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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

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2018.11
16
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11:29
Category : 未分類
中国製戦闘機を買うメリットとは」が公表されました。気に入りの中身です。

 先月の『軍事研究』で主張した内容を簡易に書き直したものです。作者によりリライトしていること。今月号がでたこと。詳しくは先月号を買えとつけておいてこないだ提出しました。


■ 最大の利点は低コスト

 JF-17を買えば戦闘機数の問題はまず解決するわけなんですよね。前はMIG-21の後継を狙うJL-9あたりかなと思ってましたけどJF-17だと性能が格段に向上すると。

 一番いいのは、一番低いグレードのJF-17をそのまま使うことです。

 改修はいくらでも考えつきます。機関砲(23→20)とか、レーダ(南京→三菱)とか、JADGE連接とかリンクとか、エンジン(RD-93→F-414、寸法からすれば多分入る)とか、エアフレームのみ転用、製造権購入で再製作といったものです。

 でもそれは低価格という最大のメリットを殺す。通信機だけ載っけてそのままでしょうね。JF-17,FA-50,経国、JL-9をそのまま使うのが一番よろしい。あと「グリペンならともかく」とかいわれるだろうけど軽戦闘機側だけどローコストじゃないから合わない。


■ 金属製のF-2とか手に入れば良いんですけどね

 ローコスト機以外なら金属製のF-2ですか。安い上に整備がしやすくてよろしいでしょ。またF-15とF-2と同じで在庫エンジンが転用できる点でメリットがある。また長い航続距離も得られる。

 グレードはF-2以下でいいです。フライ・バイ。ライトじゃなくてフライ・バイ・ワイヤでいい。日本が要求する航続距離も複合材器材で燃料を稼ぐんじゃなくてハンプバックのA-4みたいに機体の上側にコンフォーマルタンク風をポン付けする。

 でもF-2のラインはとっくに閉まっているから非現実的かと。

 どっかにないですかね。F-2とほぼ同じレイアウトで同じエンジンを使っていて、操縦感覚そっくりで保守容易な西側系の金属製の軽戦闘機。

 まーそんな都合の良い飛行機があれば、米海軍がアグレッサーで使ったり、かのイスラエル辺りが買ってるでしょうけどね。
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2018.11
11
CM:13
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14:44
Category : 未分類
 ゼロ戦の売却が記事になっている。サンスポ「日本人所有の唯一の零戦が海外流出へ」がそれだ。

 注目すべき点は、模造品であることを指摘する記述である。従来、ゼロ戦里帰りの寄付金事業では「回収したゼロ戦を修理した」といった前提があった。これはサンスポ記事にも痕跡が残っている。「石塚氏が所有している機体は、1943年に三菱で製造された零戦22型第3858号機。」の部分が該当する。

 だが、今回の記事ではその説明と矛盾する記述が続いている。「朽ち果てていた」機体を「ロシアでほとんどの部品をリバースエンジニアリング」して「新造」したとされているからだ。
同機はパプアニューギニアのラバウル付近で朽ち果てていたが、1970年代に米国のサンタモニカ航空博物館により回収。その後ロシアでほとんどの部品をリバースエンジニアリングにより、製造当時同様に新造して復元された。
https://www.sanspo.com/geino/news/20181110/sot18111017590007-n1.html


 日本国内で保存に手が挙がらない理由はおそらくこれである。

 なぜならゼロ戦に縁があるような組織にとって「本物ではない」ため食指は動かないためだ。


■ 三菱は自社製でなければ興味は持たない

 三菱は買わない。

 なぜなら自社製造の飛行機でなければ収蔵の興味は持たないからだ。ゼロ戦の実物であっても中島製でも難色を示す。

 その点で海外で作った模造機は対象外となる。ロシア海外で構造からゼロベースで作り「朽ち果てた」飛行機からとってきたアクセサリー、状況からすれば飛行に影響しない部材を申し訳程度につけたゼロ戦は興味を持たない。

 つまり三菱は手をあげないということだ。


■ 博物館はオリジナルでなければ金は出さない

 公的な博物館はさらに厳しい。

 なぜなら収蔵品に関してはオリジナリティが最優先される。そして飛行可能であるかどうかは二の次以下とする。美術品や歴史資料とすれば復元機は贋作である。それが真筆よりも上手にできていても何の価値もない。

 また、支出上の妥当性も問われる。オリジナルの美術品、工芸品ならプレミアムをつけた値段も正当化できる。ゴッホの『ひまわり』なら価格構成上での美術的名声、作家としての希少性にも支出できる。だが、そうでなければ製造原価や利潤率、取得経費の世界となる。そしてゼロ戦模造機は後者である。

 その点でも復元機蒐集には手が挙がらない。

 これは飛行場に併設される見世物博物館でも同じだ。迷惑施設につける自治体ハコモノ博物館でも価格は厳しい。展示資料として飛行可能な模造機を買うなら、やはり製造原価や利潤率、取得経費、残り寿命を加味した残価値を詰めなければならない。

 実際には価格構成が不明瞭なので「直接ロシアの飛行機メーカーに発注しろ」で終わる。実際に、10年くらい前には「ロシアの模造機メーカーは大戦機はだいたい2億円程度で製作してくれる」という話があった。それからすれば2億円だろう。


■ 防衛省は最初から買わない

 防衛省はさらに買わない。収蔵品に関しては国への無料譲渡を基本とするからだ。

 これは「防衛省が資料館収蔵品を買ったことがあるか?」を思い起こせばよい。基本は防衛省が持っていた装備を展示するだけ。防衛省以外が持っている資料についても原則寄付である。おそらく、できる限界は個人や企業の収蔵品を「預かる」あたりである。

 その上でのべれば、仮に購入があるとしても支出上の妥当性も問われる。防衛省は国そのものである。東博、科博といった独立行政法人よりもさらに厳格である。しかも防衛行政に資する必要や効果も説明しなければならない。


■ 飛行可能も価値はない

 以上がゼロ戦保存に手が挙がらない理由である。「朽ち果てていた」機体を「ロシアでほとんどの部品をリバースエンジニアリング」して「新造」した飛行機は誰も相手にしないということだ。

 もともと日本では「飛行可能」は価値を持たない。土地狭隘でありそんなものを置いておく飛行場もない。また落ちたらどうするといった問題も生まれる。金儲けのために人口密集地を飛ばそうとするだろう。だがそれは自分たちの利益のために都市住民に危険を与える行為である。外部負経済である。

 まずは売れるほうがおかしいということだ。

 その上で指摘すれば「日本でゼロ戦を維持するから寄付をしてくれ」とやったことへの説明もいる。これは以前に書いたため繰り返さない。リンクを下に置く。

・ 「売却するとき面倒だろうね」
・ 「日本国内で維持するからと頭下げて寄付受けをしたゼロ戦で売却益がでたら面白いよね」
2018.11
11
CM:4
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13:46
Category : 未分類
 作業中にYOUTUBEでデレマスの動画みていたのだが。

 ふと、木村夏樹のピアスにネオジム磁石をつけて取れなくなった話は行けるのではないかとおもった。

 宴会で興が乗って、一条春菜のメガネホルダー(服にフックをつけるやつ)用の強力磁石、N52どころか-500℃とかIQ2000みたいなN300とか500クラスを耳ピアスにつける。そこでメガネを吊り下げておどるのだが、宴会が終わって取ろうとしても強力すぎて取れない。そこで興が冷めて大事件になる。

 無理やり引っ張ってもピアス穴から血が出てやめてくれになる。油をつけてみたりしても駄目、爪切りでピアスを切断しようとしても磁石が工具について駄目。爪ヤスリでギコギコ切断しようとするとうるさくて耐え難いと泣き出す。

 大陸民族アナスタシアが「耳が取れても生きていけます、ロシアでは普通」といって耳ごと引き離す提案をする。「オマエそれは授業でやったばかりの『徒然草』の鼎かつぎだろ」と否定される。

 で、医者に行くのだが「どうしてこうなったのですか?」と聞かれて、「たまたま横になったらそこに磁石があって」と「たまたま座ったところに・・・スポッと」みたいな話をして赤面する話。
2018.11
09
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01:29
Category : 未分類
 「日本人の科学リテラシーが低い」とはパワーワードである。「科学リテラシーが低い」から「似非科学が人気を得てしまう」と結論付けるのはなかなかである。

おーひら‏ @tohdakumiko
日本人の科学リテラシーが低い理由について、左巻健男が「学校の理科教育が、「大人になってからも科学を学びたい」という意欲の促進に失敗しているからだ」と言っているが、その通りと思う。「大人の社会科見学」に加えて、「大人の理科実験」も観光に組み込むなどエンタメ化できないかと思う。
https://twitter.com/tohdakumiko/status/1059636266541580289


おーひら‏ @tohdakumiko
なるほど、似非科学が人気を得てしまうのは、それが「楽しくて分かりやすいから」ではないかなと思い至る。“ステキ”なコミュニティにも入れるし。
https://twitter.com/tohdakumiko/status/1059950205943058433



■ 「科学リテラシー」とやらの中身はなにか

 だが、その科学リテラシーとはなんだろうか?

