ではない。泥酔してぶっ潰れる。そして灯油ランプの火を消すのを忘れて、それが木造紙張りの現地接収の建屋に引火し、都合悪いことに水源まで1kmあるので、おそらく全焼したといった話。

 でも誰も死んでいない。このあたりで一種の笑い話だ。火災部署で在隊者は一味同心して物件を搬出。ガスマスク11ヶを除けば武器も無事、損害も300円程度でしかない。思想性もないし、喧嘩でもない、軍規への挑戦でもない。中国人民も死んでいないし、家屋接収はともかく非人道、非合法の行為の影響はうけていない。


 でも3人は営倉7日。よほどアレでクソ真面目な指揮官が罰を与えたのだろう。本来はもみ消すべき案件だからだ。*2

 そして、とばっちりは留守隊長の少尉さん。監督責任で営倉3日を貰っている。まあ責任といえば責任なんだが、耐燃性や防火用水が準備できないところでは搬出成功、人的被害なしでむしろ褒めてもよいはずである。

 あるいはこの少尉さんが上級部隊にホントのことを言ったせいでもあるかもしれない。「新四軍の襲撃と判断して飛び起きたところランプが転がって引火」とでもいっておけば新四軍のせいにできただろうし、新四軍も日本軍の営舎を焼く戦果を挙げたことにできてWin-Winだと思うけどね。


*1 彭程「1942年日軍第五十八師団在与新四軍作戦期間士兵内部違反報告」『軍事歴史研究』135(国防大学国家安全学院,南京,2019)pp.114-124

*2 あるいは軍法会議を回避するための便法かもしれないが
2019.04
29
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04:19
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 須賀原洋行さんの主張は不思議だ。明石順平さんの「実質賃金が低下した」への反論として「名目賃金が上昇した」と述べているからだ。

明石順平@junpeiakashi
アベノミクスの失敗は一つのグラフで簡単に説明できる。
つまり,
①増税と円安で物価(赤)が急に上がったが
②名目賃金(青)の伸びが物価の伸びを大きく下回ったので
③実質賃金(緑)が急落し
④消費(黄)が超冷えた
要するに,生活が苦しくなっただけです。
https://twitter.com/junpeiakashi/status/1122357569731694592


須賀原洋行@tebasakitoririをフォローします
ベアと賃上げを5年連続実現し、名目賃金、総雇用者所得が伸びたが、物価目標を設定したのと消費税増税で物価が上がったのと雇用者数激増によって定年後の再就職や若者の就職・主婦のパート職等(賃金は低め)が増え、消費者物価指数で割られる実質賃金が下がっただけで、生活は全体に良くなったと思う
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/1122412100511338497



■ 論理をなしていない反論

 その反論は極めて難解である。須賀原さんが難しいことを言っているわけではない。まずは140字で一文であること。なにより、文内の文節同士のつながりが全く論理をなしていないことだ。

 その筋悪は次のように中略をいれて縮小すれば明快となる「[中略]名目賃金、総雇用者所得が伸びたが[中略]実質賃金が下がっただけで、生活は全体に良くなったと思う」(須賀原)


■ 実質賃金が下がればベアも賃上げもないもんだ

 その上で述べれば誇る点も不思議である。須賀原さんは「ベアと賃上げを5年連続実現し、名目賃金、総雇用者所得が伸びた」と低能宰相のアレ経済を褒めるかのような記述をしているからだ。。

 実質賃金が低下している状況下で名目賃金の上昇は成果となるだろうか?

 ならない。賃下げでしかないからだ。1000%のインフレ下に200%の賃上げがあっても、それは給料4/5のカットである。それを給料を2倍にしたと誇るのは、まずはお気の毒としかいえない。


■ 名目賃金すら「(賃金は低め)」なのに「生活は全体に良くなったと思う」(須賀原)

 さらにいえば、被雇用者数の増加で対抗できると考えているフシも見受けられる。「[被]雇用者数激増によって定年後の再就職や若者の就職・主婦のパート職等(賃金は低め)が増え」(須賀原)の部分だ。

 だが、それも「生活は全体に良くなったと思う」(須賀原)の主張を支持する理由とはならない。

 「定年後の再就職や若者の就職・主婦のパート職等(賃金は低め)が増え」(須賀原)は「定年後の老人や主婦がパートをしなければならなくなった」とも読める。

 なによりもいずれの雇用も「(賃金は低め)」(須賀原)と述べている。名目賃金ですら低賃金で働かされることは果たして「生活は全体に良くなったと思う」(須賀原)なのだろうか。


■ 「実質賃金が下がっても生活は苦しくなったとは言えない」(須賀原)

 須賀原さんの独特な実質賃金感は次のツイートでも見られる。

須賀原洋行@tebasakitoriri
明石さんが提示する数値は正しいし、読み取り方も間違っていないと思うが、生活が良くなったか苦しくなったかは実質賃金の数値では計れないと思う。一番大きいのは新卒が売り手市場になり就職に困らなくなった事じゃないかな。あと、定年後にも職がある事。前政権ではこれが困難で、好転したのは確か。
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/1122418255212077056


 このうちの「生活が良くなったか苦しくなったかは実質賃金の数値では計れない」(須賀原)の部分である。

 つまり、実質賃金の低下は生活が苦しくなったことを示さないと述べているのである。

 もちろん、生活が良くなったか苦しくなったかには多面的な評価軸がある。その要素は経済や経済以外でもいくらでもありうる。

 だが、「実質賃金が下がった」ことは「生活が苦しくなる」一大要素である。また実質賃金が下がったことで生活がよくなることもない。


■ 団塊世代が労働市場から抜けたから新規就業者数が増えただけ

 ちなみに、須賀原さんはここでも就業者数増加を持ち出している。これも明石さんの「アベノミクスの失敗」に対する反論のつもりなのだろう。「前政権ではこれが困難で、好転したのは確か。」(須賀原)の部分からそれは汲み取れる。

 だが、それはアレ政権の功績ではない。新規就業者数増加やより細かく大学卒業時の内定率上昇は人口モデルで説明がつくからだ。夏の時期には気温があがるようなもので今の政権の成果ではない。
2019.04
27
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04:33
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 原発汚染水の海洋投棄に対する批判に加藤AZUKIさんが次のように述べている。
25mプール満杯の水にペットボトル1本の醤油を流して、塩味を感じられたり血圧が上がったりする超感覚の人、なかなか減らないなー。
https://twitter.com/azukiglg/status/1121533565831827456


 では、水銀を含む工場排水を海洋投棄しても同じことを言うのだろうか?

