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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
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2013.12
22
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08:04
Category : 未分類
 8年前のクソ暑い夏、マイルポスト遺構を探しに上関に行ったことある。

 上関瀬戸から四代まで、海図とGPS便りで歩いたのだが、道行く人に何聞いても教えてくれない。仕方がないからLAT・LONGだよりで、基礎を探していたのだけれど。

 そして、半島末端の四代に到着した。雑貨屋兼釣宿でコーラ飲んで、世間話の風で話を聞いたのだが、「そりゃごめんね、『中国電力の調査員が廻っている』って聞いてた」とのこと。茶色い服が作業服に見えたらしい。

 その誤解を解いたら、逆方向に電話したとのこと。悪かったねと車で送ってもらって、途中、二個所で話を聞けたのだが。ほんと、村ぐるみでの反対運動だった。

 そこら辺のジジイやババアが、そこまで団結している。上関原発は、まずは民心が得られていない。当時でも、そんなもの作るの無理だと思った。

 そして去年あたりが、大学図書館でガチンコ左派雑誌の『オルタ』だったと思うが(世界かもしれない)、そこに上関原発のページが有る。そして、そのページだけ筆致が違っていた。

 左派雑誌にありがちな激突とか、欺瞞告発ではない。「ジジイババアの抗議の言葉に、仕事のない地元雇用で臨時に雇われた警備員が泣いていた」とかもある。「そんなことまでして原発をつくってどうなるのか」と締めくくる内容だった。まあガチ左派雑誌だったけど納得したよ。

 その原発も動かなくなって久しく、世論を考慮すれば再稼働なんかできるものかという状態なのだが、そこに新設増設を主張する意見が政党から出てきたとあるのには驚いたよ。

 「原発新増設の必要性明示を 自民議連 エネルギー計画に向け提言」だがね。自民党からリベラル派の力が消えて久しいが、ついにまともな右派すらもいなくなって、威勢のいいことだけを言えればいいみたいな出来損ないだけになったのかと。理念とかはともかくさ、原発の新造増設なんて、選挙の争点になったら耐えられないだろうと思うのだがね。
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Comment

非公開コメント

原発は、石破先生のいる自民党が動かさないとは考えられませんね

No title

北海道の陸自とか鉄道とか沖縄問題の時もコメントしようと思ったが、恐らく「地方の金と雇用」の問題に行きつくと思うんですよ。