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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2017.05
22
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20:40
Category : 未分類
 抗議活動が気に食わないと「道交法違反」というのは習性なのだろう。辺野古抗議の「路上での座り込み抗議は道交法違反」の伝で、今度は永田町で「点字ブロックを踏むのも違反」と言い出そうとしている。

 和田政宗さんの発言がそれだ。
和田政宗 @wadamasamune
金曜日、参議院議員会館前で「テロ等準備罪」に反対活動をしている人々の様子。他の方も写真をアップしていたが、彼らは注意をしても繰り返し点字ブロックの上に立って占拠。「人権を守れ」と叫びながら、障害のある方や他者への配慮は関係無しか。
https://twitter.com/wadamasamune/status/866065706114142209


 当然だが反論を受ける。新潟県知事の米山さんは次のように述べる。
米山隆一@RyuichiYoneyama
点字ブロック上を歩いている人がいるのに道を開けないならともかく、そこを歩いている人がいない状態で点字ブロックの上に立っているからと言って他人に配慮がないと断罪するのは、あまりに独善が過ぎます。道はそれぞれが譲り合って使えばいい事です
https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/866180565464104961



■ 具体性のない和田再反論

 和田さんはそれに対して再反論にならない反論をしている。「人としてよくこうした発言ができるなと。障害のある方の実際も知らないのではないか?」(和田)といったものだ。さらに「私も新潟にゆかりがあるが、こんな人物が知事を努めているのは県民にとって不幸だ。」(和田)とも述べている。

 だが、そこには具体性がない。「障害のある方の実際も知らないのではないか?」(和田)と述べている。だが、具体例をもって困ることの例示はない。

 だいたい利用していない点字ブロックの上に人が居て何が困るのだろうか?

 そもそも議員宿舎前の抗議行動は通行を阻害するものではない。いつもやっていてそこを通り抜けることは自在であり、普通に避けてくれる。そこで点字を頼りとする人も同じだ。白杖をもつなりした人が来ればどく。

 「テロ等準備罪」に反対するような市民活動、左派の抗議はそのあたりは丁寧なものだ。草莽の会とやらのように国会図書館の新館利用者に向けてスピーカで怒鳴りつけるようなことはしない。

 その本心は「テロ等準備罪」に反対する人が気に食わない。点字ブロックを踏むと汚れるとでもいったあたりなのだろう。


■ 法輪功に文句はつけない

 ちなみに、興味深いことは自分たち側の勢力には何の文句も言わないことだ。

 実際の所、議員会館前の抗議といえば法輪功のほうが状態化している。

 だが、市民・左派サイドの国会前抗議活動に噛み付く和田さんやその支持層は文句をつけない。 法輪功は「新中国の悪口を言う味方」だから点字を踏んでも文句はつけないのだろう。

 さらにいえば8月15日に靖国社の前で自慰行動をする兵役経験なしのコスプレ集団が武道館先の社頭前の点字を踏んでも文句はつけない。

 結局、和田さんにとって点字ブロックや視覚障害者は都合のよい道具だということだ。自分たちが便利につかう言いがかりにすぎない。障害云々はそのダシに使っているといったことだ。


 まー、和田さんの再反論読んで和田さんが正しいとか思う人もまず居ない。そもそもふつーに米山さんの反論に納得する。それに文句つけてる連中見ても、まあたいがいといったものだ。残りの人生は点字ブロックを迂回して歩いていただきたいものだ。
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2017.05
18
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12:38
Category : 未分類
 アレな子は証拠とされる文書を否認したいあまり「公印を押しているものだけが公文書」と言い出している。アレ宰相がフィリピン並みのカシーケ民主主義で親戚の大学に120億を貢がせた話についての反応がそれだ。

 例えば、衛星政党から与党に鞍替えを図った御仁の体制擁護発言に対し「通知先、発信した役所の部署名、日付、発番、公印が揃って、初めて公文書となります。」(飛騨守右近「必殺!刑事告発人」)といった発言である。
和田 政宗@wadamasamune
大丈夫か?朝日新聞と民進党。第二の「永田メール事件」になりはしないか?朝刊で、加計学園に関連し「文科省が、内閣府から「総理のご意向だと聞いている」などと言われたとする記録を文書にしていた」との記事。私も文書を手に入れたが、省庁の文書として本来あるべき作成期日と作成部局が入ってない
https://twitter.com/wadamasamune/status/864688900307959808

飛騨守右近「必殺!刑事告発人」‏ @yamakennta 23 時間23 時間前
返信先: @wadamasamuneさん
本来なら、役所が作成した文書とは、コレですよね〜 ^ - ^
通知先、発信した役所の部署名、日付、発番、公印が揃って、初めて公文書となります。それ以外は、公文書として認められません。公文書規程にも定められています。
https://twitter.com/yamakennta/status/864698026417311744


 問題は首相が行政に親戚・支持者への利益供与を強制し実行させたことだ。

 そして国家を私有化する振る舞いの証拠として圧力を与えた書類がでてきた。それだけで瀆職を主張するに十分である。

 そこで「その書面が公的文書としての形式を保っているかどうか?」を問題視しても意味はない。公的文書だろうが私的文書だろうが、首相=政権が自勢力のために不当な利益供与を権限を持つ立場の行政に求め、しかも圧力を掛けたことは明らかだからだ。


■ 公的文書は公文書だけと限定しようとする欺瞞

 だが、ネトウヨ政権ヨイショ連はその事実を認めたくない。その拒否反応として「証拠となるのは公的文書だけ、公的文書は公文書だけ」と独自見解を立てて合理化しようとしている。もちろんシャクティパット高橋代表の「体温が0度ではないから死んでいない」と同じで自分たちしか信じない理屈だ。

 「偽造文書である」「私的文書である」「公文書ではない」は彼らが彼ら自信を騙す自己欺瞞でしかない。

 偽造文書のおそれは小さい。私的文書であっても証拠となりえる。後者は既に述べたとおりだ。

 さらにいえば、公的文書を公文書に限定することは馬鹿げている。

 そもそも公印そのものにはさしたる意味はない。公文は押すか押さないかは公印の取扱の規程だけによる。押してあろうがあるまいが公文書であることには代わりはない。例えば公印を押さない「写し」は公文書ではないというのだろうか? 役所が日常的に発簡する事務連絡にも業務連絡にも公印は押さないし、機関や種別によっては発簡番号もとらない。

 さらにいえば、公文書と公的文書を意図して取り違えている部分もある。行政立法司法を問わず公的機関の業務の過程で作られた文書はすべて公的文書となる。これは手許の手書きメモも行政文書に含まれることと同じだ。

 その点で「通知先、発信した役所の部署名、日付、発番、公印が揃って、初めて公文書となります。」(飛騨守右近「必殺!刑事告発人」)といった発言は公的文書の概念に合致しないのである。



 まー、トリモロスの縁故主義を擁護するあたりで、そのあたりは見えないし理解しようともしないと思うのだけれどもね。パンもサーカスも与えられないのによくヨイショできるものだ。
2017.05
17
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16:34
Category : 未分類
  ooi@n_mさんは自衛隊ヨイショをしているつもりになっている。

 これは函館の陸自連絡機墜落対応でのものだ。「救難ヘリ発進が遅れた」とする批判的意見に「11時の墜落に13時に対応できた」とooi@n_mさんは反論したものだ。

fj197099‏ @fj197099
今回の件で明らかになったことは、「自衛隊は全天候型の捜索用回転翼機を直ちに投入する事はできない」ということで、これはこれで問題を感じる。30数年前の御巣鷹山の事故から態勢はどこまで進歩しているのか。千歳配備の空自のUH-60Jとか投入されたのだろうか。
https://twitter.com/fj197099/status/864469447079116801

ooi@n_m‏ @JDSDE214
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2017/05/16g.pdf … "自衛隊は全天候型の捜索用回転翼機を直ちに投入する事が出来ない"と言うのが流れてきたのだが、この資料にある13時台の捜索用回転翼機は幻か何かか。
https://twitter.com/JDSDE214/status/864472101503221760

ooi@n_m‏ @JDSDE214
11時48分の消失から概ね1時間後に投入されてるのは遅いとの仰せかのう。
https://twitter.com/JDSDE214/status/864472899033235456



■ 救難機投入は遅れている

 だが、ooi@n_mさんによる皮肉混じりの反論は意味をなしていない。今回の事件で救難機投入が遅れたことは否めないからだ。

 実態として救難機は5分もかからず離陸するからだ。かつて海自八戸の救難飛行隊は1分未満で離陸した例もある。さらにいえば、墜落以外の対応も1時間もかからない。震度5以上の地震で海岸線を偵察することになっているが、その場合でも発進には15分もかかっていないからだ。

 それが1時間程度遅れて離陸したことをもって、「直ちに投入した」(fj197099)は「この資料にある13時台の捜索用回転翼機は幻か何かか。」と述べている。

 つまり皮肉とならないものが皮肉となると思い込んでいるわけだ。批判的意見に対して自衛隊ヨイショの心持ちで皮肉をいったが、それが誤りだということだ。

 ちなみに、今回も発進の指示から離陸までの時間そのものは早い。13時5分から8分の間に3機が上がっている。03分、04分に指示がでたものだろう。

 本来なら「墜落のおそれあり」で救難機は出すべきだが、何らかの事情によりそれが1時間も遅れたということだ。まだ分からないが、その間は「まあ飛んでいるのだろう」や「非常事態とは限らない」と判断したといったものだろう。


■ むしろ滑稽となる皮肉

 それを考慮すれば「11時48分の消失から概ね1時間後に投入されてるのは遅いとの仰せかのう。」(ooi@n_m)というのはさらに味わい深い。文章語では使わない「仰せかのうのう」をつけて皮肉を効かせているが、むしろ滑稽さが増す結果を産んでいる。

 ooi@n_mさんは自衛隊との自己同一化が行き過ぎた結果、不都合な情報は受容できなくなったのだろう。批判的意見は耳に入らず、発表等も批判的に見えない。そのような情報には自衛隊ヨイショ的管制から皮肉的に反応する。「遅いとの仰せかのう。」(ooi@n_m)といったように。


 まあ、ooi@n_mさんは「潜水艦の鋼材を変えれば水中排水量が小さくなる」といった意見を妄信して「や、あの人いきなり何言ってンのかしらねと。(=_=;」(ooi@n_m)と皮肉交じりの発言をされているからね。あまり自分で考えない御仁なのでしょう。
2017.05
16
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19:22
Category : 未分類
 「外国人によれば」で都合のよい話を創造する例がある。山本さんの「ウチの二階に間借りしているユダヤ人(日本語流暢)によれば」みたいなものだ。

 この「東南アジア人によれば」もその伝はないかと疑うものだ。
某国の整備兵@サン大附属航空部‏ @kazoosky
昔某ボランティア団体の人と話す機会があって、当時純粋無知だった僕が「ピースボート乗って世界でボランティアしたいです」って言ったら鼻で笑いながら「あんな規模の船が入港できる場所は本当に助けを必要としてると思う?助けを必要としてる人は別にいるんじゃない?」って言われたw
https://twitter.com/kazoosky/status/864170260823330816

某国の整備兵@サン大附属航空部‏ @kazoosky
その人は東南アジアの出身なんだけど、先進国のNGOが嫌いな人で理由を聞くと「先進国NGOの奴らは自己満足で来てる奴がほとんどだから居住環境にいちいちうるさい。本当に必要としてる人たちはそんな環境にすらいない。彼らは助けが本当に必要としてる人には手を伸ばさない。」ってぶった切ってた
https://twitter.com/kazoosky/status/864171622772596736


 何故そのように見えるのか? アレげな子たちが聞きたがる内容に沿いすぎている点だ。理系カルトあるいはメカミリ系の子達が聞くと喜ぶサヨク批判としてのピースボート批判にハマりすぎている。その点で、相手にあわせて作った童話に見える。

 そもそも東南アジア人と先進国を対峙させる図式も現状に合っているとは考えがたい。「ボランティア団体」に参加する「東南アジア人」はテイクオフした国の国民ではないかといった疑問が湧く。シンガポール、マレーシア、タイはほぼ先進国の水準に達しつつある。果たして「先進国は?」と批判をするのだろうか?

