Category : ミリタリー
海自の海外活動が増えた。航空部隊も艦艇部隊も、インド洋やらアデン湾やらに進出するご時世である。アデンには、航空基地を間借りするに至った。撤退するときにはジプチに呉れてやる約束だが、海自が建物ほかも建てている。
しかし、将来的には、整った基地が借りられないこともあるのではないか。また、拝み倒して海外に土地や良湾を貸してもらえても、飛行場や港湾施設がなかったり、貧弱だったりする可能性もあるだろう。
その時に備えて、特設部隊を準備したほうがいい。予め必要な部隊をパッケージにして、準備しておいたほうが捗るのではないか。飛行場に展開する航空基地隊なら、拡張能力をもった土木部隊と、航空管制部隊と、ある程度の整備・補給部隊、給養・衛生部隊、通信部隊を準備しておく。港湾に展開する基地隊なら、燃料・弾薬・食料と、電気・蒸気・清水を提供できる母艦と、現地で使うタグ・水船・警戒艇、必要に応じてアンカー付きの係留ブイ投入能力といったものを作っておく。何かあれば、一気に展開する仕組みである。
普段から専門部隊を養う必要はない。
航空基地隊なら、各基地に派出要員を指定しておけばよい。機動施設隊(八戸)で適当な隊を指定しておく。管制と通信部隊は、航空管制隊(厚木)に、器材集積と、人員の派出部署を作らせておく。整備・補給部隊、給養・衛生、は、母隊の列線の他に、人出に余裕のある八戸・厚木の整補と、航空衛生隊に、器材集積と人員指定だけをしておけばよい。
基地隊も同じで、横須賀・呉あたりで要員を指定すればよい。総監部、艦補処、警備隊で予め人員指定しておけばそれで済む。器材は全部母艦に積んでおけば良い。中古商船で充分で、横須賀・呉に2隻も作っておいて、最低限の保安要員だけを配置して、タグほかは搭載可能しておけば済む。
役に立つのは、海外派遣だけではない。南西諸島あたりでキナ臭いことになっても、宮古島や石垣島、奄美大島あたりに航空/艦艇基地があれば相当に便利になる。災害派遣でも、災害で破壊された地域や、もともと空港や港湾が貧弱な地域での展開にも役に立つだろう。
…とまあ、CS試験の自由論述で出した中身のリサイクルだけどね。この手の内容で、図版や概念図を入れると早く書き上がった。さっさと直帰できるので、受験3回ともこれで出した。CSは、受かる受からないの試験ではない。行きたいか行きたくないかの試験で、別に難しくないので、行きたいならだいたい行かせてくれる。己は行く気もなかったので、毎回そんなものだった。
海自でCSはそれほど希望者はいない。だいたい、CS行って順位さげて、定年ギリまで1佐がこない人もいた。立派で優秀な人だったが「昇任考えたら、行かないほうが良かったね」と笑っていたよ。そういう話があるので、CSに行きたがらない人も多い。CS行って変な順番付けされると味噌付けられる。別に将官になるのにCS行かなきゃいけないわけでもない。興味ふかい話としては、CS行くより、統幕学校行ったほうが箔がつくからいい。だからCSに行かないという人がいた。ただ、その人は統幕学校で田母神精神を受容して帰ってきて、アチャーだったよ。※
そんなCSだから、行くのは難しくない。己は、CSよりも部外大学院に行って、腰据えて資料読みたかったので無給休業(現役のまま自由行動できる)とったのだがね。無給休業を諦めさせたい海幕人事課に「CSに行きたいのなら相談に乗ってやるから、大学院諦めろ」と言われた程度である、CSの重さはその程度に過ぎない。まあ人事課がCSの合格者を決めるのだから、相談も何もない話だと思ったよ。
※ この手の話をSNSでしたら、1期下相当の陸2佐ドノ(もちろん1課程、己は2課程)にイキナリ関係を切られたよ。CGS出ているエリート殿だから、軽く見られたと思って怒ったのかね。別にCGSもCSも馬鹿にしていたわけでもないのだが。
そいやその人「北海道の兵隊って、部外と調整するとき官尊民卑ベースだよね」って言葉でも怒っていた。当時北海道の部隊長していて、俺の部下を非難するのかと言っていたが。全体的な傾向の話で怒っても仕方がないのだけどね。
