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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.06
21
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12:00
Category : ミリタリー
 高い開発費を突っ込んでC-2を作っているけど、何機作るのかね。

 C-2はC-1を代替する機体となっている。C-1は25機あるが、同数は完全に更新できない。単価が高いこともあるが、必要もそれほどないからだ。

 空自には25機もC-2は要らない。長距離・大量輸送には向いているかもしれない。だが、普段使い用には大きすぎて使い難い。内地での定期便等に使うにしても効率が悪すぎる。

 C-2は、C-1がやっていた普段使い用には大きすぎる。雑用には燃料代が相当かさむ。機体空重量は、C-1は20tだったが、C-2は60tある。飛行距離と搭載量の組み合わせがあるのでなんとも言いがたいが、燃費が悪いことは間違いない。多少、エンジン効率は上がったとしても、3倍の重さの機体を動かすには、必要な燃料もそれなりに増加する。

 内地での使い勝手も悪い。C-1をC-2にすると、短距離・軽量の輸送は相当に非効率になる。5tの貨物を運ぶのに60tの機体を使うこともない。内地にある自衛隊飛行場間での輸送需要は大したものではない。C-1にしても、満載で飛ぶこともない。ざっとだが、5tで500kmみたいな輸送がメインになる。それ以上の重さを、空輸でまとめて運ぶような需要もあまりない。

 特にC-1がやっていた空挺訓練は、C-2には全く向いていない。入間のC-1を柏まで回して、空挺を乗っけて、習志野で荷物を落とし、入間にもどるような訓練をしている。そういう任務には向かない。仮にC-1で2機分をC-2では1機にできても、割は合わないだろう。

 C-1がやっていた内地での雑用的な仕事は、C-2には回ってこない。定期便等や空挺の訓練は、C-1退役後はC-130でやる事になる。C-2にはその分、仕事もなくなる。

 それ以外の仕事も、C-2になって搭載量が増えることもあるので、C-1よりもヨリ少ない機体数で可能になる。極端な話、C-1で5機分の仕事が1機で済むという話になれば、「C-1代替だけど、25機分はC-2を5機でヨクネ?」という話にもなる。

 さて、C-2は何機つくるのだろうか。中期防では「10機作ってもいいかもね」といっていた。だが、肝腎の実物が遅れており、最終的に幾らになるのか分からない。同じ状況にあり、ヨリ金食い虫になるだろうF-35との兼ね合いもある。10機行かないで終わる可能性もあるのではないかね。

 戦略輸送的な分にしても、10機はいらないんじゃないのかね。イラクやアフガンに手を出した英国も、C-17は8機で済ませている。日本はとりあえず手を出しているところはない。もちろん、国際貢献や、硫黄島への輸送、有事に空自がやる基地転換用に、C-2クラスの機体はまとまった数は必要かもしれない。とはいえ、英国のC-17よりも少なくて済むだろう。所要から行っても、5・6機で済んじゃうんじゃないかな。



※ まあ、量産機作って火傷する前に、今からでもC-17買ったほうがいいんじゃないのかねと思うよ。P-1・C-2とも、「国産したい病」の結果できたものであって、別にC-2である必要もなかった。どうせ数作るものでもない。P-8とC-17にしとけば、開発費もリスクも節約できたんじゃないのかね。
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