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- » 2023 . 04
Category : 未分類
宇宙開発ならなんでも肯定する連中がいる。自称航空宇宙クラスターとやらがそれだ。本来、産業におけるクラスターは企業や利害者を集めたアクターである。「北欧の海運クラスター」といった形で使うものだ。ただのマニアやファンは含まないのだが、それはさておく。
それが堀江さんのロケット開発で頼まれてもいないヨイショをしている。失敗した打ち上げを成功を言い張るマヌケがそれだ。何よりも判子を押したように同じことを言い、同じマンガを貼り付けている。主張や表現にオリジナリティの欠片もない。個別の発言者ではなく、一般的な例で示すため発言者にモザイクを掛けたが、次のようなツイートがそれだ*

うちみに、ボクの友達のユダヤ人(仮名:山本さん)は「みんなが同じこと言ってるときはそれを疑え、それユダヤの知恵」と日本語でいっていた。
■ 将来見通しがない
そして何よりも不思議なのは、将来の見通しに現実味がないことだ。念仏のようにロケットは失敗を繰り返して成功すると自己暗示をかけている。だが、今後に堀江さんのロケットが完成するかどうかはわからないし、メカとして成功しても事業の成功につながるかもわからない。
特に事業についての盲目性は滑稽ですらある。いい歳こいたメカミリの連中それに全く言及していないのだ。
もちろん花火の打ち上げに興じているならそれでよい。イベントとして面白いよねといった消費なら頷けるものだ。
だが、それが航空宇宙クラスター(自称)は、日本の科学技術立国やら宇宙商売での日本シェア挽回につながると吹いている。まずは文系的な社会への理解を疑うものだ。理系カルトやお理工さんと、その知性の偏りと不足を指摘されて然るべき言動である。
堀江さんの小型商業ロケット事業は前途安泰ではない。思いつくままでも技術、市場、企業統治に問題を抱えているためだ。
■ 経済性が実現できるか?
まず、技術面での問題である。
これは工学的問題だけではない。純技術的にはロケットが宇宙に到達するか否か、そのペイロードは如何ほどかといった疑問があるが、問題はそれだけではない。
なによりも経済性が実現できるかが問題となる。堀江さんが私企業低コスト国産ロケット製造に成功しても、他国の私企業低コスト小型ロケットより高ければ意味はない。100億円の政府系ロケットに対し1億を実現できても、アメリカや中国、インドが3000万のロケットを製造すれば太刀打ちできないということだ。
そして、この手の話には航空宇宙クラスター(自称)はまず乗ってこない。頭の良い人もいてそれに気づくのだろうが、雰囲気から言い出せないのだろう。そもそもそれで食っている連中の金主はほぼ同じである。国産ヨイショ記事を欲しがるメディアでの商売を考えるとそれを言い出せない。そうみえるものだ。
■ 市場で生き残れるか
そして市場に参入できるか、生き残れるかの問題もある。
これはロケット単体価格だけではない。打ち上げ用地や支援設備も同じだ。これらは日本で作るとどうしても高くなる。
その意味で、国産ロケットを日本で打ち上げる事業そのものは難しくなる。日本での打ち上げには広大な場所の確保や周辺対策、天候不順の問題もある。海沿いでは漁業との関係があるし、北海道では特に最後の天候不順も問題となる。さらにいえば、低緯度でなければ使いにくいといった問題もある。
果たしてアメリカやインドや中国に対抗できるのかということだ。
ちなみに、製造元の産業基盤でもアメリカと中国は強いだろう。どちらも軍事産業そのものの下請けあたりを使えるからだ。他にもSA-2やらSM-1ERやらの在庫ブースタあたりを転用されれば短期的には勝ち目はない。
つまりは、低コスト小型ロケット打ち上げ企業を日本で作っても世界に勝てるかは疑問なのだ。
それからすれば国産と国内打ち上げにこだわる利点は薄い。諸外国のベンチャーが作ったヨリ安価なロケットを海外で打ち上げたほうがよい。銭ゲバ的見地を詰めれば法的規制がザルで環境意識の低く、人口稠密度が低く命の値段も安いフィリピンやパプアニューギニアで打ち上げるほうがよいだろう。
これも航空宇宙クラスター(自称)とやらは言及しない話だ。
■ 企業統治に不安はないか
最後は企業統治の問題である。
