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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.06
08
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12:00
Category : ミリタリー
 2005年位の一術校での話。立入検査課程だかが、夜の9時45分あたりに軍人勅諭を馬鹿みたいに大声で唱和していた。その時は一術校への付発令だったので、学生隊舎に入れず、敷地内にある官舎扱いの古鷹寮に住んでいたのだがね。夜に戻る中途によく聞いたよ。時間的には候補生学校で、これまたマヌケに五省をガナる時間と同じなんだがねえ。アレ、みんなで怒鳴らなければならないという、指導、あるはヤル気見せの結果だろう。

 だいたい、決別したはずの旧軍の悪いとこを強調する結果になると思わなかったのかね。普通は、まともな奴が「外にバレたら面倒なことになる」とか抑えるものだが。

 立検は、行った本人はその気になるが、見ている方は「なんだかな」という印象だった。幹部課程にいったヤツの言動を見ると、一種の精神教育なのか、やたらとやる気に溢れ、朝鮮語だかで「手を挙げろ」みたいな言葉を覚えたと連発するんだがねえ。詳しく話を聞くと…という感じだった。

 特警とはぜんぜん違う印象がある。まず、特警行ったヤツはあまり誇らない。幹部と海曹両方をみたが、体力の誇示はともかく、精神性や仕事の中身については、そのあたりは大人しいもんだった。殺人事件の前だからブイブイ言っていた時期だがね。まあ、海曹の給料をみると、手当は潜水艦並み、ボーナスは常にS判定。だから、大事にされていることは自分たちでもよく分かっている。無理に仕事の価値を見せつける必要もないのかもしれない。

 いつも思うのは、暇なところが精神主義に走る。忙しい職域・職場は、仕事に追いまくられてそんなことはしない。それが暇な職域・職場は、アレ幹部やアレ先任が精神主義を始める。だが、もともとモノを考えないものだから、右派の本あたりを丸パクリしたようなことを強要するのを見てゲンナリする。まあ、幹部候補生学校の五省もその伝だろう。あんなの唱和してどうするのかと思うよ。空虚な文言を怒鳴るなら、大声で法令だの公式だの怒鳴って覚えたほうがよほど役に足つ。

 一番どうしようもない精神主義は、残業強要かね。いや、幹部が仕事に追われて残業するなら仕方がない。しかし、どうでもいい○○安全週間だの、だれも興味を持たない報告でアピールしようと職場がらみで年間連日無駄残業しているとこを見たことがある。その残業のために、3曹なりたてをお茶くみ・コピー係で夜10時まで拘束しているのを見た時には、暇な職場はどうしようもないと思ったよ。
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