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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2017.06
23
CM:4
TB:0
13:07
Category : 未分類
 ようやく東京市内に出られてワイダの遺作をみてきたのだが、かなり混んでる。木曜日、岩波ホールで午後4時半回を見てきたのだが、上映15分前に切符を買うと整理券番号は60番、その後にも並んでいた。無慮100人近く。

 上映2周目、週なかの昼間回なのにこれは多い。座席の半分が埋まっている。これだけ混んでいるのは、3年くらい前の修道院映画に次ぐ。あのときは御宗旨の皆様だったが今回は集団に偏りなし。



 中身は不器用ですからの芸術家の話。ポーランド現在美術の草分けストゥシェミンスキーさんがスターリン礼賛態勢のポーランドで抹殺される話。芸術大臣の前で社会主義リアリズムを否定した結果、大学教授の職を失い、芸術家協会の同業組合から排除され、絵の具購入もできなくなり、最後には職と配給から排除される話。

 類型だと思ったのは、会議中に立ち上がるカットね。集団圧力の中で反論を述べるために立ち上がって意見を述べるのは『ワレサ』のときにも見たカット。アレはポーランドや旧東側的には相当の迫力をもっているのだろうと。

 ただねえ、ワレサ程の同情もない。資本主義下でも自由が保証された社会でも芸術家は「不器用ですから」で食ってけるものでもない。芸術家は旦那あっての商売だからだ。逆に難解な理論美術やらそのままでは食っていけない古典芸術、現代美術は採算度外視、あるいは経済性無視の社会主義体制下でこそ職業として生き残れるもの。体制に馴れ合うにせよ、反発するにせよ、適当に折り合いをつけられないのはどうしようもない。拒否する、抵抗するなら抵抗するでやりようはある。体制べったりだったはずのショスタコービッチも没後に色々やっていた。

 とはいえ、スターリン礼賛時代への批判、その異様性の提示でもあるのだろうけどね。その後のポーランドは急速に軟化する。八〇年代の連帯運動は軍政との出来レースとしかいいようもない。そのポーランド社会がストゥシェミンスキーさんに何も手助けしないあたりが知らないポーランドだったといったもの。



 でもまー、この時期も対ソ協力は徹底的に拒否してるし、身体拘束しない点では人権無配慮でもないんだけどね。ソ連軍はポーランド国内で好き勝手できないし、逆にポーランドがソ連軍人をとっ捕まえることもできる。反体制運動で逮捕しても長期拘束しない。鉄条網切っただけで医療も与えず長期勾留した中世司法国の、法の支配から離れた政権とは大違いとね。
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2017.06
15
CM:3
TB:0
06:37
Category : 未分類
「自衛隊の建物はボロい、かわいそうだから予算をつけてやれ」はだいたい誤解だ

 たとえばHoundさんが指摘する「ハットメントがボロい問題」「予算がつかない問題」はそれである。
 
 なぜならハットメントは正規の倉庫ではない。駐留米軍が残したかまぼこ隊舎とも俗称される建築物だが、あれは本来はあるべき建物ではない。施設整備のルールでは取り壊すものを、部隊の都合で残しているだけだ。

 正規倉庫ではないから予算がつかないだけだ。

 だが、一般にはそれはすべて混同される。結果、「駐屯地のとある倉庫はこんな感じで古く、それを大事に使ってる状況。ほんとお疲れ様です」(Hound)といった発言となるである。

Hound@C92土曜 東ミ-17a‏ @Hound_7
第11旅団。NBC偵察車や師団等指揮システムなど新しい装備が来ているから「予算も装備も足りている」と思われる方も居ると思いますが、そんな事はなく。駐屯地のとある倉庫はこんな感じで古く、それを大事に使ってる状況。ほんとお疲れ様です(ただし重要な物は頑丈な倉庫に入れているようです)
https://twitter.com/Hound_7/status/874998325308674048



■ ハットメントは幽霊物件

 そもそもハットメントは一種の幽霊のようなものだ。

 自衛隊は昭和30-50年代ころに「オンボロのハットメントでは困る」と隊舎や倉庫を新設した。

 その整備は、本来は既存ハットメントの解体を含むものとなるはずだった。ハットメントにいた人員物資を新しい建物に移すことが目的だからだ。

 だが「何かに使えるだろう」と部隊側が「解体はしない」と決めた。解体予算も浮くので安くなる、別に使えるという色気もあった。ちなみにその際には、自衛隊の施設整備サイドは「不要な建物だから維持費はつかないよ」と念をおしている。

 そしてそのまま今日に至った。本来死ぬはずだったものが生きていると言った意味で幽霊である。一応は国有財産に含めるものであり、実際に台帳に乗せているが維持費用はつかない。

 つまり部隊側が泣き言をいうのは筋違いである。そのだいたい平成初期ころから残置したハットメントや旧軍の木造建築物についての不満がでてきた。さらにそれに乗っかって自衛隊の建物はボロい、防衛予算を増やせといった応援団の発言もでてきたが、そういうことだ。


■ 施設整備関連者しかしらない

 だが、この事情を知るのは施設整備関係者だけだ。末端の兵隊どころかそれに従事しない幹部も知らない。これは仕方がない話だ。

 結果、次のような会話が生まれる。
Hound@C92土曜 東ミ-17a‏ @Hound_7
どの駐屯地に言っても、倉庫などの建物に関しては
「予算ないのですか?」と質問すると、けものフレンズのアルパカさんみたいに「無いね~、全然無いね~」なので涙
ちなみに人員も同じ状況(来ないね~全然来ないね~)
https://twitter.com/Hound_7/status/874999133676781568


 この話は互いに誤解した問答である。仕方ない話だが、事情をしらない同士の話だからだ。

 ハットメントの維持整備は上からお金が降ってくるわけではない。本来は部隊が自分で面倒をみるものだ。資材を調達して自分たちでトントン屋さんをやるのが本来である。それができないなら隊力で壊すだけだ。

 ちなみに海自八戸や下総は営繕や施設員の隊力出直している。さほどボロくはない

 逆に、本来の庁舎や隊舎、格納庫、車庫、倉庫には金がついている。仕組みが違うので相互転用できないが、宿舎予算も同じ。予算はないということはない。
2017.06
13
CM:2
TB:0
12:05
Category : 未分類
 MAST ASIAに行ってきたのだが。その基調講演での装備庁長官の講演がどうしようもなかった。

 装備行政そのものではなく、スピーチとしてどうかといったもの。

 まずあるべき立場の説明がない。「装備庁は/防衛省はホニャララのためにホニャララするがない。役所の役人が施策を説明する立場なのだから最初はそこから始まるべきだがそれがない。


■ 組織の目標が示せていない

 中途からの「技術的優越の確保」がそれにあたるのだろう。だが、その抽象性から具体的な手法への橋渡しもない。技術要素としての無人化、スマート化、高出力エネルギーをあげ、この三者を重点項目としているが、それは研究対象にすぎない。本来ならそこに金をつぎ込む体制を作る、そこに絞って金をつぎ込むといったような行政としてのやり方があるはずだ。

 しかも無人化、スマート化、高出力エネルギーもいずれも周回おくれにある。無人化とスマート化は軍事分野では米国とイスラエルが図抜けており、民間分野もそれに欧州や中国を足した民間セクターに遅れをといっている。高出力エネルギーは米国以外にできる国もない。

 いまさら後追いして「技術的優越の確保」はできるのだろうか?

 できるわけはない。本来ならその先に来るのが何かを探して投資研究すべきだが、それすら探せない状態にあるからだ。本来ならSMESと呼ばれる中小企業の、アニマルスピリッツに基づくようなイノベーションの芽のある研究に金を突っ込むべきだ。

 もちろんそれができるなら今の体たらくはない。防衛が音頭を取った大企業カルテル体制でモノマネ兵器しか作らない日本防衛産業にそれは見込めない。


■ メモを読むだけ

 さらにどうしようもないのはメモを読むだけの姿勢。目は常に机の上の原稿を追っている。聴衆の反応を見ていない。

 つまり、聴衆にあわせた説明の追加もできない。英米豪と目される白人連のほかに、南アジア系、おそらくインド人も多かった。それはそれで目論見どおりなのだが、彼らの反応にあわせた展開や追加説明ができない。ちなみに事前要旨もないので齟齬が起きていたらそれっきりとなる。

 完全台本を読んでいるだけとすればそれもできない。組織の規範から一部の重点説明もし難いのだろう。

 結果、クソつまらない内容となる。今やっていることの横断列挙でしかないからだ。

 もちろん、長官の見識は高いはずだ。理系採用の技本生え抜きだからだ。「自分はこうする」といった意見はある。それが技術か、あるいは技術行政の方向性であるかはともかく、野望もある。

 だが、組織の規範から一部の重点説明もし難くなる。減点法的な扱いを恐れるからだ。それをやると技本での立場や防衛省内での立場が悪くなる。あるいは企業等の関連団体との関係が悪くなるといったものだ。

 ちなみに、プロジェクタで国産装備の動画をループさせていた。これは話の筋とは一切関係ないものだ。普通はそんな馬鹿なことはしない。みんながそっちをみて話を聞かなくなるからだ。もちろん、逆に意味のない話をして誤魔化す上なら、動画に意識を逸らせることは正解なのだが。


■ 質疑に出てこない

 最後が質疑に出てこないことだ。

 外人どもが質問したいのは誰だろうか? ということだ。森本元防衛省でもなく、金田海将(提督と将軍はRETをつけない)でもない。装備庁の親分の話だ。

 だが、原稿を読み上げた後はドロン。質疑の席にも座らない。

 これは開催国として不誠実ではないか。インド人は「具体的にインドと何かするの?」やフランス人は「フランスと技術情報共有しない?」、豪州人は「相互にほしい武器を供給しない?」と言った話をしたい。技術的には無人機の焦点はUAV、USV、UUV、UGVといったものでもよい。

 残った森本さんや金田さんに何が言えるか? 太平洋・インド洋諸国で仲良くしましょうね程度しかない。当然ながら技術協力の話なんか深化しない。ぶっちゃけ技術の話ができないから相互協力としてのHA/DRの話とかしていた。



 まー、金田さんも金田さんだったけどね。いまさら中国コンテインメントの話をしたりとか。外人でも相手が安全保障屋ならそれで頷いてくれるのだろうけど、安全保障屋以外なら夢見心地とおもわれたのではないかね。

 あと、今の政権のヨイショもね。棺桶に片足突っ込んでいる安倍首相がおっしゃるとか稲田防衛大臣のご発言ではといったあたり、特に日本人側からすれば、その言いかたは不思議だよねと。日本の施策としては勇み足に類される部分で、実際にその方向に進められるかといったもの。まずはご商売の構造、その中で立たなければならないスタンスを感じるものだった。養殖物ではなく天然モノなら、むしろ「ウーン」度はあがるけどね。





■ オマケ:このUUVに未来はない

UUV.jpg

 展示についても全肯定できるわけではないけどね。

 まず海外勢が売る気がない。そりゃ日本は買うものは買ってる、あとは買う気はないからしょうがない。インド海軍やらイラン?海軍もいたけど、どっちも日本同様に良い商売相手ではない。アクロバッティック契約解釈の商売でしかも日本同様に国産バイアスの強いインドは敬遠したいし、同様にまだ西側はイランに武器を売れる段階ではない。

 国内勢もお付き合い感を強く感じるものだ。

 マニア連はMESに注目しているが、アレは「こんなフネ作れますよ」のポンチ絵でしかない。飛行甲板型にせよアントニオ風にせよ揚陸艦なんて商船と大差ないものだ。船体やら機関やらにさほどの工夫はいらない。あとはドックやランプやエレベータやクレーンと言った部材の配置、取り合い、細工、あとはフロア配置といったもので運用側の要望を設計に落とし込めるかで終わる。ちなみに、その肝腎の自衛隊側の運用要求がキレがないどころか曖昧、おそらく本人たちもよくわかってない状況だろう。

 三井の本人たちも「大した展示じゃない」ことに気づいている。ポンチ絵を書いてみてもも「ウチの会社の提案です、これスゲーです」といった長所がない。「安い」でもいいのだが、「他にできないことができる」ことがないので謙虚になっている。

 逆にそれをヨイショするマニアは残酷に見える。知らない故に三井を困らせている、ホメゴロシをしているようなものだからだ。

 一生懸命なのは三菱と装備庁だけだ。

 だが、両者の中身はろくなもんじゃない。展示には陽気なしゃぎっぷりがあるのだが、で「ホントに何ができるの?」がないところがそれだ。よく考えれば両者に世界の武器シェアを圧倒するような発想があるかどうかを考えてもらえば良い。生産技術だのデュアル・ユースといってるあたりは、武器としてスゲー商品が作れるようには見えないものだ。装備庁・三菱に限らないが、やってることは世界のマネッコだからだ。「ドラえもん」が流行ったアトで「うまい棒」のデザインをみるようなものか。

