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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.07
09
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TB:0
12:49
Category : ナショナリズム
 防衛白書が閣議了承された。日本が中国との対立ベースにあることを強調したものらしい。実際に、中国との摩擦は高まっているので、嘘をついているわけでもない。だが、従来表現から急にヒートアップしたのは、今の内閣の、対外強硬策で支持層に阿っているアレに見えて仕方ない。防衛省としては、お金やオモチャが増えるので省の利益になるので歓迎なんだろうけどね。

 その防衛白書で、尖閣諸島での領海進入を「不測の事態を招きかねない危険な行動を伴うものがあ」るとしているらしい。ラジオのニュースでも聞いたのだが、産経のネット版でもそのように報道されている。
白書は、[尖閣諸島での]公船の領海侵入[ママ]など中国の挑発活動を列挙し、「不測の事態を招きかねない危険な行動を伴うものがあり、極めて遺憾だ」と強く非難。
   「中国の挑発活動列挙、規範順守強く要求 防衛白書、同盟軸に国防強化」『MSN産経ニュース』(産経新聞,2013.7.9)
   http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130709/plc13070910050004-n1.htm

 しかし、それは日本側が尖閣問題をこじらせた結果なのではないか。事の濫觴は、2010年に漁船を捕まえて船長を起訴したことにある。日本にとって魚釣島が日本領であることは自明であるように、中国にとって釣魚台が中国領であることは自明である。阿吽の呼吸でによる黙契か、秘密協定によるかはともかく、互いにその辺りは触れないようにして誤魔化していた。

 日本は尖閣を実効支配しているが、それを言うと揉める。だから尖閣に入ってきた中国船や中国人は、退去させて済ませていた。

 しかし、船長起訴は、日本実効支配を公言し、しかも実効支配を積み上げる行為である。それをやられれば、中国側も尖閣は中国領であることを、行動で示さざるを得ない。自国船を釣魚台に尖閣に送り込んで、日本公船の中国領海侵入を防がなければならない

 さて、尖閣諸島での中国公船について「不測の事態を招きかねない危険な行動を伴う」と評するのは妥当なのかね。日本が領海と主張する海面に、中国が公船が送り込む理由はそれなりにある。その経緯も、日本側が暗黙の約束を破ったからでもある。

 しかも、送り込んできたのは政府公船、政府航空機である。軍艦ではない。日本側巡視船に体当りしたり、砲(ないけどね)を向けたりもしていない。大陸からの、中国版ネトウヨを乗っけた民間抗議船の類の行動は差し止めている。別体制の香港にも圧力をかけてもいる。※

 中国側はむしろ抑制的な行動に出ている。日本が巡視船でパトロールをすれば、中国も公船でパトロールをする。日本巡視船が穏当な対応をとる限り、中国巡視船も穏当な対応を取る。尖閣ゲームのルールを守っているとも言える。(まあ、南京事件の日に飛行機を飛ばしたけどね) 「不測の事態を招きかねない危険な行動」には見えないのである。漁船で行って、海に飛び込んで泳いで上陸するような愛国者面を止められなかった日本のほうが、抑制が足りないようにも見える。

 もちろん、日本にも立場があるので、オフィシャルにはそのように言わなければならない。特に、中国側の声高な主張に対抗するには、日本政府もそう言わなければならない。外交的な言辞というのはそういうものなのだろうが、声高ではあるが、実態は抑制的な方に「オマエのやってることは国際平和に害をなす」というのは、嫌なものである。内心でそうは思わずとも、そう言わなければならないことが一番嫌らしいものだ。



※ たとえば香港の出方に注目した記事もある。時事通信のhttp://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2013070600192がそれだ。
  しかし、そこにないものに気づく必要もある。香港や台湾にあって、大陸本土発の民間抗議船がないことにも気づくべきではないか。



 まあ、お昼休みの時間中に間に合うようにと頑張って書いたものなので、誤字脱字は御勘弁。
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2013.07
09
CM:0
TB:0
12:00
Category : 未分類
 夏コミ用パンフが出来たよ。まあ、折るのと切るのがメンドイので、先行製作ということです。いや、折り終わったのに喜んで、普段は一滴も口にしないお酒を飲んだよ。やまや行って、333の355mlと氷を買って、ロックで飲んだら直ぐに酔っ払った。己のことながら、経済的な体質だと思うよ。

2013のパンフ

 パンフの中身は、USMは衰退しました、といった内容。表紙の写真はMBDAから使用許可貰ったエグゾゼの写真。結構、雑誌で見たり、ネットでも転がっているのだけどねえ。権利者に許可はとらないといけない。中身は、USMが如何に使い難いか、威力で劣り、使い勝手が悪いかを説明している。

 ただ、読みかえしたときに、ロシアが作っている新型原潜のこと忘れてた。「ロシアも発射セル方式は諦めた。オスカーⅡ以降、新造艦には載せていない」と書いたけど、ヤーセン級に積んでいる。まあ、いつ配備されるかわかったものでもないし、2隻目以降もいつできるか、ホントに完成するのか分かったものでもないからいいか。

 2020年にオスカーⅡが退役すれば、VLS発射方式の対艦ミサイルは、2隻目、3隻目ができるか怪しいヤーセン級だけになる。戦力としては誤差レベルだから、大局的にみれば記述は間違えてもいないわけだしね。

 そのヤーセンも、対艦型ではなく、陸地攻撃型を積むんじゃないのかね。ロシア潜水艦はいまさら米空母に飽和攻撃する時代でもない。それなら対水上戦には魚雷を使う。対艦ミサイルは使い道もない。そのセルも、地上攻撃型を積んだほうが使い勝手も良くなるだろうよ。