Category : ミリタリー
自衛艦隊司令部は、疎開させたほうがいいのではないか?
海自司令部は神奈川県に集中している。有事の攻撃もそうだが、自然災害に対して脆弱になっている。たしかに司令部施設は丈夫に作ってある。水と電気と冷暖房、最低限の無線通信・衛星通信は確保されている。だが、職員の集合や家族保護ほかで混乱は免れない。
海自司令部のうち、総司令部にあたる自衛艦隊司令部と、その隷下の護衛艦隊司令部は横須賀にある。自衛艦隊司令部隷下の航空集団司令部は厚木に置かれている。海自のメジャーな司令部のうち、3/4が神奈川県にあり、2/4が横須賀に所在している。
自衛艦隊司令部は昔の連合艦隊司令部にあたる。護衛艦隊と潜水艦隊、航空集団を統括する立場である。護艦隊司令部は水上艦を運用する。航空集団司令部は、主として固定翼航空機を運用する。
神奈川が激甚災害に遭った場合、これら3つの司令部も影響を受ける。施設は堅固に作ってあるが、一般的な通信網の維持、交通網の寸断による影響、家庭や生活環境悪化による職員の活動能力低下といった問題が起きる。
これでは、災害時での活動に障る。※ その上、災派を指揮する横須賀地方総監部、同様に航空作戦や輸送を行う厚木4空群司令部も影響を受ける。また、神奈川での激甚災害では東京市ヶ谷にある海幕オペも影響を受けることになる。海幕オペ、自艦隊司令部、護艦隊司令部、航空集団司令部、横監作戦室、4空群司令部が麻痺する事態となると、手のうちようがない。※※
少なくとも、自衛艦隊と護衛艦隊司令部は別の場所、どこか遠くにおいたほうがよい。自衛艦隊の艦艇運用をバックアップてきるのは護衛艦隊しかない。同じように護衛艦隊の艦艇運用をオーバーライドできるのは自衛艦隊しかない。自艦隊司令部、護衛艦隊司令部の機能が一緒に低下すると、海自の艦艇運用は相当に麻痺することになる。
また航空集団司令部も、自衛艦隊での航空運用と心中させるべきではない。自衛艦隊司令部と航空集団司令部は別の場所とすべきである。
ただし、横須賀と厚木に置く理由もある。米軍との折衝、あるいは馴れ合いでの親密化がそれだ。各司令部はそのため横須賀と厚木に所在している。
その点を考慮すれば、まずは自衛艦隊司令部だけ奥地に疎開させるべきだ。津波や司令部抗堪化に耐えられる台地や山の中あたり。そして、東京や横須賀・厚木米軍との連絡があるだろうから、鉄道や高速道路で東京まで1-2時間程度といったあたり。高崎や秩父、つくばあたりに移転させておいたほうがよい。
実際には、米軍と仲良くする、また調整する必要から、護衛艦隊司令部と航空集団司令部はそのままにせざるを得ないだろう。ただし、護衛艦隊司令部は予備を呉あたりに作って置いてもいい。呉監を護衛艦隊司令部のバックアップをできるようにしておいてもいい。航空集団司令部については、柏にある教育航空集団司令部にバックアップ機能を振っておいてもいいのではないか。※※※
※ ちなみに潜水艦隊司令部は、潜水艦作戦の秘密保全のための司令部のようなものである。災害派遣等では一番アテにならない。
※※ 仮に第1護衛隊群が洋上にいても、あくまで艦艇部隊司令部である。災派や輸送、医療についての調整機能は期待できない。※
※※※ 横監の機能のバックアップをどうするかが一番の問題かもしれない。自艦隊司令部を田舎に飛ばすなら、その隣にバックアップ作っておいてもいい。
海自司令部は神奈川県に集中している。有事の攻撃もそうだが、自然災害に対して脆弱になっている。たしかに司令部施設は丈夫に作ってある。水と電気と冷暖房、最低限の無線通信・衛星通信は確保されている。だが、職員の集合や家族保護ほかで混乱は免れない。
海自司令部のうち、総司令部にあたる自衛艦隊司令部と、その隷下の護衛艦隊司令部は横須賀にある。自衛艦隊司令部隷下の航空集団司令部は厚木に置かれている。海自のメジャーな司令部のうち、3/4が神奈川県にあり、2/4が横須賀に所在している。
自衛艦隊司令部は昔の連合艦隊司令部にあたる。護衛艦隊と潜水艦隊、航空集団を統括する立場である。護艦隊司令部は水上艦を運用する。航空集団司令部は、主として固定翼航空機を運用する。
神奈川が激甚災害に遭った場合、これら3つの司令部も影響を受ける。施設は堅固に作ってあるが、一般的な通信網の維持、交通網の寸断による影響、家庭や生活環境悪化による職員の活動能力低下といった問題が起きる。
これでは、災害時での活動に障る。※ その上、災派を指揮する横須賀地方総監部、同様に航空作戦や輸送を行う厚木4空群司令部も影響を受ける。また、神奈川での激甚災害では東京市ヶ谷にある海幕オペも影響を受けることになる。海幕オペ、自艦隊司令部、護艦隊司令部、航空集団司令部、横監作戦室、4空群司令部が麻痺する事態となると、手のうちようがない。※※
少なくとも、自衛艦隊と護衛艦隊司令部は別の場所、どこか遠くにおいたほうがよい。自衛艦隊の艦艇運用をバックアップてきるのは護衛艦隊しかない。同じように護衛艦隊の艦艇運用をオーバーライドできるのは自衛艦隊しかない。自艦隊司令部、護衛艦隊司令部の機能が一緒に低下すると、海自の艦艇運用は相当に麻痺することになる。
また航空集団司令部も、自衛艦隊での航空運用と心中させるべきではない。自衛艦隊司令部と航空集団司令部は別の場所とすべきである。
ただし、横須賀と厚木に置く理由もある。米軍との折衝、あるいは馴れ合いでの親密化がそれだ。各司令部はそのため横須賀と厚木に所在している。
その点を考慮すれば、まずは自衛艦隊司令部だけ奥地に疎開させるべきだ。津波や司令部抗堪化に耐えられる台地や山の中あたり。そして、東京や横須賀・厚木米軍との連絡があるだろうから、鉄道や高速道路で東京まで1-2時間程度といったあたり。高崎や秩父、つくばあたりに移転させておいたほうがよい。
実際には、米軍と仲良くする、また調整する必要から、護衛艦隊司令部と航空集団司令部はそのままにせざるを得ないだろう。ただし、護衛艦隊司令部は予備を呉あたりに作って置いてもいい。呉監を護衛艦隊司令部のバックアップをできるようにしておいてもいい。航空集団司令部については、柏にある教育航空集団司令部にバックアップ機能を振っておいてもいいのではないか。※※※
※ ちなみに潜水艦隊司令部は、潜水艦作戦の秘密保全のための司令部のようなものである。災害派遣等では一番アテにならない。
※※ 仮に第1護衛隊群が洋上にいても、あくまで艦艇部隊司令部である。災派や輸送、医療についての調整機能は期待できない。※
※※※ 横監の機能のバックアップをどうするかが一番の問題かもしれない。自艦隊司令部を田舎に飛ばすなら、その隣にバックアップ作っておいてもいい。
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