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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2022.06
24
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23:39
Category : 未分類
 若い連中の相場感覚がアレだという話がある。https://twitter.com/Ph8yCm/status/1540233986504503297

 それを読んで1-2年前か、自称軍クラの連中が「コメダのコーヒーが高い」とか言ってたのを思い出した。

 第二次ベビーブーマーからすりゃどっちかというと安い感覚がある。喫茶店のコーヒーは500円か600円が中央値だと承知しているからだ。30年以上前の高校生大学生の時分からそんなものだと思っている。対してコメダの汲み置きコーヒーははこないだまで480円、今ようやく530円である。800円にも及んでいないのに高いのはないものだと思ったよ。*

 それからすれば連中相当に若いのかねえ。ファストフードの紙コップコーヒー200円、コンビニの100円が基準だと思っているのではないか。

 実際に思慮が浅いあたりもそれを裏付けるものだ。日本に戦車戦力は必須である。最新鋭戦車が必要である。ないと中国が攻めてくるみたいなカルト系の言い分を信じ切っているあたりで30代40代の分別はないものだとおもうものだよ。

 あとはその音頭取りがホントにカルトではないかともね。老若ともに前々から国難宗教系の匂いはしていたのだが、最近になってあんまり隠さなくなっている。どんなご宗旨でも御勝手なのだが、それっぽいこと言って若い衆騙すのは良くないとは思うね。


* 高いのって800円、900円、1200円だよねえ。一人じゃ絶対いかない椿屋なりホテルのロビーなりに付き合いでいって飲むと「利尿作用でさっさと出てくる煎豆汁で1000円か」とか「も少しでチャーシュー力でブッチャー辛味噌が食える」とか思うね。

** コメダは駐車場2時間までなので近場の知り合いの土地に車停めてから行って3時間くらい居座っているのだけれども。食い物頼むと腹がくちくなって困る。でもコーヒーだけじゃ腹が寂しいのでクリームコーヒーでアイスを食うかウインナーコーヒーでソーセージを食っているのだけれどもそれでももう少し食いたい。でもピザやら唐揚げはちょっと多い。ケーキは時間のせいかいつも売り切れだったので頼んだことはない。

*** シロノワールとか食うとあとで眠くなるので仕事で行っているのに仕事にならない問題がある。アレ一欠片で充分なんだがねえ。
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2022.06
23
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22:07
Category : 未分類
 電気が不足となると言っているのだけれども。

 今年の程度なら需要を抑えてしまえば解決する問題でしかない。

 7月の予備率3%、89月で5%である。可能供給量100に対して3-5%の余裕しかないということである。自然状態であれば需要は95-97まで迫るということだ。

 そして10%節電すると余裕は10-15まで増える。供給量100に対して80-85まで減るからだ。

 そしてそれは可能だ。

 実際に節電要請で電力不足はたちどころに解消する。これは今年3月の寒波が示すとおりである。家庭は暖房する部屋の数を減らし企業も営業時間短縮や暖房温度の設定を変えた。

 さらにはその必要もない。長期にわたり不足なら電力料金を上げればよい。経済面での誘導は効く。その努力で家計も企業も2ー3割の電力を節減する。家庭はエアコンの温度を少し下げるし店舗は看板の照明を消す。コンビニは床面照度を下げるし工場は空調服を大量に使う。年単位で続ければ家計も企業も長期的には屋根や空き地に太陽光パネルを敷く。

 その分の金は還元して配ればさほど文句も出ない。たとえば全世帯に月5000円、7-9月で1万5000円配ればおわる。1万5000円で従来どおり電力を使う例は少ない。人間はケチだ。電力は節約した上で1万5000円や給料は別のことに使う。
2022.06
16
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14:58
Category : 未分類
 BANGGOODで中国BMAXのパソコンを買った。アマゾンで買ってもBANGGOODで買っても値段は大差はない。ただアマゾンはBMAXから買った業者の販売でありBANGGOODに較べて1業者多く挟んでいる。しかも中国本土の業者で日本にいないので返品保証が厄介そうなのでBANGGOODを選んだ。なおクーポンなしだとアマゾンが安いが探すとわずかながら逆転する。

 これは二台目。一台目は去年頭にやはりBANGGOODで買った11インチノートPCのY11、N4120で8GBのヤツ。当時は2万5000円を切っていた。アマゾンより5000円くらい安かった。

 まずは平凡である。ロゴを除いて尖ったところもない、でも裏の小蓋を開ければSSDの交換ができる。その点でバックアップが便利だし壊れてもファイルを取り出せる。そこでは値段二倍のONE-NOTEBOOKやGPDよりもよい点である。同価格帯からやや高くメモリ少なめ、SSDアクセス面倒なCHUWIよりも明らかに優れている。
 
 そしてBD再生やNETFLIX流しっぱなし用の更新として小型のB3プラスを買った。N5100で8GBあれば5年は使えるだろう。ロゴはアレだけどクーポン価格で2万6000円くらいだったし。

 もちろんメインは別にある。商売物だから高めBTOのサイコムを前々から使っている。なるべく平凡な性能のやつに大型ケースと高め電源つけて使っている。今年頭に半導体不足が一段落したあとで4K32インチと一緒に買った。

 それからすればBD再生用は辛抱してもよかったのだけどね。ただ「円がクソ安くなる前に買っといたほうがいいや」とね。

 以前はHPののデスクトップをそのために使っていた。ファンが壊れてありものを紐で縛って冷やしていたが10年近く経たので他人に譲った。

 代わりに買ったラズパイはYOUTUBEとかMP3流しっぱなしにはいいがBD再生やネトフリに向かないのでBMAXのY11を使っていた。

 本当は韓国のHARDKARNELのX86がよかったのだけどねえ。1万円でJ4125、別売りメモリはなぜか32GBまで積めるいい感じだったけど半導体不足でディスコンで買えなかった。

 その次に選ぶとなるとBMAXかなと。それよりも多少安いのはあるけどY11で信用できるしRJ45も二つある。まあロゴがアレだけれどもねえ。

 まあ日本メーカーは選ばない。日本製であるだけでメモリ半分しかも値段2倍である。品質はBMAX以下の中国製と変わらないし商品ラインナップでもBMAX以下の中国製に負けている。BMAXに勝てるのはロゴデザインくらいでしかない。いずれだれもお歯をアテない猫またぎパソコンとなるだろうよ。
2022.06
10
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21:31
Category : 未分類
 夏コミ当籤しました。

 すでに前倒しで仕事をしているので新刊はできるでしょう、たぶん
2022.06
10
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20:10
Category : 未分類
 編集部に提案に行った脚で築地のスポーツ用品店までいったのだけれども。

 時間は読めないので予約なしでいったところ普段のグレードがない。400ほしいなら木曜日になるという。

 「でも似たやつでSKの同グレードならあるよ、生産中止品なので4円くらい安い」といった話で人生初のSKを買った。

 家帰ってしまう時に見たら今までと同じ、おドイツ製だった。安価だから勝手に韓国とかチェコ製造なのかと思っていたら違った。

 ケースを載せる下駄も流用できるみたいで、その点では目黒スポーツのエゲレス製よりもいいのかもしれない。

 まあ、円安で昔の1.5倍くらいに値上がりしているもんで、噂に聞くチェコ製とか、あるかどうかは知らないけど韓国とか中国製とか入ってこないかなあとは思っている。運動音痴なんで己だとそれでも何も変わらないとは思うんだよねえ。
2022.06
08
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20:57
Category : 未分類
 -18m岸壁がないと日本海運が滅びるという主張がある。今後の大型船は-18mに達するので岸壁を整備しないと日本に商船はこないといった内容である。

Yasuko@miyapii8844
【日本の議員すべての方に知っておいてもらいたい事があります】
現在世界の造船は水深18m以上の大型船を量産体制に入っています。
夢洲のC-10~11は水深15m、C-12は16m、咲洲地区では14m以下しかありません。因みに神戸では15~16mです。
このままでは大型船が入港出来なくなり、その際は
https://twitter.com/miyapii8844/status/1534147235381776385

Yasuko@miyapii8844
一番水深の深い横浜で対応して日本各地に回漕させるか、外地で小型船に移し変えて日本に入港させるかしか出来なくなります。
夢洲はIR誘致よりも、水深工事をしなければ、このままでは日本は抜港という事態になり、運送費が跳ね上がる事が予想されます。
輸出入が出来なくなるのは、
https://twitter.com/miyapii8844/status/1534147237667741696

Yasuko@miyapii8844
全ての国民にとっての不利益です。
あと数年後には水深18m以上の大型船が当たり前になるのがわかっているなら、今のうちに手を打っておかないといけないのではないですか?
既に世界各国では動き出しています。
日本も遅れが出ないよう対応をお願い致します。
https://twitter.com/miyapii8844/status/1534147239446122498



■ まあ、見立て違いだよね

 ただ、主張として的を射てはいない。

 なぜなら大水深岸壁を必要とするコンテナ海運はとっくに日本を離れているからだ。海運需要から中枢は中国にある。そこから西方向には上海寧波ー広州香港ー欧州、同じく東方向には広州香港ー上海寧波ー米西岸である。日本諸港は主要港湾ではなく田舎扱いである。実際に北米向けコンテナ船は京浜なんかよらずに最短経路の対馬-津軽を通過している。

 また、タンカー運用とも関係しない。原油タンカーは岸壁を必要としない。沖合のブイに係留してそこから海底配管を通して原油を陸揚げする。

 日本が強い自動車輸送船も大水深はいらない。日本の自動車メーカーが利用する日本の岸壁に合わせて作られるからだ。自動車積み出し港が-12mなら喫水はまずは10m半にでもする。また-18mにする必要はないししたところで割は合わない。

 つまりは浚渫しても無駄だということだ。作っても過剰な地方空港となる。かの静岡空港を世界水準にすべきと4000m滑走路を整備してもハブ空港とはなり得ないことと同じである。


■ 急ぐなら「東京(陸送)長崎-寧波」じゃないの 

 それからすれば-18m岸壁の整備を進める必要もない。現状では-15mの大型コンテナ船でも日本をスキップしている。-18mにしても海運が戻ってくる訳では無い。そもそも今の日本ではコンテナ船で大量に輸出する商品はないし、今の経済力ではそんなに輸入もしない。

 日本の海運需要からすればそれでよい。

 基本は中国で積み替えてもってくるか、出発地あるいは最終到着地として空荷に近い状態でよればよいくらいである。後者はさらにたまにで良い。中国-欧州便のうち週一本だけ、荷物もあまり積まないストップオーバー状態で日本発着にすれば済んでしまう。

 急ぐ荷物に対応する必要があるとなるなら九州までは陸送だろうね。200TEUかROROで寧波ー長崎を1日1便設定する。急ぐコンテナは長崎受け取り引き渡しにすればいいのではないかね。まあそんなに急ぐなら敦賀港まで陸送してナホトカからシベリアランドブリッジ(中欧班列と違って阿拉山口での積替えがない)だろうけれども。

 似た例は青島向け便であって、RORO船を利用して青島-仁川(陸送)浦項-松江(港湾名はうろ覚え)があった。たしか40時間くらいで到着するような話だった。
2022.06
08
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10:41
Category : 未分類
 OH-1に積んだ三菱製TS-1なんだが政治的配慮がなければ選ばれないエンジンでしかない。アメリカでキューバ糖を使わず、イランでザムザムコーラを売っているようなものだ。