 なお、発端と加藤AZUKIさんほかの反応は以下のとおりである。

80年型の教条的リアリスト

 
 そのメンツをみると不破雷蔵さん、moltoke◆Rumia1pさんとまずは加藤AZUKIさんの同等品である。「環境保護や平和運動といったサヨクっぽい連中を冷笑にする俺らってリアリストだよね」という教条的リアリストの方々だ。ちなみにその教条は80年代の保守論壇のままで何の進歩もない。その後の現実社会の変化を認識できていない。その点でお気の毒な自称リアリストの皆さんである。

 その反論の的外れぶりも奮っている。毒物、放射性廃棄物を投棄する無責任への批判に対して「薄まるから影響はない」的外れの反論をしている。加藤AZUKIさんは超感覚云々ともいっている。

 彼らはアマゾンの大河にアマルガム法由來の水銀を廃棄する行為にも、その行為に怒る原住民にも同じことをいうのだろう。「アマゾン川に10gの水銀を流して、水銀中毒になる超感覚の人、なかなか減らないなー」と。
2019.04
17
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07:39
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 70歳以上の厚生年金の保険料支払い義務にみんなが怒っているのだけれども。

厚生年金加入、70歳以上も 厚労省が納付義務を検討 受給額を上乗せ
2019/4/15 23:47日本経済新聞 電子版
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厚生労働省は会社員らが入る厚生年金について、一定額以上の収入などがある場合、70歳以上も加入して保険料の支払いを義務付ける検討に入る。現在は70歳未満としている保険料の納付期間が長くなるため、受給できる年金額は増える。健康寿命は延び続けており、将来に備えて長い期間働く高齢者が増える可能性がある。

厚労省は今年、公的年金制度の健全性を確認する5年に1度の検証作業を実施する。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43565480Q9A410C1MM8000/


 べつに金儲けしているやつに年金を負担させるのは悪くはない。従業員として一定以上の収入があるなら年金負担はあるべきである。また現に比較的額が大きい厚生年金と共済年金をもらっているヤツなら、とって当然だと思うけどね


■ 厚生年金と共済年金から奪うしかない

 問題となるのは国民年金である。あまりに額が小さく老人が困窮する原因だからだ。

 対して厚生年金と共済年金はそうではない。結構もらえる計算である。

 それを年金問題、老人困窮問題として一緒くたにするのは混同の誤りだ。上の記事への怒りはそれに見える。

 実際に問題解決すべきは国民年金である。社会を安定させるには金額は少ない。だが闇雲に増額するのも難しい。勤労世代の負担やら財政がきつすぎる。

 その点からすれば 厚遇されている厚生年金と共済年金から金を引き上げるべきではある。そうしないと国民年金が持たない。その点で受給者でも働いしている老人に厚生年金を負担させるのは悪くはない。


■ 課税して国民年金に回すのがいちばんよくないかね

 ただ、焼け石にみずでしかない。

 本来ならガッチンコが望ましい。

 でも国保と厚生年金と共済年金と軍恩の合体は難しい。貰っているヤツが大反対するからだ。

 それなら厚生年金と共済年金に90%の税金かければいいんじゃないかね。国保相当額、月6万6000円を超える分には9割課税、とった税金は国民年金、厚生、共済の受給者で頭割りして分配する。

 国保の無理は相当に緩和するはず。調べるのが面倒なので調べてないが戦後生まれが扶養者コミで国民年金、厚生、共済が2:4:1で、月あたり6万6000、15万円、20万円とすればだいたい国民年金で13万円超、厚生と共済で14万と15万くらいになるんじゃないかね。後二者は退職金がある。きちんと貯金しとけば極端には困らないでしょう。

 そうすれば最貧層は嵩上げされる。あとはBIと生活扶助でどうにかなる。また、一度均した上での補助なら現役勤労世代の負担も減る。たぶんそれが一番いい。
2019.04
16
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03:38
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 一時、帝国議会の上奏や建議を地引網していたことがある。

 古い帳面で探しものをしていたらその頃のメモを発見した。昭和14-15年の『帝国議会 衆議院 上奏・建議・決議・同義・質問 七十五帝国議会』で気になる項目を拾ったもの。

 その一つが四国帝国大学の件。徳島に作る話であったらしい。メモに「可決」とあるのは建議を可決した意味だろう。帝国議会が建議しても政府はそれを実施する義務はない。

 もう一つが「脊椎骨調整医師法規制定二関スル決議案」。提出者は福島の栗山博さん。カイロプラクティクスなんだが、はあま師は医師でないのに新参のカイロプラクティクスを医師相当とかどうかしている。10年前にもそう考えたことを思い出したよ。
2019.04
14
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14:51
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 ニセ科学バスターとやらはお理工さんの癇癪なのだろう。「科学的に正しいのにボクの主張が通らない」で怒っているのはそれだ。

 よく見れば主張が通らないのは別の理由がある。例えば単に御本尊の説得力が低い。主張が成立する余地もないのを見極められていない。影響力がない。はっきりとノーと言わない。そういったものだ。

 しかし、お理工さんはそれを放置して「科学的に誤っている」だけを言い立てる。それは彼の属する理系カルトの中では共感は得られるのだろう。

 ただ、もともと主張しても通らない人の話である。その意見に価値があるといった印象はうけない。せいぜいが「ああそうだね」で終わりだ。


■ 単なるマンション組合内での政治敗北でしょ

 謎水さんの磁気防錆批判はそれだ。
謎水@nazomizusouti
マンションに謎の水装置を導入されてしまった被害者です。
ニセ科学の注意喚起を拡散しています。
ウェブサイト移転しました。
https://nazomizu.com
https://twitter.com/nazomizusouti/status/1100367541271027712


 マンション組合での話である。イカサマ磁気防錆の導入を非科学的だと主張したのだが受け入れられなかった内容だ。

 その中身をみれば説得力や行動力での敗北だ。マンション組合での多数派形勢に失敗した。あるいは提出案件の拒否に失敗した。その程度である。さらに言えば公的機関への救済を求めるばかりで自力での抵抗も不徹底であるようにみえる。
https://nazomizu.com/html/comic/main/images/page_0010.jpg
https://nazomizu.com/html/comic/main/images/page_0056.jpg

 結論は「そんなに嫌なら区分所有なんか住むな」で終わる。1戸あたりで5万10万の負担だから払って忘れる。積立からの支出なのでその支払拒否ができなった。それを悔やむなら区分所有はやめるだけの話である。


■ それって「科学で折伏できない」のフラストレーションだよね

 だが、謎水さんはその後にニセ科学であると昂ぶっっておられる。

 内容はあまり意味はない。イカサマ磁気防錆はイカサマであると述べているだけ。そんなの周知なので買わなければいい。あるいは鰯頭で信じているのだからほっておけばよい。別に人体には害はない。

 そして、そこにあるのは癇癪である。本来は「買うな」で終わるはずだ。なのに「科学的に正しくないものが否定されないことは許されない」で一貫している。「科学的に正しいのにボクの主張が通らない」のフラストレーションの表出に尽きている。*

 まずは特異な世界認識を感じざるを得ない。この地球は科学的正しさだけで回っているわけではないし、社会は科学的正しさだけで動いているわけではない。そこに原理的科学主義の教義で世間が動かないことを訴えている。まずは世界認識の差異を感じるものだ。




 お理工さんのニセ科学批判・啓蒙ってアレ気な宗教の勧誘に似てるんだよねえ。「宇宙大稲荷大明神さまの奇跡の数々を説明しているのに教団に興味を持ってもらえない」とか「死後のお稲荷世界の素晴らしさを聞いても入信してくれない」みたいな。相手が神秘話を聞いてくれないことへのフラストレーションの表出とか、神秘理論を理解しないのは日本人の神秘リテラシーが低いからですみたいな合理化とかね。
2019.04
10
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12:53
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 自動車レースとオリンピックは似ている。熱狂するのは途上国だけだ。

 自動車レースはモータリゼーションが進行中の国で人気がでる。途上国の国民は自動車とナショナリズムの高揚を欲しがる。かつての貧乏人は車を欲しがる。かつての貧乏国は他国の自動車チームに勝つことでナショナリズムを満足させるからだ。

 成熟した国ではさほどの人気もない。飽きられてしまい一部の好事家が好むだけとなる。60年代日本のように子供までが熱狂することはない。今の日米欧はその程度である。


■ エアレースはそれ以下

 エアレースはそれ以下である。常人には飛行機を所有したがる感情はない。その点で自分で買って運転できる自動車ほどの興味は惹かない。ナショナリズムを刺激する効果しかない。