堀江さんの経営であることには触れない。ライブドアの企業統治や、投資確保や株価上昇だけを目的とした企業経営や、現実的には他を圧する技術を持たなかった点はここでは触れない。
だが、クラウドファウンディングで金を集めたロケット打ち上げ事業に継続性があるかどうかは疑問だ。
それは本来の健全な投資ではない。小型ロケットの商業打ち上げが本当にベンチャーである、儲かる商売なら株式なり社債なりと言った形で出資を募り、配当あるいは利子を付けるのが常道である。
対して「なつのロケット団」とやらは見世物としての投げ銭頂戴である。3万払えばステッカーをあげます、Tシャツをあげますとするのは、例えば、今考えた比喩の例としては日本軍隊のレプリカ戦闘機(ロシア2000年製製造:2億円)を作って、現存する貴重な隼戦闘機を飛ばしますので愛国人士や戦中派二世は献金しましょうと変わらない。
さらに、広告塔は露骨である。航空宇宙クラスター(自称)とやらの重鎮が座っている。もちろん八千草薫がでてくる健康食品とは言わないが、事業としての目論見を示す数字は見たことがない。それよりも投げ銭頂戴を優先しているようにも見るものだ。
はたしてそのようなやり方でうまくいくのだろうか。そのような疑念が浮かぶ。
だが、そのような批判的見地が航空宇宙クラスター(自称)ない。これもオメデタイものだ。
■ 堀江さんはともかく支持層がアレ
もちろん、堀江さんの事業にケチを付けるつもりはない。ベンチャーとはそういうものだからだ。十に一はモノになるかもしれない。そうなれば堀江さんは真の成功者となるだろう。
だが、ヨイショ連は賢くは見えない。自称クラスター連は、十に一のベンチャーであることを見抜けないのではないかと疑うものだ。
仮に、モノホンの宇宙開発詐欺があればキレイに引っかかるだろう。例えば、仮に旧本軍秘密兵器のロケットを見つけてきて、ロシアの金持ちに転売しようとしたが石油価格暴落で失敗した。だから「日本の空を再び」とでも称して花火大会をしよう程度の香具師がでてきた時には抵抗できるかわからない。
そのときには、無償ボランティアでサクラをするのではないかね。打ち上げの度に種子島に行って、金のなくなった日本の宇宙開発ヨイショをするようなSF作家やらが片棒を担いで安愚楽牧場になるのではないかと踏んでいる。実際にそうなる方にこのカシオミニをかけても良い。
■ オマケ
まあ、北朝鮮と合弁したら大笑いして堀江さんを褒めるけどね。それなら目のつけどころが違う。技術レベルも同コストでは日本の10倍、打ち上げ場所に制限はないし、危険な燃料や製造プロセスでも労働法規や環境法規の制限なく扱える。失敗して人家におちても保障は安い。あるいは最終アッセンブリをロシアにしてロシア製を装い、輸送費はともかく時間対応が難しいけどキューバあたりから打ち上げとかね。
* 個別の発言についてとりあげたものではなく、一般例をしめしたものなのでアドレスは示さない。元ツイートはこれ。
それが堀江さんのロケット開発で頼まれてもいないヨイショをしている。失敗した打ち上げを成功を言い張るマヌケがそれだ。何よりも判子を押したように同じことを言い、同じマンガを貼り付けている。主張や表現にオリジナリティの欠片もない。個別の発言者ではなく、一般的な例で示すため発言者にモザイクを掛けたが、次のようなツイートがそれだ*

うちみに、ボクの友達のユダヤ人(仮名:山本さん)は「みんなが同じこと言ってるときはそれを疑え、それユダヤの知恵」と日本語でいっていた。
■ 将来見通しがない
そして何よりも不思議なのは、将来の見通しに現実味がないことだ。念仏のようにロケットは失敗を繰り返して成功すると自己暗示をかけている。だが、今後に堀江さんのロケットが完成するかどうかはわからないし、メカとして成功しても事業の成功につながるかもわからない。
特に事業についての盲目性は滑稽ですらある。いい歳こいたメカミリの連中それに全く言及していないのだ。
もちろん花火の打ち上げに興じているならそれでよい。イベントとして面白いよねといった消費なら頷けるものだ。
だが、それが航空宇宙クラスター(自称)は、日本の科学技術立国やら宇宙商売での日本シェア挽回につながると吹いている。まずは文系的な社会への理解を疑うものだ。理系カルトやお理工さんと、その知性の偏りと不足を指摘されて然るべき言動である。
堀江さんの小型商業ロケット事業は前途安泰ではない。思いつくままでも技術、市場、企業統治に問題を抱えているためだ。
■ 経済性が実現できるか?