 また、話の構造としてピースボートと青年海外協力隊、あるいは平和部隊の類を混同しているようにも見える。

 ピースボートは物味遊山団体であってボランティア団体ではない。安く行けるボランティア・スタッフはピースボートの船内業務を補助する要員であって、行った先でボランティアをする連中ではない。

 果たして本物がいたとしてそう言い出すだろうか? 「ボランティア団体」に属し、ピースボートについて「入港できる場所は本当に助けを必要としてると思う?」と批判する御仁がそれを知らないことがあるのだろうかが不思議である。

 これらの点からアレな子向けの新作童話であることが疑われるものだ。実際にこの発言をRTする子をみても、少なくともそれ向けのチューニングはされているだろう。



 まあ、東南アジア人とやらのリップサービスの可能性もあるけどね。この発言もそうだけど、理系カルト-メカミリ的なリアリズム親和的な発言をしている御仁である。サヨク的な人道主義とかピースボート的な楽観主義を批判している御仁に、東南アジア人が適当に話をあわせたといったものだ。それくらいのことはするだろう。
2017.05
13
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21:24
Category : 未分類
 Calciさんは太陽光を憎んでいる。憎むあまり、新聞の題名と写真だけを見て内容を短絡し「電気料金と税金」が「持逃げされ」たと言い出している。そう見えるものだ。

 具体的な発言はこれだ。日経記事「太陽光宴のあと」(2017年5月13日朝刊 1面)を受けた発言である。
Calci‏ @Calcijp ほーら太陽光パネルバブルが弾けた。目ざとい業者はとっくに権利を売り抜けて補助金持逃げ。騙されるのはいつもオッチョコチョイの個人。電力会社が買わないんなら電気作っても無意味。持逃げされた費用は電気料金と税金です。
https://twitter.com/Calcijp/status/863167607033126912


 だが、記事の中身は全く読めていない。その内容は改正FIT法により「40-36円で売電する」契約だけを押さえていた業者が排除されたと言った中身だ。

 従来、問題視されていたのは権利を押さえているだけで発電所の現物は作っていないことだ。その権利転売だけで利鞘を稼ぐ不健全な構造となっている。だから契約解除する形でその単価を認めないこととなった。


■ 記事内容を理解できないCalciさん

 だが、Calciさんはまったくそれを理解できていない。

 まず記事内容が読めていない。発言には記事内容とはかすりもしていない。反映している内容すらない。

 逆に全く書かれず、事実無根の中身も書かれている。「電気料金と税金」が「持逃げされ」たと言い出している部分がそれだ。

 なぜ、着工されてもいない太陽光発電施設に電力料金が支払われ、さらに税金が注入されるのだろうか?

 そもそも、メガソーラには補助金は入っていない。太陽光発電の補助は家庭向けしかない。それも施工・稼働後に金を振り込む形である。そもそも国や自治体は現物がないものに金は支払わない。


■ 題名と写真しか見ない

 おそらくは題名と写真だけしかみていないのだろう。「太陽光宴のあと」「未稼働560万世帯分失効」「再生エネ遠のく普及」とメガソーラの写真(これは稼働中のもの)を見て「稼働中のメガソーラに(CALCIさんが喜ぶ)不利なことが起きた」と判断したものだ。

 まずはパターン認識しかできていないといったものだ。これは「AIが東大に入れるか」で注目された新井紀子さんが最近主張しているものだ。ロジックが読めない人は、出現する単語だけで結論を出す。そのため見当違いの理解や答えをする。


■ ネトウヨ界隈おざなりの結論

 以後の発展もAIによるパターン認識的である。「太陽光発電が否定された」と判断したため、あとはお仲間で語られる太陽光についての問題点を並べるだけで結論となると考えいてる。「電力会社が買わないんなら電気作っても無意味。持逃げされた費用は電気料金と税金です。」(Calci)といったトンチンカンな発言がそれだ。

 「電気作っても無意味」(Calci)というが、そもそも記事の事例では設備は作っていないので全く意味はない。

 「持逃げされた費用は電気料金と税金です。」(Calci)も、そもそも電気料金も補助金としての税金も支払われていない。逆に耕作放棄地を含む土地の場合は、地目変更が強制されるため固定資産税はむしろ余計に支払っているだろう。


■ 製造電力量は2年も経たずに回収できる

 ちなみに、Calciさんの発言には「太陽光パネルは製造電力量を回収できない」といったいつものアレ発言がぶら下がっている。そしてそれにCALCIさんの賛同がくっく形となっている。

ヒョウ柄ノまさ🐆‏ @masa_toaruFire 13 時間13 時間前
しかも当時のパネルの電力生産量だとパネルの生産した電力より下回るからエコにもならない(笑)しかも20年後はゴミw
https://twitter.com/masa_toaruFire/status/863168393247047680

Calci‏ @Calcijp 13 時間13 時間前
日経は今度は太陽光パネル廃棄ビジネスを持て囃すんじゃないですかねw
https://twitter.com/Calcijp/status/863169416984379392

ヒョウ柄ノまさ🐆‏ @masa_toaruFire返信先: @Calcijpさん
それだ!
https://twitter.com/masa_toaruFire/status/863169521967742977


 だが、最近の太陽光パネルの製造電力回収は2年もかからない。二酸化炭素排出量は少なく、製造電力回収、製造コスト回収(半年程度)は他の発電手段よりも短い。

 だいたい本当に「パネルの電力生産量だとパネルの生産した電力より下回る」なら、世界的に太陽光がここまで普及することはどのように説明するのだろうか?

 たとえばインドも風力と太陽光にシフトしている。従来「原子力発電の建設を各国に呼びかけていたが、その本心の石炭発電」と言われいたが、そのインドが太陽光シフトを行っているということは、経済性で勝っていることの証左である。

 ちなみに、最近では太陽光と風力はコスト的に水力に優るといった主張も出ている。
2017.05
09
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06:27
Category : 未分類
 「この記事は空中楼閣ではないか?」と疑う記事がある。

 産経WEST「中国共産党の根拠なき持論『沖縄はもともと中国だった』」はそのような中身となっている。中国共産党員、元自衛隊幹部、米研究者、日本政府関係者が出て来るが、どの職位にあるかを示唆もせず、発言としてヘンテコな内容に溢れた記事となっているからだ。

■ 「一人がそういった」から「中国共産党の公式見解」

 まずは、記事中で取り上げた中国共産党員について、誰の発言であるかを全く述べない点は奇妙なものだ。普通は発言者がだれかを明示する。それができなくとも、組織の中での立ち位置は示すからだ。
「沖縄はもともと中国だった」。中国共産党員の1人は、中国が沖縄県石垣市の尖閣諸島に対する領有権を主張し公船派遣を強める前、こう言い放った。
 中国共産党にとって、沖縄は歴史的に“中国のもの”だったという主張は、[中略]軍事衝突をも恐れない野望が隠されている。


 だが、それがない以上、本当にそのような発言をしたのかも疑わしい。

 さらにいえば、末端の一人の発言をもって全体の発言とするロジックも対外だ。中国には1億人近い共産党員がいるが、そのトップが言ったのか末端が言ったのかを示さず、共産党の持論とするのはそのようなものだ。

 このあたり、無署名記事なので遠慮なくいえば、相当の馬鹿が書いた記事だ。産経は「組織の一人がそう発言した以上、組織の持論となる」といった理屈を振りまいているからだ。

 そこからすれば産経は何を言われても受け入れなければならないことになる。産経社員の誰かがカルト発言をすれば、産経の公式スタンスはカルト思想ですといわれても反論できないからだ。社員やバイトの一人が教祖様の主張を口にすれば産経の公式見解はカルトと同じですと言われても何も言えないだろう。(実際にカルトは多そうだが)


■ 「元自衛隊幹部」は陸海空のどれか、あるいはシビルか

 さらにいえば、元自衛隊幹部とやらの証言も怪訝だ。
元自衛隊幹部はこう指摘する。
 「中国が尖閣諸島を手に入れれば、潜水艦や空母、航空機を次々と太平洋に進出させ、日本や在日米軍への攻撃力を一機に高めることになる」


 「中国が尖閣諸島を手に入れれば、潜水艦や空母、航空機を次々と太平洋に進出させ」られると思っているあたり相当にトンチキな発言だ。あの島はそれには何の訳にも立たないからだ。あの島を手に入れてどうやって「潜水艦や空母、航空機を次々と太平洋に進出させ」るのかを聞いてみたいものだ。

 さらに不思議なことは「元自衛隊幹部」といった書き方だ。元海自幹部あるいは元海自将官とならない点も奇妙である。陸自あたりの神がかり幹部の発言なのではないかと疑うものだ。


■ 米研究者も誰かを言わない

 最後が米研究者だ。
「九段線」は、米研究者から「中国から遠く離れ、誰がどうみても中国のものとは思えない」と指摘される。


 元自衛隊幹部もそうだが、米研究者の名前を明かさないのは何故だろうか? それを憚る理由はない。それを秘しているあたり、どっちも相当にトンチキな御仁であることを伺わせるものである。

 さらに、その理屈もおかしい。

 まず、9段線の問題は中国から離れていることではないことに反するからだ。一般的には海を囲い込んで領土に似た主張をする点がオカシイとされている。

 また、自国から「遠く離れ」たところに領土があることを問題視する点もヘンテコである。その研究者先生にフォークランドがイギリスの領土であることは認められないのか? 太平洋にフランス海外県があることに疑義があるのかを尋ねた場合にどう答えるのか。さらには「グアムが米領なのはおかしくありませんか?」と質問してみるとよい。


■ 空中楼閣記事を否定できない中身

 つまりは、誰が言ったのかがアテにならず、記事として全然信頼性がないということだ。他にも「日本政府関係者」とやらもでてくるが、これも存在は怪しげである。

 厳しくいえば、この記事は空中楼閣であることを疑われても仕方がないものだ。面倒だから中国共産党員と元自衛隊幹部と日本政府関係者と米研究者に話を聞いたことにして作文したとしても不思議はないほどヘンテコな中身だからだ。当然だが、無署名記事であることも追い打ちをかけるものだ。

 さらにいえば前科もある。産経は以前に系列の夕刊フジの胡散臭い情報筋記事を転載したことがある。一介のライターが「筆者が親しい人民解放軍関係者によれば、米情報機関関係者によれば、防衛省幹部によれば、警察関係者によれば、日本政府関係者によれば」と連発する記事だ。

 その点で、違った意味でのフェイクニュースであっても不思議はない。関西のアレな産経読者が喜ぶ内容を適当に作ったようにも見える内容である。

 「そのような記事を編集委員が通すのか」は産経では問題とはならない。編集委員兼論説委員が名誉毀損で負け続けているあたり、そのあたりはザルでしかないことがうかがえるからだ。
2017.05
07
CM:2
TB:0
05:38
Category : 未分類
 T-62にはRPG-2が効かない。解放軍の75ミリ無反動砲や40ミリロケットは通用しない。

 これは共産党の雑誌に掲載された珍宝島関連記事で見つけた記述だ。朱岩さんの「中俄双方視角下的珍宝島事件」*では次のように書いている。
我辺防軍使用的75毫米無后坐力炮和40毫米火箭筒都是蘇聯40年代的設計的武器、威力有限、当弾闘撃中有着新型外殻設計的蘇軍装甲車両時、大多為威”跳弾”従其表面滑過(朱岩.p49)


 跳弾といった言葉には違和感があるが、おそらくは撃角不良で信管が通用しなかったことを指している。慣性式であったため、T-55以前よりも砲塔が曲面化したT-62には通用しなかったといったあたりだ。

