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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
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2017.11
23
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17:34
Category : 未分類
 新型護衛艦が高性能にならないことに怒ってどうするのだろうか?

■ 統合マストが作れない話

 清谷信一さんがセンサーの問題について言及している。
清谷信一‏ @skiyotani
■市ヶ谷本日の噂■
海自の30DDは火器は充実するが予算不足でセンサー類が時代遅れで、ダメダメだが3隻目からヘリ型UAVを搭載するとの噂。
https://twitter.com/skiyotani/status/932730739208187904


 おそらくは国産だと統合マストが上手く作れない問題だ。世界を知らない国産某社が「我が社が作れなければどこも作れない」と大見得切ったという。その話をある程度の規模の勉強会で聞いたことがあるからだ。


■ 安価な護衛艦に高級センサが付かないことに怒る自称軍クラ

 それに無根拠に噛み付く反応がある。ヨナトさんの意見がそれだ。
ヨナト@F-XはF-2増産一択‏ @Yonato4710
まぁ、清谷センセの言う事は端から信用していないしな。つか「30DDは予算不足でセンサー類が旧式なんですよ~(^o^)v」ってどういう意味や。世代的にはつゆき型DDやあぶくま型DEと同様と言いたいんかクソだわけが。
https://twitter.com/Yonato4710/status/932764085967450113


 なぜ安価な護衛艦に強力センサが付けられると考えているのだろうか?

 新型護衛艦は性能を下げて値段を下げる装備である。そして現用軍艦で一番カネがかかるのはシステムと武装とセンサーだ。だから、その性能が切り下げられることは当然である。

 ヨナトさんはそれを全く理解できていない。

 さらにいえば、時代遅れでも別段は構わないことも理解できていない。OPVに毛の生えたフリゲートと割り切れば差し支えないからだ。対空戦はESSM以上を搭載しない。対潜戦も艦載ヘリに任せきるならそれで何の問題もない。

 その点からすれば「ゆき」や「あぶくま」と同様である。三次元レーダを付けない、あるいは最低性能とし、対潜戦もバウソーナーを付けなければその程度だ。

 つまり「はつゆき型DDやあぶくま型DEと同様」になっても不思議はない。さらにいえばそれを理解できないにもかかわらず「クソだわけが。」と述べるのは天に唾する発言である。


■ 清谷情報を理解できない軍クラ

 ちなみに「まぁ、清谷センセの言う事は端から信用していないしな。」あたりを言い出す連中である。あまり多くは望めない。

 その情報を拒絶するだけであり、そこから発展して考えるまでを期待するのは誤りなのだろう。

 清谷情報あるいは清谷判断は判断材料に足りる質を持っている。問題意識として充分首肯できる内容である。批判的に読んだとしても、全般の方向性としてはそうなっても不思議はないと評価できる内容である。

 しかし自衛隊ヨイショしかできない軍事マニア層は理解できない。問題意識そのものを許せないためだ。なぜなら防衛省・自衛隊と勝手に自己同一化を果たしているからだ。当然ながら国家安全保障や防衛行政の利益と、防衛産業の利益を切り分けられない。その頭もない。

 だから、ただ拒絶する。界隈での衆をたのんで悪口して馬鹿にする。もとより大元のロジックや構造的問題は理解できないので、実物のディティール程度の部分で否定しようとする。細部に異常にこだわるのは、連中の出自や起源が航空写真屋やら模型屋やら軍装屋だからだろう。アレなオスプレイファンクラブが航空写真家ばっかであるように。

 そして、その後の展開は見ないふりをする。

 清谷判断として示された見通し、例えば戦車戦力の優先順位切り下げはそのとおりに進んでいる。これは軍クラがありえないと拒絶した中身だが、彼らはその後の一切は口にしない。

 ちなみに戦車新造は風前の灯火である。年6両と半ヶ中隊にも満たない年産両であるし、その価格も約13億であり軍クラが国産戦車の価格優位として提示した7億どころの話ではない。



 まー、清谷さん関係で一番面白いのは夜中に悪口を1時間以上電話してくる軍クラの話だけどね。ある高名な軍事研究家から聞いた話なのだが、軍クラの御仁からほぼ迷惑電話があったよという。名前を聞くと軍クラ界隈の中で名前を誇ろうとするアレな人間、作家にひっつこうとするビックネームファンの類。電話をうけた当の軍事研究家からの「先が見えてないなオマエ」といったオーラを伝達も本人は全く気づけないといった雰囲気センシング能力欠如も、まーアレならそうだろねと。
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2017.11
22
CM:3
TB:0
01:21
Category : 未分類
 読んでいて不条理と疑問符だけが浮かぶ安全保障記事は珍しいものだ。

 渡邉哲也さんインタビュー記事「中国、75%の確率で米国と軍事衝突か…最速5時間で米国の勝利が確定」は読めば読むほど疑問符が浮かぶ、ある種の因果関係の狂いをグンニョリと当てつけられる文章になっている。

 その中身はどうでもよい。中国が憎い、北朝鮮が憎いをベースに「危険が危ない」を重ねるだけ凡百記事である。国難宗教系信者と同じメンタリティーをもつネトウヨに国難を訴えるよくあるネトウヨ向け商売である。

 だが、そのデティールは不思議に満ちている。一種怪訝というか、奇妙な感覚を伴う展開となっている。同じ日本語でありながら会話が成立しない。ロジック段階での不整合によるシュールな内容となっている。


■ 日本の土地をどう軍事利用するのか?

 まずは、説明で実現不能な具体化をすすめる怪訝である。

 例の「国防動員法の危険がアブナイ」を振り回している。それはよいのだが、その主張の具体化が不能犯方向に進んでいる。その点でオカシイのだが、足りない部分をはどうなっているかを補って具体化しようとするとグンニョリする。

中国の「国防動員法」という法律があります。
[中略]
 つまり、仮に日本と中国の間で衝突が起きて国防動員法が発令されれば、中国が取得している日本の土地が軍事利用されたり、日本に進出している中国企業や中国人がスパイ化したりする可能性があるわけです。


 まず、日本の土地をどう軍事利用するというのだろうか?

 敵国の土地を民間ベースで取得する。それは可能だ。

 だが、敵地にある以上、軍事利用のしようもない。拠点として利用するにしても、軍隊武器弾薬をどう運び込むのだろうか?

 それっぽいことを言いながら具体がないのである。それが怪訝の一つだ。

 ネトウヨ商売として抽象的に国防動員法が危険と言いたいのはわかる。だが、それなら危険性を具体化しなければならないが、それが全く出来ていない。

 そこをどうやって軍事利用すると思っているのか、それを想像すると袋小路である。渡辺さんの主張に合わせて考えるとどうしても成立しない。その点でグンニョリしてしまう。


■ 「米中の利害は一致している」のに「米朝開戦」が「日中開戦」とか

 また、ロジックの展開の不整合のグンニョリである。

 なぜ米朝開戦が日中開戦に結びつくのか、それがどうやっても全く理解できない展開となっているからだ。渡辺さんは北朝鮮問題は「米中の利害が一致する」と述べながら最後に「仮に『米朝開戦』が現実になれば、それは『日中開戦』と同義といえるでしょう。」と述べている。

 該当部分を引用すると次のとおりだ
北朝鮮問題を解決するために中国の協力が不可欠なことは間違いありません。しかし、中国は本音では現状維持を望んでいます。[中略]
 一方、北朝鮮問題の解決は習主席の政敵である上海閥および北部戦区の征伐にもつながります。その点では米中の利害が一致するため、習主席の動きが注目されているのです。[中略]
 中国は北朝鮮と軍事同盟を結んでおり、日本はアメリカと「100%ともにある」という姿勢です。そのため、仮に「米朝開戦」が現実になれば、それは「日中開戦」と同義といえるでしょう。


 何回読んでもわからない。

 それぞれの段落内部での整合性は取れている。もちろん、いまさら「習主席の政敵である上海閥および北部戦区の征伐」(渡邊)といったどうしようもない手垢のついた空想を提示しているのはともかくとしよう。内容はともかくロジックとしては収まっている。

 だが、それぞれの段落間に整合性が取れない。なんで結論が「米朝開戦」が「日中開戦」と同義になるのかが理解できない。それまでの段落ならそのような結末とはならないからだ。これもグンニョリである。


■ 誰に聞いたのか何を読んだのか

 軍事的ディティールも事態の整合性がグンニョリしている。

 簡単なことだ。水上艦を潜水艦が追尾するシチュエーションがあり、その水上艦が追尾されているはずの潜水艦をアクティブ探知し続けるシチュエーションが語られていること。それを水上艦が航行の自由作戦に行っているといった狂った事態である。

アメリカが「航行の自由」作戦を展開した際には、追尾した中国の潜水艦がすぐに米軍に探知され、軍艦からピンガー(探信音)を打たれ続けたとされるなど、不備が多いのが特徴です。こうした欠点は、実戦になれば致命的になることが確実です。


 普通、潜水艦が水上艦を追尾することはない。

 まずは速力的に厳しい。在来潜水艦なら無理であるし、原潜にしてもわざわざ静粛速力以上の速力を出さなければならないからだ。

 そもそも、潜水艦で追尾するメリットもない。公然監視としては目立たない。情報収集かねての監視なら自艦から通信ができない。そもそも最初に航行の自由作戦を行う米艦を見つけて接触を続けること自体が難しいからだ。

 追尾されている水上艦が潜水艦を探知し続けたもオカシイ。なぜなら航行の自由作戦を実施中だからだ。その後ろには中国水上艦がシャドーイングしている。余裕綽々といった状況出会ったと言いたいのだろうが、流石にそこでアクティブ戦でコンコン潜水艦を打ち続ける状況はない。

 ある意味、軍事的シチュエーションとしてのエッシャーのだまし絵となっているのである。

 それに比べれば事実誤認は可愛いものだ。
「また、海軍の兵力は未知数です。空母からの発艦実験や発射実験が実施されておらず、まともな演習が行われていないのが実情です。」


 ちなみに全て間違っている。中国海軍の兵力は明示されているし、空母からの発艦も行われているし、各固艦からの実射も行われているし、高度な演習も行われている。


■ 空想の産物でも辻褄をあわせるもの

 なによりも辻褄を合わせようとしない点が奇妙である。

 主張のほとんどは空想の産物である。それは別に構わない。信者さえ納得すればよいからだ。

 だが、普通は辻褄をあわせる。宇宙人の電波のお筆先をみてもそうしている。偽史偽伝でもそうしている。結果、江戸時代の写本に冥王星がでたりするが、自分の知識と矛盾しないようにする。

 それがない点で、文章を読んでいていわく言い難い特殊な感情が想起させられるのである。アレな御仁と話したときのグンニョリ感そのものでもある。


■ 女房擁護の140字でもロジックはグンニョリ

 ちなみに、渡辺さんの発言では140字でもグンニョリ感をアテられることがある。女房がパレルモ条約の翻訳と称して真反対のデタラメを広めたときの言い訳がそれだ

渡邉哲也‏@daitojimari
言論の自由は誰にでもあるが、恫喝や強要まがいの言論 許されるものではなく、場合によっては犯罪を構成する。 インターネットは実社会と同様であり、テロ等準備罪に反対する一部の人たちの異常性と犯罪性がさらに明らかになったと思います。そして、テロ等準備罪の必要性が確認されたと考えます。
https://twitter.com/daitojimari/status/879050081634144256


 この短文はどうやっても読めない。デタラメを広めた点への抗議への反発といった感情はわかる。だが、全体として何を言いたいのか、それをどうしても汲めない奇妙さがある。

 あるいは一文に収斂しないといってもよい。第一文と第二文と第三文が渡辺さんの内面的確信でしかつながっていないので総体として不可思議な主張になっているのである。

 それに比べれば宇宙人の電波のほうが論理明快だ。例えば、「あの女がオレの悪口を言ってる。それは事実だ。宇宙大明神さまが無線LANで教えてくれるからだ」は事実関係はともかく文章論理にねじれはないからだ。
2017.11
17
CM:6
TB:0
03:22
Category : 未分類
加賀孝英さんの「米情報機関によると」を信じる青髭さん

 「宇宙人から聞いた話」を真に受けてどうするのだろうか?

 加賀孝英さんがいつものどうかしている記事を出している。週刊誌記者のところになぜか世界中の情報関係者が情報リークしてくれるといった不思議な記事だ

 記事題名は「米政府が裏切り外交連発の韓国を敵視 当局『トランプ氏は訪韓中、ずっと怒っていた』 」である。要は米国はボク達の国、日本を愛して欲しい。憎い韓国を敵視していて欲しいといったネトウヨ願望擦り寄り記事だ。

 そして例によって都合よく情報が集まっている。憎き文大統領の傲岸無礼に宗主国米国さまが怒っているといった情報が「旧知の米情報当局関係者は、こう吐き捨てた。」「複数の米軍、米情報当局関係者から入手した情報だ。」「外務省関係者があきれて次のようにいう」と情報関係者から入手できたと主張している。

 もちろん基本的には宇宙人と会話したのたぐいである。とるに足らないものだ。

 だが、それを青髭@laboratorymembeさんが真に受けているのは興味深い。よりによって加賀情報が証拠であるとし、付和雷同して韓国をバカにしているからだ。


■ 加賀記事情報で悦に入る青髭さん

 以下、加賀情報を根拠とした青髭さんの発言である。

-------------------
以下、青髭さんのオリジナル3ツイートの中身を予防的に削除した

理由は、青髭さんの申し立てについてFC2より連絡を受けたもの
その概要を要約すると次の3つである
1「・他者を誹謗中傷・侮辱を目的としたfc2ブログの利用」
2「・無断転載禁止の他者文章の無断掲載」」
3「【 削除を依頼する具体的な箇所 】」
 として3ツイートの削除のみを提示

もとより引用には許可を必要とはしないことは明らかだが、3ツイートのみの削除がリクエストであるため応じた
23日11時 筆者追記
-------------------

 55字を引用していた。なおオリジナルツイートは157字、リンク抜くと95字


 42字を引用していた。なおオリジナルツイートは135字


 106字を引用していた。なおオリジナルツイートは139字


 欲しい記事が読めて嬉しかったのだろう。

 オカルトの実在を渇望しているオカルトマニアは『ムー』の発売を心待ちにする。周囲からバカにされるオカルト指向を肯定してくれる媒体だからだ。

 同じように韓国への憎悪をたぎらせた青髭さんも加賀さんの記事を心待ちにしているのだろう。自分が読みたい韓国憎悪のファンタジーが載っており、しかもそれが米情報関係者が、米軍関係者が、日本外務省関係者のお墨付きであると保証している。周囲から怪訝にされる嫌韓指向を権威が肯定してくれる貴重な記事であるからだ。
2017.11
11
CM:5
TB:0
11:24
Category : 未分類
 兵隊なのにマニア連と交流したがるヤツがいて、マニアにも兵隊と交流したがる連がいるのだけれども。どっちもペラペラ喋る連中だと思っていた。