 だから短期で飽きられる。目新しさがなくなれば終わりだ。

 レッドブルの曲芸大会はまったくそれだ。実際に興行は焼畑農業的である。固定した都市を巡回する形ではない。ジプシーのように各国を巡回する形である。同じところではすぐに飽きられる構造にあるのだ。

 そもそも世界大会もおこがましい。自社で10人の運転手を集めて団体を作っただけ。インディのプロレス団体と変わらない。それで世界大会を名乗り決勝云々は間抜けでしかない。

 当初は目新しさでナショナリズムを刺激できる。自民族の運転手が一等賞とれるかどうかが話題になる。

 だが、やっていることはタダの曲芸飛行であり、実態はインディのプロレス団体の世界大会である。

 だから人気は落ちていくのである。


■ 欧米では人気は凋落している

 これはファン層の偏りで明らかである。大貫剛さんによれば、曲芸運転手の発言に反応するのは日本人だけとのことだ。つまり日本以外の人気は凋落しているのだ。

レッドブル人気なくなる
大貫剛@ohnuki_tsuyoshi
ションカ選手のTweetに反応してるのが全員日本語アカウントってのが、レッドブルエアレースの日本での人気が特別だってことを物語っているよな…
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/1115629661596176384


 「レッドブルエアレースの日本での人気が特別」(大貫)とは、日本以外では人気がないということだ。従来の巡業国は焼畑しきったのである。


■ 日本でもそろそろ飽きられる

 もちろん、日本での人気もそろそろ終わる。飽きがくるからだ。

 実際に観客動員数は着実に減っている。15年には12万人を動員した。それが3年後の18年には7万人に減っている。今後は採算がとれなくなるだろう。

 その点で日本での焼畑農業もそろそろおわる。そのうち日本から撤退し中国や東南アジア、中央アジアや湾岸地域、将来的にはアフリカや南米に引っ越すのだろう。

 もちろん、それ以前にも人が死ねば終わる。運転手がしくじる。他人を巻きこむの他にも
熱中症で何人か死ぬでも終わるだろう。金とって海岸に押し込む。直射日光に晒す。そして飲み物を安価に提供しない。何人か死んでも不思議はない話である。


■ 逆に言えば、人が死ぬスリルもないからねえ

 まー、でもホントのスペクタクルって人が死ぬことだよねえ。エアレースも10回に1回ほど人が死ぬような危険があれば人気は出ると思うよ。安全なTVの前に座ってコーラを飲みながら現実で人が死ぬかどうかのスリルを提供できればすごいことになるだろうね。それなら己もケシカランとか言いながら見る。悪趣味と目を両手で覆いながら指の間から見る。

 でも、何もおきないからね。その点でもレッドブルはすぐに飽きられる内容でしかない。

 まあ、最下位あるいは優勝者を○して神に捧げるようなアステカ方式ならね。それならあの退屈な曲芸飛行でもサッカーや野球でも見る。

 オリンピックもそうすればいい。「メダル競争で優勝できなければ元JOC会長の卑属を族滅する」なら喜んで見るし、どのゲームでも対戦国を応援するね。
2019.04
05
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19:28
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 なぜ、日本軍隊の武器の「里帰り」は人の金をアテにするのだろうか?

 武器を見世物にする完全な私的商売である。そのランカイ屋商売の資本となる武器はランカイ屋が投資として買うべきである。

 それにもかかわらず寄付を求めている。綺麗事をいってマニアあるいは世間に金を無心した。人の金で好奇を引く兵器を買う。それで里帰り云々である。

 だが、実際は見世物としての金儲けの算段であった。これは飛行機の前例や売却話をみればそう判断できる。


■ 金もないのに戦車を買う話を真に受けるべきだろうか?

 95式軽戦車でも同じ話が進められている。「『九五式軽戦車』を日本人の手に取り戻す」と題し「日本の技術遺産の歴史」云々と、また例によってクラウドファウンディングと言い出している。(https://readyfor.jp/projects/type95HA-GO

 だが、金もないのに戦車を買うような話を真に受けてよいものだろうか。「「九五式軽戦車」を日本人の手に取り戻す。修復、里帰り計画」の最初に掲示された文章には「金は無いけど戦車を買う話を進めているよ」とある。

しかし本来、日本の遺産は日本で保存すべきです。決して、日本人にその"能力"がないわけではないのです。
先達の失敗に学び、私たちは今度こそ、成功事例を作りたい。
10年越しの準備を経て、あと必要なのは、買い取りの資金だけ。
残された時間はあとわずか。
今回、支援が集まらなければ、私たちの買い取り権利は失われ、車両はロシアのマニアか中東石油王の手に。そして日本の防衛技術遺産保存は、また10年、遅れをとることになるでしょう。
https://readyfor.jp/projects/type95HA-GO


 「10年越しの準備を経て、あと必要なのは、買い取りの資金だけ。」とは不思議な表現だ。まずは、10年やっていて金の目処がついていないことを示している。また、金も準備できないでいて「あとの準備は整っている」という強心臓である。


■ もし、「公的博物館」ができなかったらどうするのかね

 さらには実現性も相当に怪しい。

 なぜなら計画に言い訳があるからだ。図版として示された将来計画の線表には「防衛技術博物館(御殿場市に公営として建設計画中)が完成すれば、ついに日本へ里帰り!」とある。

計画線表

 もし、「防衛技術博物館(御殿場市に公営として建設計画中)が完成」しなかったらどうなるのだろうか?

 ボービントンのパレードとやらで走行お披露目して計画は終わりにも見える。展示場所がなく、輸入も難渋するだろうためだ。

 特に公的機関が絡まなければ戦車の輸入は容易ではない。砲や機銃を外しても外為法上は武器である。そのため経産大臣の許可が必要だからだ。

 その点で線表の「防衛技術博物館(御殿場市に公営として建設計画中)が完成すれば」は注目すべきである。現地で戦車が買えたからといって必ずしも日本に戻るわけではない。そのような言い訳にも見えるためだ。


■ 道楽は中東やロシアのお大尽に任せるのが筋

 なによりも道楽である。旧日本軍隊の戦車を持ち帰り動かすというのは趣味でしかない。本来は模型マニア向けの道楽である。1/1のプラモが動きますよ程度の意味しかない。

 本来はお大尽がやることだ。それなら問題はない。どんなに金を無駄遣いしても、わけのわからない取引をしても誰も口をはさむことはできない。

 それを寄付で賄おうとするからおかしくなる。醵金を募るため、さも社会的に価値あるように言い立てるあたりで怪訝となる。

 人の金で自分の道楽をやる浅ましさがそこにある。まずは不首尾に至ることを望むばかりである。





 ま、自衛隊か靖国社に納めるならわからないこともないけどね。
 ただ、自衛隊ももらってもあまり喜ばないし、いまの靖国は政治的にどうしようもないのはおいても、宗旨からして戦闘に参加した車両でもなければ由来も縁起もないタダの鉄屑だけどねえ。
 あとは、無理に1億だすよりも例の少年戦車兵神社の保管を先に進めたほうがいいんじゃないかね。錆落としや戦車の外観を整頓し、密閉式の展示保管庫を奉納するにしても2000万もいらないでしょ。地元の神社にある戦車を大事にしないで海外の戦車によくわからない金額を突っ込むって話はどうよとは思うね。
2019.04
02
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10:39
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 新元号が令和に決まった。 今上天皇の 御退位により 皇太子殿下が5月1日に 御即位される。その際に平成が令和に改元されることとなる。

 だが、令和の年数は平成の治を超えない。新憲法下において 御退位の先例が生まれ慣例となるためだ。天皇制は定年制となる。結果、 皇太子殿下が百歳を超える 御長寿を全うされても相当以前に 御退位される。つまり令和の治世は定年制により終わる。70歳定年なら最短12年、85歳定年なら最長27年となる。

 これは何を意味するだろうか?

