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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

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2017.10
19
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22:05
Category : 未分類
 秋葉原の枝野さんの演説。できて2週間の政党の演説に、しかも組織化されてない人々が寒い雨の日に傘持って集まるのは尋常なことではない。

枝野演説
https://twitter.com/CDP2017/status/920966177072979968

 「連帯」の濫觴、1980年のグダニスク造船所でもこうだったのだろう。枝野さんもワレサさんののようなもので立場が人を作るのだろう。いずれは勝つだろう。
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2017.10
19
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08:31
Category : 未分類
 「投稿したらホニャララ元(結構いい額)あげるよ」と言われた『観察者』をみてたのだけど。

 「中国留学生がミスコンに勝った」記事があった。肖晟仕さんの「中国女留学生成东京工业大学校花,日网民:果然中国人级别就是不一样」なんだが、ミスコン勝ったのが「东京工业大学」つまり東工大なんだよねえ。

 その前提の有無でこの記事への感覚も変わる。「東工大と電通大は男しかいない」が前提としてあるかないか差がつくということだ。単純に「スゴイ」と違う反応。あるいは「この人は男なの?」みたいなミスリードにもつながる。

 まあ30年前近く前の感覚なんだが、東工大は男子校大学。「一応帝国大学」や「腐っても帝大」の名古屋大学と同等のイメージ。私大文系組からみれば「一橋大とか『東京大学ただし都立』みたいに通うの不便だよねえ」だった。

 理系連がみんな行くのだがそれがよくわからなかった。高校の同級生だと東工大が一番多くて次が電通大だったから。向こうからすれば私大文系がみんな早稲田を受けるのも半分が最終的に明治その名ぞ吾等が母校になるあたりもよくわからなかったのだろうけど。同級生間ではもっとひどくチョコレートは明治とか森永大学とは言わない。

 もちろん艾芊芊さんにはおめでとうだし、選ばれるよねなんだがね。ただ記事は日本スゴイ系と同構造の中国スゴイ系かなと思うけど。



 あと、記事見るとやっぱり生命科学系だった。理系で女性というと生命科学とか食品科学で留学生もそうなんだねと。中国は職業とか学問分野で性差が少なくて解放軍関係のガチ研究誌や985工程大学での新中国と対外関係みたいなガチ研究(もちろん自称国際政治学レベルのヨイショ女性学者とは隔絶してる)も女性が結構書いていて驚く。
2017.10
18
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14:12
Category : 未分類
夏コミの新刊『駝峰航空輸送戦』です

コミックZINでも委託しました。仕事が一段落したついでに、昨日納品してきました
http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=34464

ブログ用表1

ブログ用表4

ブログ用本文


他にも「とらのあな」と、神保町の老舗、中国書籍で有名な東方書店にお願いしております

・ とらのあな
 http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/56/38/040030563848.html

・ 東方書店
  東方書店は中国関係の旧刊を別に4種委託しております

 

  店頭見本が新刊合わせて5種類ありますので、よろしければ御覧ください
  (普通の本屋で取り扱わない中国関係雑誌も多くて便利です、もちろん日本語)
2017.10
11
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06:46
Category : 未分類
 雑誌読んでて見つけた表現なんだが。

 「右翼の排外主義的な女性政治家で、耳障りのよい問題提起ばかりで自分じゃ解決策を明示できない」といった書きぶりがあった。また「国政とか地方レベルの選挙にいっぱい出てテレビ受けのいい御仁ともある。

 まずは小池都知事そっくりなんだがね。

 だが、これはオーストラリアの右派政治家ポーリン・ハンソンへの評。「オーストラリア人はポピュリスト政治家にエライ目にあわされたし、そいつらが何の実務能力できないのもわかった。20年前に当選したトーマスハンソンがそれだから。文句言うばっかで自分じゃ何も解決策を示せない」といった中身。

 で、調べるとアレが判明してもなかなか辞職も免職にならなかった。ハンソンは最初に当選した翌年にアレ発言をしたけど、落選するまでは5年掛かっている。

 その伝からすれば、小池都知事もあと4年は続くんじゃないかね。アレ発言してもすぐに辞めないし、やめさせられないのは慎太郎知事石原の例であきらかだしねえ。



* Fullilove,Michael "Down and Out Down Under -Australia’s Uneasy American Alliance""Foreign Affairs"2017 OCT/NOV
  無料登録すれば読める。https://www.foreignaffairs.com/articles/2017-08-15/down-and-out-down-under
2017.10
07
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13:39
Category : 未分類
 首相が街頭に出られないのは、首相本人に問題があるからだ。

 乳母日傘で甘やかされて生きてきたので厳しい状況には耐えられない。議会運営ができなくなるとお腹が痛くなる。それで政権を放り出す。その程度のカスだ。

 その強がりも巨大な内弁慶だ。街頭で勝てないとニコニコ等のネトウヨ御用達メディアに映る。昨日でもそうだし、12年の選挙でも党首討論の条件にニコニコでの実施を要求してきた。その程度の御仁だ。


■ 梓弓さんの責任転嫁
 だが、その責任転嫁を図る意見がある。

梓弓‏ @Ma_R8
バカサヨクどもは安倍総理を攻撃した気になって喜んでいるが、演説の妨害は話を聞いて判断の材料にしたい有権者の権利を奪う民主主義の敵そのもの。
しわすみ @s_w_s_m
安倍首相へのやじにピリピリ=演説場所、急きょ変更-自民 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017100601268&g=pol …
この弁護士大先生の仰る通り、「総理がどういうこと言うのか聞きたい市民」のために演説妨害に対策打つのは当然だよなぁ?
https://twitter.com/katepanda2/status/916181278789058560 …

https://twitter.com/Ma_R8/status/916284733499117568


 首相が街頭に出られない理由を抗議とヤジに帰する主張だ。


■ 民主主義の起源
 だが、その主張こそ思慮に足りないものだ。

 民主主義の起源である街頭抗議をもって「民主主義の敵」(梓弓)と主張しているからだ。民主主義的行動をさして反民主主義とは何事だろうか?

 民主主義は街頭活動で専制政治を倒して出現してきた。宮廷や身分制議会で勝てても、街頭で勝てないから民主主義に移行したのである。

 これは現代でも変わらない。チャウシスク体制を倒し民主主義にたのはどこか? 連帯はどのようにして統一労働者党と戦ったか? そういったことだ。

 専横と汚職を繰り返す政権を街頭で批判する。それは民主主義のおこりそのものである。それを「有権者の権利を奪う民主主義の敵」(梓弓)というのは、むしろ民主主義に反するものだ。

 端的に言えば、梓弓さんは「香港の雨傘革命や台湾のひまわり運動は『民主主義の敵』」と主張しているようなものだ。むしろ自分が「民主主義の敵」(梓弓)と自覚すべきである。


■ 街頭演説では抗議とヤジも自由
 また、首相の演説が保護を受けると考えている点も間違っている。

 また街頭の自由演説において、演説者の演説は一方的保護を受けない。出入り自由な場所での演説は実施は抗議とヤジの存在を前提としている。

 街頭演説は自由往来で行われる。聞くも自由、聞かぬも自由だ。

 さらにいえば、抗議もヤジも自由だ。これは選挙期間であってもなくても同じだ。

 なぜなら演説を聞く前提ではないからだ。管理権が生まれるようなクローズされた会場ではない。演説側だけが一方的に保護される行為ではない。

 街頭演説は性質上、抗議やデモを含む。それが民主主義体制である。

 だが、それを理解せず保護されるべきと考える発想は甘い。その意味で梓弓さんの民主主義理解は甘い。おしるこ民主主義といったものだ。


■ 選挙期間に入っていない
 さらにいえば公職選挙法でも首相の演説は公的に保護されない。

 なぜなら選挙期間は始まってもいない。公示は10日である。それまでは選挙の候補者はあくまでも自称予定者に留まる。公的に保護する必要はない。

 その意味でも首相の演説は保護される必要はない。極端な話、強力で演説を妨害しても、選挙の自由妨害にはならない。別の法律に引っかかるかどうかでしかない。

 梓弓さんの主張はそれを理解していない。「演説の妨害は話を聞いて判断の材料にしたい有権者の権利を奪う民主主義の敵そのもの。」(梓弓)はそれ自体が誤りであるということだ。

 つまり、抗議への批判は二重の意味で誤っているということだ。
2017.10
06
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23:46
Category : 未分類
 ネパールのダカ織についての記事を読んだ。今月の『みんぱく』に掲載された高橋由子さんの記事だ。

 中身は産業化と伝統製法の差異。西ネパールのパルパでの産業化された機械織と東ネパールのテータトゥムにおける手織にある差異を示すもの。パルパはインド人労働者が産業に従事していてネパール人は織ってもいない。テータトゥムはオバちゃんたちが暇をみて織っている。商店店番で暇な時にパタンパタンと織る。値段は当然、西のほうが高い。言外に高級品であると行った示唆もある。

■ 人力で織っても、道具を使えば機械織
 それはそれでいいのだが。「手織りでも、機械で織ってるんじゃないか?」とふと思った。

 原義からすれば、なぜなら「布を織る道具」は全部「機械」だからだ。「機」は「織る道具」を指す。訓も「はた」「はたおり」「はたおりき」とすべて布を製造するマシーンの意味でしかない。「械」は「からくり」の義の通りマシーンをさすが、これも比較的簡単な構造も含む。アフリカの水平機も腰当ての織道具も機械ではある。

 だから指だけ、鉤棒だけで布を作らないかぎり、すべては機械で織ったことになる。

 面倒なことを承知で言うが「機械織じゃないよ手織だよ」は成立しないわけだ。


■ がれき焼却施設に似る
 このあたり、何に似ているかといえば「がれき」か。

 漢字で書くと「瓦礫」である。、建築が燃えた燃え残り、あるいは水難で流されたあとの大比重建材の意味である。

 だが、今では「建築物、工作物が壊れた成れの果て」と言った意味に使われている。

 つまりは木材を含む概念となった。建材中の多数を占めているため、廃材である「がれき」の多数は木材が占めることになった。

 だから「がれき焼却」といった珍妙な用語ができた。震災後の建築系廃棄物処理のことだ。

 手織と機械織の対比は、この瓦礫と「がれき焼却」に近いものだ。全くどうでもいい話だけれども。



*   高橋由子「ネパールの異なるふたつのダカ織」『みんぱく』2017.10(国立民族学博物館、2017.10)pp.18-19.
2017.10
02
CM:8
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07:00
Category : 未分類
 以前、筆者のC-2批判は「XC-2最大のセールスポイントはガン無視w」といった興味深い評価を頂戴したことがあるのだが。その評価者のCHINさんが再び不思議な主張をされている。「7.62ミリ弱装弾は64式小銃でなければ撃てない」といった内容である。

chin‏@chin_1stLT
そういえば何日か前に射撃訓練しようとしたら実弾が20発分、数が合わなくて訓練中止になった件についてニュースサイトで「反社会勢力の手に渡ったら~」みたいな反応があったけど、ぶっちゃけ7.62mm弱装NATO弾撃てる銃を持っている反社会勢力が存在するのかそもそも疑問(管理面の話は別)
https://twitter.com/chin_1stLT/status/914472659467030529


 自衛隊贔屓が過ぎる御仁である。「紛失弾薬が『反社会勢力の手に渡ったら~』」といった意見を聞いて「空自を責める」といきり立っての反応なのだろう。

 だが、その反論には首をかしげざるを得ない。「ぶっちゃけ7.62mm弱装NATO弾撃てる銃を持っている反社会勢力が存在するのかそもそも疑問」(CHIN)はあまりにも非常識な主張だからだ。


■ ボルト・アクションをご存じない

 まずはボルト・アクション式ライフルをご存知ない点だ。

 これは旧軍の三八式歩兵銃のようなタイプである。銃身末端にある尾栓を手動で開け閉めする方式であり、民間ライフルでの主流である。

 この場合、弾薬外寸だけあっていれば何の問題もなく撃てる。ボルトアクションは弾の設定は選ばないからだ。弾頭の形状や重量、火薬の量や燃焼特性はほぼ無視してよい。弾頭は55グレインから260グレインまで、あるいは尖頭でも丸玉(これはサルーンガンで使われる)でも、鉛でも鉄でも撃てる。火薬量も耳かきいっぱいからフルチャージまで、銃身が割けない限りは問題なく発射できる

 そして64式小銃の弾薬外寸は西側世界の民間狩猟ライフルと同一だ。64式の弾薬はNATO標準の7.62×51弾であるが、これは民間狩猟用ライフル主流の308WIN(0.308口径ウインチェスター)そのものでもある。当然ながら308WIN用のライフルにはそのまま使える。

 さらにいえば命中精度もおそらくは64式よりも優れる。64式は高精度といわれるが、所詮は軍用銃である。対して狩猟ライフルは一般的にはそれどころではない精度をもつからだ。