 兵隊の方は、要はエリート二線級。CGS受かっただけが頼りの御仁なのだが、そのあとはまあ。別の幕の防大同大隊から「あいつは1佐にしちゃいけない」といわれていた。これは最近、市ヶ谷駅で己がたまたま会った知り合いとの会話で出た話。

 ちなみに一生懸命のアピールしか出来ないタイプ。作った演習の掩体が朝雲か何かに載ったときだが、写真を見た己の下僚の付幹部(陸)は写真を一瞥して「バカみたいな掩体作るバカだよね」と言っていた。それをご本尊がアトでSNSで朝雲に載ったと自慢しているのを覚えている。あとの商売も似たようなものなのだろう。

 そして「ボクはオタクに理解がある幹部なのです」でマニア界隈に擦り寄る。正確に言えば防大生の頃からそんなことをしていた。本物の学術系学会であるホニャララ学会系だと、チヤホヤされたいのだろうと見透かされていた。まあホニャララ学校と呼ばれた兵学系の怪しいアタリと付き合いある辺りも敬遠された理由なんだけどね。

 で、マニア向けにペラペラ余計なことを喋る。秘している訓令に引っかかる感じな人事関係とか配置とかもそう。さらに現役なのに政治向きのことを喋る。しかもアレ系を相手にして、例えばゲート関連やら海兵隊ヨイショ関連大好きのマニア相手にそれをする。

 それにつるむマニア連もマニア連。どうしようもない。現役高級幹部の客人として珍重するのはともかく。そいつがペラペラ喋ったことを「ボクは部内情報に通じているのです」で口頭でペラペラ再放流する。

 当然ながら自衛隊系サポーターを自称する連中。

 逆に自衛隊に厳しい系は、左右とも聞いたことはペラペラ再放送しない。その場限りか、出して大丈夫かを確認した上で使うか、あるいはチャタムルール風に特定できないように風聞を聞いたような形で書く。もちろん相手を見て話すし、第三者がいるところではうまく肝心部分は話さない。

 なによりもアレなのは、マニア交流幹部も幹部交流マニアも誰に会ったか、誰が来たのか、何を話したのかを明示あるいは暗示でネットに書いちゃうことだけどね。いろんな商売する上で、ボクは信用できない人間ですよと広言しているものだ。

 実際にこの商売は誰に会ったかと何を話したかはペラペラしゃべらない。もちろんどの商売でもそうだが。だから敵対している同士が仲良しだったり、仲良し風が犬猿の仲だったり、憎悪関係にあると勝手に思われている組織と情報交換や商売していたりする。
2017.11
06
CM:8
TB:0
20:49
Category : 未分類
 件の見世物ゼロ戦が売られる記事がある。価格は4億以上とのことだ。「零戦、売ります! 唯一の日本人零戦オーナーが決意のお願い」がそれだ。

 そこで利益が出た場合、寄付受けとの関係はどうなるのだろうか?

 このゼロ戦は寄付を募って飛ばしていた。「零戦里帰りプロジェクト」と称し「日本のものづくり」といったキレイ事を前に出して資金を集めている。

 つまりは、寄付を受けて維持したゼロ戦で儲けた形になる。

 その場合、寄付者への説明はどうするのだろうか?

 連中は非商業的活動だと考えている。レッドブル曲芸飛行の合間にランカイ的に見世物で飛ばしていてそれはないのだが、日本人が所有するゼロ戦といった文句に引っかかって金を捐ったおひとよしである。そう信じている。

 ちなみにこれは「売却するとき面倒だろうね」として去年書いたとおりである。

 そして、今回の文春記事にもそのあたりの説明はない。寄付受けはなかったことにしたいのだろう。


■ 「購入契約の保証人」は仲介手数料を意味するのではないか

 そしてボクは掴まされたので被害者です的な言い訳に終止している。「元々は、ある地方自治体からの「建設予定の博物館に零戦を展示したいので、機体の購入を手伝って頂けませんか」という打診から話は始まります。」「ところが2008年のリーマン・ショックで自治体が買う計画が頓挫しちゃったんです。私はボブ・ハンナとの零戦購入契約の保証人となっていましたので、契約履行責任を取って買い取らなければなりませんでした。」はそれだ。

 だが、よく読めばそれだけでも仲介手数料をとる商売であったように見える。「購入契約の保証人」で「契約履行責任を取って買い取らなければならない」とはそういうことだ。

 つまりは、米人と自治体が売却契約を結んだのではない。それなら自治体が違約金を払うはずである。さらにいえば、そもそもは契約に至らない。国や自治体は予算あるいは債務負担がついてから初めて契約するものだからだ。

 おそらく実態としては転売目的だということだ。

 推測だが、自己所有かあるいはそれに近いかたちにして、それを売る形としたのだろう。いちど現オーナーの手に渡る形になっていた、あるいは自治体が購入を決定してもいないのに米人から買う前提で話を決めていた。このあたりは買受を保証していたことが推測できる。

 なぜそうしたか? 単純に右から左に流すだけではコミッションはない。役所は吝いので事務手数料や輸送・通関の手間賃分しか払わないからだ。おそらくはそんなものだ。

 ちなみに「リーマン・ショックで自治体が買う計画が頓挫」もそれを補強する。なぜならありえないからだ。自治体はリーマンショックで契約解除はしない。仮にそうしても、その場合の費用負担は自治体もちとなる。さらに自治体の行動の結果として発生した損害なら自治体に請求ができるのに、それをしていない。


■ 商行為そのものは悪くはないけどね

 まずは商売だったということだ。当然だが、お人よしの人たちが信じるような、日本里帰りのための慈善事業ではない。

 もちろんそれは悪いことではない。ゼロ戦の売買はタダのヒコーキの売買である。輸送機械を売り買いして利潤を挙げることは真っ当な商行為である。

 ただ、その商売のために寄付受けするのはマズイ。商品なら自力で維持するのが本筋だからだ。それを「商品ではない、日本に還るべき技術遺産だ」と宣伝しお涙頂戴で寄付受けまでした。それを売却し、売却益をえる構図は批判されてしかるべきだろう。特にそれで海外に期待が売却されたとすればゼロ戦里帰りや日本の技術遺産といった建前も崩壊する。さらに筋悪だ。


■ ゼロ戦は儲かるよ、は無責任だよね

 なお、その上でいえば取材に対して「ゼロ戦は儲かるよ」も無責任な言い方である。

石塚 飛行できる零戦は日本でただ一機です。先ほど言ったように貴重なものですから、先日飛行した「レッドブル・エアレース」などの航空ショー、イベントで飛行を全国から要望されます。しかも零戦ファンは想像以上に層が厚いので集客力が抜群にあります。零戦を見て心の動かない日本人はいない、と私は思っています。日本は海外に比べて航空ショーやエアレース文化が定着していませんが、私のところにも自治体や基地祭などたくさんの問い合わせがあります。零戦の国内保存と飛行活動を知って頂ければ今後零戦が活躍する場は多くなるはずで、年間維持費も十分カバーできるようになると思っています。
http://bunshun.jp/articles/-/4750


 それなら「なぜあなたは手放すのか?」といわれるだろう。「年間維持費も十分カバーできる」ならそれはおかしいからだ。


■ 戦車ビジネスや軍艦ビジネスもそうだよね

 このあたりは里帰りを表に出した戦車ビジネスや軍艦ビジネスも同じようなものだ。

 いずれも寄付受けを表に出していながら、最後に兵器を売却放棄すれば利益は自分たちで囲い込めるからだ。状況としては戦車を探す話は立ち消え、軍艦は砲身だけ回収してどうするかは決まらずだが、寄付受けしておきながら最後まで面倒を見られなければ似たようなものだ。

 まずはロクなものではない。そういうことだ。

 それよりなにより、もっとロクでもないひとたちのコメントを読みたいものだ。それはこのゼロ戦転売を持ち上げたお歴々、例えば航空ライター商売をしている航空写真家さんや、ゼロ戦愛国商売をしている写真屋さんのコメントである。どうせ口をつぐむのだろうけどね。


------------------ 以下オマケ 6日2250i -----------------------

 あの説明に納得できるのは幸福なことだ。例えばこれだ。ホントに保証人だと思っているアタリ、ooi@n_mさんはまあピュアだよね。何でも文字通りにしか読めない。

購入の保証人とかホントに信じている
https://twitter.com/JDSDE214/status/927401346105450496

 「なんで保証人になるのか?」「保証人買い取り条項なんてあるのか?」って考えりゃ実際は転売ヤーなことくらいわかりそうなもんだがねえ。

 他人の言うことを鵜呑みにして、「高強度鋼は潜水艦を軽く作るためです」とかに雷同するあたりも、まーゼロ戦里帰り寄付にフックオンするような好人物にできてるんだろうね。

2017.11
04
CM:4
TB:0
12:32
Category : 未分類
 属するセクターがやっていることは正しい。そう信じ込めるのは頭が幸せにできているからだろう。それにより問題点を否認できるからだ。欠点が見えない、あるいは見ても気づけなければ、所属セクターにある闇を見ないで済むからだ。

 新・山と縄@office-R2さんもそのような方なのだろう。消防商売をしているうちに消防セクターとしての一体感を感じている。そしてかの消防設備、予防消防にある問題を否認している。

 以下、筆者記事への反応である。

新・山と縄@office-R2‏ @R2_rope2
その他 新・山と縄@office-R2さんが新・山と縄@office-R2をリツイートしました
「耐火性が上がってるんだから避難器具なんか無駄」
「家で火事があれば家人は気付くだろ。火災報知器なんか無駄」 と平気で言えてしまう御仁、海自の基地設備の担当者だったらしい。
お察しですわ。
https://twitter.com/R2_rope2/status/925335745828569088

新・山と縄@office-R2‏ @R2_rope2 10月31日
住宅火災件数が減り、全焼火災が減る一方で、住宅火災死者数は減っていません。
耐火性がある建物なら死人が出ないか?と言えば全くそんな事はなく、建物の中は炎・ガス・煙の充満する地獄になるのは珍しくもないわけです。
耐火建物でも、窓やドアから延焼する事はあり、安全ではありません。
https://twitter.com/R2_rope2/status/925333077479473152

新・山と縄@office-R2‏ @R2_rope2
非常口や消火器、緩降機やシューターが法定設備となっているのは、過去にこういった機材が無かったから人が死んだ火災はもちろん、機材があったのに適切な管理がされていなかった為に死人が出た大火災があったからです。
やたらと梯子車が整備されているのも同じ。
https://twitter.com/R2_rope2/status/925334032816074752

新・山と縄@office-R2‏ @R2_rope2 10月31日
(自分は)使った事はない、使わないだろう、(自分の知識では)役に立たないだろう=無駄や不要
と断じてしまえるなら、自衛隊不要論者と何にもかわりません。
もちろん、既存の避難器具に実用性があるのかは検証していく必要はありますが、その存在を不要と断じるのは全く問題外です。
https://twitter.com/R2_rope2/status/925335745828569088

新・山と縄@office-R2‏ @R2_rope2 10月31日
「家で火事があれば気付くっしょw」というのは全くの素人考えです。
その通りなら年寄りはともかく一家が全滅したり、若者が死ぬ事はありません。
気付いた時には、我が家の間取りすらわからなくなる濃煙、一吸いで昏倒する毒煙、衣服が発火するような熱気に襲われます。
住宅にも火災警報機を。
https://twitter.com/R2_rope2/status/925340495399723008

新・山と縄@office-R2‏ @R2_rope2 10月31日
小田急線の火災の時にも言いましたが、ハコがいくら防火・耐火でも、中にいる人間や人間の持ち物(服や家具やあらゆるもの)は可燃物なんですよね〜
https://twitter.com/R2_rope2/status/925351300182581248



■ シューターや緩降機の使用例はない

 まず、最初に気づく点は山と縄さんはシュータや緩降機の必要性を肯定できていない点だ。

 両者を肯定するために次のように述べている。
非常口や消火器、緩降機やシューターが法定設備となっているのは、過去にこういった機材が無かったから人が死んだ火災はもちろん、機材があったのに適切な管理がされていなかった為に死人が出た大火災があったからです。(山と縄)


 だが、そこに使用例は提示されていない。

 それは実際に使用された例がないからだ。

 シューターは防災訓練でしか使わない。これは学校のベランダ等にある布トンネル式の脱出用滑り台。だがあんなものを使うくらいなら階段伝ってでたほうが早いからだ。ロープを放りなげて地面に固定してシュータを展開して時間をおいて順番に一人づつ降りるマヌケ器材だからだ。

 緩降機はそれ以下だ。同様にベランダから減速機構付のロープで降りる仕組みだが、操作に時間がかかる点は同じだ。それなら階段で逃げる。建築基準法で耐火構造が決められており、2方向避難にもなっているのでそちらのほうが早い。



■ 火報は有毒ガスを感知しない

 新たな消防利権、住宅用火災警報機の擁護もオカシイ。

 例えば有毒ガスを探知できるとしている点は不思議なものだ。

「家で火事があれば気付くっしょw」というのは全くの素人考えです。
[略]気付いた時には、我が家の間取りすらわからなくなる濃煙、一吸いで昏倒する毒煙、衣服が発火するような熱気に襲われます。
住宅にも火災警報機を。


 一種の脅しに近いものだ。だが「一吸いで昏倒する毒煙」とはなんだろうか?

 火事ではそのようなものは出ない。高濃度一酸化炭素は不完全燃焼の結果発生するものだ。景気良く燃えていれば生まれないし、酸化して二酸化炭素になる。化学工場でもないかぎり火災で硫化水素は発生しない。一般住宅なら嫌気性発酵の結果生まれるものだ。

 さらに、それらが発生する状況では火災警報器は動作しない。まず、どちらの感知機構もない。さらにいえば一酸化炭素が生まれる状態では煙感知も膨張率感知も動作しないからだ。

 さらに「我が家の間取りすらわからなくなる濃煙」というのも変な話だ。まず、一般住宅での発生はない。それまで気づかなければ単純に二酸化炭素濃度が高くなり死んでいる。また、仮にそれでも脱出できない状況もない。一般家屋に無窓室はほぼない。そこを寝室にするならそいつが悪い。

 ちなみに、家の中心から外までの距離は4mを越えない。なお、日本戸建住宅の平均延床面積は100平米程度、そこに建坪の統計はないが半分は平屋、残り半分が二階屋と乱暴に仮定すれば75平米、25坪程度である。正方形なら8m四方強である。どこにいても外までは4mもない。

 その距離で「我が家の間取りすらわからなくなる濃煙」で脱出できないことがあるだろうか?