 元号は今後、実用性を喪失する。定年制により次の次の元号、ポスト令和はさらに短く、おそらく5年で終わる。つまり令和とポスト令和の2代の 御治世は合計して最短16年、最長31年となる。頻繁な改元対応を避けるため元号利用は儀礼場面を除けば使われ難くなる。そう予想できる。

小さく_生前御退位の定年年齢と元号の期間

 
■ 令和は最長27年

 「令和は何年続くだろうか?」

 従前であれば不敬の発言である。明治憲法により 天皇は終身現役が定められた。定年や予備役は存在しなかった。そのため元号期間の予測は 崩御の予想となるため口にはできない問題であった。

 だが、今回の 今上御退位により状況は変化した。次の元号についての議論や予想は禁忌ではなくなった。当然、その期限を予想することもタブーではない。

 その前提に立って予想すれば、令和は最短12年から最長27年である。 皇太子殿下もおそらく定年制度の前例は踏まれる。その定年年齢を70歳とすれば令和は12年、85歳とすれば27年となる。

 令和の 御治世は平成の 御治世を超えない。そう予測できるのである。

 
■ 定年年齢の引き下げは必至

 その上でポスト令和を予測すると5年となる。まずは 文仁親王殿下は 皇太子殿下の5歳年下でいらっしゃる。そして同一年齢での 御定年となればポスト令和は5年だ。また宮廷は前例主義で動くため一番ありうる年数である。

 この計算では令和とポスト令和は32年となる。85歳定年制を前提とすればそうなる。

 ただし、定年年齢の引き下げにより短縮される可能性は高い。

  御定年年齢の引下議論は必至だ。85歳定年はあまりに過酷だ。 御退位後を楽しんでいただくためには80歳定年とすべきだ。あるいは75歳、70歳とすべきといった話は必ず出てくる。

  今上の85歳定年を維持する必要もない。なにより 悠仁親王殿下がいらっしゃる。無理に 治世を長引かせる必要もない。その点で 御退位は差し支えない。

  また制度上のハードルも低い。宮廷は前例主義で動くとは述べた。だが、 御歴代の事例を拝見すればより若年での 御退位例も多い。また他国王室の例も宮廷でいう勘例となりうる。

 
■ 令和と、ポスト令和は16~31年

 それからすれば令和と、ポスト令和は極めて短くなる。 今上天皇の 御定年が85歳、 皇太子殿下の 御定年を80歳と仮定すれば令和は22年だ。そして、 文仁親王殿下の 御定年も80歳ならポスト令和は5年となる。その場合の合計期間は暦年で26年である。

 この年数予想26年は 悠仁親王殿下の 御即位年齢との相性もよい。令和とポスト令和が22年であれば 悠仁親王殿下は39歳で 御即位される。 明治大帝は14歳、 昭和帝は25歳と比べて若年ということはなく、 今上の55歳 皇太子殿下の59歳よりもお若く公務が 御負担となるお年でもない。

 実際には合計はさらに短くなる。定年年齢はさらに下る可能性は高い。オランダの ベアトリクス女王の例に倣えば75歳定年である。その際には合計22年となる。70歳定年もありえない話ではない。その場合は合計16年だが 悠仁親王殿下の 登極は29歳であり違和感はない 御年齢だ。

 
■ 元号利用は儀礼に限定されるようになる

 いずれにせよ今後20年から30年の間に改元は2回ある。令和とポスト令和の合計は最短16年最長でも31年が限りとなるからだ。

 その結果、どうなるか。世間では元号をなるべく使わない選択がなされる。国民の 皇室へ敬慕や天皇制の支持にかかわらずそうなる。

 実際に兆しは見えている。今回の改元により表示はともかくシステム内部での元号利用は完全になくなった。また書類も西暦ベースが進んでいる。公的な免許証ほかも西暦が付され始めている。今後はそれがさらに進む。

 なによりも元号は年数計算がしづらい。元年は0年ではなく数えで1年、しかも1月1日始まりでもない。さらに複数年号をまたぐ必要性も増える。当然ながらそれは避けられる。

 また、改元や新元号が予想不可能な点も要因となる。今回は改元1ヶ月前まで次期元号は公表されなかった。本来なら昨年中に発表しても差し支えもない内容だ。だが、意図してそうされたのだ。

 その点からすれば保守派の振る舞いは元号殺しであった。次元号の秘匿が「天皇制の威厳を保つために必要」と時代遅れの主張があった。そしてその影響により将来の元号利用が低調となったのだ。しかも 今上は 御退位の理由として皇位継承に伴う国民生活の混乱回避を挙げられていた。その 大御心にも背く主張である。この点も保守派による次元号秘匿は没理非漢の振る舞いであった。

 

 * なお、本記事は従来は不敬であった元号期間の予測を行うものである。もちろん今回の 生前 御退位により予測は不敬ではなくなっている。だが、従前感覚から 皇室への敬意を欠くものと誤解される虞れがある。その疑いを避けるため意図して闕字として一文字を下げた。
2019.04
01
CM:10
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23:27
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 コミケ医者で有名なCalci@Calcijpさんが退位批判をしている。

コミケ医者譲位
Calci@Calcijp
これだけ批判されても「譲位」と言わないで「退位」と言い続けるNHKなんざ天皇制廃止の最右翼でしょう。
https://twitter.com/Calcijp/status/1112708812023033856

和田政宗や産経あたりが言っている退位は敬意が足りない、譲位と言えの口真似なのだろう。

 だが、肝心の正式名称が退位なんだよねえ。今回の御退位は「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」に基づいている。これは内閣提出法律案が成立したものだ。また宮内省の発表をみても退位になっている。例えば「天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う式典準備委員会(第2回)」に宮内庁が作成,提出した資料」 だ。

 そこで「『譲位』と言わないで『退位』と言い続けるNHKなんざ天皇制廃止の最右翼」(Calci)は滑稽でしかない。それなら内閣や国会、宮内庁に代表される日本政府も「天皇制廃止の最右翼」(Calci)なのだろう。

 まあ、医者は結構ね。本人連は体の一部は良いと考えている。けど、結構その部位はあまりそうではない方も多い。Calciさんもそれではないのかな。

 そして保守の言っていることは正しいと思っている。地元名士やオタクコミュニティーなんかそうなんだが、ライト・イズ・ライトの発想にある。

 だから参詣あたりのオウム返しをする。本人はそれが正解だと信じ切っている。医者家系で医者になることに特化した丸暗記の受験競争に還暦になってもハマったまま。だから自分で考えられない。正解探しをして、正解を口にするのが正しい態度だと考えている。「退位は敬意が足りない、譲位と言え」の口真似は全くそれである。
2019.03
31
CM:14
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22:23
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 キクマコこと菊地誠さんは法の支配よりも法律支配を優先されるそうだ。

