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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2010.08
21
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TB:1
04:36
Category : ミリタリー
 JSF氏にツイッターで批評されているのだけれども。ツイッターの使い方がよくわからないのでここで反論。

(JSF氏)10式が火力・装甲・機動力の全てで90式を超えている事も理解していないようだし・・・
(反論)
 本土防衛をする上で、90式を質的に圧倒できるほどの進歩でもないでしょう。



(JSF氏)つーか今の歩兵は機械化されてるのに「C4Iがかつげるサイズになるまで待て」とか意味分からん。
(反論)
 多分、現物を読んでいないせい。
・ 普及しているレベルのC4ISRなら74式や90式にもレトロフィットできるだろう。
・ 防衛省が言うように、10式を開発しなければ収納できないようなレベルの高度装備だとすれば、
  それを積めるのは戦車だけだし、そんな装備の要求性能もハッキリしていないだろう。


(JSF氏)カナダ軍がアフガンで、レオ1じゃキツいからレオ2緊急調達したの知らんのかな?
(反論)
 海外派遣なら90式があるのでは?
・ 国内のゲリコマ対処にしても、ホントに所要が発生するのか。
  所要があったにせよ、それには74式ではダメなのか。「戦車があればよい」という話ではないのか?


 さらに言えば、上で批判された部分は瑣末事項ではないのか?
 仮に、相手の戦車が日本に揚がってくるとする。それ対して10式でなければ対応不可能という理由を挙げられていない。批評されるのならばそこが中核になるのではないだろうか。


--------------------------------以下 21日午前11時20分追記--------------------------------

(JSF氏)というか湿地じゃ戦車使えない脳の人にはフィンランドや朝鮮戦争の例をあげるだけで反論可能だったり。
(JSF氏)軍事研究 2008年 10月号「地盤の固い水田を戦車が通過する能力は、朝鮮戦争当時と同様に南ベトナムでも実証された。要するに水田、湿地及び河川は、その地盤が固ければ、戦車の通過が可能であった。」83ページ

(反論)
『関東地方警備地誌概説』には「水田は卑湿のため特車の通過を困難ならしめている」とある。ちなみに当時の特車は軽量なM24。戦車が物理的に通れるからといって、戦車の運用ができるとするのはJSF氏の短絡でしょう。他にも、施設科にも「氾濫泥濘化」という方法があったりする点も、湛水水田が地形障害として強力である点の証左。

 そもそも、日本にどれくらいの敵が攻めてくるのよ、っていう氏の見積が欲しいなあ。日本に着上陸かませるのはアメリカだけでしょう。それ以外の周辺国では、まず対日両用戦は無理だし、奇跡的に走行しても日本に大した数の戦車は揚げられないでしょう。戦車vs戦車の戦いはまず起きないでしょうねえ。


--------------------------------以下 21日午前11時40分追記--------------------------------

 神学部の先生に「神はいない」といってもダメなんだろうね。

 JSF氏は戦車崇拝教団の祭司であることを失念していた。
 神の実在を信じている人間に「神様はいない」といっても聞き入れようとはしないだろう。
神の実在について細々した例証を上げるか、無神論者お断りと斥けるしかない。
 それが、「ゲリコマ」とか「C4I」とか「水田」といった微細な例証であり、あるいは「戦車不要脳」といった、無神論者というレッテル貼りなのだろう。

 細かいことを言えば、「歴史的に戦車無用論は粉砕された」ようなことを言っているけど、それはヨーロッパとか中東の話。日本のような島国で戦車が必須であると肯定されたわけではない。日本の防衛に戦車が必須であるか否かはともかく少なくとも、離島なんかじゃ戦車が戦局を左右することもないでしょう。まあ、あれば有利だろうけれどもね。
 さらに、戦車不要脳なんて言われているけれども、別に私は戦車は否定していないし(まあM4でOKとか言っているけど)、新刊を読んでから批評してほしいなぁ。