 「左巻健男によると」「似非科学が人気を得てしまう」そのような記述からすると残念な匂いしかしない。

 表層的な「科学的にはアリエナイ」のアレだ。反反原発の「100ミリシーベルト以下は危険がない」やエセ科学批判である自然食品への反発のたぐいである。

 言い方を変えれば「レントゲンに写ってないから病気じゃない」と言い出すヘボ医者の理解と同じ臭いしか見えない。「放射線測定器の検出限界だから被害はアリエナイ」とか、「有意な相関が見られないから因果関係を認めない」ようなものだ。


■ 自分たちの(通俗的)科学的常識なんだろうね

 その評価尺度も案外に狭隘に見える。自分たちの興味の範囲内で知っている知識くらいなものだろう。エセ科学批判で威張っている連中の評価尺度はそのようなものだ。

 だが、それは結構な間違いがある。エセ科学批判は自然科学や工学そのものでの理解としても結構主張として間違えている。広くといって社会との関係でも、人文科学や社会科学の方面からすれば噴飯な主張も多い。

 前者は、まずは19世紀の「細菌が病気を起こす」を教条としたリテラシーに似ている。ヘボ医者レントゲンの例なら「細菌が見つからないから病気じゃない」だ。「細菌が病気を起こす」先生がウイルスの存在まで想いは至らないから「タバコモザイク病は細菌がないから伝染病ではない」と言い出す。ビタミンの概念は「細菌が病気を起こす」主義では受容できないから片端から否定する。

 今の「日本人には科学リテラシーがない」先生に含有される、科学的な知識・常識はそのようなものだ。特に原子力、航空宇宙開発のような巨大科学のポジショントーク的な科学的知見に偏した知識ばかりである。だから「100ミリシーベルト居住域と病気の発生率の相関係数は0.49だから相関はない、だから詐病」といいだす残念になる。


■ 「下水処理場の処理水は飲める」「だから飲め」のアレ

 後者は自然科学・工学だけを評価軸とする誤りである。

 「下水処理場の処理水は飲める」は科学的事実だろう。だが「それを飲め」と言い出すのはアレだ。「宇宙飛行士は飲んでいるのにオマエは飲めないというのか」と言い出すのが、今の「日本人には科学リテラシーがない」だ。

 「『食べて応援』を否定するのか」はそんなものだ。産地や食品次第の部分はあるが実際にはほとんど問題はない。だが、不安感を許さない。「食べないのは非科学的」といった非国民的非難はどうかしている。

 その点で狂信にしかみえない。「科学リテラシー」とは科学真理教への帰依である。あるいは神信心の強さの表明競争である。そうとしか見えない。
2018.11
04
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05:28
Category : 未分類
 1967年のTVドラマ『遊撃戦』と1978年の映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』は構図的に相似である。桂林飛行場の燃料庫攻撃と都市帝国の機関室攻撃は全く同じ構図である。

 これは以前にも述べたとおりだ。だが、以前に述べたモチーフと役割分担の類似に加え、援助者の存在でも両者は重なると気付き再び書き記すものだ。
 

■ 敵内部への攻撃
 第一はモチーフが類似している。内部にある弱点を突く点だ。

 『遊撃戦』は地中式燃料庫を爆破する。物語はB29による九州爆撃の根拠地、桂林飛行場の弱点として山をくり抜いた地中式燃料庫をが設定されている。黒田兵曹長が指揮を取る日本軍遊撃隊は燃料庫に突入して爆破を行う。多分、最初の構想は弾薬庫だが爆弾は裸火では爆発しない。だから不自然ながら燃料庫としたものだ。

 『愛の戦士たち』は白色彗星内部の機関室が目標である。これは『ヤマト2』と同じ。敵戦闘機の出入口から侵入し白兵戦を挑む。動力源に爆弾を据え付け都市帝国を機能停止に追い込み破壊する。

 両者は類型としては同じである。あるいは『ナバロンの要塞』が起源かもしれないが、両者の類似よりは離れている。


■ 役割分担
 第二はキャラの行動である。これは酷似している。

 『遊撃戦』はのメンバーは黒田兵曹長、上野兵長、三浦上等兵、中西一等兵、渡一等兵である。

 『愛の戦士たち』は古代、加藤、斉藤、真田がそれに相当する。

 行動ではうち三者が重なる。上野(軽機)と加藤(コスモタイガー)は脱出口を確保する。そしてどちらも脱出時には事切れている。三浦(燃料庫)と斉藤(機関室)は破壊場所の確保、燃料庫と機関室入口を守る。破壊作業が終わるまで敵警衛と戦い、ともに立ち往生する。中西と真田は破壊作業を担当する。


■ 援助者も似る
 第三は援助者の存在である。符号はやや弱いものの同じ役割を果たす登場人物が登場する。これは以前には気づかなかったものだ。

 まず、黒田・古代を導く存在がある。安倍(陸軍)大尉と土方艦長がそれだ。どちらも未成熟な部隊を取りまとめる立場にあり、いずれも中途死亡する。

 また、弱点を知らせる援助者もいる。『遊撃戦』では東亜同文学院出身の特務、『愛の戦士たち』でのデスラーがそれだ。前者は第一話で死亡するが、彼のもたらした情報は同窓の渡一等兵により地下燃料庫への突入経路であることが判明する。あるいは、最終回前回での曹長もそれに加えてもいいかもしれない。遊撃隊の桂林飛行場突入を援護したためだ。


■ 換骨奪胎といってよい
 これらの点からすればまずは全体構造とモチーフは同じである。

 その点で換骨奪胎といってよい。そもそもの構図も同じだ。「敵本拠地を破壊するために旅立つ、そして破壊に成功する」話である。「謎情報を確かめに行く」話も同じ。しかも最初は謎のメッセージを受ける点も同じ。脱走の形で旅に出る形も同じ。土方を拾う話も『遊撃戦』で一人生き残った日本軍と接触する2話、「居残り軍曹」と「老兵は死なず」と同じだ。

 両者の差異は本質的差ではない。大林太良による世界各地の海幸彦山幸彦型神話での類型紹介でのバージョン違いのようなものだ。なくしたのは針ではなく猟犬である、舞台は海での漁労ではなく山での狩猟である程度の差だ。

 まずは、ヤマトの二作目を作る時に「『遊撃戦』の構造やモチーフをそのまま使おう」という話としたのだろう。もちろん、それは違法性はない。『七人の侍』から『荒野の七人』を作るようなものである。あるいは『隠し砦の三悪人』からR2-D2とC-3POを抽出したのと同じだ。差し支えはない。

2018.11
02
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20:31
Category : 未分類
当籤しました
3日目 月曜日 東 S-14a  隅田金属です

サークルカットをみたら「海自新空母は6万トンを超えるか」と書いてあったので
その線にそった本を作ります、書けなかったら「諸星きらりは菩薩である」で

パンフは、まあ、今思いつくままなら「日華事変でのA2ADとか」かなあと
1932年の一二八で日本との衝突必至を覚悟した蒋介石は海空軍力整備を決意するが
それはいまようにいうならA2ADであったといった中身ですというか、今そう考えました

本来が理屈っぽい話なんで沈崇晦さんとか閻海文さんとかの話が絡められるかというと自信ないけど




ついでで旧刊の紹介

メロンブックス、とらのあなの通販書店、神保町中国書とりあつかいの東方書店店頭に委託しております

・ 『F-35Bは正規空母を滅ぼす』(17年冬コミ)
17冬新刊でごぜーますよ

https://ec.toranoana.shop/tora/ec/item/040030597943(とらのあな)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=323545(メロンブックス)




・ 『駝峰航空輸送戦』(連合国のハンプ輸送の本です)
新刊紹介

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=328996(メロンブックス)
https://ec.toranoana.shop/tora/ec/item/040030563848(とらのあな)




・ 『七戦七捷』本(夏コミ新刊)もお願いしています、なんでこんな本を作ったのかは「書きたくて仕方がなかった、どーかしていた」としか言いようもありません
2018夏コミ_新刊

https://ec.toranoana.shop/tora/ec/item/040030656528(とらのあな)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=328996(メロンブックス)



・ 東方書店(コピー誌もお願いしています)

中文輸入書、中国関連書籍を買うときについでにでも
2018.10
31
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04:00
Category : 未分類
 下関は「捕鯨は神聖な権利」なんだろうね。まあアレを選ぶ選挙区で市も「鯨類科学調査船団入出港の支援」 というくらいだからさもありなんといった話ではあるのだけれども。

 下関海洋科学アカデミー鯨類研究室長さんの記事もその雰囲気に満ちている。これは『みんぱく』11月号に掲載の石川創「鯨類と動物福祉」pp.4-5がそれだ。下関海洋科学アカデミー捕鯨研究室長さんなのだが、反捕鯨国による人道的なクジラ絶命措置にはついていけないといった部分ほかで反捕鯨への反感がにじみ出る文章になっている。

 このご時世に「反捕鯨国の主張はヒステリックだ」といった主張をしてどうなるものなのかね。世界では通用しないし日本でもほぼ通用しなくなっている。日本も「可愛そう」だけではない。だいたい無理押しして捕鯨するほうが損であることも理解されている。「科学アカデミー」を名乗りながらも、ナショナリズムにも近いいまさらの場違いな雰囲気を感じたものだ。

 下関なら通用するのかもしれないけど。新潟3区はロッキード事件以降も角栄を落とさないアレと同じ。しかもさらに平成の御代にもなって揉め事で火炎瓶という。さらに言えば今の市長さんはアレの秘書だったときているという。



 まあ、科学アカデミーという名前もちょっちね。

 まずは政治との離隔距離を完全に取れなかったソビエト科学アカデミーの印象は強い。ナウカだか大月だかのソ連科学アカデミー版の技術史読むとたまにMEによるととかでてくるのが驚いた。中身はロルトの工作機械の歴史と同じくらい面白いしエンゲルスの軍事論文集も面白いけどさ。

 さらには「疲労がポンと取れた」といわれたオフィス・アカデミーの印象もあるのでどうもねえ。過重な労働環境に陥っていた安彦さん(もちろん罪なし)にウェスト・ケープ・コーポレーションの社長さんが突然に勝手に有無を言わせず施術したといったアレの話。たしかに他所の自衛用武器がトカレフの時代にM203付きのM16で武装してたからスゴイとは思うけどね。
2018.10
29
CM:7
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05:45
Category : 未分類
 9月から溜まりっぱなしの雑誌記事を読んでいる。家では逃げる理由が立つので読めない。だから他出する。木曜、土曜にファミレスで3時間半づつ、日曜は午前はコメダ、午後はロイホ、深夜はデニーズでだいたい合計10時間程度長っ尻をした。関東労務層だからファミレスメシは少ない。夜飯くらいは最適のチャーシュ力でブッチャー辛味噌でもガッツリ食おうかと考えてたのに終わらないので食いでのない食事になった。それでも未読はまた3割くらい残っている。

 これは去年のGW以来の一括処理。余子道先生の抗日戦記事50本くらいとほかにも解放戦争での上海経済封鎖、蒋幇の大陸反攻関連記事で丸々一週間が潰れた件以来。解放戦争も蒋幇も記事にそう書いてあるからそのまま使う。一般的には国共内戦とか国府、台北あるいは蒋介石一味か。

 その中で『抗日戦争研究』(2018年2期)に民国の武器制定記事を発見した。高翔「1928-1935 国軍陸軍制式武器的選定」がそれ。

 最初はフランス系を多用するつもりだった。機関銃は重軽対空全部ホチキス、迫撃砲はストークスと仏式。独式は小銃と8ミリ弾くらい。モーゼル小銃は普及していたし8ミリ弾は日軍の6.5ミリよりも偉いからそれだけ残った。あと平射砲は聞いたことないオーストリアのベーラー44ミリ砲、BohlerだけどググるとOにウムラウトが付いてるからベーラーでいいと思う。

