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Category : 未分類
子宮頸がんワクチンにいきどおる人々の「土人に科学を啓蒙してやる」感はなかなかのものがある。
「子宮頸がんワクチンは科学的に安全だ」の主張だけならだろうだろう。だが「科学的に安全が表明されたワクチンに疑念を表明するとはケシカラン」はなかなかだ。「予防態勢の後退で人が死ぬ」まで来ているからだ。
■ ワクチン忌避は科学否定だから怒り心頭
なぜワクチンに不安を抱くことを攻撃するのか?
要は信心に背くからなのだ。彼らは科学的に正しいと信じている中身が否定されるとムキになる。あるいは否定される状況を末世だと思い込む。
実際に生きる上での評価尺度が科学と技術しかない連中である。カルトの評価尺度が神信心と教祖忠誠心しかないことと同じだ。
だから勝手に憤る。それも宗教と変わらない。理系カルトによるワクチンによる子宮頸がんの防遏主張は布教者の言ってる魂の救済と全く変わらない。「せっかく魂を救済するために改宗させてあげようとしているのに」といったものだ。
つまり連中にとってワクチンへの疑問は科学の否定であり、宗旨への攻撃である。だから「日本土人どもは科学によって生まれた福音、ワクチンを否定するのか」と怒るのだろう。
ちなみに普段のスタンスもそれで説明できる。「せっかく日本の科学土人に科学技術を啓蒙してやっているのに無知蒙昧な反科学勢力が」といった宗教的反発である。これは連中が科学技術の成果として誇るロケットやオスプレイやピコピコを無理やり擁護するあたりでいつも見られる事態である。
■ 土人への科学啓蒙が否定されると怒りだす宣教師松浦さん
ちなみに、科学に詳しい松浦晋也さんの反応はその好例だ。以下、ワクチン安全性に疑義を持つお医者さんへの反論としてなされた反応である。
その権威主義はなかなかのものだ。『ネイチャー』やWHOが言ってるを水戸黄門の印籠にしている。
これも理系カルト連中に共通した信条だ。彼らは科学大好きなわりに能力から科学技術の研究開発や実用に携われない。要は二線級にも及ばないということだ。だがそれでは科学カルトの神信心を示せない。だから権威はスゴイと言い立てる。それで「ボクは権威に繋がっている」と思い込みたいのである。
■ たかが七年目のワクチン接種なのにね
だが、そんなに子宮頸がんワクチン中止に怒ってどうするのか。
所詮は四年目の事業でしかない。無料接種は一三年から始まった事業だ。それで接種しないのは社会の危機というなら、一三年以前は社会の危機だったとでもいうのだろうか。
そして重要性も高くない。結核のように社会全体にとっての重要問題でもない。
さらに緊急性もない。天然痘のようなパンデミックが起きるような伝染病でもない。
しかもワクチン強制接種の推奨をやめただけだ。今でも摂取したければタダで接種できる。自費負担はない。
逆に言えば、怒り心頭の連中はこのあたりを理解できない。
社会衛生・医療施策について、不安感から立ち止まるのはむしろ進歩ととれないのも不思議だ。
かつての失敗は被害の否認や強制強硬策が産んだものだ。イタイイタイ病、ロボトミー手術、サリドマイドはその好例である。
今回のワクチンもその反省から一時的に接種推奨をやめているものだ。
それを評価せずに「科学的に正しいから強制接種しろ」というのは社会衛生行政のいわく因縁来歴をご存じないとしかいいようはないものだ。植民地帝国が植民地において現地で接種が不安視指摘されているワクチンを土人に無理やり摂取するような政策がお好みなのだろう。
まー、このあたりは自分の一〇代あるいは二〇代前半くらいの反省だけどね。科学技術的に正しい。その一つしかない尺度で物事を図る。なぜそれが実現していないのかを自分で考えられない。その落穽には大抵は二〇代半ばあたりで気いたもんだ。だが、五〇面下げて「子宮頸がんワクチンの害を言いたててワクチンによる予防体制を後退された連中に心底呆れ、腹を立てて」をみるとね。どっちかというとそれに心底呆れるもんだ。
「子宮頸がんワクチンは科学的に安全だ」の主張だけならだろうだろう。だが「科学的に安全が表明されたワクチンに疑念を表明するとはケシカラン」はなかなかだ。「予防態勢の後退で人が死ぬ」まで来ているからだ。
■ ワクチン忌避は科学否定だから怒り心頭
なぜワクチンに不安を抱くことを攻撃するのか?