 HEATでの慣性式信管は動作確実ではない。大戦中・戦後初期の成形炸薬弾は弾底の慣性信管で発火する。だが、これは動作不良の原因であり、後に圧電効果を利用したピエゾ信管に遷る。日本の場合だと1960年ころの業界誌に載っており、おそらくそのあとにピエゾ化している。中国はそれからさらに遅れたのだろう。実際に使っていた武器もRPG-2である。ネット上でざっとみてもRPG-2は-7とは違い特にピエゾを使っているとかいているわけではない。

 しかも新戦車T-62が投入されたことで動作不良は目立つこととなった。珍宝島ではT-62が投入され、解放軍に捕獲されている。後に「打倒苏修!」の幕をつけて展示された車両だ。ちなみに別記事にその写真があり小学校か中学校のころ一度見たことを思い出した。その砲塔はT-55以前よりも曲面化が進んでいる。そのため、少しでもズレるとHEATは真芯で当たれない、砲塔にまっすぐ立って当たらない。

 それを「跳弾」と称したのだろう。砲弾軸からやや斜めからの衝撃に対して信管は動作せず、そのまま滑って飛んでいってしまったように見えた。そんなあたりなのだろう。

 それからすれば、本格的交戦をした場合まず中国側のHEATは相当に威力を発揮できなかったのだろう。珍宝島事件以降、新中国は70年代を通じて準戦時体制を続けていた。東北や内蒙古、新疆で戦争になると考えていた。実際にソ連には中国と全力で戦う余力もなかった。だが、本当にそうなったとすれば頼みの各種兵器は、無反動砲やロケット砲あるいは旧式砲は無効ではないものの残念な結果におわっただろう。



 ちなみに、当時の新中国は九四式山砲向けのHEAT等も作っている。八〇年ころの火砲関係の洋書、たぶんイアン・V・ホッグの現用火砲の本(うろおぼえ、家にあるはずだが探しても見つからない)には、なぜか日軍九四式が載っていてHEATの威力を五〇ミリとしていた。旧軍のHEATそのものを作ったか戦後に新しく設計したかはともかく、まずはこれもアテにならなかっただろう。


*   朱岩「中俄双方視角下的珍宝島事件」『党歴博採』2016年6期(中国共産党河北省委党史研究室,2016年)pp.46-50.
2017.05
04
CM:1
TB:0
08:48
Category : 未分類
 産経は読者が読みたい記事を掲載する。「日本は中国に勝てる」といった中身を読者が欲っすれば「日本は中国に勝てる」と書く。UFO信者にあわせて「UFOは存在する」記事を書くオカルト誌の迎合そのものだ。

 だから「ガス田で訴訟しても勝てる」と書く。産経WESTの「中国、東シナ海で合意無視の違法開発 『国際裁判所に訴えるべきだ』 自民・原田義昭委員長」がそれだ。

--[ガス田問題で]中国を提訴して勝てるのか[産経]
 「28年3月にも同じように、訴えるべきだという提言をまとめた。それから党内で議論し、外務省や法務省などを呼んで勉強した。そして、訴えるだけの理論はあるとして党で今回の決議文をまとめた。提訴するかどうかは政府の専権だ」[中略]
「国際公法で世界的権威の実務家、ポール・ライクラー弁護士にも党で講演してもらった。[中略]『十分、争いに値するのではないか』『訴えるに値する』という指摘を頂いた。



■ どーなったら「勝ち」なのかね

 だが「勝てる」とは何か?

 「中国が採掘をやめさせること」を勝ちとするのではその見込はない。

 なぜならむしろ中国側に勝ち目がある。

 なによりも中間線の向こうの採掘の話だ。中国は日本主張の中間線からみて中国側で採掘している。つまり、日本の主張にぶつからない範囲での経済活動である。それに文句をつけてどうなるものでもない。

 海底ストロー理論も通用するとは思えない。中国側も中間線から最低2km程度は離隔しているからだ。海底地質調査も行っていないし日本側が地下で繋がっているとは証明できない。

 なによりも採掘していない点で日本は中国に対抗できない。日本側は採掘実績がない点で、実損が主張し難い。これはストロー理論の証明も同じだ。それまで採掘していれば、その品位や圧力低下で証明のしようもあるだろうが、そもそも採掘していないのでそれでも証明できない。

 中国の大陸棚理論を否定できる見込みもない。中国は中間線を越えた自然大陸棚の境界で採掘しているわけではないからだ。訴えられない中身である。当然ながらそれについて判断は出ない。判決は訴えの範囲を出ないからだ。


■ 「中国の採掘は乱暴かもしれない」と書かれれば満足なのか

 強いて探せば、中国の採掘態度への批判かあれば勝利といったものだ。「日本とよく話し合うべきだったのに」とか「日本と約束したあとで新しいガス井を作ったのは妥当ではない」といった記述が出現したことをもって勝利とみなすものだ。

 だが、そんな記述がでたところで、ガス田問題は何も解決しない。「中国の採掘は違法なのですぐやめろ」といった判決がでなければ何が書いてあっても「今までのとおり採掘OK」の御墨付きとなる。それはむしろ中国勝利だ。

 そのような中身について「日本が勝つ」見込みがあるような記事にするのは、まずは読者に迎合したものだ。

 その点、新聞としての存在価値が幇間とも言える。アレ右派に「日本スゲー」をみせることだけが目的だからだ。

 産経はそこにしか生きる道もない。もともと保守紙としての地位が高いわけではなかったが、90年代後半以降は読売・日経からさらに引き離される凋落の一途である。だから残ったカスのようなネトウヨ層に媚びるしかないのだろう。UFO信者が求める「UFOは実在する」記事を量産するオカルト誌の商売のようなものだ。
2017.05
01
CM:4
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16:54
Category : 未分類
 産経が願望報道をしている。千葉倫之さん、杉本康士さん「日米の有事態勢は 米軍は空母増派が『サイン』…北の核施設など限定攻撃か」『SANKEI BIZ』(2017.5.1)がそれだ。その内容は珍妙づくしとなっている。


■ 中国と交渉している段階でそれはない

 まず、今の段階で「攻撃をする」と言い出すあたりが珍妙である。中国と韓国のスタンスを無視するものだからだ。

 今、米国は中国を北制裁に引き込もうとしている。

 これは攻撃を遠ざけるものだ。当然だが、北制裁を飲ませるためには北への攻撃は行わないことを示す必要がある。北朝鮮への攻撃は中国の面子を潰すからだ。逆に、北を攻撃すれば中国の北制裁も望めなくなる。しかも、今は中国もそれなりに賛同している。この段階でそれをすれば、問題は米朝関係にとどまらず米中関係の悪化にもつながる。

 また、記事には韓国の立場も一切書いていない。韓国はとっくに北朝鮮のミサイル攻撃圏内にある。そのミサイルが「長射程化する、米国に届く」からといって戦争を始められるのは勘弁してくれといった立場にある。

 その点で記事はオカシイ。米国の軍事力行使の可否はこの2国の影響大であるが、それを見ず軍事的要因だけを記述しているからだ。


■ 限定攻撃と言いながら大規模攻撃を持ち出している

 また、その軍事的オプションの既述もオカシイ。

 なぜなら限定攻撃といいながら大規模攻撃を持ち出しているからだ。
トランプ氏が軍事行動に踏み切った場合、日米防衛関係筋が可能性が高いとみるのが、北朝鮮の核施設や大陸間弾道ミサイル(ICBM)関連施設に対する限定攻撃だ。

そう言いながら敵防空網を破壊を前提とした攻撃を示している。
米領グアムや米本土から展開されるB2ステルス爆撃機は、地中深くの施設を打撃する特殊貫通弾「バンカーバスター」を搭載可能。[中略]アフガニスタン駐留米軍が4月13日に同国東部で投下した大規模爆風爆弾(MOAB)の使用も有力な選択肢となる。

バンカーバスターやらMOABで攻撃し、その効果をみて再攻撃をするような軍事行動が限定的だろうか? それをしても産経の言う本格的戦闘にならないとするのも不思議だ。
南北軍事境界線付近に展開された北朝鮮軍の長距離砲など300門以上がソウルを標的にしており、本格戦闘になれば100万人規模の死傷者が想定される。
ちなみに、100万人規模の死傷者も相当にオカシイがそれはおいておく。

 さらに、バンカーバスターやMOAB投入の投入状況もオカシイ。

 敵防空網が残った状態にB-2を投入するだろうか? 敵体制を打倒する攻撃ならそれはあり得るだろうが、あくまでも限定攻撃である。その危険は冒さない。

 MOABについては噴飯である。あれは輸送機でしか運べない。敵戦闘機どころか防空兵器を狩り尽くしたあとでなければ投入しない。

 そのような武器の名前を列挙して「軍事記事でござい」としている。これは武器の動画を引っ張ってきてスペックをつけて「軍事記事でござい」並に低レベルな中身である。


■ どこに機雷を入れるのか?

 細かい点を挙げれば北が対機雷戦をすると言い出すのもオカシイ。

 産経は日本が機雷除去に参加する可能性を示している。
 朝鮮半島有事となれば、自衛隊は米軍と行動を共にすることが想定される。[中略]場合によっては機雷除去を担う可能性も出てくる。[中略]朝鮮戦争時に機雷除去に当たった海上保安庁の部隊の流れをくむ掃海隊は、母艦を含む27隻を擁する。


 だが、日本海周辺部は海底が急峻であり、沿岸ギリギリでなければ機雷も敷設できない。厄介な沈底機雷は領海相当部分どころか、日本なら内水に相当する部分にしか敷設できない。当然だが、マラッカやホルムズ、対馬・津軽のような国際的に使用する航路でもない。そのような機雷は放置して構わない。(逆に北が頑張って対馬や津軽に機雷、例えば索を300-400mまで延長した繋維機雷をいれれば、世界の敵となり自ら攻撃を引き寄せることになるのでしない)


 逆に、黄海沿岸では海自が機雷除去する可能性はない。まず中国正面であり、また浅すぎるので米艦は活動しないので除去する必要もないからだ。

 実際に機雷を敷設しても放置である。北朝鮮沿岸は各国の商船が通るわけでもなく、仮に北朝鮮問題が一挙に解決しても浅すぎて寄らない。また、泥中に沈むため逐一処分もしていられない。電池が切れるまで放置して終わりとなる。

 なんらかの事情により機雷除去をするにしても、中国も目鼻の先で日米部隊が行動することは望まない。取り切れないとは思うが、面子にかけて中国が除去して終わりだ。
2017.04
27
CM:10
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12:22
Category : 未分類
 「東北が大好きならフクシマは危険だというな」と主張するのは不思議なロジックだ。東北が好き、あるいは福島県の海側に郷土愛を持つことと、フクシマは危険だと主張することは矛盾しないからだ。実際に原発周辺は体に悪い。双葉町はいまだに高線量であり、居住すべき環境ではない。

 だが、須賀原洋行さんは次のように主張している。
須賀原洋行‏@tebasakitoriri
報ステ。今までさんざん放射能デマ、危険デマを流し、チェルノブイリと同一視し、避難区域解除になっても「本当に安全なのでしょうか」などと水を差してきたのに、「東北でよかった」タグの話題に乗っかって「私、本当に東北大好きなんです」と東北の食べ物や自然がいかに魅力的かを語り出した。
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/857223094707998720

つまり「東北を愛しているなら、原発事故を口にするな」といったものだ。

 これは田舎の因習ジジィのロジックでしかない。居酒屋で自称「保守おじさん」が「ムラを愛しているなら、村長の使い込みをおおごとにするな」といったものだ。「八墓村で生計を立てているなら、庄屋様の悪口を言うな」でもいい。それで良いことをいったつもりになっている有頂天ジジィの発言そのものだ。