 それが後に変わる。まずコルト、ビッカーズ、ボフォースや仏式でもスナイダーが入る。そして後にはドイツ軍事顧問の影響がでる。

 だが、軽機関銃はチェコ機銃ZB26を選んだ。

 別の記事なんかではコピー生産の結果とされる。各地で勝手に模倣していたやつだが評判が良くて採用したようなことが書いてある。

 この記事にはその後も示されている。「正規に5000丁を輸入したら生産指導がついてきた。公差の提示、無条件生産を認めてくれた」とのことだ。相当に太っ腹なことだ。

 そして民国はZB26で軽機では日本を圧倒できた。それからすれば、この正規ルートの輸入は民国の戦況を多少なりとも救った救国契約なのだろう。なんせZB26は現地日本軍が欲しがるほどの武器であった。



 まあ、読んでいるといくつかのタネは見つかる。海軍工程学院学報の記事で示唆を得たのでチョット調べて、誰も言っていなければ急いで記事化して雑誌に載っけてくれと頼むことにする。多分、その骨格を作るのにウンウン3-4日悩むのだけれども。
2018.10
25
CM:2
TB:0
12:57
Category : 未分類
 ホリエモンロケットは寄付も限界点にある。

 昨日、12時位にはじめてのテコ入れがあった。
堀江貴文(Takafumi Horie)@takapon_jp
観測ロケットMOMO3のクラウドファンディングもうすぐ終わります!「伝え方が9割」の佐々木圭一さんに書いてもらったコピーで動画つくりました。「ロケットには乗れなくても夢には乗れる」
https://camp-fire.jp/projects/view/90132 … https://www.facebook.com/takafumi.horie/videos/2486593494700553/ …
https://twitter.com/takapon_jp/status/1054974269661290497


 それにより期せずしてその効果を測れる形となった。記事で寄付人数と金額を控えておいたそれで24時間の差分が取れた形となった。

 その当初24時間の効果は、ざっと約35人で35万円である。昨日12時の段階、13,112,555円、寄付者691人だった、それが本日のお昼、12時半の段階で13,454,896円/724人である。

 あとは逓減する。24時間ごとに半減するとすれば、ブーストアップの効果は総計で70人で70万円である。多少のロングテールになっても新規寄付者の発掘効果は100人程度で100万程度だろう。2回目、3回目を繰り返しても新規寄付者の発掘効果は減る。


■ 今後は寄付も増えない

 そして、今後も寄付が増える見込みはない。

 失敗については昨日に述べたとおりだ。失敗すれば人心は離れる。これは昨日に述べた。失敗を恐れて慎重に進めれば興味は低下する。興味の持続を重視して短期間に打ち上げをしようとすると失敗の可能性が増えるジレンマにある。これも昨日述べた。

 その上、今のシリーズは成功してもおそらく長期的に寄付は減る。1回成功すればやはり興味は減るからだ。1回目の成功はニュースになるが2回目はニュースにならない。また1回目は挑戦だが2回目は惰性である。

 その上のマイクロサット投入ロケットまで、寄付者や潜在的寄付者の興味の持続が続けられるかは怪しい。難度は今以上となり、準備期間も今以上となる。なにせ今のロケットでも梃子摺っている。最初の一回の寄付でお金を集まるかもしれないがそれで終わる。

 逆にいえば、寄付でそこそこにお金を集める仕組みは「毎回1発成功」が連続しなければ成り立たなかったのだろう。それはある意味の自転車操業である。





■ (おまけ)大檀那が金を出し続けるか

 もちろん、大檀那のドナーで成り立っているので寄付は資金の主力ではない。

 ただ、それでいえばマイクロサット投入の段階まで大檀那が出資を続けれるかも検討する必要もあるけどね。

 各国が先行しており、価格や発射場の条件からすれば今のインシュリンテクノロジーは競争力はない。成功しても儲かるか分からない。

 その上、成功するかどうかも怪しい。所詮は夏のロケット団だからねえ。

 今は投資家ホリエモンの広告塔効果でやっている。だが、マイクロサット投入タイプのコストが広告塔効果で得られる利益をこえれば、話はなくなる。

 あるいは継続中として開店閉業にするかだね。一時期の、2005年位?の東芝の燃料電池ノートパソコンのアレ。やるやるといってやらない。あるいは東芝のようにアリバイ的に燃料電池だけを限定販売するようなやり方をするかだ。それで世間が忘れるまで広告塔効果の持続を狙うのが一番ではないかね。
2018.10
24
CM:7
TB:0
13:00
Category : 未分類
 ホリエモンロケットの寄付金集めが上手くいっていない。

 「続ける。宇宙への挑戦。みんなの力でMOMO3号機を飛ばそう!」は目標未達に終わる様子である。24日正午において残期限6日間でありながら達成率48%、13,112,555円、寄付者691人である。

 なによりも全二回から後退している。第1回目は22,710,333円/734人、第2回目は28,426,500円/924人であった。

 明らかに勢いは低下している。ホリエモンは嫌いでもない。だが、ロケットをヨイショする(自称)航空宇宙クラスターは農奴にして地球所払いの上、火星で芋ほりさせればよい。そう考えている筆者にとっては嬉しい限りである。


■ 人心ははなれつつある

 まずは人心が離れたということだ。

 そもそも事業としてまず不健全である。見返りなしの寄付金を受けてロケットを打ち上げようとしている。利益確保の見込みはないし、その際の利益配分もない。ただし、それは趣旨ではない。だから置いておく。

 ただ、寄付金を溶かしておいて神妙な顔しないのは敵対だ。寄付金を貰って打ち上げに失敗しておいて「『失敗した』ことが分かったことが成功」と言い張るアレだ。まずそれで寄付者は離れる。金を呉れてやる相手ではないと考える。

 さらに言えば「彼らのロケットに成功の見込みはない」とも判断された部分もある。2回やって駄目、しかも1回目よりも初期段階で失敗した。その点では後退にも見えるものだ。もちろん、どの段階で失敗するかは相当に分散している。だが、事業としての不健全性も見抜けずに夢で寄付するような寄付者である。そのあたりの理解や納得は薄い。


■ 将来はヨリ困難となる

 では、今後はどうなるか?

 ホリエモンロケットの前途は暗い。100km到達を成功させても次の段階の試練がある。マイクロロケットによるマイクロサット投入までには相当数の段階がある。それを超えられるか。さらにそれを解決するための試射数を確保できるか。まずは無理だ。

 さらにいえば事業化も厳しい。他国の事業は経済的見通しの元で進められている。そしてマイクロサットの投入段階に至っている。ホリエモンロケットは出遅れており、しかも経済性での有意もない。完成しても市場シェアをとれない。その点でも見通しは暗くなる。

 寄付金集めも同じように暗い。どーやっても次の段階に進まない。進んでもまた停滞する。そのような計画には爽快さはない。寄付による達成感も得難い。檀那面の自慢(ちなみに檀那は印欧語期限でドナーと同源同意義だ、)もできないような寄付集めには参加したがらない。だから今よりも減る。

 寄付だけに関してはジレンマっぽい部分もある。打ち上げ間隔を広げれば成功率は上がるが寄付は減る。打ち上げ間隔を狭めれば寄付は増えるが失敗のおそれが増える。そして失敗すれば人心も離れる。


■ 実際は大檀那もうまくいかないとみているかもしれない

 会社存続にとってホントの致命的な影響は大檀那の心算だけどね。大檀那が離れれば事業は終わるからだ。

 実際にはすでに見放しているのではないかとみている。インターテラテラテクノロジーだかインステラーテラテクノロジーについて「技術的見込み」なしとみているのではないかと疑っている。

 ただ、ホリエモンはそれを認められない立場にある。まずホリエモン唯一の目玉事業である。また失敗により投資家としての事業選球眼の傷を負う立場にある。だから失敗しても未来はあると強がりをいわなければならない。

 だから「うまくいっている」と振る舞っている。そのように見えるものだ。


■ MOMO3号が失敗したら新世界菜館だよね

 そのあたりもインスリンテクノロジーに期待している寄付者の類、(自称)航空宇宙クラスターとやらは見ようとしていないなとね。

 そしてMOMO3号さんとやらが失敗しないかと乞い願う原因でもある。ホリエモンさんは嫌いでもないが、(自称)航空宇宙クラスターは嫌いなので彼らが落胆する姿を見たい。表面上だけ「貴重なデータが」と強がってもその内心に打撃を受ける姿、信仰が揺らぐ姿を見たいからだ。

 その時はいいことあったねと新世界菜館に行くことにする。普段は上が咸亨酒店か揚子江菜館でぼっち飯だが、MOMO3号が首尾よく失敗したら新世界菜館で3皿くらい頼もうかとね。

 あそこは敷居が高くてボッチには入りにくいものだ。そのため勇気がある。MOMO3号さんが失敗してくれたらボクも新世界菜館でぼっち飯の勇気を出す。だから打ち上げに失敗して欲しいものだ。
2018.10
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04:23
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 この一週間、ズーッとイージス・アショアが(おそらく)しくじる根本理由はなにかを考えていたのだけれども

 国会図書館から神保町に歩いている間に概要を思いついた。なんつーか六匹の猿が尻尾を繋いで輪っかになる夢の用な感じ。

 その上で神保町で石川好先生をお見かけした。同じ本屋に居合わせること二軒で、二軒目の会計でヒョッコリ頭を下げた。日中友好系の寄り合いの際にたまたま隣に座られたので背格好は覚えていた。

 家帰って、それからウンウン唸ってもっと抽象化して、それを使って導入部というか全体構造が深夜4時ころに書けて、それで嬉しくなって「そいや石川先生をお見かけしたわ」と思い出して今に書いている。
2018.10
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22:10
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 ミリタリー関連の記事は「誰が言った」がやたら多い。役所がそういった。会社Aはそういった。会社Bはそういった。会社Cはそういった。そのたぐいに満ちている。

 そして、筆者の主張や結論がない。「これからも目が話せない」のたぐいだ。そもそも問題意識の提示もない。ちなみにこれらは「白紙の主張」と呼ばれる。まずは電信記事とよばれる類、短報と呼ばれるニュースの集積にしかならない。