 つまり、「ぶっちゃけ7.62mm弱装NATO弾撃てる銃を持っている反社会勢力が存在するのかそもそも疑問」(CHIN)は奇妙な主張だということだ。


■ 半自動銃もまず回転する

 また半自動銃でも動作する。同じ308WINの銃であれば適合するからだ。

 最初の一発は確実に発射できるし、次の弾もまずは順調に装填される。

 なぜなら民用銃の方が弾薬許容性が大きいためだ。軍用銃はお仕着せの弾薬にだけ対応できればよいが、民間用ライフルは所持者ごとに異なる嗜好、各種設定に対応する必要がある。軽量の弾を弱装で打ちたい人から、重量級の弾を強装で打ちたい人もいる。弾薬も製造会社の差異に対応する必要もあるし、自分で弾を作る人にも対応しなければならないからだ。

 そもそもライフルでは動作力の不足は起こりにくい。拳銃に多い単純な反動利用ではなくガス圧利用が多いためだ。自動拳銃なら弱装による後退力不足と回転不良は起きやすいが、半自動ライフルでは動作機構上も弾薬火薬量にはそれほど依存しないため、自衛隊向け弱装弾程度の理由で回転不良といった事態は置きがたい。どっちかといえば軍用のように命中精度や使い心地を犠牲にしてまでガタガタに、遊びを大きくとって設計しないので、気温や砂塵といった外部条件や過熱の影響の方が大きいだろう

 むしろ撃ち針の力が強い分、64式よりも回転は確実かもしれない。64式の撃ち針は弱く雷管をしっかり叩けないためだ。

 この点でCHINさんは64式の問題点をご存知なのか? とも考えてしまう。実際に64式は撃針の力不足や弾倉不具合による給弾不良で発射不良も多いからだ。

 その点でも つまり、「ぶっちゃけ7.62mm弱装NATO弾撃てる銃を持っている反社会勢力が存在するのかそもそも疑問」(CHIN)は首を傾げる主張である。下手をすれば64式よりも民間銃の方が快調動作する可能性もあるからだ。


■ 動作不良も尾栓を引っ張れば終わり

 そもそも「回転不良はそれほどの問題か?」といった疑問も浮く。

 半自動銃で回転が完了しなくとも尾筒のレバーを引っ張れば済む話だからだ。手間でもないし、小銃も基本的には単発射撃なのでそれで構わない。

 実際に、64式の一部銃はその状態にある。給弾不良や撃発不良により上部のレバーをしょっちゅう引っ張って射撃する銃もある。

 この点でもむしろ民間銃の方が筋がよい。弾薬許容性から撃ち針が弱いといった話はないので一度レバーを引いて装填できけば確実に発砲できるからだ。64式のように撃発不良でレバーを引いて新しい弾を装填し、もういちど不良でレバーを引いて新しい弾を装填しといった状況はほぼない。

 これも「ぶっちゃけ7.62mm弱装NATO弾撃てる銃を持っている反社会勢力が存在するのかそもそも疑問」(CHIN)で不思議な点だ。


■ 自衛隊言説の鵜呑みをするマニア

 結局は、CHINさんは自衛隊言説の鵜呑みしているだけだということだ。

 64式は特殊な弾を使っている。それだけを聞いて「64式の弾は64式でしか撃てない」と信じ切った結果が「ぶっちゃけ7.62mm弱装NATO弾撃てる銃を持っている反社会勢力が存在するのかそもそも疑問」(CHIN)と言った発言だということだ。

 これは従来のC-2礼賛も同じである。

chin‏ @chin_1stLT
輸送機といえば、とある雑誌でとあるライターがXC-2を「国内での仕様が優先で大きさも中途半端」とdisっていたのだが、もともと空自の需要は国内がメインターゲットだしC-1やC-130と比べたら海外への運行も比較的柔軟に運用できるんだけどなぁ

chin‏ @chin_1stLT
なにより記事でイチ押ししていたC-17にも備わっていない民航機と同じ速度で飛行可能というXC-2最大のセールスポイントはガン無視w
https://twitter.com/chin_1stLT/status/833685672460365825


 自衛隊の言うことを鵜呑みにする。「C-17にも備わっていない民航機と同じ速度で飛行可能というXC-2最大のセールスポイント」(CHIN)と言い切ってしまう。防衛省自衛隊が苦し紛れに作った理由にすぎないのだが、批判的に読めないし、その背景も考えられないのでそうなる。なおこのCHINさん発言についての問題は、前に「自衛隊をとりまく変化が見えていないのだろうね」に書いたとおり。

 そもそもそれが本当であるかどうかは考えない。自衛隊で言っていることだから、自衛隊が行っていることだから正しいと頭から信じ込んでいる。だから珍妙な主張につながるのである。



まー、ツイートみても興味の指向が中村桜やらGATEやらの消費だから仕方ないのかもね。それっぽい消費をして、それっぽいことをいいたいだけ。豆知識について「ボクはそれを知っている」と言いたいだけ。なぜそうなっているのか、本当にそれが正しいのかについてはあまり興味もないのでしょう。 
2017.10
01
CM:7
TB:0
00:27
Category : 未分類
 オスプレイ沖縄配備が遅れた理由について、石破氏は何を語ったのだろうか? 

 実際には何も明かしてない。朝日新聞「オスプレイの沖縄配備、説明遅れた理由は 石破氏明かす」はその程度の内容である。

 そこには「説明が遅れた」理由はない。「説明しなかった」と述べただけだ。強いて言えば「説明しない」のが「『政府としての判断だった』(石破)」しかない。

日本政府が沖縄配備の可能性を直前まで説明しなかったことについて「『辺野古問題』がデリケートな時期に新たな火種を生んではならないという、政府としての判断だった」と明らかにした。
http://www.asahi.com/articles/ASK9Z4JXLK9ZTPOB001.html



■ 対米・安保は意図的に無作為を選ぶ
 むしろ、明かされた中身は意図した無作為である。「自民党政権は対米問題では意図して無作為となる」ということだ。安全保障はまずはそれだ。

 政権にとって米側の方針は絶対である。なぜなら政権は米側に承認されることで存在できているからだ。あるいは「『米側承認により成り立ったいる』とみんながそう考えているから」ためだ。

 そのため、外光安保は米側の好意獲得を最優先する。米側に尽くせば尽くすほど、米側は政権を愛してくれると考えるからだ。

 だがら、米側の施策阻害につながる行動は取れない。それをすると組織を傷つける、あるいは組織の中での自己の立場を損なうからだ。

 結果、オスプレイ配備を県に事前連絡できなかった。石破さんのいうように辺野古建設が阻害されるからであり、さらにいえばオスプレイ配備そのものが阻害される。

 つまり、対米かつ安保問題では意図して無作為を選ぶ構造がある。問題化は予想できる。だが、問題として指摘することはできない。それは米側施策を批判し、米側施策を阻害し、米側の機嫌を損なうものだからだ。そのため米側が不利になる問題があっても何もしないのである。


■ 実は米側がどうなっても構わないと考えている
 ただ、このスタンスは対米従属とはやや異なる。

 一種、アレな女に近い。亭主の言うことの言いなり。それに機械的に尽くす精神的奴婢のような女だ。

 実は女は亭主の選択肢が正しいとも誤っているとも思っていない。ただ言うことに従うだけ。機嫌をとり従属することで密接な距離を得たいだけだ。

 それで亭主が自分にかまってもらえればいい。それだけだ。亭主と自分の利益の最大化を考えるどころか、自分の利益の最大化も考えてもいない。ただベッタリしたいだけ。それで自分の立場が保全され、存在意義も満たされる。まずは佐久間まゆだ。

 亭主も亭主で実際の利益でもない。言うことを聞くので表面上の腹が立たないだけ。実際には何も利点もない。

 岸信介と後継者の政権はそんな女のようなものだ。バナナリパブリックのプロキシであり、あるいは岸信介がそうだったように、李承晩やゴ・ディン・ジエムと同じようなものだ。

 「おじいちゃんみたいになりたい」(ただし帝大も高文も受からず)が意図して無作為を選択したのも、当然ということだ。



 まー、石破さんが言いたかった中身はそれなのかもしれないけどね。本意は永続敗戦論的な構図を示したかったのではないかね。
2017.09
30
CM:4
TB:0
00:01
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 須賀原洋行さんのダブルスタンダードには興味深い。大好きな安倍政権には「政治だから何でもあり」と解散権行使を擁護しながら、敵にあたるリベラルには「数合わせの政治は汚い」と潔癖を求めるからだ。

■ リベラルには潔癖を求める
 須賀原さんはリベラル陣営の勝利追求を批判している。かの「やりがい搾取」を発見した本田由紀さんの発言に対し次のように述べている。

須賀原洋行‏@tebasakitoriri
日本の「リベラル」なんて、しょせん、こんなもん。
本田由紀 @hahaguma
戦後日本を牛耳ってきた自民に強烈な打撃をくらわすには、同等にグロテスクな何かが必要。緑のおばさんにはそのための鉄砲玉としての役割だけを存分に果たしてもらう。でも政策能力はゼロか極右という点でマイナスなので、選挙が終わったら可及的速やかに消えていただく。その時のために力を溜めて。

https://twitter.com/tebasakitoriri/status/913429721316155392


■ でも安倍政権には甘い
 だが、その須賀原さんは大義なき解散権行使は「政治だから当たり前」と擁護している。

須賀原洋行@tebasakitoriri
憲法69条には「衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない」とあり、「衆議院の解散か総辞職のどちらかを選ばねばならない」ではない。解散が69条のみに限定されると、国論を二分する大問題が起こった時や、前回選挙で約束した事と逆の政策に替えたい時などに国民に信を問えなくなる。

須賀原洋行@tebasakitoriri
69条の記述は「解散しない限り」でもないんだよね。つまり「69条において内閣不信任案が可決され内閣が総辞職するか、それに対抗して内閣が解散するか」という主体としての内閣を明示した文章ではなく「解散されない限り」としたのは、内閣にはいつでも国民に信を問える解散権があるという事だろう
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/912277949763641344



■ ダブルスタンダートだよね
 須賀原さんのダブルスタンダートはいつものことだけどね。体制側はなんでも擁護、反体制側はなんでも非難する。価値基準はそれだけで、前者はなにをしても甘やかし、後者はなにをしても問題視する。

 森友学園の件は全くそれ。

 2月は森友擁護をしている。
須賀原洋行@tebasakitoriri
その他 須賀原洋行さんが蓮舫・れんほう@民進党をリツイートしました
地中にゴミが埋まっている土地なので安くしか売れないのは当たり前なのでは。で、その土地を浄化してから学校を作るか、そのまま使うかは取得した者の判断で。ゴミが埋まった学校(隠してもいずれはバレる)じゃ、学校としての価値や信用は低下し、処理費用をケチった分以上に森友学園は損をする事に。須賀原洋行さんが追加
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/834698832461979649
 

 それが5月になると途端に非難している。
須賀原洋行@tebasakitoriri
籠池氏や菅野氏が次々と暴露する録音データやメールなどのほとんどは籠池氏側の強引で不正ともとれるやり方や詐欺と疑われても仕方のない証拠ばかりで、マスコミはそこを追及すべきなのに、なぜか政府側の糾弾に使っている。野党も臆面もなく籠池氏側に付いて政府攻撃に利用している。実に異常な構図。
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/864505513488261120


 もちろん、首相の攻撃/防御権としての解散権の必要性や、これまでの運用や判例もある。だから大義なき解散は非難されるべきものではあるが法的に有効であり政治的選択肢としてもアリだ。

 だが、それを認めるなら、ヨリ道徳的に妥当な野党側の大同団結は当然、認めなければいけない。政治的に対立する勢力であっても、当座の目的のための一時的同盟、呉越同舟を取ることも議会制民主主義の常法だからだ。

 それを非難するのは真っ当ではない。リベラルが現実的選択肢を取った途端に非難するのは、いー歳こいた男子のする発言じゃないといいかえてもよい。まあ、誰も須賀原さんを士大夫だと思っているわけじゃないけど。




 もちろん、才能が涸渇してマンガだと誰も相手にしてくれなくなり自尊心が満たせないのはお気の毒なものだ。だが、だからっていって、低能なネトウヨ相手に政権ヨイショとサヨク批判で存在価値をアピールし、持て囃されてプライドを保つのは惨めなものだ。本人はそれで満足しているにしてもね。それで名を保つのはねえ。
 本当に名を惜しむなら渇しても盗泉の水を飲まずだがね。下品なネトウヨ言論に堕せず、しかも、さらにその中でダブルスタンダートのスタンスなんかとらないものだけどね。
2017.09
29
CM:0
TB:0
14:26
Category : 未分類
 中国のエビは尻尾がない。車エビの親戚、大正エビは渤海湾で漁獲されるが尻尾がない。極楽鳥には足がないように、尻尾がなくとも遊泳できるからだ。渤海湾や黄海は浅いので、海底から海面までの日周鉛直移動に遊泳力は必要としない。浮力調整で容易に上下移動できるからだ。

 ……天ぷら屋はそう言っていた、という話を考えた。戦後、新中国から輸入された大正エビはすべて尻尾がなかった。その理由に関する仮説としてどうかといったものだ。

 ただし、実際は輸入制限の結果だった。正確に言えば米国の輸入制限の結果である。

 朝鮮戦争後、米国は新中国への経済制裁を図った。新中国産品を目の敵とし、輸入途絶を図った。

 これはエビも同じだ。日本が新中国からエビを輸入する話が出た際、米国は植民地たる日本に文句をつけた。「日本製のエビ加工製品の原材料に新中国漁獲エビが混入する可能性がある。」とし「だから中国エビを輸入したら日本製エビ加工製品を禁輸にする」と圧力を掛けた。

