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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2010.08
21
CM:31
TB:1
04:36
Category : ミリタリー
 JSF氏にツイッターで批評されているのだけれども。ツイッターの使い方がよくわからないのでここで反論。

(JSF氏)10式が火力・装甲・機動力の全てで90式を超えている事も理解していないようだし・・・
(反論)
 本土防衛をする上で、90式を質的に圧倒できるほどの進歩でもないでしょう。



(JSF氏)つーか今の歩兵は機械化されてるのに「C4Iがかつげるサイズになるまで待て」とか意味分からん。
(反論)
 多分、現物を読んでいないせい。
・ 普及しているレベルのC4ISRなら74式や90式にもレトロフィットできるだろう。
・ 防衛省が言うように、10式を開発しなければ収納できないようなレベルの高度装備だとすれば、
  それを積めるのは戦車だけだし、そんな装備の要求性能もハッキリしていないだろう。


(JSF氏)カナダ軍がアフガンで、レオ1じゃキツいからレオ2緊急調達したの知らんのかな?
(反論)
 海外派遣なら90式があるのでは?
・ 国内のゲリコマ対処にしても、ホントに所要が発生するのか。
  所要があったにせよ、それには74式ではダメなのか。「戦車があればよい」という話ではないのか?


 さらに言えば、上で批判された部分は瑣末事項ではないのか?
 仮に、相手の戦車が日本に揚がってくるとする。それ対して10式でなければ対応不可能という理由を挙げられていない。批評されるのならばそこが中核になるのではないだろうか。


--------------------------------以下 21日午前11時20分追記--------------------------------

(JSF氏)というか湿地じゃ戦車使えない脳の人にはフィンランドや朝鮮戦争の例をあげるだけで反論可能だったり。
(JSF氏)軍事研究 2008年 10月号「地盤の固い水田を戦車が通過する能力は、朝鮮戦争当時と同様に南ベトナムでも実証された。要するに水田、湿地及び河川は、その地盤が固ければ、戦車の通過が可能であった。」83ページ

(反論)
『関東地方警備地誌概説』には「水田は卑湿のため特車の通過を困難ならしめている」とある。ちなみに当時の特車は軽量なM24。戦車が物理的に通れるからといって、戦車の運用ができるとするのはJSF氏の短絡でしょう。他にも、施設科にも「氾濫泥濘化」という方法があったりする点も、湛水水田が地形障害として強力である点の証左。

 そもそも、日本にどれくらいの敵が攻めてくるのよ、っていう氏の見積が欲しいなあ。日本に着上陸かませるのはアメリカだけでしょう。それ以外の周辺国では、まず対日両用戦は無理だし、奇跡的に走行しても日本に大した数の戦車は揚げられないでしょう。戦車vs戦車の戦いはまず起きないでしょうねえ。


--------------------------------以下 21日午前11時40分追記--------------------------------

 神学部の先生に「神はいない」といってもダメなんだろうね。

 JSF氏は戦車崇拝教団の祭司であることを失念していた。
 神の実在を信じている人間に「神様はいない」といっても聞き入れようとはしないだろう。
神の実在について細々した例証を上げるか、無神論者お断りと斥けるしかない。
 それが、「ゲリコマ」とか「C4I」とか「水田」といった微細な例証であり、あるいは「戦車不要脳」といった、無神論者というレッテル貼りなのだろう。

 細かいことを言えば、「歴史的に戦車無用論は粉砕された」ようなことを言っているけど、それはヨーロッパとか中東の話。日本のような島国で戦車が必須であると肯定されたわけではない。日本の防衛に戦車が必須であるか否かはともかく少なくとも、離島なんかじゃ戦車が戦局を左右することもないでしょう。まあ、あれば有利だろうけれどもね。
 さらに、戦車不要脳なんて言われているけれども、別に私は戦車は否定していないし(まあM4でOKとか言っているけど)、新刊を読んでから批評してほしいなぁ。



--------------------------------以下 21日午後2時20分追記--------------------------------

(JSF氏)隅田金属さんはロシア海軍歩兵がT-55のみだと書いてたけど、T-80やT-72もちゃんと持ってるのになぁ。
(反論)
 問題点は、ソ連軍/ロシア軍揚陸の写真でT-72以降が出てこない点。
 80年代以降ソ連海軍歩兵のT-55は、T-80とT-72に更新されていることになっているのです。ただ、揚陸をやっている写真で出ているのはT-55+BTR。おそらくT-72以降は沿岸防衛用に使っているのではないか。