■ 火災保険の割引もない

 さらにいえば、住宅用火災警報器があっても焼け死ぬやつは出る。

 特に放火や無理心中には抵抗できない。放火は外からの着火であり、屋内の火報は無効である。無理心中や自殺はそもそも消す気も逃げる気もないからだ。

 なお、放火は火災原因の第一位である。また一家全滅の類も無理心中が多く含まれている。最近だと大原の海自標的部隊の幹部がノイローゼでやった火事は両者のコンプレックスである。

 その効果も相当に低い。

 本来なら、保険会社は協力に推奨するはずだ。真に有効であれば火災保険は対応する。住宅用火災報知器をつければ料金は半分、あるいはタダで配るといった措置があるはずである。

 だが、全く乗り気ではない。割引率は3%程度である。行政に付き合う形にすぎない点で、その効果もさほど見込めないことを示すものだ。


■ 情緒だけで経済性の原則を無視

 なによりも不思議な点は、消防屋は経済性の原則を無視することだ。火災は危ないと情緒だけに訴える。それで過剰な規制を進める。だが、そこに効用の検討はない。

 そもそも、消防はいくら使っていくらの財産を守っているのだろうか?

 消防は年に5兆円は使っている。自治体の消防吏員が16万、消防団員が90万人いる。人数だけで自衛官よりも多い。他にも県や総務省消防の分もある。おそらくその程度には達する。

 対して消防により得られる効用はそれほど多くもない。財産保護効果はそれほど多くもない。消防が消したところで家としての機能はなくなる。その点でみれば年に1兆円の効用も挙げていない。

 もちろん、大規模災害や他にも水害や救命もあるだろう。しょうがないから消防吏員や消防団も囲い続けるしかない。

 だが、その費用対効果の検討はない。消防セクターは危険だとしかいわない。それにより生まれる利益を具体的に説明できない。そもそもコストも把握していないのだろう。

 そしてやることは自己組織の拡大、消防体制の推進だけだ。一般住宅に火災報知器をつけろは全くそれだ。防衛組織が防衛産業を利するだけの国産を進めるように、消防も消防設備産業を進めるための設備負担を強いる構造がそこにある。

 そこに経済性の原則はない。既述のように4mで外に出られる住宅に火災報知器を義務付けるように、強制によるコスト負担と受益の検討はない。

 そもそも、建物は防災のために作るわけではない。利用するためにある。それに防災第一主義の消防屋が絡み、しかも恣意的な指導をするとろくなことはない。

 実際にその害は大きい。不特定多数が使わない建物、危険物を収納しない建物まで過剰な費用負担を強いている。それが消防行政である。

 それで建物コストは上がっている。消防は大事と唱えて余計な規制をしている。その被害は一般国民にも及ぶ。住宅も対象にし始めたからだ。連中は自分の利益のために住宅の値段を上げているのである。

 一番良いのは建築は建築行政に一本化することだ。消防同意はあくまでも「同意」である。細々した条件をつける立場ではないし、その際にはその必要性と根拠法規を示し、抗弁の機会を与えるべきだ。その点で知識もない火消しは建築に口を出させるべきではない。緩降機やシューターの費用対効果も示せない連中に要はない。



■ おまけ

 まー、山と縄さんも消防と仲良くしなければいけない商売だからしょうがないのかもね。食べるためには仕方はない。

 例えば、https://twitter.com/R2_rope2/status/926448612556488704 といった状況をみるとねえ。悪いが「屠龍の術」といった言葉を思い出すものだよ。山や川のある消防署で10年に一回に状況として発生し、40年勤務していて一回実施するかどうかだから龍よりも発生確率は高いだろうけどね。
 
 ちなみに、江戸時代の与力は十手の抜き方コンテストをしていた。いかに格好良くシュッと抜くか。袖がうまくまくれて手首がセクシーに見えるか、十手の紫房がきれいに広がるかを競っていたらしい。

 昔、腰に安全索をいかに早く巻くかの稽古に熱心だった下士官もよく見た。ただ、筆者職域はそれに感化されないように、実作業は労安法があるから索じゃなくて安全帯使えとか、腰痛とかなるから無理な姿勢で作業するなとか、彼らみたいにハシゴでペンキ塗るな危ないから仮設足場使えと先任海曹が口酸っぱくして言っていた。
2017.11
03
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20:02
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 神保町の牛肉麺屋さん馬子禄。ハラル風の感じのお店。スゲーところを基準にすると、かの玉英堂の西、卑近な例だとカバンのレオマカラズヤの隣の件だけれども。

 奥歯に挟まった言い方をすると半年以内に選択を迫られるのではないか?

 なぜなら、今後は極端な伸びが期待できないからだ。


■ お客と店員比が気になる

 まずは大繁盛していない点だ。開店初期は大行列があった。スープが切れたら終わりといって午後入ると閉まっていたと言われていた。

 だが、今はそれはない。祝日前の2日夜7時ころは普通に空いている。本来なら繁盛時間だが店内も一杯ではない。だいたい10人いるかいないかだ。

 対して店員は7人いた。シフト交代時の一時的剰員ならともかく、そうでなければ明らかに多い。1時間にお客は2.5回転するとしても、25人に7人は多い。宝石や不動産や高級時計を売るならともかく、ラーメンでそれは良好なコンディションではない。


■ 客単価が低い

 客単価を低く抑えている点も大変革を予想させる。

 メニューは事実上1種類のみ。牛肉麺で、日本語どおりに麺条を細麺にするか太麺にするか三角麺にするかだ。

 オプションは牛肉追加とパクチー追加だけ。大盛りすらない。ちなみに牛肉追加は厚さ1ミリ、笹かまの半分サイズの牛肉ペラが4枚増えるだけ。隣のパクチー大盛りをみても山盛りではない。

 サイドメニューはなし。ハラル=清真風なので酒はないのはともかく、ラムの串焼きもないし、ピザのような麺麭系、西アジア・ロシアを通じた餃子風もない。

 まずは一人牛肉麺で880円しか払わない。一回牛肉追加をしても「この程度か」で二度と追加もしないだろう。これはもったいない。物珍しいので1500円2000円は払いそうなものだからだ。


■ 「もう一度」といった意欲も刺激していない

 これはメニューの問題とも通じるが、通う意欲を刺激していない。このためリピータとなるべき客をリピータとしていない。

 まず牛肉麺しかない上、味も一種なので違うメニューを攻略する気も起きない。もう少し格上だが、例えば咸亨酒店ならメニュー絨毯爆撃の意欲も湧く。だから結構通う。でも一種類ではそれも起きない。

 また、お上品な感じもリピーターを作り難い。例えば、筆者のような関東労務層系の雑巾舌にあわせた味付けがない。もっと塩と油を入れないと肉体労働系志向には合わない。比較的同じ感じのお上品にしても、はるか昔のひと月前に『丸』の編集部があったとされる九段下の雲林坊なら麻も辣もある。

 ハラル風なら羊骨のコッテリあたりを作ればいいのだが、それをしないのは残念なものだ。


■ 半年程度で決断があるのではないか

 だから、半年以内に決断があるのではないかと見ている。直截言わずに遠回しにいうとそういうことだ。

 ちなみに、食事としての評価は悪くない。美味しい部類に入るので不味くはない。別段に待たされることもない。値段も別に高くはない。筆者は汚くてもOKというか、汚いほうがたいがいは美味しいと感じているが、馬子禄は清潔である。

 だが、店賃と人件費と原材料費と光熱費がペイしているかは厳しい。今四半期は開店時行列で空前の儲けだろうが、次期はどうなるかとみている。



 その意味で行くなら今である。神保町の救世主を語るウザい老害になるには今のうちだ。印象に残る例なら火事で店を閉めた「てんや」。いわQの隣で「名前が気に食わないから行かない」と結構いわれていて潰れた、かのラーメン屋。だめそうで本当にダメ立った例なら、不味そうに見えながら中国人がバンバン入っているのを見て、もしかしたら美味しいのかと思い入ったらやっぱ不味くて最近、案の定に閉店した麺屋いそろく。それらをアトで関係者のいない歌舞伎町の小吃あたりで話の種にするように、念のために今のうちに行くべきだ。

 まー、他にも話題にならない麻辣系の店があと一軒あって、これも順調に決心を迫られそうだなと思って観察している最中。ハズレだろうと思って入って、アタリではなかった。別に不味くも極端に高くもないのだが、店内雰囲気の異様さから一回いっても誰もリピートしない感じ。ちなみにこっちは美味くもない。それよりなによりは客を拒絶する雰囲気で、店員同士もなんというか、井上陽水で例えるなら氷の世界と言った感じ。その雰囲気を「おれ、アレな店いったことある」コレクションとしておくべき。ヒントは周恩来総理かな。
2017.11
02
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22:03
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冬コミ当籤

3日目/12月31日(日) 東地区 "テ" ブロック 03b

です

なんとなく機雷戦のまとめ書こうかと思ったのですが
3ヶ月前の申込みをみたら「F-35Bは正規空母を滅ぼす」なので
「それもいいか」なので、それにします

あとは『七戦七捷』は、準備的な簡易版にして
別に『中国の機雷』でも作ろうかなあと
2017.11
01
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05:02
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 アレ宰相サポーターは、自分の主張にある論理の捻れに気づけない様子である。

 ことりんさんのツイートだが、ロジックが捻れているので正確な要約もし難い。強いてそれを一文で示せば「脱原発なら、海上輸送を保護する首相に反対するな」だ。だが、発想として「反原発のロジックに反論すれば反安倍政権のロジックを論破できる」と考えているあたりで論理展開として不可思議になっている。その上、アレ首相擁護の気持ちが先走った結果、珍無類の主張となっている。

ことりん‏ @Braveymithra
脱原発派は、たいてい反安倍派でもある。で、お聞きしたいのだが、脱原発なら火力発電に頼るしかない。=原油が必要である。よって、シーレーンの確保が大切である。では、なぜ シーレーンを守るために安保を強化したい安倍首相に反対するのか?いったい、何をもって、電力を生む予定なのか?
https://twitter.com/Braveymithra/status/925142436233359360



■ 反原発と反安倍に至る理屈は相互に独立していることを理解できないことりんさん

 だが、そもそもあるべき指摘がない。アレ宰相への批判は民主主義を蔑ろにし国家を私物化する点である。国会での論議を軽んじ、国会を開かず、法規を軽んじ、友人に国有財産を横流しにする点だ。だが、それには一切触れていない。擁護者の立場からすれば首相の悪事は直視できないのだろう。

 そして捻れとして、その不満はすべて電力問題に帰着するように書いている。なるほど反原発派と反安倍は重なることがおおい。だが、反安倍となる理由は既述のとおり国政の私物化にある。電力問題ではないし、電力問題を安定化させても批判にいたる構造は変わらない。


■ 事実誤認も多い、海上輸送保護は安倍の専売特許ではない

 しかも海上輸送路保護はアレ宰相の専売特許ではない。日本では昔から重視されている。九〇年代の政権交代でも、〇九年の政権交代でもシーレーン保護は重視されていた。つまりアレ宰相が始めたわけでもない。また、アレ首相は特に熱心でもない。熱心なのは中国包囲網の妄執だけだ。

 事実誤認はさらに重なる。今の火力発電は原油に依存しないし、海上輸送路も慣用的な意味でのシーレーン、ホルムズ-マラッカ-バシー経由の航路でもない。熱源は石炭やLNGがメインであり輸送路もバラバラである。


■ 反原発・反安倍政権を論破した気持ちになれればいいのだろう

 つまりは、ことりんさんの意見はなにもかもがオカシイ。それをそのまま提示できるあたりアレ首相を擁護できればそれでいいのだろう。実際にリツイートしている連中もその程度の連中である。ロジックとして体をなしてなくとも、反原発運動と安倍政権への抗議者を論破した気持ちになれればそれでいいのだろう。

 まあ、所詮はこのレベルだからねえ。
ことりん‏ @Braveymithra
脱原発⇒太陽光発電推進⇒ソーラーパネル設置の口実で山や丘を削る⇒自然災害拡大⇒日本の国土弱体 彼らは無能ではない。着実に日本を弱める布石を打っているのだ!我々が気づかぬうちに…
https://twitter.com/Braveymithra/status/925217902361427968

なんか、日本は滅びようとしているといった国難系のご宗旨でもやっているのでしょう。しかも陰謀論つき。このあたりファントムの前足が折れたのを「自衛隊には工作員が入っているのよ、炙り出せ」といってるオバちゃんに似ているもんだ。
2017.10
31
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05:30
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 ブルーリボンバッジをつけていれば愛国者なんだろう。

 だが、間抜けにしか見えないものだ。

 なぜなら実際に間抜けだからだ。北朝鮮の拉致を許さない。捕まえた日本人を返せ。それはそれで御尤もな意見だろう。ただ、それを日本人に向けて言うのは意味もない。今の日本に拉致を否定する政治勢力もないし、当然だが擁護する勢力も意見もない。居るなら返せで日本の国論は統一されている。いまさらそれを日本国内で繰り返し言っても意味もない。場違い太郎でしかない。

 得られる効果は自己満足だけ。「ボクは北の拉致を許さない愛国者なのです」と聖戦士気分が味わえる程度だろう。


■ 「ボクは(思慮が足りない)自称愛国者です」をアピールするバッジ

 実際に喜々としてつけているヤツもその程度である。付けているのを見ても「ボクは思慮の足りない『自称普通の日本人』なのです」をアピールする効果しかない。今では「救う会」は神がかり右派としか見られていない。そう見られて構わないほどのガチか、あるいはそれに気づけない程度の頭の持ち主である。

 ブルーリボンバッジ着用の意味は脱構築されているということだ。着用者が意図した「北の拉致を許さない」アピールとして機能していない。まずは「ボクは杉田水脈の類です」でしかない。


■ 結婚式で新郎が付けたんだってさ

 それを結婚式で新郎が付けるのもヒトシオである。身内や親類縁者の前で「ボクは(思慮が足りない)自称愛国者なのです」とアピールしようと頑張っているわけだからだ。

 実際にそんなヒトシオ先生がいらっしゃるのだろうか?

