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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.11
08
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12:00
Category : 未分類
 「特定秘密、潜水艦性能や情報源 自民が例示」では、「潜水艦の潜水可能深度」を特定秘密とすることになっている。昔からどこまで潜れるかは秘密だと言っていた、ハッチの厚みでも分かるとまでいっていたことなので、そういうことになるのだろう。

 ただし、潜水艦が潜れる深度にしても、そう非常識な深度であるはずはない。各国潜水艦が潜れる深度と大差があるはずもない。具体的な数字は知らない。だが、世界の潜水艦が、だいたい-50m潜れるなら日本の潜水艦も-30mから-70m潜れるのだろうし、-5000m潜れるなら、日本の潜水艦も-4000から-6000mは潜れるのだろう。その具体的な数字を極端に秘密にしても仕方もない。大抵の国が-2万m潜れるあたりで、日本潜水艦が-2万2000m潜れるというのは、必死になって守る秘密とも思えない。

 なんにせよ、潜水艦に乗ればその辺りは直ぐにわかるし、まあこんなものかといったものだ。身内向けでも、浮上状態ではカバーを掛けてあるが、潜りだすと外してある。その数字は忘れたが、大した秘密でもない。民間人乗っけて、体験航海してもカバーは外すのでその辺りはホニャララ喫茶店エミルマだ。

 その辺りは今までしつこいくらい秘密だと説明したいたので、自民党が特定秘密として取り出したのは分かる。だが、実際の必要性はそんなものだ。まずのところ、特定秘密にふさわしいのは、暗号や指揮通信システム回りではないかね。

 特定秘密法案については「本当は必要ない秘密を過剰に保護するんじゃね?」って話もあるけど、それも充分に頷ける話だよ。まあ、潜水艦の潜航深度は、みんな極秘だと思っているけど、実際はそんなもの。法律にしてもいいだろうけど、中身は吟味しないと前動続行でとんでもないものまで特定秘密にされるだろう。

 あれだ、戦争に勝っていたら、いまでも軍艦大和の主砲口径は軍機にされているんじゃないのかね。役人なんてそんなものだ。昔秘密にしたものを、解除することもできない。戦争に勝っていたら、軍艦大和の秘密もそのままだろう。鉄砲屋あたりは飲み屋で同席した一般人に「46cmあるなんてきいてない、あれは世界最大の40cm砲だよ」とギャグをいうのだろう。
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Comment

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外国軍で機密扱いになっていないものは、
日本でも機密扱いにしなくてもあんまり問題にはならないでしょうね。
日本のことだから機密にしたがるんでしょうけど。

秘密保護法を作るにしても機密年数を延長なしの期限付きにしたり、
機密情報が本当に機密に値するかを査定する第三者機関が必要だと思います。

秘密保護業務をアンタッチャブルにしたら、いずれ必ず中身が腐りますよ。

軍機

消費される番茶の量も秘密されているのは国後の部隊でしたっけ。択捉?(=°ω°)

どっかで出ていた話題ですが(笑

出港時の魚雷の搭載数は特定秘密になるんでしょうかね。

No title

特定秘密保護法案は
これからアメリカ、イギリスあたりと共同開発する兵器の詳細部分とテストデータ
それと今後できる日本版CIA、FBI、NSAの組織情報の防衛が根幹でしょうね

先日偵察衛星が壊れましたが、そこの組織情報なんてものは公開しなくてもいいです