 行政組織なので否定しやすい装備庁についてはUUVね。搬入しやすいからと持ってきたけどまったくアレ。特徴で水中通信でUSV連接(IHIに投げたやつね)とかいってるけど、電波と比較すると通信に使える帯域幅は狭すぎるし減衰も甚だしいでまあ駄目なことが歴然と。

 その後継で燃料電池タイプ作るといってる。

 目的は長期運用云々なのだが、ディーゼル・電池併用でいいんじゃないかなとなるが、それだと「ボーイングのボイジャーでいーじゃん」になるからできないのだろう。C-2作ったときと同じ、本来は国産不必要な武器を作るために要求性能弄るアレの親戚のようなものだ。

 行政事業レビューで叩かれんじゃないかな。燃料電池技術は民生先行なので、必要になってからそれにあわせて作ればいーじゃんとか、水中からの常時接続なんて運用めんどくさくないみたいな。


■ オマケのオマケ(北杜夫ふうに)

 んー、UUVつくるよりも、REMUS他の各国UUVにアドオンできる特殊サイドスキャンソーナー作ったほうがいいと思う。その点でSEAの「対係維機雷三次元イメージングソナー」は、方向性的に正解。繋維機雷捜索としてみると疑問で、上空から肉眼なりブルーレーザで透視(マイン・スポティング)したほうが早道だ。でも、

 SEA路線は商業的な発展方向でも、技術に対する需要でも方向性も優先順位も正しい。ヘンテコ国産UUVと心中しなくてもいいし、従来のREMUSユーザに売りつけられるし、1パスによる海底状況の立体イメージの取得は別にも使えるからだ。
2017.06
12
CM:5
TB:0
00:01
Category : 未分類
 加藤AZUKIさんが「なぜか日本がカタール・イランと断行する」前提でオイルショックを語っている。それは原発大事、超大事といった主張につなげるためだ。そして、その補強のためにさらには原油が入らなくなると危ないを大袈裟にいっている。

 原料用の用途が満たせないといった発言、具体的には連続する次のツイートがそれだ
加藤AZUKI@「忌」怖い話香典怪談? @azukiglg
原油(精製前)は、燃油としての価値だけでなく、樹脂原料その他の「材料に加工する前の原料」としての用途が割とあって、リーマンショックのとき、それと原油精製基地が被災した東日本大震災とき何が不足したかというと、「包装フィルム、納豆のパック、ペットボトルのフタ、印刷物のインク」などなど
https://twitter.com/azukiglg/status/873828110915031041

加藤AZUKI@「忌」怖い話香典怪談? @azukiglg
およそ「燃料としての石油」の片鱗も想像つかないようなものの値段が軒並み高騰し、「価格を抑える」ために数量を減らす、という対策に出た。結果、100g入の菓子や食品が80g入で値段据え置きになったりしてたけど、あれも原油数量の影響なんだよなあ。
https://twitter.com/azukiglg/status/873828497281744896



■ エチレンモノマーに対する不理解

 だが、その中身はおかしい。

 まずは、原材料用所要については、輸入原油石油からしか満たせないといった点が間違っている。「樹脂原料その他の「材料に加工する前の原料」としての用途が割とあって[中略]「包装フィルム、納豆のパック、ペットボトルのフタ、印刷物のインク」などなど」(加藤AZUKI)を挙げているが、その原料としての「「原油(精製前)」の所要が燃料と並ぶほど重要といったものだ。

 だが、樹脂等の原料となるモノマーは石油以外からも作れる。石炭でも、木材でも極端な話では二酸化炭素からでもメタンやエタンは作る出すことができ、そこからエチレンモノマーを作りだすことできる。

 特に最近では価格が低下した天然ガスからの生産が増えている。ガスと石油のその価格差からすれば、今後は石油から得られるナフサはモノマーにするよりも重合させて燃料する方向となるだろう。

 また、樹脂原料等は日本国内で作る必要もない。エチレンモノマーを合成して対象樹脂を作るが、最初はペレットの形となる。それを買ってくれば良いからだ。実際に輸入化が進んでいる。そんな作業は地代が安く、安価な天然ガスが入手できる中国やアメリカでやったほうがいいからだ。

 つまり、加藤AZUKIさんは現状に合わない発言をしているということだ。これは昔の常識「樹脂原料は原油由来のナフサからできる」「日本の消費分は日本で作っている」といった発想に引きづられたものだろう。


■ 原油不足は原因ではない

 また、因果関係の理解も間違っている。

 石油不足から高分子製品不足となったとする理解がそれである。「リーマンショックのとき、それと原油精製基地が被災した東日本大震災とき何が不足したかというと、「包装フィルム、納豆のパック、ペットボトルのフタ、印刷物のインク」などなど」(加藤AZUKI)といったものだ

 だが、まずはリーマンショックで物資不足は起きていない。むしろ原料も製品も余った。原油価格は暴落し、製品在庫は積み増しされた。リーマンショックつまり不景気が売買の停滞であることからすればあたりまえのことだ。

 おそらくその前の原油価格高騰をいいたいのだろう。

 だが、原油価格と原油消費量に大差はない。これは全世界の原油生産量をみれば理解は容易い。1980年以降は一定規模で成長しており、価格と全く関係がないことが明らかである。

 さらに、東日本大震での物資不足も間違いだ。

 加藤さんは次のように述べている。「原油精製基地が被災した東日本大震災とき何が不足したかというと、「包装フィルム、納豆のパック、ペットボトルのフタ、印刷物のインク」などなど」(加藤AZUKI)と述べている。

 だが、石油精製基地が被災と原料不足は関係がない。地震のあった2011年のエチレン例生産量は10年とも12年ともほぼ変わらない。世界シェアを中国や米国に押されてもともと生産能力が余っていたのだから当たり前の話だ。

 「「包装フィルム、納豆のパック、ペットボトルのフタ、印刷物のインク」などなど」(加藤AZUKI)が一時的に不足したのは工場や物流や倉庫の混乱によるものだ。そもそも原料の樹脂ペレット等の不足が問題ではない。


■ ポテチ減量と袋代は関係しない

 最後の間違いとして示すのは、石油輸入の数的不足によりポテチが減ったとする主張である。

 これは「原油数量の影響」により「100g入の菓子や食品が80g入で値段据え置きになった」(加藤AZUKI)というものだ。

 この主張は原油価格と入手量の問題を混同していることはさておく。

 だが、樹脂原料不足でポテチの中身を減らすといったアプローチそのものに違和感を感じないことが不思議である。樹脂原料でお菓子コストが圧迫されるなら、袋を小さくするあるいは、紙等の別材料を使う方向にシフトするはずだからだ。あるいは袋面積あたりの中身量を増やすため、値段を挙げて袋を大きくする方向に動く。

 また、袋価格でお菓子の値段が影響をうけるといった発想も誤っている。

 ざっと調べると袋一つ3gである。20ミクロンのアルミ蒸着ポチエチレンであり重量150g/平米程度からすれば、ポテチ用袋の袋重量は3gでしかない。

 その価格が0.5円から0.6円に上がったからといって中身を減らすだろうか。2000年以降、樹脂原料の価格はだいたいトン15万であり、価格ピークでも1トン20万円でしかない。つまりは0.5円が0.6円に上がる程度でしかない。

 それをもって「100g入の菓子や食品が80g入で値段据え置きになったりしてたけど、あれも原油数量の影響なんだよなあ」(加藤AZUKI)とはいえないということだ。

 石油不足ではなく価格高騰としても袋単価は問題とならない。なるのは製造工程熱源としての重油や天然ガス価格の上昇や、燃料コスト増加による物流コスト上昇を反映したもの。普通はそう考えるだろう。

 加藤AZUKIさんの樹脂原料に関する主張は、すべての面で現実と合致していないということだ。
2017.06
11
CM:7
TB:0
07:39
Category : 未分類
 カタール問題で石油やLNG輸入が途絶えるのだろうか?

 加藤AZUKIさんは輸入途絶により反原発論は否定されると主張している。火力発電の脆弱性から原発は必要となる。「反原発論者の言う『原発運転の必要はない』とする主張は崩れる」といったものだ。

加藤AZUKI@「忌」怖い話香典怪談‏ @azukiglg
2012年頃の「原発など不要」「即時廃炉」「給料がゼロになっても原発反対」「火発で足りる」って言ってた人達に、今の「カタール問題」をどう捉えているのか聞いてみたいなと思ったんだけど、【あらかたブロックされてた!】
https://twitter.com/azukiglg/status/873626407112327168

加藤AZUKI@「忌」怖い話香典怪談‏ @azukiglg
実際今、カタールの問題が持ち上がってるけど、火発至上主義の人達はLNGの15%の輸入先と、日本の原油の最多輸入先の対立をどう見てんだろうかね QT @tyurukichi_AA: @azukiglg 原発停止の問題はコストそれ自体じゃなくて、火力発電所の事故を併発することとタンカ
https://twitter.com/azukiglg/status/873625841858564096

加藤AZUKI@「忌」怖い話香典怪談‏ @azukiglg
原油に限った場合で、サウジ、UAEの肩を持ってイランとカタールを断交したら、原油輸入量の13.2%がなくなるし、逆をやったら58.7%がなくなるし
https://twitter.com/azukiglg/status/873625841858564096



■ LNG入手は困らない

 だが、LNGはカタール以外からでも買えることを無視している。パイプラインのように山元と消費国は固定関係にないこと。しかも最近はコモディディ化が進んでおり、しかもガスも液化能力もダブついている。

 仮にカタールから買えなくなってもスポットなら話はすぐにまとまる。あとはLNGタンカーを送ればすぐに買える。北極海やメキシコ湾岸からの購入なら、耐氷グレードやパナマックスといった専用タンカーが必要となるが、オーストラリアや西アフリカならカタール向けのカタールマックスで対応できる。

 その価格も低廉だ。例えばヘンリー・ハブ渡しのスポット価格で100万BTUあたり7ドル程度といわれている。これは液化や日本までの輸送費を含んでいる。ガスだけで100万BTUの11ドル程度のカタール産天然ガスよりも安い。


■ なぜ日本が断交するのか?

 また、加藤AZUKIさんはエネルギー飢饉を強調するためなぜか日本が湾岸各国と断交する話をしている。「[日本が]サウジ、UAEの肩を持ってイランとカタールを断交したら、原油輸入量の13.2%がなくなるし、逆をやったら58.7%がなくなる」(加藤AZUKI)がそれだ。

 しかし、なぜ日本がカタールやサウジと断交しなければならないのだろうか?

 地域対立にあわせて日本が国交断絶しなければならない理由はない。

 これは実例をみても明らかだ。ペルシア湾岸であれば、日本は革命後のイランとも国交を閉ざしたことはない。イランと米国との関係が深刻となっても、イライラ戦争が始まっても、核開発疑惑を掛けられても、シリアやイエメンでの汎スンニズム勢力との対立が起きても国交は保っている。

 加藤AZUKIさんが述べる「[日本が]イランとカタールを断交したら」や「[日本がサウジやUAEへの国交断絶といった]逆をやったら」といった仮定自体が空中楼閣なのである。


■ 石油もダブついている

 そして、その石油入手性の問題もない。石油もダブついているからだ。これはラスト・オイルショックの意味がかつてと今で逆転したことからも明らかである。

 仮にイランとカタールの原油が入らなくなってもその穴は埋められる。不足から価格上昇すればOPECは減産を取りやめ、北米シェールオイル採掘で在庫状態にあった高価格油井の生産も再開する。中期的にはカナダのサンドオイルの増産、長期的には北極等での油田開発やオリノコ・ヘビータールの増産、ガス液化・石炭液化ももあるからだ。

 ちなみに国交途絶で原油購入ができなくなっても中継購入は可能だ。イランやカタールの原油をインドや中国から買えばいいし、あるいは対日余剰分を中国やインドが買い叩いた結果、不要となった高価格原油を買っても良い。

 なによりも、それ以上の困難だったイライラ戦争でも湾岸戦争でも原油輸入は止まらなかったことを思い起こすべきだろう。それからすれば、加藤AZUKIさんのエネルギー飢饉論は机上の空論なのである。


■ 「数字」も「概念」も「理屈」も粗雑

 つまりは粗雑な主張だということだ。

 加藤AZUKIさんはつぎのようにも述べている。
加藤AZUKI bot‏ @azukiglgbot
「こまけえことはプロが考えろ、我々は方針を決定するだけだ」系の廃炉論者は、そういえば文系というか「数字」か「概念」か「理屈」を説明できない人が多かったな。今思えば、あれは理論の破綻というより、信仰(思考停止)だった、と考えれば筋は通るか。
https://twitter.com/azukiglgbot/status/873635155386146816


 だが「カタール問題で反原発論を否定できるのです」といった加藤さんの主張こそがそれだろう。持ち出した天然ガスシェアの「数字」はむしろ影響範囲が小さいことを示すものであり、日本との国交断絶といった「概念」やその効果として石油輸入ができなくなるといった「理屈」は現実を反映したものでないからだ。