まず、技術面での問題である。
これは工学的問題だけではない。純技術的にはロケットが宇宙に到達するか否か、そのペイロードは如何ほどかといった疑問があるが、問題はそれだけではない。
なによりも経済性が実現できるかが問題となる。堀江さんが私企業低コスト国産ロケット製造に成功しても、他国の私企業低コスト小型ロケットより高ければ意味はない。100億円の政府系ロケットに対し1億を実現できても、アメリカや中国、インドが3000万のロケットを製造すれば太刀打ちできないということだ。
そして、この手の話には航空宇宙クラスター(自称)はまず乗ってこない。頭の良い人もいてそれに気づくのだろうが、雰囲気から言い出せないのだろう。そもそもそれで食っている連中の金主はほぼ同じである。国産ヨイショ記事を欲しがるメディアでの商売を考えるとそれを言い出せない。そうみえるものだ。
■ 市場で生き残れるか
そして市場に参入できるか、生き残れるかの問題もある。
これはロケット単体価格だけではない。打ち上げ用地や支援設備も同じだ。これらは日本で作るとどうしても高くなる。
その意味で、国産ロケットを日本で打ち上げる事業そのものは難しくなる。日本での打ち上げには広大な場所の確保や周辺対策、天候不順の問題もある。海沿いでは漁業との関係があるし、北海道では特に最後の天候不順も問題となる。さらにいえば、低緯度でなければ使いにくいといった問題もある。
果たしてアメリカやインドや中国に対抗できるのかということだ。
ちなみに、製造元の産業基盤でもアメリカと中国は強いだろう。どちらも軍事産業そのものの下請けあたりを使えるからだ。他にもSA-2やらSM-1ERやらの在庫ブースタあたりを転用されれば短期的には勝ち目はない。
つまりは、低コスト小型ロケット打ち上げ企業を日本で作っても世界に勝てるかは疑問なのだ。
それからすれば国産と国内打ち上げにこだわる利点は薄い。諸外国のベンチャーが作ったヨリ安価なロケットを海外で打ち上げたほうがよい。銭ゲバ的見地を詰めれば法的規制がザルで環境意識の低く、人口稠密度が低く命の値段も安いフィリピンやパプアニューギニアで打ち上げるほうがよいだろう。
これも航空宇宙クラスター(自称)とやらは言及しない話だ。
■ 企業統治に不安はないか
最後は企業統治の問題である。
堀江さんの経営であることには触れない。ライブドアの企業統治や、投資確保や株価上昇だけを目的とした企業経営や、現実的には他を圧する技術を持たなかった点はここでは触れない。
だが、クラウドファウンディングで金を集めたロケット打ち上げ事業に継続性があるかどうかは疑問だ。
それは本来の健全な投資ではない。小型ロケットの商業打ち上げが本当にベンチャーである、儲かる商売なら株式なり社債なりと言った形で出資を募り、配当あるいは利子を付けるのが常道である。
対して「なつのロケット団」とやらは見世物としての投げ銭頂戴である。3万払えばステッカーをあげます、Tシャツをあげますとするのは、例えば、今考えた比喩の例としては日本軍隊のレプリカ戦闘機(ロシア2000年製製造:2億円)を作って、現存する貴重な隼戦闘機を飛ばしますので愛国人士や戦中派二世は献金しましょうと変わらない。
さらに、広告塔は露骨である。航空宇宙クラスター(自称)とやらの重鎮が座っている。もちろん八千草薫がでてくる健康食品とは言わないが、事業としての目論見を示す数字は見たことがない。それよりも投げ銭頂戴を優先しているようにも見るものだ。
はたしてそのようなやり方でうまくいくのだろうか。そのような疑念が浮かぶ。
だが、そのような批判的見地が航空宇宙クラスター(自称)ない。これもオメデタイものだ。
■ 堀江さんはともかく支持層がアレ