 これは在特会の選挙演説を肯定する立場で伺える。

kikumaco(5/9para-dice)@kikumaco
心情的にはありえないのですが、公職選挙法で認められた選挙運動であれば、止めることはできません
channel__3@channel__3
うわっ!いくら選挙活動とはいえ、小学校で差別主義者「#桜井誠」も登壇する演説会って、ありえない・・・・
https://twitter.com/channel__3/status/1112148618587172864

https://twitter.com/kikumaco/status/1112192367639973888


kikumaco(5/9para-dice)@kikumaco
公職選挙法で認められている範囲の選挙運動を妨害するのは民主主義に対する敵対行為なんですよ
https://twitter.com/kikumaco/status/1112211212081590273


 日本の法律で選挙運動の妨害が禁止されている。だから選挙運動に名を借りたヘイトスピーチでも抗議すれば日本の「民主主義に対する敵対行為」(菊池)だそうだ。

 法律で決められてばヘイトスピーチには講義できないといった主張とも言い換えられる。法律主義・法治主義の鑑のような態度である。


■ 逮捕の可能性があるけどヘイトスピーチには抗議する

 ちなみに、3日前には真反対の主張があった。選挙運動に名を借りたヘイトスピーチに抗議する。逮捕の可能性があるけどやる。そのような敢然とした態度である。

 それは川崎でヘイトスピーチを繰り返す差別者へのカウンターである。
C.R.A.C.@cracjp
[HATE ALERT] [選挙妨害] 3月29日(金)12:30 川崎・池上町公園=川崎駅からバス(川13・川40)。★★★通常の選挙運動への抗議とは違い、公選法違反となりうる妨害行動です。後に検挙されてもよい方だけご参加ください。★★★暴力厳禁★★★ 詳細👉http://crac.jp/post/183759633249/ …
https://twitter.com/cracjp/status/1111222988639072256



通常の選挙運動への抗議とは違い、公選法違反となりうる妨害行動です。後に検挙されてもよい方だけご参加ください。

29日午後、これまで川崎市で差別扇動集会への参加を繰り返してきた自民党員佐久間吾一が川崎市議選に出馬、池上町で選挙の第一声をやると言っています。

[中略]

選挙関係なく普段通りに対抗する、という結論となりました(笑)。当然、公選法違反で後に検挙される可能性があります。しかしさまざまなメリット、デメリットを比較考量した結果、それでもやる意味があるという結論に至りました。

[中略]

この行動は選挙の自由妨害とみなされ、後に検挙、起訴される可能性があります。その場合は、裁判を通して以下のことを訴え、現状の問題点を明らかにします。

・罰則のないヘイトスピーチ解消法は現状対策として不十分である
・自治体が反ヘイト条例を定めても適切に運用しなければ無意味である
・国と地方自治体は、ヘイトスピーチに対する実効性のある対策を早急に行うべきである
http://crac.jp/post/183759633249/hate-alert-選挙妨害-3月29日金川崎池上町公園


 まずは自然法、天賦人権、「法の支配」を求める態度である。ヘイトスピートは許されない。それへの抗議は正義である。その正義は法律で抑え込むことはできない。


■ どちらが偉いか、尊いか

 両者の態度は対照的である。「逮捕されるかもしれないけど抗議する、暴力は使わない」(CRAC)と「心情的にはありえないのですが、公職選挙法で認められた選挙運動であれば、止めることはできません」(菊池)

 差別者に対する態度として正しいのはどちらだろうか? CRACによる法の支配の訴求と菊地誠さんの従順な法律主義のどちらが正しいのだろうか?

 明らかに前者だ。

 前者のほうが偉い。差別反対の主張を進めるために逮捕のリスクを承知して行動する立場だからだ。心情的にありえないのですがと言い訳して法律に従って差別を放置しましょうとは比べ物にならない。

 さらに言えば「法律がそうだから『法の支配』に反していても認める」立場は明らかに間違っている。


■ 80年前の菊池さんはユダヤ人虐殺も「法で認められた処分であれば、止めることはできません」なんだろうね

 菊池さんのスタンスは歴史的事件にあてはめるとわかりやすい。法規上は合法、ただし人道上は非合法の例だ。その主張は「ユダヤ人虐殺は合法で抗議はドイツへの敵対行為なんですよ」や「従軍慰安婦は法律上は人身売買じゃない」「南京大虐殺は便衣兵が」と全く同じである。

 政者正也という。間違った法であれば士大夫はそれを糺さなければならない。

 だが菊池さんはそれを怠っている。そのスタンスは法律で認められて入れば法の支配に反しても構わないという立場である。


■ 放射能も法律法規が安全と規定すれば

 これは放射能放射線の問題も同じだ。差別問題だけではない。

 菊池さんの主張は法律主義そのものだ。「国が法律に従い決定した法規・規則で安全と認めた数字以下だから安全だ」である。また「国家が安全と認定したから甲状腺がんが増加するわけはない。過剰診断の結果で見つかった、危険ではない腫瘍だ」も同様である。

 そこに実態被害がでても認めない。法律法規、国家政府がそれをみとめなければ全部、気のせいや既往症で片付ける。

 そのようなご自身の振る舞いを問題とも思わないあたりは不思議なものだ。特に過剰診断や予後良好な良性腫瘍の主張のたぐいは近藤医師の「がんもどき」理論そのものだ。そして「がんもどき」理論は普段はニセ医学とバカにしている。しかし、法律法規や国会政府のお墨付きがあれば自らそれを振り回す。そのような態度はなかなか興味深い。


 
2019.03
29
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16:22
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 医薬品業者の業界紙を元に「ワクチンとスクリーニングで子宮頸がんは撲滅可能」とはなかなか興味深い発言である。

業界紙

 これは「疑似科学・ニセ医学バスター」を自称する桑満おさむさんの主張(https://twitter.com/kuwamitsuosamu/status/1110761291998621696)である。『Medical Tribune』2019年3月21日号の一面「子宮頸がん 今世紀中の撲滅は可能」の写真を提示してそのように述べている。

 でもねえ、この『Medical Tribune』は如何にも業界紙・PR紙にしかみえない。

 当の会社概要にこうある。
メディカルトリビューン社は、医学新聞『Medical Tribune』を1968年に創刊して以来、メディアカンパニーとして国内外の最新医学・医療情報を提供してまいりました。
 約半世紀におよぶ歳月を通じ、多くの医療関係者様や製薬企業様のお力添えによって、医学・医療情報の提供という社会的責任を担わせていただけた事は、当社の大きな誇りです。
https://medical-tribune.co.jp/corporate/about/

「製薬企業様のお力添えによって、医学・医療情報の提供」をしてきたとのことだ。

 業界紙は広告主に寄り添う。製薬会社が広告を出せば製薬業界をヨイショする。その製薬会社や製品を褒める。ワクチンの広告だせばワクチンを褒める。そういうことだ。

 桑満さんはその業界紙を出して日本のHPVワクチンへの反発を後進的と述べている。
桑満おさむ@kuwamitsuosamu
ワクチンとスクリーニングで子宮頚がんは撲滅可能、と世界的には考えられているのに、日本は何をやっているんだか。
https://twitter.com/kuwamitsuosamu/status/1110761291998621696


 プロフィールによれば自称「疑似科学・ニセ医学バスター」とのことだ。その割には資料批判は怪しいものである。あるかどうかはしらないが『月間EM菌』を読んで「世界はEM菌を評価しているの日本は」といっているのと変わらない。それをご理解できていないのだろう。


 なんつうかね。疑似科学バスターってこの手の方が多いよねえと。非科学的だといいながら、自分が振り回している根拠は「うーん」というやつ。あるのは勝ち馬に乗りたいという情熱で。「日本は何をやっているんだか」(桑満)みたいな(科学に)無知蒙昧な愚民を啓蒙する側にまわりたいというアレね。