 カタール問題とアンチ反原発・原発ヨイショを結びつけた主張は「理論の破綻というより、信仰(思考停止)だった、と考えれば筋は通る」(加藤AZUKI )。そういって差し支えはない。
2017.06
10
CM:4
TB:0
12:59
Category : 未分類
 自社後援イベントを記者が批判できることはむしろ素晴らしいものだ。

 だが、それを否定する意見がある。

 ゼロ戦擁護の話で持ち出される奇妙なロジックがそれだ。具体的には「自社後援イベントの批判だから主張は誤り」とするものだ。


■ 竿尾さんの主張

 実際に竿尾さんはそのように主張している。自社イベント批判をした記者を「一般的な知識と常識が不足」(竿尾)とするのがそれだ。ゼロ戦批判は「自社が後援してるのも知らない」(竿尾)によってその主張を誤りと断ずるものだ。

竿尾 さを‏ @niffysix
最近の例の流れ見てると、一部のジャーナリストは一般的な知識と常識が不足していて、インターネットを全く活用できず馬脚を現す場にしかなってない…。書き込む前に気になる語句、画面の上のバーに打ち込んだら調べられるよ? 自社が後援してるのも知らないなんて、ねぇ…
https://twitter.com/niffysix/status/872503979111874560


 ちなみに、これはゼロ戦批判の竹下郁子さんに関する言及であることは明らかである。それは後に加藤ADUKIさんの発言を引き、それを受けての発言から明瞭となっている。

竿尾 さを‏ @niffysix
去年、熊本復興支援のために熊本の空零戦飛んだのも知らないんだろうなー。知ってたら去年騒いだはず。自社が後援に名を連ねてるのも調べられないようなジャーナリスト?だし>RT
https://twitter.com/azukiglg/status/872709397205602305

竿尾 さを‏ @niffysix
去年、熊本復興支援のために熊本の空零戦飛んだのも知らないんだろうなー。知ってたら去年騒いだはず。自社が後援に名を連ねてるのも調べられないようなジャーナリスト?だし>RT
https://twitter.com/niffysix/status/872775544793833472



■ 立場と論理の混同

 これは立場の矛盾と論理の破綻を混同したものだ。

 もちろん、社員が会社のスタンスに合わない主張をすることは組織面からみれば矛盾である。会社としての後援つまり肯定と、社員竹下さんによる批判つまり否定は相反する。両者が朝日新聞の内部でともに存在することは矛盾である。

 しかし、それで竹下さんの主張は論理として否定されない。会社が肯定している内容だからといって、竹下さんの主張は誤りとなるわけではない。ゼロ戦は日本侵略の象徴であること。それを飛ばしているのはチャンネル桜のウハウハであること。そして、それをおためごかしに「平和を考える機会」とするのは欺瞞でであるといった主張は崩せないからだ。


■ ニシキ鯉放流を肯定するのか?

 これは、別問題に置き換えればよい。

 新聞社が環境整備イベントのニシキ鯉放流を後援した。その記者がニシキ鯉放流に反対した。川の生物多様性を破壊する、在来種を駆逐すると主張した。

 それを会社の方針と矛盾しているから論理として誤っているといえるだろうか?

 それをそう言っているのが竿尾さんだということだ。自社イベント批判であるからとして「一般的な知識と常識が不足」(竿尾)や「自社が後援してるのも知らない」(竿尾)によってその主張を誤りと断ずる立場はそれだ。


■ 出版社が軍隊を否定したら竿尾さんも否定するのだろう

 なによりも醜悪なものが、個人は組織に従属する発想でである。組織の立場に反する主張をしたことをもって「一般的な知識と常識が不足」(竿尾)と言い出す精神である。

 組織や社会が転換して、竿尾さんの作品が否定されたらどうするのだろうか?

 竿尾式ロジックなら、出版社が社会が戦争や軍隊を否定したあとなら「戦争や軍隊を否定する作品を出すのは当然」と竿尾さんは言い出すのだろう。それが「一般的な知識と常識」(竿尾)の結果だからだ。

 その点から、将来に竿尾さんの取引先が中国愛国資本に買われることを夢見るものだ。それにより竿尾さんの自己批判マンガが読めるからだ。

 きっと「インターネットを全く活用」(竿尾)して迎合してくれるだろう。、「自社が後援に名を連ね」(竿尾)イベントや「書き込む前に気になる語句、画面の上のバーに打ち込んだら調べ」(竿尾)て、中国憤青に媚びるマンガを書いてくれる。「『ゲート』は中国侵略に失敗したことを嘆く日本軍国主義者の精神的補償」「反ファシスト戦争を否定する妄想」といったものか。

 それが世間知に長けた竿尾さんの生き方だということだ。
2017.06
09
CM:0
TB:0
20:01
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 13日(日曜日) 東地区 "ア" ブロック 60a です

 たぶん「援蒋ルートとハンプ」をやります
2017.06
08
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11:53
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 戦争に反対するために艦これとガルパンをと言い出す。野尻抱介さんはそのように主張している。

尻P(野尻抱介)‏ @nojiri_h
艦これとガルパンにはまるまでは、日本軍の兵器って忌避感が強かった。戦中派二世なせいか、どうも生々しくて、いまでも抵抗がないわけではない。でも戦争というやつは、ちゃんと知らなきゃ的確に反対できない。目を逸らさずに、いろんな角度から見ていかないと
https://twitter.com/nojiri_h/status/872479091785478144


 これは逆だ。単に「女の子とメカと鉄砲」のどーしようもない話を肯定するために戦争を持ち出しているからだ。


■ ラーメンに寿司を載せてカレーを掛けたゲテモノ

 ファンは「女の子とメカと鉄砲」が一体化しているから勝手に喜んでいるだけだ。ラーメンに寿司を載せてカレーを掛けたゲテモノでむしろ食えたものではない。同じように艦これもガルパンも話としてはつまらないものだ。アニメ版の艦これはクズそのものだったし、ガルパンも話は退屈この上ない。

 しかし、その中身のない「女の子とメカと鉄砲」嗜好を肯定したい。それが「戦争というやつは、ちゃんと知らなきゃ的確に反対できない。」(野尻)といった欺瞞だ。

 艦これ、ガルパンについて、あたかも価値があるように誤魔化すものといってもよい。両者とも経済的消費を除けば世間的に無価値にすぎない、それに意味があるように装うものといってもよい。


■ 戦争に反対するつもりもない

 だが、そのロジックは言い訳であり使い古されている上、当てはまるものでもない。艦これ、ガルパンで戦争が理解できるだろうか? 武器の名前を覚えられるだけだ。どですがでんの小学生が国鉄の駅を全部覚えても、あくまでも駅の名前を全部知っているだけにすぎない。それで交通政策は理解できない

 そもそも戦争に反対するつもりもない御仁たちだ。それが「戦争というやつは、ちゃんと知らなきゃ的確に反対できない。」(野尻)というのは「それっぽいこと言ってりゃみんな黙る」といった学級会の御都合発言そのものだ。


■ ランカイ屋の手先(無償協力)

 さらにいえば、ランカイ屋のゼロ戦飛行をヨイショする立場も同じだ。

 千葉でエアレースをやった。それは無用な危険であり、近隣には騒音も伴うアブガスの無駄遣い。自動車レース同様に技術向上としても無意味な見世物だが、それはさておく。

 だが、そこにゼロ戦がでてきたことが問題となり、さらに反対意見に対する反発も生まれた。

 そして、その後者のヘンテコ擁護は今回の野尻さん主張と融和的である。艦これ、ガルパンのファンと反・反ゼロ戦スタンスは重なる部分が多い上「ボクが好きなオモチャをバカにするな」以外がない点がそれだ。

 実際にはランカイ屋のゼロ戦商売なのにね。ゼロ戦を飛ばせば金になるし、飛ぶゼロ戦はいつか高値転売できるかもしれない。それだけの商売なのだが、それを飾った「日本人所有の飛行可能な零戦を日本の空で飛ばす」にコロリと騙されるものだ。

 まー、日本人が所有するゼロ戦と言い出すあたりに何の意味もないのだけれどもね。


■ 理系カルトとも重なる

 さらにいえば理系カルトとも重なる。「自分の嗜好に社会が肯定してくれない」だけの問題にフラストレーションを抱え「社会は肯定すべきだ」といいだす。そのあたりは原発擁護も近いからだ。

 なんにせよ艦これ、ガルパン、ゼロ戦商売からみれば「チョロいもの」だろう。言い方を変えれば養分そのものでもあるものだ。実際に、ガルパンの爆音上映に何回も参加してボクはファンだからと満足するあたりはまったく養分そのものでしかない。

 あの商売は分配や費消もアレだけどね。誰が儲けているのか、何に投資されるのかといったものだ。まー、アイマスのゲームの搾取はアニマスやデレマスアニメといった花を咲かせるが、艦これの搾取はあのクソのようなアニメしか産まなかった。商業的にも才覚のない、単純に収奪して終わりのスペイン征服者植民地的なサブカルでしかない。
2017.06
08
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00:27
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 4月から中文資料ばかりを読んでいる。領収書整理でコピーの申請回数と枚数で計算すると1500枚くらい複写して、その半分かそれ以上が中文だから800枚位。5月の連休は中文記事ばかり読んでいた。その前にコピーした一人の先生の記事60件、600枚位もあるので1500枚くらい読んだのかね。

 そのなかで綏遠での抗日戦資料を読んでいると「百灵庙」といった地名が出て来る。庙は廟なんだが、灵がわからないでアイフォンの中文手書入力で書くと霊と出た。百霊廟だ。

 で、どっかで聞いた名前だなと思いながら読んでいく。

 綏遠は抗日戦のトピック。国民党(メモだとKMT、英語略称と日本語が一致する)と共産党、土豪が協力して日帝と戦って勝利した戦闘だからだ。

 ちなみに国民党側の指揮官は傅作義。この人は新中国でも評価された名将。平津戦役で最後まで戦ったが、ついに北平(北京)戦いとなると市民を巻き込めない、部下も無駄死にさせられないと無血開城を決意した将軍。遼瀋戦役とは大違いで後の新中国でも要職についている。

 だが、どの記事を読んでも百霊廟で引っかかる。どっかで聞いたなあと思いながら一月程度たって不図おもいだした。

 ガングリフォン無印の最後、で黒いチューリップ書いたやつと戦うエピソードの場所がそれ。リビア・キエフ・シベリア鉄道襲撃、フフホト、張家口、連雲港(米・キューバ連合軍が上陸してくる)のあとで格納庫内で一体一でやるやつ。

 つまらないことを覚えているものだと思ったよ。ちなみに大学生の時にでてハマりまくっていてダッシュしながら後ろを向いて主砲で偏差射撃とか、連雲港だと主砲でVTではない通常弾でF-117落としたりXM-8クラブを撃破したりしていた。

 兵隊になって正月当直のとき、2をOP用会議室のプロジェクタでやってたら近所に家建てた副長(定年前)がヒマなせいか様子を見に来て、仕方のないやつだ程度に軽く怒られたあと「俺にもやらせろ」で使い方教えたらほぼその日は取られた。夕方に「今から買いに行くが何と何を買えばよいか」といわれたよ。(ただ、これはパンツァーフロントだったかもしれない)




 つまらないことばかりを思い出すものだが。宴会のあと何人かでブラブラ、なぜかゲーセン入ったアト、2000年位にあった旅客機のフライトシミュレータがあって、おトッツァンPに「こんなのできるの?」という話になり「やったことないけどできるだろ」とやったら難なくできて「この人ホントに飛行機運転できるんだ」と思った。
2017.06
03
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00:50
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 不法労働行為で有名な青林堂が和田政宗さんの本を出すという。

青林堂‏ @seirindo_book
6月7日いよいよ発売!チバレイこと千葉麗子さんも納得!日本の真実50問50答 わかりやすい保守のドリル』著:和田政宗 「憲法9条で平和が守られたというのは本当ですか?」など素朴な疑問に和田先生がお答えします!http://amzn.to/2qLm8D2 。
https://twitter.com/seirindo_book/status/870600505394843648


 まずはUFO本と変わるものがない。UFO研究家がUFO信者向けにUFO出版社が書いた本といったものだ。そこに容色衰え落ちぶれてUFOタレントとなった卒塔婆小町が帯を書く形になっている。

 中身は読まずともわかるものだ。押し付け憲法で日本は堕落した、WGIPで日本人は骨抜きになった、憲法9条を守ると国が滅びる、中国韓国北朝鮮はグルになって日本を滅ぼそうとしている。

 これもUFO本がロズウェル事件やら宇宙人解剖やら異星人機密情報やらに尽きるのと同じだ。

 結局は身内同士の連帯保証である。すでに誰かが言ったことを、別の誰かが言って、それをまた別の誰かが頷く構図にすぎない。一言でいえば紙の無駄だ。


■ 支持者は本を買わない

 それがどれだけ売れるのか?