 その主張、結論のない立場から批判されるのは不思議なものだ。

 ならば「将来の戦闘機数は何機になるか?」を提示すべきである。「何年ころには戦闘機数は何機となる」と、概数や推測でもよいので見通しを示す。

 その上で「軽戦闘機の導入はない」と主張すべきである。


■ パイロット飢饉はない

 さらにいえば論理も飛躍している。「人口減からパイロットの数維持できない。だから戦闘機は減る」は相当に乱暴な説明だ。

 確かに2050年にかけて人口は減少する。自衛隊員に適する生産年齢人口は7500万から5000万に減る。その点で隊員募集は厳しくなる。

 だが、そのままの数字をパイロット要員数に割り当てるのは不適当だ。

 まず自衛隊員は優先順位から海空に傾斜配分される。空自の4万5000人がそのまま3万人になるわけではない。そもそも志願でも空自は一番人気だ。

 また、その中でもパイロット要員は比較的容易に充当できる。パイロット希望者そのものは多い。航空身体検査や素養を緩和しエリミネートも減らせば現状のパイロット要員数は満たせる。

 ホントに困ればパイロットを事務に配置しない方法もある。パイロットの上級司令部や本省勤務を減らす。今以上に高年齢でもよいので飛行部隊と飛行直にとどめておく。そうすれば要員数のでショートもない。

 いずれにせよ「パイロットが足りないから戦闘機は減らす」事態は実際には出来しがたい。必要がある配置はどうやっても配員する。潜水艦乗りは足りないが潜水艦は増やしている。当然ながら、戦闘機他のパイロットは不人気な潜水艦以上に配員は容易となる。





 まー「LCCが自社養成を始めた」も転職市場からパイロットが払底しただけの話で、人口減でパイロット希望者がいなくなったわけでもないよね。だって自社養成にあてるような「空を飛びたい」奴はいる、あるいは集める見込みを立てているわけだから。それこそ薄給でもアニメーターは揃うアレとパイロットは同じ構造だし、アニメーターどころじゃない給料だせばね。
2018.10
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20:03
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 「『ラジオのソニー』は終わる」がアップされました。前々から書きたかった中身で、ようやく書いて「不断と違う中身だから掲載しないでもいい。時節モノじゃないからいつでもいいです」とお願いしていた中身です。

 よければ御覧ください。

 納戸のどっかにICF-5800(小四のときの貰い物)とICF-SW1もあるはずなんですけどね。写真を撮る段になって見つからなくて小学校六年製の時に新品で買ったICF-7600Dが最古のラジオになってます。ゼネガバとかは話が面倒になるので抜きました。

 ここ一週間ほど農業労働者をしてたので腰がどーも。知り合いの百姓(農業経済のPh.Dもち)の家のお爺さん(この人も、もともと経済学の教授)が膝を痛めて手術入院で、人手がないので米の収穫を手伝ってました。

 基本は輸送要員ですけどね。Ph.Dが朝から7条刈り?で刈って2台の軽トラに交互に米を積んでいく。昼前に己が手伝い行って軽トラを倉庫まで運んで3トントラックにホニャララ?トン積む。Ph.Dが昼飯食ってる間にカントリーエレベータまで行って納品して戻る。午後にもっかい3トン積んで往復したり場合によれば倉庫内パレットの巨大袋に籾を入れる。一部は籾摺りまでやって夕方前に終わりですね。

 Ph.Dのおかみさんはその間に軽トラ輸送の手配や直販米の配達と農協販売所に出すブルベリーの処理。だいたい3トンやらフォークは女性は慣れないからねえ。

 11月には別の手伝いもしないといけない。大豆と落花生の収穫、ドイツ農場のポーランド人のアスパラガス処理ユニットみたいな仕事ですね。実際はレーキで集めて豆だけバイーンって取るやつに突っ込むだけだと思うけど。

 まあ、以前はコピー誌作るの手伝ってもらってたからお互い様で。また対価に米100kgとか貰っても処理に困る。呑助なら、どぶろくにして飲むもあるけど己は下戸だから。
2018.10
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21:28
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 世間には商道徳というものがある。出入業者は出入り先で喧嘩口論はしない。下請は元請の製品に文句は言わない。そんなものだ。

 もちろん法律でも何でもない。職業倫理にすぎない。だから自分も住んでいる村に大砲打ち込むのも自由といえば自由だ。また奴には仕事が来ないと侮りたいなら侮ればいいだろう。

 まあ、請元の認識が違う可能性も大だけどね。

 己は納品したあとで金をもらえる相手を商売相手と考えている。あとは知らない。

 ただ、その上に大元請がいると考えているのかもしれない。そこに忠節を示している。ならば殿の一大事と存分に忠義を尽くせばいいだろう。

 けれども己はそこから金は貰えない。やはりどうでもいい話だ。
2018.10
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04:29
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 ようやく納品終わって時間ができたので少々。

 東電サポーターの松浦晋也さんが「朝日は東電の敵、福島民友は事実を伝える新聞」と言い出した。

名称未設定 1
松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
この件に関しては、福島民友は大変良い仕事をしたと思う。朝日は東電を攻撃したいという気持ちが事実の報道よりも先行していることがバレた。東電は、広報体制にまだまだ甘さがあり、しかも巨大組織故の面倒さを相変わらず抱えていることが見えた、というところか。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/1046029367288070144


 これは「三重水素以外は全部抜いた処理水です」のウソがバレた件についての松浦さんの反応だ。

 時系列で並べると次の通り。「また東電が嘘こきやがった」と朝日が正しく指摘した。その後に東電が言い訳をした。その言い訳を福島民友新聞が無批判で「これが真相だ」と報道した。その後に松浦さんが上の発言をした。そのような順番である。


■ 東電の広告宣伝費の影響を想像できない不思議

 だが、そこには想起すべき疑問がある。

 なぜ福島民友が無批判となったのか? 朝日が批判できて福島民友が批判しなかった理由は何か? だ。

 答えは簡単である。福島民友の経営は東電広告費に依存しているからだ。だから東電や原発への批判は鈍る。

 だが、松浦さんは疑問も浮かずその構造に気づいてもいない。世間ではすでに指摘されている広告費コントロールといった仕組みをご存じない。

 だから、朝日と福島民友の態度差を善悪でしか理解できない。「朝日は東電を攻撃したいという気持ちが事実の報道よりも先行していることがバレた。」(松浦)はそれを示している。


■ 「東電は、広報体制にまだまだ甘さがあり」(松浦)と言い出す

  その上で、さらに広報体制の不足を指摘している。 「東電は、広報体制にまだまだ甘さがあり、しかも巨大組織故の面倒さを相変わらず抱えていることが見えた、というところか。」(松浦)がそれだ。

 「東電は、広報体制にまだまだ甘さがあり」(松浦)とは何をイメージしているのだろうか? 

 電力会社をサポートしたい立場から「公明正大な広報が足りない」と主張したいのだろう。

 だが、電力会社の広報体制はダーティである。繰り返すがこれは従前からいわれている。やっていることは地方紙を広告費で支配する。首長、県会、市会を金銭・非金銭でコントロールするといった「広報体制」である。

 それからすれば普通は「もっとダーティになれ、朝日を広告費で買収しろと言い出すのか」といわれる主張でしかない。

 そこには世間との乖離がある。自己認識と世間の認識が合致していない。理系ダイスキお理工さんの皆様は非理系的な世界への興味や理解は高くはない。それを伺わせる主張である。


■ 本当に空間線量を問題視するならALPSをもう一段つくるだろ

 そもそも、言い遁れ感満載の東電公式発表を鵜呑みにするのも不思議である。

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
つまり、ALPSによる汚染水処理は、敷地境界の空間放射線量が年間1mSvとの条件を早急に満たすため稼働率を優先で運用。結果処理水には取り切れない放射性物質が残っていたということ。そのことはWebにどわっと出ている資料で明記されていた。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/1046025250591236096


 東電の言い訳「敷地境界の空間放射線量が年間1mSvとの条件を早急に満たすため稼働率を優先で運用」(松浦)は信じるに足りるだろうか? 

 そんな殊勝な心がけが東電にあるならALPSあるいは類似設備の処理段数を増やす。能力が足りないなら2セットにすればいい。時間もある。フクシマの事故からすでに7年が経過している

 東電がそれをしなかったのは「世論工作で希釈放出を認めさせればどうとでもなる」と多寡をくくったものだ。原子力セクターは「トリチウム水は水で薄めれば無害」の方向に持っていこうとした。それを前提にすれば、不十分処理水も「どうせ水で薄める。希釈後に法令基準値を満たせればいい」と考える。外部負経済下ではそれが合理的な発想となるからだ。


■ ロケットや飛行機や原子力は富と繁栄をもたらすと信じ込む科学技術版のカーゴ・カルト

 だが、松浦さんを首魁とする航空宇宙クラスター(自称)は、そのあたりを読み解けない。航空宇宙産業や原子力のような巨大科学技術には一切批判をしない。担当官庁や企業のいうことをそのまま信じる。

 科学技術に対しカーゴ・カルトに似た信仰をもっている。ロケットや飛行機や原子力といった富と繁栄をもたらすと信じ込んでいる。その中心の世代もロケットや原子力が時代の華であった60年代生まれのラララ科学の子である。だから将来性が疑問のマイクロ・ロケットの打ち上げに熱狂し、どうみても安全性に余裕がない宮崎アニメを模した自作飛行機、ガッチャマンの科学忍法火の鳥となれば周辺民家に迷惑を掛けかねない飛行機を称揚する。航空宇宙の裾野が広がれば日本も月ロケットの類を作り大儲けできる、科学技術の世界一等国になる。そう信じている。

 スタンスが信仰なので企業や担当官庁の科学技術投資の目論見や公式発表は神託のように疑わず信じる。構造が信仰と同じなので全て真に受ける。東電の発表を批判的に読み解けず全肯定するのも当然である。

 信仰ゆえに反する情報は全て遮断する。見て見ぬふりをする。国産ロケットや国産航空機について実現可能性や経済性の劣位の指摘について連中は絶対に触れない。それで明らかだ。実現可能性や経済性の議論の土俵に乗らない。自分たちのなかで神託を振り回して「嘘だ」と唱和するだけだ。

 松浦さんは原発報道で広告宣伝費の影響に気づかない。これは最初に述べたとおりだ。

 それもこの自発的情報遮断の結果である。東電の神託は常に正しい。科学技術への社会的信頼を揺るがす意見は全てデマであると信じ込んでいる。それが原発であれば放射能デマと非難する。「善男善女は耳を貸すべきではない」として邪教処理するのである。



■ オマケ

 まー、お理工さんたちによる「デマ」って評価って結局は「不信心者奴!」だよね。「事実や理屈で正しくない」ではない。「素晴らしい原子力発電への批判は許さない」といった科学技術信仰の敵って意味なんでしょう。神仏基のいずれのご宗旨でもいいけど、「死後の世界はない」「死後復活しない」に集会で寺社教会に集まった原理主義の皆様が「デマだ」といってるのと同じ構図。
2018.10
02
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11:51
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 JAPAN IN DEPTHで「海自潜水艦は海南島中国戦略原潜を狙う 」https://japan-indepth.jp/?p=42290が公開されました。

 要は海南島アプローチです。こないだの海自潜水艦の南シナ海行動について、「航行の自由は欺瞞だよ」といった内容です。今月の『軍事研究』で書いた中国戦略原潜を狙ってるんだよといったものです。

 まー、米国のやってる航行の自由作戦にしても裏では何やってるかわかんないけどね。航行の自由、もともとは通商の自由の確保で人工島12マイル以内を通過する裏で、米潜水艦は海南島12マイル以内とか入ったりSDV使って水中センサー盗んだりしているとは思うよ。

 そのあたりで米国あるいは日米は国際法をとか言っているのを見てると、まあお人好しだよねと。前に南シナ海の仲裁審判で中国は負けから正当性を失うみたいな発言と同じでピュアだよねと
2018.09
29
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21:42
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 立憲民主党を一度も支持したことがないヤツが候補者に文句をつけてどうするのだろう?