 ヘリはコンセプトが間違えていてダメだった。まあ技術二流はともかく企画三流が失敗点だった。ただ搭載エンジンは最初から三流品だった。実績のない三菱が作って熟成もしていないシロモノであった。

 だが、CHINさんは国産である一点でTS-1批判に反発している。しかもそれを「三菱製造だから」でどうにかしようとしている。

chin@chin_1stLT
一部界隈で話題のUH-2へのdisりと擁護(というか、諦めに似た「あの状況じゃぁ仕方がない、ベストではないけどベター」)を目にした中に、その中でOH-1搭載のTS1について『なぜジェットエンジンど素人の三菱重工なんかに作らせた!』って書き込みを見たんですが、三菱のガスタービン事業部をしらんのか?
https://twitter.com/chin_1stLT/status/1534176267943428097


 なにをいっているかだ。この場合は三菱重工はドシロウトだからだ。

 三菱重工のガスタービンは存在感はないし飛行機向けでもない。メインは発電所向けのヘビーデューティータイプである。* やはり三菱のいつもの政治力で売りつける性質が大きい商品でしかない。輸出も日本政府の融資込みでどうにかの製品でしかない。

 航空機転用型も作っているらしいがFT-8とある。ハミルトンに積んていだ懐かしのFT-4の後継でこれまた懐かしのJT8のコア転用である。今更航空機にも戻せる系統のエンジンではない。

 そして小型も見たことはない。防衛省系の発電機でGT使っている例はあるがLM500と川崎**だった。三菱は見たことはなかった。

 「大三菱が作ったTS-1が欠陥品な訳がない」あたりで間違っている。三菱にはGT事業部があると反論するのも贔屓の引き倒しでしかないということだ。

 まあ、事業部があるだけで一流扱いするなら「『なぜ乗用車ドシロウトの三菱なんかに作らせた』ですが三菱自動車を知らんのか?」にもなるよね。あそこの乗用車は三菱グループが罰ゲームで買わされる車でしかなく、実際に市場もそう評価していた。それを知らずに誇る様子に似ているものだ。

 そもそも三菱にロクなものはない。三菱が付く会社で良いのはジェットストリームの三菱鉛筆だけ。あとは三菱のつかない日本郵船くらいなものだ。

 航空宇宙ではロケットで税金の無駄遣いをしている。日本のロケットに価格競争力はない。H-2ロケットは文字通り二流で官需だのみ、政治力と国費を突っ込まないと打ち上げ花火はできない。おそらくH-3は文字通り三流で終わる。周りが再利用対応を進める中で日本の開発予算や技術力では二〇年は遅れる。そのうちインドにも抜かれるロケットをやはり政治力と税金で飛ばすのだろう。

 特に防衛装備では電機が自分で配線切ってつなぎ直して工数稼ぐようなマネもしていた。

 その三菱をヨイショするあたりはねえ。まあ目利きではないものだね。


* 本当にヘビーデューティーかはしらない。所詮は日本製なので粗悪湯や高粘度の植物油、腐食成分を含むガスではハライタ起こすかもしれない。
** 川崎のGTは某所で担当して日曜日に燃料搭載や試運転をやった。まあボタン押すだけだけれども。
2022.05
30
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03:56
Category : 未分類
 午前3時半にゴミ捨てに行ってきたのだがすでに薄明となっている。その中でも東の方に明るい星が2つあり、よく見ると高い方の下に別の暗い星がある。両者の差は乱視で二重に見える程度の距離でしかない。

 「明るい方は金星と火星、高度が高いほうが太陽から遠い火星だろう」と思ったのだがねえ。暗い星が木星か土星かは判断できない。

 家でググると天文台の「今日のほしぞら」に行き当たった。みると木星とのこと。https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/skymap.cgi
 画像は今日の星空、さいたま、2022年5月30日0300

 別の『アストロアーツ』では「2022年5月下旬 火星と木星が大接近」の記事があり視野角で1度以内とのことだ。 https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12318_ph220530

 で、落ち着いて考えると推測した「明るい方は金星と火星、高度が高いほうが太陽から遠い火星だろう」は正しくないことにも気づいたよ。金星が見かけ上、最も太陽から離れた位置にあるとき、その奥のほうで火星が太陽に見かけ上接近する場合もあるだろう。その際は火星は太陽と金星の間に入り込む形となるからだ。

 あと、この記事を書いたあとの3字55分くらいに外を見ると明るくてモウ見えない。夏至が近いのと関東は標準時刻の135度から5度、時間では20分間ほど東にあるからねえ。
2022.05
28
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18:06
Category : 未分類
 写真を出した上での「C-2の共食い整備」云々の話が出ている。Attention_on_deck @attention_on さんが紹介していたのだが、美保基地の基地開放で部品を外したC-2があったといったものだ。

 大本はコレのことね。

 ただ、写真そのものは共食いとも見えない。外した部材は時間で交換するような部材でも部品でもない。今の段階で生じる部品不足ではないようにもみえるからだ。

 単に整備中の機体を撮影しただけではないか。C段階整備か特例検査で機体の一部をバラしていた。でも整備や点検のスケジュールと基地開放がかち合った。一番でかいC-2用の整備格納庫で行事や展示をやりたい。だから一時的に外においた。そのような形ではないかとね。

 まあ、さすがに今の段階で機体側の共食いはないとはおもうのよ。電子や電気、エンジン周りならわかる。P-1もそこらへんで面倒になっているとは聞く。でも航空機体整備の範疇の部材なんて今の段階で壊れることはないし、壊れてもC-2は生産中なので入手に困ることもない。



 書いたあとでオリジナルを見直したのだけど、コメントとして大体同じ判断をしているねえ。今の段階の共食い整備にしてはとりはずし部材として妥当ではない。単に整備中の機体を整備格から外に出しただけという判断をみなさんが開陳していたよ。
2022.05
27
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10:48
Category : 未分類
 中国雑誌で「扶桑の太空雄心」のタイトルを発見。正確にいえば「扶桑の太空雄心-日本航天事業発展回顧与展望」である。まずは「日本的太空雄心」をかっこよくしたつもりなんだろう。でも日本語話者からすればどうもね。

 まず日本の置き換えで扶桑を選ぶところでチョットズレている。太空を宇宙にしなかったのは中国語話者が古典的意味と混同しないようにするためだろう。雄心は野望や野心だとネガティブなイメージが入るのでさけたようにみえる。でも扶桑はやっぱりねえ。敷島とか瑞穂もあわないから日之本あたりかね。


■ まあドイツ軍ものの戯作に較べればね

 なお、中身はヘンテコではない。まともな記事である。

 そのあたりからすると日本のドイツ軍ものの戯作とは異なる。全然調べないので格変化がデタラメ、明らかな音写の誤りがよく出てくるアレとは比べ物にならない。

 ドイツ人が日本軍ものと作ったとするなら全部語尾がアリマスなんじゃないの。指揮官が「実施せよデアリマス」やら海軍や警官までそんなアリマス語を使う。ほかにも敬語やら丁寧語とか雅言と俗言がデタラメでまじっているようなものだろう。

 あとは珍名頻出ね。戯作では貴族階級に引っ張られた支配者系の名前が多用される。一般の名字とはズレている。そのなかにはプロイセンが少なくないのでさらにズレる。古プロイセンを征服したドイツ人支配者は現地の地名を名字にするからだ。

 同じようにドイツ人が日本軍モノの戯作を作ったとして、出てくる名字のことごとくが比嘉、具志堅、金城、赤嶺で、NAKASONEが出てくるけど「多分、これは仲宗根のほう」みたいなイメージになると思う。沖縄戦ならともかく大本営やら連合艦隊がみんなそれは不自然さが目立つものだよ。

 まあ、較べるのは失礼なものだ。「扶桑の太空雄心」を見たときには「ドイツ軍戯作のアレ」とは思ったのだが、志の水準はぜんぜん違う。きちんと調べて書いた記事と格変化すら確認しないアレは全く別物だからだ。


* 蒿旭「扶桑の太空雄心-日本航天事業発展回顧与展望(上)」『航空世界』(2016年3期)pp.26-35.
* 蒿旭「扶桑の太空雄心-日本航天事業発展回顧与展望(下)」『航空世界』(2016年4期)pp.26-33.
2022.05
24
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04:20
Category : 未分類
 昨年の日米共同演習についてのコメントが東奥日報に載りました。2022年5月8日朝刊「『不屈の龍』なぜ八戸へ」(1・3・10・11面)です。新聞は先々週に届いて読んでいたのですが仕事が詰まっていて写真取ったりする力が出なくて遅れました。

東奥記事_記事1面

東奥記事_コメント部_ギリ読める

 「不屈の龍」(この名前もダサいね)は何箇所かでやっている実演習を日米が別々の場所から指揮統制しているのがスゲーという中国報道がありました。あとはEABOについてもチョイと米海兵隊のMarine Corps Gazetteのやや古いのからひっくり返して調べたものです。

 どーでもいいけど、「『マリンコー・ガゼット』と読め」と言い出すのも変なもんです。慣用的な読み方となるだろうマリン・コープスでいいのではないかなあと。Pは発音しないとかいってもクーデターみたいに常用日本語化していないしフライコールみたいに歴史用語としても使わないし。だいたい英語表記で連音させるのもヘンなんだがミリオタ連はそういうことばっかこだわるなあと
2022.05
15
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17:52
Category : 未分類
 公安調査庁が作家連に媚を売っているのだけれども。

公安調査庁@MOJ_PSIA
最近は創作の世界でも公安調査庁を題材としていただく機会が増え、驚きつつも興味深く拝見しています。
御取材等の御相談がございましたら、まずは広報室まで御連絡ください。
https://twitter.com/MOJ_PSIA/status/1524982977834258432


 公調は存在意義は疑われている役所である。昔からそう考えられていた上、オウム指定でまずは無駄飯ぐらいであることが明らかになった。最近も中国での素人ぺえ情報活動ほかで赤ケットさらしている。

 そしていつお取り潰しになるかわからない。その危機感も募っているのだろう。いるのかどうか知らないが「岡っ引きになりたい」希望で採用されて「やった治安組織だ情報組織に入れたワーイ」みたいな子は半年たたずに「シマッタ」と後悔するのではないかね。

 まずは常に存在危機事態だから「宣伝にコレ務めよう」としているわけだ。


■ 公調に取材価値があるのかね

 そして、それをさも機会である、重要組織の内幕がわかるかのように扱っている連中もどんなものかね。

 所詮は公安調査庁である。市民団体や左派も能力は評価する公安警察ではない。右派左派問わずボンクラ扱いされている。

 そのあたりをご存知ない旨を公表しているようにしか見えないものだよ。

 しかも「公調」ではなく「公安」と言い出すあたりがゴロゴロしているわけだ。さらになんにもこ存じないのだろうなと。


■ モノホンは広報なんかするわけないよね

 まあ、モノホンなら広報なんかしないものだよ。もともと表に出て良い商売ではない。本当に国家や組織に役立っているのなら別段その存在価値をアピールする必要はない。

 あとは身内にも仕事を隠す。どこぞの警備課に行ったときは「こんなところで事務仕事しているのね」と思ったよ。

 そして役人にすらブッキラ棒である。本当に仕事しているなら必要最低限のことしか教えない。自衛隊の潜水艦職域と同じだと思ったよ。


■ オマケ

 あとは公調の話に「ガンバレ」と応援しているネトウヨ連もナンだなと。

 公安と区別がつく頭ではないことは承知している。知性は低いのでしょうがない。

 ただねえ、公調にせよモノホンの公安にせよネトウヨ層は「左翼だけを取り締まる」と信じ込んでいる頭があるのが能天気であるなと。

 実際は自分たちの周辺も監視対象なのにね。太平洋戦争の開戦初日に外事警察がとっ捕まえたのは日独友好協会の会長だし特高の記録見ると国難主張系の宗教団体と右派団体を相当警戒している。無知ゆえにご存知ないのだろう。
2022.05
07
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04:49
Category : 未分類
 「一般人が牧場の近くの道路に入ってくるな」の主張がしばしばなされる。まずは牛馬に危険な病原体云々を言い立てる内容だ。