--------------------------------以下 21日午後2時20分追記--------------------------------

(JSF氏)隅田金属さんはロシア海軍歩兵がT-55のみだと書いてたけど、T-80やT-72もちゃんと持ってるのになぁ。
(反論)
 問題点は、ソ連軍/ロシア軍揚陸の写真でT-72以降が出てこない点。
 80年代以降ソ連海軍歩兵のT-55は、T-80とT-72に更新されていることになっているのです。ただ、揚陸をやっている写真で出ているのはT-55+BTR。おそらくT-72以降は沿岸防衛用に使っているのではないか。

 あとは、ロシアの持つ渡洋侵攻能力は極めて限定されている。太平洋艦隊配属の揚陸艦を全部集めてもロプーチャ×3、アリゲータ×1。同時に運べる能力は、戦車50両+兵員900名になるが、これは港湾間輸送であって、軽くしなけりゃいけないビーチングではさらに減る。戦車以外にも装甲車やソフトスキン、工兵機材、兵員も海浜での作業要員が必要になる。おそらく自動車化狙撃兵大隊を増強して、戦車1個中隊をつけるのががいいところ。相手はのんびりビーチングで侵入してくる。相手がT-90であっても、海没なしで上がってきても10両チョイ。こっちが最新戦車でなければ対抗できないような話でもない。

 さらに言えば、太平洋艦隊の輸送艦はおそらく生地輸送に従事している。両用戦に回すとオホーツク海内部の海上輸送に障害を来すのではないか。


あとは「戦車不要脳」はJSF氏の発言では無かった由、これはこっちの事実誤認。ゴメンナサイだ。


--------------------------------以下 21日午後4時05分追記--------------------------------

 JSF氏、「支離滅裂」「隅田金属さんは此処から何もかもおかしい。」という話なんだが、そりゃこっちの新刊読まないで反論考えていればそうなろうというものでしょう。
 あと、周辺国の両用戦部隊の装備戦車の件、ミリタリーバランスの2010に準拠したから、多少は古いかもしれない。(ミリタリーバランスは、細かいところは間違っているけど、でも大勢はあっている、そういう本だからね)

 さらに言えば、JSF氏はロシア軍を念頭に置いているのだろうけれどもね。T-90が来るとしても、そもそも海没なしで上陸できるかも難しいでしょうけど、来ても10両程度でしょう。そのためだけに新戦車を整備するのは法外な出費じゃないの?

 まあ、「何が来るか」よりも「どれくらい来るか」を示して欲しいのだれどもね。ロシアの場合なら、私は海没なしで自動車化狙撃兵1個大隊程度と見ていますけど。


--------------------------------以下 21日午後4時05分追記--------------------------------

(JSF氏)中国海軍陸戦隊最新鋭水陸両用戦車「05式水陸両棲突撃車」。105mm戦車砲を搭載し、GP-2砲発射式対戦車ミサイルを用いて第二世代戦車をアウトレンジ可能。

(反 論)
 区々たる戦車の名前を挙げられても、「何両それが揚がってくるのさ」という話なんですよね。海没しなくても、水際地雷や地雷でオジャンとかね。さらに陸自の築城もね、大戦の艦砲射撃や爆撃にも耐えるような陣地を構築して待っているもの。諸外国の新鋭戦車は戦車戦の前に、陣地を踏み潰すので消耗するんじゃないですかね。


(JSF氏)ロシアや中国も揚陸艦をドンドン作っている。

(反 論)
 本当に日本に上陸戦を行うなら、倍にしても不足ではないの?
 さらに、日本の外洋戦力を、水上艦艇や潜水艦や哨戒機を排除できないでしょう。さらに近海になれば支援戦闘機がでてくるわけだしね。ぶっちゃけ揚陸艦を倍にしても、護衛する水上艦も増やさなければいけないし、艦砲射撃も航空支援も今の規模ではね、まあ上陸はできないでしょう。

 JSF氏は日本の海岸についたあとの話をしているのだろうけれども、私それ以前の話もしている。
「現実的に着上陸をかまされる可能性はあるのか?」について、イエス・ノーをハッキリしてもらいたいもの。

--------------------------------以下 21日午後17時15分追記--------------------------------
(JSF氏)隅田金属さんはマヂでそう思い込んでる。さっきから計算がおかしいもん。普通の民間船で揚陸戦が出来る事を理解していないの。