 それがいる。何かの壁にピン留めされた、何かの標本を杉田水脈さんが例示している。類は友を呼ぶという。アレのフェロモンはアレを惹きつけるのだろう。

青いバッジ

杉田 水脈‏認証済みアカウント @miosugita
フォローする @miosugitaをフォローします
その他
昨日は福岡で結婚式に参列いたしました。ブルーリボンバッヂを礼服に付けた新郎。芯の通った好青年です。末永くお幸せに💕
今日はこれからまた東京に戻ります。台風、大丈夫かな?
https://twitter.com/miosugita/status/924421269549867008



■ 日本青年会議所あたりに入れ込んでるボンボン内蔵助先生じゃないかね

 まー、日本青年会議所あたりに入り浸ってるボンボン内蔵助先生じゃないかね。どっかの会社の三代目だがアレすぎて大旦那と番頭さんからお店にいると邪魔だから厄介払いされるイメージ。できることは愛国者アピールだけという。実際に杉田水脈を呼んでるんだからそんなもんだろう。
2017.10
29
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13:10
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 迷惑を掛けられる人が固定されている状況を想像できないのだろうか?

 航空宇宙そして科学技術分野の迷惑はそれだ。迷惑がかかるのは近隣住民、設置自治体である。隣の飛行場やら工場やらで騒音を撒き散らされ、危険物が作られる。あるいは近所の研究施設でNBC類似物質が扱われ、あるいは既存の法規では規制されない危険物を自由に扱われる。

 その利益が人類の、国家の、市民社会の利益だから我慢しろというのは乱暴なものだ。

 なぜなら受益と負担が不均衡だからだ。そもそも航空宇宙屋や科学技術屋の商売である。かれらは利潤をあげるために危険・迷惑行為を行う。隣家はそれで一円も儲からない。「航空宇宙や科学技術の進歩は社会の利益である。だから奴らの金儲けの迷惑は我慢しろ」といわれてもフザけた話だ。


■ 「神聖な科学技術発展のために近所は迷惑を蒙れ」だと

 だが、それを理解できない御仁がいらっしゃる。

 松浦晋也さんの一連の主張はまったくそれだ。

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
バカってのは時に市民生活からすると迷惑だったり危険だったりすることもやらかす。だから「天才の出現」には、多少迷惑でも笑って許せる許容範囲の広い社会と、多少の迷惑でも気にならないぐらいの寛容な環境が必要。
……「保育園の子どもがうるさい」と老人が文句を言う社会は、かなり最低に近い。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/923713383265845248

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
この意味でもコンプライアンス厳守を徹底する社会(会社)は、先行き危ういのである。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/923713623586889728

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
あ、ひとつ間違えた。訂正
多少の迷惑でも気にならないぐらいの寛容な環境→多少の危険でも気にならないぐらいの寛容な環境
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/923714212832067585



■ 科学技術以外の価値観を理解できない

 松浦さんはご自身を航空宇宙、科学技術側においている。その進歩のためには有象無象の一般国民は辛抱しろということだ。

 実際に、その御姿勢は周辺対策を無視する姿勢にも現れている。

 トリチウム水の発言もそれだ。原因があって結果がある。原子力事業は放射性物質を放出しない。そのような社会のルールや従来の約束を破り「トリチウム水は海に捨てろ、自然環境では膨大な量が生成消滅している。だから東電は民法の因果律やロンドン条約も守る必要はない」と主張している。(「トリチウムは海洋投棄が合理的」(お理工さん)の合理性ってなんだろうね

 実験用航空機もそうだ。日本の航空産業のために、規制をなくして個人が自由に自作機を作り飛ばせるようにしろ。近隣住民の危険は知らない。そう主張している。そんなことをすれば、自分は天才だと思っている迷惑野郎、「私は不謹慎を信条とする」ようなお理工さんが目立つためだけの安定性もない自作機を作り、ガストかなにかで近所の家屋に科学忍法火の鳥をするくらいは想像できそうなものだ。(自作飛行機の迷惑を理解できない松浦晋也さん

 自分の世界からでられないということだ。いい歳こいて世界は航空宇宙・科学技術だけでできている。そして御本尊はその郭からでられない。だからこのような珍無類の発言をくりかえす。

 もちろんロケットやピコピコには詳しいのだろう。

 だが、それ以外には何の関心ももっていない。そのような発言をするあたり、社会がどのような構造になっているか。そこには全くご興味はない。想像も共感もできないということだ。


■ (オマケ)航空宇宙技術ライターって、自分を当事者だとおもってるよね

 まー、航空宇宙技術ライターとか、航空宇宙写真家って大概アレだから。

 自分を当事者だと信じ込んでいる。だからセクターの利益になろうと必死になる。金の無駄、JAXAやらの馬前に忠義を尽くす足軽・雑兵として振る舞おうとする。そもそも足軽や雑兵のような軍隊構成員でもないタダのマニアのクセにね。

 だから観察はできない。観察者として、あるいは傍観者として他人の眼で見られない。そこに問題があるのに、見ないし、見ようとしないし、見えない。

 まずは醜女の親のようなものだ。正確にいえば親でもないのに醜女の容姿を贔屓をする。醜女であることは決して認めない。そこに批判的なスタンスはない。札束を焼き捨てるような日本のロケット技術をヨイショするのはそういったスタンスである。
2017.10
29
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00:07
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 航空観閲式にB-1爆撃機とB-2爆撃機が来たところで何か効果があるのか?

 それを北朝鮮への圧力強化、同盟関係の表明と言い出すのは脳天気なものだ。北朝鮮への圧力にもならないし、同盟強化も「へーそれで」程度だからだ。

 北からすれば今までの圧力と大差はない。核爆弾搭載可能なB-2が日本に来たところで今更の話だ。

 核戦略の理屈で言っても、北朝鮮は今までも先制核攻撃の圧力にさらされているからだ。朝鮮戦争の時期からそうだし、朝鮮戦争の後もそうだ。60年代は戦術核をポンポンぶち込む予定であった。

 日本との同盟関係提示も今更である。日本政府や国民は日米安保には不信を抱いていない。

 さらに核兵器搭載可能なB-2爆撃機が来たところで何の効果もない。半島情勢で核抑止が効いていないわけでもない。もともと日本は核の傘の下にあることになっている。さらに、その傘となる核の種類はどうでもいいものだ

 さほどの効果がないものを、さも有り難いような口調を効くのは不思議なものだ。ボンクラの軍クラやら航空宇宙クラスター(自称)が勝手に盛り上がっている。見世物にすぎないヒコーキについて「B-1と違ってB-2は核攻撃能力を持つステルス戦略爆撃機。重みが違い過ぎる。」そう賢しらに宣うが、それっぽいことをいっているだけだ。実際の効果はない。

 対北朝鮮において、今まで以上に日米同盟の実在感を示すならTHAADだろう。米陸軍がTHAADを都内、できれば日本人に見えやすい入間なり朝霞、あるいは若洲海浜公園なり多摩川土手あたりに展開させるべきだろう。別段実用にならなくともあれば安心する。少なくともB-2爆撃機よりも効くだろうよ。
2017.10
26
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13:13
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 産経記事は蔡英文ヨイショだけができればよいのだろう。 田中靖人「台湾・蔡総統、中台を「もう一歩改善。現在は変化のチャンス」 関係停滞の打開に意欲」 はそれ。

 あるべき指摘が全く欠けている。蔡英文が両岸関係を悪化させたこと。北京政権と台北政権に平和協定はありえないこと。そもそも主張上、両立し得ない内戦であるにもかかわらず国家間の紛争状態であるようにのべていることだ。

■ 両岸関係を悪化させたのは蔡英文
 関係改善について、悪化させた張本人がそれを主張している点を示していない。「『両岸(中台)関係をもう一歩、改善したい。現在はまさに変化のチャンスだ』と述べて、中台関係の停滞打開に意欲を示した。」「蔡氏は『新たな思考』で『両岸関係の突破』に向けて知恵を絞るよう改めて習氏に呼びかけた。」(田中)とあるが、両岸関係を停滞させたのは蔡英文そのものである。

 それに中国政府が乗るかといったものだ。中国は両岸関係で困っていない。台湾は中国に依存しているが、中国は台湾に依存していない。ある意味、日本の安倍が「日中関係を改善したい」といいだすのと同じだ。馬鹿にするなで終わりとなるものだ。


■ 両岸関係は内戦である前提で成り立っている
 「平和協定」や「紛争状態」を使う点も奇妙である。記者はそれがありえないこと、理解として正しくないことを承知しながら使っているためだ。

 「平和協定」はありえないことを承知しながら書く怪訝がある。台北政権と北京政権の対立は中国全土の支配を賭けた内戦である。現状の両岸関係も両者がその構造に収まることで成り立っている。台湾省の土着政権が独立を望むものではない。そこに「平和協定」はない。どちらかがどちらかを打倒し、併合するだけだ。

 だから蔡英文の発言部分も「蔡氏は『新たな思考』で『両岸関係の突破』に向けて知恵を絞るよう改めて習氏に呼びかけた。また、『敵対関係と戦争の恐怖を永遠に取り除く』ことを提案した。」(田中)となっている。いままでの因縁から和平や平和協定が成り立たない、言い出せないことを承知しているからそのような言い回しとしているのである。
 これは「紛争状態」も同じだ。国と国との争いではないし、地方独立の問題ではないからだ。


■ 蔡英文のアプローチが成功する見込みはない
 最後に付け加えれば、アプローチが成功する見込みがないことを指摘しない点も不十分である。

 なんで中国がいまさら蔡英文の言うことを聞くのかということだ。

 就任からして敵対的である。台湾省は大陸を頼らない。関係密接化を拒否する。日本や米国につく。台湾は天然状態で独立している。最初からそのような喧嘩を売っている。中国はそのようなスタンスを取る政権と付き合う必要はない。別に弱みもないからだ。

 それが経済が悪化し政権が凋落してから都合いいことを言い出したわけだ。何をいまさらでしかない。

 さらに、蔡英文のパワーもなくなっている。まずは「コイツと約束しても何もならない」 そんな政権の言うことを聞く必要はないわけだ。実際に約束したらしたで蔡英文は緑に引きづりおろされる。アレ宰相が「憲法改正やめます」と日本会議に逆らうようなものだからだ。そうすれば神がかり右派からひきづりおろされる。

 結局は産経の台湾ヨイショでしかないということだ。台湾や蔡英文の未来は明るいといった姿勢に反しないように不都合なことには触れない。これは「安倍政権の未来は明るい」といった政権ヨイショ姿勢により「日本は経済成長している」といった幻想を振りまくのと同じ伝である。


 まー、民主化以降の台湾は身勝手さがね。今までの経緯や両岸関係での約束を全部取っ払って被害者ヅラするのがねえ。すくなくとも政府機関としての台北は独立とか言えた話ではない。その点で他の世界の独立運動とは違って全然共感できないんだよね。
2017.10
22
CM:11
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03:24
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 自衛隊は災害派遣で私有地に入れないのだろうか?

 小笠原理恵さんはそう主張している。

小笠原理恵‏ @riekabot
東日本大震災の時は、倒壊した家屋の中の人を助けるためにも、私有地に自衛隊が入れないという弊害があったことも知っておくべき。だって不法侵入だもん。
https://twitter.com/riekabot/status/920805517554937856



■ 違法性阻却事由をご存じない
 本当にそうだろうか?

 災害派遣の目的は生命財産の保護にある。それは法に定められている。その実施のために私有地に立ち入ることは問題はない。仮に刑法でも民法に違反しても問題とはならない。法令に従った行為のため違法性阻却事由となるからだ。

 その点で「私有地に自衛隊が入れないという弊害」「だって不法侵入だもん。」(小笠原)は誤りでしかない。


■ 不法侵入の意味も不鮮明
 そもそも小笠原さんの「私有地」への「不法侵入」とは何を指すのだろうか?

 囲障で囲われていなければ私有地に立ち入ることに問題はない。管理者が出て行けと言う。でも出ていかない時に不退去罪が成り立つだけでしかない。

 つまり、私有地に入ること自体が不法侵入に当たるわけではない。

 実際に山火事での災害派遣を考えればよい。地面持ちが誰かは全く考えない。そのまま私有林に立ち入り消火作業は普通にやる。支配を示す囲障に囲われていないためだ。


■ 家屋立ち入りも即時強制も財産収用も可能
 さらにいえば囲障地や家屋への立ち入りも可能だ。

 消防士は火災に際して立ち入り許可は取らない。囲障があろうが施錠があろうが構わず侵入して消火する。これは先に述べた違法性阻却事由に該当するものだ。

 災害派遣で火災となれば自衛隊もそうする。基地周辺で火災があれば近傍災害派遣が行われるが、その際には救命や消火のために必要があれば囲障地や住宅に立ち入る。

 場合によれば、財産の破壊もできる。行政権の即時強制と呼ばれる作用だ。大火災での破壊消防はこれである。

 さらにいえば財産収用もできる。災害対策基本法64条は自衛官による収用も許容している。あくまでも市町村長の権限が優先するが、それが及ばない場合には自衛隊もやってよいことになっている。


■ 「自衛官を守る会」とやらはこの程度
 つまりは、小笠原さんの指摘は完全に誤っているということだ。

 その根底には「抑圧されている自衛隊」感があるのだろう。アレ右派が信じている「憲法9条で自衛隊は縛られており何もできない」「緊急事態に何もできない」という神話だ。

 実際に小笠原さんは海上警備行動も知らずに「難民対処のためには法改正が必要」と言っている。麻生式対処を考えているのかどうか知らないが、警職法準用で対処できるあたりを知らない点で「縛られた自衛隊」感覚なのだろう。この点は国難を主張する各種宗教のアレと同じだ。

小笠原理恵‏ @riekabot
『【拡散お願い】北朝鮮有事の難民問題対処のための法律改正、予算は急務です!間に合わないよ~』
⇒ https://ameblo.jp/calorstars/entry-12319392349.html … この選挙がおわれば11月以降いつ半島で戦争が再開されるかわからない。難民問題対処に国会が審議拒否をつづける状況では間に合わないです。
https://twitter.com/riekabot/status/919725928824967168


 その小笠原さんが代表を務める「自衛官を守る会」もその程度だということだ。宿舎法の下、公務員宿舎の基準も横並びである。財務省が作る合同の普通宿舎も、自衛隊単独の自衛隊宿舎も共済組合にやらせる特借も同じだ。同じ公務員だからだ。それであることを知らずに「自衛官を守る会」は自衛隊だけ特別扱いを求める。その点でも程度が窺える。