 和田さんのネトウヨ支持者は本に金を出すまい。どこかのネトウヨが書いたネットの無料ネトウヨ情報を読んで、それを「日本の真実」だと納得するネトウヨ層がメインだ。ネットでは和田さんをヨイショするだろうが実際に金を払って買うことはないだろう。

 地元支持者も同じようなものだ。和田政宗の名前二文字で騙され、それが解けない連中は和田さんの主張には別段興味もない。惰性で支持しているようなものだ。


■ 事務所で爆買したらバカにしてよい

 あったら面白いのが事務所大量購入だけどね。新聞の新刊売上に名前を出すため、和田さんの事務所が1000冊程度を八重洲ブックセンターやらジュンク堂で100冊づつで注文するような行為である。

 実際に似た例はある。アレ宰相が幇間に書かせたヨイショ本を大量購入して書籍販売ランキングを操作したものだ。

 もし仮に、和田さんがそれをしたらバカにして良いだろう。

 まあ、今の青林堂だとそれに対応できるほどの数を刷らないだろうけどね。なによりも早く潰れるか、書店からボイコットされるかしてほしいものだ。
2017.05
25
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08:09
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 官房長官は統幕長をお咎めなしとした。政治的関与を禁じられる立場にありながら憲法改正に言及した件を個人見解として追認したものだ。

 政権は政権が望む発言ならば問題視しないといったものだ。自党に都合よい発言なら兵隊が法令や慣習に背いてもかまわない、罰しないとするのは軍隊を甘やかすものでしかない。

 逆に、政権が容認してくれるだろうから発言する方も都合が良すぎる。リアルに陰腹の一つも切って出るならともかく。自分の任期も終わりになって多少あっても逃げ切れる態勢で言い出すあたりはまずは汚いものだ。


■ 「一自衛官の話」なんか聞かない

 「一自衛官として申し上げる」というのもみっともない話だ。統幕長として呼ばれ、統幕長の発言として取り扱われる場所でそれはない。

 統幕長の立場を利用しながら責任から逃れるものである。統幕長でございといったお膳立てのあとで一自衛官と逃げている。その場でなければタダのオッサンの言うことで誰も耳をかさない。

 本当にそう言いたいなら私服で新宿駅前でそう言えばよい。皆が見ているのは制服と階級章だけだ。統幕長の中身なんか誰も興味ない。誰も相手にしやしない。

 だが、それでは相手にされないから姑息な手を使った。「統幕長です」といって出て「一自衛官として申し上げる」といったふざけた振る舞いをした。「どうせ退職金は出るだろう」のみっともない発想の上で。


■ 党の軍隊がほしい

 それを喜ぶ政権もどうかしている。自分たちに擦り寄ってきたことから、味方認識で保護したのはそれだ。

 彼らは自分たちの価値基準に従順な自衛隊を優先している。法を守る自衛隊ではなく、自民党の理念に従い票田となる番犬がほしいということだ。

 その憲法改正で国防軍にすると言うが、それは嘘だ。本当にほしいのは党の軍隊なのだろう。

 だが、軍隊のわがままを一度許せば前例となる。以降もわがままを繰り返し国家を転覆する。

 これは戦前のとおりだ。政党政治は軍隊や右派を利用するつもりが軍隊や右派に操られた。


■ 独裁偏差値の低下

 さらに言えば戦前よりもなお悪い。

 戦前は政党も軍隊もエリートで頭が良かった。政党政治家は帝大卒、陸海軍は士官学校兵学校をでていた。

 だが、今日の内閣枢要は帝大も出ていないし、自衛隊も指揮官は防衛大しか出ていない。首相の偏差値でジッチャンよりも20-25は低いし、内閣書記官長と官房長官の偏差値も同じ程度の差がある。自衛隊の方も旧日本軍隊に比較して10-15は低い。

 同じ独裁をやらせるとしても、ヨリ頭の悪いことをしてくれるだろうよ。
2017.05
22
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20:40
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 抗議活動が気に食わないと「道交法違反」というのは習性なのだろう。辺野古抗議の「路上での座り込み抗議は道交法違反」の伝で、今度は永田町で「点字ブロックを踏むのも違反」と言い出そうとしている。

 和田政宗さんの発言がそれだ。
和田政宗 @wadamasamune
金曜日、参議院議員会館前で「テロ等準備罪」に反対活動をしている人々の様子。他の方も写真をアップしていたが、彼らは注意をしても繰り返し点字ブロックの上に立って占拠。「人権を守れ」と叫びながら、障害のある方や他者への配慮は関係無しか。
https://twitter.com/wadamasamune/status/866065706114142209


 当然だが反論を受ける。新潟県知事の米山さんは次のように述べる。
米山隆一@RyuichiYoneyama
点字ブロック上を歩いている人がいるのに道を開けないならともかく、そこを歩いている人がいない状態で点字ブロックの上に立っているからと言って他人に配慮がないと断罪するのは、あまりに独善が過ぎます。道はそれぞれが譲り合って使えばいい事です
https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/866180565464104961



■ 具体性のない和田再反論

 和田さんはそれに対して再反論にならない反論をしている。「人としてよくこうした発言ができるなと。障害のある方の実際も知らないのではないか?」(和田)といったものだ。さらに「私も新潟にゆかりがあるが、こんな人物が知事を努めているのは県民にとって不幸だ。」(和田)とも述べている。

 だが、そこには具体性がない。「障害のある方の実際も知らないのではないか?」(和田)と述べている。だが、具体例をもって困ることの例示はない。

 だいたい利用していない点字ブロックの上に人が居て何が困るのだろうか?

 そもそも議員宿舎前の抗議行動は通行を阻害するものではない。いつもやっていてそこを通り抜けることは自在であり、普通に避けてくれる。そこで点字を頼りとする人も同じだ。白杖をもつなりした人が来ればどく。

 「テロ等準備罪」に反対するような市民活動、左派の抗議はそのあたりは丁寧なものだ。草莽の会とやらのように国会図書館の新館利用者に向けてスピーカで怒鳴りつけるようなことはしない。

 その本心は「テロ等準備罪」に反対する人が気に食わない。点字ブロックを踏むと汚れるとでもいったあたりなのだろう。


■ 法輪功に文句はつけない

 ちなみに、興味深いことは自分たち側の勢力には何の文句も言わないことだ。

 実際の所、議員会館前の抗議といえば法輪功のほうが状態化している。

 だが、市民・左派サイドの国会前抗議活動に噛み付く和田さんやその支持層は文句をつけない。 法輪功は「新中国の悪口を言う味方」だから点字を踏んでも文句はつけないのだろう。

 さらにいえば8月15日に靖国社の前で自慰行動をする兵役経験なしのコスプレ集団が武道館先の社頭前の点字を踏んでも文句はつけない。

 結局、和田さんにとって点字ブロックや視覚障害者は都合のよい道具だということだ。自分たちが便利につかう言いがかりにすぎない。障害云々はそのダシに使っているといったことだ。


 まー、和田さんの再反論読んで和田さんが正しいとか思う人もまず居ない。そもそもふつーに米山さんの反論に納得する。それに文句つけてる連中見ても、まあたいがいといったものだ。残りの人生は点字ブロックを迂回して歩いていただきたいものだ。
2017.05
18
CM:6
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12:38
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 アレな子は証拠とされる文書を否認したいあまり「公印を押しているものだけが公文書」と言い出している。アレ宰相がフィリピン並みのカシーケ民主主義で親戚の大学に120億を貢がせた話についての反応がそれだ。

 例えば、衛星政党から与党に鞍替えを図った御仁の体制擁護発言に対し「通知先、発信した役所の部署名、日付、発番、公印が揃って、初めて公文書となります。」(飛騨守右近「必殺!刑事告発人」)といった発言である。
和田 政宗@wadamasamune
大丈夫か?朝日新聞と民進党。第二の「永田メール事件」になりはしないか?朝刊で、加計学園に関連し「文科省が、内閣府から「総理のご意向だと聞いている」などと言われたとする記録を文書にしていた」との記事。私も文書を手に入れたが、省庁の文書として本来あるべき作成期日と作成部局が入ってない
https://twitter.com/wadamasamune/status/864688900307959808

飛騨守右近「必殺!刑事告発人」‏ @yamakennta 23 時間23 時間前
返信先: @wadamasamuneさん
本来なら、役所が作成した文書とは、コレですよね〜 ^ - ^
通知先、発信した役所の部署名、日付、発番、公印が揃って、初めて公文書となります。それ以外は、公文書として認められません。公文書規程にも定められています。
https://twitter.com/yamakennta/status/864698026417311744


 問題は首相が行政に親戚・支持者への利益供与を強制し実行させたことだ。

 そして国家を私有化する振る舞いの証拠として圧力を与えた書類がでてきた。それだけで瀆職を主張するに十分である。

 そこで「その書面が公的文書としての形式を保っているかどうか?」を問題視しても意味はない。公的文書だろうが私的文書だろうが、首相=政権が自勢力のために不当な利益供与を権限を持つ立場の行政に求め、しかも圧力を掛けたことは明らかだからだ。


■ 公的文書は公文書だけと限定しようとする欺瞞

 だが、ネトウヨ政権ヨイショ連はその事実を認めたくない。その拒否反応として「証拠となるのは公的文書だけ、公的文書は公文書だけ」と独自見解を立てて合理化しようとしている。もちろんシャクティパット高橋代表の「体温が0度ではないから死んでいない」と同じで自分たちしか信じない理屈だ。

 「偽造文書である」「私的文書である」「公文書ではない」は彼らが彼ら自信を騙す自己欺瞞でしかない。

 偽造文書のおそれは小さい。私的文書であっても証拠となりえる。後者は既に述べたとおりだ。

 さらにいえば、公的文書を公文書に限定することは馬鹿げている。

 そもそも公印そのものにはさしたる意味はない。公文は押すか押さないかは公印の取扱の規程だけによる。押してあろうがあるまいが公文書であることには代わりはない。例えば公印を押さない「写し」は公文書ではないというのだろうか? 役所が日常的に発簡する事務連絡にも業務連絡にも公印は押さないし、機関や種別によっては発簡番号もとらない。

 さらにいえば、公文書と公的文書を意図して取り違えている部分もある。行政立法司法を問わず公的機関の業務の過程で作られた文書はすべて公的文書となる。これは手許の手書きメモも行政文書に含まれることと同じだ。

 その点で「通知先、発信した役所の部署名、日付、発番、公印が揃って、初めて公文書となります。」(飛騨守右近「必殺!刑事告発人」)といった発言は公的文書の概念に合致しないのである。



 まー、トリモロスの縁故主義を擁護するあたりで、そのあたりは見えないし理解しようともしないと思うのだけれどもね。パンもサーカスも与えられないのによくヨイショできるものだ。
2017.05
17
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16:34
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  ooi@n_mさんは自衛隊ヨイショをしているつもりになっている。

 これは函館の陸自連絡機墜落対応でのものだ。「救難ヘリ発進が遅れた」とする批判的意見に「11時の墜落に13時に対応できた」とooi@n_mさんは反論したものだ。

fj197099‏ @fj197099
今回の件で明らかになったことは、「自衛隊は全天候型の捜索用回転翼機を直ちに投入する事はできない」ということで、これはこれで問題を感じる。30数年前の御巣鷹山の事故から態勢はどこまで進歩しているのか。千歳配備の空自のUH-60Jとか投入されたのだろうか。
https://twitter.com/fj197099/status/864469447079116801

ooi@n_m‏ @JDSDE214
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2017/05/16g.pdf … "自衛隊は全天候型の捜索用回転翼機を直ちに投入する事が出来ない"と言うのが流れてきたのだが、この資料にある13時台の捜索用回転翼機は幻か何かか。
https://twitter.com/JDSDE214/status/864472101503221760

ooi@n_m‏ @JDSDE214
11時48分の消失から概ね1時間後に投入されてるのは遅いとの仰せかのう。
https://twitter.com/JDSDE214/status/864472899033235456



■ 救難機投入は遅れている

 だが、ooi@n_mさんによる皮肉混じりの反論は意味をなしていない。今回の事件で救難機投入が遅れたことは否めないからだ。

 実態として救難機は5分もかからず離陸するからだ。かつて海自八戸の救難飛行隊は1分未満で離陸した例もある。さらにいえば、墜落以外の対応も1時間もかからない。震度5以上の地震で海岸線を偵察することになっているが、その場合でも発進には15分もかかっていないからだ。

 それが1時間程度遅れて離陸したことをもって、「直ちに投入した」(fj197099)は「この資料にある13時台の捜索用回転翼機は幻か何かか。」と述べている。

 つまり皮肉とならないものが皮肉となると思い込んでいるわけだ。批判的意見に対して自衛隊ヨイショの心持ちで皮肉をいったが、それが誤りだということだ。

 ちなみに、今回も発進の指示から離陸までの時間そのものは早い。13時5分から8分の間に3機が上がっている。03分、04分に指示がでたものだろう。

 本来なら「墜落のおそれあり」で救難機は出すべきだが、何らかの事情によりそれが1時間も遅れたということだ。まだ分からないが、その間は「まあ飛んでいるのだろう」や「非常事態とは限らない」と判断したといったものだろう。