(反 論)
 逆に、民間船で敵前上陸という発想がスゴイと思う。
 大型商船ならば侵入泊地でLCMをおろして、ギャングウェイもしくは網で歩兵を移乗させてから上陸作戦というのはいつの時代の話なのか?そんなに上陸戦は悠長なものではないでしょう。小型漁船もねえ、歩兵を小隊ごと分割して、沖合で海に下ろすのもね。
 戦車はRORO船で運ぶつもりなのかね。港湾も、水深の深い専用岸壁を押さえないと無理なのに。
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隅田金属ぼるじひ社の「戦車不要論」に反論する

限りなく戦車不要論に近いですねこれ・・・実質上の戦車不要論でしょう。 10式戦車なんて要らないだろう:隅田金属ぼるじひ社 10式戦車って要らなくね?  90式に対するアドバンテージが「軽くなった」ことだけだもの。攻防走の性能は概略そのままだしね。 10式…

Comment

非公開コメント

No title

>(JSF氏)というか湿地じゃ戦車使えない脳の人にはフィンランドや朝鮮戦争の例をあげるだけで反論可能だったり。

それ違いますよ。だよもん氏の発言です。
http://twitter.com/V2ypPq9SqY/status/21721047293

No title

どうも、はじめまして。着上陸能力に関してですが。上陸第一波はエアボーンやコマンドもありうることをお忘れになっていませんか?細部はツイッターのほうごらんのようなので再度は書きませんが。

港湾さえ抑えりゃ、後は普通の輸送船でも上げられますよ?

上陸第一波

 水深の深い港湾は最初から防御しとるでしょう。エアボーンやコマンドで不意急襲的に襲ってとれるものではない。そもそも、大規模のエアボーンができる国もないでしょう。周辺国の輸送ヘリの数も結構限定されていたりする。揚陸艦に至っては、ヘリに対応しているのはドクトと崑崙山だけですよ。

No title

>推進の深い港湾最初から防御。

そんな兵力が自衛隊のどこにあるんですか
その兵力を日本全土、いつ、どこに上がってくるかもわからないのに貼り付けてほかの地域の防御はどうするのですか?海空基地その他重要設備の警備もしないとだめなんですよ?

>大規模エアボーンできる国
師団、旅団単位でエアボーンできる国が頭の上にありますが……
あと、ヘリボンとエアボンの違いは理解しておられますよね?

No title

 逆に、水深の深い重要港湾なんて数も限られていますが?(列挙するといいですよ)
 兵員?戦時になれば即応予備が沸いて出てきて、警備旅団がワラワラという4コマ漫画が陸戦研究にあったけれどもね。

 エアボーンとヘリボーンは間違えていますね。でも、師団規模でのエアボーンってね、アエロフロートを転用しないとできないんじゃないの?大規模空挺作戦の前提はそれだったと思うけれどもね。
 正味防空軍である空自の防空網を突破する必要もありますね。そうそう簡単にできないですよ、空挺作戦なんて。

No title

http://www.mlit.go.jp/kowan/data/images/02.jpg
重要港湾105港
特別重要港湾23校

まあ、仮に内海系港湾を無視し、3分の1ぐらいと見ても40港湾、相手は旅団連隊、最低でも大隊単位で降って来る相手となると連隊単位で貼り付ける必要がありますな。(仮に相手をロシアと仮定した場合、編成的にロシア側大隊=自衛隊連隊 その他の国はならもう少し編成は緩いですが)

あと敵の空挺は強行着陸も仕事のうちですから各種空港も守る必要がありますね

No title

 そもそも、大規模な空挺作戦に耐える輸送機があるのかと。アエロフロートをかき集めて、極東の経済を崩壊させますか?

 あとは日本の港湾について。主要港湾のほとんどは本土の太平洋岸にあります。さらに空挺の出発地はサハリンでしょ?北海道の港湾だけが対象になる。さらに彼らの海上輸送部隊とリンケージできるのは、稚内くらいでしょうね。それ以外だと、後続の船団はロシア軍のエアカバーは得られないでしょう。
 それに、相手が大隊なら、防者有利でしょうから中隊で大丈夫じゃないの?
 だいたい、空挺作戦にしてもね、そうそう実施できないって。後続部隊が続くかあやしいものだ。

No title

最後のコメント見てですが。
正直、周辺諸国の編成や運用法どころか自衛隊の編成や運用もわからないで言ってますよね?
自衛隊の普通科中隊でロシア式一個大隊を防ぐ?
そもそも重要港湾クラスのでかい施設を一個中隊ごときで守れると?