キクマロの選挙のあれ

kikumaco(10/29ベアーズ)‏ @kikumaco
立憲民主支持者はおしどりマコの公認に強く反対していくべきだと思う
https://twitter.com/kikumaco/status/1045946762882633728


kikumaco(10/29ベアーズ)‏ @kikumaco最終的に比例の名簿に載るまではわからないので、反対していきたいけれども、本当におしどりを候補にするなら、みんな立憲民主を見限ったほうがいいと思う。おしどりマコは放射能デマの中でも最悪質のひとり。東電原発事故を官房長官として見てきた枝野は本当にこれでいいと思っているのだろうか
https://twitter.com/kikumaco/status/1045946564353695744


kikumaco(10/29ベアーズ)‏ @kikumaco
産経の飛ばし記事ではなく、立憲民主は本当におしどりマコを公認するようだ。放射能デマを公認するのは最低だ
https://twitter.com/kikumaco/status/1045946070986104832


 菊地誠さんとその仲間は立憲民主党は支持していない。与党が議席数を頼りに強引に導入した裁量労働制をついて「それを許した野党が悪い」と言い出す連中である。

 それが「本当におしどりを候補にするなら、みんな立憲民主を見限ったほうがいいと思う。」(菊池)とは何様だろうね。まず、どーかしているのはどっちかは明白だ。


■ 「社会的に正しい判断ができない」連中が「科学的に正しく判断できない」と言い出す

 なによりもその主張がブーメランとなっているのは皮肉なものだ。

 菊地誠さんとその仲間たちの主張は「放射能デマを公認にするな」である。つまり「科学的に正しく判断をする人間は議員にするな」というわけだ。

 だが、それを言い出している本人たちは社会のセンスから外れている。放射性廃棄物の海洋投棄は許されない。原因があって結果がある。放射能を出した電力会社はそれを除去し保証しなければならない。それを理解できていない。「少しくらいだから大丈夫」と言い出している。

 まずは「社会的に正しい判断ができてない」わけだ。それで世間に口を出す様は主張の裏返しである。

 しかも、それを選挙制度の枠組みでいう。

 そこも理解できていない。選挙は科学的に正しい人間を選び出す仕組みではない。あるいは科学的に正しいから当選するわけでもない。


■ 結論としての「放射能は危ない」と「国民をドンドン被爆させろ」

 その上で結論にある雲泥の差である。中途はともかく正しい結論にたどり着いたおしどりマコさんに、誤った結論の菊地誠さんが、中途の科学的説明だけで噛み付いている。これも何を言い出すのかといったものだ

 確かに「放射能がどう危ないか」について、おしどりマコさんのの理解や説明は危ういだろう。

 だが結論は間違っていない。「放射能は危ないのできちんと除去管理しろ、原発はやめろ」は問題意識も解答も妥当である。放射性廃棄物や原発は現状の社会が抱えている問題であり、その解決方法としても縮小廃止は正しい選択肢であるためだ。

 対して菊地誠さんの主張は科学的機序での正しさを誇るだけだ。その結論「少しの放射線を浴びても健康被害は測定できない、人間も即死しない、だから国家や東電は除去や管理を手抜きして国民にドンドン放射能を浴びせろ」はどうしようもない。全く月と鼈の差だ。

 政治の過程においてどちらが受容されるかは明らかであり選挙の過程においてどちらが選ばれるかも明らかである。仮に菊地誠さんが選挙に出ればまあ罵声大会となるだろうよ。
2018.09
25
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06:56
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 バナジウム・レドックス・フロー蓄電池、VRFBについてかきました。発電所や変電所においとくような電力貯蔵用電池です。

 文谷数重「水素電力貯蔵はバナジウム電池に敗北する」『JAPAN IN-DEPTH』 (https://japan-indepth.jp/?p=42129

 スペック羅列で技術の説明だけするのは気持ち悪いので、政府方針の水素社会の出目のなさを絡めてかきました。 原発私設応援団の「太陽光なんて夜は使えないじゃないか」がアレなんで、再生可能エネルギーの夜間利用に焦点を当てようかとも思ったのですが、どっちかといえば「水素社会のうちの電力貯蔵がそれでトドメ刺されるよ」のほうが分かりやすいかとおもってね。

 まあ、いいとこ行くと思いますよ。密度はリチウムに負ける。でも容量増加は容易。高温となるNASよりも安全で、サイクル数劣化もNASの年100サイクルで20年に対しサイクル数制限なし。

 ただ、勝つのは中国じゃないかね。湖南省が力入れてて多分じきに日本を追い越すと思う。でも「日中どっちが勝つよ」も意味もない。も商売人は協力を考える。すでに日本企業と湖南省の企業の合弁もあるからねえ。中国語の記事だと日本の銀河株式会社(ググっても出てこない)が湖南省の企業と協力したとかあった。
2018.09
22
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13:01
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 たいていは手計算をする。忙しくなるとそこらへんのレシートの裏やベタ打ちにカランダッシュの5Bの鉛筆で殴り書きで計算する。グーグル検索窓での計算やエクセル風も使うが手計算のほうが、桁違いの間違いをやらないのがよい。

 その数字も書き留める、だいたい桁も書いておく、万、億、兆、あるいはK、Mと書いておく。億はメンドイので「イ乙」でかくが、「兆」は略字のtnと書く。

 納品おわって一晩寝て今朝方に、片付けかねてその紙をまとめる。そこで3.1兆を3.1trと書いた。要はトリオンなのでTRIと書いたのだ。

 そこで気づいた。「ミリオン、ビリオン(略すとbn:10億)、トリオンって、百万、bi百万、tri百万なのではないか」といい年こいて電撃が走った。biって2の接頭辞でビスケットのビ(再び)とかバイセクシャルのバイ、Triは3のそれでトライアングルのトライとかトリチウムのトリ。

 「じゃあ1000兆はQ百万、クワッド百万か、クワッドリオンか」とQUADLLIONぐぐるとまったくそのとおり。ただしカタカナ発音は「クァドリリオン」だの「クワデリリオン」だの小洒落た表記になっていて馬鹿にされた。

 じゃあ100京はペンテリオンかと思ったらquintillionだった。「ギリシャ語起源がペンタでとラテン語起源がキントか」と思ったらどっちもギリシア語起源らしい。

 まー、数詞はね。知り合いの家にいって親爺の話に混じってきたそこんちの倅と話してたら、セプトは9でしょといいたげだった。中学校だと月名と数詞がズレてるのを教えないからそうなるよねえと。オクトは8でオクトパスは8本足、全部ユリウスとアウグスタスが悪いといったが、腑に落ちない様子だった。

 昔から信じられてないからね。旦那とドナーは同じだとか、馬と竹には訓読みはないとか、トナカイとイクラは英語じゃないとか。昔に木綿豆腐の話で「木綿って木になる羊毛だよ」と説明してバウムウールの絵を見せたあとでホンモノの綿花を見たのが原因みたいだけどね。



  その上、米語と英語で10億以降の桁も違うから気をつけろみたいな記事も見つけた。bnの桁だけじゃなかった。
10^3 3    thousand thousand
10^6 6   million   million
10^9 9   billion   milliard
10^12 12   trillion   billion
10^15 15  quadrillion ---
10^18 18  quintillion trillion
10^21 21  sextillion ---
10^24 24  septillion quadrillion
http://www.onlineconversion.com/large_numbers.htm

だいたいbnの段階から123,456mbtuみたいに書いてるけどね。
2018.09
15
CM:35
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16:47
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 自民党の総裁投票でアレは勝つつもりでいるのだが。

 ここ1年内外で御本尊がいなくなったらどうなるのだろうかね。暗殺でも病死でも交通事故でも、あるいはお腹痛くなって辞める。それでアレが除去されたとには誰がそこにつくのか?

 もちろんまずは石破さんが頭に出るだろう。対抗馬で出た効果は大きい。今の投票の段階でアレがいなくなればその椅子を占める。

 ただ、総裁選が終わったアトでも石破さんが椅子に座れるかはよくわからない。アレの一派でまとまって後釜を出す可能性もあるだろう。

 しかし、その上で指摘すればアレがいなくなったアトでアレ一派が残るとも思えない。東条が失脚したあとは東条一味はいなくなった。その伝に倣えばばらばらにもなるかもしれない。

 ただ、具体的な名前が見えない。三角大福なら次の選択肢は明瞭だった。だが今はその選択肢が見えない。

 あとは自民のカルト連の後継はどうなるのかね。流石に稲田さんは担がないだろう。カルトが次に担ぐカルトは誰になるのかといったところだ。

 まあ、一番困るのがソフトなカルトでまとまる可能性だけどね。外あたりは良いが中身は今まで以上のカルトになった例もある。東条の次の小磯はソレに近い。今はお前の爺ちゃんCIAのカルト半分傀儡半分の三代目のボンクラだが、あとがカルト100%になる可能性もあるわけだ。
2018.09
14
CM:19
TB:0
05:36
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 かの加藤AZUKIさんは北海道が節電をすると「都内の農産物(乳製品、葉物以外の野菜)が高騰する」(加藤AZUKI)と主張している。

加藤あずき節電と農作物
加藤AZUKI@「忌」怖い話Echo怪談‏ @azukiglg
北海道の産業が節電すると、都内の農産物(乳製品、葉物以外の野菜)が高騰する。「なんで野菜やバターがこんなに高いの!?」と店頭や家で文句を言うその口で、「節電でしのげる」と言い、「原発怖い」と言う。
全体を繋げて俯瞰するという習慣は自力では多分獲得できない。
https://twitter.com/azukiglg/status/1039367886362501121



■ 農業で電気は使うか?