■ むしろ滑稽となる皮肉

 それを考慮すれば「11時48分の消失から概ね1時間後に投入されてるのは遅いとの仰せかのう。」(ooi@n_m)というのはさらに味わい深い。文章語では使わない「仰せかのうのう」をつけて皮肉を効かせているが、むしろ滑稽さが増す結果を産んでいる。

 ooi@n_mさんは自衛隊との自己同一化が行き過ぎた結果、不都合な情報は受容できなくなったのだろう。批判的意見は耳に入らず、発表等も批判的に見えない。そのような情報には自衛隊ヨイショ的管制から皮肉的に反応する。「遅いとの仰せかのう。」(ooi@n_m)といったように。


 まあ、ooi@n_mさんは「潜水艦の鋼材を変えれば水中排水量が小さくなる」といった意見を妄信して「や、あの人いきなり何言ってンのかしらねと。(=_=;」(ooi@n_m)と皮肉交じりの発言をされているからね。あまり自分で考えない御仁なのでしょう。
2017.05
16
CM:0
TB:0
19:22
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 「外国人によれば」で都合のよい話を創造する例がある。山本さんの「ウチの二階に間借りしているユダヤ人(日本語流暢)によれば」みたいなものだ。

 この「東南アジア人によれば」もその伝はないかと疑うものだ。
某国の整備兵@サン大附属航空部‏ @kazoosky
昔某ボランティア団体の人と話す機会があって、当時純粋無知だった僕が「ピースボート乗って世界でボランティアしたいです」って言ったら鼻で笑いながら「あんな規模の船が入港できる場所は本当に助けを必要としてると思う?助けを必要としてる人は別にいるんじゃない?」って言われたw
https://twitter.com/kazoosky/status/864170260823330816

某国の整備兵@サン大附属航空部‏ @kazoosky
その人は東南アジアの出身なんだけど、先進国のNGOが嫌いな人で理由を聞くと「先進国NGOの奴らは自己満足で来てる奴がほとんどだから居住環境にいちいちうるさい。本当に必要としてる人たちはそんな環境にすらいない。彼らは助けが本当に必要としてる人には手を伸ばさない。」ってぶった切ってた
https://twitter.com/kazoosky/status/864171622772596736


 何故そのように見えるのか? アレげな子たちが聞きたがる内容に沿いすぎている点だ。理系カルトあるいはメカミリ系の子達が聞くと喜ぶサヨク批判としてのピースボート批判にハマりすぎている。その点で、相手にあわせて作った童話に見える。

 そもそも東南アジア人と先進国を対峙させる図式も現状に合っているとは考えがたい。「ボランティア団体」に参加する「東南アジア人」はテイクオフした国の国民ではないかといった疑問が湧く。シンガポール、マレーシア、タイはほぼ先進国の水準に達しつつある。果たして「先進国は?」と批判をするのだろうか?

 また、話の構造としてピースボートと青年海外協力隊、あるいは平和部隊の類を混同しているようにも見える。

 ピースボートは物味遊山団体であってボランティア団体ではない。安く行けるボランティア・スタッフはピースボートの船内業務を補助する要員であって、行った先でボランティアをする連中ではない。

 果たして本物がいたとしてそう言い出すだろうか? 「ボランティア団体」に属し、ピースボートについて「入港できる場所は本当に助けを必要としてると思う?」と批判する御仁がそれを知らないことがあるのだろうかが不思議である。

 これらの点からアレな子向けの新作童話であることが疑われるものだ。実際にこの発言をRTする子をみても、少なくともそれ向けのチューニングはされているだろう。



 まあ、東南アジア人とやらのリップサービスの可能性もあるけどね。この発言もそうだけど、理系カルト-メカミリ的なリアリズム親和的な発言をしている御仁である。サヨク的な人道主義とかピースボート的な楽観主義を批判している御仁に、東南アジア人が適当に話をあわせたといったものだ。それくらいのことはするだろう。
2017.05
13
CM:5
TB:0
21:24
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 Calciさんは太陽光を憎んでいる。憎むあまり、新聞の題名と写真だけを見て内容を短絡し「電気料金と税金」が「持逃げされ」たと言い出している。そう見えるものだ。

 具体的な発言はこれだ。日経記事「太陽光宴のあと」(2017年5月13日朝刊 1面)を受けた発言である。
Calci‏ @Calcijp ほーら太陽光パネルバブルが弾けた。目ざとい業者はとっくに権利を売り抜けて補助金持逃げ。騙されるのはいつもオッチョコチョイの個人。電力会社が買わないんなら電気作っても無意味。持逃げされた費用は電気料金と税金です。
https://twitter.com/Calcijp/status/863167607033126912


 だが、記事の中身は全く読めていない。その内容は改正FIT法により「40-36円で売電する」契約だけを押さえていた業者が排除されたと言った中身だ。

 従来、問題視されていたのは権利を押さえているだけで発電所の現物は作っていないことだ。その権利転売だけで利鞘を稼ぐ不健全な構造となっている。だから契約解除する形でその単価を認めないこととなった。


■ 記事内容を理解できないCalciさん

 だが、Calciさんはまったくそれを理解できていない。

 まず記事内容が読めていない。発言には記事内容とはかすりもしていない。反映している内容すらない。

 逆に全く書かれず、事実無根の中身も書かれている。「電気料金と税金」が「持逃げされ」たと言い出している部分がそれだ。

 なぜ、着工されてもいない太陽光発電施設に電力料金が支払われ、さらに税金が注入されるのだろうか?

 そもそも、メガソーラには補助金は入っていない。太陽光発電の補助は家庭向けしかない。それも施工・稼働後に金を振り込む形である。そもそも国や自治体は現物がないものに金は支払わない。


■ 題名と写真しか見ない

 おそらくは題名と写真だけしかみていないのだろう。「太陽光宴のあと」「未稼働560万世帯分失効」「再生エネ遠のく普及」とメガソーラの写真(これは稼働中のもの)を見て「稼働中のメガソーラに(CALCIさんが喜ぶ)不利なことが起きた」と判断したものだ。

 まずはパターン認識しかできていないといったものだ。これは「AIが東大に入れるか」で注目された新井紀子さんが最近主張しているものだ。ロジックが読めない人は、出現する単語だけで結論を出す。そのため見当違いの理解や答えをする。


■ ネトウヨ界隈おざなりの結論

 以後の発展もAIによるパターン認識的である。「太陽光発電が否定された」と判断したため、あとはお仲間で語られる太陽光についての問題点を並べるだけで結論となると考えいてる。「電力会社が買わないんなら電気作っても無意味。持逃げされた費用は電気料金と税金です。」(Calci)といったトンチンカンな発言がそれだ。

 「電気作っても無意味」(Calci)というが、そもそも記事の事例では設備は作っていないので全く意味はない。

 「持逃げされた費用は電気料金と税金です。」(Calci)も、そもそも電気料金も補助金としての税金も支払われていない。逆に耕作放棄地を含む土地の場合は、地目変更が強制されるため固定資産税はむしろ余計に支払っているだろう。


■ 製造電力量は2年も経たずに回収できる

 ちなみに、Calciさんの発言には「太陽光パネルは製造電力量を回収できない」といったいつものアレ発言がぶら下がっている。そしてそれにCALCIさんの賛同がくっく形となっている。

ヒョウ柄ノまさ🐆‏ @masa_toaruFire 13 時間13 時間前
しかも当時のパネルの電力生産量だとパネルの生産した電力より下回るからエコにもならない(笑)しかも20年後はゴミw
https://twitter.com/masa_toaruFire/status/863168393247047680

Calci‏ @Calcijp 13 時間13 時間前
日経は今度は太陽光パネル廃棄ビジネスを持て囃すんじゃないですかねw
https://twitter.com/Calcijp/status/863169416984379392

ヒョウ柄ノまさ🐆‏ @masa_toaruFire返信先: @Calcijpさん
それだ!
https://twitter.com/masa_toaruFire/status/863169521967742977


 だが、最近の太陽光パネルの製造電力回収は2年もかからない。二酸化炭素排出量は少なく、製造電力回収、製造コスト回収(半年程度)は他の発電手段よりも短い。

 だいたい本当に「パネルの電力生産量だとパネルの生産した電力より下回る」なら、世界的に太陽光がここまで普及することはどのように説明するのだろうか?

 たとえばインドも風力と太陽光にシフトしている。従来「原子力発電の建設を各国に呼びかけていたが、その本心の石炭発電」と言われいたが、そのインドが太陽光シフトを行っているということは、経済性で勝っていることの証左である。

 ちなみに、最近では太陽光と風力はコスト的に水力に優るといった主張も出ている。
2017.05
09
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06:27
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 「この記事は空中楼閣ではないか?」と疑う記事がある。

 産経WEST「中国共産党の根拠なき持論『沖縄はもともと中国だった』」はそのような中身となっている。中国共産党員、元自衛隊幹部、米研究者、日本政府関係者が出て来るが、どの職位にあるかを示唆もせず、発言としてヘンテコな内容に溢れた記事となっているからだ。

■ 「一人がそういった」から「中国共産党の公式見解」

 まずは、記事中で取り上げた中国共産党員について、誰の発言であるかを全く述べない点は奇妙なものだ。普通は発言者がだれかを明示する。それができなくとも、組織の中での立ち位置は示すからだ。
「沖縄はもともと中国だった」。中国共産党員の1人は、中国が沖縄県石垣市の尖閣諸島に対する領有権を主張し公船派遣を強める前、こう言い放った。
 中国共産党にとって、沖縄は歴史的に“中国のもの”だったという主張は、[中略]軍事衝突をも恐れない野望が隠されている。


 だが、それがない以上、本当にそのような発言をしたのかも疑わしい。

 さらにいえば、末端の一人の発言をもって全体の発言とするロジックも対外だ。中国には1億人近い共産党員がいるが、そのトップが言ったのか末端が言ったのかを示さず、共産党の持論とするのはそのようなものだ。

 このあたり、無署名記事なので遠慮なくいえば、相当の馬鹿が書いた記事だ。産経は「組織の一人がそう発言した以上、組織の持論となる」といった理屈を振りまいているからだ。

 そこからすれば産経は何を言われても受け入れなければならないことになる。産経社員の誰かがカルト発言をすれば、産経の公式スタンスはカルト思想ですといわれても反論できないからだ。社員やバイトの一人が教祖様の主張を口にすれば産経の公式見解はカルトと同じですと言われても何も言えないだろう。(実際にカルトは多そうだが)


■ 「元自衛隊幹部」は陸海空のどれか、あるいはシビルか

 さらにいえば、元自衛隊幹部とやらの証言も怪訝だ。
元自衛隊幹部はこう指摘する。
 「中国が尖閣諸島を手に入れれば、潜水艦や空母、航空機を次々と太平洋に進出させ、日本や在日米軍への攻撃力を一機に高めることになる」


 「中国が尖閣諸島を手に入れれば、潜水艦や空母、航空機を次々と太平洋に進出させ」られると思っているあたり相当にトンチキな発言だ。あの島はそれには何の訳にも立たないからだ。あの島を手に入れてどうやって「潜水艦や空母、航空機を次々と太平洋に進出させ」るのかを聞いてみたいものだ。

 さらに不思議なことは「元自衛隊幹部」といった書き方だ。元海自幹部あるいは元海自将官とならない点も奇妙である。陸自あたりの神がかり幹部の発言なのではないかと疑うものだ。


■ 米研究者も誰かを言わない

 最後が米研究者だ。
「九段線」は、米研究者から「中国から遠く離れ、誰がどうみても中国のものとは思えない」と指摘される。


 元自衛隊幹部もそうだが、米研究者の名前を明かさないのは何故だろうか? それを憚る理由はない。それを秘しているあたり、どっちも相当にトンチキな御仁であることを伺わせるものである。

 さらに、その理屈もおかしい。

 まず、9段線の問題は中国から離れていることではないことに反するからだ。一般的には海を囲い込んで領土に似た主張をする点がオカシイとされている。

 また、自国から「遠く離れ」たところに領土があることを問題視する点もヘンテコである。その研究者先生にフォークランドがイギリスの領土であることは認められないのか? 太平洋にフランス海外県があることに疑義があるのかを尋ねた場合にどう答えるのか。さらには「グアムが米領なのはおかしくありませんか?」と質問してみるとよい。


■ 空中楼閣記事を否定できない中身

 つまりは、誰が言ったのかがアテにならず、記事として全然信頼性がないということだ。他にも「日本政府関係者」とやらもでてくるが、これも存在は怪しげである。

 厳しくいえば、この記事は空中楼閣であることを疑われても仕方がないものだ。面倒だから中国共産党員と元自衛隊幹部と日本政府関係者と米研究者に話を聞いたことにして作文したとしても不思議はないほどヘンテコな中身だからだ。当然だが、無署名記事であることも追い打ちをかけるものだ。

 さらにいえば前科もある。産経は以前に系列の夕刊フジの胡散臭い情報筋記事を転載したことがある。一介のライターが「筆者が親しい人民解放軍関係者によれば、米情報機関関係者によれば、防衛省幹部によれば、警察関係者によれば、日本政府関係者によれば」と連発する記事だ。