■ (オマケ)ファントム炎上はスパイのせいだ(小笠原理恵)

 まー「自衛隊は完全無欠、事故は起きない、起きればそれはスパイのせいだ」ってのは強烈だよね。

小笠原理恵‏ @riekabot
ヘリの事故も多く、ファントムの事故も続いてきた。自衛隊内に潜入している工作員の存在を疑う妄想してしまう。自衛隊員の応募状況は最悪。工作員チェックもできずに採用してるのかも。
https://twitter.com/riekabot/status/920803737446125569


 これ、ワシのオムツに宇宙人がウンコを入れたに近い名言だよね。

 ちなみに、こんなのの請願を取り次いでるのが愛国議員の皆さん。佐藤正久さんや三原じゅん子さんの名前を聞くと、親和性はあるなあと。「自衛官を守る会」の請願の実施紹介(http://yakamochi.org/seigan186kokkai.htm)にはやっぱり名前が乗っている。

 ま、スパイ対策を主張する不思議オバちゃん団体でも、形だけ親自衛隊を装っていると部隊に来たら接遇しなければならないのは気の毒なものだ。「『自衛官を守る会』から自衛官を守る会」がいるんじゃないかね。
2017.10
19
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22:05
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 秋葉原の枝野さんの演説。できて2週間の政党の演説に、しかも組織化されてない人々が寒い雨の日に傘持って集まるのは尋常なことではない。

枝野演説
https://twitter.com/CDP2017/status/920966177072979968

 「連帯」の濫觴、1980年のグダニスク造船所でもこうだったのだろう。枝野さんもワレサさんののようなもので立場が人を作るのだろう。いずれは勝つだろう。
2017.10
19
CM:3
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08:31
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 「投稿したらホニャララ元(結構いい額)あげるよ」と言われた『観察者』をみてたのだけど。

 「中国留学生がミスコンに勝った」記事があった。肖晟仕さんの「中国女留学生成东京工业大学校花,日网民:果然中国人级别就是不一样」なんだが、ミスコン勝ったのが「东京工业大学」つまり東工大なんだよねえ。

 その前提の有無でこの記事への感覚も変わる。「東工大と電通大は男しかいない」が前提としてあるかないか差がつくということだ。単純に「スゴイ」と違う反応。あるいは「この人は男なの?」みたいなミスリードにもつながる。

 まあ30年前近く前の感覚なんだが、東工大は男子校大学。「一応帝国大学」や「腐っても帝大」の名古屋大学と同等のイメージ。私大文系組からみれば「一橋大とか『東京大学ただし都立』みたいに通うの不便だよねえ」だった。

 理系連がみんな行くのだがそれがよくわからなかった。高校の同級生だと東工大が一番多くて次が電通大だったから。向こうからすれば私大文系がみんな早稲田を受けるのも半分が最終的に明治その名ぞ吾等が母校になるあたりもよくわからなかったのだろうけど。同級生間ではもっとひどくチョコレートは明治とか森永大学とは言わない。

 もちろん艾芊芊さんにはおめでとうだし、選ばれるよねなんだがね。ただ記事は日本スゴイ系と同構造の中国スゴイ系かなと思うけど。



 あと、記事見るとやっぱり生命科学系だった。理系で女性というと生命科学とか食品科学で留学生もそうなんだねと。中国は職業とか学問分野で性差が少なくて解放軍関係のガチ研究誌や985工程大学での新中国と対外関係みたいなガチ研究(もちろん自称国際政治学レベルのヨイショ女性学者とは隔絶してる)も女性が結構書いていて驚く。
2017.10
18
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14:12
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夏コミの新刊『駝峰航空輸送戦』です

コミックZINでも委託しました。仕事が一段落したついでに、昨日納品してきました
http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=34464

ブログ用表1

ブログ用表4

ブログ用本文


他にも「とらのあな」と、神保町の老舗、中国書籍で有名な東方書店にお願いしております

・ とらのあな
 http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/56/38/040030563848.html

・ 東方書店
  東方書店は中国関係の旧刊を別に4種委託しております

 

  店頭見本が新刊合わせて5種類ありますので、よろしければ御覧ください
  (普通の本屋で取り扱わない中国関係雑誌も多くて便利です、もちろん日本語)
2017.10
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06:46
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 雑誌読んでて見つけた表現なんだが。

 「右翼の排外主義的な女性政治家で、耳障りのよい問題提起ばかりで自分じゃ解決策を明示できない」といった書きぶりがあった。また「国政とか地方レベルの選挙にいっぱい出てテレビ受けのいい御仁ともある。

 まずは小池都知事そっくりなんだがね。

 だが、これはオーストラリアの右派政治家ポーリン・ハンソンへの評。「オーストラリア人はポピュリスト政治家にエライ目にあわされたし、そいつらが何の実務能力できないのもわかった。20年前に当選したトーマスハンソンがそれだから。文句言うばっかで自分じゃ何も解決策を示せない」といった中身。

 で、調べるとアレが判明してもなかなか辞職も免職にならなかった。ハンソンは最初に当選した翌年にアレ発言をしたけど、落選するまでは5年掛かっている。

 その伝からすれば、小池都知事もあと4年は続くんじゃないかね。アレ発言してもすぐに辞めないし、やめさせられないのは慎太郎知事石原の例であきらかだしねえ。



* Fullilove,Michael "Down and Out Down Under -Australia’s Uneasy American Alliance""Foreign Affairs"2017 OCT/NOV
  無料登録すれば読める。https://www.foreignaffairs.com/articles/2017-08-15/down-and-out-down-under
2017.10
07
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13:39
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 首相が街頭に出られないのは、首相本人に問題があるからだ。

 乳母日傘で甘やかされて生きてきたので厳しい状況には耐えられない。議会運営ができなくなるとお腹が痛くなる。それで政権を放り出す。その程度のカスだ。

 その強がりも巨大な内弁慶だ。街頭で勝てないとニコニコ等のネトウヨ御用達メディアに映る。昨日でもそうだし、12年の選挙でも党首討論の条件にニコニコでの実施を要求してきた。その程度の御仁だ。


■ 梓弓さんの責任転嫁
 だが、その責任転嫁を図る意見がある。

梓弓‏ @Ma_R8
バカサヨクどもは安倍総理を攻撃した気になって喜んでいるが、演説の妨害は話を聞いて判断の材料にしたい有権者の権利を奪う民主主義の敵そのもの。
しわすみ @s_w_s_m
安倍首相へのやじにピリピリ=演説場所、急きょ変更-自民 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017100601268&g=pol …
この弁護士大先生の仰る通り、「総理がどういうこと言うのか聞きたい市民」のために演説妨害に対策打つのは当然だよなぁ?
https://twitter.com/katepanda2/status/916181278789058560 …

https://twitter.com/Ma_R8/status/916284733499117568


 首相が街頭に出られない理由を抗議とヤジに帰する主張だ。


■ 民主主義の起源
 だが、その主張こそ思慮に足りないものだ。

 民主主義の起源である街頭抗議をもって「民主主義の敵」(梓弓)と主張しているからだ。民主主義的行動をさして反民主主義とは何事だろうか?

 民主主義は街頭活動で専制政治を倒して出現してきた。宮廷や身分制議会で勝てても、街頭で勝てないから民主主義に移行したのである。

 これは現代でも変わらない。チャウシスク体制を倒し民主主義にたのはどこか? 連帯はどのようにして統一労働者党と戦ったか? そういったことだ。

 専横と汚職を繰り返す政権を街頭で批判する。それは民主主義のおこりそのものである。それを「有権者の権利を奪う民主主義の敵」(梓弓)というのは、むしろ民主主義に反するものだ。

 端的に言えば、梓弓さんは「香港の雨傘革命や台湾のひまわり運動は『民主主義の敵』」と主張しているようなものだ。むしろ自分が「民主主義の敵」(梓弓)と自覚すべきである。


■ 街頭演説では抗議とヤジも自由
 また、首相の演説が保護を受けると考えている点も間違っている。

 また街頭の自由演説において、演説者の演説は一方的保護を受けない。出入り自由な場所での演説は実施は抗議とヤジの存在を前提としている。

 街頭演説は自由往来で行われる。聞くも自由、聞かぬも自由だ。

 さらにいえば、抗議もヤジも自由だ。これは選挙期間であってもなくても同じだ。

 なぜなら演説を聞く前提ではないからだ。管理権が生まれるようなクローズされた会場ではない。演説側だけが一方的に保護される行為ではない。

 街頭演説は性質上、抗議やデモを含む。それが民主主義体制である。

 だが、それを理解せず保護されるべきと考える発想は甘い。その意味で梓弓さんの民主主義理解は甘い。おしるこ民主主義といったものだ。


■ 選挙期間に入っていない
 さらにいえば公職選挙法でも首相の演説は公的に保護されない。

 なぜなら選挙期間は始まってもいない。公示は10日である。それまでは選挙の候補者はあくまでも自称予定者に留まる。公的に保護する必要はない。

 その意味でも首相の演説は保護される必要はない。極端な話、強力で演説を妨害しても、選挙の自由妨害にはならない。別の法律に引っかかるかどうかでしかない。

 梓弓さんの主張はそれを理解していない。「演説の妨害は話を聞いて判断の材料にしたい有権者の権利を奪う民主主義の敵そのもの。」(梓弓)はそれ自体が誤りであるということだ。

 つまり、抗議への批判は二重の意味で誤っているということだ。
2017.10
06
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23:46
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 ネパールのダカ織についての記事を読んだ。今月の『みんぱく』に掲載された高橋由子さんの記事だ。

 中身は産業化と伝統製法の差異。西ネパールのパルパでの産業化された機械織と東ネパールのテータトゥムにおける手織にある差異を示すもの。パルパはインド人労働者が産業に従事していてネパール人は織ってもいない。テータトゥムはオバちゃんたちが暇をみて織っている。商店店番で暇な時にパタンパタンと織る。値段は当然、西のほうが高い。言外に高級品であると行った示唆もある。

■ 人力で織っても、道具を使えば機械織
 それはそれでいいのだが。「手織りでも、機械で織ってるんじゃないか?」とふと思った。

 原義からすれば、なぜなら「布を織る道具」は全部「機械」だからだ。「機」は「織る道具」を指す。訓も「はた」「はたおり」「はたおりき」とすべて布を製造するマシーンの意味でしかない。「械」は「からくり」の義の通りマシーンをさすが、これも比較的簡単な構造も含む。アフリカの水平機も腰当ての織道具も機械ではある。

 だから指だけ、鉤棒だけで布を作らないかぎり、すべては機械で織ったことになる。

 面倒なことを承知で言うが「機械織じゃないよ手織だよ」は成立しないわけだ。


■ がれき焼却施設に似る
 このあたり、何に似ているかといえば「がれき」か。

 漢字で書くと「瓦礫」である。、建築が燃えた燃え残り、あるいは水難で流されたあとの大比重建材の意味である。

 だが、今では「建築物、工作物が壊れた成れの果て」と言った意味に使われている。

 つまりは木材を含む概念となった。建材中の多数を占めているため、廃材である「がれき」の多数は木材が占めることになった。

 だから「がれき焼却」といった珍妙な用語ができた。震災後の建築系廃棄物処理のことだ。

 手織と機械織の対比は、この瓦礫と「がれき焼却」に近いものだ。全くどうでもいい話だけれども。



*   高橋由子「ネパールの異なるふたつのダカ織」『みんぱく』2017.10(国立民族学博物館、2017.10)pp.18-19.
2017.10
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07:00
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 以前、筆者のC-2批判は「XC-2最大のセールスポイントはガン無視w」といった興味深い評価を頂戴したことがあるのだが。その評価者のCHINさんが再び不思議な主張をされている。「7.62ミリ弱装弾は64式小銃でなければ撃てない」といった内容である。

chin‏@chin_1stLT
そういえば何日か前に射撃訓練しようとしたら実弾が20発分、数が合わなくて訓練中止になった件についてニュースサイトで「反社会勢力の手に渡ったら~」みたいな反応があったけど、ぶっちゃけ7.62mm弱装NATO弾撃てる銃を持っている反社会勢力が存在するのかそもそも疑問(管理面の話は別)
https://twitter.com/chin_1stLT/status/914472659467030529


 自衛隊贔屓が過ぎる御仁である。「紛失弾薬が『反社会勢力の手に渡ったら~』」といった意見を聞いて「空自を責める」といきり立っての反応なのだろう。

 だが、その反論には首をかしげざるを得ない。「ぶっちゃけ7.62mm弱装NATO弾撃てる銃を持っている反社会勢力が存在するのかそもそも疑問」(CHIN)はあまりにも非常識な主張だからだ。


■ ボルト・アクションをご存じない

 まずはボルト・アクション式ライフルをご存知ない点だ。

 これは旧軍の三八式歩兵銃のようなタイプである。銃身末端にある尾栓を手動で開け閉めする方式であり、民間ライフルでの主流である。

 この場合、弾薬外寸だけあっていれば何の問題もなく撃てる。ボルトアクションは弾の設定は選ばないからだ。弾頭の形状や重量、火薬の量や燃焼特性はほぼ無視してよい。弾頭は55グレインから260グレインまで、あるいは尖頭でも丸玉(これはサルーンガンで使われる)でも、鉛でも鉄でも撃てる。火薬量も耳かきいっぱいからフルチャージまで、銃身が割けない限りは問題なく発射できる

 そして64式小銃の弾薬外寸は西側世界の民間狩猟ライフルと同一だ。64式の弾薬はNATO標準の7.62×51弾であるが、これは民間狩猟用ライフル主流の308WIN(0.308口径ウインチェスター)そのものでもある。当然ながら308WIN用のライフルにはそのまま使える。

 さらにいえば命中精度もおそらくは64式よりも優れる。64式は高精度といわれるが、所詮は軍用銃である。対して狩猟ライフルは一般的にはそれどころではない精度をもつからだ。

 つまり、「ぶっちゃけ7.62mm弱装NATO弾撃てる銃を持っている反社会勢力が存在するのかそもそも疑問」(CHIN)は奇妙な主張だということだ。


■ 半自動銃もまず回転する

 また半自動銃でも動作する。同じ308WINの銃であれば適合するからだ。

 最初の一発は確実に発射できるし、次の弾もまずは順調に装填される。

 なぜなら民用銃の方が弾薬許容性が大きいためだ。軍用銃はお仕着せの弾薬にだけ対応できればよいが、民間用ライフルは所持者ごとに異なる嗜好、各種設定に対応する必要がある。軽量の弾を弱装で打ちたい人から、重量級の弾を強装で打ちたい人もいる。弾薬も製造会社の差異に対応する必要もあるし、自分で弾を作る人にも対応しなければならないからだ。