もちろん、堀江さんの事業にケチを付けるつもりはない。ベンチャーとはそういうものだからだ。十に一はモノになるかもしれない。そうなれば堀江さんは真の成功者となるだろう。
だが、ヨイショ連は賢くは見えない。自称クラスター連は、十に一のベンチャーであることを見抜けないのではないかと疑うものだ。
仮に、モノホンの宇宙開発詐欺があればキレイに引っかかるだろう。例えば、仮に旧本軍秘密兵器のロケットを見つけてきて、ロシアの金持ちに転売しようとしたが石油価格暴落で失敗した。だから「日本の空を再び」とでも称して花火大会をしよう程度の香具師がでてきた時には抵抗できるかわからない。
そのときには、無償ボランティアでサクラをするのではないかね。打ち上げの度に種子島に行って、金のなくなった日本の宇宙開発ヨイショをするようなSF作家やらが片棒を担いで安愚楽牧場になるのではないかと踏んでいる。実際にそうなる方にこのカシオミニをかけても良い。
■ オマケ
まあ、北朝鮮と合弁したら大笑いして堀江さんを褒めるけどね。それなら目のつけどころが違う。技術レベルも同コストでは日本の10倍、打ち上げ場所に制限はないし、危険な燃料や製造プロセスでも労働法規や環境法規の制限なく扱える。失敗して人家におちても保障は安い。あるいは最終アッセンブリをロシアにしてロシア製を装い、輸送費はともかく時間対応が難しいけどキューバあたりから打ち上げとかね。
* 個別の発言についてとりあげたものではなく、一般例をしめしたものなのでアドレスは示さない。元ツイートはこれ。
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Trackback
Comment
15:13
無名
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それはともかく、今の日本にロケット技術の需要なんてあるんでしょうか?もう冷戦機みたく国家の威信をロケットに乗せる時代でもなく、月や火星の開拓なんて誰も考えていない。実用品である通信中継衛星も測位衛星も物は国産化できている以上打ち上げ手段は他国から安く買えば済みます。商業ロケットなんて色んな国で扱ってますから政治的リスクも低い。素直に国際分業体制に組み込まれればいいのに…と思います。
Re: タイトルなし
15:43
文谷数重
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でも、外野はリスクを見ないで花火としての成功ばかりの夢物語がねえ。
さらにいえば日本独自の有人飛行とか馬鹿かと。宇宙探索とか寝言だろと。JAXAや三菱に渡す金があれば社会保障に回せ、減税しろ、高等教育無償化に使えと思いますね。斜陽国家のやることじゃないです
> 某元帝国陸軍少尉の「ユダヤ系社会では全会一致は無効」説、反論もありますが実際どうなんでしょう。
> それはともかく、今の日本にロケット技術の需要なんてあるんでしょうか?もう冷戦機みたく国家の威信をロケットに乗せる時代でもなく、月や火星の開拓なんて誰も考えていない。実用品である通信中継衛星も測位衛星も物は国産化できている以上打ち上げ手段は他国から安く買えば済みます。商業ロケットなんて色んな国で扱ってますから政治的リスクも低い。素直に国際分業体制に組み込まれればいいのに…と思います。
No title
20:11
チャイカ
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しかし、それでも彼らは、祖国の独立、その安寧と秩序の維持、そして、将来の経済的、技術的飛躍などの為、出来うる限り、この分野に精力を注いでいます。日本も同じ路線を追求することが『悪』なのだろうか?また、宇宙開発は防衛等の分野に深く関係しますが、この分野をスポイルすると『害』を生じるのでは?