 須賀原さんの発言を60年前のアメリカ、公民権運動になぞらえるならつぎのようなものか。
マズゴミ。今までさんざん黒人差別デマ、人種差別デマを流し、奴隷制度と同一視し、奴隷解放もされたのに「本当に平等なのでしょうか」などと水を指してきたのに、「マーク・トウェイン」ブームの話題に乗っかって「私、南部大好きなんです」と南部の食べ物や自然がいかに魅力的か語りだした
まー、「区別であって差別ではない」とか「ぼくは別に一緒でもいいけど、社会が混乱するから有色人種とは分けたほうが良い」といった感じで、一生懸命にバスや学校での分離を正当化するロジックを振り回して「現実派でござい」と言っていた人はソレくらいはいくだろう。

 須賀原さんの場合は、さらに現地に住まず、白人でもない名誉白人が言い出している感が強い。

 そういうのも須賀原さんは支配者側ではないのに、自分を支配者側に擬しているためだ。
須賀原洋行‏ @tebasakitoriri
報ステ。「(今村大臣は)原発事故で自主非難している人達に対して『自己責任』と言い放ち」
また不正確な伝え方でミスリードしている。
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/857219521538531328

自分が支配者側でもないのに、その発言を真似ることで支配者側にいると思い込みたいのだろう。ネトウヨ層全体がそれだけどね。

 八つ墓村の例に戻れば、全然いい暮らしができていない底辺クラスの自作農が小作を馬鹿にする心持ちだ。それが農地解放をやっかむ気持ちでしかない。もし、須賀原さんが八つ墓村の限界自作農だとしたら「労働意欲の低い小作に農地を与えても荒廃するだけ」とか言い出したのではないかね。自分も一反五畝しかもっていないのに。
2017.04
23
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00:15
Category : 未分類
 和田政宗さんが「朝鮮総連は[中略]非合法化すべきだ。」(和田)と述べている。
和田 政宗@wadamasamune
これが事実であればとんでもないこと。
朝鮮総連は、日本人拉致事件への関与をはじめとして犯罪と問題が余りある組織。
非合法化すべきだ。
『総連、正男氏報道で日テレなどに圧力 北犯行否定を要請』(産経新聞)
https://twitter.com/wadamasamune/status/853074780748005376


 だが、現行の法体系で「非合法化」(和田)とはなのだろうか?

 そもそも何を指すのかがわからない。

 そもそも現行法に「非合法化」(和田)のオプションはない。憲法が結社の自由を認めているからだ。だから例の破防法にしても団体を存在しないことにもできないし、その構成員や財産を法的保護から外すことはできない。できるのは法人格を抹消することくらいだ。これはオウム真理教の処置のとおり。

 新しい法律を作っても無駄だ。和田提案によってある団体を非合法とするには、日本中すべての団体について合法以外を許さない仕組みを作らなければならない。それはどうするのか、そのコストに耐えられるのかを考えれば絵空事でしかない。さらにそのような法を作っても憲法がオーバーライドするため意味はない。

 さらにいえば、朝鮮総連を今以上に締め付けて何か利益が得られるわけでもない。既に警察や公調の監視体制下にある。その行動も野放しでもない。

 第一、何か実害ある行動ができるわけではない。北朝鮮への送金も交通も止めている段階にある。

 その上、総連がやったことは、報道各社に「暗殺は金正恩の仕業ではない」と訴えただけだ。ちなみにこれは産経報道である。

 それをもって「非合法化」(和田)と言い出すのは、相当にバランスを欠いたものだ。自己弁護をしたことで存在を許さないというのならば、海外で「従軍慰安婦はいなかった」と言い出すアレな連中が「非合法化」(和田)されても文句は言えないということにもなるだろう。




 まあ、他人に厳しく自分に甘いことを言うのがネトウヨの常だけどね。口先だけで北に厳しいこといって満足するあたり、御本尊も支持者の程度が窺えるものだ。日本国内で「総連けしからん」「非合法化しろ」といっていい気になるのも、安いものだ。あの水死体フェイスで、強い言葉を発しただけで「僕は国士なんです」とウットリできるのは一つの才能ともいえるだろう。
2017.04
21
CM:27
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00:20
Category : 未分類
 なんでも憲法9条のせいにするのは簡単なものだ。夕刊フジの佐藤正久さん記事では、朝鮮有事での在外邦人救出は憲法のせいで難しいといっている。

 また、安全保障関連法が成立したことで、自衛隊による在外邦人の救出が可能になった。だが、現実には難しい壁が立ちはだかる。在外邦人を救出できる要件が厳しいからだ。[中略]佐藤氏は「この要件を韓国に当てはめると、かなりハードルが高く、現状では邦人の救出は難しいだろう。憲法9条が最大の足かせとなっている。『憲法を改正しなければ、守るべき命も守れない』という現実を改めて受け止めるべきだ」と語っている。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170420/plt1704201100004-n3.htm


 だが、朝鮮有事での邦人救出はそれほど難しいものではない。韓国政府が崩壊しなければ、空港あるいは港湾までの移動にさほどの支障はない。日本が輸送力を出すならそれで終わる。そして韓国が北に敗北し、支配体制が崩壊することは考えがたい。

 そこでなぜ憲法9条が出てくるのかは不思議なものだ。頭の悪い支持者や産経読者向けに「『憲法を改正しなければ、守るべき命も守れない』」と見栄を切っているが、法人救出なら変えなくても支障なくできるし、逆に憲法を改正してもできないものはできない。

 まずは、防衛費増強と9条改正しか言えない御仁である。

 それ以上は何も言えない。支持者の手前、防衛費の中にある非効率、陸海空配分費や無駄な国産化方針には何も言えない。現実的には9条があっても海外派兵しており、改正しても今ある問題は何も解決しない。

 あとは、銃剣道を学校でやらせろくらいか。あんなものやっても何にもならない。銃剣道協会から支持もらっているからそうしたのだから、靖国神社奉賛会ほかの支持がもらえるなら「学校のボランティア活動で靖国社や護国神社で清掃奉仕しろ」とかも言い出すのだろうね。
2017.04
20
CM:4
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00:13
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 弾道弾に化学弾頭をつけてもさほど効果は見込めない。その記事に「なんでシリアでは効果があったのか」と言い出すのは不思議なものだ。なぜなら弾道弾を使ってない上に、死者も70人にすぎないからだ。

高須克弥 @katsuyatakasu
じゃあ何故シリアでは効果的だったんですか?
北朝鮮「サリン弾」効果なし(Japan In-depth) - Y!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170418-00010000-jindepth-int … #Yahooニュースアプリ
https://twitter.com/katsuyatakasu/status/854667282659688448


 しかも、記事の中では効果的な散布法も示している。風上からの地上放出、ガス雨下、小口径砲爆弾やクラスターによる攻撃だ。

 そのあたりのテキトウさは少し遡るだけで見つかる。

高須克弥‏@katsuyatakasu
君たちはロンメルが隻眼だったの知らないんだね。無知蒙昧(*´∀`)♪高須克弥さんが追加
stri9s2wice @midorinotom
返信先: @MayamaWoodgedさん、@policy_freedomさん、@netgeek_0915さん
何をどう間違えたらダヤンとロンメルを間違えられるのだろう?指摘されても改められないのなら、やっぱり認知に障害が出てるのでは?
https://twitter.com/katsuyatakasu/status/854307490082701312


 砂漠で、戦車運用で名を成した店でイスラエルのダヤンと明らかに混同している。少なくとも作戦指揮の段階では両眼とも揃っている。最後に西部戦線で負傷をしたことについて、ネットに頭部負傷やその際に片目を失ったといった記述はあるにしても、彼が名前を成した段階では片目ではない。その点、片目で有名なダヤンとは明らかに異なっている。

 まずは全体を確認しないで早とちりをしているということだ。皮を切ってもらうにしても別のお医者さんの方がいいだろう。新成人は保険が効くという。まあ、火星人だからどうでもいいけど。
2017.04
15
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23:07
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 ようやく時間に余裕が出て「終わる前に」と火曜日にパキスタン映画の『娘よ』を見ました。部族間抗争でジジィのところに9歳の娘を政略結婚で、おっ母さんが娘と逃げる話。



 全く家から出してもらえないんで村落の中でも迷うといったあたりが最初の見どころでしょうか。

 勝手に乗り込んだトラックの運ちゃんに降りろと言われるのですが、おっ母さんの「本当にそうすればオマエも巻き込む」といった行為で母娘の味方をするといった映画です。

 まあ、運転手が元パキスタン特殊部隊のナーメテーター映画だといったらどうなるかといったものです。特殊部隊が本当かどうかはいいませんけどね。

 ただ、本質はパキスタンのご婦人ウットリ映画なのではないですかね。囲い込まれた人妻が自分の力で亭主に反抗し、イケメンの運転手と恋仲におちるあたりが現地のある程度以上の女性がウットリ映画なのではないかと。

 次はチベット監督のチベット映画で面白そうなものですが、中国国内で撮られたものなのでネトウヨ層が反応するかどうかも面白いもんです。

2017.04
11
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21:49
Category : 未分類
 海難に際しては船員は救難の義務を負う。これは明文化されていない義務である。躾ではなく慣習法である。国際慣習としてのグッドシーマンシップ、船員の常務であるからだ。

 それを果たしただけで「日本スゴイ」とは何事だろうか?

 ニューズウィークジャパンに遠藤誉さんが寄せた「海保の精神は『正義仁愛』-タジタジの中国政府」、はっきりいえば反語的用法としての疑問しか沸かない。


■ 海保が救助しただけ

 事実は難船者を見つけた海保が救助しただけの話だ。

 それを気持ち悪く脚色している。「尖閣の接続水域に中国公船がいたのに、日本の海保は対立を放棄して人命第一で救助した」といったものだ。しかも、たまたま展開が遅れた中国公船が救助できなかったことをネガティブに書いている。

 接続水域は基本的に公海である。そこに中国公船がいても問題はない。ちなみに、尖閣の対峙はプロレス化している。これは日本が主張する領海への進入も3-3-2 formulaと呼ばれる形でルーチン化していることでわかる。「一ヶ月に三回、一度に三隻、二時間」で332だ。

 つまり、実際には大したこともない。

 ついでに言えば、領海に進入する事態でも難船者がいればそちらの救助が優先される。平時だからそれは当然だ。


■ 五省と同じで言わされているだけ

 さらに気持ち悪いのは、「海保の精神は『正義仁愛』」と言った形で精神性をヨイショすることだ。

海上保安庁の精神は「正義仁愛」。どの保安官に聞いても、必ず間違いなく「正義仁愛の精神に基づいて行動している」と回答するだろう。(遠藤)


 あの手のスローガン、あるいは念仏は、とりあえずそう言っとけというものだ。毎日毎日そのように調教しておけば部外に対してはそれで済ませる。

 海自の五省と同じだ。そう言っときゃ回りが勝手に納得する。だからそういう。

 当然、意味なんかわかっちゃいない。「『努力に憾み』の『うらみ』ってなんだ?」と訪ねてみれば良い。まずは答えられない。単にそう言えといっているから言うだけの話だ。気の利いたやつは意味はわかるが、アノたぐいの念仏嫌いも多いのでわざと否定的なことも言う。己は「五〇年経っても一〇〇年経っても消えない怒りの感情」とデタラメをいっていた。

 それを真面目に受け取るあたり、まあ警察自衛隊消防応援団への負の感情、「気の毒」といった憐れむ感情と「世間知らずでコロリだな」といった侮蔑が同時に浮かぶものだ。
 ちなみに、警察自衛隊消防応援団は思想左右問わず(右が多いけど)オバちゃんに矢鱈多い。社会規範あるいはその圧力として「女性はそういったものに懐疑的になってはいけない」があるのではないかと思うもんだ。「男は小馬鹿にすることが許されるけど、女性はそれは駄目」みたいな矯正的なフォースね。