 あとは医者のアレな全能感ね。医者と話していると結構アレ?となることが多い。生島ヒロシの朝ラジオでも「『ボクの考えた健康法』だろ」とかも連発している。まあ、医者の倅は間抜けでも医者になれるあたりを見ると、半分はアレなんじゃないの。金積めば入れる大学があって、丸暗記すれば通る医師試験をとおっただけ。それでも患者や病院職員は言うことに従う。それで全能感をもたれてもねえ。春風亭小朝さんじゃないほうのアノ金髪野郎とかさ。
2019.03
24
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05:24
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 理工系いわく「理工系は厚遇されるべき」とのことだ。TJOさんの「この国では理工系人材を冷遇してきた」を裏返すとそうなる。

 これは「理工系の採用難深刻に、AI人材など争奪 本社調査 」(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42779130S9A320C1MM8000/)への反応だ。

TJO@TJO_datasci
あれだけこの国では理工系人材を冷遇してきたのに、今更理工系人材が足りないとか言われても誰も答えようがないのでは
https://twitter.com/TJO_datasci/status/1109040834622545926


 そもそも「理工系人材を冷遇してきた」(TJO)といった主張が納得し難い。日本の組織で「理工系人材を冷遇」してきた例があるだろうか?

 採用では文系理系は対等あるいは理系優位でもある。大卒の一括採用では文系理系は対等である。そして院卒以上では理系厚遇だからだ。

 その後の給与も差異はない。だいたい文系・理系で採用以降の昇進に差はない。人事管理で技術職に入っても給与はほとんど変わらない。

 その点で相当にズレた発言に見える。この状況で「理工系人材を冷遇してきた」(TJO)は、相当な理系優越思想が窺えるものだ。理工系人材は厚遇されて当然、あるいは文系は冷遇してよしといった価値観の発露なのだろう。


■ もっとスゲエのもいる

 もっとスゲエのもいるけどね。TJOさんの発言への反応を見ると理系優越の思想の上で文系理系同一賃金を否定する主張もある。

シロー@お家働き方改革@rikeibunkeiwork
じゃマジで 理工系の給与あげてよ…
4ないし6年必死こいて勉強したのに同じ給与って何よ…
と全国の理系の声を代弁します。
https://twitter.com/rikeibunkeiwork/status/1109435135517057027


 理系の仕事のほうが高いとでもいいたのだろう。

 なによりも「4ないし6年必死こいて勉強したのに」(シロー)の背後にある「文系は4年間必死こいて勉強してない」価値観である。あるいは「文系は4年間遊び呆けいている」や「文系は理系よりも知的水準が低い」といった「オマエは理系以外の世界は想像できないのか」アレ雰囲気を強く感じるものだ。


■ 自称「理系」の世界認識

 理系は文系の上位に存在する。文系は理系に劣るといった世界観が明瞭に出ている。「厚遇すべき」や「高給料を与えろ」と言いだしているのはそれだ。内心には「理知的で論理的な理系」といった思い上がりがあるのだろう。汽車のドアに貼ってある『理系が恋に落ちたので証明してみた』みたいな、自称クールのような陶酔である。

 だが、それは言い出すあたりで「理系でござい」以外には何も取り柄はないだろうあたりは窺える。

(実際に見た自称理系の幹部技官の話を書いたが、筆はエライ進んだがとてもアップできる内容ではないので省略する)

 高く評価されるべき理系の自分が世間で高評価されていない。そのこじらせっぷりが「厚遇すべき」や「高給料を与えろ」なのだろう。

 同じような取り柄もない盆暗でも明暗分かれる。文系はたいていは自分のせいにできる。ボンクラもそういうものだと考える仕組みになっている。でも理系のうちの、一部のアレ理系は自分のせいにはできない。そして世間のせいにする。それが「この国では理工系人材を冷遇」なのだろう。
2019.03
15
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22:11
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 中国気象局のロゴがステキ。伝統的な雲の文様をうまく扱っている。こういうデザイン大好き。

中国気象局360



 対して日本気象庁はねえ。センスのありかを疑う。そもそもデカいロゴがない。しょうがないから既存の小さいロゴを拡大して雑にトレスしたよ。

気象庁360



 まあ、デザインでも負けたということだね。金額ケチるとか、金ぶっ込むにしてもオリンピックのときみたいな縁故デザイナーとかでやってんじゃねえのかなあと。上位の国交省のデザインもあれだしね。

 NOAAなみにかっこいいの作れと。気象庁はNOAAに習えとね。

NOAA360.jpg


 ただまあ、NOAAのロゴは米海軍組織を横断してみてもモダンでナンバーワンだと思うよ。米海軍、米海兵隊、米沿岸警備隊、米海軍省のロゴは古いから。
2019.03
12
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23:55
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 3月9日売りの『軍事研究』に哨戒艦の記事をかいたのだけれども。

 その記事を出した後で水交会で同期会があった。そこでまあ色々話したんだが、哨戒艦は全然固まっていない感じだった。「ホニャララ方面は強力な武装つけたいらしくて『哨戒機に強力に武装できるんだから哨戒艦も強力に武装できるように』のロジック」(同期)だそうだけれども「そう言いだすってことはやっぱり武装なんか全然なんだろうねえ」(己)みたいな話をした。

 あとはFFMね。そっちは「護衛艦隊筋は強力艦にしたいらしいけど掃海隊群筋は入手性や省力化を重視しているみたいな話があるとかないとか」(同期)といった話を聞いたよ。

 別に具体的な装備水準を示すわけでもないし個人名がでるわけでもないので書くけどね。

 まあ、部分最適と全体最適が一致しない問題もあるかなと。内局や予算当局を説得して個艦の装備水準を切り上げさせれば、担当課や担当さんの勝利、功績になるけど、装備水準をあげると入手性や乗員数が犠牲になり予算枠を圧迫するからねえ。

 一番いいのは、LCCも見越した総事業規模の中で最大利益を得るような検討だねえ。それは海自だけではできない問題で利害関係のない識者やらシンクタンクを含めて検討しないと難しいだろうけど
2019.03
06
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00:29
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 1942年の米海軍作戦も敵進我進で説明できるのではないか?

 アーネスト・キングは大戦初期、太平洋方面においてフリート・イン・ビーイングとゲール・デ・クルースの併用を進めた。

 まずは大西洋からのスイングにより主力空母を日本同数の6隻とした。それにより日本側に決戦を難しくさせようとした。そのうえで空母や潜水艦を積極活用した。

 しかもそれを積極的に運用した。日本優勢の状況下において、防勢に陥りがちなニミッツに襲撃的な作戦の実施を求め続けた。空母を用いた外縁地域の急襲やドーリットル空襲、潜水艦による日本沿岸での襲撃やマキンの襲撃である。

 これは英仏戦争における仏作戦とよく比較される。1690年の英仏戦争や1777年のアメリカ独立戦争での仏海軍のそれだ。フリート・イン・ビーングで制海権を確保する。同時にゲール・デ・クルースにより自国艦隊を圧倒できる戦力を集中させない。ふるまいはそれに似ているといわれている。

 たが、それよりも似る作戦方針がある。同時期の八路軍の作戦だ。1941年から43年にかけて共産党軍は有名な敵進我退から劉伯承の敵進我進にシフトした。これとキングの方針は似ている。状況認識や決心も同じだ。ともに日本軍は戦線拡大により分散を極めたとする状況判断も、その薄くなった警戒線を突破し内側に入り込むべきといった判断だからだ。