>経済が崩壊
経済戦争抑止論ですか?WW1の始まる前にも言われてましたねそれ。

No title

 別に使用させなければいいわけですから、相手を牽引・拘束すればOKではないの?
 あと、だよもんさんの話だと、ロシアの大隊って空挺で来るんでしょ?BMPとかの数を勘定しても無駄じゃないの?

> 経済戦争抑止論
 極東ソ連・ロシアの経済が空路に依存しているのは知らないのですか?
 

No title

だよもん さんの書き込みが承認しても反映されないので代行書き込み

とりあえず、諸外国陸戦軍に対する知識が半端なく低いのが判明したので、戦車不要論などの陸軍ネタは正直控えたほうが御身のためです。 ソ連空挺は「機械化」されてます。対する自衛隊は2000年度にようやく「自動車化」がなされた程度です機械化された部隊なんて7Dと2D、教導団以外には存在しないと考えて良いレベルです あとソ連式大隊は運用ドクトリンの違いから半端なく「重い」編成です。自衛隊も非常に部隊規模あたりの火力は優れていますが、相手が悪すぎます。 経済?経済が戦争をいかなるときでも抑止してきたとおっしゃるので?

No title

 こっちとしては、「航空輸送と海上輸送についての見識が欠落しているようですので、渡洋侵攻には言及されない方が御身のためかと」
 あとね、戦車不要論なんて言っていないよ。まあ「戦車はあればいい」とか「M4シャーマンでいいんじゃない」と言っているけどね。

 あとはね、ロシアの空挺大隊が一個降りてきたところで、袋の鼠でしょ。まず無事に降りてこられないし、さらに海上輸送とリンケージしなければそれまで。海上輸送にしても日本の海空戦力をくぐり抜けてこなければいけない。まず無理じゃね。

No title

> だよもん さん

 結局、ロシア極東経済における航空輸送への依存は認めないつもりですか?
 極東の大都市からの端末輸送は空路だのみですよ?

 経済問題をすればね、極東ロシアはかなりの部分を日本に依存している。その日本から物資が入らなくなる。戦争を続ければ復讐心に燃える日本人が北方領土に攻めて来る。ロシアの、極東地区の経済力では押しとどめることはできない。
 このシチュで戦争しますか?

No title

横から失礼します
>仮に、相手の戦車が日本に揚がってくるとする。それ対して10式でなければ対応不可能という理由を挙げられていない。
現在北海道以外は旧型の74式が配備されています(富士を除く)。北海道に上陸されたならば90式でも問題ないでしょうが本州となると問題です。
74式は避弾経始と機動力で被弾そのものを回避する第2世代型の戦車です。砲も105mmで威力が少なく第2の中東のT-72になりかねません。
90式では長距離移動に専用のトランスポーターが必要ですが10式なら74式のトランスポーターがそのまま使えます。
極端ですが、平時に自動車運搬船に戦車と戦闘部隊を詰め込んで到着と同時に攻撃開始なんてことをやれば一応戦車を上陸させることは可能です。海上で積荷の検査なんてやってないでしょうし(素人考えですけどねw)

No title

> BK さん

 まず、本州に上がれるのかということです。おそらくロシアを想定しているのでしょうけど、本州までエアカバーを伸ばせないでしょう。エアカバーなしで部隊単位の上陸は、まずは難しい。
 上陸したところで、そのまま内陸侵攻することも難しいでしょう。本州に不意急襲的に上がったとして、そのままに内陸侵攻もできないでしょう。その間、何往復か必要になる。日本の海空戦力、さらにSSMも何もしないではないでしょう。また、海岸橋頭堡を囲むなり、内陸に至る緊要地形を占領してしまえば手足はでないのではないかと。
 あとは、有利な戦力で叩きつづければいい。いつかは消えるでしょう。彼らにとって本土は遠すぎるのではないかと。