 その一変形としてマナー云々を理由としたものを見つけた。

Northern Lake@NLstaff
どうか皆様、馬産地でのマナーを守ってください。先程も近隣の生産牧場さんの前の道に車が停まり、放牧地の馬が走り回っていました。双眼鏡をのぞくと、どうやら車を降りて馬を見ているようでした。注意しに行こうとしたら、気がついた近隣の牧場さんが出てきて、その人は去っていきました。つづく
https://twitter.com/NLstaff/status/1522076726561361920

Northern Lake@NLstaff
その直前にもウチの門のあたりに別の車が少しの間、停まって走り去りました。(ここ数日、見慣れない車をちらほら見かけるのですが、山菜採りに近くを通る方も結構いるので、なかなか区別が難しいです)(つづく)
https://twitter.com/NLstaff/status/1522076726561361920

Northern Lake@NLstaff
見学できないならせめてノーザンレイクの近くまで行ってみようと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ノーザンレイク近辺は道幅が狭く、車が行き交えない場所もあり、停車されると他の方にも迷惑がかかります。どうか近くまで来るのも、お控えいただけると幸いです。(つづく)
https://twitter.com/NLstaff/status/1522081300605128705

Northern Lake@NLstaff
近隣の牧場のような生産牧場には、明け1歳や親子馬などが放牧されています。ウチの近くまで来た帰りに近隣の牧場さんに車を停めて馬を見ていかれても困ります。一般見学の開始時期を検討中ですが、近隣の牧場さんに迷惑をかけられないので慎重になっています。どうかよろしくお願いいたします。
https://twitter.com/NLstaff/status/1522081300605128705



■ 道路の自由利用を咎め立てするのか

 ただ、そこには違和感がある。一言でいうなら「何様のつもりだ」だ。

 まず道路は誰も自由に通行できる。徒歩でも車でも差し支えはない。止まることもできる。停止禁止は交通に支障が出る場合にだけ掛けられる措置だ。

 そこから馬を見るのも自由だ。観光地で景勝を見るのと変わるものではない。咎め立てできる悪事でもない。

 それに対して業界限りの、しかも地方のマナー(本当にあるのか)で文句を言っている。「馬産地でのマナーを守ってください。」はそれだ。自由な道路利用は自然法に基づく自由である。マナーをもって自由利用に文句をつけているのである。


■ 嫌なら囲障で二重に囲うか塀でも立てろ

 また私有地内を眺めることを咎め立てする主張も続けている。

 「近隣の牧場のような生産牧場には、明け1歳や親子馬などが放牧されています。ウチの近くまで来た帰りに近隣の牧場さんに車を停めて馬を見ていかれても困ります。」に関連して次のように続けている。

Northern Lake@NLstaff
スミマセン。時間がなくて詳しく書けません。いずれ時間のある時にでも。ただ言えることは、牧場は私有地です。もし知らない人が塀越しにでも自宅を覗いていたら、ちょっと怖いしイヤですよね。それと同じかと思います。
https://twitter.com/NLstaff/status/1522397580319068162


 まずは「塀越し」ではない。牧場のたぐいは柵で囲障されているが塀で隠してはいない。隠す気もない柵での囲障から見たことを塀の隙間から窃視したかのように言い立てるのはおかしい。

 付け加えるなら見られて公然視野に入る野外には置かないことだ。「明け1歳や親子馬」を飼うのは勝手である。だが、見られると生育に支障があるなら塀を立ててその内側で育てろとしか言いようがない。


■ 牛馬ごときと人間の自由な権利とどちらが大事か

 筆者は「明け1歳や親子馬」が何者であるか、どの程度の価値を持つかは知らない。

 ただ、所詮は牛馬である。畜生である。

 その畜生ごときと人間の自由な権利のどちらが大事であるか。

 人間は生まれながらにして自由である。自由に移動する権利をもつ。道路はそのための地目であり施設であり公道私道を問わずに当然ながら誰であっても自由に利用できる。その点で私有地に設定された通行権とは異なる。

 「馬産地のマナー」とやらにはその観点がない。そして、牧場業や馬産地の都合により人間のもつ自由に移動する権利や道路の自由利用を咎め立てしている。その点で何様のつもりかと業腹となるのである。


■ 付和雷同連もね

 さらにはそれに付和雷同する連中も同然の感情を抱くものだ。

まことのと@こんなアイコンだけどエヴァも好き。@MakotonoT
返信先:@NLstaffさん
明1歳や親子馬。わかるかな?これは牧場と馬主さんの財産なんだよ。これで牧場の人達はご飯食べてるんだよ。
農家の畑を荒らすのと一緒。損失額は桁違いの可能性もあるけど。ちょっと考えて。
https://twitter.com/MakotonoT/status/1522151999680094208


 「明1歳や親子馬」や牧場と馬主の飯の種が何者だろうか。たかが商用の家畜である。その保護、実際には必要な保護をを遥かに超える過剰な配慮のために人間の持つ自由に移動する権利、道路を自由に利用する権利は損なわれるべきではない。「ちょっと考え」る必要はない。

 そもそも、農家の畑を荒らす行為とは遠い。道路から眺めている点で私有地に入り込んでいるわけではない。つけくわえれば囲障の外なら私有地に入り込んでも咎め立てはない。出て行けと言われて道路まで後退すればいい話だ。さらに馬を眺めたところで牧場は荒らされない。仮に見られて弱るような馬であるなら道路から見える範囲に置くことが過ちである。

 人間の権利と馬とどちらが大事であるか。それが転倒している。馬のためなら、競走馬のためなら人間の権利に文句をいってもよい。その立場もまた慄然の感情を催すものである。
2022.05
02
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01:12
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 中文雑誌を読んでいて見つけた。(*1)

 解放軍は贅沢にも真空断熱水筒を支給している。寒冷地の国境警備部隊用だが19式水壺としてチタン真空断熱の水筒、空挺部隊系由来の飯盒、皿、フォークほか付の多用途水筒を個人支給している。

 そのほか部隊も比較的高級な水筒を支給している。現用汎用品の10式水壺もアルミ梨地加工かつ繊維系塗膜をつけた高級品である。

 日本は個人装備でも負けてるんじゃないかな。自衛隊は30年前から当時の米軍が採用していたALICE系っぺえ樹脂ブロー加工の1クォート水筒を使っている。(*2) 別段に悪いものではないし高くもないので使い捨て式にできるからそれはそれで便利なのだろう。ただ、セレベスト的な贅沢で負けている。ラグジュアリーじゃないなあと。まあ、実際は私物のキャメルバックみたいなやつがメインだろうし極寒地は私物か物品の真空水筒つかっているのだろうけど。

 ちなみに中国水筒の起源は日本の九七式である。それを50式以降、55式、65式、65式傘兵、78式三用、87式リデザインして八〇年代までアルミ素材もデザインも背嚢装着といった使い方もはほぼそのままに使っていたとのこと。

 水筒の日式好みは解放軍成立以前から始まる。共産党系の東北人民自治軍、のちの東北民主連軍は国府軍系よりも日軍捕獲品を選んでいた。ソ連援助があっても水筒は頑なに背嚢装着の日軍式とした。ベルトを通して腰に下げるソ連軍方式は採用しなかった。

 なお、新中国は1955年には早くもプラスチック化を試みている。試作55式を作ったが当時のプラスチックなので「味がついて困る」「熱湯入れると変形する」といった苦情が頻発した。だから従来のアルミ素材に戻した55式を制式にしたとのこと。



*1 劉欣「人民军队的水壶沿革(上)」『轻兵器』2022年1月号(中国兵器工業第二〇八研究所)pp.26-32.
   劉欣「人民军队的水壶沿革(下)」『轻兵器』2022年2月号(中国兵器工業第二〇八研究所)pp.36-43.

*2 海自の水筒は部隊単位で勝手に購入したモノだったと思う。候補生学校のときの陸戦用は制式品という感じではなかった。また海自の戦闘服装にも水筒はなかったので建前は「必要なら借りろ、幹部は自分で買え」だったのではないか。*3

*3 まあ筆者は土方部隊だったもので野外作業では9リットルの魔法瓶複数に冷え冷えの麦茶か熱々のお茶を詰めて持っていく。別に夏には氷詰めたクーラーボックスにペットボトルやさらにアイスまで入れて持っていく。そして現地では准尉さんや先任と一緒に出された麦茶を飲むのが仕事みたいなものだった。前世紀にはクーラーボックスからアルミ缶に入った発泡麦茶を出されて断るのが大変だったし、逆にショーユ薄めて作ったニセアイスコーヒーとかを飲まされて困ったことがあった。
2022.04
28
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00:55
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 岩波の『科学』4月号を読んだのだがねえ。過剰検査論の否定がトテも面白い。フクシマの被害を過小に見せかけるための「福島県の甲状腺がん多発は過剰検査の結果、原発事故のせいではない」が明確に否定されている。

 過剰検査論の骨子は「過剰診断で健康上は問題にならない小さい病変まで掘り起こされた」である。小さい腫瘍は小さいままで生命に危険を及ぼすには至らないので健康問題には至らないと、彼らの多くが馬鹿にしていた「がんもどき」理論そっくりの主張をしていた。

 それが「2巡目の検査でも甲状腺がんは多数発見されている」で否定されている。「一巡目で悉皆発見されたなら二巡目には少なくなっているはずである。だが、それがない。つまり甲状腺がんは多発している」といった内容である。白石草さんの「症例把握なき過剰診断論 -現実から乖離した甲状腺検査の評価」中343ページの該当部を抄訳するとこのような内容である。

 もう一つは別記事の章立である。「4.菊池誠氏の資料に対する批判」がある。これは黒川眞一「福島県における甲状腺がん多発に関するいくつかの指摘 -「三県調査」は福島県の甲状腺がんについていかなる主張もできない」 にある。こちらは統計学で緻密に反論する内容で数式がいっぱい出てくるので算数できない私大文系には厳しいので飛ばした。ただ章立として批判されるあたりで菊地誠さんの過剰診断論は問題視されていたのだろう。


■ 菊地誠さんはいまでも

 ちなみに菊地誠さんは今でも過剰診断論の立場に立っている。

あ〜る菊池誠(反緊縮)@kikumaco
「甲状腺検査の問題」と言えばもちろん過剰診断のことに決まってるんだけど、残念ながらおしどりマコも島さんもそれを全く理解していない。
過剰診断問題を理解せずに甲状腺検査の問題点など語れませんよ。
おしどりマコ@脱被ばく。知りたがりの怒りんぼで半径5mを変えていく。@makomelo
·島あけみさんが伊達市議選に出馬!
原発事故後、ずっと動き続けてきたあけみさん。
宮崎早野論文の情報開示請求だけでなく
「A2-B-C」という映画で甲状腺検査の問題を訴えてらしたり
報ステの岩路Dが自死されたときも一緒に連携して動いたな…
あけみさんにトップ当選して頂きたいです!! twitter.com/dgmh_wed/statu…