 そもそもライフルでは動作力の不足は起こりにくい。拳銃に多い単純な反動利用ではなくガス圧利用が多いためだ。自動拳銃なら弱装による後退力不足と回転不良は起きやすいが、半自動ライフルでは動作機構上も弾薬火薬量にはそれほど依存しないため、自衛隊向け弱装弾程度の理由で回転不良といった事態は置きがたい。どっちかといえば軍用のように命中精度や使い心地を犠牲にしてまでガタガタに、遊びを大きくとって設計しないので、気温や砂塵といった外部条件や過熱の影響の方が大きいだろう

 むしろ撃ち針の力が強い分、64式よりも回転は確実かもしれない。64式の撃ち針は弱く雷管をしっかり叩けないためだ。

 この点でCHINさんは64式の問題点をご存知なのか? とも考えてしまう。実際に64式は撃針の力不足や弾倉不具合による給弾不良で発射不良も多いからだ。

 その点でも つまり、「ぶっちゃけ7.62mm弱装NATO弾撃てる銃を持っている反社会勢力が存在するのかそもそも疑問」(CHIN)は首を傾げる主張である。下手をすれば64式よりも民間銃の方が快調動作する可能性もあるからだ。


■ 動作不良も尾栓を引っ張れば終わり

 そもそも「回転不良はそれほどの問題か?」といった疑問も浮く。

 半自動銃で回転が完了しなくとも尾筒のレバーを引っ張れば済む話だからだ。手間でもないし、小銃も基本的には単発射撃なのでそれで構わない。

 実際に、64式の一部銃はその状態にある。給弾不良や撃発不良により上部のレバーをしょっちゅう引っ張って射撃する銃もある。

 この点でもむしろ民間銃の方が筋がよい。弾薬許容性から撃ち針が弱いといった話はないので一度レバーを引いて装填できけば確実に発砲できるからだ。64式のように撃発不良でレバーを引いて新しい弾を装填し、もういちど不良でレバーを引いて新しい弾を装填しといった状況はほぼない。

 これも「ぶっちゃけ7.62mm弱装NATO弾撃てる銃を持っている反社会勢力が存在するのかそもそも疑問」(CHIN)で不思議な点だ。


■ 自衛隊言説の鵜呑みをするマニア

 結局は、CHINさんは自衛隊言説の鵜呑みしているだけだということだ。

 64式は特殊な弾を使っている。それだけを聞いて「64式の弾は64式でしか撃てない」と信じ切った結果が「ぶっちゃけ7.62mm弱装NATO弾撃てる銃を持っている反社会勢力が存在するのかそもそも疑問」(CHIN)と言った発言だということだ。

 これは従来のC-2礼賛も同じである。

chin‏ @chin_1stLT
輸送機といえば、とある雑誌でとあるライターがXC-2を「国内での仕様が優先で大きさも中途半端」とdisっていたのだが、もともと空自の需要は国内がメインターゲットだしC-1やC-130と比べたら海外への運行も比較的柔軟に運用できるんだけどなぁ

chin‏ @chin_1stLT
なにより記事でイチ押ししていたC-17にも備わっていない民航機と同じ速度で飛行可能というXC-2最大のセールスポイントはガン無視w
https://twitter.com/chin_1stLT/status/833685672460365825


 自衛隊の言うことを鵜呑みにする。「C-17にも備わっていない民航機と同じ速度で飛行可能というXC-2最大のセールスポイント」(CHIN)と言い切ってしまう。防衛省自衛隊が苦し紛れに作った理由にすぎないのだが、批判的に読めないし、その背景も考えられないのでそうなる。なおこのCHINさん発言についての問題は、前に「自衛隊をとりまく変化が見えていないのだろうね」に書いたとおり。

 そもそもそれが本当であるかどうかは考えない。自衛隊で言っていることだから、自衛隊が行っていることだから正しいと頭から信じ込んでいる。だから珍妙な主張につながるのである。



まー、ツイートみても興味の指向が中村桜やらGATEやらの消費だから仕方ないのかもね。それっぽい消費をして、それっぽいことをいいたいだけ。豆知識について「ボクはそれを知っている」と言いたいだけ。なぜそうなっているのか、本当にそれが正しいのかについてはあまり興味もないのでしょう。 
2017.10
01
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00:27
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 オスプレイ沖縄配備が遅れた理由について、石破氏は何を語ったのだろうか? 

 実際には何も明かしてない。朝日新聞「オスプレイの沖縄配備、説明遅れた理由は 石破氏明かす」はその程度の内容である。

 そこには「説明が遅れた」理由はない。「説明しなかった」と述べただけだ。強いて言えば「説明しない」のが「『政府としての判断だった』(石破)」しかない。

日本政府が沖縄配備の可能性を直前まで説明しなかったことについて「『辺野古問題』がデリケートな時期に新たな火種を生んではならないという、政府としての判断だった」と明らかにした。
http://www.asahi.com/articles/ASK9Z4JXLK9ZTPOB001.html



■ 対米・安保は意図的に無作為を選ぶ
 むしろ、明かされた中身は意図した無作為である。「自民党政権は対米問題では意図して無作為となる」ということだ。安全保障はまずはそれだ。

 政権にとって米側の方針は絶対である。なぜなら政権は米側に承認されることで存在できているからだ。あるいは「『米側承認により成り立ったいる』とみんながそう考えているから」ためだ。

 そのため、外光安保は米側の好意獲得を最優先する。米側に尽くせば尽くすほど、米側は政権を愛してくれると考えるからだ。

 だがら、米側の施策阻害につながる行動は取れない。それをすると組織を傷つける、あるいは組織の中での自己の立場を損なうからだ。

 結果、オスプレイ配備を県に事前連絡できなかった。石破さんのいうように辺野古建設が阻害されるからであり、さらにいえばオスプレイ配備そのものが阻害される。

 つまり、対米かつ安保問題では意図して無作為を選ぶ構造がある。問題化は予想できる。だが、問題として指摘することはできない。それは米側施策を批判し、米側施策を阻害し、米側の機嫌を損なうものだからだ。そのため米側が不利になる問題があっても何もしないのである。


■ 実は米側がどうなっても構わないと考えている
 ただ、このスタンスは対米従属とはやや異なる。

 一種、アレな女に近い。亭主の言うことの言いなり。それに機械的に尽くす精神的奴婢のような女だ。

 実は女は亭主の選択肢が正しいとも誤っているとも思っていない。ただ言うことに従うだけ。機嫌をとり従属することで密接な距離を得たいだけだ。

 それで亭主が自分にかまってもらえればいい。それだけだ。亭主と自分の利益の最大化を考えるどころか、自分の利益の最大化も考えてもいない。ただベッタリしたいだけ。それで自分の立場が保全され、存在意義も満たされる。まずは佐久間まゆだ。

 亭主も亭主で実際の利益でもない。言うことを聞くので表面上の腹が立たないだけ。実際には何も利点もない。

 岸信介と後継者の政権はそんな女のようなものだ。バナナリパブリックのプロキシであり、あるいは岸信介がそうだったように、李承晩やゴ・ディン・ジエムと同じようなものだ。

 「おじいちゃんみたいになりたい」(ただし帝大も高文も受からず)が意図して無作為を選択したのも、当然ということだ。



 まー、石破さんが言いたかった中身はそれなのかもしれないけどね。本意は永続敗戦論的な構図を示したかったのではないかね。
2017.09
30
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00:01
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 須賀原洋行さんのダブルスタンダードには興味深い。大好きな安倍政権には「政治だから何でもあり」と解散権行使を擁護しながら、敵にあたるリベラルには「数合わせの政治は汚い」と潔癖を求めるからだ。

■ リベラルには潔癖を求める
 須賀原さんはリベラル陣営の勝利追求を批判している。かの「やりがい搾取」を発見した本田由紀さんの発言に対し次のように述べている。

須賀原洋行‏@tebasakitoriri
日本の「リベラル」なんて、しょせん、こんなもん。
本田由紀 @hahaguma
戦後日本を牛耳ってきた自民に強烈な打撃をくらわすには、同等にグロテスクな何かが必要。緑のおばさんにはそのための鉄砲玉としての役割だけを存分に果たしてもらう。でも政策能力はゼロか極右という点でマイナスなので、選挙が終わったら可及的速やかに消えていただく。その時のために力を溜めて。

https://twitter.com/tebasakitoriri/status/913429721316155392


■ でも安倍政権には甘い
 だが、その須賀原さんは大義なき解散権行使は「政治だから当たり前」と擁護している。

須賀原洋行@tebasakitoriri
憲法69条には「衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない」とあり、「衆議院の解散か総辞職のどちらかを選ばねばならない」ではない。解散が69条のみに限定されると、国論を二分する大問題が起こった時や、前回選挙で約束した事と逆の政策に替えたい時などに国民に信を問えなくなる。

須賀原洋行@tebasakitoriri
69条の記述は「解散しない限り」でもないんだよね。つまり「69条において内閣不信任案が可決され内閣が総辞職するか、それに対抗して内閣が解散するか」という主体としての内閣を明示した文章ではなく「解散されない限り」としたのは、内閣にはいつでも国民に信を問える解散権があるという事だろう
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/912277949763641344



■ ダブルスタンダートだよね
 須賀原さんのダブルスタンダートはいつものことだけどね。体制側はなんでも擁護、反体制側はなんでも非難する。価値基準はそれだけで、前者はなにをしても甘やかし、後者はなにをしても問題視する。

 森友学園の件は全くそれ。

 2月は森友擁護をしている。
須賀原洋行@tebasakitoriri
その他 須賀原洋行さんが蓮舫・れんほう@民進党をリツイートしました
地中にゴミが埋まっている土地なので安くしか売れないのは当たり前なのでは。で、その土地を浄化してから学校を作るか、そのまま使うかは取得した者の判断で。ゴミが埋まった学校(隠してもいずれはバレる)じゃ、学校としての価値や信用は低下し、処理費用をケチった分以上に森友学園は損をする事に。須賀原洋行さんが追加
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/834698832461979649
 

 それが5月になると途端に非難している。
須賀原洋行@tebasakitoriri
籠池氏や菅野氏が次々と暴露する録音データやメールなどのほとんどは籠池氏側の強引で不正ともとれるやり方や詐欺と疑われても仕方のない証拠ばかりで、マスコミはそこを追及すべきなのに、なぜか政府側の糾弾に使っている。野党も臆面もなく籠池氏側に付いて政府攻撃に利用している。実に異常な構図。
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/864505513488261120


 もちろん、首相の攻撃/防御権としての解散権の必要性や、これまでの運用や判例もある。だから大義なき解散は非難されるべきものではあるが法的に有効であり政治的選択肢としてもアリだ。

 だが、それを認めるなら、ヨリ道徳的に妥当な野党側の大同団結は当然、認めなければいけない。政治的に対立する勢力であっても、当座の目的のための一時的同盟、呉越同舟を取ることも議会制民主主義の常法だからだ。

 それを非難するのは真っ当ではない。リベラルが現実的選択肢を取った途端に非難するのは、いー歳こいた男子のする発言じゃないといいかえてもよい。まあ、誰も須賀原さんを士大夫だと思っているわけじゃないけど。




 もちろん、才能が涸渇してマンガだと誰も相手にしてくれなくなり自尊心が満たせないのはお気の毒なものだ。だが、だからっていって、低能なネトウヨ相手に政権ヨイショとサヨク批判で存在価値をアピールし、持て囃されてプライドを保つのは惨めなものだ。本人はそれで満足しているにしてもね。それで名を保つのはねえ。
 本当に名を惜しむなら渇しても盗泉の水を飲まずだがね。下品なネトウヨ言論に堕せず、しかも、さらにその中でダブルスタンダートのスタンスなんかとらないものだけどね。
2017.09
29
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14:26
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 中国のエビは尻尾がない。車エビの親戚、大正エビは渤海湾で漁獲されるが尻尾がない。極楽鳥には足がないように、尻尾がなくとも遊泳できるからだ。渤海湾や黄海は浅いので、海底から海面までの日周鉛直移動に遊泳力は必要としない。浮力調整で容易に上下移動できるからだ。

 ……天ぷら屋はそう言っていた、という話を考えた。戦後、新中国から輸入された大正エビはすべて尻尾がなかった。その理由に関する仮説としてどうかといったものだ。

 ただし、実際は輸入制限の結果だった。正確に言えば米国の輸入制限の結果である。

 朝鮮戦争後、米国は新中国への経済制裁を図った。新中国産品を目の敵とし、輸入途絶を図った。

 これはエビも同じだ。日本が新中国からエビを輸入する話が出た際、米国は植民地たる日本に文句をつけた。「日本製のエビ加工製品の原材料に新中国漁獲エビが混入する可能性がある。」とし「だから中国エビを輸入したら日本製エビ加工製品を禁輸にする」と圧力を掛けた。

 それによりエビ輸入は御破算の雰囲気となった。計画した商社の連合体、輸入協議会は残念会で天ぷら屋に行ったという。

 だが、そこで料理人が尻尾を切るのを見てアイデアが浮かぶ。尻尾の殻の内側に水が入っているので油がハネるからといった理由だ。おそらくお座敷天ぷらだったのだろう。

 そして「冷凍船を渤海湾に派遣し、船上でしっぽを切ろうということになった」*という。尻尾があれば日本産と区別でき、加工製品の対米輸出にも迷惑をかけないと判断できたからだ。このあたりは人民中国日本語版にあった南村志郎さんの話である。

 以降、中国のエビは尻尾がなくなったという話だ。


*   南村志郎「過去を知り共に未来を語る」『人民中国 日本語版』771号(人民中国雑誌社,2017.9)pp.17-19.
    他にも、洋服ブラシも最高級の重慶産豚毛を使っていることで輸入をハネられる話もあった。ちなみに中国産豚毛は戦前から最高級品で第二次世界大戦での援蒋ルート封鎖でも飛行機で輸出されていた。

**   なお、エビが日周移動するかどうか、浮力はどう調整しているかなんか知らないし調べてもいない。
2017.09
28
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04:27
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 昨日書いたことの続きだけどね。