No title

 あと、RORO船に積みこんで…という話ですけど、結局は海空戦力で海上連絡線を切られて徒花ではないかと。
 まず、その一回で、日本人の戦意を砕ければいいのですけどね。日本人もそれくらいでは手は挙げませんよ。

No title

(A)はかなりの部分を(B)に依存している。その(B)から物資が入らなくなる。戦争を続ければ復讐心に燃える(B)人が領土に攻めて来る。(A)の経済力では押しとどめることはできない。

このシチュで戦争した国を挙げなさい(10点)

No title

↑ 承認して表示してあげる程度の優しさかな?

多分、ウラジオ以東の輸送能力を知らないのだと思うのだけれどもね。

No title

自分はロシアに限定していないのですが、輸送艦が沈められて損害が出る&片道覚悟で大量に(首都等に)進撃してこられたらどうでしょうか?護衛艦隊は敵艦隊と交戦しながら敵輸送艦を沈めなければなりません。少し古いですが80年代、F-2でのソ連陸上船団の洋上撃破率は良くて3割だったそうです(ソースが不明なので確認できないのですが…)。また艦も戦闘機もメンテナンスや補給が必要で常に戦力が100%というわけではありません。

国内でのゲリラ掃討にも戦車が必要です。北朝鮮の拉致事件一つとっても不法入国を0にすることはできません。
この場合74式では攻撃面では不足はありませんが防御面では不安が残ります。重機関銃程度なら問題ありませんが最近のゲリラはRPG-7を当たり前に持っています。日本はスラットアーマーのオプション装備がありません。

あと記事違いですが台湾には「台湾次期主力戦車計画」が存在しアメリカのM1A2を輸入することが検討されていました。
2009年の大型台風でかなりの被害が出たため、M1A2では重すぎてインフラが耐えられないのでより軽量な40~50トンクラスの戦車が必要であると主張する人や韓国に習い台湾に適した戦車を探すべきであるとする人もいて計画が頓挫していますが…

No title

 実際に、そういう事態があうのでしょうか?ということです。

 さらに、それでも日本の外洋戦力は周辺国で頭一つ抜けています。外洋でP-3に補足されて、執拗に攻撃を受ける。あるいは水上部隊に襲われる。やっと沿岸に辿りついたらF-2、さらに陸岸に近づけばSSMの被害を受けて、まず何も残らないのではないかと。

 国内のゲリラ対策にしても、戦車は必須条件ではないと考えています。まずゲリラを見つけることが最優先ではないでしょうか。見つけたゲリラにしても、戦車があれば便利ですけど、基本は歩兵で囲んでいくのが本則ではないかと思います。

 台湾も、もちろん既存のM48よりも新型は欲しいでしょう。でも、お金が厳しくなると、トレードオフで考えて、海空戦力に優先順位を付けたのではないでしょうか。

No title

海空戦力を総撃破できるって考えている時点でアウトでしょう。結構有名な航空自衛隊の(対旧ソ連)試算でも撃破出来る割合は2~3割です

むしろ上陸艦隊の護衛する艦隊の防空網と戦闘機の迎撃をくぐり抜けて、自衛隊側がこれだけ撃破出来たら戦史にその名を刻むぐらいです

ウラジオストックを中心に810nm(Su-27の戦闘行動半径)だと秋田県までは入りますよ。日本海上で空中給油さえすれば本州なんて悠々はいります。空中給油装置とマルチロール能力を持つSu-27シリーズも増えてますからね。将来的にはT-50も入るでしょう
http://www.nanchatte.com/map/circleService.html?z=5&lat=43.32831010391036&lng=132.08484637158202&m=lat:43.34628905175491,lng:132.05806719677733&c=lat:43.34628905175491,lng:132.05806719677733,r:810000
護衛する戦闘機も十分ありますし、他の軍区から追加の戦闘機や輸送機を緊急でも輸送できる事もヴォストーク2010で証明されました。航空輸送力と護衛の問題は概ね解決ですね。民間船は湾港確保時の上陸第2波として用意しておけばよろしいのです。自衛隊もその頃には戦力結集が終わって反攻を試みている頃でしょうけどね
海軍歩兵の装備もかなり機甲大隊規模の重装備ですし、極東軍にはT-90AとBMP-3が配備される事になってますし、これらはRoRo船でも揚陸艦でも運べます。T-90は第3世代戦車で、74式では歯が立ちません。一体T-90一台に何人の自衛官が同軸機銃と125mm砲に喰われる事やら・・・