要は信心に背くからなのだ。彼らは科学的に正しいと信じている中身が否定されるとムキになる。あるいは否定される状況を末世だと思い込む。
実際に生きる上での評価尺度が科学と技術しかない連中である。カルトの評価尺度が神信心と教祖忠誠心しかないことと同じだ。
だから勝手に憤る。それも宗教と変わらない。理系カルトによるワクチンによる子宮頸がんの防遏主張は布教者の言ってる魂の救済と全く変わらない。「せっかく魂を救済するために改宗させてあげようとしているのに」といったものだ。
つまり連中にとってワクチンへの疑問は科学の否定であり、宗旨への攻撃である。だから「日本土人どもは科学によって生まれた福音、ワクチンを否定するのか」と怒るのだろう。
ちなみに普段のスタンスもそれで説明できる。「せっかく日本の科学土人に科学技術を啓蒙してやっているのに無知蒙昧な反科学勢力が」といった宗教的反発である。これは連中が科学技術の成果として誇るロケットやオスプレイやピコピコを無理やり擁護するあたりでいつも見られる事態である。
■ 土人への科学啓蒙が否定されると怒りだす宣教師松浦さん
ちなみに、科学に詳しい松浦晋也さんの反応はその好例だ。以下、ワクチン安全性に疑義を持つお医者さんへの反論としてなされた反応である。
bokemontaro@hichachuatureは超一流誌ですが商業誌です。HPVワクチン被害者が裁判にて係争中、しかも、村中璃子氏は名誉毀損裁判の被告です。マドックス賞は今回が6年目でまだ、その評価が定まっているとは思えません。20編の記事などが評価されたようですが、記事は扇情的な内容があり、明らかに間違った内容もあります。
https://twitter.com/hichachu/status/937665247128707072
松浦晋也@ShinyaMatsuura
1)Natureを商業誌という理由で不信の目で見るなら、信用出来るメディアはほとんどないということになります。あなたはどこで情報を仕入れましたか?
2)裁判は誰でも誰もを訴えることができるので、訴訟存在は、事の真偽と無関係です。
3)被告であることは虚偽を語っていることを意味しません。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/937680284807393281
松浦晋也 @ShinyaMatsuura
4)マドックス賞は今回が6年目ですが、賞の母体であるNatureは1869年の創刊以来、150年近くの実績があります。
5)「扇情的な内容」「間違った内容」とは、この表現に留まる限りあなたの主観でしかありません。
私は日本のワクチン政策の後退に対してWHOからすら勧告が出ていることを重く見ます。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/937681758438359041
松浦晋也 @ShinyaMatsuura
私は、子宮頸がんワクチンの害を言いたててワクチンによる予防体制を後退された連中に心底呆れ、腹を立てている。彼らに #ツイッターのルール違反にならない呪い の中から、一番きつそうなこれを投げておくことにする。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/937685938129453056
その権威主義はなかなかのものだ。『ネイチャー』やWHOが言ってるを水戸黄門の印籠にしている。
これも理系カルト連中に共通した信条だ。彼らは科学大好きなわりに能力から科学技術の研究開発や実用に携われない。要は二線級にも及ばないということだ。だがそれでは科学カルトの神信心を示せない。だから権威はスゴイと言い立てる。それで「ボクは権威に繋がっている」と思い込みたいのである。
■ たかが七年目のワクチン接種なのにね