 その点で、違った意味でのフェイクニュースであっても不思議はない。関西のアレな産経読者が喜ぶ内容を適当に作ったようにも見える内容である。

 「そのような記事を編集委員が通すのか」は産経では問題とはならない。編集委員兼論説委員が名誉毀損で負け続けているあたり、そのあたりはザルでしかないことがうかがえるからだ。
2017.05
07
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05:38
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 T-62にはRPG-2が効かない。解放軍の75ミリ無反動砲や40ミリロケットは通用しない。

 これは共産党の雑誌に掲載された珍宝島関連記事で見つけた記述だ。朱岩さんの「中俄双方視角下的珍宝島事件」*では次のように書いている。
我辺防軍使用的75毫米無后坐力炮和40毫米火箭筒都是蘇聯40年代的設計的武器、威力有限、当弾闘撃中有着新型外殻設計的蘇軍装甲車両時、大多為威”跳弾”従其表面滑過(朱岩.p49)


 跳弾といった言葉には違和感があるが、おそらくは撃角不良で信管が通用しなかったことを指している。慣性式であったため、T-55以前よりも砲塔が曲面化したT-62には通用しなかったといったあたりだ。

 HEATでの慣性式信管は動作確実ではない。大戦中・戦後初期の成形炸薬弾は弾底の慣性信管で発火する。だが、これは動作不良の原因であり、後に圧電効果を利用したピエゾ信管に遷る。日本の場合だと1960年ころの業界誌に載っており、おそらくそのあとにピエゾ化している。中国はそれからさらに遅れたのだろう。実際に使っていた武器もRPG-2である。ネット上でざっとみてもRPG-2は-7とは違い特にピエゾを使っているとかいているわけではない。

 しかも新戦車T-62が投入されたことで動作不良は目立つこととなった。珍宝島ではT-62が投入され、解放軍に捕獲されている。後に「打倒苏修!」の幕をつけて展示された車両だ。ちなみに別記事にその写真があり小学校か中学校のころ一度見たことを思い出した。その砲塔はT-55以前よりも曲面化が進んでいる。そのため、少しでもズレるとHEATは真芯で当たれない、砲塔にまっすぐ立って当たらない。

 それを「跳弾」と称したのだろう。砲弾軸からやや斜めからの衝撃に対して信管は動作せず、そのまま滑って飛んでいってしまったように見えた。そんなあたりなのだろう。

 それからすれば、本格的交戦をした場合まず中国側のHEATは相当に威力を発揮できなかったのだろう。珍宝島事件以降、新中国は70年代を通じて準戦時体制を続けていた。東北や内蒙古、新疆で戦争になると考えていた。実際にソ連には中国と全力で戦う余力もなかった。だが、本当にそうなったとすれば頼みの各種兵器は、無反動砲やロケット砲あるいは旧式砲は無効ではないものの残念な結果におわっただろう。



 ちなみに、当時の新中国は九四式山砲向けのHEAT等も作っている。八〇年ころの火砲関係の洋書、たぶんイアン・V・ホッグの現用火砲の本(うろおぼえ、家にあるはずだが探しても見つからない)には、なぜか日軍九四式が載っていてHEATの威力を五〇ミリとしていた。旧軍のHEATそのものを作ったか戦後に新しく設計したかはともかく、まずはこれもアテにならなかっただろう。


*   朱岩「中俄双方視角下的珍宝島事件」『党歴博採』2016年6期(中国共産党河北省委党史研究室,2016年)pp.46-50.
2017.05
04
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08:48
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 産経は読者が読みたい記事を掲載する。「日本は中国に勝てる」といった中身を読者が欲っすれば「日本は中国に勝てる」と書く。UFO信者にあわせて「UFOは存在する」記事を書くオカルト誌の迎合そのものだ。

 だから「ガス田で訴訟しても勝てる」と書く。産経WESTの「中国、東シナ海で合意無視の違法開発 『国際裁判所に訴えるべきだ』 自民・原田義昭委員長」がそれだ。

--[ガス田問題で]中国を提訴して勝てるのか[産経]
 「28年3月にも同じように、訴えるべきだという提言をまとめた。それから党内で議論し、外務省や法務省などを呼んで勉強した。そして、訴えるだけの理論はあるとして党で今回の決議文をまとめた。提訴するかどうかは政府の専権だ」[中略]
「国際公法で世界的権威の実務家、ポール・ライクラー弁護士にも党で講演してもらった。[中略]『十分、争いに値するのではないか』『訴えるに値する』という指摘を頂いた。



■ どーなったら「勝ち」なのかね

 だが「勝てる」とは何か?

 「中国が採掘をやめさせること」を勝ちとするのではその見込はない。

 なぜならむしろ中国側に勝ち目がある。

 なによりも中間線の向こうの採掘の話だ。中国は日本主張の中間線からみて中国側で採掘している。つまり、日本の主張にぶつからない範囲での経済活動である。それに文句をつけてどうなるものでもない。

 海底ストロー理論も通用するとは思えない。中国側も中間線から最低2km程度は離隔しているからだ。海底地質調査も行っていないし日本側が地下で繋がっているとは証明できない。

 なによりも採掘していない点で日本は中国に対抗できない。日本側は採掘実績がない点で、実損が主張し難い。これはストロー理論の証明も同じだ。それまで採掘していれば、その品位や圧力低下で証明のしようもあるだろうが、そもそも採掘していないのでそれでも証明できない。

 中国の大陸棚理論を否定できる見込みもない。中国は中間線を越えた自然大陸棚の境界で採掘しているわけではないからだ。訴えられない中身である。当然ながらそれについて判断は出ない。判決は訴えの範囲を出ないからだ。


■ 「中国の採掘は乱暴かもしれない」と書かれれば満足なのか

 強いて探せば、中国の採掘態度への批判かあれば勝利といったものだ。「日本とよく話し合うべきだったのに」とか「日本と約束したあとで新しいガス井を作ったのは妥当ではない」といった記述が出現したことをもって勝利とみなすものだ。

 だが、そんな記述がでたところで、ガス田問題は何も解決しない。「中国の採掘は違法なのですぐやめろ」といった判決がでなければ何が書いてあっても「今までのとおり採掘OK」の御墨付きとなる。それはむしろ中国勝利だ。

 そのような中身について「日本が勝つ」見込みがあるような記事にするのは、まずは読者に迎合したものだ。

 その点、新聞としての存在価値が幇間とも言える。アレ右派に「日本スゲー」をみせることだけが目的だからだ。

 産経はそこにしか生きる道もない。もともと保守紙としての地位が高いわけではなかったが、90年代後半以降は読売・日経からさらに引き離される凋落の一途である。だから残ったカスのようなネトウヨ層に媚びるしかないのだろう。UFO信者が求める「UFOは実在する」記事を量産するオカルト誌の商売のようなものだ。
2017.05
01
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16:54
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 産経が願望報道をしている。千葉倫之さん、杉本康士さん「日米の有事態勢は 米軍は空母増派が『サイン』…北の核施設など限定攻撃か」『SANKEI BIZ』(2017.5.1)がそれだ。その内容は珍妙づくしとなっている。


■ 中国と交渉している段階でそれはない

 まず、今の段階で「攻撃をする」と言い出すあたりが珍妙である。中国と韓国のスタンスを無視するものだからだ。

 今、米国は中国を北制裁に引き込もうとしている。

 これは攻撃を遠ざけるものだ。当然だが、北制裁を飲ませるためには北への攻撃は行わないことを示す必要がある。北朝鮮への攻撃は中国の面子を潰すからだ。逆に、北を攻撃すれば中国の北制裁も望めなくなる。しかも、今は中国もそれなりに賛同している。この段階でそれをすれば、問題は米朝関係にとどまらず米中関係の悪化にもつながる。

 また、記事には韓国の立場も一切書いていない。韓国はとっくに北朝鮮のミサイル攻撃圏内にある。そのミサイルが「長射程化する、米国に届く」からといって戦争を始められるのは勘弁してくれといった立場にある。

 その点で記事はオカシイ。米国の軍事力行使の可否はこの2国の影響大であるが、それを見ず軍事的要因だけを記述しているからだ。


■ 限定攻撃と言いながら大規模攻撃を持ち出している

 また、その軍事的オプションの既述もオカシイ。

 なぜなら限定攻撃といいながら大規模攻撃を持ち出しているからだ。
トランプ氏が軍事行動に踏み切った場合、日米防衛関係筋が可能性が高いとみるのが、北朝鮮の核施設や大陸間弾道ミサイル(ICBM)関連施設に対する限定攻撃だ。

そう言いながら敵防空網を破壊を前提とした攻撃を示している。
米領グアムや米本土から展開されるB2ステルス爆撃機は、地中深くの施設を打撃する特殊貫通弾「バンカーバスター」を搭載可能。[中略]アフガニスタン駐留米軍が4月13日に同国東部で投下した大規模爆風爆弾(MOAB)の使用も有力な選択肢となる。

バンカーバスターやらMOABで攻撃し、その効果をみて再攻撃をするような軍事行動が限定的だろうか? それをしても産経の言う本格的戦闘にならないとするのも不思議だ。
南北軍事境界線付近に展開された北朝鮮軍の長距離砲など300門以上がソウルを標的にしており、本格戦闘になれば100万人規模の死傷者が想定される。
ちなみに、100万人規模の死傷者も相当にオカシイがそれはおいておく。

 さらに、バンカーバスターやMOAB投入の投入状況もオカシイ。

 敵防空網が残った状態にB-2を投入するだろうか? 敵体制を打倒する攻撃ならそれはあり得るだろうが、あくまでも限定攻撃である。その危険は冒さない。

 MOABについては噴飯である。あれは輸送機でしか運べない。敵戦闘機どころか防空兵器を狩り尽くしたあとでなければ投入しない。

 そのような武器の名前を列挙して「軍事記事でござい」としている。これは武器の動画を引っ張ってきてスペックをつけて「軍事記事でござい」並に低レベルな中身である。


■ どこに機雷を入れるのか?

 細かい点を挙げれば北が対機雷戦をすると言い出すのもオカシイ。

 産経は日本が機雷除去に参加する可能性を示している。
 朝鮮半島有事となれば、自衛隊は米軍と行動を共にすることが想定される。[中略]場合によっては機雷除去を担う可能性も出てくる。[中略]朝鮮戦争時に機雷除去に当たった海上保安庁の部隊の流れをくむ掃海隊は、母艦を含む27隻を擁する。


 だが、日本海周辺部は海底が急峻であり、沿岸ギリギリでなければ機雷も敷設できない。厄介な沈底機雷は領海相当部分どころか、日本なら内水に相当する部分にしか敷設できない。当然だが、マラッカやホルムズ、対馬・津軽のような国際的に使用する航路でもない。そのような機雷は放置して構わない。(逆に北が頑張って対馬や津軽に機雷、例えば索を300-400mまで延長した繋維機雷をいれれば、世界の敵となり自ら攻撃を引き寄せることになるのでしない)


 逆に、黄海沿岸では海自が機雷除去する可能性はない。まず中国正面であり、また浅すぎるので米艦は活動しないので除去する必要もないからだ。

 実際に機雷を敷設しても放置である。北朝鮮沿岸は各国の商船が通るわけでもなく、仮に北朝鮮問題が一挙に解決しても浅すぎて寄らない。また、泥中に沈むため逐一処分もしていられない。電池が切れるまで放置して終わりとなる。

 なんらかの事情により機雷除去をするにしても、中国も目鼻の先で日米部隊が行動することは望まない。取り切れないとは思うが、面子にかけて中国が除去して終わりだ。
2017.04
27
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12:22
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 「東北が大好きならフクシマは危険だというな」と主張するのは不思議なロジックだ。東北が好き、あるいは福島県の海側に郷土愛を持つことと、フクシマは危険だと主張することは矛盾しないからだ。実際に原発周辺は体に悪い。双葉町はいまだに高線量であり、居住すべき環境ではない。

 だが、須賀原洋行さんは次のように主張している。
須賀原洋行‏@tebasakitoriri
報ステ。今までさんざん放射能デマ、危険デマを流し、チェルノブイリと同一視し、避難区域解除になっても「本当に安全なのでしょうか」などと水を差してきたのに、「東北でよかった」タグの話題に乗っかって「私、本当に東北大好きなんです」と東北の食べ物や自然がいかに魅力的かを語り出した。
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/857223094707998720

つまり「東北を愛しているなら、原発事故を口にするな」といったものだ。

 これは田舎の因習ジジィのロジックでしかない。居酒屋で自称「保守おじさん」が「ムラを愛しているなら、村長の使い込みをおおごとにするな」といったものだ。「八墓村で生計を立てているなら、庄屋様の悪口を言うな」でもいい。それで良いことをいったつもりになっている有頂天ジジィの発言そのものだ。