 それによりエビ輸入は御破算の雰囲気となった。計画した商社の連合体、輸入協議会は残念会で天ぷら屋に行ったという。

 だが、そこで料理人が尻尾を切るのを見てアイデアが浮かぶ。尻尾の殻の内側に水が入っているので油がハネるからといった理由だ。おそらくお座敷天ぷらだったのだろう。

 そして「冷凍船を渤海湾に派遣し、船上でしっぽを切ろうということになった」*という。尻尾があれば日本産と区別でき、加工製品の対米輸出にも迷惑をかけないと判断できたからだ。このあたりは人民中国日本語版にあった南村志郎さんの話である。

 以降、中国のエビは尻尾がなくなったという話だ。


*   南村志郎「過去を知り共に未来を語る」『人民中国 日本語版』771号(人民中国雑誌社,2017.9)pp.17-19.
    他にも、洋服ブラシも最高級の重慶産豚毛を使っていることで輸入をハネられる話もあった。ちなみに中国産豚毛は戦前から最高級品で第二次世界大戦での援蒋ルート封鎖でも飛行機で輸出されていた。

**   なお、エビが日周移動するかどうか、浮力はどう調整しているかなんか知らないし調べてもいない。
2017.09
28
CM:18
TB:0
04:27
Category : 未分類
 昨日書いたことの続きだけどね。

 東條が気に食わなくても、とりあえずヒトラー倒すことを優先すべきではないですか。とりあえずヒトラー倒すのに東條利用して、そのあとで東條打倒すればいい。

 弱者連合なんだからそれしかない。支持率で自希民共で3対2対1対0.5、1+0.5じゃ勝てない。だから2を足して3.5にして勝つのが小選挙区での戦法でしょう。

 もちろん、戦わない野党党首ってのも情けないし、ドタバタしてるのも無定見ですけどね。

 ただ、どうせ希望はシステムじゃないかいいようにできる。組織も人もないし、東條そのものにも権力基盤もないからおいおい倒せるくらいは考えているんじゃないですかね。*

 逆にそこで潔癖なこといってもしかたもない。民共1.5じゃ希望2にも勝てない。そのうち希望2と自民3と組んで5になる。そしたらなにもできない。だから希望2に協力するフリで希望2を利用3.5にして、自民3を放逐したあとで希望2を中から崩せばいいんじゃないですか。急ごしらえだから東條幕府も簡単に倒せるでしょ。

 ほっといたら滅亡するんだからそうするしかない。節に殉じて滅びるよりも、希望を利用して議席数を温存して後に手のひら返すのが民進の選択肢となる。神がかり的な右傾化を止めるにもソッチのほうがいい。

 あとは、オマケの効果としては電力労連を切り捨ててスッキリ脱原発にも舵切れる。そうすりゃ旧民主系の選挙も以降は有利になるとも思うけどねえ。


* 仮に小池知事が大勝ちして首相になっても、物理的に居なくなったら希望は瓦解するんじゃないかな。そういうと『ジャッカルの日』みたいな物騒な浜口雄幸スタイルをイメージするだろうけど、大平-小渕スタイルで居なくなっても同じことで。その意味じゃ脆い。それ以前にも小池知事の賞味期限が切れれば希望もオワリになると思うんですよねえ。1年以上持つとは思えないから。
2017.09
27
CM:4
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17:13
Category : 未分類
 民進以下には「とりあえずアレ宰相を倒したあとで小池知事の自滅を待つ」選択肢もあるんじゃないかね。


■ 少数与党でおなかは壊れる

 希望、民進、共産が明示的なリ暗黙なりの協力すればアレ政権は倒れる。

 なにも過半数をとれなくてもよい。自民、公明を比較劣位に持ち込めばそうなるからだ。

 簡単な話だ、少数与党ではアレ宰相はお腹を壊す。本人が地位に恋々として、図々しく過半数割れのアトに首相指名を受けても議会運営がうまくいかなければそうなる。人生イージーモードで来ただけのボンクラなので、逆境に耐えられるようなタマではない。施政方針演説やったあとにでも辞めるだろ。


■ 小池知事も位打ちでメゲル

 小池知事はそのあとで撃破すればよい。

 そもそも、選挙後で小池知事が持つだろうかといったところだ。

 希望内部統制も疑問だ。所詮は寄り合い所帯である。勝ったアト、議員が小池知事の言うことを聞くか?といったものだ。所詮は都知事だ。まずは当選してしまえば知ったことではない。組織の恩恵を受けているわけでもないのでコントロールできない。

 さらにいえば、小池知事の神通力は最初の一回きりだからだ。

 希望は次の選挙は勝てない。この手の政党は出落ちだ。初手の一回の支持率がピークであとは落ちる。新自由クラブにしても新進党にしても維新にしてもそうだ。

 仮に、小池知事が国政出馬して当選し、さらに首相になっても持つとは思えない。アピールだけで実務能力がないからだ。環境大臣、防衛大臣、都知事とことごとくそれ。

 知事や首相になることだけが目的である。そこに「何を実現したい」といった天命めいた使命感はない。あとはその地位を守ることだけに汲々とする。自分に傷がつくことをおそれる。だから世論が割れる判断できないから何もできない。

 首相になったら首相になったで、何もしないと議会に叩かれる。プライドだけは高いからそれでサッサと辞める。

 あとは陶芸でもするんじゃない? いまさら首相や知事以下の仕事をするのもグレード落ちで耐えられない。日本の伝統云々とか言ってどっかの山奥で陶芸や百姓でもするんじゃね。私人をクビになった女とペアで伝統的な繊維でも栽培してそれに吸い寄せられたヒッピーがおロープになるような展開があるとゲラゲラだけどね。


■ 毒杯を仰いでもいいんじゃね

 その見通しに立って見れば、民進、自由、社民、共産は毒杯をあおってもいいんじゃないのかね。

 自民が政権とり続けるにしても実益は上がる。少数与党に追い込めばカルトなアレ宰相は除去できる。議会で弱いので次の宰相は穏当となり野党の言うことを聞く。議会過半数を保持してアレが居残ってもアドバンテージを小さくできれば嘗めた真似はできなくなるし、そこでおなかを痛くしてやればよい。

 自民と希望が組んでも同じだ。それをすれば希望の衰退は早まる。自民と対立しない保守第二勢力の魅力はない。これも新自由クラブと維新の先例が示すとおりだ。衰退が始まれば、どこぞの弁護士のように小池知事も泥舟から逃げだす。


■ 議席はポテンシャルだよね

 なんにせよ、希望と調整しない場合と比較すれば議席は確保される。民進、自由、社民、共産は議席増となる可能性もあるし、それができなくとも議席減を押さえ込むこともできる。

 議席はポテンシャルであり最優先される目標でもある。政党の可能行動を規定する要素そのものだ。それがなければ政党やその支持勢力の利害や思想を政治に反映できない。

 そのためには希望との協力をしてもいい。理念に準じて議席を減らすよりも、選挙のときだけの方便で合作したほうがよい。そもそも小選挙区制において、支持率劣勢の現状での勝利追求を考えれば、そうすべきだと思うけどね。


■ オマケ 22時30分ころ追記

 まー、第2次世界大戦ってファシスト倒すためにキャピタリストとコミュニストが手を結んだからね。ドイツと戦うために英米とソ連、日本と戦うためにナショナリズム、資本主義かつレーニン主義の国民党と、労農ベースの共産党も手を組んだから。

 カルトかつファシストの安倍を打倒するなら民進と希望と共産党が組んでもいいだろ。ヒトラーの代わりに東條かもしれんが、とうぜ小池知事は基盤がない。あとでハシゴを外すなりすれば小池党は瓦解するからそれでイイんじゃないの。戦争中も帝国議会は大政翼賛会で形だけまとまったが、左右は共同して東條への抵抗を続けたし、失政を期に引きづりおろせたからそれをまたやればいいと思うよ。
::more
2017.09
24
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12:12
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 ooi@n_mさんが麻生擁護をしている。保護すべき難民を射殺と言い出したアレ発言をアクロバティックに肯定しようというものだ。

 その中身は「難民が武器を持っていた状態に対応するためには新しい研究が必要」である。以下一連の発言からまとめればそうなる。
ooi@n_m‏ @JDSDE214
んー、仮に北朝鮮有事が発生して難民が押し寄せたとして、ソレがどの様に発生してどんなパターンが予想されてどう対応したら良いのか、という所を政府(と政治家と)が検討しないでどこがすれば良いと考えてるんだろう。
https://twitter.com/JDSDE214/status/911715794635055104

北朝鮮の難民が「武装してないもしくはしているケース」の各々について検討しないといけないね、ってのを発狂してるんじゃねえのとか押さえ込みにかかりだしたらソレはソレでいつか来た道じゃねえの?
https://twitter.com/JDSDE214/status/911719404555005952

そう言うものが存在することを公にすることは国民にそう言う存在に対する不安を醸成するだけだ、良くないという書き込みを見かけてしまって頭を抱えている。
https://twitter.com/JDSDE214/status/911727270049415169

だから、オメエらのその中途半端な抗議で検討が停まるんだろうが!
https://twitter.com/JDSDE214/status/911729239757484032



■ 武器を振り回しても警職法とROEで解決する話

 しかし、難民の武器所持は法的に厄介な話なのだろうか?

 それはない。簡単な話だ。武器を振り回してたところで警職法とROEで解決している問題だからだ。

 難民が武器を使用した場合もそうだ。

 難民の武器使用は警職法で対処できる範囲内だ。これは警察だけではなく海保や治安維持における自衛隊の武器使用を決めた法律である。簡単に言えば、海上や陸上において難民が武器を指向した場合にはこちらも武器を指向できる。日本側の海陸警備や他の北朝鮮難民を含む周囲の人員に危害を与える可能性のある場合は、先制発砲できる。これは警察比例の原則の範囲であるがその仕組みになっている。

 既に犯罪を犯したと考えられる状況での抵抗はさらにハードルが低い。これも警察比例の原則の範囲内だが、7条1項の状況では先制的な武器使用が明許されている。
死刑又は無期若しくは長期三年以上の懲役若しくは禁こにあたる兇悪な罪を現に犯し、若しくは既に犯したと疑うに足りる充分な理由のある者がその者に対する警察官の職務の執行に対して抵抗し、若しくは逃亡しようとするとき又は第三者がその者を逃がそうとして警察官に抵抗するとき、これを防ぎ、又は逮捕するために他に手段がないと警察官において信ずるに足りる相当な理由のある場合。(警職法7条1項)


 その細部もROEで解決する。武器使用の基準を示す一種のマニュアルである。例えば、警戒レベルAなら「相手が拳銃の場合は危険が低いので先制発砲するな。小銃の場合は指向されたら警告射撃を行え。自己に向けて単発射撃した場合は機関銃以下で反撃を許可。全自動射撃はすべての武器の使用を許可する。」といったものだ。状況と実施してよい行動を示すものであり、過剰な武器使用や、その違法性を明示的に阻却するための道具として使われる手順書である。


■ 領域内に入る際に放棄でオシマイ
 さらに言えば、武器所持そのものも大した問題とはならない。

 これは日本領域外での武器所持は違法となるかを考えれば明瞭である。日本の法令下にない難民が日本領域外において武器を所持していても違法ではない。日本領海、あるいは接続水域で提出させるか放棄させるかすれば円満解決であるし、上陸したところで放棄させてもよい。

 そもそも、助けを求める難民が救助側に武器を指向するだろうか?