 もちろん、そこには異同もある。米軍は一過性の攻撃を行い退いた。対して八路軍は敵後方にとどまり可能なら解放区を作る方針である。

 しかし、さらにその先にある根本的な発想をみるとやはり同じだ。決戦を回避しつつ同時に状況を有利にすべきといった発想である。なによりも決戦を追求して勝利を収める発想の裏返しである。まずは戦闘に勝って戦争に勝つのではなく、戦争に負けない、勝つ構図を作る発想の差である。

 なによりもアクティブである。その点で仏海軍の例よりも八路軍のほうが近いだろう。
2019.03
03
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19:54
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アリババで注文したTECSUNの8台目が届いた。使わないけど欲しくなったので買った。年寄りにやさしいダイヤルのみ設定。ただし、メインは軸方向にクリックできるようになっている。

TECSUN8台目

 
 問題は電池は単一でACアダプターがないこと。電池アダプターは手配したけど、ACアダプターは要らないかといったところ。

安アンプ

 普段のラジオはこっちで聞いているからねえ。20ドルのアンプ・MP3再生・Bluetooth付の車載向けアンプに昔かったNS10のちっこい後継のスピーカをつないだ。あとは別室で作業するときにはTECSUNのリチウム電池ラジオを使うし
2019.02
28
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22:39
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 暖房実績を訪ねたらBTUで出てきた。今から20年前の話だ。統計かなにかで米軍横須賀地区の数字を訪ねたら聞いたことのない単位が出てきた。多分、潜基か対潜資料隊か消磁所だと思う。

 確か理科年表かなにかで確認した。当時ネットはいまほど普及していないし、信頼性もない。BTUとの換算は出てきたが本当かと疑って紙の本で確認した。多分正確に254kcalで換算した

 以降、人生で何回も出てくる。「どうせ二度と使わない」と多寡をくくっていたが次配置で三沢米軍から出てきた。空自連絡官を兼ねていたのでまた計算した。

 商売替えをしたら常用されていた。海軍から海運に手を広げ、さらにエネルギー資源まで手を出した結果だ。天然ガスの相場価格はMBTU、つまり100万BTUなのだ。

 天然ガスの単位は錯綜している。相場価格はBTUだが、他の記事はJやkw/hやcalで出てくる。石油ならバレルとリットルとガロンが混用されている形だ。さらに1MBTUがLNG何リットルか、何ガロンか、何立法フィートか、軽油換算するとどうなるか、水素で1Nm^3、ノルマルリューベになるかは毎回面倒になる。なお、ノルマルはともかく後ろのリューべ=立米(りゅうべい)の読みは専門化に通用するか知らない。

 このあたりめんどいから記事では熱量は全部kcal、量は熱量換算軽油リットルを結構使う。まあ熱量単位はジュールだが、質量系のニュートンと同じで世間では実感がない。そう書くとカタログミリオタの類は非正確だと怒るが、連中だって推力はトンを使っていてkNfなんかまずは使っていない。ニュートンフォースはわかりにくいのだろうよ。



 まー、siの変更以降も建築土木の諸職もkgfで考えているけどね。なんだかんだ言って寸法は尺寸モジュールだし面積も坪だよ。そもそも、部材の重量や性能はkgfや尺寸でラウンドアップする形になっているし。
2019.02
17
CM:18
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06:04
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 理系人生で最大コスパを発見したとする主張がある。高専、国立大、国立大院の経歴がそれだそうだ。

ぺん@化学メーカー技術・開発職@YK_chem
高専→国立大3年次編入→国立大学院 ってルート結構おすすめです。
公立高校→国立大→国立大学院 と比較しても約160万安いです。
そのうち詳細出したいと思いますが、最もお金かからず、さらに比較的楽に行けます。
https://twitter.com/YK_chem/status/1096079534544216065


ぺん@化学メーカー技術・開発職@YK_chem
高専は5年間実験漬けで、4年生の終わりから大学と同じように研究室に配属されます。そのおかげで大学生と比べて圧倒的な実験スキルを身につけることができます。編入して研究室に配属されるとそのスキルがめちゃくちゃ発揮されますよ。
https://twitter.com/YK_chem/status/1096447097828630528


ぺん@化学メーカー技術・開発職@YK_chem
高専→国立大3年次編入→国立大学院 がおすすめなのは
一般的な通常ルートと比較して
①同等かそれ以上の教育を受けることができる
②とことん理系科目に集中できる
③とにかく専門スキルが身につく
④なのに教育費は圧倒的に安い
科学者・技術者になるためには最適って思ってます。
https://twitter.com/YK_chem/status/1096676979871338496


 実際にそのコースを歩まれたとのことだ。本当に最コスパであり人生の最短経路なのだろう。


■ 15歳の段階で判断しなければならない

 だが、途中で方針転換ができないリスクに全く言及していない。中途で科学者・技術者以外に転身するときには大変なことになる。

 なんせこのコースは15歳で選択しなければならない。15歳で理系だと思っていても実際は文系適といった状態はありうる。その際の軌道修正は効きがたい。

 特に人文・社会科学系への転身可能性が低くいだろう。「②とことん理系科目に集中できる ③とにかく専門スキルが身につく」(ぺん)はそういうことだ。

 また、社会人以降でも科学者・技術者ラインから外れたあとでも苦労する。就職してある程度まで進めば現場から離れる。専門職、技術職でも管理や人材育成のウエイトが大きくなる。また総務系統に移るにしても民法あたりの考えかたを知らなければ大変だ。


■ 科学者・技術者になれた人の発想

 もちろん、主張を否定するつもりはまったくない。そういう考え方もあるだろう。

 ただ、それは現時点で科学者・技術者になれた人の発想だ。今の自分の人生をなぞるなら最コスパであり最短である。そういう話である。

 逆に科学者・技術者になれなかった人が選択すれば評価は厳しい。人生の無駄ではないにせよ転身を困難にするコースである。ある意味、人生の柔軟性をそこなう選択肢だ。

 なによりもそれを最善解として扱う「オレもそう思う」が続く会話には違和感を感じる。本来あるべきものがない。そのような感覚だである。


■ (オマケ)文明の衝突

 違和感はほかにもねえ。理系の人からすれば「大学生と比べて圧倒的な実験スキルを身につけることができます」(ぺん)は利点だろう。また実験スキルが高いことは実際に大学や研究で役立つ要素なのかもしれない。

 だが、それは単なる手技やら業務的能力にしかみえない。それが大学での研究に役立つと考えるのはおかしいのではないかとも疑うためだ。理系はそうだといわれればそうなのだろうが、それは本質かねと。

 まずは文明の衝突である。文系理系には駄話のAMラジオと二世日本語のFMラジオのどちらを良しとするかの価値観の違いがある。まあ、クリス・ペプラーみたいな話し方にうっとりできる人もいるのも社会だ。だが、79.5Mhzを流しているラーメン屋で「なにがナックファイブだFM埼玉でいいだろFMさいたまで」と怒る価値観もある。それの文系理系版ではないか。

 あと、大学院は「国立大の大学院」といった選び方をするものだろうかともね。〇〇の研究、〇〇先生できめるのではないかとおもうのだが、やはり理系は違うものなのだろうかねえ。
2019.02
14
CM:4
TB:0
15:45
Category : 未分類
 原稿を書いている最中なのだが。多用途支援艦の名前を挙げるときにどうしても「あまおう」が先に出てしまう。