 須賀原さんの発言を60年前のアメリカ、公民権運動になぞらえるならつぎのようなものか。
マズゴミ。今までさんざん黒人差別デマ、人種差別デマを流し、奴隷制度と同一視し、奴隷解放もされたのに「本当に平等なのでしょうか」などと水を指してきたのに、「マーク・トウェイン」ブームの話題に乗っかって「私、南部大好きなんです」と南部の食べ物や自然がいかに魅力的か語りだした
まー、「区別であって差別ではない」とか「ぼくは別に一緒でもいいけど、社会が混乱するから有色人種とは分けたほうが良い」といった感じで、一生懸命にバスや学校での分離を正当化するロジックを振り回して「現実派でござい」と言っていた人はソレくらいはいくだろう。

 須賀原さんの場合は、さらに現地に住まず、白人でもない名誉白人が言い出している感が強い。

 そういうのも須賀原さんは支配者側ではないのに、自分を支配者側に擬しているためだ。
須賀原洋行‏ @tebasakitoriri
報ステ。「(今村大臣は)原発事故で自主非難している人達に対して『自己責任』と言い放ち」
また不正確な伝え方でミスリードしている。
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/857219521538531328

自分が支配者側でもないのに、その発言を真似ることで支配者側にいると思い込みたいのだろう。ネトウヨ層全体がそれだけどね。

 八つ墓村の例に戻れば、全然いい暮らしができていない底辺クラスの自作農が小作を馬鹿にする心持ちだ。それが農地解放をやっかむ気持ちでしかない。もし、須賀原さんが八つ墓村の限界自作農だとしたら「労働意欲の低い小作に農地を与えても荒廃するだけ」とか言い出したのではないかね。自分も一反五畝しかもっていないのに。
2017.04
23
CM:7
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00:15
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 和田政宗さんが「朝鮮総連は[中略]非合法化すべきだ。」(和田)と述べている。
和田 政宗@wadamasamune
これが事実であればとんでもないこと。
朝鮮総連は、日本人拉致事件への関与をはじめとして犯罪と問題が余りある組織。
非合法化すべきだ。
『総連、正男氏報道で日テレなどに圧力 北犯行否定を要請』(産経新聞)
https://twitter.com/wadamasamune/status/853074780748005376


 だが、現行の法体系で「非合法化」(和田)とはなのだろうか?

 そもそも何を指すのかがわからない。

 そもそも現行法に「非合法化」(和田)のオプションはない。憲法が結社の自由を認めているからだ。だから例の破防法にしても団体を存在しないことにもできないし、その構成員や財産を法的保護から外すことはできない。できるのは法人格を抹消することくらいだ。これはオウム真理教の処置のとおり。

 新しい法律を作っても無駄だ。和田提案によってある団体を非合法とするには、日本中すべての団体について合法以外を許さない仕組みを作らなければならない。それはどうするのか、そのコストに耐えられるのかを考えれば絵空事でしかない。さらにそのような法を作っても憲法がオーバーライドするため意味はない。

 さらにいえば、朝鮮総連を今以上に締め付けて何か利益が得られるわけでもない。既に警察や公調の監視体制下にある。その行動も野放しでもない。

 第一、何か実害ある行動ができるわけではない。北朝鮮への送金も交通も止めている段階にある。

 その上、総連がやったことは、報道各社に「暗殺は金正恩の仕業ではない」と訴えただけだ。ちなみにこれは産経報道である。

 それをもって「非合法化」(和田)と言い出すのは、相当にバランスを欠いたものだ。自己弁護をしたことで存在を許さないというのならば、海外で「従軍慰安婦はいなかった」と言い出すアレな連中が「非合法化」(和田)されても文句は言えないということにもなるだろう。




 まあ、他人に厳しく自分に甘いことを言うのがネトウヨの常だけどね。口先だけで北に厳しいこといって満足するあたり、御本尊も支持者の程度が窺えるものだ。日本国内で「総連けしからん」「非合法化しろ」といっていい気になるのも、安いものだ。あの水死体フェイスで、強い言葉を発しただけで「僕は国士なんです」とウットリできるのは一つの才能ともいえるだろう。
2017.04
21
CM:27
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00:20
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 なんでも憲法9条のせいにするのは簡単なものだ。夕刊フジの佐藤正久さん記事では、朝鮮有事での在外邦人救出は憲法のせいで難しいといっている。

 また、安全保障関連法が成立したことで、自衛隊による在外邦人の救出が可能になった。だが、現実には難しい壁が立ちはだかる。在外邦人を救出できる要件が厳しいからだ。[中略]佐藤氏は「この要件を韓国に当てはめると、かなりハードルが高く、現状では邦人の救出は難しいだろう。憲法9条が最大の足かせとなっている。『憲法を改正しなければ、守るべき命も守れない』という現実を改めて受け止めるべきだ」と語っている。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170420/plt1704201100004-n3.htm


 だが、朝鮮有事での邦人救出はそれほど難しいものではない。韓国政府が崩壊しなければ、空港あるいは港湾までの移動にさほどの支障はない。日本が輸送力を出すならそれで終わる。そして韓国が北に敗北し、支配体制が崩壊することは考えがたい。

 そこでなぜ憲法9条が出てくるのかは不思議なものだ。頭の悪い支持者や産経読者向けに「『憲法を改正しなければ、守るべき命も守れない』」と見栄を切っているが、法人救出なら変えなくても支障なくできるし、逆に憲法を改正してもできないものはできない。

 まずは、防衛費増強と9条改正しか言えない御仁である。

 それ以上は何も言えない。支持者の手前、防衛費の中にある非効率、陸海空配分費や無駄な国産化方針には何も言えない。現実的には9条があっても海外派兵しており、改正しても今ある問題は何も解決しない。

 あとは、銃剣道を学校でやらせろくらいか。あんなものやっても何にもならない。銃剣道協会から支持もらっているからそうしたのだから、靖国神社奉賛会ほかの支持がもらえるなら「学校のボランティア活動で靖国社や護国神社で清掃奉仕しろ」とかも言い出すのだろうね。
2017.04
20
CM:4
TB:0
00:13
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 弾道弾に化学弾頭をつけてもさほど効果は見込めない。その記事に「なんでシリアでは効果があったのか」と言い出すのは不思議なものだ。なぜなら弾道弾を使ってない上に、死者も70人にすぎないからだ。

高須克弥 @katsuyatakasu
じゃあ何故シリアでは効果的だったんですか?
北朝鮮「サリン弾」効果なし(Japan In-depth) - Y!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170418-00010000-jindepth-int … #Yahooニュースアプリ
https://twitter.com/katsuyatakasu/status/854667282659688448


 しかも、記事の中では効果的な散布法も示している。風上からの地上放出、ガス雨下、小口径砲爆弾やクラスターによる攻撃だ。

 そのあたりのテキトウさは少し遡るだけで見つかる。

高須克弥‏@katsuyatakasu
君たちはロンメルが隻眼だったの知らないんだね。無知蒙昧(*´∀`)♪高須克弥さんが追加
stri9s2wice @midorinotom
返信先: @MayamaWoodgedさん、@policy_freedomさん、@netgeek_0915さん
何をどう間違えたらダヤンとロンメルを間違えられるのだろう?指摘されても改められないのなら、やっぱり認知に障害が出てるのでは?
https://twitter.com/katsuyatakasu/status/854307490082701312


 砂漠で、戦車運用で名を成した店でイスラエルのダヤンと明らかに混同している。少なくとも作戦指揮の段階では両眼とも揃っている。最後に西部戦線で負傷をしたことについて、ネットに頭部負傷やその際に片目を失ったといった記述はあるにしても、彼が名前を成した段階では片目ではない。その点、片目で有名なダヤンとは明らかに異なっている。

 まずは全体を確認しないで早とちりをしているということだ。皮を切ってもらうにしても別のお医者さんの方がいいだろう。新成人は保険が効くという。まあ、火星人だからどうでもいいけど。
2017.04
15
CM:3
TB:0
23:07
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 ようやく時間に余裕が出て「終わる前に」と火曜日にパキスタン映画の『娘よ』を見ました。部族間抗争でジジィのところに9歳の娘を政略結婚で、おっ母さんが娘と逃げる話。



 全く家から出してもらえないんで村落の中でも迷うといったあたりが最初の見どころでしょうか。

 勝手に乗り込んだトラックの運ちゃんに降りろと言われるのですが、おっ母さんの「本当にそうすればオマエも巻き込む」といった行為で母娘の味方をするといった映画です。

 まあ、運転手が元パキスタン特殊部隊のナーメテーター映画だといったらどうなるかといったものです。特殊部隊が本当かどうかはいいませんけどね。

 ただ、本質はパキスタンのご婦人ウットリ映画なのではないですかね。囲い込まれた人妻が自分の力で亭主に反抗し、イケメンの運転手と恋仲におちるあたりが現地のある程度以上の女性がウットリ映画なのではないかと。

 次はチベット監督のチベット映画で面白そうなものですが、中国国内で撮られたものなのでネトウヨ層が反応するかどうかも面白いもんです。

2017.04
11
CM:3
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21:49
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 海難に際しては船員は救難の義務を負う。これは明文化されていない義務である。躾ではなく慣習法である。国際慣習としてのグッドシーマンシップ、船員の常務であるからだ。

 それを果たしただけで「日本スゴイ」とは何事だろうか?

 ニューズウィークジャパンに遠藤誉さんが寄せた「海保の精神は『正義仁愛』-タジタジの中国政府」、はっきりいえば反語的用法としての疑問しか沸かない。


■ 海保が救助しただけ

 事実は難船者を見つけた海保が救助しただけの話だ。

 それを気持ち悪く脚色している。「尖閣の接続水域に中国公船がいたのに、日本の海保は対立を放棄して人命第一で救助した」といったものだ。しかも、たまたま展開が遅れた中国公船が救助できなかったことをネガティブに書いている。

 接続水域は基本的に公海である。そこに中国公船がいても問題はない。ちなみに、尖閣の対峙はプロレス化している。これは日本が主張する領海への進入も3-3-2 formulaと呼ばれる形でルーチン化していることでわかる。「一ヶ月に三回、一度に三隻、二時間」で332だ。

 つまり、実際には大したこともない。

 ついでに言えば、領海に進入する事態でも難船者がいればそちらの救助が優先される。平時だからそれは当然だ。


■ 五省と同じで言わされているだけ

 さらに気持ち悪いのは、「海保の精神は『正義仁愛』」と言った形で精神性をヨイショすることだ。

海上保安庁の精神は「正義仁愛」。どの保安官に聞いても、必ず間違いなく「正義仁愛の精神に基づいて行動している」と回答するだろう。(遠藤)


 あの手のスローガン、あるいは念仏は、とりあえずそう言っとけというものだ。毎日毎日そのように調教しておけば部外に対してはそれで済ませる。

 海自の五省と同じだ。そう言っときゃ回りが勝手に納得する。だからそういう。

 当然、意味なんかわかっちゃいない。「『努力に憾み』の『うらみ』ってなんだ?」と訪ねてみれば良い。まずは答えられない。単にそう言えといっているから言うだけの話だ。気の利いたやつは意味はわかるが、アノたぐいの念仏嫌いも多いのでわざと否定的なことも言う。己は「五〇年経っても一〇〇年経っても消えない怒りの感情」とデタラメをいっていた。

 それを真面目に受け取るあたり、まあ警察自衛隊消防応援団への負の感情、「気の毒」といった憐れむ感情と「世間知らずでコロリだな」といった侮蔑が同時に浮かぶものだ。
 ちなみに、警察自衛隊消防応援団は思想左右問わず(右が多いけど)オバちゃんに矢鱈多い。社会規範あるいはその圧力として「女性はそういったものに懐疑的になってはいけない」があるのではないかと思うもんだ。「男は小馬鹿にすることが許されるけど、女性はそれは駄目」みたいな矯正的なフォースね。



   遠藤誉「海保の精神は『正義仁愛』-タジタジの中国政府」『NEWSWEEK ニューズウィーク日本語版』(Newsweek,2016年8月22日)http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/post-5689.php
2017.03
31
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 産経新聞の県別購読数を見ると、大阪・奈良・和歌山だけでしか読まれていないことが判然とする。これは読売新聞が公表している「全国紙の都道府県別販売部数と世帯普及率」から索いたものだ。数字はABC協会の16年度前半期のもの。

 そもそも、全国的にみると世帯購読率は1%を越えていない。48都道府県のうち、18都府県で1%を超えるだけ。39都道府県で1%を超える全国紙3位の毎日、部数では毎日に負けるが48都道府県でまんべんなく売れている日経と較べて相当の差がある。ちなみに発行部数は両者の半分である。

 だが、大阪・奈良・和歌山だけはそれなりに売れている。大阪は13.11%、奈良15.82%、和歌山9.7%である。ちなみに残りの15都府県は4%未満である。


■ 大阪以下はアレな御仁が多いのか

 そこからすれば大阪・奈良・和歌山はアレな御仁が多いのではないかと推測できる。逆に言えば、月極で100円くらい安いだけの理由で産経が読まれるので、その方向にミスガイドされるといったものもあるのだろう。

 産経がどうしようもない記事を書き続けているのも、それで説明できるかもしれない。東京や東日本基準では馬鹿にされる内容でも、大阪・奈良・和歌山では有難がられる。その可能性もある。原発報道は全くそれだ。

 それからすれば、かの夕刊フジも関西では売れている可能性がある。関東の街頭で見る限りはゲンダイに惨敗している。だが、大阪以下で夕刊フジが売れているとすれば、関東では権力へのヨイショは人気はないが、関西では忖度ドットコムが人気がある。そうとも看取ることもできるだろう。

 そして、かのネトウヨ委員会も関西で作られ、関西で放映されている。これも同じだ。

 おそらく、関東でやると視聴もされずに「ニュース女子」のように抗議を受けて終わる。そうとも見える。なによりネトウヨ委員会を見ているといえば箱根の東、あるいは畿外では馬鹿っぽく見えるだろう。実際に「ネトウヨ委員会では~」の出羽守は馬鹿しかいない。


■ ネトウヨ思想の地産地消か?