 持っていても、北朝鮮側の取締に反撃するための所持である。救助する日米韓中露のコーストガードや海軍、警察や入管に向けるものではない。

 放棄しろといえば放棄する程度のシロモノである。その領域内、権力内での保護で安心すればそうする。かれらもそれを容易に理解はする。

 むしろ覚せい剤のほうが厄介だ。何かあったときにと換金のために、と財産視して携行された場合の方が放棄を納得させる手間はかかるだろう。


■ ooi@n_mのトンチンカン擁護

 つまりooi@n_mさんの擁護はトンチンカンだということだ。

 問題は現行システムで何の差支えもなく処理できる中身でしかない。

 それを「北朝鮮の難民が「武装してないもしくはしているケース」の各々について検討しないといけないね」(ooi@n_m)と主張しているのは見当ハズレでしかない。

 さらにいえば、ooi@n_mさんの主張を麻生発言に載せて解釈すれば「難民を現行システムで受け入れられない以上は、射殺処分してもいいよね」と言うものでもある。

 なぜなら、射殺処分を提示した麻生発言を好意的検討とみているからだ。麻生発言を「北朝鮮の難民が『武装してないもしくはしているケース』の各々について検討しないといけないね」(ooi@n_m)と穏当な主張と評している。

 そして、その麻生発言を含んだ課題の検討が必要だとも述べている。「オメエらのその中途半端な抗議で検討が停まるんだろうが!」(ooi@n_m)とは、射殺を含めた検討が止まることへの苛立ちの表明だからだ。

 なぜそのような擁護をするか? 自分がいわゆる自称現実派だと信じているからだ。

 だが、その判断基準は機械仕掛の単純なものだ。強硬論者の言うことは常に正しい。麻生発言について、「北朝鮮有事が発生して難民が押し寄せたとして[略]政府(と政治家と)が検討しないでどこがすれば良いと考えてるんだろう。」(ooi@n_m)と射殺部分を一切否定せず肯定する。対して穏健論者の発言は正しくない。だから「オメエらのその中途半端な抗議で検討が停まるんだろうが!」(ooi@n_m)と反発する。これは単純な二分論的世界認識の発露である。

 だが、現実主義であると信じている割には実社会の仕組みを知らない。警職法やROEといった既存制度で対処可能であることも理解できない。そもそも難民問題に処理を持ち出すアレを擁護できると考えるあたりも思慮が充分ではない様子が窺える。メカや鉄砲には詳しいが、それがどう使われるかを全く理解していない。いつものメカミリの哀しさでしかない。


■ おまけ
まー「オメエらのその中途半端な抗議で検討が停まるんだろうが!」(ooi@n_m)ってあたりも国語力をもう少しつけたほうがいいかなともね。論理として強調できないので、口語体を入れて強調したつもりになる。「オメエら」とか「停まるんだろうが!」と書くのはそれ。しかも「!」を使えば強調しているつもりなのはねえ。他人との折衝ごとで論理建て主張できず自分の意見が通せない子が、強調の意味で半端者の言葉を使うのと全く同じ。そのあたりも気の毒な自称理系の国語力不充分の表出だよねと。細部はともかく警職法に代表される実施上の制度があることもご存じないあたりを含めて、大学でピコピコの勉強ばかりやってきて弊害なのだろう。
2017.09
23
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22:10
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 アルゼンチン映画「笑う故郷」ですが、ガルシア=マルケスの落っこちてきた天使が珍しがられる小説の親戚みたいな話でした。

 要は堪忍が尽きてついに爆発の映画です。その意味では馬鹿がタンクに近い。クールを気取ったノーベル賞作家が興味本位に故郷に帰る。普段はしない愛想を振りまくも無神経な装った善意にホトホトしてついに爆発。触りない部分だけいえばそんな話です。

 なによりも田舎の嫌らしさが出てくるところ。日本だと地方議員やら小中学校教員のアレな感じですかね。昔で言えば駐在とか郵便局長レベルの、革靴履いている程度の田舎の権威が距離感や拒絶を感じ取れずにズカズカ入り込んでくる。あの頭の悪い親切感覚。あとはかつての人間関係で今日に推してくる無神経。

 

 予告編で消防車にのってパレードさせられる当惑から、親切めいた無神経が連続していく。そして物事がすべて悪い方向に作用する。そしてついにといった構成になっています。

 2時間3分ですが、スッと時間は過ぎます。退屈はないし、無神経も事態の悪化もすべてコメディです。展開ごとに観客から笑い声がでる。これは岩波ホールではなかなかないことです。伏線あるからエライわけでもないですが、伏線は最高のタイミングで主人公にとって悪い方向に、追い込まれる形で回収される。あーなるほどと頷くでしょう。

 岩波ホールは3回に1回は1800円をドブに捨てる印象ですが、これはアタリのほうの1/3です。ここ3年だとパキスタン映画の「娘よ」相当のレイティングかなと。カンボジア映画の「シアタープノンペン」やワイダ遺作の「残像」の次くらいのクラスの面白さですね。
2017.09
21
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19:19
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 松浦晋也さんの反論があったのだけれども。

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
私のこの記事 http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/1062892/081700010/ … への批判。 自作飛行機の迷惑を理解できない松浦晋也さん:隅田金属日誌 http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-1878.html … 典型的な「萎縮の論理」で「保守化した老人の論理」でもある。「新規なものは危険で邪魔。あっち行け」と。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/909949116301565952


松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
危険は最小限にしつつ、新しいものを積極的に受け入れて、社会に生かすようにしていこうよ。そうでないと社会全体が萎縮し、遅れていくよ、ということなのだが、そうは読んでくれなかったようだ。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/909950460030705664


 興味深い点がある。その一番が危険を最小化すべきと主張している点だ。また、航空宇宙セクターは社会の役に立つといった主張、日本の航空宇宙セクターには新規性があり世界に追いつけると考えている点もそれだ。

 だが、それはあまりにも突然で、また夢見心持な発言だ。なぜならこれまで周辺住民の騒音や危険について言及せず、日本航空宇宙セクターが膨大なコストを食うだけで見合った利益を提供できず、しかも諸外国のモノマネばかりであった事実に目をつぶる者だからだ。
 
 まずは航空宇宙セクター限りでしか通用しない主張である。さらにいえば、お理工さんな本人たちも信じない理屈でしか無い。それを聞いてうっとりできるのはセクターが囲い込んだマニアだけだ。鉄道マニアにむけた不採算路線擁護や汽車ポッポ擁護と同じ伝の主張でしかないものだ。


■ 周辺対策に言及していない松浦さん

 松浦さんはこれまで周辺住民の騒音や危険に言及してきただろうか?

 まず、今回の法的規制緩和では配慮は一言もなかった。日経記事で自作ヒコーキを含む実験用航空機をドンドン飛ばせるようにしろと主張していたが、そこには安全性配慮も周辺住民感情への配慮はない。

 あるのは航空セクターへの配慮だけだ。規定文からして今の航空産業は、自作ヒコーキや実験用航空機への規制が厳しいのでうまく言っていないである。そして、製造側や運用側が好き勝手できる方策しか述べていない。

 「航空機への規制緩和が社会にどのような影響を及ぼすか?」の視点がないのだ。理系カルト的な技術発達の促進しかない。自作ヒコーキや実験用航空機のような安全性で一品下る機体をポイポイ飛ばしてよいのか?といった疑問はない。

 これは他発言、他記事等を遡ってもそうだ。ザッと探したは範囲には騒音や安全に配慮した記事はない。

 それでいて「危険は最小限にしつつ」(松浦)と、はなかなか言えたものではない。そんなことを言えば「今までそんなこと言ってないだろ」と指摘されるのが目に見えている。今までその配慮をしないのに、キレイ事言って逃げるのは、「みんな仲良く」のような学級会の遁辞でしかない。


■ コストに見合った利益なし

 さらに、航空宇宙セクターの代弁にしても従来の経緯を踏まえないものだ。「新しいものを積極的に受け入れて、社会に生かすようにしていこうよ。そうでないと社会全体が萎縮し、遅れていくよ」(松浦)と述べている。

 だが、日本の航空宇宙セクターは何も新しいものを生み出していない。これはこれまでの活動について、実際に新しいものを作っただろうか? 社会に活かしてきただろうか? と批判的に見れば明瞭だろう。

 バカみたいな予算を費消しながら、ロクな利益も産んでいないからだ。官需頼みの航空宇宙産業にそれを期待するほうが間違っている。

 官需だのみの航空機産業は全くそれだ。コストあたりの利益はマイナスでしかない。F-16同等品のF-2をわざわざ作った。能力的には不足したにもかかわらずC-2を作った。開発費用はコントロールできず、機体あたりの開発費用は膨大となり、出来上がった機体は凡庸だ。F-16に対艦ミサイルを積み、C-17を買えば済んだ話だが、航空産業を活かすために、自分でF-15の配線切って自分で繋いで修理費を請求するような産業に無駄金を払った。

 宇宙産業はそれよりも酷い。金食い虫のロケット開発で現実的な利益はまったく得られていないからだ。確かに、民生で役に立つ気象衛星や通信衛星を打ち上げたかもしれない。だが、それはアメリカや欧州、あるいはロシアのロケットでも打ち上げ可能である。

 H-3以下も利潤は生まない。航空宇宙産業の言うことは3掛け4掛けでしかない。開発段階はH-3は1発50億と吹いているが、本人たちも嘘だと知っている。いつも倍以上にはなっているからだ。

 金をドブに捨てているのは「こうのとり」だろう。宇宙基地建設のロマンにすがり、どうでもいい宇宙飛行士を維持するのに金を掛けている。社会への実益はなにもないが、航空宇宙セクターが儲かるので続けている事業である。

 だが、松浦さんはこのあたりには言及しない。商売だから仕方がないのかもしれないが、商売ではないツイッターでもそれをしないのは不思議なものだ。



■ モノマネばかりの航空宇宙セクター

 なによりも新規性もないものをあるように吹聴する優良誤認だ。

 松浦さんは航空宇宙セクターには新規性があると主張している。「典型的な『萎縮の論理』で『保守化した老人の論理』でもある。『新規なものは危険で邪魔。あっち行け』」(松浦)と述べている。

 だが、記事で推していた航空産業そのものノマネに満ちている。戦後宇宙産業で日本が新規性のある技術開発や、新分野を開拓する商品開発ができたことがあるだろうか?

 やったことは全部が後追いである。

 そして、それを知りながらヨイショしてきたのがセクターの広報・報道人士である。例えばかつてヨイショしていたCCVはどうだったか? それ以前に米国とドイツが研究していた。80年代にT-2CCVができる前に、60年代ドイツはF-104CCVの実験を進めている。

 ロケットも同じだ。技術的には先行ロケットをお手本にしてきた。それはそれで仕方がないが、経済性で先行ロケットに敵わないのに商業化をヨイショし、後継ロケットの国産開発が必要だと幇間商売に尽くしている。

 今後はさらに厳しい。H-3や小型ロケットに将来性はない。打ち上げサービスがコモディディ化するからだ。

 H-3はスペースXに敗れるだけではない。核戦力再整備で退役したミニットマンが商業分野に流れてくる。ロシアも極東からの商業打ち上げサービスを開始する。その見通しの下で日本ロケットが商業的に生き残るのは難しい。

 小型ロケットもそうだ。カムイもホリエモンロケットもそうだが将来性はない。中国やインド、将来的可能性のある北朝鮮に敵うわけはない。

 どうやっても詰んでいる。そもそも市場は打ち上げといったサービスであ、国産ロケット本体はどうでもいい。海外製ロケットを勝ってきてもよい。その点で日本企業がスゲー技術で1発1億で成功しても、インドに7000万のロケットを作られれば負ける。さらに打ち上げも日本である必要もない。周辺対策費が安価なアフリカあたりでぶっ放したほうが安いし、近場でもフィリピンあたりに発射場を作られればオシマイだからだ。

 だが、松浦さんをはじめとする航空宇宙セクターは非商業媒体でもそれは言わない。お理工さんなのでそれは知らないわけはない。おそらくは仲間内の立場でそれは言えないのだろう。

 総括すれば「危険は最小限にしつつ、新しいものを積極的に受け入れて、社会に生かす」(松浦)といった発言は、おそらくはご本人も含めて信じてもいないキレイ事だということだ。実際にRTしているのはアニメアイコンやヒコーキアイコンばかりである。鉄道マニアや模型マニア同様にロケットや飛行機のフォルムが好きな連中だけが信じる言論である。そういうことだ。



■ おまけ
 まー、「保守化した老人の論理」(松浦)と仰るけど、当のご本人が社会への関心がないどころか、社会がどういう仕組になっているかに全く無邪気なままで技術とやらを語ってるんだよね。他人事ながら「いい歳こいて」と言われてしまうのではないかと心配になるものだよ。

 例えばトリチウムは海洋投棄しろとかさ、取り出す方法は言えないが金を支払えと電力会社に盗人に追銭とかね。社会的不正義の片棒担いでる自覚があるのかなと疑問なのよ。
「トリチウムは海洋投棄が合理的」(お理工さん)の合理性ってなんだろうね
「無自覚に 「できるできる」詐欺を幇助する理系カルト」

 航空宇宙セクターのうちの脳天気な奴らや宇宙作家クラブ連もそれ。ロケットやら巨大科学ってほとんど批判されないから甘やかされている。連中の親和性に高い巨大加速器なんかにも「ビンボーになった日本でそれやるの?」とか「中国に投げろ」とか「社会への利益にしても経済効果にしもて高等教育の無償化の方が先じゃね」と普通は考えるものだけどね。

 一番不誠実なのは将来性のないセクターに「商業化できるから金突っ込め」だよね。60年代の石炭セクターが「国内炭田に投資して炭田を守れ」と言ってるのと同じようにしか見えないもんだよ。今後の国産ロケットは人が死なない程度に全部失敗すればいいのに。
2017.09
20
CM:7
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17:37
Category : 未分類
 最新技術をご存知ないペーブ・スパイク@PaveSpikeさんが「最新技術に詳しくない」(ペーブスパイクと他人を小馬鹿にするのは滑稽なものだ。

 これは、https://twitter.com/PaveSpike/status/910104839954116609から始まるロバート@asurokkuさんとの一連の会話の中での発言である。

最新技術をご存じない

「新型護衛艦、右舷ディーゼル、左舷ガスタービン-発電機とか面白いと思うけどね
- 隅田金属日誌(墨田金属日誌) http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-1873.html
… ハハッワロス」 (ペーブ・スパイク)

「重量バランス大丈夫なのかしら?」(ロバート)

「調べたけど左右軸を別機関で駆動するとかどこの別次元宇宙ですかね?レベルですねこれ」(ぺ)