T-90Aが10両程度で済めば良いですけど、ペレスヴェートのような大型揚陸艦(戦車13両積載)が4隻確認されています。揚陸作戦決行前なら一隻でも多くの揚陸艦を兵員輸送に送りだしてくるでしょうし、もちろん厳重に守られるでしょう。さらにはミストラル級(戦車13両、若しくは装甲車両60両。兵員一個大隊分)も取得しようとしています
支援艦隊の艦砲砲撃・航空支援も忘れてません?敵側からすれば、敵の水際陣地を水上/航空攻撃で破壊して戦車含めた機甲大隊を展開し、一気に進撃されたら止めようがないですよ。そもそも自衛隊側は敵の上陸地点なんて知る由もありませんし、同時に航空機の防空網制圧によって防空網が混乱している時に空挺降下でもやられた日にゃ自衛隊の戦力の結集なんて困難の極みでしょう

かと言って日本の本州以南には、74式しかありません。さらには90式では所によっては運用制限があります。戦略機動性にも難ありで、可及的速やかに敵軍を追い落とす必要があるのに一々場所を選らばざるを得なくなります
イラク・アフガニスタン、WWⅡドイツ軍のティーガーの例を出すまでも無く、重量級戦車の運用には制限はつきものですからね

中国なんて、民間船に載せられるレベルの50t程度を目指して10式同様のコンセプトの0910工程戦車(55口径120mm砲搭載の第3世代戦車を想定敵として設計)なんてのを作っていますし、仮にこれが揚陸されなくとも脅威となる水陸両用戦車の開発も熱心です。少なくとも新型の05式水陸両用戦車は、防御力以外では74式以上の性能を持っているとみても過言ではないでしょう

航空母艦も含めれば航空戦力もありますし、仮に尖閣諸島方面から攻めて、離島の空港を確保できればそこを拠点に航空作戦も展開出来ます

No title

多分、BKさんではないと思いますが
前のコメントは
> 自分はロシアに限定していないのですが、輸送艦が沈められて損害が出る&片道覚悟で大量に(首都等に)進撃してこられたらどうでしょうか?
 についてですよ。太平洋岸をエアカバーなしで東京に向かってくる。これは叩けるででしょう。

 加えて言えば、SU-27の場合、空中給油の能力に依存しません?空中給油機の能力しか日本列島を攻撃できない。さらに、日本側はJADGEによる管制の支援を受けられますが、ロシア側はそれを受けられない。飛行時間も短くないし、燃料も気にしなければいけないでしょう。随分と不利だと思いますよ。

> 一体T-90一台に何人の自衛官が同軸機銃と125mm砲に喰われる事やら・・・

 想像力過剰です。それならば、10両のT-90を運んで何台上陸できるのでしょうか?何回の交戦で弾がなくなるのでしょうか?多分、比島決戦で運ぼうとした重装備と同じ運命を辿るのではと。

 輸送力についてですが、戦車13両だとロプーチャ級(戦車10両)のことだと思いますけど、この輸送能力は、ビーチングの時には制限されるみたいですよ。(喫水を浅くして、かつツリムをとって接岸しなければいかけないから)韓国に引渡されたアリゲータ(戦車20両)の場合、ビーチングの際の戦車輸送能力は6両とのことです。

 支援艦隊の艦砲砲撃・航空支援ですけど、ロシアの海軍に余力がありますかね?さらに陸自の築城は強固ですよ。なんせ前の戦争の艦砲射撃や航空攻撃を標準にしていますから。多分、表面を撫でて終わりになるのではないかと。