 だが、常識的に考えれば農産物価格において電気代はさほどの影響を与えない。生産段階において電気はさほどは使わない。花卉栽培の一部がハウスで夜間照明をするくらいである。

 しかも、北海道の農業は近郊型ではない。照明を用いるハウス栽培は大きくはない。またキュアリングのような後工程を伴うタバコ栽培も大きいとは考えられない。

 強いていえば畜産業が畜舎維持や加工で電力を使うだろう。だが、「都内の農産物(乳製品、葉物以外の野菜)が高騰する」(加藤AZUKI)とそれをわざわざ外している。

 これは誤った主張なのではないか? 以前に「ポテトチップス減量は石油価格上昇で袋代が上昇したため」と加藤AZUKIさんが主張したように全く事実に即さない主張を得として述べているのではないか? ちなみにポテチ袋あたりのポリエチレン価格は0.5円が0.6円にしか上がっていなかった。これは「あらゆる主張の平仄が合わない加藤AZUKIさん」(http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-1834.html)で述べたとおりだ。


■ 農業は電力を使わない

 日本農業はどれだけ電気を使うか?

 それを調べるのは簡単だ。産業連関表を見ればよい。最新の「平成23年(2011年)産業連関表(確報)」はe-Statにある(https://www.e-stat.go.jp/stat-search)にある。アレが宰相になる前の統計なので中身はいじっていないだろう。

 そこの投入係数表を見ると次のとおりとなっている。

・ 13部門分類 の「農林水産業」の支払において「電力・ガス・水道」が占める割合は1.07%(0.010720)

・ 統合大分類(37部門)の「農林水産業」の支払において「電力・ガス・熱供給」が占める割合は0.97%

・  統合中分類(108部門)の「耕種農業」の支払において「電力」が占める割合は0.06%
  ちなみに同じく「畜産」の支払いにおける「電力」が占める割合は0.11%

・ 統合小分類(190部門)中、列挙する農業の支払いにおける電力の割合は次のとおり。
 「穀類」は     0.55%
 「いも・豆類」は  0.26%
 「野菜」は     0.44%
 「果実」は     0.30%
 「その他の食用作物」2.60%
 「非食用作物」   2.30 %
 「畜産」      1.13%


 これらの数字により加藤AZUKIさんの主張は否定される。農業はほとんど電力に依存していない。そのため節電によって電力利用を絞られてもあまり困らないことを示唆している。

 しかも、むしろ高騰する例で除外した「農産物(乳製品、葉物以外の野菜)」(加藤AZUKI)で含まれる畜産の方が電力所要は大きい。その意味でも主張はピント外れとも言えるだろう。


■ 産業連関表を確認していない加藤AZUKIさん

 ただし、なによりも驚くのは「農業における電力使用量」を調べもしていないことだ。

 それを調べるのは難しくはない。ここで使った産業連関表を参照する。あるいは農業経営のコスト分析を探す。釧路内陸部等の北海道の農業地帯での農業生産額の金額と産業中有の割合、そして動力電力消費量を調べれば分かるはずである。

 だが、加藤AZUKIさんは産業連関表すら確認していない。繰り返すがそれが驚きである。

 そして次のような発言をする。
「北海道の産業が節電すると、都内の農産物(乳製品、葉物以外の野菜)が高騰する。」「「なんで野菜やバターがこんなに高いの!?」と店頭や家で文句を言うその口で、「節電でしのげる」と言い、「原発怖い」と言う。
全体を繋げて俯瞰するという習慣は自力では多分獲得できない。


 「全体を繋げて俯瞰するという習慣」(加藤AZUKI)には統計が重要であるはずだ。

 だが、それを参照しないで断言する。その蛮勇には恐れ入ったものだ。






 産業連関表といえば、学部生時分に興味半分でみていて自動車産業の支払先にわずかながら水産業が含まれていたのをよく覚えている。魚介由来のニカワを使っているのか、砕いた貝殻を塗料やコーティング剤やホップカリットみたいな担体にでも使っているのか、あるいは普段から神事でもしていてスルメや干魚を並べているのかと疑問が湧いたものだ。
2018.09
12
CM:40
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22:25
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 泊原発は動かせる状態にはない。政府もそれを追認して動かさないという。

 その決定に不満があるなら政府に文句を言えばよい。だが、原発親衛隊は政府には文句を言わない。なぜか「薪ストーブとか使えば」といったアイデアに文句をつける。

モトケン‏ @motoken_tw
原発に反対するのはいいとして、停電時に機密性の高い住宅の中で薪ストーブとか石油ストーブを使えばいいと言ってる人は、そもそも人の命とか安全とかいうものを何も考えていない人だと思う。反原発を主張する資格がない。
https://twitter.com/motoken_tw/status/1039734632546271233


タクラミックス@takuramix
この冬に北海道で電力足りなかったら薪ストーブ使えば良いとかって意見も散見されるが、燃料供給のおかげで薪拾いから解放され、水道の普及で水汲みから解放されて、それで子どもたちが学校に行く余裕も出来て…って日本の昔の話から分かる通り、薪拾いって重労働なんだぜ?知らんの?
https://twitter.com/takuramix/status/1039531779613315072


toy@wyvern4034
反原発様をはじめ遠くから北海道に言及しているのを見ていると、寒いのくらい我慢しろだの薪ストーブだの停電くらいたいしたことないだの北海道明らかに下に見ているのがよくわかる。自分の安心のためなら他人の犠牲は厭わない傲慢さも。
https://twitter.com/wyvern4034/status/1039323951611035649


 攻撃する相手を間違えている。そうとしかいいようもない。

 同じ原発を動かすべきではないという意見でも対応は分かれる。反原発派は攻撃する。でも政府には従順となる。不思議なものだ。


■ 「電気が無い」なら、無いなりに工夫するよね

 そもそも薪ストーブはそんなに悪いものだろうか?

 電気がなくて困っていればそうするしかない。停電時に寒くて困っていたら各自が工夫して暖を取るしかない。
ブラックアウトとやらとなった時、暖を取りたければ灯油なり薪なり石炭なりを燃やすしかない。あるいは停電のリスクが有るなら灯油を買いコークスを買い泥炭を掘っておくべきだろう。

 それを否定するのはどうかしている。 「停電時に機密性の高い住宅の中で薪ストーブとか石油ストーブを使えばいいと言ってる人は、そもそも人の命とか安全とかいうものを何も考えていない人」(モトケン)という。これはむしろ「停電で熱源がなくなったらそのまま凍死しろ」というものだ

 人間はそんなに馬鹿ではない。普通は困らないように何かの準備をする。電源がいらないアラジン・ストーブの類いやら昔の粉炭ストーブやらを使う。室内が蓄熱したら適当な間隔で窓をあけて換気する。あるいは降雪がひどくなければとりあえず車に乗って一晩中ドライブするくらいはする


■ 2000年問題の時と同じ話に過ぎない

 「停電したら暖房がなくなって死ぬ」話は前にもあった。2000年問題がそれだ。そして、それなりの手配はされた。

 その時のアイデアも「電源いらないストーブ用意しておけ」だった。あるいはどうしようもなければ隣組で助け合え。自治体で収容の準備をしろだった。

 それと同じ準備をすれば良いだけだ。あるいは発発を準備してもいい。今なら鉛やリチウムのUPSを買っても良い。FF式ストーブで消費する電力はさほどではないのでUPSでの使用に耐える。500whなら50wのストーブは10時間持つ。その間に適宜に発発をつかえばよい。


■ 田舎のジジババをバカにしすぎ

 だいたい田舎の年寄りは自分でなんとかする。「原発ないと死ぬ。停電だと死ぬ。薪ストーブだと死ぬ」と言い出すひ弱な都会のもやしっ子とは違う。

 昭和の御聖代には薪や石炭のストーブでやっていた年寄りどもだ。あるいは電化されていない時代すら知っている。健康なジジイやババアなら秋口のうちに準備する。適当な窓を外してコンパネと断熱材で吸気口と煙突穴をつけて、安い時計ストーブを据え付けるくらいはする。そしてマッチと新聞紙と薪と豆炭とコークス、懐中電灯とトランジスタラジオを準備する。田舎というのはそういうものだ。



 というか、原発ダイスキの「『たかが電気』批判者」って電気が熱源だと思ってる傾向があるよね。けど、寒冷地は最近まではヒーポンは使えなかった。今でも能力的にはイマイチなので普通は重油か灯油を使う。つまり電気は暖房維持をする上ではそれほど死活的ではない。またFF動かす程度の電力は節電すればどうにかなるものだろうよ。
2018.09
10
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22:25
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 メカミリの分野では、それっぽい発言が横行する。

 例えば「ボクが考えた国際ルール」のたぐいだ。
国旗掲揚だって
Zabara(じゃばらん)@zabarann
北海道に救援に向かった海上自衛隊の艦艇に対して「国旗を揚げるのは止めてください。それを見るのが嫌な人もいるんですよ」っていうツィートを見て「16世紀からこの方、国旗を掲揚しない軍艦は海賊とみなされ、無条件で攻撃される」という国際ルールを知らない人がいて震える。
https://twitter.com/zabarann/status/1038776030285066242



■ 旗国の不明示と海賊は関係ない

 簡単に言えば、商船旗と軍艦旗の不掲揚と海賊は関係ない。

 旗を揚げる効果は旗国つまり国籍を明示することだけ。あとは軍艦旗であれば軍艦、公船の旗であれば公船であることを明示するだけだ。

 その上でいえば軍艦には軍艦旗を揚げないこともある。第二次世界大戦でも仮装巡洋艦の類は別の国の商船旗を揚げたりあるいは何も揚げなかったりした。正当な戦闘従事者として交戦する際にだけ欺瞞の旗を下げて軍艦旗を揚げたのだ。コルモランやペンギンはそうしていた。

 これは別段に問題視されず咎め立てもされていない。この欺瞞行為は合法的な戦法だからだ。実際に各国が以前から常用しており「戦闘開始時に軍艦旗が揚がっていればよい」と考えられている。

 つまり旗を揚げていないから即時に海賊と判断されることはない。商船旗、軍艦旗の常時掲揚は義務でもない。当然ながら海賊の判断は全く別個である。

 そもそも海賊を判断する明示的な基準はない。海賊行為をしていれば海賊という程度でしかない。強いて言えば国家の指揮命令に属さず法的に非合法な略奪行為や戦闘行為を現に行う、あるいは行っていたといったあたりだ。その明文的な定義の不存在はあたりは「奴隷を輸送していれば奴隷輸送船とみなす」のと同じだ。