   遠藤誉「海保の精神は『正義仁愛』-タジタジの中国政府」『NEWSWEEK ニューズウィーク日本語版』(Newsweek,2016年8月22日)http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/post-5689.php
2017.03
31
CM:24
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21:21
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 産経新聞の県別購読数を見ると、大阪・奈良・和歌山だけでしか読まれていないことが判然とする。これは読売新聞が公表している「全国紙の都道府県別販売部数と世帯普及率」から索いたものだ。数字はABC協会の16年度前半期のもの。

 そもそも、全国的にみると世帯購読率は1%を越えていない。48都道府県のうち、18都府県で1%を超えるだけ。39都道府県で1%を超える全国紙3位の毎日、部数では毎日に負けるが48都道府県でまんべんなく売れている日経と較べて相当の差がある。ちなみに発行部数は両者の半分である。

 だが、大阪・奈良・和歌山だけはそれなりに売れている。大阪は13.11%、奈良15.82%、和歌山9.7%である。ちなみに残りの15都府県は4%未満である。


■ 大阪以下はアレな御仁が多いのか

 そこからすれば大阪・奈良・和歌山はアレな御仁が多いのではないかと推測できる。逆に言えば、月極で100円くらい安いだけの理由で産経が読まれるので、その方向にミスガイドされるといったものもあるのだろう。

 産経がどうしようもない記事を書き続けているのも、それで説明できるかもしれない。東京や東日本基準では馬鹿にされる内容でも、大阪・奈良・和歌山では有難がられる。その可能性もある。原発報道は全くそれだ。

 それからすれば、かの夕刊フジも関西では売れている可能性がある。関東の街頭で見る限りはゲンダイに惨敗している。だが、大阪以下で夕刊フジが売れているとすれば、関東では権力へのヨイショは人気はないが、関西では忖度ドットコムが人気がある。そうとも看取ることもできるだろう。

 そして、かのネトウヨ委員会も関西で作られ、関西で放映されている。これも同じだ。

 おそらく、関東でやると視聴もされずに「ニュース女子」のように抗議を受けて終わる。そうとも見える。なによりネトウヨ委員会を見ているといえば箱根の東、あるいは畿外では馬鹿っぽく見えるだろう。実際に「ネトウヨ委員会では~」の出羽守は馬鹿しかいない。


■ ネトウヨ思想の地産地消か?

 大阪・奈良・和歌山ではネトウヨ思想が地産地消されている。

 そうみると、ネトウヨも本場は関西で、本来は地産地消されていたものにすぎない。そうとも見える。連中は東京の政治・報道が自分たちの思い通りに動かない。それにフラストレーションを感じている。それがマスゴミ的な反朝日新聞、反毎日新聞、反TBSといったものかもしれない。

 関東から見れば上方の演芸以下は勘弁してくれなのだが、上方からみれば東京の演芸は物足りないようなものか。

 ただ、それを大阪の外に出されても迷惑なものだ。大阪でウケるために沖縄でカルトと一緒になって反・反普天間・辺野古活動をされても沖縄の人は迷惑するだけだろう。




■ オマケ

 ついでに言えば、カルトも関西起源が多いようにも見える。文化的先進地帯で鎌倉新仏教以来の新興宗教が生まれた土地でもあるからねえ。
2017.03
29
CM:49
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08:20
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 他者を批評する御仁が、自己を批評されると誹謗中傷であり、引用を著作権違反と言い立てるのは不思議なものだ。

 以前の記事がそれで非公表状態とされている。まずは本人の申立てなのだろう。

 外見は公正を装っている御仁だが、その内面はどんなものなのかね。
2017.03
28
CM:0
TB:0
02:34
Category : 未分類
 武器の性能ばっか並べ立てる記事はロクなものではない。このあたり「10式戦車でなければ国が守れない」と言っている間抜連の発言を見れば理解は容易いものだ。

 これは「北朝鮮の金正恩氏が影武者を抱えても米軍の斬首作戦に脅えるワケ‐『死の白鳥』が舞う時、死が訪れる」も例外ではない。野口裕之さんの産経新聞掲載記事だが武器の性能だけに終止するものであり、現実的な価値はなにもない。

 その主張の骨子は「米軍最新兵器を使えば金正恩を抹殺できる」といったものだ。

 だが、そこに現実的の検討がない。それが実際にできるのか、オプションとして許容されるのか、成功して効果があるかといったものだ。


■ 抹殺できるかわからない(成功・失敗の検討がない)

 そもそも抹殺できるかどうかもわからない。

 記事には、どうやって金正恩の居場所を探すかは書いていない。いきなり爆撃を実施し、特殊部隊で死体を確認する段取りだけだ。

 野口さんは、次のように「極秘居所」(野口)を爆撃するといっている。
[金正恩は]米軍が現在、練りに練っている《斬首作戦》を防げず、独裁者としての生涯を30年とちょっとで終えることになる、かもしれない。
 金委員長の極秘居所などに対するピンポイント(精密誘導)爆撃を核にすえる斬首作戦を立案した米空軍は、わずか1機が第1波目の出撃で16~24もの目標を葬り去る、恐るべき性能を誇る戦略爆撃機を保有しているからだ。複数の影武者もほぼ同時に急襲できる。
http://www.sankei.com/premium/news/170327/prm1703270005-n1.html

 だが、その後に何処が「極秘居所」(野口)であるかを突き止める、あるいは推測するかについて言及していない。ただその「極秘居所」(野口)を同時爆撃するとしか述べていない。
いずれにしても、米軍は衛星を最大活用した、24時間いかなる天候でも攻撃に転じられるJDAMなどで、金委員長を仕留める作戦を立案し終えた。同時多発で金委員長の潜伏可能性のある場所は全て猛撃される。影武者だとて容赦はされない。あとは、ドナルド・トランプ大統領が「非常に悪い振る舞いをしている」と目を付ける金委員長をどう「処理」するか、大統領の決断にかかっている。北朝鮮のどこにも、金委員長の逃げ場所はないのだ。
http://www.sankei.com/premium/news/170327/prm1703270005-n5.html


 ちなみに、米国は以前からこれら装備を保有していたが首狩りに成功していない。B-2も衛星もJDAMもイラク戦争・アフガニスタン戦争に投入された。だが、フセイン大統領もウサマビンラディンも空爆で抹殺できていない。後者はどこにいるかだけを突き止めるのに10年近くを要している。

 さらにいえば爆弾で殺した場合、本人かどうかの照合ができない。ピンポイントで攻撃して目標を消し飛ばずと、後に特殊部隊を投入できても本人だったかわからない。そもそも、大戦中の日本のようなもので人口稠密な地帯で警戒態勢である。特殊部隊は通用する敵ではない。

 これらの点で野口式首刈作戦は杜撰である。まず実現はないものだ。


■ 周辺国は賛同しない(実現性の検討がない)

 さらに、周辺国が同意しない問題がある。

 韓国は北朝鮮への本格攻撃を許すだろうか? 戦争になれば韓国は大混乱する。そのような作戦に同意しない。これは日本も同じだ。

 ちなみに、北朝鮮は韓国の領土でもある。米国は韓国の諒解を得なければならない。

 中国・ロシアも同意しない。国民世論は米軍が自国領域付近で大規模な作戦行動をすることを許さない、米軍が駐留する韓国との緩衝地帯が失われることもたれられない。アレでも一応は友好国といったていになっている。その喪失は自国政権にとっての失敗となる。

 さらにいえば、中ロも迷惑が掛かる。国家がメチャクチャになって難民が出て来る。その世話をしなければならない。さらに両国はテロ対策に敏感である。中には胡乱なやつも混じっていることを恐れている。

 野口式作戦検討はこれら検討も全く欠いている。この点でも実現性はない。


■ 結果として何も改善しない(成果の検討がない)

 そして、期待できる成果についての検討もない。

 抹殺に成功したとして、何が改善するのだろうか?

 金正恩を抹殺したとして、次が今より良くなる可能性はない。米国や韓国に対して従順になる確証もない。そもそも逆に報復として核を使う可能性もある。

 仮に、北朝鮮を崩壊させたとしても万々歳かといえばそうではない。その場合、中国がどのように変化するか。韓国が中立化するのではないかといったリスクもはらむものだ。

 この点でも野口式首刈りは意味はない。現状の問題解決に適しているかといった適合性の検討がないのである。


■ 妄想を紙面に載せるってどうよ?

 つまり、野口記事は現実世界との整合性が全く取られていない。単に、金正恩を抹殺する空想を楽しむものでしかない。しかも自国軍事力ではなく米軍軍事力をアテにする他力本願妄想である。

 まずは「どうしたものか」といったものでしかない。具体的には、それを得として書く政治部編集委員が「どうしたものか」であり、何よりも自社WEBに掲載する新聞社も「どうかしている」といったものだ
2017.03
27
CM:6
TB:0
06:13
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 太田文雄さんの「学術会議は中国に協力し自衛隊に協力しないのか」はなかなか興味深いものだ。旧軍からの因果因縁、高度技術は軍事技術と言った思い込み、日本技術への夜郎自大がみえるものだからだ。


■ 因果因縁を重視できない

 その第一は、日本学術会議は自衛隊に協力せず、中国に利敵行為をしていると述べている点だ。
 学術会議がこうした[日本国内に中国人留学生が研究している]事実に目をつぶり、防衛省への科学技術協力を「軍事研究」と称して行わないのは、自国の自衛隊への協力は拒否しても人民解放軍への協力は積極的に行っていることに他ならない。
http://jinf.jp/weekly/archives/20196


 日本の研究者が軍事研究に協力しないことには理由がある。前の戦争で碌でもないことに散々協力させたといったものだ。中には自ら望んでロクデモナイことをしたやつもいる。九大生体解剖事件はまったくそれだ。

 その理由を斟酌せず、留学生を入れているだけで中国の利敵行為、売国奴というのは了見が狭い。

 経歴を拝見すると太田さんは防大出の艦艇幹部である。やはり兵書ばかり読んでいてそのあたりにはご存じなく、因果因縁を重視する世間の論理にも疎いのだろう。既述のとおり学術会議には軍事研究を嫌い、忌避する理由があり、世間もそれを諒としているからだ。

 さらにいえば、自衛官も国内留学で研究室に入っている。その点からすれば片方に肩入れとするのも極端な見方である。


■ レーザ技術は軍事九割か?

 さらにいえば、「レーザー技術のほぼ9割が軍事利用されることは世界的な常識である。」(大田)も怪しい。測距用のレーザは既に一般技術であるし、軍事でイメージするような大出力レーザは、普通は産業用をイメージするものだからだ。

 これは軽く検索するだけで出て来る。例えば、デイビッド・A・ベルフォルテ「産業用レーザ市場のレビューと予測 驚くべき回復」『Industrial Laser Solutions Japan April』(2011.4)がそれだ。

 中では「レーザの用途別売上高」がある。それを見ると金属加工、マーキング・エングレービング(多分、看板の切り抜きの類)、半導体と細密加工の順となっている。そこに軍用はない。もちろん、艦船航空機の金属加工器材もそこに含まれるだろうが、それは民生機でしかない。

 おそらく、太田さんは高度技術は全て軍用と思い込んでいるのだ。

 だが、今日では必ずしもそうではない。民生が先に出ている分野も多い。例えば、八〇年代の複合材技術としてもてはやされた炭素繊維は釣り竿が先行したものだ。電子光学(EO)も今では民需によって引っ張られている。そしてレーザも同じである。


■ 日本に原子力技術があるか?

 そして、日本に原子力技術があると思いこんでいる点も興味深い。

 「[中国人研究者が関連した]研究成果は即、人民解放軍に軍事利用されることは疑いがない。レーザー技術のみならず原子力技術に関しても、日中友好という美名の下、中国に日本の国立大学技術者が協力している事実がある。」(大田)と述べている。

 だが、日本にそのような原子力技術があるだろうか?