 東條が気に食わなくても、とりあえずヒトラー倒すことを優先すべきではないですか。とりあえずヒトラー倒すのに東條利用して、そのあとで東條打倒すればいい。

 弱者連合なんだからそれしかない。支持率で自希民共で3対2対1対0.5、1+0.5じゃ勝てない。だから2を足して3.5にして勝つのが小選挙区での戦法でしょう。

 もちろん、戦わない野党党首ってのも情けないし、ドタバタしてるのも無定見ですけどね。

 ただ、どうせ希望はシステムじゃないかいいようにできる。組織も人もないし、東條そのものにも権力基盤もないからおいおい倒せるくらいは考えているんじゃないですかね。*

 逆にそこで潔癖なこといってもしかたもない。民共1.5じゃ希望2にも勝てない。そのうち希望2と自民3と組んで5になる。そしたらなにもできない。だから希望2に協力するフリで希望2を利用3.5にして、自民3を放逐したあとで希望2を中から崩せばいいんじゃないですか。急ごしらえだから東條幕府も簡単に倒せるでしょ。

 ほっといたら滅亡するんだからそうするしかない。節に殉じて滅びるよりも、希望を利用して議席数を温存して後に手のひら返すのが民進の選択肢となる。神がかり的な右傾化を止めるにもソッチのほうがいい。

 あとは、オマケの効果としては電力労連を切り捨ててスッキリ脱原発にも舵切れる。そうすりゃ旧民主系の選挙も以降は有利になるとも思うけどねえ。


* 仮に小池知事が大勝ちして首相になっても、物理的に居なくなったら希望は瓦解するんじゃないかな。そういうと『ジャッカルの日』みたいな物騒な浜口雄幸スタイルをイメージするだろうけど、大平-小渕スタイルで居なくなっても同じことで。その意味じゃ脆い。それ以前にも小池知事の賞味期限が切れれば希望もオワリになると思うんですよねえ。1年以上持つとは思えないから。
2017.09
27
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17:13
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 民進以下には「とりあえずアレ宰相を倒したあとで小池知事の自滅を待つ」選択肢もあるんじゃないかね。


■ 少数与党でおなかは壊れる

 希望、民進、共産が明示的なリ暗黙なりの協力すればアレ政権は倒れる。

 なにも過半数をとれなくてもよい。自民、公明を比較劣位に持ち込めばそうなるからだ。

 簡単な話だ、少数与党ではアレ宰相はお腹を壊す。本人が地位に恋々として、図々しく過半数割れのアトに首相指名を受けても議会運営がうまくいかなければそうなる。人生イージーモードで来ただけのボンクラなので、逆境に耐えられるようなタマではない。施政方針演説やったあとにでも辞めるだろ。


■ 小池知事も位打ちでメゲル

 小池知事はそのあとで撃破すればよい。

 そもそも、選挙後で小池知事が持つだろうかといったところだ。

 希望内部統制も疑問だ。所詮は寄り合い所帯である。勝ったアト、議員が小池知事の言うことを聞くか?といったものだ。所詮は都知事だ。まずは当選してしまえば知ったことではない。組織の恩恵を受けているわけでもないのでコントロールできない。

 さらにいえば、小池知事の神通力は最初の一回きりだからだ。

 希望は次の選挙は勝てない。この手の政党は出落ちだ。初手の一回の支持率がピークであとは落ちる。新自由クラブにしても新進党にしても維新にしてもそうだ。

 仮に、小池知事が国政出馬して当選し、さらに首相になっても持つとは思えない。アピールだけで実務能力がないからだ。環境大臣、防衛大臣、都知事とことごとくそれ。

 知事や首相になることだけが目的である。そこに「何を実現したい」といった天命めいた使命感はない。あとはその地位を守ることだけに汲々とする。自分に傷がつくことをおそれる。だから世論が割れる判断できないから何もできない。

 首相になったら首相になったで、何もしないと議会に叩かれる。プライドだけは高いからそれでサッサと辞める。

 あとは陶芸でもするんじゃない? いまさら首相や知事以下の仕事をするのもグレード落ちで耐えられない。日本の伝統云々とか言ってどっかの山奥で陶芸や百姓でもするんじゃね。私人をクビになった女とペアで伝統的な繊維でも栽培してそれに吸い寄せられたヒッピーがおロープになるような展開があるとゲラゲラだけどね。


■ 毒杯を仰いでもいいんじゃね

 その見通しに立って見れば、民進、自由、社民、共産は毒杯をあおってもいいんじゃないのかね。

 自民が政権とり続けるにしても実益は上がる。少数与党に追い込めばカルトなアレ宰相は除去できる。議会で弱いので次の宰相は穏当となり野党の言うことを聞く。議会過半数を保持してアレが居残ってもアドバンテージを小さくできれば嘗めた真似はできなくなるし、そこでおなかを痛くしてやればよい。

 自民と希望が組んでも同じだ。それをすれば希望の衰退は早まる。自民と対立しない保守第二勢力の魅力はない。これも新自由クラブと維新の先例が示すとおりだ。衰退が始まれば、どこぞの弁護士のように小池知事も泥舟から逃げだす。


■ 議席はポテンシャルだよね

 なんにせよ、希望と調整しない場合と比較すれば議席は確保される。民進、自由、社民、共産は議席増となる可能性もあるし、それができなくとも議席減を押さえ込むこともできる。

 議席はポテンシャルであり最優先される目標でもある。政党の可能行動を規定する要素そのものだ。それがなければ政党やその支持勢力の利害や思想を政治に反映できない。

 そのためには希望との協力をしてもいい。理念に準じて議席を減らすよりも、選挙のときだけの方便で合作したほうがよい。そもそも小選挙区制において、支持率劣勢の現状での勝利追求を考えれば、そうすべきだと思うけどね。


■ オマケ 22時30分ころ追記

 まー、第2次世界大戦ってファシスト倒すためにキャピタリストとコミュニストが手を結んだからね。ドイツと戦うために英米とソ連、日本と戦うためにナショナリズム、資本主義かつレーニン主義の国民党と、労農ベースの共産党も手を組んだから。

 カルトかつファシストの安倍を打倒するなら民進と希望と共産党が組んでもいいだろ。ヒトラーの代わりに東條かもしれんが、とうぜ小池知事は基盤がない。あとでハシゴを外すなりすれば小池党は瓦解するからそれでイイんじゃないの。戦争中も帝国議会は大政翼賛会で形だけまとまったが、左右は共同して東條への抵抗を続けたし、失政を期に引きづりおろせたからそれをまたやればいいと思うよ。
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2017.09
24
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12:12
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 ooi@n_mさんが麻生擁護をしている。保護すべき難民を射殺と言い出したアレ発言をアクロバティックに肯定しようというものだ。

 その中身は「難民が武器を持っていた状態に対応するためには新しい研究が必要」である。以下一連の発言からまとめればそうなる。
ooi@n_m‏ @JDSDE214
んー、仮に北朝鮮有事が発生して難民が押し寄せたとして、ソレがどの様に発生してどんなパターンが予想されてどう対応したら良いのか、という所を政府(と政治家と)が検討しないでどこがすれば良いと考えてるんだろう。
https://twitter.com/JDSDE214/status/911715794635055104

北朝鮮の難民が「武装してないもしくはしているケース」の各々について検討しないといけないね、ってのを発狂してるんじゃねえのとか押さえ込みにかかりだしたらソレはソレでいつか来た道じゃねえの?
https://twitter.com/JDSDE214/status/911719404555005952

そう言うものが存在することを公にすることは国民にそう言う存在に対する不安を醸成するだけだ、良くないという書き込みを見かけてしまって頭を抱えている。
https://twitter.com/JDSDE214/status/911727270049415169

だから、オメエらのその中途半端な抗議で検討が停まるんだろうが!
https://twitter.com/JDSDE214/status/911729239757484032



■ 武器を振り回しても警職法とROEで解決する話

 しかし、難民の武器所持は法的に厄介な話なのだろうか?

 それはない。簡単な話だ。武器を振り回してたところで警職法とROEで解決している問題だからだ。

 難民が武器を使用した場合もそうだ。

 難民の武器使用は警職法で対処できる範囲内だ。これは警察だけではなく海保や治安維持における自衛隊の武器使用を決めた法律である。簡単に言えば、海上や陸上において難民が武器を指向した場合にはこちらも武器を指向できる。日本側の海陸警備や他の北朝鮮難民を含む周囲の人員に危害を与える可能性のある場合は、先制発砲できる。これは警察比例の原則の範囲であるがその仕組みになっている。

 既に犯罪を犯したと考えられる状況での抵抗はさらにハードルが低い。これも警察比例の原則の範囲内だが、7条1項の状況では先制的な武器使用が明許されている。
死刑又は無期若しくは長期三年以上の懲役若しくは禁こにあたる兇悪な罪を現に犯し、若しくは既に犯したと疑うに足りる充分な理由のある者がその者に対する警察官の職務の執行に対して抵抗し、若しくは逃亡しようとするとき又は第三者がその者を逃がそうとして警察官に抵抗するとき、これを防ぎ、又は逮捕するために他に手段がないと警察官において信ずるに足りる相当な理由のある場合。(警職法7条1項)


 その細部もROEで解決する。武器使用の基準を示す一種のマニュアルである。例えば、警戒レベルAなら「相手が拳銃の場合は危険が低いので先制発砲するな。小銃の場合は指向されたら警告射撃を行え。自己に向けて単発射撃した場合は機関銃以下で反撃を許可。全自動射撃はすべての武器の使用を許可する。」といったものだ。状況と実施してよい行動を示すものであり、過剰な武器使用や、その違法性を明示的に阻却するための道具として使われる手順書である。


■ 領域内に入る際に放棄でオシマイ
 さらに言えば、武器所持そのものも大した問題とはならない。

 これは日本領域外での武器所持は違法となるかを考えれば明瞭である。日本の法令下にない難民が日本領域外において武器を所持していても違法ではない。日本領海、あるいは接続水域で提出させるか放棄させるかすれば円満解決であるし、上陸したところで放棄させてもよい。

 そもそも、助けを求める難民が救助側に武器を指向するだろうか?

 持っていても、北朝鮮側の取締に反撃するための所持である。救助する日米韓中露のコーストガードや海軍、警察や入管に向けるものではない。

 放棄しろといえば放棄する程度のシロモノである。その領域内、権力内での保護で安心すればそうする。かれらもそれを容易に理解はする。

 むしろ覚せい剤のほうが厄介だ。何かあったときにと換金のために、と財産視して携行された場合の方が放棄を納得させる手間はかかるだろう。


■ ooi@n_mのトンチンカン擁護

 つまりooi@n_mさんの擁護はトンチンカンだということだ。

 問題は現行システムで何の差支えもなく処理できる中身でしかない。

 それを「北朝鮮の難民が「武装してないもしくはしているケース」の各々について検討しないといけないね」(ooi@n_m)と主張しているのは見当ハズレでしかない。

 さらにいえば、ooi@n_mさんの主張を麻生発言に載せて解釈すれば「難民を現行システムで受け入れられない以上は、射殺処分してもいいよね」と言うものでもある。

 なぜなら、射殺処分を提示した麻生発言を好意的検討とみているからだ。麻生発言を「北朝鮮の難民が『武装してないもしくはしているケース』の各々について検討しないといけないね」(ooi@n_m)と穏当な主張と評している。

 そして、その麻生発言を含んだ課題の検討が必要だとも述べている。「オメエらのその中途半端な抗議で検討が停まるんだろうが!」(ooi@n_m)とは、射殺を含めた検討が止まることへの苛立ちの表明だからだ。

 なぜそのような擁護をするか? 自分がいわゆる自称現実派だと信じているからだ。

 だが、その判断基準は機械仕掛の単純なものだ。強硬論者の言うことは常に正しい。麻生発言について、「北朝鮮有事が発生して難民が押し寄せたとして[略]政府(と政治家と)が検討しないでどこがすれば良いと考えてるんだろう。」(ooi@n_m)と射殺部分を一切否定せず肯定する。対して穏健論者の発言は正しくない。だから「オメエらのその中途半端な抗議で検討が停まるんだろうが!」(ooi@n_m)と反発する。これは単純な二分論的世界認識の発露である。

 だが、現実主義であると信じている割には実社会の仕組みを知らない。警職法やROEといった既存制度で対処可能であることも理解できない。そもそも難民問題に処理を持ち出すアレを擁護できると考えるあたりも思慮が充分ではない様子が窺える。メカや鉄砲には詳しいが、それがどう使われるかを全く理解していない。いつものメカミリの哀しさでしかない。


■ おまけ
まー「オメエらのその中途半端な抗議で検討が停まるんだろうが!」(ooi@n_m)ってあたりも国語力をもう少しつけたほうがいいかなともね。論理として強調できないので、口語体を入れて強調したつもりになる。「オメエら」とか「停まるんだろうが!」と書くのはそれ。しかも「!」を使えば強調しているつもりなのはねえ。他人との折衝ごとで論理建て主張できず自分の意見が通せない子が、強調の意味で半端者の言葉を使うのと全く同じ。そのあたりも気の毒な自称理系の国語力不充分の表出だよねと。細部はともかく警職法に代表される実施上の制度があることもご存じないあたりを含めて、大学でピコピコの勉強ばかりやってきて弊害なのだろう。
2017.09
23
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22:10
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 アルゼンチン映画「笑う故郷」ですが、ガルシア=マルケスの落っこちてきた天使が珍しがられる小説の親戚みたいな話でした。

 要は堪忍が尽きてついに爆発の映画です。その意味では馬鹿がタンクに近い。クールを気取ったノーベル賞作家が興味本位に故郷に帰る。普段はしない愛想を振りまくも無神経な装った善意にホトホトしてついに爆発。触りない部分だけいえばそんな話です。

 なによりも田舎の嫌らしさが出てくるところ。日本だと地方議員やら小中学校教員のアレな感じですかね。昔で言えば駐在とか郵便局長レベルの、革靴履いている程度の田舎の権威が距離感や拒絶を感じ取れずにズカズカ入り込んでくる。あの頭の悪い親切感覚。あとはかつての人間関係で今日に推してくる無神経。

 

 予告編で消防車にのってパレードさせられる当惑から、親切めいた無神経が連続していく。そして物事がすべて悪い方向に作用する。そしてついにといった構成になっています。

 2時間3分ですが、スッと時間は過ぎます。退屈はないし、無神経も事態の悪化もすべてコメディです。展開ごとに観客から笑い声がでる。これは岩波ホールではなかなかないことです。伏線あるからエライわけでもないですが、伏線は最高のタイミングで主人公にとって悪い方向に、追い込まれる形で回収される。あーなるほどと頷くでしょう。

 岩波ホールは3回に1回は1800円をドブに捨てる印象ですが、これはアタリのほうの1/3です。ここ3年だとパキスタン映画の「娘よ」相当のレイティングかなと。カンボジア映画の「シアタープノンペン」やワイダ遺作の「残像」の次くらいのクラスの面白さですね。
2017.09
21
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19:19
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 松浦晋也さんの反論があったのだけれども。

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
私のこの記事 http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/1062892/081700010/ … への批判。 自作飛行機の迷惑を理解できない松浦晋也さん:隅田金属日誌 http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-1878.html … 典型的な「萎縮の論理」で「保守化した老人の論理」でもある。「新規なものは危険で邪魔。あっち行け」と。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/909949116301565952


松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
危険は最小限にしつつ、新しいものを積極的に受け入れて、社会に生かすようにしていこうよ。そうでないと社会全体が萎縮し、遅れていくよ、ということなのだが、そうは読んでくれなかったようだ。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/909950460030705664


 興味深い点がある。その一番が危険を最小化すべきと主張している点だ。また、航空宇宙セクターは社会の役に立つといった主張、日本の航空宇宙セクターには新規性があり世界に追いつけると考えている点もそれだ。

 だが、それはあまりにも突然で、また夢見心持な発言だ。なぜならこれまで周辺住民の騒音や危険について言及せず、日本航空宇宙セクターが膨大なコストを食うだけで見合った利益を提供できず、しかも諸外国のモノマネばかりであった事実に目をつぶる者だからだ。
 
 まずは航空宇宙セクター限りでしか通用しない主張である。さらにいえば、お理工さんな本人たちも信じない理屈でしか無い。それを聞いてうっとりできるのはセクターが囲い込んだマニアだけだ。鉄道マニアにむけた不採算路線擁護や汽車ポッポ擁護と同じ伝の主張でしかないものだ。


■ 周辺対策に言及していない松浦さん

 松浦さんはこれまで周辺住民の騒音や危険に言及してきただろうか?