2022年4月19日https://twitter.com/kikumaco/status/1516299465027588098


あ〜る菊池誠(反緊縮)@kikumaco
福島の甲状腺検査の縮小を提言しています。無症状者への甲状腺エコーは有害無益です。特に過剰診断は無用な手術につながるものです。
このような検査を続けることは倫理に反し、福島の人々の人権を侵害します。
ぜひこの問題に関心を持ってください。
ました。 http://www.jicl.jp/ronbun/backnumber/20210830.html 「子供や若者の甲状腺がんの早期発見は有害無益である 過剰診断問題について公正で開かれ...
2022年4月16日https://twitter.com/kikumaco/status/1515149079092768770


 本人は効いていないアピールなのかもしれない。ただ傍から見ているとそうは見えない。むしろ自説の否定を受容できないようにしまみえない。そして原発擁護の文脈で振り回された水俣病アミン説のような、社会を後退させるような不利益しかもたらさない理屈を今でも正しいとして振り回しているのである。


■ 反緊縮だの社会経済思想だのもどんなものかね

 菊地誠さんはいずれは社会科学分野でも同じ立場に陥るのではないか。とくに経済については『そろそろ左派は経済を語ろう』の一冊だけをもとに反緊縮を標榜してきた。だが、その主張は80年代のサプライサイダーの俗流理解に近い。通貨供給量で景気はコントロールできる程度のものである。まずは無理筋な内容である。

 この点は米山隆一さんの批評が示すとおりである。
米山 隆一@RyuichiYoneyama
「そろそろ左派は経済を語ろう」一冊を読んで、自分は経済学を極めたつもりになって「自国通貨建て国債は破綻しない」というトンデモを公言する大阪大学の物理の教授。まあこういう人が、大学を破壊していくわけですよ。お好きなようにされたらいいですよ。さすがに。

あ〜る菊池誠(反緊縮)@kikumaco
米ちゃんは経済が分かってないからね。
非常に話を簡単化すれば自国通貨建て国債は破綻しないので、国債を財源として年率2-3%のインフレ率が安定的に達成感されるまで財政出動すればいい。それが左派・リベラルの経済政策の世界標準ですよ。
「そろそろ左派は経済を語ろう」を読むべき twitter.com/RyuichiYoneyam…

2021年12月10日https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1469314248451198976


 「米ちゃん」(菊池)とはなかなか痛いものだ。ほかの問答を見ていても菊池さんは米山さんの主張に対してはほとんど反論できていない。もともと種本が「そろそろ左派は経済を語ろう」一冊なので反論し得ない状態にある。だがら米山さんを「米ちゃん」(菊池)と呼び過小評価する姿を示して「自分は米山さんの批判に対してノー・ダメージである」と装っている形である。

 そして今でも反緊縮を標榜している。

 まずは同じことを繰り返すのではないか。財政赤字の負担は今後苛酷となる。そのときにも菊池さんは自分の主張の過ちを認められない。そして「そろそろ左派は経済を語ろう」一冊に依拠して「いくら財政赤字は溜まってもダイジョーブ」の水俣病ででてきたような財政アミン説を繰り返しているのではないか。いまでも過剰診断論の主張を繰り返すように。
2022.04
23
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16:00
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 20日にシージャパンに行ってきた。海事展覧会でたしか2年に一度の開催のやつ。

 今年は全体の変化のほうが面白い。2015年あたりから見ているのだけれども日本造船業や海運の縮小が見えてくる。、今年は中小の展示が縮小している。大企業も含めて新規の事業や技術の説明もなかった。MANの出展はないし。中国からの出典も大幅に減った。ついでに海自もあまりやる気はなさそうな形だった。

 そこでの装備庁の展示なんだがねえ。いつもの通りの後追いに加えて「なんで」といった技術を前に出していたよ。

 なによりも実用性も発展も見込めないUSVとUUVの連携を前に出している。USVから水中音響でUUVと常時リンクして画像データとか送るアレが展示の半分だった。

 まあ国産兵器大好きのメカミリ連ならウットリするのだろうよ。

 でも、そんな事しなくてももっと簡単な方法があるわけだ。「水中音響(光でもいいけど)はコマンド送受だけにして浮上してWIFI(REMUSにはそのモジュールがある)で連絡すりゃいーじゃん」とか「UUVとUSVを光ファイバで結んで、カテナリー多めにとって水中のUUVをUSVが追っかけりゃいいんじゃね」(UUVのほうが動揺は少なく画像の乱れはない)といった内容だった。

 まあ実用性はないね。水中音響でデータ送受だと出力・帯域・距離減衰から全然データ量やりとりできないもの。

 残り半分のOZZ-5もねえ。基本は海外の先行UUVのマネっこなのはよい。そっちのほうがいい。

 だが、「新機軸として合成開口追加で水中埋没機雷を」と説明しているのがアレ。まず探知幅はあんまし見込めるとも思えない。海底操作のパス、条里制の千鳥式みたいな行ったり来たりの数がやたらに増えるだけだ。また基本は慣性誘導で水中ターゲットで補正するにしてもパターンが歪んでくるのではないかともね。

 埋没機雷対策であるのならばUSVからVDSを曳航して行ったりきたりの方が良いのではないかねえ。GPSで正確な位置もわかるし大電力が使えるので合成開口も大出力で実施できるだろうよ。VDSを半分自走としてケーブル長を長くとっておけばUSVの動揺ほかはキャンセルできるだろうにねえ。


■ 「装備庁は使用者の都合を考えない」「海外も『ウチらが欲しい物を提示してくれ』といってるね」

 そして翌日の21日には、東京市内で再就職した将官OBに話を聞きに行ってきた。そしていろいろ教えてもらったのだけれどもねえ。

 話が前日の装備庁展示に及んだ段階で
・ 「まー、彼らは使用者の都合を考えないから」
・ 「オペレーション系の幹部が居ないよね」
・ 「(メカミリオタクみたいな)技術幹部や技術者が作りたいものを作って遊んでいる」
・ 「海外に売ろうとしてるけど、プレゼン対象の外国軍人いわく『オレらが欲しい物を出してこない』『ニーズを汲もうとしない』」
 ・・・だってさ。

 ちなみに、「装備庁はダメ」は色んな人が言っている。

 以前には別の将官OBから「陸と空がなんで技本/装備庁/防衛産業の言うがままにクソ高くて使えねー国産航空機を買ってるのか理解に苦しむ」もあったよ。

 ちなみに陸のある職域の学校長で、別々に話を伺ったお二人(同じ学校長)も「なんで海外にあるものをわざわざ国内製造したり開発したりするの」ともねえ。

 つけ加えれば回顧録で「空自は技本や防衛産業に忖度するよね、自分たちに最適化されていない装備を買いまくって」と公言した元事務次官もいた。

 そのような装備庁の展示を「正解」やら「世界一」と思い込んでウットリするメカミリ連は、おめでたいもんだと思いましたよ。
2022.04
19
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10:24
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 「狂犬病ガー」はアレ気な連中の岸田政権批判なのではないかね。「ウクライナ難民の狂犬病取り扱い緩和を許すな」との主張なのだが、いつものアレ気な連中が相当に含まれている。安倍政権ときのコロナ対策に文句を言わな勝った連中、「PCRで国は滅びる」とか、「ワクチンでコロナは防遏できる」といいながら去年5月ころの政府のワクチン不足の不手際は文句言わなかった連中だ。

 以前と比べるなら口蹄疫は騒いで豚コレラには口をつぐんだ連中である。口蹄疫のときは「民主党政権の失策で日本農業は滅びる」といっていたが豚コレラ/豚熱のときには自民党政権に一切文句を言わなかった連中と相当にかぶっている。


■ 緩和も大丈夫なのではないかね

 それからすれば緩和も大丈夫ではないかね。 農水は「とりあえず注射二回売って抗体上昇が確認できれば、以降も継続的監視をする代わりに検疫通過を認める」と言っている。

 実際にそれで大丈夫だと見ているのだろう。ペットを連れてきたもので野犬を輸入するわけではない。報道で出てきたのは屋内飼らしい小型犬である。まずは感染していない。「政府発行の予防注射証明書がないので検疫通過できない」といった話からすれば「難民は射ったと言っている」のかもしれない。

 また挙動監視も容易の範囲に収まる。所詮は5頭であり抗体検査と挙動を監視していればどうにかなる。100頭くらいまでならいけるわけだ。それこそPCR検査で1週間1回でも検査すればいいわけだ。

 そもそも原則180日規制が厳しすぎるとかもあるのかもしれない。昔の日数をそのままにしただけとかね。

 そのあたりからすれば 「機械的に180日留置を適用しろ」は相当にズレているのではないか。以前の安倍政権擁護の反動として、非安倍的、連中の頭の中では非自民政権あつかいの岸田政権攻撃のために原則論を振り回しているだけではないかとも看取れるものだ。


■ 犬じゃなくて猫なら怒る人もいるね

 あとは面白いのは猫だと怒る人がいそうなところ。猫すきには「他人の命よりも自分が飼ってもいない猫の命が大事」みたいな価値観がいる。そして安倍政権ヨイショの「狂犬病ガー」連にもいる。その御仁は難民が連れてきた猫の検疫で180日となると激怒するんじゃないかね。

 もちろん猫で狂犬病伝染は聞かない。哺乳類全部が罹患するなら猫も罹患するわけだが、噛まないから唾液由来の感染はないので狂犬病のおそれはないのだろう。

 それなら大丈夫そうな犬もいいんじゃない。明らかに屋内飼育であって噛み癖もなく日本国内でも屋内飼育をする。しかも予防注射を射って継続的に以降も観察するもOKだろう。

 でも、猫好きの過激分子って猫と犬を同一視できない。故にその脳内は「猫なら可愛そうだけど犬なら過酷に扱ってもいいよ」なのではないかね。

 本来ならどちらも畜生で可愛がるにもそれなりの可愛がり方がある。人間と畜生のどっちが大切かも自明である。でも行き過ぎた猫好きはねえ。始末に負えないものだ。


■ おまけ

 過激な猫好きは過激な犬好きよりも二桁以上は多いのが不思議なものだよ。

 昔は使役動物だった。穀物を食べる、蚕を食べるネズミを駆除する動物だった、それが過剰に可愛がるようになっている。そして「人間よりも猫が大事」のように言い出すようになると膏肓モノだよね。
2022.04
17
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13:16
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 『劇画毛沢東伝』を読み直した。多分、高校生の時分に最初に読んだのだが今回は藤子不二雄A名義の復刻版の方となった。

 マンガは党内権力闘争の勝利で実質終わりとなっている。最初と最後が新中国成立なのだが、それ以外は誕生から党内でヘゲモニーを握るまでの話となっている。

 その本質も農民重視の部分であり都市・労働者を重視するソ連派やコミンテルンとの対立や連中との派閥闘争に置かれている。長征の話もその文脈に置かれている。

 コレ、種本が文革なかでも四人組サイドの毛沢東崇拝モノだったせいではないかね。実務派との闘争を最優先した形であるからだ。日本との戦いはなく国民党との戦いもあんまし描写されていない。国民党や蒋介石よりも、農村での遊撃戦をやらない当時の党中央を批判する中身になっている。

