Category : 昭和の新聞
90年代に、ロシアから電力を買う話があった。
ロシアは電力が余っている。水力発電が豊富なこともあるが、火力発電も相当の余裕がある。火力発電所は、セントラルヒーティングでの熱源供給も担っていた。コンビナートでの工業用の蒸気や工場・家庭への暖房用スチームを担っていた。
特に夏季に電力が余った。火力発電所の実態は、熱供給ステーションであり、発電はやもすると2次的な目的である。暖房需要がない夏には、発電余力が相当にある。
この余った電力を日本に輸出する話があった。日本の電力需要期にある夏に大電力を提供できる点は、メリットである。送電ロスも実用レベルに留まる。もともと、ロシアは直流超高圧送電の先進国である。
しかし、ロシアからの電力購入は拒否された。北海道電力の社長が、蛇口論を唱え、安全保証上も問題であると論陣を張っていた。蛇口論とは、ロシアが蛇口を閉めれば、日本は困るとする理屈である。
実態は、安い電力持って来られると困るってとこだったのだろうね。電力料金は高ければ高いほど利益が増える。そういう構造で、だから原発に力を入れていたわけだ。安い電力は大迷惑ということだ。
蛇口論とやらも、対策はあった。発電機と燃料備蓄があれば、蛇口を閉められてもすぐに対抗できる。発電機がガスタービンであれば、発停も自在である。もちろん、買電時には無駄な設備かもしれないが、維持するだけなら燃料代はかからない。大した投資でもない。
電力輸入を再検討してもいいのではないか。原発は再稼働するかどうかもわからない。仮に再稼働を決めたとしても、世論は原発を嫌っている。動かせても最低限となる。とはいえ、いつまでも火力だと燃料代とCO2がバカにならない。太陽光、風力、地熱発電も飛躍的に伸びるだろうけど、それだけで電力を賄うには10年20年かかりそうだ。それまでのつなぎで、電力輸入をやってもいいんじゃないの。
ロシアから電力は買える。ロシアには電力に余裕がある。向こうも火力発電をやっているが、電力だけ作る目的ではない。天然ガス買うよりも安いだろう。すでにロシアから電力買ってる中国とのとりあいになるかもしれないが。
ロシアは電力が余っている。水力発電が豊富なこともあるが、火力発電も相当の余裕がある。火力発電所は、セントラルヒーティングでの熱源供給も担っていた。コンビナートでの工業用の蒸気や工場・家庭への暖房用スチームを担っていた。
特に夏季に電力が余った。火力発電所の実態は、熱供給ステーションであり、発電はやもすると2次的な目的である。暖房需要がない夏には、発電余力が相当にある。
この余った電力を日本に輸出する話があった。日本の電力需要期にある夏に大電力を提供できる点は、メリットである。送電ロスも実用レベルに留まる。もともと、ロシアは直流超高圧送電の先進国である。
しかし、ロシアからの電力購入は拒否された。北海道電力の社長が、蛇口論を唱え、安全保証上も問題であると論陣を張っていた。蛇口論とは、ロシアが蛇口を閉めれば、日本は困るとする理屈である。
実態は、安い電力持って来られると困るってとこだったのだろうね。電力料金は高ければ高いほど利益が増える。そういう構造で、だから原発に力を入れていたわけだ。安い電力は大迷惑ということだ。
蛇口論とやらも、対策はあった。発電機と燃料備蓄があれば、蛇口を閉められてもすぐに対抗できる。発電機がガスタービンであれば、発停も自在である。もちろん、買電時には無駄な設備かもしれないが、維持するだけなら燃料代はかからない。大した投資でもない。
電力輸入を再検討してもいいのではないか。原発は再稼働するかどうかもわからない。仮に再稼働を決めたとしても、世論は原発を嫌っている。動かせても最低限となる。とはいえ、いつまでも火力だと燃料代とCO2がバカにならない。太陽光、風力、地熱発電も飛躍的に伸びるだろうけど、それだけで電力を賄うには10年20年かかりそうだ。それまでのつなぎで、電力輸入をやってもいいんじゃないの。
ロシアから電力は買える。ロシアには電力に余裕がある。向こうも火力発電をやっているが、電力だけ作る目的ではない。天然ガス買うよりも安いだろう。すでにロシアから電力買ってる中国とのとりあいになるかもしれないが。
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