だが、そんなに子宮頸がんワクチン中止に怒ってどうするのか。
所詮は四年目の事業でしかない。無料接種は一三年から始まった事業だ。それで接種しないのは社会の危機というなら、一三年以前は社会の危機だったとでもいうのだろうか。
そして重要性も高くない。結核のように社会全体にとっての重要問題でもない。
さらに緊急性もない。天然痘のようなパンデミックが起きるような伝染病でもない。
しかもワクチン強制接種の推奨をやめただけだ。今でも摂取したければタダで接種できる。自費負担はない。
逆に言えば、怒り心頭の連中はこのあたりを理解できない。
社会衛生・医療施策について、不安感から立ち止まるのはむしろ進歩ととれないのも不思議だ。
かつての失敗は被害の否認や強制強硬策が産んだものだ。イタイイタイ病、ロボトミー手術、サリドマイドはその好例である。
今回のワクチンもその反省から一時的に接種推奨をやめているものだ。
ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン接種後に特異的に見られたことから、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではない
厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症の定期接種の対応について(勧告)」(2013.6.14)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000034kbt-att/2r98520000034kn5_1.pdf
それを評価せずに「科学的に正しいから強制接種しろ」というのは社会衛生行政のいわく因縁来歴をご存じないとしかいいようはないものだ。植民地帝国が植民地において現地で接種が不安視指摘されているワクチンを土人に無理やり摂取するような政策がお好みなのだろう。
まー、このあたりは自分の一〇代あるいは二〇代前半くらいの反省だけどね。科学技術的に正しい。その一つしかない尺度で物事を図る。なぜそれが実現していないのかを自分で考えられない。その落穽には大抵は二〇代半ばあたりで気いたもんだ。だが、五〇面下げて「子宮頸がんワクチンの害を言いたててワクチンによる予防体制を後退された連中に心底呆れ、腹を立てて」をみるとね。どっちかというとそれに心底呆れるもんだ。
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Comment
No title
15:11
被本塁打大王
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http://www.yakugai.gr.jp/inve/fileview.php?id=111
ざっと読んでみましたが、緊急性や重要性だけでなく、有効性(子宮頸がん予防効果)そのものにも疑問符が付いているようですな。
No title
16:50
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あれ自体は京に比べりゃ余程良い物ですけど、それはそれ、これはこれなんですよね。
科学的に優れているものでも社会的な手続きを無視することは出来ない、同じことが言えると思います。
17:01
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ネット理系教団おそろしや。
20:11
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遠藤誉のように本職が物理学者であるのにも関わらず、専門外しかも文系のことに介入してデマを撒き散らすような方は「理系〜」と呼べばよいのでしょうか?