 「ひうち」型多用途支援艦といういことは承知している。また「あまくさ」であることも知っている。

 だが、以前に一度いい間違えをした。「あまおう」と口に出したか書いた。「あかい、まるい、おおきい、うまい」の「あまおう」と混同したのだ。

 その時に多用途支援艦というと「あまおう」といった回路が脳内にできてしまった。以降は「『あまおう』じゃなくて」が毎回でるようになっている。

 なにより場所的に近い。あまおうは九州のイチゴである。天草も九州の地名である。記憶領域でとなりどうしか関連詞が共通しているせいもあって混同する要素なのだろう。

 まあ、多用途支援艦「あまおう」もいいと思うよ。佐世保のフネにして毎週金曜日に「あまおう」をふんだんに使った甘口いちごスパでもだすとかね。多分、農協も宣伝兼ねて等外品をロハでくれるのではないかね。
2019.02
09
CM:11
TB:0
13:29
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 空は誰にも所有されない。支配できないからだ。柵で囲障し他人の利用を排除しようとしてもできないのでそうなる。

 だから飛行機は他人の土地の上を飛べる。自衛隊基地や在日米軍施設も含めてそうだ。危険性が生じる飛行場周辺でもなければ基本は自由往来だ。

 ドローンも同じだ。今でも他人の敷地や家屋の上も自由に飛べる。危険性がある場合にのみ規制を受ける。住宅密集地や飛行場のたぐいである。


■ (未使用の荒地をふくめて)自衛隊上空聖域論

 だが、それを承知できていない主張がある。ドローンの自衛隊・駐留軍敷地上空の通過を禁止する意見であり、それへの反対論への反論である。

 特にCHINさんの意見は興味深い。なぜなら従来の法的切り分けをまったく踏まえていない上、感情的なマスゴミ批判とも結合しているためだ。

chin@chin_1stLT
正気を疑うレベルの話だなw
そんなに知る権利が大事なら、各社の社長や編集局長のデスクを俯瞰からライブ映像で常時流してよ
知りたいから

産経ニュース@Sankei_news
新聞協会がドローン規制法改正案に反対申し入れ
https://www.sankei.com/life/news/190208/lif1902080053-n1.html …

 →自衛隊や在日米軍施設上空の飛行禁止を盛り込む方針に反対。

https://twitter.com/chin_1stLT/status/1093840303226683392




■ 飛行機・民地・屋内との比較ができていないCHINさんの主張

 このCHINさんによる新聞協会の主張への反論は興味深い。本来の改正案にある問題点に全く気づいていない。また屋外活動の撮影と屋内活動の撮影を同一視しているからだ。

 それでいながら新聞協会の反対申し入れをマスコミのわがままであり、自衛隊の聖域性は自明といった視点で断じているのはどうかしている。もちろんCHINさんのように失礼な「正気を疑う」(CHIN)をいった表現は使うつもりはない。だが、婉曲的に言えばCHINさんには何かが不足しているのではないかと疑いを持つものだ。

 まず禁止案には飛行機と切り分けする理由がない。飛行機は自衛隊や在日米軍施設上空の飛行できる。それなのにドローンは飛んではいけない。そのような問題の存在を理解せずに新聞協会を批判している。もちろん「正気を疑う」(CHIN)と失礼なことは言わないが(以下略)である。

 また、その他の官地や民地との切り分けの理由もない。国会、裁判所、各省庁、地方自治体、民間が保有する土地と建物の上をドローンは飛べる。だが自衛隊や在日米軍施設の上空は飛んではならないといった理由は立ち難い。それも気づかずに新聞協会を批判している。やはりCHINさんの言う「正気を疑う」(CHIN)といわないが(以下略)である。

 そして、屋内と屋外の区別もついていない。自衛隊の屋外活動の撮影と民間の屋内での活動撮影を同一視している。屋外活動は撮影自由である。敷地外や上空から自由に撮影してよい。だが屋内はそうではない。そもそも撮影のため家屋に入るには許可が必要である。それも分けられずに新聞協会を批判している。これも「正気を疑う」(CHIN)とは言わないが(以下略)である。


■ マスゴミ批判と自衛隊ヨイショのコンプレックス

 そしてCHINさんは新聞協会に反論をしたつもりで悦に入っている。「そんなに知る権利が大事なら、各社の社長や編集局長のデスクを俯瞰からライブ映像で常時流してよ知りたいから」で新聞協会の主張を打ち砕けたつもりでいる。「彼らは自己撞着している」と論破したと考えているご様子だ。

 だが、それは法改正案にある問題点に対して盲目であり、また屋外活動の公然性と屋内が持つ権利を同一視する誤りを犯している。つまりCHINさんの反論はむしろご自身の見識の水準を示すものとなってしまっている。

 マスゴミ批判と自衛隊ヨイショの複合感染の内実はこの程度だということだ。

 あるいはCHINさんがお気に入りのガルパンやら少女戦記やら中村桜のファンの中身も窺えるかもしれない。

 あの手のファンもマスゴミ批判と自衛隊ヨイショと相性が良い。それからすれば、そのファン連の中身もCHINさんと同じように飛行機とドローン、自衛隊用地とそのほか官地民地に差をつける不自然を理解できず、屋外撮影と屋内撮影を同一視する程度ではないかと心配するものだ。
2019.02
06
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14:20
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 安全保障屋や軍事セクターは相手を過大評価する。「仮想敵は強力だ」といっていれば商売になるからだ。日本ならかつてのソ連脅威論やこの間の北朝鮮弾道弾の脅威はまったくそれだ。またこの間のレーダ照射は危険でアブナイもその類である。

 これは他国でも同じだ。中国の解放軍関係者はクールジャパンを過大評価している。それにより「日本の文化産業は強力になった」と完了形で書いている。そして日本に負けないように中国も同じような文化のゴリ押し輸出をすべきと示唆している。

 具体的には「”酷日本”戦略及其対日本外交的影響」である。酷日本はクールジャパンの中文訳であり悪い意味はない。。

 クールジャパンで日本の国家影響力は増すともしている。上で紹介した部分は「日本文化産業在国際上形成了」(p.35)と完了形で成功したとしており、さらにはそれにより「以増強日本産品国競争力並堤升国家影響力」(p.35)と述べている。

 筆者は解放軍関係者だ。張光新さんは解放軍外国語学員、李可さんは解放軍理工学院のそれぞれ講師だ。

 その結論も日本の安全保障屋や軍事セクターの言うことと似ている。日本が酷日本によりソフトパワー面での国力を増している。だから中国も国の金を突っ込んで文化影響力を増すべきといった中身だ。

 だが、実態を知る日本人からすればどうかしている。クールジャパン政策は死に体である。もともともどうかしている。実際は経産省の業界利益があり、アレ政権がそれと結託して年1500億をブチ込んだアレ政策である。そしてすぐに各種推進体のアレ経営が問題になっている。

 だが中国の安保軍事セクターは過大評価している。中国に限らないが安保軍事のセクターはフシアナなのだろう。

 ちなみに、さらに裏返しにすれば日本における孔子学園への評価も似たようなものだ。日本の安保軍事のセクターは「孔子学園は文化侵略の手羽先」のような口を効くが、実際を見るとさほどのものでもない。仮想敵国のやることはなんでも強力な効果を持ち脅威に見える。そのような病気に掛かっているのだろう。



*   張光新、李可「”酷日本”戦略及其対日本外交的影響」『東北亜柔実力』32(東北亜学刊、2017.3月)pp.35-40.