 日本の実用原子力技術は基本的に全て借り物、研究技術も役に立つ見込みもない。そもそも「もんじゅ」をみればマネッコかつ低水準は明らかである。

 しかし太田さんはあると思い込んでいる。おそらく、ジャパン・アズ・ナンバーワンの時代を引きずっているのだろう。

 お気の毒だが、実際に日本の技術は大したものでもない。特に兵器技術はそれが顕著だ。大抵はマネッコであり、諸外国が作った後に後追いで作る。できた頃には時代遅れとなっている。一〇式戦車、F-2戦闘機をみればその模倣の習性は明瞭だ。

 英米仏のようにゼロから作っていない。諸外国にあるもの、成功したものを「成功する」と確認したアトで作っているだけだ。F-2はその例だ。空力的に問題がないことを承知して同じレイアウトで作っている。一部を軽く作っただけで日本製は高性能とは恐れ入ったものだ。

 その伝でいえば、日本の技術は鼻くその役にも立たない。原子力技術は自力で核や原潜を作った中国の参考になる者でもない。ロケットやドローンも負けている。

 そのような技術レベルで「国内で[中国人研究者に研究させる]反日的活動を許すことは国の安全保障を危うくする」とは、不能犯に近いものだ。


■ 危険が危ないといえばいいと思いこんでいる

 そこから見えてくるのは、安全保障は「危険が危ない」といえばいいといった安直な姿勢だ。

 だいたい、安全保障セクターはどの程度、危険かを示せない。ただ、中国に有利になる点を拾って危ないを繰り返すだけである。

 その上、他の分野との整合もとれない。軍事、安全保障だけが政治ではない。軍事と経済等との釣り合いがあり、安全保障も社会保障その他とのバランスもある。それを総合して国の方針・政策は決まるが、安全保障セクターだけは自分の殻の中に閉じこもる。

 結局は、兵隊ぐらしの延長であり、組織内だけの正解探しをやっている。そのようにしかみえないものだ。







 まー、あれよ。普通はやんわりと風穴開けようとするものだ。「学術会議さんや大学の自治のおっしゃることもごもっとも、ただ、防衛省も技術がほしい、だからそちらの監督下での活動を許してほしい」くらいの言い分でロボット技術やら画像認識あたりの研究者に予算を貢げばいいものだ。

 なんで安全保障セクターは「軍隊に協力しないとはけしからん」と、「黙れ」の佐藤賢了みたいな間抜けなことをするのか不思議なものだよ。辺野古普天間問題とか、厚木の騒音とかもそうだけど、そういえば余計な反発食らうのはわかっているはずなんだけどね。
2017.03
26
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03:18
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 日経平均配当といった指数がある。一株あたりの配当額を示すものだ。そのグラフをみると320円くらい。株価の底、2011年が180円位なので1.8倍近く上がっているようにみえる。

 だが、平均株価はその間に2.4倍近く上昇している。それに倣い、株価ベースで配当率を出すと1.8/2.4で0.75倍に減ったことになる。

 これは、いま株を買っても配当はあまり見込めないことを示すものだ。


■ いまさら株を買う馬鹿はいない

 その状況で、いまさら株を買うやついるのか。

 株の利鞘を狙う連中はともかく、資産としての長期保有に食指が動くとは思えない。

 アホノミクスは1年目終わりから何の先も見えていない。* だから企業収益が今以上に改善しなければ配当は増えない。

 そして株価が上がれば上がるほど配当は減る構造がある。

 それからすれば、株価は落ちるのではないかね。

 その点からすれば、いつまで今の株価が維持できるかわからない。2年前から経験則、バフェット指数でみると不自然なる株高といわれている。

 実際に株高もアレ政権の株価コントロールの結果だ。円を切り下げて現金を株に移動させ、さらに年金機構なりに買わせて不自然なる高騰状態を演出している。

 それからすれば、コントロールに失敗すればストンと落ちるということだ。剣呑剣呑。


* 就職率改善は生産年齢人口減少を反映したものだ。政権期間のGDP成長率は失われた20年の平均値よりも低い。高成長だった民主党政権期よりも相当に落ちている。
2017.03
23
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21:47
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 自民有力者が首相になる方法として、お腹を痛くさせる選択肢はある。「今の安倍体制が続くから首相の出目はない」立場からすればそうだ。病気でいなくなることは最良の選択肢である。選挙で負けるのとは異なり、議席を失うことがないからだ。

 それに対して「病気に対する差別」といった批判は意味はあるのだろうか?

 青山一二三さんの批判は次のとおりだ。
都合のいい時に道徳律を持ち出す青山一二三さん
青山一二三‏ @aoym123
このブログもそうなんだけど、なんで普通に批判すればいいものを「お腹痛くさせて」とか病気に対する差別を助長させるんだろう。あんたらは長谷川豊の同類だよ。 / “隅田金属日誌(墨田金属日誌) 解散の出目はないのかね” http://htn.to/7AhSpW
https://twitter.com/aoym123/status/843542554788290560


 ちなみに、その記事では筆者はなにもアレ政権を批判していない。自民有力者の立場を想像し、示しただけだ。今の自民は従来の有力者を封殺して成立している、いわば不自然なる多数党だ。それが安定するわけがない。大政翼賛会と同じで内閣の指導力がなくなるとなんでもする。その中に病気が進むようにするオプションもあり得ると述べただけにすぎない。


■ 可能性予測について非道徳的と反論

 可能性の予測について差別というのは、なんだろうか?

 つまりは、不都合な見通しを「道徳的ではない」と拒絶するものでしかない。それは、例えばネパールの予測をするとしよう。政治混乱からマデシ運動が選挙をボイコットし破壊的活動に転じる可能性は高い。それを指摘した時に「選挙ボイコットや破壊活動を肯定するのか」と言い出すようなものだ。


■ いつものテンプレ

 まあ、体制擁護の御仁の党派性発言なのだろうけどね。リツイートをみていると
・ CatNA‏ @CatNewsAgency
・ 加藤AZUKI@「超」怖い話怪顧‏ @azukiglg
・ 菊池誠(4/8SilverWings)‏ @kikumaco
・ 上念 司‏ @smith796000
非常にわかりやすいものだ。

 批判の中身としてもテンプレだ。ネトウヨ系御仁が「お腹痛くなればいいのに」をアレな宰相の悪口にとる。そしてそれを不道徳だとして反論するいつものテンプレにすぎない。沖縄の基地反対運動を米軍へのヘイトだというアレなテンプレの亜種だ。

 道徳的ではないとして相手に優位に立つ、あるいは相手に罪悪感をもたせようと言った程度にすぎない。

 まーアレだ、連中はそのうち不能犯に怒り出すのではないかね。「『アレ宰相のお腹が痛くなりますように』と祈祷をしました」程度の発言に、「その発言を聞いて、心理的ストレスでお腹が痛くなったら傷害罪」とかいい出すんじゃないかなと思うよ。


■ 爺ちゃん妖怪だったけど、女房には容喙させなかった

 なんにしても、心技体そろってダメ宰相を支持してもね。

 「ジッチャンの名にかけて」というけどさ、お爺さんは帝大を出て内務省じゃないけど高文通ってる。「岸を倒せ岸を◯せ」といわれたが「岸は馬鹿」といわれたことはない。そして、ジッチャンは巣鴨にブチ込まれてのお腹が痛くなって逃げたり、いわんや政権を放り出したりはしない。

 しかも女房の始末もできないわけでもない。蒋介石や東条英機は許したが岸は政治に口を挟ませていない。

 心技体そろってダメ、その上、女房のコントロールもできないということだ。別人格とかいうなら、じゃあ政治に容喙させるなと。オマエの爺ちゃん妖怪だったが、政治に女房は容喙させなかったぞと。
2017.03
17
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17:01
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 政治的責任を追求する議会で、そこで「物証」「触法」とは何事だろうか?

 議会による国政調査、行政のチェックはフリーハンドである。また政治の過程として首相以下の閣僚に対する攻撃権を持つ。首相が自由に解散を行えるように、議会は首相以下を自在に引き下ろすことができる。その政策を受け入れられない、行政府運用を認めないでよい。別段、無過失だろうが合法だろうが構わない。

 そこで刑事訴訟のように物証や触法を持ち出すのは滑稽でしかない。刑事法でデュー・プロセス・オブ・ローが前提となるのは国家権力と個人が対峙する状況だからである。攻撃側が絶対的な権力をもち、防御側は無力であるためだ。

 当然だが、甲乙対等の民事では必要はない。状況証拠でよいし信義則に触れるだけでもよい。さらに国会の政治作用では甘くて良い。採決の形で議会が納得できさえすればよい。


■ 政治を理解できない青髭さん

 それが理解できていないのが青髭さんだ。この期に及んでセルフ体制擁護庁活動に余念がない。

 例えば以下の発言がそれだ。
青髭‏ @laboratorymembe
ところで…追求(自称)を続けている、民進党をはじめとした野党議員の皆様が誰も説明して下さらないのですが、安倍首相が学園に対し「寄付」を行っていたとしたら、どのような法に触れる行為なのでしょうか?かつて民主党のトップは「在日外国人から献金」を受けておりましたが。
https://twitter.com/laboratorymembe/status/842627670135324673


 今、注目されているのは政権による不当な国有地廉価払い下、首相以下の身内に格安で国有地を横流ししたことだ。

 これは疑獄を疑う合理的な状況にある。野党はその政治責任を問おうとしている。型式が合法であるかないかさしたる問題ではない

 それを理解できず「野党議員の皆様が誰も説明して下さらないのですが、安倍首相が学園に対し「寄付」を行っていたとしたら、どのような法に触れる行為なのでしょうか?」(青髭)と言い出すのは滑稽なものだ。

 つまり青髭さんは「形態が合法なら、身内に対して国有地をロハで引き渡すことは責められない」といっているわけだからだ。


■ はすみとしこ同等品

 そして、政府側による刑事法の問題には自ら眼をつぶっている。

無期限拘束
青髭‏ @laboratorymembe 青髭さんがはすみ としこをリツイートしました
前田朗教授(東京造形大学) どうもこの人は、「自分以外の」日本人を悪し様に罵ることで相対的に自分が先進的だと主張しつつ、利益を得ている人という印象ですねぇ。かの悪名高き「無防備都市宣言」呼びかけ人にして朝鮮大学講師、在日朝鮮人人権セミナー事務局長という納得の肩書きをお持ちで。
はすみ としこ @hasumi29430098
友人からの報告より。国連に、東京造形大学 前田朗教授が登場。「(高江の基地移設反対運動のリーダーと言われている)山城博治を早く釈放しろ」「日本において少数民族である韓国人が、『ゴキブリ』と言われ差別されて…

https://twitter.com/laboratorymembe/status/842572120617975809


 山城博治さんは微罪を理由とした無期限の拘束を受けている。これは人権や司法運用の問題である。左右の政治勢力を問わず問題となるものだ。

 だか、それに対しては何も言わない。むしろそれを黙認し、問題視する勢力を攻撃する立場にある。「山城博治さんを早く釈放しろ」といった主張に対して、「この人は、『自分以外の』日本人を悪し様に罵ることで相対的に自分が先進的だと主張しつつ、利益を得ている人」(青髭)と述べているのがそれだ。

 まずは、はすみとしこ同等品だということだ。その発言をリツイートして支持して同じことをいう以上、そういうことだ。セリフ体制擁護庁として「首相の人権は大事」でも、「反日の人権はどうでもよい」といった、ご都合的なスタンスしかない。
2017.03
17
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07:30
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 自民の有力者に「首相に解散させれば後釜が狙える」と考える御仁はいないのだろうか?