■ オレの作った国際法「16世紀からの国際ルール」

 つまりZabara(じゃばらん)@zabarannさんは国旗不掲揚と海賊を勝手に短絡しているのだ。

 それだけなら別段に何ということもない。知らないで勘違いしているだけだからだ。

 ただ、それを勝手に国際法であると言い出し、その「オレの作った国際法」で論難を仕掛けるのはどうかしている。
「16世紀からこの方、国旗を掲揚しない軍艦は海賊とみなされ、無条件で攻撃される」という国際ルールを知らない人がいて震える。

どちらかと言えば「自分が妄想した国際法を根拠に論戦を挑む人がいて震える」ものだ。


■ 自衛隊に詳しい、ミリタリーに詳しいあたりがそれを吹聴するのもアレ

 まあ、それを「自衛隊に詳しい、ミリタリーに詳しい」を自称する方がトクとして紹介するのもなんだがね。
CHINさんの国際法理解

 CHINさんで見つけたときには「まあその程度の御仁であったか」と感じいったものだ。

 ちなみに以前に筆者記事に対し、自衛隊の公式発表を鵜呑みにして文句をつけられた方だ。
chin‏@chin_1stLT
輸送機といえば、とある雑誌でとあるライターがXC-2を「国内での仕様が優先で大きさも中途半端」とdisっていたのだが、もともと空自の需要は国内がメインターゲットだしC-1やC-130と比べたら海外への運行も比較的柔軟に運用できるんだけどなぁ
https://twitter.com/chin_1stLT/status/833685461457448961

chin@chin_1stLT
@chin_1stLT なにより記事でイチ押ししていたC-17にも備わっていない民航機と同じ速度で飛行可能というXC-2最大のセールスポイントはガン無視w
https://twitter.com/chin_1stLT/status/833685672460365825


 多分、それっぽい発言があると鵜呑みにするのだろう。冷やしカレーマンの発言を信じ込んでいるあたりもそれを伺わせるものだ。

 だいたい、少しでも考えれば「『16世紀からこの方、国旗を掲揚しない軍艦は海賊とみなされ、無条件で攻撃される』という国際ルール」がないことくらいはわかりそうなものものである。さらに「軍艦が国旗を掲揚する」と「軍艦旗」あるいはこの場合は「自衛艦旗」の言葉を知らないあたりで胡散臭いと気づくのが普通だろう。
2018.09
08
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11:10
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 電力は足りている。日本中どこでもそう。2011年以降には供給力不足は問題となっていない。

 大阪、北海道の停電は送電網の問題である。発電所の供給力の話ではない。

 水道に例えれば、浄水場や水道管トラブルで水が来ないだけの話だ。降水量や河川や湖、ダム、水源の問題ではない。

 それを理解しない自称理系の発言は趣き深い。北海道の停電についてサチコと神ねこ様の、わこさんは次のように述べている。
電力不足はデマだって
わこ(夏コミ新刊通販開始)‏ @wako3999
電力は十分足りてるというデマがデマと証明されるにはこういう事態が起こった時でしかないと分かっていたが本当にやりきれない。
https://twitter.com/wako3999/status/1037687936727232512


 一文がやたら長いが、その骨子は「こういう事態[北海道での全域停電]が起こった」(わこ)結果「電力は十分足りてるというデマがデマと証明され」(わこ)たというものだ。


■ ピーク需要500万kw、原子力を抜いても最大供給力600万kw

 だが、今回の北海道のトラブルは発電所配置と送電網の問題である。1ヶ所に供給力の1/3近くを集中した結果、二進も三進も行かなくなった結果だ。

 電力供給力は不足していない。北海道電力へのピーク需要は500万kwである。対して北海道電力の自社設備は原子力を抜いても600万kwある。他にも本州他社との電力融通や卸電力による供給もある。

 この状況で「電力は十分足りてるというデマがデマと証明され」(わこ)たは正しい見立てだろうか?

 水道に例えれば次のような形だ。地震で浄水場と水道管が破損した。だが河川ほかの水源には水はあり余っている。その状況で「水が十分足りているデマがデマと証明された」といきり立っているのが、わこさんだ。そして「水源つまり発電所を増やせ」と使う見込みもないダムを作れと主張している。「原発を再稼働しろ」は、わこさんが繰り返す主張だ。

 ちなみに将来的に電力はさらに余る。日本の人口は減る。しかも北海道の人口減少は他地域と比べて急速である。また産業構造も変化する。製造業も減少する。特に大電力を必要とする産業は廃れる。それ以外の産業も省エネが進行する。そして事業所や住宅への太陽光導入が進む。

 だから投資を絞る。本音からすれば老朽更新もしたくはない。北海道電力なら供給力500万kwジャストを維持できれば需要が減るから大丈夫と考える。建設中の石狩湾のLNG発電所以降には大規模発電所は作らないだろう。


■ 夜郎国の故事を彷彿させるようなお理工さん

 わこさんはこのような背景を理解していない。

 そして、わこさんは「(自称)理系でござい」としている。そしてデマにまみれた科学的知識を欠く愚かな大衆を啓蒙教化しようと考えている。例えば実害もない水素水程度の不能犯討伐で悦にいるのがそれだ。

 しかし、その思慮は深いとは言い難い。ピーク需要500万kwの北海道には600万kwであり、本州との融通線もある。それでいながら「電力は十分足りてるというデマがデマと証明され」た(わこ)と言い切るあたりがそれである。単に、理系としても二流以下となる理系カルト、例えば宇宙作家クラブあたりの水準のいうことをオウム返ししているだけなのだろう。

 おそらくその世界は狭い。故に夜郎国の故事が彷彿させられる。お理工なことだ。



■ オマケ

 宇宙作家クラブやら航空宇宙ファンクラブの類いのトンチンカンはどうしようもない。航空宇宙セクターの中身にしても経済性とか費用対効果を考えない。その上、社会全体の話はさらにアサッテでしかない。それでいて水素水程度に憤慨する。理系としての能力は航空宇宙開発に携われない水準、ホンモノになれない二流以下なのに自尊心だけはやたら高い。

 そのトンチンカンのいうことを、トンチンカンとは判断できず、航空宇宙関係者のいうことは正しいと信じ込むあたりの悲劇はあるだろうね。なんつーかね「CIAの友人からの情報によれば~」と言い出す誇大妄想狂のいうことを信じるネトウヨと同じかね。

2018.09
08
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00:01
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 夏コミに出した『イージス・アショアは好事家の琴線に響くんだろうね』が契機になって東奥日報に記事を書かせてもらいました。

 2018年9月5日水曜日の7面「秋田県の反対は当然」です。アショア整備そのものには反対しないが、なぜ秋田を決め打ちしたのかに反発しているといった内容です。あと電磁波への不安も当然だよとか、再配置検討では青森も対象になるよとも書きました。

東奥日報記事

 頑張って読めれば読める解像度です。出て3日たった新聞なので東奥日報さんには迷惑がかからないとは思います。怒られたらゴメンナサイするしかないですけど。

 まあ、青森と秋田以外に関係しない要素は抜きましたけど。萩のサイト・アプローバルとか、電波のSバンドとXバンドとか、弾道弾は観念的な武器で日本にはまず打ってこないとか、アショアもそれに対する精神的ケアが目的であって実用を考慮していないとかは抜きました。
2018.09
07
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15:54
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 擁護者においては原発は絶対擁護の対象なのだろう。一円も貰えないだろうに国民の敵、人類の敵である迷惑施設を守るのはゴクローさんとしか言いようがない。

 その擁護はしばしばアクロバティックである。例えば、今回の泊原発における外部電源喪失なら「非常用発電機は非・常用である」といった詭弁だ。

 これは大貫剛さんの主張である。
非常用_大貫
大貫剛@ohnuki_tsuyoshi
非常用発電機ってのは「これを使うときはヤバいときだぞ、ヤバいとき以外は使わないぞ」という意味ではなく、普段から使う(常用)のではなく必要な時だけ起動して使う(非・常用)という意味なんだけどなあ。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/1037926898968346625

大貫剛@ohnuki_tsuyoshi
そもそも「非常事態」だって「常とは異なる状態」なのだから、ヤバかったり命に関わったりするような状況とは限らない。負担とは違うことをするのが「非常」。聞いただけで不安スイッチを入れるような条件反射をするのは間違ってる。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/1037927418168729600

大貫剛@ohnuki_tsuyoshi
「常用発電機」というような言葉の使い方はべつに珍しくなくて、電力が来ない場所での自家発電とか、熱源が必要な場所で発電機を熱源として使えば電力を買うより安くなる場合なんかに使われる。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/1037928866801565696



■ 「常用しない発電機」なら「予備発」だよね

 だが、それは明らかな詐術である。

 まず、常用しない発動機・発電機は非常用とは呼ばない。「必要な時だけ起動して使う(非・常用)」(大貫)と平時的な切り替え運転に用いる機材なら番号を付す、あるいは予備発動機あるいは予備発電機と呼ぶ。

 「『必要な時だけ起動して使う』」(大貫)でも輪番や負荷に応じた運転ならいずれも主機械である。その際には1234…号機とつける。「(非・常用)」(大貫)とはいわない。

 日常的に使わない状態なら普通は予備発と名付ける。「常用しない」といった意味で「『必要な時だけ起動して使う』」(大貫)なら、機材はそう名付けられる。

 非常用は緊急用だ。生命や財産に損害を及ぼす、そのような緊急かつ危険性が伴う事態に用いる機材につける。「普段から使う(常用)のではなく必要な時だけ起動して使う(非・常用)という意味」(大貫)ではない。

 もし「(非・常用)という意味」(大貫)なら、非緊急時使用の例を示せばよい。動作確認や訓練を除けば緊急事態だけだ。普段から
常用機材の代わりに原発保安の電力を非常用ディーゼル発電機(原子力規制庁もこの語を使っている)に委ねていない。


■ 原子力災害で非常事態になっても「常態ではないだけ」というのだろう

 その上で非常事態の語義も変えようと試みている。「『非常事態』だって『常とは異なる状態』なのだから、ヤバかったり命に関わったりするような状況とは限らない。」(大貫)がそれだ。

 だが、非常の語においては、緊急性や危険性を伴わない用例はない。「非常通信」「非常放送」「非常階段」「非常運転」の語の示すとおりである。

 非常事態においても同じだ。例えば「国家非常事態」は「『常とは異なる状態』なのだから、ヤバかったり命に関わったりするような状況とは限らない。」(大貫)だろうか? そういうことだ。