 そのあたりが今の中国の毛沢東モノあるいは革命モノと違っている。文革期かつ四人組側の毛沢東伝になっているわけだ。


■ 指導者毛沢東の来歴がない

 また、高校生当時の、三〇年前に読んだときの違和感の原因でもある。

 指導者毛沢東の来歴がない。国民党との戦い、日本帝国主義との戦い、再び国民党や米国との戦い、人民志願軍、中ソ対立、米中正常化、日中国交正常化といった戦争指導や国家指導そのものがないことに違和感を抱いていたというわけだ。

 今から見ても、もの足りない。毛沢東の戦争指導や戦略的選択は面白いことこの上ない。それにふれていないからだ。

 まず勢力涵養を最優先した。農地解放をすれば農民は共産党を支持する。捕虜を取って厚遇すれば社会に矛盾を感じている兵隊は解放軍に参加する。そうすれば少なくとも国民党やあるいは日本には負けない。そうやって国共内戦や抗日戦でも力を伸ばしてきた。

 戦闘の指導も現地指揮官に全面委任した。

 毛沢東は戦後の国共内戦、新中国では解放戦争では大胆に権限を移譲した。「緊急時は指揮官は臨機の措置をとれ、延安の中央軍委の判断を仰ぐ必要はない」と明示している。共産党や中央統制式の軍隊とは思えない内容だ。だから現場の判断で最善の行動がとれた。

 対して蒋介石はなんでも自分でやった。航空機で上空から視察したあとで現地指揮官に「防御線はここからこのように引け」とやった。将星もそれに唯唯諾諾と従った。こっちのほうが共産党式である。実際に国民党の政治体制や軍隊統治はソ連共産党式、しかもレーニズムそのものであった。そして指揮官は総統指示に馬鹿正直に従って水もないし塹壕も掘れない岩場に部隊が展開して大敗北といった事態が生じた。

 この勢力涵養と戦闘指導でついに解放戦争での大勝利と新中国成立をに至ったのである。

 それがないのがねえ。やはり物足りない部分であるものだよ。
2022.04
11
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12:21
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 「『緊縮財政』という経済政策がすべて間違っていた」とは何事なのかね。

 考えたやつが言いたいことは「累進課税や企業への課税なしで金だけばら撒け」でしかない。まあ金持ちや投資家気取りには都合の良い言説である。さらにはどうみても金を持っていない安倍を支持する貧乏人にも「自分は強者だ」とウットリできるためか魅力的な言説となっている。だからそれっぽい連中がオウム返しにしている。


■ 米山さんに飛びかかる「緊縮財政ガー」

 例えば次のような会話だ。これは米山さんのカルト批判、反緊縮批判に対する内容である。

井上純一(希有馬)新連載『逆資本論』の同志募集中@KEUMAYA
プライマリーバランス黒字化、財政再建、財政健全化を言い出した93年からおかしくなってるのに、それを全く逆に捉えて、政府がお金を使うのが悪い。お金を使うなって言い出してるのすごい。賛同者がいっぱいいるのもすごい。
https://twitter.com/KEUMAYA/status/1512968529620127744
TOMOYA@tomoya_1973
だから“逆”なんですって。
そのバブル崩壊後の90年代に入ってから日本が採用してきた『緊縮財政』という経済政策がすべて間違っていたんです。
負債や赤字というものを極端に嫌うあまり(皮肉なことに)負債や赤字をいっそう増やしてきたんです。
経済成長していれば債務も少なかったんですってば。
https://twitter.com/tomoya_1973/status/1512967669774893056

米山 隆一@RyuichiYoneyama
日本はバブル崩壊の1992年以降30年間莫大な政府債務を作り、お金をばら撒いて来たにも関わらずGDPは増えていません。この人達が30年間も続いている現実を現実として認識するのに、一体何年を要するのでしょう。永遠に、減税すれば成長する、政府がお金をばら撒けば成長すると言い続けるのでしょうか。7
https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1512957911319818243



■ 90年代には呪術経済と言われたよね

 「緊縮財政ガー」は80年代のサプライサイダーの言ってることと全然変わらない。当時には「マネーサプライで景気はコントロールできるのじゃ」との言説があった。すごく大雑把に言うと「通貨供給量をジャブジャブにすれば景気は良くなる」といった中身だ。フリードマン以下の新自由主義との結合もあって丁度いまの 「緊縮財政ガー」あたりと同じような連中が「マネーサプライで」と口々に主張していた施策である。

 ただ、90年代なかばには「それは、おまじない経済だよね」とバカにされた施策である。余った資本は投機に回るだけで経済成長はなかった。投機で設けたやつからのトリクルダウンなんかなかった。そのような結果に終わった。


■ 引っかかるのは知らない御仁ばかり

 井上純一さん以下の「緊縮財政ガー」はそれを覚えていないのだろう。

 世代的には知っていておかしくはない。ただ、今それを口にする連中は90年代に政治や経済の新聞記事を読んていたかも怪しい。井上さんはマンガ家だし、米山さんが常々批判するキクマコさんもピコピコの研究をしていた時期だからだ。

 「緊縮財政ガー」は、そのような先例を知らない人が引っかかっているのだろう。正確にいえば、増税しないでも政府支出が増やせる点で増税を嫌う金持ちの琴線に来る主張である。


■ 米山さんのほうが2-3枚上だよね、あたりまえだけど

 まー、米山さんも累進課税強化や法人税増税はあんま口にしてないのだけどね。政治上スタンス、保守政治家としての立場、まあアイデンティティからそうは主張し難い立場にある。またそれを主張しても自分にとっての得はない。だから口にしていない。口にできない。

 でも、それは政治家として優れている要素でもある。自分が実現したいことを最優先に取り組む。優先順位が低いことについてはよけいな衝突を回避する。その点で方向性や路線がしっかりしている証拠でもあるわけだからねえ。


■ 一番ムゴいのが貧窮組

 なによりも一番酷いのは、この「緊縮財政ガー」を安倍支持の貧乏人層も指示することだ。

 いやねえ、いかにもな安倍支持のネトウヨでコンビニバイトで露命を繋いでいるような貧窮層が井上純一さんの発言を指示してるのね。自民党支持なんだけど「岸田はサヨク」とかいってるカルト連がこの問答をありがたがっている。

 唯一の救いなんだろうねえ。公的扶助を受けずに自分の生活を改善できる。野党政策に乗っかる必要もない選択肢なのだから。

 でもまあ、そんな呪術に頼るよりも自分達を貧しくした安倍や安倍的なるものを批判すべきではないのかね。もちろん連中の安倍崇拝は神信心でそれであるゆえに確信だから信仰をやめるともおもえないのだけれども。

 
2022.04
01
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23:47
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 「もんじゅ」のナトリウムは相当量が回収できない様子である。NHKの「『もんじゅ』使用済み核燃料 “2037年度までに搬出” 文科省 」では液体ナトリウムについて完全には回収できない。それも相当量が回収できない旨が示唆されている。
原子力機構によりますと、もんじゅの原子炉や配管には1600トン余りの液体ナトリウムが残っていて、国や原子力機構はできるかぎり回収する方針です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220330/k10013559431000.html

「できるかぎり回収」とは「相当量が取り残される」の意味である。まずは1割以上、2~3割は取り残されるニュアンスである。*1

 その点からすれば、原発への造詣をにじませる大貫剛さんの見積もりは桁違いの誤りがあったことになる。

 なぜなら以前には原子力機構の説明をもとに「完全除去できる、取り残すのは1立米程度」との見立てを提示したためだ。


■ ナトリウムが取り切れないは「毎日新聞の大誤報」(大貫)

 これは以前に「ナトリウム抜取りは『技術的には可能』というけど高速増殖炉も核燃料サイクルも『技術的には可能』だったよね」の中で示したとおりである。

 くりかえすと大貫さんは2017年には「[「もんじゅ」の液体ナトリウム]数百トンは抜き取れない」(毎日新聞)は「毎日新聞の大誤報」(大貫)と述べていた。

 発端は毎日新聞の報道である。
高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、原子炉容器内を満たしている液体ナトリウムの抜き取りを想定していない設計になっていると、日本原子力研究開発機構が明らかにした。
[中略]
原子力機構によると、直接核燃料に触れる1次冷却系の設備は合金製の隔壁に覆われ、原子炉容器に近づけない。また、原子炉容器内は燃料の露出を防ぐため、ナトリウムが一定量以下にならないような構造になっている。このため1次冷却系のナトリウム約760トンのうち、原子炉容器内にある数百トンは抜き取れない構造だという。
https://mainichi.jp/articles/20171129/ddm/001/040/162000c
*2

 それに原子力機構が反論した。
これらについては、技術的に可能であるにも関わらず、あたかも原子炉容器からナトリウムを抜き出すことが極めて困難であり、かつ、あらかじめ設計上の配慮を怠ったかのような印象を読者に与えようとするものであり、更には事実関係を十分に取材せずに掲載されたものであることから、当機構としては甚だ遺憾であります。
https://www.jaea.go.jp/about_JAEA/article/2017/112902.pdf
*3

 その反論に依拠して大貫剛さんは毎日新聞への批判を展開した。
大貫剛‏ @ohnuki_tsuyoshi
何のことはない、もんじゅは廃炉を考慮していないので一次系ナトリウムの抜き取りが不可能という毎日新聞の報道は、全くの誤報だとJAEAは断言した。どういう経緯であのような記事になったのか、毎日新聞は説明するべきだ。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/935919122965135360


大貫剛‏ @ohnuki_tsuyoshi
ナトリウムの抜き取りが可能な管は存在していて、その管を使っても炉内に残るナトリウムは1m3程度。一次系ナトリウムの線量は低く、人が近寄れないレベルではない。JAEAの説明が正しければ毎日新聞の大誤報ということになるが、新聞社にも説明責任はあるのではないか。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/935920023415152640



■ 実際は100倍かそれ以上が残る

 しかし、液体ナトリウムの完全抜き取りは無理であった。

 21年末には少なくとも77トンが残る旨を当の原子力機構が認めた。ちなみに毎日新聞の取材の結果である。
1660トン超の冷却材ナトリウムのうち、計約77トンは既存設備で抜き取れないことが23日、機構への取材で分かった
https://mainichi.jp/articles/20211223/k00/00m/040/309000c
*4

 大貫さんの見立てである1立米程度、丁度1トンではない。少なくとも77倍の量が取り切れないことが明らかになったのである。

 しかも、いまではその量は77トンを大きく超えることが示唆されている。「もんじゅの原子炉や配管には1600トン余りの液体ナトリウムが残っていて、国や原子力機構はできるかぎり回収する方針」(NHK)とはそういうことだ。まずは1600トン中の77トンには収まるわけではないことを示している。未回収量の見積もりが77トン程度、まずは100トンに収まる程度の数字なら以前の取材に答えた経緯から「77トンを除き」と答えるためだ。