 あとは、ロシアの持つ渡洋侵攻能力は極めて限定されている。太平洋艦隊配属の揚陸艦を全部集めてもロプーチャ×3、アリゲータ×1。同時に運べる能力は、戦車50両+兵員900名になるが、これは港湾間輸送であって、軽くしなけりゃいけないビーチングではさらに減る。戦車以外にも装甲車やソフトスキン、工兵機材、兵員も海浜での作業要員が必要になる。おそらく自動車化狙撃兵大隊を増強して、戦車1個中隊をつけるのががいいところ。相手はのんびりビーチングで侵入してくる。相手がT-90であっても、海没なしで上がってきても10両チョイ。こっちが最新戦車でなければ対抗できないような話でもない。

 さらに言えば、太平洋艦隊の輸送艦はおそらく生地輸送に従事している。両用戦に回すとオホーツク海内部の海上輸送に障害を来すのではないか。


あとは「戦車不要脳」はJSF氏の発言では無かった由、これはこっちの事実誤認。ゴメンナサイだ。


--------------------------------以下 21日午後4時05分追記--------------------------------

 JSF氏、「支離滅裂」「隅田金属さんは此処から何もかもおかしい。」という話なんだが、そりゃこっちの新刊読まないで反論考えていればそうなろうというものでしょう。
 あと、周辺国の両用戦部隊の装備戦車の件、ミリタリーバランスの2010に準拠したから、多少は古いかもしれない。(ミリタリーバランスは、細かいところは間違っているけど、でも大勢はあっている、そういう本だからね)

 さらに言えば、JSF氏はロシア軍を念頭に置いているのだろうけれどもね。T-90が来るとしても、そもそも海没なしで上陸できるかも難しいでしょうけど、来ても10両程度でしょう。そのためだけに新戦車を整備するのは法外な出費じゃないの?

 まあ、「何が来るか」よりも「どれくらい来るか」を示して欲しいのだれどもね。ロシアの場合なら、私は海没なしで自動車化狙撃兵1個大隊程度と見ていますけど。


--------------------------------以下 21日午後4時05分追記--------------------------------

(JSF氏)中国海軍陸戦隊最新鋭水陸両用戦車「05式水陸両棲突撃車」。105mm戦車砲を搭載し、GP-2砲発射式対戦車ミサイルを用いて第二世代戦車をアウトレンジ可能。

(反 論)
 区々たる戦車の名前を挙げられても、「何両それが揚がってくるのさ」という話なんですよね。海没しなくても、水際地雷や地雷でオジャンとかね。さらに陸自の築城もね、大戦の艦砲射撃や爆撃にも耐えるような陣地を構築して待っているもの。諸外国の新鋭戦車は戦車戦の前に、陣地を踏み潰すので消耗するんじゃないですかね。


(JSF氏)ロシアや中国も揚陸艦をドンドン作っている。

(反 論)
 本当に日本に上陸戦を行うなら、倍にしても不足ではないの?
 さらに、日本の外洋戦力を、水上艦艇や潜水艦や哨戒機を排除できないでしょう。さらに近海になれば支援戦闘機がでてくるわけだしね。ぶっちゃけ揚陸艦を倍にしても、護衛する水上艦も増やさなければいけないし、艦砲射撃も航空支援も今の規模ではね、まあ上陸はできないでしょう。

 JSF氏は日本の海岸についたあとの話をしているのだろうけれども、私それ以前の話もしている。
「現実的に着上陸をかまされる可能性はあるのか?」について、イエス・ノーをハッキリしてもらいたいもの。

--------------------------------以下 21日午後17時15分追記--------------------------------
(JSF氏)隅田金属さんはマヂでそう思い込んでる。さっきから計算がおかしいもん。普通の民間船で揚陸戦が出来る事を理解していないの。

(反 論)
 逆に、民間船で敵前上陸という発想がスゴイと思う。
 大型商船ならば侵入泊地でLCMをおろして、ギャングウェイもしくは網で歩兵を移乗させてから上陸作戦というのはいつの時代の話なのか?そんなに上陸戦は悠長なものではないでしょう。小型漁船もねえ、歩兵を小隊ごと分割して、沖合で海に下ろすのもね。
 戦車はRORO船で運ぶつもりなのかね。港湾も、水深の深い専用岸壁を押さえないと無理なのに。
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2010.08
21
CM:0
TB:0
03:11
Category : ミリタリー
 「日本の防衛にとって戦車は拳銃のようなものであり、持っていればよい」という言葉を考えついたのだけれども。重いだけの拳銃ほど役に立たないわけでもないから、「自衛用火器」位なものかね。あるいは銃剣かね。
 それはともかく、随分前に書いた新戦車批判
http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-26.html

 なんか、ここから大量にアクセスがあったので何事かと。
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2010080600014.html?iref=webronza

 料金を払わないと子細は見えないので、どう説明されているのかが分からない。とはいえ、それだけのために700円も投じるのもなんなので、まあ肯定的に示してくれているのだろうと考えることにする。
 あとは、それに付随して、お叱りニュアンスからのアクセスもあったのだけれども。あれは「新戦車が必要」という思い込みからの怒りなんじゃないかとね。