「え、統合せずに別々?機関科の人過労待ったなしなんじゃ。というか、メリットあるのそれ…」(ロ)

「ほら最新技術には詳しくないフレンズみたいだから…」(ペ)

「あ(察し」(ロ)‏



■ タンデム・ハイブリッドをご存じない

 最初に興味を惹かれた点はこの発言だ。
ぺ~ぶ♡すぱぃく(CV:五十嵐裕美)‏ @PaveSpike
調べたけど左右軸を別機関で駆動するとかどこの別次元宇宙ですかね?レベルですねこれ
https://twitter.com/PaveSpike/status/910108393666363392


 なぜならタンデム・ハイブリッドをご存じないからだ。これは二軸推進の形式であり、前後に相対させた軸をディーゼルと電気推進で別々に回すやり方だ。

 ちなみに、流行の技術である。一種の二重反転プロペラにより燃費を激減させる効果が見込める。貨物船ではスーパーエコシップの「興山丸」(14000トン、2010年)で採用された最新流行の形式である。(写真

 なお推進機構を納入した西芝は横置き型を提案している。それが筆者が指摘した右軸ディーゼル、左軸電気だ。

 それを「別次元宇宙」(ペーブ・スパイク)と評している。「調べたけど左右軸を別機関で駆動するとかどこの別次元宇宙ですかね?レベルですねこれ」(ペーブ・スパイク)とはなかなかできる発言ではない。

 さらには、これらのことを調べられずに
ぺ~ぶ♡すぱぃく(CV:五十嵐裕美)‏ @PaveSpike
ほら最新技術には詳しくないフレンズみたいだから…
https://twitter.com/PaveSpike/status/910110206696103936

と述べている。

 これは強心臓だ。最新技術のタンデムハイブリッドを知らないだけではない。「調べたけど左右軸を別機関で駆動するとかどこの別次元宇宙ですかね?レベル」(ペーブ・スパイク)と書いている。調ベもの一つまともにできないことを自ら表明しているからだ。


■ 今のディーゼルに油差しが必要だと思っているロバートさん

 さらに相槌をうつロバートさんもなかなかで人物である。

ロバート‏ @asurokku
え、統合せずに別々?機関科の人過労待ったなしなんじゃ。というか、メリットあるのそれ…
https://twitter.com/asurokku/status/910109877195833344


 自称「鉄道・ゲーム・アニメ・軍事・釣り・ビール&甘口ワインが好きな人。」とのことだが、機関科の作業も機関構成もご存じないことを自ら表明しているからだ。

 「機関科の人過労待ったなしなんじゃ。」(ロバート)とはなんだろうか? 今時のディーゼル・エンジンも各種の減速機の機側で火夫や油差しが働いているとでもおもっているのだろう。

 だが、今はそんな労働はない。遠隔発停、遠隔運転だからだ。商船ならブリッジで、護衛艦でも涼しい機関運転室で出力(回転数)を指示して計装画面を見るだけだ。左右が違おうが仕事は何も厄介でもない。そもそも負荷でもない。

 しかも信頼性も高いので全く壊れない。こと主機については機関員は「過労」はない。放置プレイOKであり、ぼんやりしながら鼻くそほじるかアイスを食うかだ。やってもガスタービンに片手ホース使って鼻歌交じりに水洗いするだけ。今のディーゼルだと壊れると言った話は聞いたことはない。それよりも重要な仕事は燃料や重心の把握や、配管やビルジや電気のチェックであり、その時に異臭異音がしてないか自然発火してるんじゃないかといった異常の察知である。


■ メリットが理解できない二人

 そして、二人ともメリットが考えつかない点が不思議である。

 右軸ディーゼル、左軸電気-GTとすれば、減速機が省略あるいは簡素化できることは明白だからだ。

 これは普通に考えればわかることだ。

 右の減速機は簡単になる。低速ディーゼルなら右は減速機不要になるし、中速ディーゼルでも減速だけで逆転機構は不要になる。後進は左軸にまかせればよいからだ。

 左軸も左軸で便利になる。ガスタービンの減速機構や出力組合せのクソ高い減速機が省略でき、しかもスクリューの翼角制御機構CPPも不要にできるからだ。減速も逆転も電気でやれば簡単になる。

 しかも出入港や低速待機の状態は船内電源とすれば低燃費となる。GTも巡航ディーゼルも回さないでよいからだ。

 それを技術に詳しいと称するペーブ・スパイクさんとロバートさんが共に気づかないのはなかなかの奇妙な現象だろう。





 まー、軍クラだから仕方がない部分はあるけどね。公表されたスペックを暗記するのが防衛技術ウォッチャーだと信じているのだから、自分で何かを発見する能力がないのを責めるのは酷な話でもあるよ。
2017.09
18
CM:40
TB:0
20:52
Category : 未分類
 近所の飛行場でポンポンと実験航空機を飛ばされたらどう思うだろうか?

 周辺住民は迷惑だと考える。安全性が低い飛行機はいつ落ちるかわからないからだ。

 それで曲芸の見世物をされたらどう思うか?

 必要のない危険と騒音を振りまくものとしか考えない。

 だが、航空・宇宙クラスタ(自称)の皆さんはそれを理解できない。「ボクが大好きな飛行機がみんなに拒絶されるわけがない」と信じている。


■ 自作飛行機や実験用航空機をドンドン飛ばせ(松浦)

 松浦晋也さんの発言はそれを裏付けるものだ。

 日本はポイポイ飛行機を飛ばせないから航空産業が遅れていると述べている。「MRJ開発苦戦の理由? 日本の航空機産業の危機とは」で日本が航空後進国なのは法規制で自作航空機や実験航空機を気軽に飛ばせないからだと主張している。

米国のジェネアビにはもうひとつ「自作航空機」という底流がある。自分の作った飛行機に自分で乗るという趣味だ。裏庭のガレージで自分が乗って楽しむための飛行機をコツコツと作り、出来上がったら航空局の認証を取って自分で操縦して空を飛ぶ。米国の航空法には、実験航空機(Experimental Aircraft)という自作航空機を含むカテゴリーがあって[中略]米国には自作機を含む実験航空機のカテゴリーに入る機体が約2万4000機も存在する。自作航空機が趣味という人の集まりであるEAA(Experimental Aircraft Association)という組織もある。「道具として使い、楽しむ」だけでなく、「自分で作って自分で乗る」までを含む“ぶ厚い”ジェネアビの存在が米国の航空機産業の根本を支えているのだ。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/1062892/081700010/


日本の航空法を調べてみると、実は開発のための実験航空機に関する規定はない。現在、日本では自作航空機を含む実験航空機には国土交通省・航空局が「JX」で始まるナンバーを与えて試験飛行の許可を出している。[中略]米国の実験航空機とは異なり、飛行ごとに煩雑な申請を行わなくてはならないのである。[中略]だから、日本が本気で航空機産業を振興するつもりならば、まず航空法を改正して実験航空機をきちんと法律の条文として位置付け、その飛行をスピーディーに行える制度を作る必要がある。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/1062892/081700010/?P=3


 そして、実験飛行機を飛ばせばみんな喜ぶだろうと無邪気に推測している。曲芸や珍しい飛行機をいっぱい見られるからたくさんの人が喜ぶと述べている。

日本人は決して航空機が嫌いなわけではない。レッドブル・エアレース千葉には2日間で9万人もの観客が集まった。実際の機体を見ることができる自衛隊基地の基地祭は、どこもかなりの人出だ。自作した人力飛行機の性能を競ういわゆる「鳥人間コンテスト」は主催する読売テレビの看板番組のひとつといえるだろう。米国のEAAに相当する「エクスペリメンタル航空機連盟」という組織も活動している。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/1062892/081700010/?P=3



■ 受益と受益は一致しない

 だが、それはあまりに無思慮な話だ。なぜなら負担者の存在をないがしろにしているからだ。

 提示されたレッドブル・エアレースは全くそれだ

 なるほど曲乗りにヒコーキ大好きが9万人集まった。それを見てみんな満足した。それは事実だろう。

 しかし、満足した連中の過半は会場となった千葉の海岸沿いに住んでいない。遠くから見世物を見に来た見物客に過ぎない。

 近隣住民はどう思うか? レッドブル・エアレースなぞ市長の人気取りであり、危険と騒音と混雑をもたらすものでしかない。そう考える。

 基地祭の展示飛行も変わらない。例えば常に騒音に悩まされている厚木の周辺住民からすればいいことは何もない。仮にブルーインパルスなりエンジェルスがきて、騒音を撒き散らしつつ危険な曲乗りをされれば「ふざけるな」となる。* 防衛や安全保障に理解ある階層でもそう考える。防衛のための騒音なら文句を言う程度で我慢できるし、必要性が説明でき、しかもリスクを極限した危険なら受忍もできる。だが航空ファンやら写真家を喜ばせるためとなれば馬鹿にするなと率先反対する。

 受益と負担は一致していないのだ。航空写真を撮りに行く連中は満足するが、それは住民を踏みつけにして得られるものだ。 

 しかし、松浦さんをはじめとする航空宇宙クラスターとやらはそれを理解できない。満足する側だけを見て「日本人は決して航空機が嫌いなわけではない。」と例示する。「ボクが好きなヒコーキをみんなが嫌うわけがない」と信じ切っているわけだ。


■ 気軽に自作の実験航空機に飛ばれてたまるか

 つまりは、飛行機の迷惑を全く理解できない、想像できないということだ。

 そもそも、航空・宇宙クラスタとしての理想も「アメリカなりロシアなりでやってくれ」でしかない。

 出すのは米国の人口希薄な地区の例だ。「裏庭のガレージで自分が乗って楽しむための飛行機をコツコツと作り、出来上がったら航空局の認証を取って自分で操縦して空を飛ぶ。」(松浦)と、出羽守をしている。そして、同じように日本もその制度を作れと主張している。

 それを人口稠密な日本で許す訳にはいかない。ガレージで作ったような自作機を制限なく飛ばされても危険なだけだ。実際に「私は不謹慎を信条とする」みたいなマヌケがいる。法の規制がないだけで、銃猟禁止関係なく半矢出しまくりのパチンコで狩猟をするような頭のゆるさでしかない。そいつが自己顕示欲から珍妙なデザインの低安定性の自作機をガレージで作っても、案の定、住宅地に科学忍法火の鳥をするのがオチだ。本人はどうでもよいが被害者は泣くしかない。

 企業の航空開発も同じだ。航空機工場があるような場所はある程度は都市化が進んでいる。その隣接飛行場で試験機を気軽に飛ばすリスクを認識しているかは怪訝である。そんなの外国でやってくれだ。

 「ヒコーキやロケットは飛ばせばみんなは喜ぶ、誰も反対しない」とでも思っているのだろう。宇宙作家クラブとやらのように、分別盛りの50も過ぎてそう主張するような連中はどうかしている。種子島のロケット打ち上げ見物の打ち上げでまとめてフグにでも当たって21gになり自由に空を飛べばいいのにとしかいいようがない。




*  ちなみに入間でもそのようなものだ。騒音が少ない機体だから問題が顕在化していないだけの話だ。例えば、昔は自衛隊記念日に入間で展示飛行をしたが、横田や地形の関係から東側で陸海空自衛隊の飛行機が、戦闘機から対潜飛行艇までグルグル周りをしていた。その真下に家があったので迷惑千万だった。横田に北から進入する飛行機を含め、一機二機が比較的高度を取って間延びして飛ぶから文句は出難い。だが、長時間連続してしかも低空を飛ばれると堪ったものではない。だから平成の御代にはやっていない。
2017.09
16
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20:28
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 Jアラート運用はあまりにも不適切である。日本に弾着しない状況で馬鹿みたいに広域に警報を出すのはマヌケでしかない。これは問題視すべきものだ。

 だが、それを否定しようとする主張がある。要は批判する連中をサヨクであるとし、批判されたJアラートをヨイショするものだ。

 具体的には ふぁるちゃーれ・ペソギソ@koteneko2 さんの主張だ。
的針にはダンマリ
ふぁるちゃーれ・ペソギソ‏ @koteneko2
(´・ω・`)J-アラートでごちゃごちゃ言いよる輩は、このGIFでも見とけ。
#tvasahi #橋下羽鳥
7:41 - 2017年9月4日
https://twitter.com/koteneko2/status/904716057104924673



■ ブースト段階でも何県通過は分かる

 不思議なのはそこにはあるべき的針がないことだ。

 的針とは、探知目標つまりはミサイルがどの方角に進んでいるかといった針路情報だ。例えば一秒毎に目標の位置を拾い、それを線で結べば平面的な針路は分かる。高速で位置が変化する弾道弾なら、先の例なら仮に15秒で15回もとればいい。60度で秒速4mkで上昇したとしても地表面の水平距離で30キロ分にはなる、それで的針を判定すればよい。

的針

 当然だが、イージスのSPY-1やガメラ・レーダにはその力がある。レーダは距離は精密にメートル単位、あるいはそれ以下で出る。方位にしても、レーダのビーム幅を縦横1.5度としても精度(アキュラシー)は1/3くらい、0.5度におさまる。射方位は一定なので一〇回も追尾すれば誤差もおちついてだいたい0.5度以内に収まるだろう。ちなみに今様のレーダなので、これらは自動で行われる。(弾道弾探知ならドップラーシフトも利用しているだろう)

