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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

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2021.03
23
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11:30
Category : 未分類
 性狷介なもんで友達なんかいないものだが。珍しく仲が悪くない他人の家に伺った。玄関に箒が逆立ちしていなくてよかったのだけれども。

 その方は中国考古関係が趣味な御仁で中文雑誌を採っている。『文物』だけをとっているのではない。買えるやつの尽くを買っている。図版とか写真とかを見たいからとのこと。だから論がメインで史学っぺえ『史林』は買っていないとのこと。

 そこで目についた『敦煌研究』と『四川文物』を見せてもらった。

 内容は『月間敦煌』と『月間三星堆』といったところ。毎月毎月に敦煌と三星堆の研究が出ている。その内容も日本の雑誌のように随想とか身内の連絡事項ではない。全部が論文で研究ノートすらない。

 で、全部に研究費が出てる。電話のカメラ使って写真撮ったけど「国家社会科学基金」(人文じゃないのね)の支給とか地元市政府からも援助がでている。

 そんなところにまでお金が回れば人文科学も成長するよねえと。そのあたりの分野でも日本はまずは軽く抜かれる。いずれは日本から中国に留学するのがテニュアの主流になるんじゃないかな。

 まあ本人はそんなの集めているなんておくびにも出さない。己とおなじであまり世間とも付き合いはない。「ホントはカメラとかヒコーキなんかどーでもいい」とのこと。「それよりも龍泉の青磁」* とかね。もちろん仿古品なんだが「欠片でもいいから宋代がほしい」とか言ってる。幾らするかは知らない。


* ちなみに迷惑を掛けないようにお茶碗の名前は適当に変えている。
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いや面白い知り合いがいるのは普通に財産ですよ。羨ましいです。