 大貫さんはざっと100倍かそれ以上に見誤ったということだ。見立てで桁違い、中でも二桁違いの誤りをしたということだ。


■ 説明責任に似た責任感を示してもらってもいいかもね

 大貫さんは毎日新聞の見立てに対して原子力機構の主張をもとに「大誤報」の語を使い「説明責任」の遂行を求めた。
JAEAの説明が正しければ毎日新聞の大誤報ということになるが、新聞社にも説明責任はあるのではないか。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/935920023415152640

「ナトリウムは抜き取れない。1立米どころか数百トンが残る」といった報道に対して誤りである前提で責任を追求した。

 しかし、実際のことろは真逆であった。毎日新聞が正しく原子力機構の反論は誤りだったのだ。

 毎日新聞の報道が正しく原子力機構の説明は大間違いであったということになる。それからすれば大貫さんも責任を感じてもよいのではないか。説明責任に似たものを感じてもよいものではないかとは思うものだ。



 まあ専門家というものは桁違いの間違いはしないものだと思うけどね。わからないことについて瑣末な間違いは大した問題ではない。2倍3倍の間違いも仕方がない部分はある。でも桁違いではねえ。



*1  「『もんじゅ』使用済み核燃料 “2037年度までに搬出” 文科省」『NHK NEWS WEB』2022年3月30日 17時31分
   https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220330/k10013559431000.html
*2 「もんじゅ 設計、廃炉想定せず ナトリウム搬出困難」『毎日新聞』 2017/11/29
   https://mainichi.jp/articles/20171129/ddm/001/040/162000c
*3 「平成 29 年 11 月 29 日付毎日新聞における『もんじゅ』に関する報道について」(日本原子力研究開発機構)2017年11月29日
   https://www.jaea.go.jp/about_JAEA/article/2017/112902.pdf
*4 「もんじゅ、ナトリウム77トン抜き取れず 技術開発、今後の課題に」『毎日新聞』2021年12月23日
   https://mainichi.jp/articles/20211223/k00/00m/040/309000c
2022.03
30
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23:56
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 蚕の人工飼料飼育の中文記事を読んでいたのだけれども。73年に中国から日本に行ったとき、日本が教えてくれないので「じゃあ自分たちでやる」が始まりらしい。で74年には完全人工飼料飼育に成功したという。

 で、その中身は桑の葉っぱ50%、大豆のカス20%、サツマイモ30%でできている。桑の葉っぱは乾燥後に破砕、タンパク質をもたらす大豆搾りカスは油脂を抜く、抜かないと蚕が食わない。フスマをまぜてもよい。サツマイモはコーンスターチでもよく蔗糖を足す方法もある。あとは含水率80%まで柔くすればそれで良いという話だ。細かい話をするとタンパク質の含有量で繭重量や繭層重量、産卵重量は変化するとある。

 ただ、品種は選ぶ。80~81年に蚕300品種で悉皆試験をすると人工飼料100%で大丈夫なのは23品種、逆に2種類は全く食べなかったとのこと。

 だいたいそのようなことが書いてあった。*1

 この食わず嫌いが日本の「あさぎり」や「しんあさぎり」「はばたき」が注目された価値だったのだろう。これらの品種は悪食でバナナでも生育する。絹糸は太く短い問題があるのでそのままでは使いにくいが交配すれば従来品種の食性を変化させられる。だから特筆すべきトピックだったのだろう。

 今からすれば大豆絞粕とフスマと廃蜜糖が相当に富合調とできるのではないかねえ。おそらく桑葉はなるべく減らしたい。刈り取りや葉っぱと枝との分離が面倒だろうから。なんとなくだが小松菜とかアブラナで桑葉を代用する研究とかあるのだろうねえ。

 まあ、商売の雑誌読む脇で疲れるとこんなのばかり読んでいる。夏王朝の実在は文献と炭素14と天文学で合致したから疑うべくもないとか紅星牌の宣紙のブランド戦略、もともと高い上に上海万博記念バージョンみたいな通常品の10倍近い特別版を作ってしかもそれがプレミアで今では3倍の価格みたいな話。


*1 蔡幼民「家蚕人工飼育研究工作回顧」『蚕業科学』2022年1期(中国农业科学院蚕业研究所) pp1-6
2022.03
24
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13:42
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 こないだの「電力足りない」で原発ヨイショ連が巻き返しを図っている。得とした顔で「いますぐ再稼働しろ」みたいな間抜け話を吹聴している。

 でもねえ、今回の電力不足は電力供給力の問題ではない。普段は無視して良い事件が2連チャンしただけ。地震で火力が止まってそこに大寒波があっただけ。電力供給設備そのものが足りないわけではない。

 しかも節電でどうにかなった。「節電よろしく」を27時間、うち「ホントに大変だからお願い」は8時間くらいでしかない。

 全然大したことはない。2013年からの約10年、雑に8万時間のうち本気の節電は8時間でしかないということだ。


■ 火力増強の必要すら低い

 それからすれば火力増強の必要すら低い。天然ガス発電能力の積み増しが是非とも必要というわけでもない。人口やら産業構造から今後も電力需要は増える見込みにないからだ。

 実際に火力を新設する企業も出てこない。工場につけるような小口はともかく、電力会社が設置するような本格発電所はつくられない。

 理由は太陽光に勝ち目がないからだ。燃料ゼロの太陽光には発電コストでは敵わない。さらに設備新設、減価償却を足しても火力では太陽光に勝てない。だから作らないわけだ。


■ 夜間は既存火力で、その老朽後進は蓄電池

 夜間電力は問題とならない。既存火力で足りる上、その更新期には蓄電池が出現するからだ。

 蓄電池のコストは半分程度まで減る。これは一番安くなるレドックス・フローの数字だ。2030年には2016年の66%になると見積もられている。有機電解液が出現すると更に下がる。

 また、NASもそれなりに下がる。今の段階でも1KWHあたり5万だが今後はさらに安くなる。


■ 原発なんて今更だよね

 電力は今までどおり再エネに進むということだ。いまでも電力は足りている。太陽光と蓄電池が増えるので火力は増えない。それからすればそうのような結論となる。

 そこに原発の必要はない。金銭や政治、放射性廃棄物処理といったコストは火力よりなお高い。火力よりなお安い太陽光・蓄電池の時代にはお呼びではない。

 それも見えないで「再稼動」と言い出すのはなにかの付け所が悪いということだ。


■ 再稼動に賛同するマヌケは毎回減るよね

 まあ、また未来には同じようなごく短期間の電力不足がありその際にはまた再稼動と言い出すだろう。

 ただ、そのときには今以上に賛同は得られなくなるだろうよ。

 2012年のころには再稼動はそれなりの賛同を得られた。それが10年後の22年には大幅に減った。再稼動と言い出すバカへの付和雷同は減った。バカは2032年(推定)の電力不足でも再稼動と言い出すだろうがそのときには支持は更に減るだろうね。
2022.03
22
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10:38
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 物語や事件はタイトルに宿る。その見出しがステキなら読むもの見るものを引っ張る。例えば『私は貝になりたい』は題名だけで何者かである。

 そのたぐいで好きな事件に『昭和天一坊』事件がある。相場師の口八丁手八丁なんだがなによりゴロが良いと印象が残る。

 それからすると『令和天一坊事件』もいいのではないかねと突然に思った。もちろん事件の中身は知らない。

 おんなじことを考えている人がいるかと思いググったのだが、令和天一坊は誰も使っている様子はない。それどころか昭和天一坊も出てこず神田伯山が天一坊を演るといった中身にぶつかるだけだ。


■ 脱FM文明化

 そこでまた臼井ミトンはAM文明に上手く適応したなと飛躍した発見に至ったよ。神田伯山はラジオでTBS体制やその中での混乱を揶揄しているのだけれども。

 生き残った臼井ミトンは聴取者に合わせたAM文明化に成功したなとは思った。一年半前にTBSのFM化指向の代表として提示されたバービーの「週末ノオト」、塚本ニキ(月-木)の「明日のカレッジ」、臼井ミトンの「金曜ログ」なんだが、臼井ミトンはほぼ完全に適応し塚本ニキも相当の変化を遂げた。だから生き残った。

 最初は聞けたものではなかった。多分、キャラやテーマではなくフォーマットやプロトコルの違いだ。なおプロトコルは通信のほうのそれで儀礼の方ではない。想定聴取者の想定が誤っておりフィードバックが効いてなかった。明日のカレッジの英語学習なんかその極みだったし矢鱈とハイテンションを見せるあたり想定聴取者はその間は耳を閉ざす形だった。

 なんつーかねえ、FM文明ね。西欧にあこがれてFM文明に浴したい奴はFMを聞くわけで因習大好きな土着民はいまのAM文明でいいと思っている。その現地語しかわからない土着民に英語で宣教しようとする構図であったわけだ。文明の衝突だよね。

 ただ、一年余で軌道修正された。それがなくなったあたりで聴取者からは及第となった。土民に英語で宣教しても駄目であることに気づいた。または李承晩やゴー・ディン・ジェムみたいになることがわかったためだ。

 対して「週末ノオト」はそれがなかった。想定聴取者の推測に失敗したというか、想定聴取者に合わせる様子がなかった。それからすれば妥当な結果となるなと。


■ スーイスーイ水曜日を覚えている

 TBSラジオは改革失敗で全治3年か5年じゃないかな。近年はうまく行っているものを打ち切って従来とは別路線でしかも準備不十分の状態で代替することをやってる。その毒がそろそろ出てくるのではないかねえ。

 聴取率とスポンサー獲得にはラグがある。聴取率が落ちてもスポンサーはすぐには手は退かない。ラジオなら2-3年はあるだろう。

 だから今では増益の形にはなっている。経費を圧縮した分は利益になるからだ。

 ただ、聴取者離れが確定してスポンサーが減り始めると収入そのものが減り経費圧縮分では支えきれなくなる。

 それがそろそろ始まるのではないかな。スポンサーも伝統企業ではなく怪しいのが増えてきているわけだし。

 昔の大失敗と低迷をを繰り返すのではないねえ。よく言われる84年のピープルの失敗やそれ以降も続く12時代から16時までの低迷ね。スーパーワイドピープルは小学校5年生のときだったがほぼ引き込まれなかった。嵐山光三郎のスーイスーイ水曜日しか覚えていない。あとは午後は「小沢昭一的こころ」が内包された東京ダイヤル954まで聞くものがなかった。

 大沢悠里も終わるので土曜午後はその危険もある。昔は一番よかった曜日だが今では金曜に食われている。しかも毒蝮も85歳だ。日曜はいまでも聞くべきがない。ラジオ寄席とライフくらいだ。いずれは平日御前もそうなるかもね。

 なんというか、菊地成孔の粋な夜電波の打ち切りあたりからその予兆はあったとは思うもんだよ。

 
2022.03
21
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13:22
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 ウクライナ侵攻から1ヶ月は立っていない。侵攻開始は24日である。今日でも25日目でしかない。

 それにも関わらずロシア敗北と中国の台湾回収延期を絡めた記事がリークしてくるシチュエーション事態が怪訝である。

 福島香織さんの 「これではできない『台湾武力侵攻』、プーチンの失敗で大誤算の習近平」『JBPRESS』ではそのような報告書がロシアからリークされたとしている。

 記事では台湾のネットメディアからの引用として次のように述べている。
習近平はこの秋に台湾全面進攻を計画していた。その勝利によって、党大会で政権3期目連任を確実なものにできると考えていた。しかし、ロシアのウクライナ侵攻が失敗して挽回できなくなったとみるや、習近平は台湾武力侵攻の機会がすでに存在し得ないと気づいた。さらに米国がこれを機に中国を脅して、習近平の政敵に有利な条件を与えることになった
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69316



