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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2012.09
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13:00
Category : 有職故実
 自販機の勢いは70年代ではなかったか。当時は色々な自販機があった。飲料やタバコだけではなく、そば、ハンバーガー、カップラーメン、アイスクリーム、パン、週刊誌の販売機があった。

 日本そばの販売機は、今は見かけない。一応残っているようだが、身の回りにあるものではない。記憶では、カップを落として、電子レンジで温まったソバが落ちて…と捏造されていた。だが、実際には事前準備された丼に熱い汁を掛けるだけのものだった。

 ハンバーガーの自販機は、ベチャベチャしていて食えたものではなかった。昨日の天ぷらを電子レンジに入れたのと同じなのだろう。オーブンで焼けばいいのだろうが、時間がかかってしまう。待たせるわけにもいかないので電子レンジなのだろう。

 カップラーメンの自販機も見なくなった。カップヌードルがポコンと落ちてくるだけ。別にお湯の供給機構とフォークと割り箸が出せるようになっているだけだった。

 その他、アイスやパン、週刊誌の自販機があった。アイスは、サンプルが放射状に並べられていた。パンの販売機は駅でたまに見かける。ガラスの向こうにある実物が、スクリューで押し出されて落ちてくる仕組み。週刊誌の自販機は見なくなった。ものによっては、昼はフィルムで隠されており、夜、内部が点灯した時だけ見える仕組みになっているものもあった。

 このような自販機は、コンビニ登場とともに駆逐されていった。コンビニが24時間営業となると、品揃えや品質で太刀打ちできなくなったのだろう。今はタバコの自販機が駆逐されようとしている。タバコを子供に買わせない、その運動で将来が絶たれた。

 タバコ自販機はタスポで生き残ろうとした。だが、コンビニならタスポはいらない。そのうち、タバコ吸いもタスポを持たなくなった。タバコの自販機はいずれ滅びるのだろう。今、自動車の免許証や顔認証でも※ と努力している。だが、時代の流れには逆らえない。禁煙化と、未成年喫煙への締め付けに抵抗できるものでもない。



※ 早稲田鶴巻町で発見。
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