■ 「常とは異なる状態(大貫)」は異常であって非常じゃないよね

 そもそも「非常事態」は「『常とは異なる状態』」(大貫)ではない。それは「異常」である。

 非常と以上の違いはこれは「非常信号」と「異常信号」の違いを考えればよい。非常には緊急性、危険性の含意がある。

 また「非」には不正を糺す、糾弾する意味もある。倫理も含め正道から外れる、排他となる反対概念を意味する「非ざる」と単なる除外を示す「異なる」とは違う。つまりは「非常事態」は平穏安全を含むめた正道としての常態が観念されている。その上で「常態に非ざる」つまり「安全ではない」といった意味も伴う

 「ヤバかったり命に関わったりするような状況とは限らない。」(大貫)はそれを弁えていない。「限らない」(大貫)と逃げを打っているつもりなのだろう。だが、正道を外れる、非道にある、その字義からする「非」である。「ヤバかったり命に関わったりするような状況」にしか使わないのが「非常事態」ということだ。
2018.09
06
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17:27
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 航空宇宙屋がまたトンチンカンなことを言っている。地震で電力網が不安定となり北海道の電力が全部落ちた。それについて「原発が動いていれば電力不足による不安定は起きず停電もおきなかった」という主張だ。

泊まりと大貫7wari
大貫剛@ohnuki_tsuyoshi
テレビで「こういうことにならないように、充分に余裕のあるインフラが必要だったのではないでしょうか」と締め括ってたが、泊原発が止まっているから余裕がないんだということは誰も言わなかった。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/1037552674596519937


泊まり否7わり
いな@ina111
北海道の原発、泊(とまり)発電所、容量デカイよなーと思ったら、「1~3号機の発電設備容量の合計は207万kWで、北海道の電気の約40%を賄う重要な電源となっている」とあって、もうホント原発さえ動いていれば今の不便な停電無かったのにとイライラしてる。
https://twitter.com/ina111/status/1037545040812228609
 


■ 原発動かせば、燃料代節約でその分の火発は止める

 「原発を動かせばその分の火力は止まる」ことを理解していない。これはトンチンカンがトンチンカンである所以だ。

 地震前日の負荷率は92%だ。5日の北海道電力の最大需要は需要ピークは383万kw、最大供給力は414万kwである。発電所の能力からすれば大雑把に170万kw、70万、70万、その他100万kwの構成と考えて良い。

 そこで原発が再稼働したらどうなるか? 泊の210万kw、60万、60万、90万kwの原発が再稼働したらどうなるか?

 その分、火力発電所を止めるだけだ。なぜなら燃料代が無駄になるためだ。負荷率90%とみこし、原子力210万と火力160万kwでOKと考える。

 そこで170万~70万kwの発電所一ヶ所がダウンすればどうなるか?

 やはり北海道全体の系統は止まる。つまりは「泊原発が止まっているから余裕がない」(大貫)「原発さえ動いていれば今の不便な停電無かったのに」(いな)はアサッテの主張ということだ。


■ 経済性を理解できない航空宇宙屋(自称)

 この社会は経済性の原則で動いている。商売人は利潤を最大にしようと努力し、無駄な支出を最低限に節約しようと考えている。

 これは電力屋も同じだ。電力会社は自分でリスクもとらない点で商売人よりもタチが悪い。面倒やリスクは国民や利用者に押し付けて自分だけ汚い金儲けを試みる。その点で商売人と称することも憚られる寄生虫だ。

 だから燃料費はカツカツにしようとする。原発が動けば火力は止める。

 それを理解できないのが航空宇宙屋だ。なぜなら同様に従属栄養活動で生きているためだ。日本の航空宇宙開発は基本的には国の金を盗んで行う。それで衣食している。

 だから経済性の原理を意識できない。数学やらピコピコには詳しいのだろう。だが、それ以外でトンチンカンなことを言い出す背景はそれである。



■ オマケ

 なんつーかね。一流やホンモノは従属栄養生活について世間や現実とのすり合わせがあるけど、二流やファンクラブ、宇宙作家クラブの類はやはり二流やファンクラブどまりだよねと。

 高校と大学が同じでて東大院で原子力やって役人なったやつがいるんだが、日本の原子力行政はカス、さっさと止めれといっていて文科省合併後には教育畑に行った。現実とのすり合わせをしないで自分の好きなモノを批判的に見ない夢見るドリーマーとは違うもんだ。同じ51号館の図書館を使っていたはずなんだが、差はつくね。

 他にも宇宙関係だと、第二はやぶさで名前が出ている知り合いもいるんだが「宇宙開発は経済性の範囲で」「巨大科学は日本の財政次第、檀那が出せる規模を越えたリクエストは意味がない」とかいってたね。宇宙開発屋でも一流は「航空宇宙開発ができなければ国が滅ぶ」みたいなことはいわないということだね。
2018.09
05
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07:20
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旧刊をふくめてメロンブックス、とらのあなの通販書店、神保町中国書とりあつかいの東方書店店頭に委託しております

・ 『F-35Bは正規空母を滅ぼす』(17年冬コミ)
17冬新刊でごぜーますよ

https://ec.toranoana.shop/tora/ec/item/040030597943(とらのあな)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=323545(メロンブックス)




・ 『駝峰航空輸送戦』(連合国のハンプ輸送の本です)
新刊紹介

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=328996(メロンブックス)
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・ 『七戦七捷』本(夏コミ新刊)もお願いしています、なんでこんな本を作ったのかは「書きたくて仕方がなかった、どーかしていた」としか言いようもありません
2018夏コミ_新刊

https://ec.toranoana.shop/tora/ec/item/040030656528(とらのあな)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=328996(メロンブックス)



・ 東方書店(コピー誌もお願いしています)

中文輸入書、中国関連書籍を買うときについでにでも
2018.09
04
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19:04
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 市販の鉛筆キャップにロクなものはない。児童用のプラスチックはサイズを選ぶ上に衝撃で割れる。事務用のニクロムメッキタイプはサイズ許容度はあるが鉛筆に傷がつく上、やはりいずれは割れる。伊東屋の高級品もどうも具合が悪い。

 だから自作している。自作品はサイズが自在であり衝撃に強い。特に既存品がハマらない金属製のシャーペン芯先保護に向く。ロットリングや蘭子御用達のシュテットラーの穂先は曲げると交換品で500円1000円コースとなる。何よりも精神的に凹む。

・ 鉛筆キャップ
鉛筆キャップ


 効果、製造法、コストは一目のとおり。これを超えるキャップはない。

・ 原材料
材料

・ 製造法
製造法

・ 保護巻
保護巻

 ロットリング600にはちょうどよい。あるいはステッドラーの925にも便利だろう。 925は高校生のときに落として先っぽを曲げて嫌な気持ちになったのを思い出す。

 ちなみに製図は普通の事務用シャーペンを使っている。ほぼクセで芯先をクルクルまわしながら直線を書いている。製図板もドラフターや平行定規付も使わない。トレス台兼ねて厚手の半透明アクリル板に厚トレでもないトレペを、ドラテでもない養生テープで貼ってそのまま書いている。あとでフォトショとイラレで処理するから当節はそれで充分である。
2018.09
02
CM:17
TB:0
05:22
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 脱硫措置は非科学的である。

 硫黄酸化物は火山から大量に噴出される。人間活動の比ではない。また大気容積は法外に大きい。排出したところで大量の空気に希釈されるため影響は出ない。

 硫黄そのものは生物に必須の元素である。硫黄酸化物は雨に溶けて短期間で植物に取り込まれる。気にする必要はない。そもそも人間の体内に何億もの硫黄原子は含まれている。

 だから工場からの硫黄酸化物も大気排出してよい。今でも脱硫装置の後ろからはわずかに硫黄酸化物は出る。希釈のために高い煙突を立てて、その濃度以下まで希釈して排出すればよい。


 科学カルトがそう言い出したら馬鹿にされるだろう。公害防止の歴史や大気汚染防止の枠組みを無視している。そもそも法はそれを許さない。

 だが、お理工さんたちはトリチウム水でそれを言っている。曰く自然界で大量生成される。半減期は短い。人間の体内からもすぐに出ていく。そもそも体の中に何ベクレルあると思っている。そう言い出している。

 だが、原発からの排出物である。それを全く無視している。排出物を垂れ流しにすることは許されない。その仕組みがある。

 彼らのいうことは不法投棄業者の逃げでしかない。あるいはその主張を認めるものだ。「自然で枯れ木は何トン出ると思っているのか?」とうそぶいて建築廃木材を捨てる行為を肯定するのがお理工さんである。

 あるいは、糞尿の海洋投棄と並べてもよい。魚介類も排出する。あるいは青潮や赤潮での死骸も生まれる。都市から出る糞尿はそれらのBOD,CODからすれば微々たる量である。また、糞尿を捨てたところで害は少ない。昔はそうしていたし、今でも沿岸から50キロ離れれば船舶はそうできる。だから糞尿は海洋投棄してもよい。

 連中のいうトリチウム海洋投棄肯定はそれと同じだ。希釈すれば深刻な影響は出ない。だからそうするべきというなら、糞尿やゴミや生態系に影響を与えない危険物の海洋投棄も同様に主張すべきだろう。

 彼らは糞尿投棄はいわない。非難されるからではない。糞尿や危険物の海洋投棄を主張するのは非常識だと認識しているからだ。

 しかし、同時に問題の構造がわかっていない。トリチウムの海洋投棄を禁じるのは糞尿や危険物投棄を禁じる、あるいは硫黄酸化物の大気放出を認めないことと同じ論理である。科学でOKでも社会はNGの行為はいくらでもある。

 その点で世間知らずである。あるいは社会がどのような仕組みになっているかを知らない。

 本来は理系は文系的価値観と対立するものではない。

 だが、お理工さんはそれがわからない。その点では理系でも二流以下である。実際に原子力擁護、航空宇宙マニアの類をみればよい。大好きな原子力、航空技術、宇宙開発に携われない程度の自称原子力航空宇宙クラスターに満ちている。それらの産業も経済性の原則や公害等社会とのすり合わせが必要なことも理解できていないボンクラばかりでしかない。




 まー、だいたい風評被害じゃないよね。実際にトリチウム水が排出されるのだから。トリチウム水を排出した場合に水産物が売れなくなる。それを風評といっている。だが、そこにはトリチウム水排出という原因がある。明らかに負のプレミアムとなる。だから風評被害じゃないね。