>まあ、北朝鮮と合弁したら大笑いして堀江さんを褒めるけどね。以下、略。
是については無謀過ぎでは。
大体、国連と日米の経済制裁下にある北朝鮮との合弁は、堀江氏にライブドアの国策捜査と比較にならぬ程の関連当局による徹底的な捕捉を受けるでしょう。その上、打ち上げ先がキューバですか。米は所謂、裏庭の中南米諸国の軍事大国化を嫌っています。事実、隣国のメキシコが、自国の海軍航空隊にSu-27とSu-27UBを配備することを決定したものの、その圧力で撤回させられましたから。
これが、国交回復したとは言え、激しく敵対していたキューバが、北朝鮮と宇宙ロケット開発に関与しようモノなら、第2のキューバ危機になりかねぬかも…。
如何でしょうか?
21:49
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お金のことわかんなくてもベンチャーのことは御詳しいんですね(笑
Re: タイトルなし
22:34
文谷数重
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ちなみにクラウドファウンディングはそれを明示できないからじゃないかな。
まー、民間ベースで世界規模で完全競争の宇宙市場なんて1等賞が総取り、2等賞と3等賞がちっこい市場を囲えるだけです。
その一等賞が取れないと商売にはなりませんね。よくて技術売却して終わり。
> コストや市場の話を批判している割には、具体的な金額の例示や宇宙市場の話が一切なくて、批判のためにもっともらしいこと言ってるだけじゃん(笑
> お金のことわかんなくてもベンチャーのことは御詳しいんですね(笑
No title
07:47
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No title
21:18
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盲信しちゃう連中から金を巻き上げたいだけだった、なんて話なら最高にゲラゲラなんですがね。
エントリ中にもありましたがホントに詐欺が出てくるんじゃ無いですか? 「××の海底に沈んでいる旧日本海軍の
○○という船を探して引き上げたいのでクラウドファウンディングをします! 艦これにも出ているあの軍艦です!
ぜひ出資して下さい!」ってな話にまんまと騙されそうなオタクなんてそこいらにゴロゴロしてそう、なんてのは偏見ですかね。
是々非々が
23:06
ブロガー(志望)
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日本人は「もち上げる」か「貶す」しか無く、是々非々が乏しいように思われます。また「持っていない技術を得る」にしてはかける金や時間が少ないようにも思われます。
途上国(の民衆等)に負担を強いるような事ではいずれしっぺ返しが来ると思われますので、知恵と工夫でどれだけコストが下げられるものか見たいものです(不可能かも知れませんが)。軍事関連が宇宙開発に果たした役割は大きいですが、今後は「コスト増大と調達数の減少の悪循環」の影響で期待できそうにないので。
宇宙開発は本来「人工衛星のコモディティ化・往還機の宇宙をかすめる時間の長時間化⇒宇宙ステーションといった拠点の構築⇒月への到達及び拠点の構築⇒...」といった順番で行われるはずのもので、冷戦時の競争がそれを「歪めた(いきなり月にまで行ったが後が続かず)」とも言えますが、それが無ければ人工衛星すら未だ上がっていないかも知れません。
日本が斜陽国家であるならば、コストの増大に歯止めがかからず、今や立候補辞退が相次ぎ、パリとロサンゼルスぐらいしか残っていないオリンピックこそやるべきで無かったのではと思います(未だ仮設住宅に避難民が残っている状態で)。あれのせいで自分は「チェルノブイリで”石棺”の後継の覆いにかかった費用が1800億円(廃炉手順等は未定)」が「たった」に感じられるようになってしまいました。尤も巨額の赤字と廃墟に苦しむ我々に「次は何々(大阪万博か何か)をやれ」と言う連中がいるのでしょうが。
No title
23:53
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http://d.hatena.ne.jp/dododod/20090823/1251027558
No title
07:17
岩見浩造
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だって実際のフォンブラウンは仲間を連れて米軍に投降しようとしたんだから。
プラネテスって遥かなる星の黒木見て創作したようにも思えますね。
ホリエモンロケットに対する「何回でも失敗云々」も、
90年代のNASDA批判への逆怨み+作中に登場する北崎重工の理想化に思える。
あれが話として面白いのは民間企業が60年代頭にロケット事業をやってるというシチュエーションだからなんですけどね。
No title
05:56
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