■ いつ書いたレポートだろうね

 ただ、時期的にはおかしい。侵攻開始から2週間から4週間で出てくるレポートの内容ではない。

 「ロシアのウクライナ侵攻が失敗して挽回できなくなった」とのあたりが怪しい。時期的にない。「侵攻は失敗した」と結論づけるならわかる。だが「挽回できなくなった」と判断するにしては早い。もちろん、そのような主張は3週目あたりから出始めているが報告書の類で前提とするのは早い。

 逆に言えば、今の段階なら主張の焦点は「ロシアのウクライナ侵攻が失敗して挽回できなくなった」に置かれるはずだ。

 それを越えて主張の焦点を中国の両岸問題に持っていくあたりが時期的にオカシイ。


■ 秋口にしては準備がない

 そして秋口の台湾武力回収を前提とする話も奇妙だ。

 もちろん中国は台湾に圧力を掛けている。習指導部の主導であるかはともかく中国は台独選択肢を弄ぶ蔡英文政権に圧力を掛けている。

 ただ、武力回収そのものの兆候はない。半年後の計画ならD-180日である。多少の動きもあるはずだ。

 それについて米国は何も言っていない。台北当局も何も言っていないし。武器生産を急ぐなり予備役の訓練を強化するなり海岸防備を進めるなりはなにもないのである。

 
■ 欲する内容にピンポイントに過ぎるよね

 最後が台湾なり日本なりのアレ右派が欲しがる内容にドンピシャリとなっていることだ。

 「ロシアのウクライナ侵攻が失敗して挽回できなくなった」前提で中国問題を論じるとしよう。それならまずは米中関係だ。あるいは中国外交の動向なりエネルギー市場への影響である。

 だが、それには一切触れずに台湾武力回収と中国権力闘争に焦点を当てる点で奇妙である。

 そして台湾や日本のアレ右派に過度にマッチする内容となっている。「中国は台湾武力回収を決心している」「習近平は権力闘争で敗北する」といった彼らの願望や未来予想図に合わせた内容となっているのである。


■ まあガセだと知っていて書いている記事だからねえ

 それからすればガセだということだ。台湾や日本のアレ右派に向けて書かれた偽文書のたぐいである。

 なお、台湾にもアレ右派はいる。国民党や聯合報は中国の手羽先で大陸併合を狙っているみたいなヤツ。立憲や朝日新聞はと全然変わらない。しかも媚日派を兼任するのが結構ね。

 つまり福島さんの記事は空中楼閣だということだ。立脚点がアレ右派向けのガセである。その点で確かな根拠に基づいた記事ではない。

 もちろん、福島さんはそれに気づいているから「これが本物の内部文書であるとすれば」と断っているのだけれども。

 まあ、JBPRESSが求める記事ではあるよね。想定読者が読みたがる内容でありその意味では寄り添った読み物でもあるから。
2022.03
11
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11:24
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 ロシアの侵攻は批難しウクライナの支援をする。それはそうだろう。

 だがねえ、ウクライナへの感情移入が過ぎて十字軍運動みたいになってるのをみると「どうかしている」ようにしかみえない。日本もウクライナを救うためにすべてをなげうてだの、日本もロシアに打撃を与え続けろみたいややつね。天然ガス禁輸やロシア正面での演習、さらには北方領土の武力回収みたいな主張だ。

 しかも、それが同業者連ときた日には「まあこの商売の水準もそんなものかな」とね。

 基本は欧州と米国のショバの話だ。日本やアジアからすれば自分の庭先ではない。まずは欧州や米国が釈迦力になる話である。あとの地域は、ロシアの侵略は許さないが、なにかするといえば、お付き合い+といったあたりだ。

 それからすれば、日本は大損をしてまでどうこうする話ではない。天然ガス禁輸やロシア正面での演習、さらには北方領土の武力回収は選択肢とはならないということだ。

 天然ガスはほっとけばよい。日本の立場のほうが強い。制裁しようがロシアは日本に売る。日本はロシアを批難し制裁しながらそれを買えばよい。まず向こうが売らないとはいわない。この状況では言い出せない。米国ほかが、ほぼ同価格で代わりのLNGを手配するといってくれるまでは今まで通り買えばよい。

 演習や回収は問題外だ。日本がそれをするとアジアに日本軍国主義の復活の証拠とされてしまう可能性が高い。マレーシアやインドネシア、ベトナム、台湾やフィリピンにもそのような印象を与えてしまう。特に北方領土の武力回収を示唆すると米国や欧州からも戦後秩序への挑戦ともとられてしまう。

 そんな馬鹿な選択肢はない。

 のだけれども、それを言い出すあたりの同業者連はねえ。なにかの壁があるのかなあとしか思えないものだ。♪フランシーヌの場合は♪と口から出てしまうものだよ。

 まー、冷戦時代の反共運動の思想がまだ抜けてないんじゃないかねえ

 そのうち連中の小説やら記事でも、そのような文章が鮮明になって出てきたりするのではないかと。実際にいまでも旗幟も鮮明だからねえ。連中大好きの自民党から出たはずの岸田首相を無理に批判しているあたりとか、いまさらエネルギー安保で原発再稼働とかそんなあたりで本当に鮮明。その先鋭さも含めて十字軍やら反共十字軍やらアジア反共連盟みたいな宗教右派や、右派よそおった宗教と親和性たかいことも鮮明だなあと。



 どーでもいいけど、由紀さおりの「恋文」の歌い出しは30近くまでずっと枕詞のたぐいだと思っていた。「『あすなぶる』は流すの枕詞で男女関係が終わるときに使う」みたいな。前にも書いた最初の上司に八戸のスナックかなにかにつれてかれたときにママかなにかが歌っていて、モニタに出たカラオケの歌詞が「アズナブール流しながらこの手紙を書いてます」で「なんだ、シャルルアズナブールのことだったのか」と初めて気づいたものだよ。

 
 
2022.03
11
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11:00
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 ここしばらくキエフ総攻撃が始まるといった話が続いているのだけれども。

 ロシア指導部からすれば陥さないと面目が立たない。他の都市やら地域はほっといてでも陥落させないといけない。方法としては兵糧攻めもあるだろうが、時間の観点から採用しがたい。だから総攻撃で攻略を図るだろう。

 でもまあ、それがうまくいくかはわからない。兵器の話なんか関係ない。ナショナリズムに燃えた守備隊が最新鋭装備の敵軍に抵抗し続けた例はいくらでもある。第一次上海事変の十九路軍はその好例だ。第二次上海事変では杭州湾上陸まで民国軍は日本軍に対して一歩も退かなかった。

 ロシアの攻略は難しい。通常兵器や化学兵器を足してもそんなものだ。

 もし、仮に総攻撃に失敗したらどうなるか。

 プーチンの威信は地に落ちるだろうねえ。

 日露戦争旅順攻略のときみたいになるかもねえ。第一次総攻撃で1万5000の損害を出した。そのときには戦争に熱狂していた日本国民が激怒し戦争指導に文句をつけた。

 今までの戦争反対とは違う方向からの反発も受けるだろうよ。また権力闘争も始まるのではないかね。東条の指導では戦争に勝てないみたいなロジックで。

 あとはロシア国内の治安悪化の要因ともなるかもね。戦争反対や反プーチン運動が盛んになると治安維持がキツくなる。その治安維持の厳しさが反体制運動を引き起こす。その反体制運動で治安維持がさらに過酷となる。いい酒を飲むといい肴が食べたくなり、いい肴を食べるといい酒を飲みたくなる菊正宗理論で。


■ マリアナ陥落と同じになるかもね

 ロシア人も「今のロシアにとって一番いいのは首の挿げ替え」と考えるだろう。

 それからすればキエフ攻略失敗はその理由として丁度よいように見える。総攻撃失敗あるいは第一次のあとの第二次総攻撃失敗でプーチンを失脚させる形ではないかな。

 マリアナ陥落のあとに東条をクビにしたのと同じだ。またはシチリア上陸とバドリオ政権成立のアレと同じ状態が来るのではないかね。

 まあ、ロシア軍部も先が見えるかどうか。ある程度に政治的に動き回れれば厄介な連中を総攻撃で使い潰すだろうねえ。負けてなおプーチンを支持しそうな厄介な政治思想をもつ組織由来の部隊とかあれば白襷隊とかにして全滅させるくらいの工夫はするかもしれない。
2022.03
03
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11:27
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 まあ、あさま山荘事件と同じで戦争はエンタメだ。だから一日中毎日見ているのも理解できないわけではないのだが。

 それに齧りついている連中を見ているとね

・ 「モスクワから700kmのキエフも落とせないロシア軍が7000kmの『北海道に上陸してくる(JSM一味)』わけはないだろう」とか
・ 「『ミストラル級がロシアに引き渡されれば日本にとって脅威です(JSF)』とか言ってたなあ」とか
・ 「『情弱マカーキ』とか、当時でも『情弱』って死語使って悦にいってたセルフロシア大使館の高町シアさんも
   この状況となると『ウクライナの発表は大本営発表』しか言えないんだな」とか
・ 「高町発言をみていると『結局、ミストラルは期日通りどころかロシアに引き渡されなかったよね』とか
   『艦船本体と資金を占有しているほうがどう考えて強いのにねえ』とか己の以前の感想が想起されるなあ」とね

 なんつーかなあ、反面教師だよねと。あさま山荘事件と同じで見ていても具体的に得るものはあんましないし、細部ばっか見てるから全体を見誤るのだよねとは思うもんだ。
 

■ 徳に背くので国内に向けて説明できない

 それはさておき、中国がロシア擁護からはなれつつあるのには「やっぱそうなるよね」と。国連総会でのロシア批難に中国は棄権を投じた。外交部の王毅部長は従来の立場からの転換を図っている。

 これは損得計算と理解されている。中国はロシアを支えると損をするから転換したといった見立てだ。

 もちろん、その観点もあるだろう。

 ただ、それとは別に徳の問題もあるだろうと見ている。為政者としての徳目からロシアの不正は支持しえないといった行動原理が影響したものではないか。己はそう見ている。

 中国の政治選択を理解するには行動原理としての徳があるのではないかと疑っている。正確に言えばほぼ確信している。

 これは普遍的価値観としての自由や民主主義とはやや異なる。政者正也、「政は正なり」といった古典的価値観が継続したものだ。

 社会、文化的に「為政者=士大夫はそれに従わなければならない」と考えられている。だから中国は露骨なことはできない。

 だから今のロシア侵攻については無名の師なので流石に味方はできない。そうすると指導者-為政者の階層や、知識-読書階級、人民-老百姓から不徳であると批判されてしまう。冷戦期の米国のように敵味方の論理で怪しい独裁政権を推せない。それはやりにくい構図がある。

 それをするにはよほどの理屈がいる。「ロシアに使嗾されたベトナムが当時唯一の衛星国であったカンボジアを侵略した、だから侵略されたポルポトを支援する、ベトナムを懲罰する」みたいなアクロバティックな理屈を持ち出し、それを国内に認めさせる、あるいはベトナム懲罰には日米にも認めさせる必要があるわけだ。