 つまりは、ブースト段階の探知でも「的針から日本の何県の上を通るか」位は分かったということだ。平壌から発射されて、大気の濃い部分を抜けたアタリには転舵は済んでいる。仮にそこで探知して、15秒なりを連続的に継続して的針080°なら「津軽海峡を上空通過する見込み」となる。1300キロ先で誤差0.5(左右0.25°づつ)だと幅100キロ程度に落とし込める。

 その場合、Jアラートは掛けても道南・青森でよい終わる。別に東日本全体に掛ける必要はないということだ。


■ Jアラート批判を補強するからGIFは的針は黙っている

 しかし、件のGIFはそれについて黙っている。指摘しているのは速力変化だけだ。的針といったパラメータを示すと自分たちに不利になる、「Jアラート批判を有利にする」と知っていて黙っているのだろう。

 このGIFや、それを作った御仁は不誠実ということだ。GIFの出元は明白ではなく、ふぁるちゃーれ・ペソギソ@koteneko2 さんがGIFを作ったか、あるいはどこかで拾ってきたのかわからない。だが、GIFは都合のいい要素だけを取り上げた「Jアラート批判」批判にすぎないと断じて差し支えない。
2017.09
14
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15:19
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 久しぶりにWEBで記事がでました。よろしければどうぞ。

■ 関与政策

 まずは、対北政策としては関与政策をとれといった記事です。

「北朝鮮にエロとゲーム、浸透させよ」
http://japan-indepth.jp/?p=36054(JAPAN IN DEPTH)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170914-00010000-jindepth-int(YAHOOのニュース)

 「3000NKウォン課金するだけで無料でクジを10回引ける」とか「働いたら負け」といったデレマスのパワーワードがそのまま残ると思いませんでしたが、残りましたです。

 というか、アレほどアニマル・スピリッツに溢れた露骨な資本主義はないでしょうねえ。よく考えればアニメのトライアド・プリムスのエピソードそのものがトランシング・パルスの販促であると。200人のキャラを紹介して、楽曲も宣伝しろとかどれだけ縛りのあるアニメなのかと。それで破綻させずにドラマが作れたというのもね。国内に入り込まれたら素朴な北朝鮮人民は抵抗できないでしょ。


■ B-1B

 もう一つはB-1Bの三沢展開を受けた東奥日報の記事です。

「B1B爆撃機 朝鮮半島上空経由か」
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2017/20170914028721.asp(WEB東奥日報)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170914-14111419-webtoo-l02(YAHOOのニュース)

 こっちは特にアイマス関係ないです。YOUTUBEでアタシポンコツアンドロイドのリストを再生していて、メール貰って書いてる間じゅうにズッと流れてたんですけどね。


■ 仁奈が一人で台風お留守番する話

 まー、大概はそんなものです。コミケでも日本海軍研究家の大家と話してるときもたいていはアイマスの話だし。

 ニュースで台風が来るで思い出したけど、市原仁奈が一人で台風お留守番する話とかどうかねと話したんだよね。明日は親が帰ってくると心待ちにしてお留守番していると翌日も台風でお留守番。心細い気持ちを吹き飛ばすために「これを着て獅子の気持ちになるですよ」と強がるものの、暴風や停電で心が折れそうになる仁奈の話。

 花屋の小娘が父の見世の手形が落ちなくてとかの話でもいいですけどね。裏庭に咲く花を売る話だけどPが連帯保証したりえらい目にあうけど何故か最後にツンデレの専務が裏書した手形を持っていて全部解決といった心温まる話。

 お前たちはなぜ市原仁奈の家庭環境を過酷とするのかとか渋凛と援助交際を結びつけるのかとか、「奈緒と加蓮は2線級キャラデザで引き立て役」とは何だと大家に言われたけどね。

 でもま、三年前にサークルスペースで「デレマスは日本社会の伝統回帰の影響も見られるアニメだよね」と言ったときは全く関係ない買手にまで怒られたよ。だって黒髪で家業の手伝いをするといった伝統的価値観を反映した渋凛のシンデレラストーリーでしょ。対して「アイドルになりたい」と地に足がつかないことを言っている世間知らずの卯月が物語から排斥されるあたりは社会や政治の伝統回帰の反映だろうと。

 ホントに一番見てみたいのは「可哀想なかな子」だけどね。無理なダイエットでかな子が体を壊してしまうと智絵里が朝からカツ丼食わせてどんどん太るエピソードとか、太ってステージ衣装が着られなくなり自ら独居房に入り込んだかな子に「大いなる力の源」だの「差し入れです」と鰻重の匂いだけ嗅がせる蘭子とアナスタシアの残酷カットをみたい。

 ビュジュアル的には江戸の刑罰的な図画かな。ご飯を食べられないように背中に回されたハシゴに両手を縛られたかな子の前に鰻重が置かれていて、みりあもやるーと団扇で仰いで匂いを嗅がせる莉嘉とみりあ。
2017.09
10
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04:53
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 アレな子が傷を舐めあっている。「気に食わないツイートをコピーし公道に広げて踏みまくる、おぞましい連中の話。(疑問補足あり)」がそれ。

 要は「ヘイトスピーチをしても批判されない権利」が欲しいのだろう。以降のコメントをみてもそれに終始している。

 だが、それは甘い言いようだ。ヘイトスピーチをすれば批判されて当然だ。その批判のやり方も言葉にとどまらない。デモによる抗議といった行動を通じて行うやり方もある。今回の踏みつけにして反対するのもその一つである。

 さらにいえば、印刷されて踏まれたぐらいでガタガタ言い出す連中もどうかしている。

 ヘイトスピーチに関して「自分の主張は本当に正しい」と思っているなら「千万人と雖も我行かん」とそれを貫く覚悟があるはずだ。

 それが印刷されて踏まれたくらいで泣き言を言い出すのはみっともない。「自分たちは印刷されて踏まれたくらいで泣き言を言いますよ」と告白しているものだからだ。

 コメントしている連中を見ても内弁慶が過ぎる。仲間だけで集まるTOGETTERコメント欄、その閉鎖空間でしか無双できないアレな子でしかない。

 本当はアレな子たちも外では通用しない理屈だと薄々気づいている。だから仲間内でしか主張しない。ようは主張しないのではなく、主張する覚悟もないということだ。「千万人と雖も我行かん」ではなく「千万人が怒るから百人の中で陰口を効こう」といったわけだ。

 ま、「批判されるのがいやだから主張しない」程度の意見なんて何の価値もないけどね。
2017.09
08
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19:34
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 明日売りの『軍事研究』に新型護衛艦記事書いた。「30年度『新型護衛艦』実は強力艦に変身」がそれ。

 実物は設計段階でどうなるかなんだよね。多分、モウ船体は弄れない。逆に細々した武装はどうとでもなる。エンジンは……

 エンジンと推進機構はどうするのかねえ。

 別に1軸でも構わない。ノックス級もペリー級も1軸で困らなかった。それをCODAGあるいはCODOGにするかだ。

 ただ、左右にディーゼルとガスタービンを振り分けると面白いと思う。商船なんかでも提案されているのだが、右ディーゼル、左電気推進と言ったやつ。護衛艦だから右舷ディーゼル、左舷ガスタービン-発電機とか面白いと思うけどね。

 通常航海は基本右軸、左軸は損失にならないように補助的に電気で廻してやる。遊転速度丁度で損失もなければ推力を生まない程度。

 左軸はスペシャルの時に使う。高速時、後進時と、ちんば運転と極低速時の短距離回頭(右前進・左後進)、あるいは艦内発電機だけでの極微速運転とかね。

 まあ、海自は凝り性で、ビックリドッキリなギミックは嫌うからやらないと思うけどね。
 
2017.09
04
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04:38
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 仮に、9条がなければ北は核と弾道弾を保有しなかっただろうか?

 それはない。日本が憲法9条を持とうが持つまいが北は核を作り、弾道弾を発射した。北の核と弾道弾は米国すら放棄させられなかった。それを日本ができると考えるのは夜郎自大だ。


■ 「9条が無ければ[中略]北朝鮮なんてほとんど無傷で瞬殺できた」(RAIE)

 だが、それを理解できない発言がある。RAIEさんの一連の主張がそれだ。

RAIE‏ @R8eru
左翼は「北と対話を」「友好を」なんて言ってるけど、そんなものは何十年も前から試みてる。その度にバカを見てきたわけで。
とにかく憲法9条がある状態では、外交なんてほとんど意味がない。実際に攻めるかどうかはともかく「攻めるぞこら!」というカードが一切使えないのだから。
https://twitter.com/R8eru/status/904200676930027520


RAIE‏ @R8eru
もし憲法9条が無ければ、核やミサイルを開発する前の北朝鮮なんてほとんど無傷で瞬殺できた。そしてそれがわかっていれば北も拉致や核ミサイル開発なんてしなかった。
確実に憲法9条が拉致問題を起こし、核を増やし、日本を含むアジア全体を危険に晒している。護憲派は外患誘致罪に問うてもいい。
https://twitter.com/R8eru/status/904203932901113856


RAIE‏ @R8eru
今後、北朝鮮が水爆を使って大きな被害が出たとして、今9条を護って「対話が大切」とか言ってる連中が、手のひらを返して「なぜ安倍総理はもっと早く動かなかったのか?」とか言うんだろうと思うと虫唾が走る。戦前の軍国主義者が戦後になって平和主義とか言い始めたのと完全に同じだ。
https://twitter.com/R8eru/status/904301603666108417


 9条がなければ北は核も弾道弾も作らなかったと言っている。

 北朝鮮問題は日本の国内問題か何かだと勘違いしているのだろう。


■ 核と弾道弾はアメリカも放棄させられなかった

 それに対する反論は簡単だ。アメリカに9条があるか、韓国に9条があるかを問えばよいからだ。

 両国には法的制約はない。北朝鮮に対する武力行使はいつでもできる形となっている。「実際に攻めるかどうかはともかく『攻めるぞこら!』というカード」(RAIE)を持っていたが、それにもかかわらず北に放棄を強要できなかった。

 実際に、90年代にサージカル・レイドができなかった段階で武力行使のオプションはない。9条がない米韓でも「核やミサイルを開発する前の北朝鮮なんてほとんど無傷で瞬殺」できなかったのだ。

 だから、できることは関与と対話しかない。「今9条を護って「対話が大切」とか言ってる連中」(RAIE)を馬鹿にしているが、実際にできることはそれしかない。米韓軍事演習等の圧力に慣れっこの相手なのだからそうするしかないわけだ。


■ 対話と交易は悪くない

 そもそも関与政策を否定すること自体がオカシイのだ。米朝合意が効いている間は、北も無理はしないからだ。核と弾道弾開発をやめなかったにしても、弾道弾の試射回数も核実験も抑制された形となったからだ。

 軍事力でも核も弾道弾も止められなかったのだ。それに較べれば抑制をもたらしただけでもマシな話だ。

 仮に米朝、南北、日朝で何らかのコネクションがあれば多少の改善はあったはずだ。例えば貿易が続いていたとすれば、弾道弾試射や核実験をやるとしても北も多少は日米韓の面目を考えるし、非公式にでも交渉・貿易チャンネルを通じた連絡や示唆はしただろう。

 その点でも、米国や日本の対北政策は誤っている。貿易や人的往来を禁止した結果、交渉や連絡のチャンネルもなくなった。「貿易や人的往来が損なわれる」といった北側への抑止効果もなくなり「日米も貿易や人的往来を締め上げる」といった圧力オプションを失ったからだ。

 そもそも現状は制裁の体をなしていない。制裁はルール違反にペナルティを与え、ルール内に戻らせることを言う。対して今の対北制裁にはその効果はない、実施する日米も期待していない。不満を解消するために懲罰を与えている、あるいは与えた気になっているだけだ。これは先月の『東亜』でも指摘されていることだ。


■ 右っぽい発言と強硬策を口にすれば安牌だと思ってるんだろ

 つまりは、RAIEさんの主張は全く的外れだということだ。

 単に右っぽい発言をしているだけとも言える。強硬策を口にすれば「ボクは現実派なのです」とでも思っているのだろう。

 それをヨイショするネトウヨもタイガイだ。彼らは「9条があれば日本は平和になる」といった主張に対し「お花畑」と散々バカにする。だが、「9条がなくなれば北朝鮮の脅威はなくなる」と主張するあたり、単なる裏返しでしかない。『ゲート』を読んで中村桜のイベントに引っかかる程度のアレな子的な発想でしかない。

 だいたい「9条を守れ」と主張する人も、「9条があれば日本は絶対安全だ」と言っているわけでもない。それからすればむしろRAIEさんやその支持者ご自身のほうが、彼らが想像する9条支持派イメージ「お花畑」に該当しているわけだ



まー「とにかく憲法9条がある状態では、外交なんてほとんど意味がない。」(RAIE)ってのも、外交を相手に自己の意思を強要する手法が何かだと勘違いしているよね。外交の効果なんていいとこ相互調整の効果しかないのに、外交で相手になんでも強要できると思いこむあたりで非現実的だなと。
2017.09
04
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02:13
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 たまに直されるのが「マイル」。1マイルは1MLあるいは1NMと書く。後者はトルクと同じ表記になるがこの方面の商売ではまず問題とならない。南北1分の距離で1852メートル、あるいは2000ヤードの意味。

 口語だと普通にマイルとして使われる。この航海マイルと別に陸マイルもあるが、そんなのわざわざ口に出さない。フネとヒコーキならマイルは航海マイルだからだ。

 ちなみに陸マイルは日本語なら明治期鉄道あたりでなければ出てこない。あるいは進駐軍文書か。ちなみに1マイルは80チェーン、80鏈である。

 そして、最近はメンドイので全部カタカナの「マイル」で済ませている。以前は1nmと書いていたが、紙媒体は縦書なので縦中横あるいは横倒しとなるのが面倒なのでそうしている。当然だが、海事・航空関連の文章書きなので航海マイルだ。

 それを「カイリか海里か浬になおしていいか?」とたまにいわれる。別段どうでもいいので「どうぞ」で済ませている。不思議な事に同じ雑誌で同じ人でも言ったり言わなかったりする。

 ただ「カイリ」や「海里」や「浬」表記は実例を見たことがない。もちろん対外的にはある。けれども中で使っているヤツはいない。特に口語だと全部「マイル」で済ませている。

 その意味で「カイリ」「海里」「浬」は使わない。人造語あるいは造字の類とみているからだ。JISコードに入っているし、山一女とは違って多少は使われているがそんなものだ。

 そもそも、この場合の里はそのまま「リ」と呼んでよいものか?