 あとは、戦車が上がってきそうなところって決まってますよ。戦車の戦略機動性という話ですけど、そこら辺の内陸に予め移動させておけばいいのではないかと。

 中国は、台湾と南沙・西沙から手を抜けないと思うのですけどね。

No title

え?P-3Cで攻撃するんですか?ハープーンは確かに搭載できますが元が旅客機ですから戦闘機と違ってかなり鈍重ですよ。それに退役も始まる位古い機体です。
地対艦ミサイル連隊も中期防衛力整備計画 (2005)以降における整理縮減の対象となっていて第4と第6連隊が来年の終わりまでに廃止予定になっています。
あなたは常に万全な状態で迎え撃つことを前提にしておられるようですが、点検修理やあたごの様な不測の事故で戦力が少ないときはどうするのでしょうか?
それに日本は先制攻撃ができません、確認できても攻撃命令が出るまで指をくわえて見ていることしかできません。護衛艦が攻撃されないまま上陸されるまで攻撃命令が出ないことだってありえます。

ゲリラには基本歩兵で~のくだりは誤りではないでしょうか?アフガンにおけるゲリラ掃討作戦では戦車が多用され装甲車ではRPG-7に一撃でやられる上に非舗装路ではスタックしたりとまともに使えない、イギリスのウォーリアは装甲増加で30トンにしたというランド研究所のレポートが出ています。カナダ軍もLAVでは全然ダメということで、急遽ドイツとオランダの余剰分のレオパルド2を購入して送り込みました。

台湾の戦車は金額もありますが選定のし直しでしょう、西側で40~50トンの現行戦車は日本位しかありませんから。

No title

74式?90式?

上記二種の老朽化はどうすんのよ、という話にもなる

経済抑止力とか歴史見ていると笑えるよな
どこだっけか、最大の貿易相手国に戦争挑んだ国家は

No title

>(反論)本土防衛をする上で、90式を質的に圧倒できるほどの進歩でもないでしょう。

こう反論するということは10式のほうが90式より軽くて能力が上なのは認めているわけですね?
軽くなっただけと言ったことを世間に謝罪してください。

No title

> BK さん

・ 艦船はP-3よりも鈍重ですから、エアカバーがなければどうとでもなるでしょう。
・ 88式SSMでなくても、ハプーンなりSSM-1なりをトラックにつけてLOS発射すればよいのではないかと。

No title

あとは次の記事でね。

歩兵の能力

素人考えでおたずねしますが、歩兵の対戦車戦闘能力って74式の時代から向上してないんでしょうか?
歩兵の戦闘能が当代の新鋭機を基準にしていたら、半世紀前の戦車なんて死屍累々とイメージするのですが

No title

黙って消しときゃ恥を上塗りすることもないのに

No title

>おそらくT-72以降は沿岸防衛用に使っているのではないか。

これは反論とは言わない。
事実誤認の指摘に対して自説に都合の良い推測を持ち出すのは詭弁
「T-55のまま」は間違いだと指摘されているのだから、「T-55のまま」だと言う証拠を提示しなければ反論にならない。

>神学部の先生に「神はいない」といってもダメなんだろうね。

これでは只の侮辱
JSF氏は事実に基づく批判をしており、対する隅田金属氏の反論は「自説に都合の良い推測(というか根拠提示の無い願望)」が多い。
事実と推測(願望)、どちらが宗教であるかは言うまでもあるまい。
以下、隅田金属氏の「反論」と証する根拠提示の無い推測(願望)を列挙

>圧倒できるほどの進歩でもない「でしょう」。
>レトロフィットできる「だろう」。
>要求性能もハッキリしていない「だろう」。
>使っているの「ではないか」。
>障害を来すの「ではないか」。
>消耗するんじゃない「ですかね」。

反論するのは大いに結構だが、最低限守るべきルールがあるとは思わないのだろうか?

No title

>おそらくT-72以降は沿岸防衛用に使っているのではないか。

横から失礼します。
赤の国はソ連時代から、普段の演習には旧式兵器を使い、新型はあまり使わないで大事にとっておく、という悪い癖がありますので(情報秘匿の意味もありますが)、プロパガンダの演習写真だけで判断するのは、非常にあやういと思います。

うらー

健全なトライボロジーを

 戦争オタクのフリをして外部に毒を撒き散らすものよ。悔い改めよ。