 まず、今回の法的規制緩和では配慮は一言もなかった。日経記事で自作ヒコーキを含む実験用航空機をドンドン飛ばせるようにしろと主張していたが、そこには安全性配慮も周辺住民感情への配慮はない。

 あるのは航空セクターへの配慮だけだ。規定文からして今の航空産業は、自作ヒコーキや実験用航空機への規制が厳しいのでうまく言っていないである。そして、製造側や運用側が好き勝手できる方策しか述べていない。

 「航空機への規制緩和が社会にどのような影響を及ぼすか?」の視点がないのだ。理系カルト的な技術発達の促進しかない。自作ヒコーキや実験用航空機のような安全性で一品下る機体をポイポイ飛ばしてよいのか?といった疑問はない。

 これは他発言、他記事等を遡ってもそうだ。ザッと探したは範囲には騒音や安全に配慮した記事はない。

 それでいて「危険は最小限にしつつ」(松浦)と、はなかなか言えたものではない。そんなことを言えば「今までそんなこと言ってないだろ」と指摘されるのが目に見えている。今までその配慮をしないのに、キレイ事言って逃げるのは、「みんな仲良く」のような学級会の遁辞でしかない。


■ コストに見合った利益なし

 さらに、航空宇宙セクターの代弁にしても従来の経緯を踏まえないものだ。「新しいものを積極的に受け入れて、社会に生かすようにしていこうよ。そうでないと社会全体が萎縮し、遅れていくよ」(松浦)と述べている。

 だが、日本の航空宇宙セクターは何も新しいものを生み出していない。これはこれまでの活動について、実際に新しいものを作っただろうか? 社会に活かしてきただろうか? と批判的に見れば明瞭だろう。

 バカみたいな予算を費消しながら、ロクな利益も産んでいないからだ。官需頼みの航空宇宙産業にそれを期待するほうが間違っている。

 官需だのみの航空機産業は全くそれだ。コストあたりの利益はマイナスでしかない。F-16同等品のF-2をわざわざ作った。能力的には不足したにもかかわらずC-2を作った。開発費用はコントロールできず、機体あたりの開発費用は膨大となり、出来上がった機体は凡庸だ。F-16に対艦ミサイルを積み、C-17を買えば済んだ話だが、航空産業を活かすために、自分でF-15の配線切って自分で繋いで修理費を請求するような産業に無駄金を払った。

 宇宙産業はそれよりも酷い。金食い虫のロケット開発で現実的な利益はまったく得られていないからだ。確かに、民生で役に立つ気象衛星や通信衛星を打ち上げたかもしれない。だが、それはアメリカや欧州、あるいはロシアのロケットでも打ち上げ可能である。

 H-3以下も利潤は生まない。航空宇宙産業の言うことは3掛け4掛けでしかない。開発段階はH-3は1発50億と吹いているが、本人たちも嘘だと知っている。いつも倍以上にはなっているからだ。

 金をドブに捨てているのは「こうのとり」だろう。宇宙基地建設のロマンにすがり、どうでもいい宇宙飛行士を維持するのに金を掛けている。社会への実益はなにもないが、航空宇宙セクターが儲かるので続けている事業である。

 だが、松浦さんはこのあたりには言及しない。商売だから仕方がないのかもしれないが、商売ではないツイッターでもそれをしないのは不思議なものだ。



■ モノマネばかりの航空宇宙セクター

 なによりも新規性もないものをあるように吹聴する優良誤認だ。

 松浦さんは航空宇宙セクターには新規性があると主張している。「典型的な『萎縮の論理』で『保守化した老人の論理』でもある。『新規なものは危険で邪魔。あっち行け』」(松浦)と述べている。

 だが、記事で推していた航空産業そのものノマネに満ちている。戦後宇宙産業で日本が新規性のある技術開発や、新分野を開拓する商品開発ができたことがあるだろうか?

 やったことは全部が後追いである。

 そして、それを知りながらヨイショしてきたのがセクターの広報・報道人士である。例えばかつてヨイショしていたCCVはどうだったか? それ以前に米国とドイツが研究していた。80年代にT-2CCVができる前に、60年代ドイツはF-104CCVの実験を進めている。

 ロケットも同じだ。技術的には先行ロケットをお手本にしてきた。それはそれで仕方がないが、経済性で先行ロケットに敵わないのに商業化をヨイショし、後継ロケットの国産開発が必要だと幇間商売に尽くしている。

 今後はさらに厳しい。H-3や小型ロケットに将来性はない。打ち上げサービスがコモディディ化するからだ。

 H-3はスペースXに敗れるだけではない。核戦力再整備で退役したミニットマンが商業分野に流れてくる。ロシアも極東からの商業打ち上げサービスを開始する。その見通しの下で日本ロケットが商業的に生き残るのは難しい。

 小型ロケットもそうだ。カムイもホリエモンロケットもそうだが将来性はない。中国やインド、将来的可能性のある北朝鮮に敵うわけはない。

 どうやっても詰んでいる。そもそも市場は打ち上げといったサービスであ、国産ロケット本体はどうでもいい。海外製ロケットを勝ってきてもよい。その点で日本企業がスゲー技術で1発1億で成功しても、インドに7000万のロケットを作られれば負ける。さらに打ち上げも日本である必要もない。周辺対策費が安価なアフリカあたりでぶっ放したほうが安いし、近場でもフィリピンあたりに発射場を作られればオシマイだからだ。

 だが、松浦さんをはじめとする航空宇宙セクターは非商業媒体でもそれは言わない。お理工さんなのでそれは知らないわけはない。おそらくは仲間内の立場でそれは言えないのだろう。

 総括すれば「危険は最小限にしつつ、新しいものを積極的に受け入れて、社会に生かす」(松浦)といった発言は、おそらくはご本人も含めて信じてもいないキレイ事だということだ。実際にRTしているのはアニメアイコンやヒコーキアイコンばかりである。鉄道マニアや模型マニア同様にロケットや飛行機のフォルムが好きな連中だけが信じる言論である。そういうことだ。



■ おまけ
 まー、「保守化した老人の論理」(松浦)と仰るけど、当のご本人が社会への関心がないどころか、社会がどういう仕組になっているかに全く無邪気なままで技術とやらを語ってるんだよね。他人事ながら「いい歳こいて」と言われてしまうのではないかと心配になるものだよ。

 例えばトリチウムは海洋投棄しろとかさ、取り出す方法は言えないが金を支払えと電力会社に盗人に追銭とかね。社会的不正義の片棒担いでる自覚があるのかなと疑問なのよ。
「トリチウムは海洋投棄が合理的」(お理工さん)の合理性ってなんだろうね
「無自覚に 「できるできる」詐欺を幇助する理系カルト」

 航空宇宙セクターのうちの脳天気な奴らや宇宙作家クラブ連もそれ。ロケットやら巨大科学ってほとんど批判されないから甘やかされている。連中の親和性に高い巨大加速器なんかにも「ビンボーになった日本でそれやるの?」とか「中国に投げろ」とか「社会への利益にしても経済効果にしもて高等教育の無償化の方が先じゃね」と普通は考えるものだけどね。

 一番不誠実なのは将来性のないセクターに「商業化できるから金突っ込め」だよね。60年代の石炭セクターが「国内炭田に投資して炭田を守れ」と言ってるのと同じようにしか見えないもんだよ。今後の国産ロケットは人が死なない程度に全部失敗すればいいのに。
2017.09
20
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TB:0
17:37
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 最新技術をご存知ないペーブ・スパイク@PaveSpikeさんが「最新技術に詳しくない」(ペーブスパイクと他人を小馬鹿にするのは滑稽なものだ。

 これは、https://twitter.com/PaveSpike/status/910104839954116609から始まるロバート@asurokkuさんとの一連の会話の中での発言である。

最新技術をご存じない

「新型護衛艦、右舷ディーゼル、左舷ガスタービン-発電機とか面白いと思うけどね
- 隅田金属日誌(墨田金属日誌) http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-1873.html
… ハハッワロス」 (ペーブ・スパイク)

「重量バランス大丈夫なのかしら?」(ロバート)

「調べたけど左右軸を別機関で駆動するとかどこの別次元宇宙ですかね?レベルですねこれ」(ぺ)

「え、統合せずに別々?機関科の人過労待ったなしなんじゃ。というか、メリットあるのそれ…」(ロ)

「ほら最新技術には詳しくないフレンズみたいだから…」(ペ)

「あ(察し」(ロ)‏



■ タンデム・ハイブリッドをご存じない

 最初に興味を惹かれた点はこの発言だ。
ぺ~ぶ♡すぱぃく(CV:五十嵐裕美)‏ @PaveSpike
調べたけど左右軸を別機関で駆動するとかどこの別次元宇宙ですかね?レベルですねこれ
https://twitter.com/PaveSpike/status/910108393666363392


 なぜならタンデム・ハイブリッドをご存じないからだ。これは二軸推進の形式であり、前後に相対させた軸をディーゼルと電気推進で別々に回すやり方だ。

 ちなみに、流行の技術である。一種の二重反転プロペラにより燃費を激減させる効果が見込める。貨物船ではスーパーエコシップの「興山丸」(14000トン、2010年)で採用された最新流行の形式である。(写真

 なお推進機構を納入した西芝は横置き型を提案している。それが筆者が指摘した右軸ディーゼル、左軸電気だ。

 それを「別次元宇宙」(ペーブ・スパイク)と評している。「調べたけど左右軸を別機関で駆動するとかどこの別次元宇宙ですかね?レベルですねこれ」(ペーブ・スパイク)とはなかなかできる発言ではない。

 さらには、これらのことを調べられずに
ぺ~ぶ♡すぱぃく(CV:五十嵐裕美)‏ @PaveSpike
ほら最新技術には詳しくないフレンズみたいだから…
https://twitter.com/PaveSpike/status/910110206696103936

と述べている。

 これは強心臓だ。最新技術のタンデムハイブリッドを知らないだけではない。「調べたけど左右軸を別機関で駆動するとかどこの別次元宇宙ですかね?レベル」(ペーブ・スパイク)と書いている。調ベもの一つまともにできないことを自ら表明しているからだ。


■ 今のディーゼルに油差しが必要だと思っているロバートさん

 さらに相槌をうつロバートさんもなかなかで人物である。

ロバート‏ @asurokku
え、統合せずに別々?機関科の人過労待ったなしなんじゃ。というか、メリットあるのそれ…
https://twitter.com/asurokku/status/910109877195833344


 自称「鉄道・ゲーム・アニメ・軍事・釣り・ビール&甘口ワインが好きな人。」とのことだが、機関科の作業も機関構成もご存じないことを自ら表明しているからだ。

 「機関科の人過労待ったなしなんじゃ。」(ロバート)とはなんだろうか? 今時のディーゼル・エンジンも各種の減速機の機側で火夫や油差しが働いているとでもおもっているのだろう。

 だが、今はそんな労働はない。遠隔発停、遠隔運転だからだ。商船ならブリッジで、護衛艦でも涼しい機関運転室で出力(回転数)を指示して計装画面を見るだけだ。左右が違おうが仕事は何も厄介でもない。そもそも負荷でもない。

 しかも信頼性も高いので全く壊れない。こと主機については機関員は「過労」はない。放置プレイOKであり、ぼんやりしながら鼻くそほじるかアイスを食うかだ。やってもガスタービンに片手ホース使って鼻歌交じりに水洗いするだけ。今のディーゼルだと壊れると言った話は聞いたことはない。それよりも重要な仕事は燃料や重心の把握や、配管やビルジや電気のチェックであり、その時に異臭異音がしてないか自然発火してるんじゃないかといった異常の察知である。


■ メリットが理解できない二人

 そして、二人ともメリットが考えつかない点が不思議である。

 右軸ディーゼル、左軸電気-GTとすれば、減速機が省略あるいは簡素化できることは明白だからだ。

 これは普通に考えればわかることだ。

 右の減速機は簡単になる。低速ディーゼルなら右は減速機不要になるし、中速ディーゼルでも減速だけで逆転機構は不要になる。後進は左軸にまかせればよいからだ。

 左軸も左軸で便利になる。ガスタービンの減速機構や出力組合せのクソ高い減速機が省略でき、しかもスクリューの翼角制御機構CPPも不要にできるからだ。減速も逆転も電気でやれば簡単になる。

 しかも出入港や低速待機の状態は船内電源とすれば低燃費となる。GTも巡航ディーゼルも回さないでよいからだ。

 それを技術に詳しいと称するペーブ・スパイクさんとロバートさんが共に気づかないのはなかなかの奇妙な現象だろう。





 まー、軍クラだから仕方がない部分はあるけどね。公表されたスペックを暗記するのが防衛技術ウォッチャーだと信じているのだから、自分で何かを発見する能力がないのを責めるのは酷な話でもあるよ。