 なぜなら他の単位漢字と平仄がとれないからだ。マイルを里と書くのはともかく「リ」と読むなら、メートルを米と書いた時に「コメ」や「ベイ」と読むべきだろう。* 造字の浬をマイルではなく「カイ・リ」と読むなら、粁はキロではなく「セン・メートル」か、粍はミリではなく「センブン・ノ・イチ・メートル」と読むのかといったものだ。


* 逆に「立米」のときは「りゅうべい」。ちなみにこれもと書くと「立方メートル」に直される。常用分野、例えば土木関係や材木屋はそのまま立米で「立法メートル」の表記はしない。また、べき乗記号で「m^3」の表記も上付き文字に直してくれといわれる。図版なんかでの表記だとインデザインかイラレで画像で納品して終わりだけどね。

** 尺貫法やヤード・ポンド法も直せとなることもある。1間は6尺で1丈は10尺(読みは「とお尺」)、1貫は1000匁で100単位のラウンド表記は100目、1反は300坪で10反で1町、1フィートは12インチあたりは常識でそのまま使っていいと思うけどね。実際にWTIは普通にバレル何ドルという。「100坪くらい」を「330平米くらい」だとザットの大雑把なつかみ感がでない。必要なら後ろに「(約330平米)」とつける。紙の出版ならそれでなにもいわれない。ただ、横書きで文系学部出身だけど理系系統の人にと正確な数字にしてくれと言われたことがあって、それは却って厄介だと思ったけど金もらうから言うがままに直したことがある。まあミリオタがゼロ戦の横幅で0.11ミリ単位で書くようなもので無意味だけどね。実際に翼面荷重を見たら「107.89 kg/m2」とか書いてあるけど、10g桁どころか100g台も機体ごとの寸法と重量の誤差積み上がりで意味ない数字だし、燃料の比重やパイロットのガリデブでも変わる数字だろうとね。
2017.08
31
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03:57
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 自分に甘い御仁もいるものだ。「同じ日本人なんだからナチス擁護は見逃すべき、見逃さないのは卑怯」と言っている。

高須克弥‏@katsuyatakasu
都合よくつまみ食い翻訳して外国勢力にチクるのやめなさいよ。
海外からの圧力を期待して同胞を売るのは日本人の発想と違います。
日本人は卑怯が嫌いです。
https://twitter.com/katsuyatakasu/status/902844877066485760


これは次の発言をうけてものものだ。
香山リカ‏ @rkayama
この記事の後半では高須氏のツイートの英訳やSWCの動き、さらには欅坂の件なども紹介され、日本人のナチス礼賛が続いているという論調になっている。日本ヤバイ…。
https://twitter.com/rkayama/status/902795284702420992


 都合の悪い発言をしても責任は取らないってことだね。そもそも誰が翻訳したのかもわからないのに「同じ日本人ならボクの都合の悪い発言を翻訳するな」だと。公開の場所で発言しといてそれはないね。



 まー、あれだ。10代の子供ならともかく、いい年こいたオッサンがソノ種の本を読んでナチスドイツやらファシストイタリア、東條幕府は偉大だったホントに思い込むのは思慮が足りない。もしそう考え、信じていても公言すればどうなるかがわからないのはもっとアレだ。ナチスドイツやら日本軍国主義、ファッショイタリアの擁護はそういうことだ。

 前にその話をした時、日本だけじゃなくイタリアにも同類がいるって話を聞いたけどね。イタリアの講和もマリアナ失陥で降伏すりゃ良かった日本に比べてセンスがいいもんだが、そこで余計なことして足を引っ張ったサロ共和国みたいな連中を擁護できるのは不思議なもんだと思った。イタリア人からみても「せっかく降伏できたのに余計な事してるよね」だろうよ。

 なによりも実際に参画した死に損ないや10代のほかにも、いい年こいた分別ざかりの中年層もいるいうあたり、どこの国も同じだなと思うもんだ。日本の海兵隊ヨイショ、オスプレイファンクラブと同じようにメカミリとか模型系の連中なんじゃないかね。
2017.08
31
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03:00
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 産経新聞は記事「日英首脳、対北朝鮮連携で一致 京都で夕食会 東・南シナ海「法の支配」も確認、中国を牽制」で次のように述べている。

[日英首脳会談で]中国が進出を強める東シナ海・南シナ海について「法の支配」に基づく秩序維持のために連携することで一致し、中国を牽制した。
http://www.sankei.com/politics/news/170830/plt1708300034-n1.html


 これは産経オリジナルの報道であるようだ。語句でググっても産経しか出てこない。共同電の転載ではない様子だ。

 だが、それで中国が牽制する効果があると信じているのだろうか。本当にそう考えているとすれば産経の記者さんは相当におめでたいものだ。


■ 何も言っていないのと同じ

 なぜなら英国は全く何も述べていないからだ。記事前段の「北朝鮮の弾道ミサイル発射について「これまでにない深刻かつ重大な脅威で、断じて容認できない」との認識で一致」よりも全く淡白で具体性はない。

 つまりは、英国からすれば南シナ海問題は北朝鮮ミサイル以下である。ちなみに英国は北朝鮮のミサイルもどうでもいいと思っている。これは日本がイランの核・弾道弾をどうでもいいと思っているのと同じだ。中国の海洋進出はそれ以下で、どっちに転んでも航海の自由があればどうでもいいよといったことだ。

 なにしろ英国からすれば中国との商売第一である。その結果が無味乾燥な「『法の支配』に基づく秩序」だ。日本への世辞にしても中国に文句をいわれるような口は効きたくない。何と言っても最大の旦那であり、一帯一路はぜひスコットランドまでとまで言い出している。日本との商売は中国との商売に次ぐ。マレーシアの肩を持つ分も含めてその程度だ。

 そういえば日本のアレ宰相は勝手に喜ぶし、中国には「一般論を言ったまで」と説明できる。どちらの顔もあるからそれ以上の発言はしたくない。そもそも南シナ海そのものはどうでもいい。


■ 本気で信じてればどうかしている

 しかし、産経はそれをもって「中国を牽制した」と報道した。政権ヨイショと読者への迎合なのだろうが、本気でそう考えていると考えればどうかしている。

 それなら、英首相が中国で戦没者慰霊碑に献花したら日本を牽制したことにもなるだろう。「両国はファシズムと共に戦った」で日本の歴史認識を牽制したことになるか? それを考えればよい。

 それで日本は何も牽制されたと考えない。アッケラカーノカーだ。

 同じように「『法の支配』に基づく秩序」といったところで、中国も牽制されたとも考えない。日本相手にリップサービスしてるなで終わりといったものでしかない。



 まー、歴代宰相中で偏差値最低の御仁やら、内閣の構成員、実際に調整した内閣官房やら外務省の実務者がいうならともかくね。 それを産経が言い出すのはよほど認識がおかしいか、あるいは政権との自己同一化し、自分も政府当事者にでもなれたつもりなんだろう。
2017.08
30
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00:02
Category : 未分類
 同人誌のうち、中国系の分を皆さんご存知の東方書店に委託しました。

・ 瀛報 第46号 駝峰航空輸送戦 敵は封鎖に屈服するか? (2017年08月 864円)
・ 瀛報 第44号 巡洋艦戦略の利点 中国海軍力への対抗策(2016年08月 864円)
・ 瀛報 第38号 中国との戦争はどのようになるか?(2013年12月 864円)
・ 瀛報 第36号 中国は第二列島線に進出できるか?(2013年08月 864円)
・ 瀛報 第33号 長江鉄道橋 現代中国の急所、鉄道網、河川通航、石炭輸送(2012年08月 864円)

 場所は東京堂書店の向かいです。


 『東亜』や『中国21』『問題と研究』も扱っているので、そちらのお買上げの都度にでもよろしければ御覧ください。
2017.08
28
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 C-2をUAEに売る話がニュースになった。

 これについては清谷さんが「わざわざ買うほどのヒコーキではない」「あいつらホントに買うかわからない」と言っている。おそらくそうだろう。

 その上に付け加えるべき疑問もある。

 UAEに売ってよいか? である。

 それというのも、少なくとも売って良い国には見えないためだ。まずUAEは戦闘行為に参加していること。つぎに兵器産業での応用で攻撃手段に変化するおそれもあること。さらにUAEはイランとの対立体制にあることだ。

■ イエメン介入の主力

 まずは、交戦中の国であり武器売却には不適切な点だ。

 UAEはイエメン介入の主力である。汎スンニ連合の一員であり、サウジと並ぶ首魁と目されている。このためイエメン内戦にもサウジに次ぐ兵力を派出し、積極的な作戦行動をとっている。

 もともと対外行動も積極的に行っている。湾岸戦争以降も機会を見て派兵しているだけでなく、特殊部隊もスンニ派諸国で活動している気配もある。

 この点、何も考えないで武器を売却して良い国ではない。


■ UAEは武器製造国

 つぎに攻撃的運用をされる可能性もある。この点も売却先として不適切な点だ。

 UAEは地域屈指の武器産業がある。UAEは経済的理由と政治的理由から武器製造を進めている。前者は石油頼みの経済からの脱却であり、後者は自国分の武器生産とスンニ派同盟国への輸出供与を目的としている。

 その国に輸送機を売るとどう使うかわかったものではない。機体を改造しないまでも、アムルスのような武器運用機構を搭載されて爆撃機的運用をされる可能性もある。攻撃機化されればA・B段階整備を断るオプションもあるだろうが、貨物室内部に独立した武装を施されると文句はいい難くなるだろう。


■ 日本-イラン関係への影響

 さらにイランを刺激する可能性である。これもUAEへの輸送機売却が不適切な点だ。

 UAEはイランと対立している。これもサウジと連携して反イラン政策をとっており、その軍事力もイランとの対抗を目的としたものである。ちなみに今年のカタール断交も反イラン政策の側面もある。

 そのUAEに日本が武器を売るとなると、イランは不機嫌になる。

 それを甘受できるかということだ。

 ちなみに、イラン経済解除は間近である。そして今までの日本-イラン関係からすれば日本はそこでの権益に与れる可能性がある。だが、今まで武器輸出したことのない日本が初めてUAEに武器を輸出したとなれば、その話がどうなるかはわからない。


■ 豪州やNZとは違う

 これらの点からすれば、UAEは輸送機売却に適した国ではない。その点で安心して売れるオーストラリアやニュージランドとは異なる。

 イランが不快感を示してきたら実際にポシャるだろう。仮に国内でイエメン介入や攻撃運用の問題についてコンセンサスを形成できてもそうなる。

 イランもUAEの邪魔をするため日本に釘を指すくらいはする。UAEが日本から武器を買うことはイランにとって失点でありUAEにとって得点となりえる。小火器やらソフトスキンやらの小規模武器の売却ならともかく、軍用輸送機のような大物は見逃し難い。

 そして日本はそれに抵抗できるかは厳しい。日本は英仏とは異なる。今まで武器を輸出してきた経緯はない。その点で既得権的な権利を持っていない。

 また、イランが日本向けの権益供与とバータする構造を作れば、日本は輸送機輸出よりもそちらを優先するだろう。なお、湾岸で天然ガス生産の余力があり、LNG輸出の可能性がある国はカタールとイランだけだ。激安かつ安定供給を約束すれば、常にエネルギー飢餓感を持つ日本は転ぶ可能性は高い。
2017.08
27
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15:13
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 ネトウヨは左派論難はテンプレートでしかない。どっかのだれかが言ったことを理解せずにオウム返しにするものだ。