 大阪・奈良・和歌山ではネトウヨ思想が地産地消されている。

 そうみると、ネトウヨも本場は関西で、本来は地産地消されていたものにすぎない。そうとも見える。連中は東京の政治・報道が自分たちの思い通りに動かない。それにフラストレーションを感じている。それがマスゴミ的な反朝日新聞、反毎日新聞、反TBSといったものかもしれない。

 関東から見れば上方の演芸以下は勘弁してくれなのだが、上方からみれば東京の演芸は物足りないようなものか。

 ただ、それを大阪の外に出されても迷惑なものだ。大阪でウケるために沖縄でカルトと一緒になって反・反普天間・辺野古活動をされても沖縄の人は迷惑するだけだろう。




■ オマケ

 ついでに言えば、カルトも関西起源が多いようにも見える。文化的先進地帯で鎌倉新仏教以来の新興宗教が生まれた土地でもあるからねえ。
2017.03
29
CM:49
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08:20
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 他者を批評する御仁が、自己を批評されると誹謗中傷であり、引用を著作権違反と言い立てるのは不思議なものだ。

 以前の記事がそれで非公表状態とされている。まずは本人の申立てなのだろう。

 外見は公正を装っている御仁だが、その内面はどんなものなのかね。
2017.03
28
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02:34
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 武器の性能ばっか並べ立てる記事はロクなものではない。このあたり「10式戦車でなければ国が守れない」と言っている間抜連の発言を見れば理解は容易いものだ。

 これは「北朝鮮の金正恩氏が影武者を抱えても米軍の斬首作戦に脅えるワケ‐『死の白鳥』が舞う時、死が訪れる」も例外ではない。野口裕之さんの産経新聞掲載記事だが武器の性能だけに終止するものであり、現実的な価値はなにもない。

 その主張の骨子は「米軍最新兵器を使えば金正恩を抹殺できる」といったものだ。

 だが、そこに現実的の検討がない。それが実際にできるのか、オプションとして許容されるのか、成功して効果があるかといったものだ。


■ 抹殺できるかわからない(成功・失敗の検討がない)

 そもそも抹殺できるかどうかもわからない。

 記事には、どうやって金正恩の居場所を探すかは書いていない。いきなり爆撃を実施し、特殊部隊で死体を確認する段取りだけだ。

 野口さんは、次のように「極秘居所」(野口)を爆撃するといっている。
[金正恩は]米軍が現在、練りに練っている《斬首作戦》を防げず、独裁者としての生涯を30年とちょっとで終えることになる、かもしれない。
 金委員長の極秘居所などに対するピンポイント(精密誘導)爆撃を核にすえる斬首作戦を立案した米空軍は、わずか1機が第1波目の出撃で16~24もの目標を葬り去る、恐るべき性能を誇る戦略爆撃機を保有しているからだ。複数の影武者もほぼ同時に急襲できる。
http://www.sankei.com/premium/news/170327/prm1703270005-n1.html

 だが、その後に何処が「極秘居所」(野口)であるかを突き止める、あるいは推測するかについて言及していない。ただその「極秘居所」(野口)を同時爆撃するとしか述べていない。
いずれにしても、米軍は衛星を最大活用した、24時間いかなる天候でも攻撃に転じられるJDAMなどで、金委員長を仕留める作戦を立案し終えた。同時多発で金委員長の潜伏可能性のある場所は全て猛撃される。影武者だとて容赦はされない。あとは、ドナルド・トランプ大統領が「非常に悪い振る舞いをしている」と目を付ける金委員長をどう「処理」するか、大統領の決断にかかっている。北朝鮮のどこにも、金委員長の逃げ場所はないのだ。
http://www.sankei.com/premium/news/170327/prm1703270005-n5.html


 ちなみに、米国は以前からこれら装備を保有していたが首狩りに成功していない。B-2も衛星もJDAMもイラク戦争・アフガニスタン戦争に投入された。だが、フセイン大統領もウサマビンラディンも空爆で抹殺できていない。後者はどこにいるかだけを突き止めるのに10年近くを要している。

 さらにいえば爆弾で殺した場合、本人かどうかの照合ができない。ピンポイントで攻撃して目標を消し飛ばずと、後に特殊部隊を投入できても本人だったかわからない。そもそも、大戦中の日本のようなもので人口稠密な地帯で警戒態勢である。特殊部隊は通用する敵ではない。

 これらの点で野口式首刈作戦は杜撰である。まず実現はないものだ。


■ 周辺国は賛同しない(実現性の検討がない)

 さらに、周辺国が同意しない問題がある。

 韓国は北朝鮮への本格攻撃を許すだろうか? 戦争になれば韓国は大混乱する。そのような作戦に同意しない。これは日本も同じだ。

 ちなみに、北朝鮮は韓国の領土でもある。米国は韓国の諒解を得なければならない。

 中国・ロシアも同意しない。国民世論は米軍が自国領域付近で大規模な作戦行動をすることを許さない、米軍が駐留する韓国との緩衝地帯が失われることもたれられない。アレでも一応は友好国といったていになっている。その喪失は自国政権にとっての失敗となる。

 さらにいえば、中ロも迷惑が掛かる。国家がメチャクチャになって難民が出て来る。その世話をしなければならない。さらに両国はテロ対策に敏感である。中には胡乱なやつも混じっていることを恐れている。

 野口式作戦検討はこれら検討も全く欠いている。この点でも実現性はない。


■ 結果として何も改善しない(成果の検討がない)

 そして、期待できる成果についての検討もない。

 抹殺に成功したとして、何が改善するのだろうか?

 金正恩を抹殺したとして、次が今より良くなる可能性はない。米国や韓国に対して従順になる確証もない。そもそも逆に報復として核を使う可能性もある。

 仮に、北朝鮮を崩壊させたとしても万々歳かといえばそうではない。その場合、中国がどのように変化するか。韓国が中立化するのではないかといったリスクもはらむものだ。

 この点でも野口式首刈りは意味はない。現状の問題解決に適しているかといった適合性の検討がないのである。


■ 妄想を紙面に載せるってどうよ?

 つまり、野口記事は現実世界との整合性が全く取られていない。単に、金正恩を抹殺する空想を楽しむものでしかない。しかも自国軍事力ではなく米軍軍事力をアテにする他力本願妄想である。

 まずは「どうしたものか」といったものでしかない。具体的には、それを得として書く政治部編集委員が「どうしたものか」であり、何よりも自社WEBに掲載する新聞社も「どうかしている」といったものだ
2017.03
27
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06:13
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 太田文雄さんの「学術会議は中国に協力し自衛隊に協力しないのか」はなかなか興味深いものだ。旧軍からの因果因縁、高度技術は軍事技術と言った思い込み、日本技術への夜郎自大がみえるものだからだ。


■ 因果因縁を重視できない

 その第一は、日本学術会議は自衛隊に協力せず、中国に利敵行為をしていると述べている点だ。
 学術会議がこうした[日本国内に中国人留学生が研究している]事実に目をつぶり、防衛省への科学技術協力を「軍事研究」と称して行わないのは、自国の自衛隊への協力は拒否しても人民解放軍への協力は積極的に行っていることに他ならない。
http://jinf.jp/weekly/archives/20196


 日本の研究者が軍事研究に協力しないことには理由がある。前の戦争で碌でもないことに散々協力させたといったものだ。中には自ら望んでロクデモナイことをしたやつもいる。九大生体解剖事件はまったくそれだ。

 その理由を斟酌せず、留学生を入れているだけで中国の利敵行為、売国奴というのは了見が狭い。

 経歴を拝見すると太田さんは防大出の艦艇幹部である。やはり兵書ばかり読んでいてそのあたりにはご存じなく、因果因縁を重視する世間の論理にも疎いのだろう。既述のとおり学術会議には軍事研究を嫌い、忌避する理由があり、世間もそれを諒としているからだ。

 さらにいえば、自衛官も国内留学で研究室に入っている。その点からすれば片方に肩入れとするのも極端な見方である。


■ レーザ技術は軍事九割か?

 さらにいえば、「レーザー技術のほぼ9割が軍事利用されることは世界的な常識である。」(大田)も怪しい。測距用のレーザは既に一般技術であるし、軍事でイメージするような大出力レーザは、普通は産業用をイメージするものだからだ。

 これは軽く検索するだけで出て来る。例えば、デイビッド・A・ベルフォルテ「産業用レーザ市場のレビューと予測 驚くべき回復」『Industrial Laser Solutions Japan April』(2011.4)がそれだ。

 中では「レーザの用途別売上高」がある。それを見ると金属加工、マーキング・エングレービング(多分、看板の切り抜きの類)、半導体と細密加工の順となっている。そこに軍用はない。もちろん、艦船航空機の金属加工器材もそこに含まれるだろうが、それは民生機でしかない。

 おそらく、太田さんは高度技術は全て軍用と思い込んでいるのだ。

 だが、今日では必ずしもそうではない。民生が先に出ている分野も多い。例えば、八〇年代の複合材技術としてもてはやされた炭素繊維は釣り竿が先行したものだ。電子光学(EO)も今では民需によって引っ張られている。そしてレーザも同じである。


■ 日本に原子力技術があるか?

 そして、日本に原子力技術があると思いこんでいる点も興味深い。

 「[中国人研究者が関連した]研究成果は即、人民解放軍に軍事利用されることは疑いがない。レーザー技術のみならず原子力技術に関しても、日中友好という美名の下、中国に日本の国立大学技術者が協力している事実がある。」(大田)と述べている。

 だが、日本にそのような原子力技術があるだろうか?

 日本の実用原子力技術は基本的に全て借り物、研究技術も役に立つ見込みもない。そもそも「もんじゅ」をみればマネッコかつ低水準は明らかである。

 しかし太田さんはあると思い込んでいる。おそらく、ジャパン・アズ・ナンバーワンの時代を引きずっているのだろう。

 お気の毒だが、実際に日本の技術は大したものでもない。特に兵器技術はそれが顕著だ。大抵はマネッコであり、諸外国が作った後に後追いで作る。できた頃には時代遅れとなっている。一〇式戦車、F-2戦闘機をみればその模倣の習性は明瞭だ。

 英米仏のようにゼロから作っていない。諸外国にあるもの、成功したものを「成功する」と確認したアトで作っているだけだ。F-2はその例だ。空力的に問題がないことを承知して同じレイアウトで作っている。一部を軽く作っただけで日本製は高性能とは恐れ入ったものだ。

 その伝でいえば、日本の技術は鼻くその役にも立たない。原子力技術は自力で核や原潜を作った中国の参考になる者でもない。ロケットやドローンも負けている。

 そのような技術レベルで「国内で[中国人研究者に研究させる]反日的活動を許すことは国の安全保障を危うくする」とは、不能犯に近いものだ。


■ 危険が危ないといえばいいと思いこんでいる

 そこから見えてくるのは、安全保障は「危険が危ない」といえばいいといった安直な姿勢だ。

 だいたい、安全保障セクターはどの程度、危険かを示せない。ただ、中国に有利になる点を拾って危ないを繰り返すだけである。

 その上、他の分野との整合もとれない。軍事、安全保障だけが政治ではない。軍事と経済等との釣り合いがあり、安全保障も社会保障その他とのバランスもある。それを総合して国の方針・政策は決まるが、安全保障セクターだけは自分の殻の中に閉じこもる。

 結局は、兵隊ぐらしの延長であり、組織内だけの正解探しをやっている。そのようにしかみえないものだ。







 まー、あれよ。普通はやんわりと風穴開けようとするものだ。「学術会議さんや大学の自治のおっしゃることもごもっとも、ただ、防衛省も技術がほしい、だからそちらの監督下での活動を許してほしい」くらいの言い分でロボット技術やら画像認識あたりの研究者に予算を貢げばいいものだ。

 なんで安全保障セクターは「軍隊に協力しないとはけしからん」と、「黙れ」の佐藤賢了みたいな間抜けなことをするのか不思議なものだよ。辺野古普天間問題とか、厚木の騒音とかもそうだけど、そういえば余計な反発食らうのはわかっているはずなんだけどね。