しかし、将来的には、整った基地が借りられないこともあるのではないか。また、拝み倒して海外に土地や良湾を貸してもらえても、飛行場や港湾施設がなかったり、貧弱だったりする可能性もあるだろう。
その時に備えて、特設部隊を準備したほうがいい。予め必要な部隊をパッケージにして、準備しておいたほうが捗るのではないか。飛行場に展開する航空基地隊なら、拡張能力をもった土木部隊と、航空管制部隊と、ある程度の整備・補給部隊、給養・衛生部隊、通信部隊を準備しておく。港湾に展開する基地隊なら、燃料・弾薬・食料と、電気・蒸気・清水を提供できる母艦と、現地で使うタグ・水船・警戒艇、必要に応じてアンカー付きの係留ブイ投入能力といったものを作っておく。何かあれば、一気に展開する仕組みである。
普段から専門部隊を養う必要はない。
航空基地隊なら、各基地に派出要員を指定しておけばよい。機動施設隊(八戸)で適当な隊を指定しておく。管制と通信部隊は、航空管制隊(厚木)に、器材集積と、人員の派出部署を作らせておく。整備・補給部隊、給養・衛生、は、母隊の列線の他に、人出に余裕のある八戸・厚木の整補と、航空衛生隊に、器材集積と人員指定だけをしておけばよい。
基地隊も同じで、横須賀・呉あたりで要員を指定すればよい。総監部、艦補処、警備隊で予め人員指定しておけばそれで済む。器材は全部母艦に積んでおけば良い。中古商船で充分で、横須賀・呉に2隻も作っておいて、最低限の保安要員だけを配置して、タグほかは搭載可能しておけば済む。
役に立つのは、海外派遣だけではない。南西諸島あたりでキナ臭いことになっても、宮古島や石垣島、奄美大島あたりに航空/艦艇基地があれば相当に便利になる。災害派遣でも、災害で破壊された地域や、もともと空港や港湾が貧弱な地域での展開にも役に立つだろう。
…とまあ、CS試験の自由論述で出した中身のリサイクルだけどね。この手の内容で、図版や概念図を入れると早く書き上がった。さっさと直帰できるので、受験3回ともこれで出した。CSは、受かる受からないの試験ではない。行きたいか行きたくないかの試験で、別に難しくないので、行きたいならだいたい行かせてくれる。己は行く気もなかったので、毎回そんなものだった。
海自でCSはそれほど希望者はいない。だいたい、CS行って順位さげて、定年ギリまで1佐がこない人もいた。立派で優秀な人だったが「昇任考えたら、行かないほうが良かったね」と笑っていたよ。そういう話があるので、CSに行きたがらない人も多い。CS行って変な順番付けされると味噌付けられる。別に将官になるのにCS行かなきゃいけないわけでもない。興味ふかい話としては、CS行くより、統幕学校行ったほうが箔がつくからいい。だからCSに行かないという人がいた。ただ、その人は統幕学校で田母神精神を受容して帰ってきて、アチャーだったよ。※
そんなCSだから、行くのは難しくない。己は、CSよりも部外大学院に行って、腰据えて資料読みたかったので無給休業(現役のまま自由行動できる)とったのだがね。無給休業を諦めさせたい海幕人事課に「CSに行きたいのなら相談に乗ってやるから、大学院諦めろ」と言われた程度である、CSの重さはその程度に過ぎない。まあ人事課がCSの合格者を決めるのだから、相談も何もない話だと思ったよ。
※ この手の話をSNSでしたら、1期下相当の陸2佐ドノ(もちろん1課程、己は2課程)にイキナリ関係を切られたよ。CGS出ているエリート殿だから、軽く見られたと思って怒ったのかね。別にCGSもCSも馬鹿にしていたわけでもないのだが。
そいやその人「北海道の兵隊って、部外と調整するとき官尊民卑ベースだよね」って言葉でも怒っていた。当時北海道の部隊長していて、俺の部下を非難するのかと言っていたが。全体的な傾向の話で怒っても仕方がないのだけどね。
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