 状況は党内有力者にとって悪くない。禅譲されると言われていた稲田防衛相は、ほぼ沈んだからだ。

 つまり、今の首相がいなくなれば次の首相になれる可能性がある。このままでは疑獄追求は長く続く。それなら支持率があるうちに解散すべきと焚き付ける。それで敗北すれば自分にお鉢が回ってくる。そういった図画を書く御仁はいるのではないかということだ。


■ 党内暗躍(想像)

 そう考えると「自民内部で暗躍があるのではないか」とも想像できる。首相を侮辱したから証人喚問といいだすあたり、うまいことをいって誘導しているように聞こえなくもない。

 別段、自民が負けてもよい。ある程度の有力者なら、自分が首相になること優先する。そのために自民が負けることはどうでもよいと考える。

 そもそも、誰もそこまで党には義理はない。保守政治家として祖国のために死ぬことにやぶさかではないかもしれないが、党のための死ぬなんて考えるはずもない。戦争になってEUのために死ぬといい出さないことと同じだ。

 その点で解散誘導や、そう仕向けることあるのではないか。そう考えるものだ。


■ お腹を痛くさせてもよい

 もちろんお腹を痛くさせて退陣でもよい。追い込めるチャンスを得て、味方ヅラして追い込むとかもあるだろう。まず、自尊心が肥大している。だからヨイショ的に勇ましいこと言わせ、それにより自ら退路を絶たせることもできる。

 首相がいなくなれば自分にお鉢が回ってくる。これは解散・敗北でも病気退陣は変わらない。





■ 指揮権発動も見てみたい(オマケ)

 ま、屁理屈エンターテインメントだけどね。あっても不思議はないが、別段それを信じるほどの根拠はない。でも理屈として党内暗躍を加速する状況ではある。それが面白い。

 他にも、生放送での指揮権発動を見てみたい。

 法相による検察への指揮権発動だ。今まであるとは聞いていたが見たことがない。ツチノコのようなものである。でたら眼福、目の正月だ。

 しかも法相は件の御仁なので余計な発言も期待できる。稲田防衛相が「交戦してるけど戦闘って書いちゃうと憲法違反となるので」みたいなアレで「裁判で勝てる見込みがないから発動しました」みたいな正直発言と一緒だとゲラゲラだけどね。

 解散も、変な解散を見たい。できれば追い詰められた上で「ニッキョーソ」等の怪訝な罵声が契機となった「ニッキョーソ解散」とかみてみたいけどね。
2017.03
16
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15:53
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 産経は日本のメディア・コントロールには言及しないが、中国でハブられたときには声高となる。

 「なぜ産経を閉め出すのか 権力を監視する外国メディアが必要だ 外信部長・渡辺浩生」がそれ。李克強首相の会見に産経は招待されなかったことへの恨みつらみを述べたものだ。

 一見、主張は公正を求めるようなものにも見える。中国には取材・報道の自由はない。いずれも党・政府のコントロール下にある。それは確かに不透明であり、自由や権利について中国が後進的であることを示すものではあるだろう。

■ 権力によるGPS操作バンザイ(産経)

 だが、産経の報道からすれば「よく言えたもの」でもある。記事題名のように、産経が日本国内で「権力を監視」したことがあるだろうか? 権力ヨイショしかしていない。

 例えば「GPS捜査 最高裁の判断に疑義あり」がそれだ。

GPS捜査は特に集団窃盗や、銃器、薬物などの組織犯罪の摘発に有効だとされてきた。[中略]2020年の東京五輪を控え、治安対策は待ったなしの急務である。最高裁の判断を受け、警察庁は全国の警察に、GPS捜査を控えるよう通達を出した。早くも捜査員らは、その手足をしばられることになる。こうした事態を、一体、だれが喜ぶことになるのだろう。[改行・行あけは省略]


 ちなみに冒頭の閉め出し記事では産経は次のように述べている。「産経新聞も、中国総局長へのビザ発給が昨年9月まで3年以上凍結された。駐在記者への不審な尾行や取材妨害は日常茶飯事である。」

 つまり、産経は中国では不審な尾行を問題視する。だが、日本では令状なしのGPSログを認めており、治安対策のために必要と述べているのである。


■ 中国でも何の成果も上げていない

 そもそも、中国報道でも産経が独自取材で成果を挙げた例もない。

 それ以前に、産経の海外報道に独自性はまったくない。大体は通信社の記事転載である。たまにあるのは日本が喜ぶような記事であり、その後は雲散霧消するたぐいの記事だ。

 さらに、国内外問わず産経の記事はそこにないものに気づかない物が多い。大抵は発表されたものをベタに流して、自社あるいは読者のネトウヨ価値観でのコメントをつけるだけだ。

 その産経が中国が全人代を取材してどうにかなるか? 能力的な問題から何もできない。


■ 招待制は批判せず、招待されなかったことを恨む

 そもそも本来からして招待制の会見である。それに乗れるときは何も文句言わず、招待に呼ばれなかった時だけ文句をいう。記者クラブ制度のようなクローズな体制は認めるくせに、その体制に入れないことを恨むのはのは不覚悟なものだ。

 さらに、その中でもヨイショしかしない。国内でもアレ教育者の会見に「朝日はダメだ、産経はいないのか、産経は」といわれた。その立ち位置である。それでクローズド・ショップに入り込んで、それで権力を監視でございとはタイガイな主張である。






■ オマケ

 ちなみに、産経は日本国内で「[日本の]権力を監視する外国メディア」に反発している。例えば「イプシロンはICBM? 韓国紙 突出した反日報道 国内からも疑問の声」http://www.sankei.com/world/news/130828/wor1308280011-n1.htmlがそれ。

 日本特派員からの記事について産経は次のように述べている。
韓国メディアはここのところ日本の「軍国主義化」を強調、安倍晋三政権たたきを繰り返しているが、新型ロケットの開発目的まで歪曲(わいきょく)して伝える反日姿勢は突出


 自社による海外での現地政府の権力監視は正当でも、海外他社による日本政府の権力監視は反日呼ばわりしているということだ。なんとも都合の良い権力監視だということだよ
2017.03
14
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12:16
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 東芝の決算先送りのニュースだが、子会社そのものとしては売却されて自由になったほうがよいのではないかね。

 本体は日米同時破産しかないと言われている。今月の『世界』、細野裕二「東芝の債務超過による存続可能性」は、その点を明瞭に指摘している。

 報道を聞いてもカスみたいな会社なのだろう。まず自浄作用もない。その上、この期に及んで決心もできない。旧日本軍隊のようなものだ。ヒエラルキー構造の自己存続だけしかない。

 ならば、半導体事業や子会社は独立したほうが良いのではないか。アレな集団から離れられるため自由度が増えるし、儲けを吸い上げられることもないからだ。


■ 沈む東芝から逃げるチャンス

 人格としての子会社があるとすればそう考えるだろう。法人ではなく自然人としての立場を仮託すれば「あのマヌケ共も、取り柄だった金もなくなった。そろそろ離れたい」と考える。

 それのほうが社会のためになる。原発と心中し、あるいはその借金に縛り付けられるよりも、自由な経済活動に専念してもらう。オワコン原発のような外部負経済の塊とは違い、真に世に役に立つサービス製品を世に出し、製品雇用を増やし、設備投資をし、どうせ租税回避するだろうが多少なりとも納税してもらったほうがよい。

 記事であった優良六分野はそうではないか。半導体事業と五つの上場子会社、東芝テック、ニューフレアテクノロジー、東芝プラントシステム、芝浦メカトロニクス、西芝電機は、むしろ売却で縁切りしてもらったほうがよいようにみえる。



■ ニューフレアテクノロジーなんて空調屋かとね

 まー、どの会社が何処にあって何作ってるかなんて知らないけどね。たまに出る東芝テック、プラントシステム、芝浦メカトロニクスはともかく、後二者なんて東芝の一味とは全く思ってもいなかった。

 特にニューフレアテクノロジーなんて初めて聞いた。板橋あたりで毎日フレア加工してるエアコン屋のアレな二代目が、株式会社が安いときに「有限会社じゃ恥ずかしい」と名前変えたみたいな感じしかしない。

 まー、西芝は調べ物とか、展示会の電気推進で名前をみたことあるけど、東芝のパクリみたいな会社で島耕作あたりが私物化してそうな名前だとしか思わなかった。



*   細野裕二「東芝の債務超過による存続可能性」『世界』(岩波書店,2017.3)pp.33-42.
2017.03
14
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12:16
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 稲田さんが今日の議会で「天地神明に誓って」といっているのだが。ことこの期に及んで潔白を主張するなら靖国社の境内で盟神探湯やったらいいのではないかね。

 その主張が神道・神話に全肯定的なのだからそうすればよい。以前は憲法について「前文で書かれるべきは、日本という国が神話の時代から連綿と連なる歴史を保持し」と述べ、「建国記念の日を祝う呉市民の会」で講師しているくらいだから、真に「天地神明に誓」えるならそれもできるだろう。

 まあ盟神探湯といった古代習慣がいやなら、近世的な湯起請でもいい。神道原理主義の理事長と大臣、どっちかが嘘付いているのだから真ん中でお湯を沸かせて討論させればよろしいのではないかね。第三者の証言や物証がないことをいい出したら手を突っ込めとね。

 まー、神判だと両方とも火傷する場合もあるらしいけど。そのときには双方ともに蓑笠と杖一つだけ与えて沖鳥島に島流しで。あそこで住民が通常に生活できる、水を得て漁労耕作で生存できることが証明されれば、領土主張でも有利になるでしょう。
2017.03
13
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00:04
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 ネトウヨのポップの500円さんは、基地賛成派がカルトまみれなのはどう考えているのだろうか?

 沖縄の基地反対運動は旬だ。左派としてはそれに乗り遅れる訳にはいかない。何もしなければ支持組織の突き上げを食うからだ。

 これは過激派も同じだ。何もしなければ「何のためにカンパ集めているのか」と言われるだろう。だから、弱体化した組織でも参加する。

 そして、その影響力はさほどでもない。左右を横断した基地反対運動のマスに飲み込まれている。40年間力を削がれ続けた過激派は何もできない。


■ ネトウヨの好きな餌を知っている500円さん

 それを「重大事実判明」と500円さんはいう。
500円‏ @_500yen
和田政宗「沖縄基地反対運動に過激派が参加しているのか」

警備部長「沖縄基地反対派に極左の過激派が参加してます」

重大事実判明キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
#kokkai
https://twitter.com/_500yen/status/839666998879518721


 そういえば、支持者が喝采することを知っているからだ。

 彼らは基地反対は過激派だと思いこんでいる。これまでのネトウヨ言説により、自分でモノを考えない頭の悪い支持者は「基地反対運動=サヨク=過激派」と思い込んでいるからだ。

 だが、その認識は基地反対への広範な支持といった現実と衝突している。基地反対運動が広汎な県民運動であり、一種の民族運動の萌芽さえも見られる。事実として一般の県民が支持している。これは「過激派の運動」あるいは「中国人の侵略」といった「ユダヤ人の背後の一突き」認識では受け入れられないものだ。

 つまり、ネトウヨは過激派の存在やその影響力を渇望しているのである。

 そして500円さんは、そこに餌を入れれば馬鹿だから食いつくことを知っている。だから「重大事実判明キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」(500円)とやるわけだ。

 あとは、フラストレーションの解消としてネトウヨが勝手に矛盾を止揚するだろう。例えば「県民は過激派に扇動されて反基地運動をしている」「過激派によって県内2紙がコントロールされている」「中国の資金で過激派が県内工作をしている」そういったものだ。相矛盾する二つの要素、金髪巨乳好きと清楚な女子校生好きだから、両者を一緒に見たい。だから女子校での外人教師と生徒のレズもの夢想するようなものだ。