新潮と池田信夫が絶賛ステマ中の遠藤誉『毛沢東 日本軍と共謀した男』に関する件
http://scopedog.hatenablog.com/entry/20151120/1447952850
>新潮が「中国研究の第一人者」と絶賛している遠藤誉氏ですが、
>その近著「毛沢東 日本軍と共謀した男」を立ち読みしたところ読む価値なしと判断して購入しませんでした。
>理由の一つは、張作霖爆殺事件について日本軍の仕業と断定せず「コミンテルンの陰謀説も根強い」と記載していた点です。
>遠藤氏は最初から中共誹謗目的での「毛沢東は日本軍と共謀していた」という結論を決めており、
>それにあわせて都合のいい資料を切り貼りしているに過ぎません。
>それも時系列に不自然な場合は、時期を曖昧にして誤魔化すという悪質さまで現れています。
No title
20:43
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そういう意見に耳を貸すと、自分の論説の「弱み」を見せる事になるから言及しないというのであれば、それはやはり言論人として不義に値すると。
Re: No title
21:01
文谷数重
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でも、「科学的にそうだから」だけで「科学未開土人どもの非科学的対応は苦々しいものだ」
「疫学的調査を知らぬ彼らにもワクチンの福音を与えるのだ」って構図ですからねえ
切支丹が「邪宗もんの悪弊を受けぬように」ってイヌイットやアボリジニの子供をさらってきて
社会から切り離して学校教育させろって感じがねえ
だいたい無理やりに接種するほどのワクチンでもないでしょ今でも無償であって強制(他に強制接種もないけど)じゃない。
わりと連中は保守政党やら保守政治家がスキな割に保守的じゃないんだよねえ
いまうまく行ってるのだから、問題が完全解決していないワクチンを無理に接種しないで良い
時間とともに確実になってから徐々に進めりゃいいやが保守的見地だとおもうのだけれども
> 子宮頸がんワクチンに対する私の個人的意見は松浦さんの方に割と近い面はあるのですが、副作用と見られる症状に苦しむ人への忖度が全く欠けている論調に不快感を覚えます。以前あった「割かし言えます」に通じるものといったらいいですかね。
> そういう意見に耳を貸すと、自分の論説の「弱み」を見せる事になるから言及しないというのであれば、それはやはり言論人として不義に値すると。
最初は、統一教会系極右が接種反対を唱えていたのに
23:35
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当時は頭が悪いことに”まあ結構じゃないの?ヤツラが言ってるなら信用できん”と接種に賛成でした。
しかし、確か自民の三原じゅん子極右議員か誰かが推奨し始めて無料・推奨接種になったと思います。ワクチンメーカーとの共犯が噂されるところです。
で、接種の拡大で被害も増大し、「衛生学だの経済学だの医学だのにおいてそもそもどれだけ価値あんの?」ということになって推奨が外れて今日に至ると。
そこにお理工さんのみならずネトサポ属性の手合いが乗っかって来たという感じですね。
非常に性質が悪いと思います。
No title
02:37
岩見浩造
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私はどうもJSFとほぼ同い年なのですが、丁度その年頃で科学万能論に傾斜していました。
大学で色々な文献に触れて、当時公共事業の環境対策に興味を持ちました。
ここを人類が制すれば何でもできると考えた。
調べ物をして(当時の)最新技術に驚嘆する一方で、その最新技術を投じても残る弊害を
どのように処理すべきだろうか、という点に思い至ったのが今考えると最初の疑問点でした。
それから10年経たずに震災が起こり、色々な人達の本性を示すような言葉を目にして、
お理工を捨てることが出来たような気がします。
ボンクラにせよお理工にせよネトウヨにせよ、叩く一方で、一歩間違えたら
あの連中と全く同じ道を辿ったろうなという点で、唾棄すべき連中であるにも関わらず、全く他人とは思えないですね。
あの連中に関しては深層心理も次に口にする言葉も、手に取るように分かる気がしています。
まぁ、ツイッター上の反軍クラの方々を見ていると、少なからぬ数の方が
同じような経験をしてきているようですね。
No title
11:05
被本塁打大王
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小林よしのりが「ゴー宣脱原発論」で「原発擁護の自称保守って、実は進歩主義に囚われたサヨクじゃないの?」って皮肉っていたのを思い出しました。
個人的には日本の自称保守派はサヨクでなく、宣教師とつるんだ切支丹大名や、中南米でよく見られた親米反共の開発独裁政権と同じ臭いを感じます。
子宮頸がんワクチンを批判した山本太郎にホリエモンが噛み付いた模様
12:27
被本塁打大王
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https://togetter.com/li/1419154
「予防医療を否定するな💢」(byホリエモン)
でも副作用を無視しないでね。
なお、ホリエモンはロケットだけでなく予防医療にも噛んでいる模様↓
https://www.itmedia.co.jp/business/spv/1909/19/news014.html
今も同意見でしょうか
21:59
作田
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今も同じ意見でおられますでしょうか。