 そして、それで左派に勝った気になっている。左派、革新、人権主張、平和主張勢力、護憲派に勝利宣言できる。それで自分が評価されると考えているのだろう。


■ 間違った主張のオウム返し

 だが、それのオウム返しは誤っている場合は多い。

 具体例をあげれば梓弓さんの発言がそれだ。 これは想定上の徴兵反対の主張に対する主張だ「現代戦はハイテク兵器を使うから素人は役に立たない、だから徴兵なんてない」といった主張だが、いつものオウム返しであり、しかも誤った発言である。

梓弓‏ @Ma_R8 5時間5時間前
だからハイテク兵器主体の現代戦では素人かき集めても意味なしで「戦争になっても軍隊に行かない、あるいは銃を取らない」ってイキがってることじたいが、そんなの最初から求められてねえってこと理解してませんなあ。
https://twitter.com/Ma_R8/status/901614183677968384

梓弓‏ @Ma_R8
「ハイテク兵器は素人にも扱える」は、実際の兵器見た事ない幻想だし、現代戦のハイテクとは別に兵器だけではなく、サイバーセキュリティや情報を駆使した組織的運用なんかも含む事も知らない、アホ判定リトマス試験紙です。
https://twitter.com/Ma_R8/status/901609713120329729


 これはだが、これは一つの疑問の提示で崩れる理屈だ。それは「イラク戦争やアフガン戦争が「ハイテク兵器主体の現代戦」(梓弓)だったか?」である。

 どちらも治安維持の段階で泥沼化した。そのため五軍とも正面部隊の不足を超える規模の大規模動員や志願兵を募って送り込んだ。治安維持は頭数が重視される戦争だからだ。あまりの兵員不足に海軍にも大隊を作らせて陸戦に送り込む話が出たくらいだ。

 2つの戦いではハイテク兵器は主役ではない。UAVを警戒監視で飛ばし、誘導爆弾や砲弾を多用した程度だ。

 結局は小火器の戦争でおわっている。使われたのは機関銃と小銃、あとはボディーアーマーの戦争だった。

 操作したのもパートタイマーが多数だ。それで一生食ってく職業軍人では足らず、例年の志願兵だけでも足りていない。だから陸軍では州兵が大量に投入されたが、訓練かねてのローテーションで回ってくるような優良部隊だけではなく、装備不良の部隊も送り込まれた。各軍とも当座の訓練が終わっただけの兵員を送り込んでいる。

 つまりは素人が小火器でやった戦争だったということだ。、米国では貧乏人が兵隊を志願して死傷している。その意味では左派のいう経済的徴兵制といった言い方は間違っているとはいえない。「素人かき集めても意味なし」(梓弓)だっどころではなく、それをやった戦争だったということだ。

 つまりは自分の間違いを示すものでしかない。梓弓さんの主張、あるいはどこかのだれかのオウム返しは、ご自身の見識の高さを誇るものではなく、間違いを表明するといった奇妙な主張なのである。


■ 「防衛ドクトリン」の意味も不鮮明

 さらにいえば「防衛ドクトリン」やら「専守防衛」のあたりのいいぶりもおかしい。

 遡ると次のような発言もしている。
梓弓‏ @Ma_R8
タレントが戦争になったら戦場に行きたくないたら偉い人からどうぞたら言ってるけど、現在の日本の防衛ドクトリンはイキナリ本土決戦なので「戦場に行く」んじゃなくて「日本が戦場になる」んだよ。
そう言う心配は、他国並みに策源地攻撃の能力持ってからの話で、今は、その選択肢すらない。
https://twitter.com/Ma_R8/status/901372137323216897


 「現在の日本の防衛ドクトリンはイキナリ本土決戦」(梓弓)は本気で言っているのだろうか?

 そもそも、軍事におけるドクトリンとは「我々はこうやって勝つ」といった共通認識や観念である。盆暗の軍クラはそれを野外令のようなマニュアルや戦略構想と勘違いしているがそうではない。だから「ドクトリン」といった言葉を振り回すヤツはほぼ見当ハズレだと思って間違いはない。

 そして、そこで本土に引き釣りこむといった不思議な主張をしている人はいない。ドクトリンとしてそんな話はない。

 さらにいえば、本土外周部での防衛体制は全く見えていないのも不思議だ。海自の長距離哨戒機や外洋艦隊、空自のAWACSや航続距離の長い戦闘機、対艦攻撃力をもつ支援戦闘機は何のためにいるのだろうか?といったものだ。

 そして「戦争になったら」「現在の日本の防衛ドクトリンはイキナリ本土決戦」(梓弓)は日米同盟を全く無視している。米国のバックアップがあるなかで、戦争になって「イキナリ本土決戦」というのは、カーフェリーで開戦初頭に対日上陸戦をいい出した軍クラと同程度の発想だということだ
2017.08
26
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06:08
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 学校教育は画一に斉一に実施しなければならない。そうしなければ人手はいくらあっても足りないからだ。そのため馬鹿みたいな単純化で分解してステップ・バイ・ステップで行う。水準も頭のわるい子に合わせる。実施もフィード・フォワードだ。そうでもしなければ20人30人をまとめて教育できないからだ。

 そこに一人ひとりに懇切丁寧な対応を求めるのは間違っている。それは家庭教師の仕事である。

 そこに「応用を効かせろ」というのは無理な話だ。松浦晋也さんの主張はそのようなものだ。


■ ショートカットを認めろ

 話の経緯はつぎのようなものだ。

すど‏ @ysmemoirs 8月3日
「1本85円の鉛筆を144本と,1冊144円のノートを15冊買います。合計はいくらでしょう」という数値設定の問題,かけ算の順序的にすごく面白そうじゃありません?
https://twitter.com/ysmemoirs/status/892950988633423873


返信先: @ysmemoirsさん
例えば「あなたが小学校の先生だとして,この数値設定の特徴に気づき,暗算で144×100=14400円と計算できる子を育てたいですか,育てたくないですか」的な問いを初等科数学科教育法の授業で教員志望の大学生に投げてみたらどうかしら。
https://twitter.com/ysmemoirs/status/892953673625501697


生天目あかり‏ @nabata_me 8月4日
これに関しては明確に答えられます。「NO」です。
理想は頭の中で最適化された計算を「確かめ算(検算)」として行い、表記上はそれぞれ別の掛け算から合算する方式を記入する。
そして「144×100のようなずるをした?」という問いに「いいえ」と答えられるようになるまでが「教育」です。
https://twitter.com/nabata_me/status/893500432504442880


松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura 8月23日
こういう人がいることに衝撃を覚える。これは私の知る教育でもないし、数学でもない。算数でもない。なにか算数や教育に似た、泥船のようなものだ。応用が効かず、すぐに沈む。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/900328450501754880


松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura 8月23日
ああそうか。これは従順な人材をつくる奴婢訓だ。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/900330162889211904



■ それが学校教育

 注目すべき点は「これは私の知る教育でもない」(松浦)点だ。松浦さんが受けた教育がそれであるにもかかわらずそれを言い出すことは奇妙である。なぜなら日本の小中学校教育は全部それだし、世界的にも大差はない。安価に教育を提供する手法だからだ。

 それに「応用が効かず」と文句をつけてもしかたもない。基本動作をやっている時にできる子が応用動作を持ち出しても面倒くさいし、下手をすると教室が混乱する。式の変形もできないのに100×144でいいと思い込む子が出たら厄介だ。

 逆にそれを認めろというのは無理難題だ。子供が面倒だと藤原の「藤」や権利の「権」を略字で書いたり、andをet、firstを1stと書いたらどうするかといったものだ。個人成果品の夏休みの書き取りドリルなら見て見ぬふりをされるが教室では許されない。

 たまたま算数と数学は成果品が同じ文字、数字になるだけの話だ。やってることは同じだ。 

 あくまでも実施上の都合が先に立ったものだ。もともと正解もない「漢字の書き順」と同じで、大量教育の便法としてそうしているだけだ。

 その前提に立たず「数学的に正しい」を振り回すのはどうかしている。松浦さんほかのスタンスからすれば「数学的に正しい子供を罰するな」なのだろう。だが、その答えは数学としては正しいが、教育実施上での負荷なので認める訳にはいかない。科学や数学的に「正しい」ことだけを評価軸とし、実施負担への理解ができない点も、理系カルト的雰囲気を感じるものだ。


■ 小中学校教育に高望みしすぎ

 もちろん掛け算の順番やら漢字のトメ・ハライのようにすっ飛ばした方がいい部分もある。

 だが、教室教育としての効率を担保する単能化そのものまで「なにか算数や教育に似た、泥船のようなものだ。応用が効かず、すぐに沈む。」(松浦)と言い出すのは妥当を欠いている。教育やその中での算数なんてそんなものだ。

 そもそも小中学校の先生に応用を効かせられるだろうか? あまり頭もよろしくないのも多いし、まず機転も効かない。負荷がかかっている状況では、とうていそこまでの応用は効かせられない。希望してもいない下士官助教が熱意もない兵隊を教える状況のようなものだ。そこで応用動作やその後の発展をフォローするのは無理だ。

 必要なものは、馬鹿でも小学生になら教えられるマニュアルである。そしてその中身は単純から複雑にステップ・バイ・ステップで進む形であり、できる子にはあまりにも緩慢で馬鹿馬鹿しいもので、授業中に机の引き出しの中に文庫本を置いといて読んで億程度のカリキュラムである。
2017.08
25
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08:59
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  昨月来の多忙が終わって水木と東京市内まで出たのだけれども。

 水曜は営業で最後に映画。「まー、あれだろうな」と思っていた『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』は「まー、そんなもんだろう」といった中身。そういう映画だし、それを承知で見てきたのだがもう少し俗向けにつくってもいいのではないかと。まあ、それを含めて普段見ているものと違う映画やら本をみようといった心持ちで見に行ったのだけれども。



 ただまあ、不倫のシーンに部屋になだれ込まれた兄が「彼女は社交界の花だぞ」というあたりはなかなか。「売り物、買い物だろ」「だから不倫じゃない」と言う理屈は大陸にもあったのだねと。

 あと撮影は屋内と庭だけ。ごく一部で学校と教会と墓地がでてくるだけ。ただ衣装と髪型は凝っていた。今から見るとアゴヒゲは滑稽で厄介にしても、未来が無髪社会になれば頭髪も物珍しかろうといったあたりなのでなんともね。

 映画の中身は「主人公が一人暮らしすればれば全部解決」かなと。当時の社会がそれを許すかはともかくはそういったものです

 ただ、次のアルゼンチン映画は面白そうなものです。


・ 「その視線の先に」(沢田教一写真展)

 翌日最初に行ったのは沢田教一の写真展「その視線の先に」へ。日本橋高島屋でやっている展覧会。性質上、それほど混んでいるとは考えなかったが、平日12時には結構に混んでいて、1時間チョイあとに出るとチケットが長蛇で早めにきてよかったと。

sawadakyouiti.jpg上部分は「安全への逃避」があるけど、著作権的にどうかと思ってオミットしました。展示会に見に行ってください。


 インドシナ半島以前の部分も結構面白いもので、青森の風景がカラーで採られている。昔のカラーはダルい感じなのに、ピントや構図に加え、発色も粒子性(解像度)もカリッとしている。昼間なら80年代90年代と大差はない。三沢で写真屋さんやってたのでスーパーセイバー(後ろにB-47)の写真もある。似たようなヒコーキ写真も相当あるのではないかね。

 本筋のインドシナをみると、いい写真ほど「ちょっとピンぼけ」が多い。決定的瞬間、極短期間の一瞬を撮影したのがいい写真だからそうなる。そして、それを求めて激戦区を選んで行くし戦闘で前に前にでるから、キャパも沢田も一ノ瀬もみんな死んでしまう。MGへの給弾にが上手くいかなくて米兵が「アレ、アレ、アレ」ってのはまったくそんな写真。喜八の映画で軽機にマガジンを斜めに入れようとして入らなくてしかも力まかせに押しまくるから固着してパニクる初年兵のそれ。

 先に写真集でも気づいたことだが、テト攻勢のフエ占拠と奪回での有名な写真はすべて沢田の撮影。王宮の塀沿で低い姿勢をとる米軍ほかの写真はそれ。亡くならずに75年のサイゴン解放に居合わせたらスゲー写真を撮ったんじゃないかねと

 最後が奥さんのベトナム訪問(2016)の映像。写真集に関係した人と話したとき拙い沢田さん知識から「七つ年上の」といったら「いや11上」と訂正された。つまり25年生まれで90でベトナムを訪れたことになる。

 その構造自体がよくできている。ご主人を全力で支えた奥さんとして知られているが、年齢も90だともう行けるかわからない、だから最後の機会だと行った。そこでご主人の写真が特出されて展示されているのを見て満足する。それは当然の話だが、展示の最後として非常によろしくできているものです。その旨はどこにも出てこないし健康だからそれはないでしょうけど「ベトナムに行って死んでも構わない」といった判断もあるのでしょうね。

 ちなみに統一ベトナム繁栄の象徴で高島屋がでてくる。近代化されたビル群がでてくるけど、1カットまるまるのビル映像では一階に高島屋が入っている。生誕80周年記念の段階で高島屋が社会事業として協力してくれたから、それなら入れましょうといったものでしょう。

 沢田教一作品展「その視線の先に」はオススメです。今日なら18時前くらいの夕刻、土日いくなら午前中か、あるいは月曜に行くのが一番でしょう。