■ カルトには選択的盲目となるネトウヨ

 そして、基地賛成派のカルトには選択的盲目となる。沖縄でのイカタコ教団(仮称)活動がそこにあっても「それはない」といった振る舞いをしている。

 彼らの活動そのものは紹介する。手登根さんあたりの基地賛成、反・反基地運動、海兵隊ヨイショ、国難思想的な中国侵攻妄想といったものがそれだ。

 だが、その背後にイカタコ教団がいることは気づかないフリをしている。

 これは500円さんだけではない。和田政宗さんも同じだ。さらに、500円さん、和田さん、手登根さんの発言を引っ張るネトウヨも同じである。

 実際に彼らはそれを質問することはないし、その結果がでてもRTはしない。和田さんが「基地賛成・海兵隊ヨイショの背後にはイカタコ教団(仮称)が存在しているのか」と質問することはない。別の議員がそれを確認しても500円さんは絶対RTしないし、500円さんをRTするようなネトウヨは見てみぬフリをする。そういうことだ。

 なんにしても、都合の良い時だけの盲目であることだよ。

 まあ、便利な病気は保守派としての矜持も覚悟もないネトウヨ的なファッションファッショ右翼の伝統だけどね。URからお金貰った甘利大臣もそうだし、政治的に厳しくなるとお腹が痛くなる宰相もそれだった。
2017.03
12
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00:01
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 藤山哲人さんの「DC扇風機は省エネなのを実験してみた」の記事なのだが、風量を調べると称して風圧しか計っていない。

 「第14回:高級なDCモーター扇風機と、安いACモーター扇風機の違いは何?」がそれだ。


■ 計っているのは風圧だけ

 記事中で風量計測の方法として計測器を作っているが、これは風圧しか測定できない。
ここで簡単な風量計を作ってみた。
・ 子どもの学習教材の風力発電機。モーターが大きく極弱い風では発電できなかったので、モーターを取り替えてみる
・ 携帯やスマートフォンのバイブレーション用超小型モーターに取り替えて、微弱な風でも回る発電機に改造!
・ 羽にカウル(覆い)をつけて空気の抵抗を減らし、土台も作って風量計のできあがり
 この風量計で発電できた電圧をテスターで測れば、風量を数値化できる! 大きく息を思い切り吹いてみたところ、風量は「106」となった(単位は独自のもの)。


 結局は風力発電機の回転数だけ、この場合は電圧をはかっているだけ。そこから拾えるのは風圧だけだ。

 さらにいえば、この測定器はそのポイント限りの風圧しか測定できない。扇風機の風流は一様ではない。羽軸から離れればはなれるほど低くなる構造にある。この点、直線パイプの中に流れる水流とは違う。そこで1点での水圧=風圧を図ってもあまり意味はない。

 つまり記事で求めるべき風量はわかっていない。

 電気で言えば電力を図ろうとしているのに、電圧しか計っていないのだからそうなる。本来なら電流を併せて測って電力を計算するか、電力そのもの図るべきなのだがそれをしていない。

 風量を図るなら違うやり方をすべきだ。扇風機をダクトで覆って、一様の風にして離れた終末端での風圧を測定する、あるいは風車で錘を持ち上げさせるといったものだ。


■ もともと高効率

 結果、結論もおかしくなる。

 記事では、効率(電力量あたりの風量)は倍以上と結論つけている。

AC扇風機の強は47Wなのに対して、DCの最大風量8は、そのおよそ半分となる24Wしか食わない。しかも、風を弱くすればするほど省エネになり、中相当ではACモーターの37%、弱では24%の電力で同じ風量を送れるという結果だ。

 これまでの結果だけを見ると、「DC扇風機はAC扇風機よりも弱い風が出せる」ことに加えて、「DC扇風機はAC扇風機と同等の風を出しても、消費電力は半分程度」という、いいことづくめの結果となった。


 だが、これも実際のモータの効率からすれば怪訝である。もともとモータの効率は高い。悪いと言われる単相交流モータであっても電気を熱に変えているほどでもない。それをDCに変えてたところで2倍の差は出ない。実際にはインバータでの損失もあるので、その差はさほどのものとなるとは考えがたい。

 少なくとも「風を弱くすればするほど省エネになり、中相当ではACモーターの37%、弱では24%の電力で同じ風量を送れる」(藤山)とはならない。


■ 記事のDC扇風機はスイッチがプア

 もちろん、効率そのものはDC扇風機の方が高い。

 だが、そこに信頼性やコスト差を覆せるほどの優位であるかは怪しい。交流扇風機の単純な単相モータは壊れないし、壊れても2000円で新しい扇風機が買える。対して、DC扇風機はモータそのものは壊れないにせよ、回路が壊れれば終わる。電気代を回収できるのは10年後といった話はさておいてもそのような問題もある。

 もちろん極小電力なのでハンダが割れるようなことはない。

 しかしどうでもいい部品が壊れればオシマイとなる。記事で取り上げた扇風機だとスイッチがショボいように見える。そして壊れた時には何もできなくなるようにも見える。バラしてマイクロスイッチを交換すれば済む話だが、普通の家はそれをしないだろう。

 その点で、大げさなことをする割には結論に意味のない記事に見えるものだ。

 もちろん、DC扇風機そのものは買っても良い。「AC扇風機にはマネできないこの涼しい微風は、DC扇風機だけの特権」(藤山)は便利であって、音も静かなのも利点となるだろう。
2017.03
11
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13:28
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 中間線の向こうにあるガス田について、裁判をして勝てるだろうか?

 佐藤正久さんはガス田問題にご執心である。「中国の東シナ海での一方的なガス油田開発はもう阻止しなければならない」で「国による一方的な油田開発が続いて看過できない。」(佐藤)と述べている。それで、アレな支持者の歓心を買えるからだろう。

 その主張の中で国際司法裁判所を持ち出している。「国連海洋法条約に基づく国際仲裁裁判所への提訴を含め[中略]必要と意見する」(佐藤)がそれだ。これは支持者は訴訟で勝てると思い込んでいることを利用したものだ。もしかしたら、当のご本尊も勝てると思いこんでいるのかもしれない。


■ 国際裁判で負ける可能性大

 だが、裁判で勝てるかは怪しい。なぜなら、現地は日本主張の先にあり、日本資源のストローを証明しがたく、採掘実績のない日本は実損害を主張し難いからだ。

 ガス田は日本主張の中間線の向こうにある。日本が主張する領域の外である。その点で日本が負ける可能性が高い。そもそも訴訟そのものに利益があるかと言った点で取り上げられるかも怪しい。

 そして、日本側の利益が損なわれたかについての主張も難しい。まず中間線の向こうである。本来日本側に属する資源ということは難しい。地下ストロー効果についても、地面の下で繋がっている証拠を出せと言われると日本は窮する。日本はあのあたりの海底地質のデータを持っていない。以前は中国に「疑いを晴らすためにタダで見せろ」といったこともあるくらいだ。

 さらに、日本に現地ガス田商業開発の実績もない。地下でつながっているかどうかはともかく、実際に採掘してもいないガスについて日本は損害を言い立てられるだろうかも怪しい。使いもしない資源でゴチャゴチャいっても相手にもされない。


■ 負けた時、判決を受け入れるか

 実際には日本が負ける可能性が高い。具体的には「中国の採掘は合法的」あるいは「日本の訴えは妥当ではない」とされた場合がそれだ。

 その場合、佐藤さんやその支持者は判決を受け入れるか怪訝なものだ。自ら裁判を主張しながら、負ければ手のひらを返すだろう。「裁判所は中国の手羽先」「中国の不当な買収」「国際裁判に意味はない」と間違いなく言い出す。

 これは捕鯨問題の先例がある。日本では捕鯨支持派が日本に理ありと、勝てるような口を効いていた。だが、結果はボロ負けである。その後には裁判への悪口ばかりを言っていた。IWCでは不自然なる多数派ガーやら、非科学的といったものだ。

 そのあたり、少し先回りすればわかりそうなものだ。

 だが、佐藤さんはそのような発言をしている。好意的にみれば現実に訴訟にならないと多寡を括っているのだろう。だが、案外素朴に「正義の日本は絶対訴訟に勝つ」と信じているのかもしれない。彼は自衛隊のエリートのはずなんだがね。
2017.03
08
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16:30
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 野口裕之さんの記事は願望の吐露でしかない。「『核攻撃力を持った途端、金正恩は死ぬ』 米高官の警告直前の地中貫通核爆弾投下試験公表は斬首作戦の前触れか」はそれだ。

 野口さんは記事中で米国は限定攻撃による北朝鮮での核狩り、金正恩の首狩りを行うだろうとしている。

 だが、その根拠はあやふやなもの2つしかない。一つはプレッシャーをかけるためのブラフともいわれる国務省のダニエル・ラッセルの発言である。そして、もう一つは例によって「どの組織がおこなったか、どのようなモデルで行われたか」を示さないシミュレーションでしかない。


■ あるべき検討がない

 さらに、あるべき検討がない。限定攻撃を選択する上では、本来検討されるべき要素がある。

 だが、それが提示されていない点は不自然である。

 おそらく、シュミレーションとはその程度なのだろう。野口さんは「小欄[野口]が加わった安全保障関係者のシミュレーションでも、米軍が北朝鮮に仕掛ける攻撃の確率は驚異的な数字をはじき出した。」と述べている。


■ 核は狩り尽くせるか?

 まず、核が狩り尽くせるかについての検討はない。

 野口さんは核を含む限定攻撃を提示している。それで全ての核弾頭を覆滅する前提である。

 だが、核弾頭が分散・隠蔽・偽装された場合、対抗できるだろうか? 核と弾道弾10セットを、1セットづつ全国にバラマキ、洞窟や地下陣地、人道施設に収納し、さらにダミー100セットも同様に展開されれば、短期間に核を狩りつくることは厳しい。

 つまり、野口式限定攻撃は軍事技術面で厳しいと判断されるのである。


■ 日中韓露の同意が得られるか?

 また、周辺国の同意が得られるかについての検討がない。具体的には日中韓露である。さらに、国際社会との根回しができるかもない。

 限定攻撃であっても周辺国の同意なしにはできない。

 まず、中国やロシアが同意しない場合、米国は両国と敵対的関係に陥る。

 また外交のロジックとして米国の攻撃には韓国の同意も必要だ。建前上、北朝鮮は韓国未回収の領土である。そこでの大規模行動は韓国の同意を必要とするが、北朝鮮との大規模交戦は韓国の社会・経済に悪影響を与える。さらに、韓国はそれを判断できる政治状況にない。

 また、日本にしても同意するかわからない。核を狩り尽くせるか?、さらに中露韓が同意するか? といった疑問を抱くためだ。


■ 金正恩交代で北は好転するか?

 さらに、金正恩を除くことで北朝鮮が安定するかについての検討もない。

 そもそも、北朝鮮は指導者個人の思惑で動いているかどうかは疑問である。

 まず、核開発は祖業であり指導者の個人的判断で中止できるかは怪しい。辞められる太祖、正日が始めたもので、三代続いて行われている祖業である。

 また、新しい指導者が違う判断ができるかも怪しい。金正恩にしても、指導者としての役割演技をしているだけにも見える。軍や官僚機構により求められる独裁者としての役割を果たしているだけ、それら勢力の均衡点のなかでしか動けないとも見えるためだ。

 その点、金正恩を抹殺すれば四代目がいうことを聞くとは思えない。抹殺で状況が好転する見込みはないということだ。


■ 野口裕之の深夜のファミレス放談

 つまり野口さんの記事には全くの現実味がないということだ。次官補が、シミュレーションがといっているが、それがオプションとして成り立つかの検討は全て欠いている。アッキード事件、安倍小学校の目眩まし記事でしかない。

 安保関係者を強調したシミュレーションも、まずは深夜のファミレス放談と大差はないということだ。やってることは軍クラ大学生がファミレスであつまって、自分が事情通であることを誇る軍事シミュレーションレベルでしかない。まずはボンクラの所業である。


 まあ、深夜ファミレス駄話、アニメとか映画談義そのものは面白いけどね。でもそれは学生時分の話であり、今の商売でやるものじゃない。