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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
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2010.05
16
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15:04
Category : ミリタリー
Theme : 日記
Genre : 日記
 昔、PC-98用のシミュレーションゲーム「バトル:BATTLE」があった。1990年位のゲームだったと思う。太平洋の西側連合軍司令官になって、38度線を超え、樺太や北方領土から上がってくる東側連合軍を迎え撃つというゲーム。比較的単純なシステムのゲームだった。(太平洋戦記に近い、というかデザイナーが同じ)
 このゲーム、クライマックスはソ連艦隊の撃破。
 洋上の場合、まず、CVGの艦載機で攻撃、艦隊直衛機を掃討する。ついで、B52で飽和攻撃(約400発)、ついで日米のP3で飽和攻撃。最後に、日米水上行動部隊で止めを刺す。なお、日本のイージス艦は「はるかぜ」「ゆきかぜ」。
 沿岸域での対艦攻撃は、まず、F1もしくはFS-X(今のFー2)によるASM攻撃。次に使いやすいのが、表題のとおりT4による対艦攻撃。

 だけどもT4による対艦攻撃は、500ポンド爆弾を各機1発つんだ、間の抜けた通常爆撃。今から思えば、この点にリアリティのなさを感じる。だって、FCSのないT4で、航行中の艦艇をトスボミングするのは、難しいだろう。結局は、肉薄スキップボミングするしかない。
 でも、ソンナことをするのなら、T4にASMを1発つんで、概略方位に向けて発射した方がよほど効果が期待できる。日本では、F1やF2のような専用機にしかASMは積めないと考えられがちであるが、概略方位にあてずっぽうで発射するだけなら、ほとんどの機体はASMを搭載できる。どう考えても、T4でスキップボミングするよりは、あてずっぽうでASM発射した方が効果はあると思う。

 この点で、「バトル」でT4の対艦攻撃手段がスキップボミングするのは、ゲームにあるべきリアリティに欠けたものではなかったか、と今更ながら考えるものである。

(MIXIの日記 2006年06月21日 から一部手直しの上、転載)
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