 その点で中国には相当に信用できる要素はある。

 逆に、普遍的価値観としての自由や民主主義とはやや異なる起源となるが儒教的徳目としての人道主義も期待できる。たとえば外交や内政における總理としての周恩来の政治判断はまったくそれだ。*

 以前の日本はそれを承知していた。そのため阿吽の呼吸で行動できた。だから「中国は結局のとこと国際法は無視しないよ、だから東海防空識別圏を作っても撃墜なんかしない」よ判断できたわけだ。

 もちろん、今の日本は相当怪しいけどね。だから中国が軍事的な隙をついて尖閣に上陸してくるとか、台湾への武力回収を始めるとか本気で言い出すやつが増えているわけだ。


■ 何かを咎めだてする気はないけれども

 まあ軍事趣味者は細部に興味がいって全体方向、例えば構造とか来歴にはあまり興味は行かないよねとはかねがね思っている。

 その好例であるなといった発言を見かけた。

第52北大路機関@HARUNAKURAMA
国際法に詳しい方に聞きたいのですが
ESS国連緊急特別総会の決議は安保理決議の様に法的拘束力を持つものでしょうか
非難決議や国連防護軍派遣
国連憲章上の総会決議とは違い,ESSは総会手続き規則で安保理からの授権を受けての招集ですので,結果的に安保理決議を代行する権限があるとも解釈できます
https://twitter.com/HARUNAKURAMA/status/1499050398698520576


 疑問解決の方向性として「国際法に詳しい人に聞きたい」といった部分で、やはり趣味者としてメカニズム細部に興味が向いているなあと。軍事外交安保の全体に通底しているのだけれども「国際法の細部をみればそれがわかる」といった発想があるよねと。

 ただ、それよりも「総会は何ができるのか」といった観点で見るべきではないか。

 そこからすれば「たぶん、総会だから何でもできる、男を女にもできる」に行き当たるものではないかとね。組織は自治機能を持ちその最高機関であるわけだから。

 実際に総会決議で常任理事国は入れ替えられている。71年のアルバニア決議はそれだからねえ。

 そこでなんというか、国際法の細部を見て解決するというのは、よくある武器の性能を見て戦争の帰趨を判断しようといったミクロ的、模型趣味や写真趣味の方に多いアプローチだと思った。

 もちろん、北大路さんに対して敵対感覚も悪意もないし、何かを咎めだてする気はありません。お気を悪くされる内容とは思うけど、ご本人ではなくそのアプローチに対しての批評ということで。


* もちろん西欧の普遍的価値観とは異なる。「具体的に誰かはわからないけど、この盗賊5人の中で誰か一人が女性を惨殺したのは間違いないんだから、『とりあえずは一味の頭が殺したことでそいつ死刑』でも構わないよね、社会の平穏安定から『特定できないから全員無罪』とか『証拠裁判主義』、『財形法的主義』とか理屈を持ち出すのは為政者失格だよね」みたいなところはある。
  ちなみに、これは中国の裁判ではなく江戸時代に荻生徂徠が言ったことね。

** 咎めだてする気分があるのは軍事趣味界隈の国際法屋だよねえと。国際法なんて民法みたいなもので、如何に利用するかの部分が大きいのに、国家の外交安保をコントロールする不磨の大典であるように扱っているとか、米英が自分の都合にあわせてコネクリだして前例ともならず当然ながら膾炙にも至っていない外国への軍事介入ほかのアクロバティックなロジック*** を「国際法の常識です」みたいに扱っているのはね。

*** 米英の実務者がそれを言うならわかるんだよね。本来なら軍事介入できない外国に軍事介入する必要性がある、またはそれをすすめるのが仕事だから。でも、日本人が米国当局と自己同一化して無批判に「それが正解」と言い出すあたりはねえ。外交安保に加えて国際法の一部も「米国がやっていることだから正解です」みたいな、チリ軍政下での「カソリック大-シカゴ学派-新自由主義ムラ」の安全ホショーセクタ-版なんだろうなとは思うものだよ。
2022.03
02
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10:03
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 ウクライナ侵攻の件で地政学を持ち出すと、それだけで聞く必要はないとなるねえ。「地政学だと当然」だの「地政学をやってりゃわかる」のたぐいだ。

 まあ「地政学リスク」ならいい。そういう用語だから。

 ただ、本尊の地政学本体を信じ込んでいるのはどうかしている。地理的配置だけで侵略を決めたとか、地理的配置から侵略を狙っていたと言い出すあたりだ。

 基本は宗教的な亡国思想なんじゃないかねえ。 後者は神仏基を通じたアレね。日本や今の日本が仲良くしている善の国は、日本や日本が仲良くしている国の敵対国、悪い国悪い国家から責められているといったアレね。

 その悪い国はいい国を侵略しようとしているといった理由付けで地政学を使っているわけだ。

 実際にカルトっぺえやつとか、カルトと仲良しが地政学を連発しているわけだしねえ。そして、そいつらのYOUTUBE見ているアレ層も地政学々々々言ってるわけでね。

 なんにせよ地政学を使うということは「ボクは頭は悪いです」といってるようなものだし、実際に見ていても「頭が悪いのだろうなあ」とは思うもんだよ。

 まあ、ウクライナ問題についてはアンダーソンぺえ事態が起きている方が興味深いけどね。

 これ、勝っても負けてもウクライナ国籍の人たちにウクライナ国民といった自己認識がが完全確立する契機になるんじゃないかね。今まではウクライナ人意識はやや漠然としていたしロシアとの繋がりといった感覚も残っていたけど、今後は従来の親ロシア派も含めて完全に「私達はウクライナ人」で、しかも「だからウクライナの領土が回復するまで将来に渡ってロシアとは戦う」「宿敵のロシアにといつも戦う準備をする」で統一されるのではないかねえ。

 なんにせよ、ロシアは今まで以上に強力な敵対国を抱えたわけだ。戦後ウクライナが軍事力増強を進めて、まあキエフあたりに昔みたいにOMGめいた部隊を配置するとロシアは常時警戒だよね。今度のOMGは東なり北なりに進む可能性大だから。

 まあロシアの自業自得だけれども。
2022.02
25
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11:36
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 ウクライナ進行でロシアは得るところはあるのだろうか?

 まずは考えつかない。

 まずはウクライナの敵愾心を増やすだけ。首都を落としても屈服は無理だから。そのまま戦うかどうかはともかく今まで以上にロシアとの敵対を増す。

 一部の親露地域を形ばかり切り取っても維持は難しい。ほっとくとウクライナに国土回復される。だからロシアは軍隊を配置してずーっと戦争を続けなければならない。

 そして、まあ面倒は長期化する。さっと侵攻してさっと撤退するとは考えているのだろう。ただ、そのような都合のいい計画が上手く行った試しは少ない。小ブッシュのイラク、アフガンなんてそんな戦争となった。サウジとUAEのイエメン侵略も同じ状態となっている。

 この侵攻でロシアは更に弱まるのではないか。イメージは強面で軍隊はそこそこ持っているが国力に溢れた国であるわけでもない。世界の敵となり長期の出血にあうと覿面ではないか。

 平和のための結集とかで本格的な経済制裁を食らうと厳しいのではないかね。それでロシアの判断が変わるか、体制が揺らぐかどうかはわからない。そうなるかもしれないしそうならないかもしれない。ただ、制裁を喰らえばロシアは弱化することは確かである。

 対米対峙で協力関係にある中国もそろそろかばい切れない状態となる。決議で棄権、でも制裁はそれなりに尊重するだろう。そこで中国はインドやサウジとは違っている。道義というか徳治に合わないことはしない。


■ 制裁と天然ガスの両立は前提だよね

 もちろん、天然ガスはほしい。欧州や日本、韓国、あるいは中国も含めて「ロシアは避難すべきだし制裁にも参加すべきだが天然ガスが来なくなるのも困る」立場にある。

 逆にいえばロシアから少なくとも今までどおり天然ガスを買える形でそれなりの制裁が考えつくかだ。

 それからすればイラン制裁解除の機会となるかも。ロシアがビンボー承知で、石油戦略ばりの天然ガス戦略をとる選択肢を封じる材料となりうる。国際資本でイランのサウスパース開発をぶつけてやればロシアは天然ガス戦略はとれなくなるので認める方向に行く可能性はある。

 もともとイラン制裁なんて米国の共和党筋しか乗り気ではなかった。それを欧州、日本、韓国が対露制裁で必要として中国も噛む形にすればね。

 あとは中国経由でロシア産ガスとバランスを取るやり方もねえ。ヤマルLNGやシベリアのロシア産ガスを中国が一手に受けて、中央アジア産や中国産を日韓が買う形かな。日本向けは液化の面倒があるけど韓国向けはパイプラインで行ける。

 制裁と天然ガスの両立のためにはそういう方法もでてくるかもしれない。

 もちろん、今の段階ではどうなるか全然わからない話であるけれども。
2022.02
21
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00:18
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 10年以上くらい前から疑問でたまに頭の中に浮かぶことなのだけれども。

 回転レストランの回転部への給電ってどうしているのかねえ。展望台側の照明やらコンセントやら簡易設備やらへの給電をどうするか。常識的にはメタル、まあ銅あたりのき電板を黒鉛接点で接触してとっていくのだろうけれども。しょせん50Hzでそんなに電力も通さないだろうし。

 アイデアはいくつでも思いつく。まあ接触するかしないかの距離での電磁誘導、なんとなくだが籠状態のコイルの中に籠状態のコイルをおいて交流を送る形とか、水や気体の圧送と回転体側でのタービン/ピストンでの発電とか、非回転時にバッテリーにためといて営業はそれですませるとかいったやりかただ。

 ただ、コスト的には円筒あるいは円盤のき電板と黒鉛接点一度ではないかな。営業前に日日点検で黒鉛接点の押出量とか交換とかするのだろうなあと。なんとなくだけど。あとコイルの電線とパンタグラフは黒鉛接点と比較してコストが高い割には信頼性はないだろうねえと。

 空調は下からの冷風なり冷水供給と展望台側での機械運転のどちらがやすいか。

 なんとなくだけど下からダクトで冷風を送るのがいちばんいいとは思う。大型で高効率の冷凍機、施設規模によるけどターボ冷凍機みたいな経済性が高い器材が使える、しかも、うまくすれば地下水ほかの冷熱源も使えうるから。

 次は貰った電力で回転展望台屋上のエアコンを回す。家庭用に毛が生えた程度のエアコンで冷暖房する。熱効率や給電部のコスト増があるのでなんとなく劣るとは思う。

 一番高くつくのは冷水を送って断熱材状の部屋で縁を切って、イメージは断熱材の部屋の中で噴水で展望台側と受け渡ししてファンコイルユニットで冷やしておなじようなからくりで下に落とすかなとは思う。それなら回転部寸前でファンコイルにして冷風で受け渡ししたほうがよいとなるだろう。



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投稿直後に思いついたけど、MG式の周波数転換機を縦置きする方法もありうるね。
ブラシレスモータを下において回して上にある発電機の磁石を回す方法だ。50HZをいれて50HZに転換する無駄ね。
いや、水力発電のタービンのシャフトを1階あるいはGL以下まで伸ばして、そこに水を流し込めば・・・と考えて
「そんならあの横須賀にあったMG式の周波数転換装置を縦置きすりゃいいじゃん」と思い至ったよ。

もちろん、コスト的にはき電板ー黒鉛接点には勝てないけどね。