Category : ミリタリー
「海上自衛隊:新型護衛艦は『いずも』横浜で進水式」http://mainichi.jp/select/news/20130807k0000m040089000c.htmlだけどね。「広島原爆の日に[進水]式を開いたことに海自は『大潮で大安の日を選んだ結果』と説明」というのも取ってつけた理由だろうよ。
進水は、まず工程表に従う。前倒しが難しいのと同様に、後送りもできない。ドックを長く占有するのは損失に繋がるためだ。
ただし、フネがフネなので騒がれたくない。お祝いしてもらうならまだしも「これ空母なんじゃない」※とか「建造費が幾らで」みたいな話はなるべくお断りしたい。そのためには目立たない日にするのが一番である。
そうなると、8月6日じゃないのかね。8月には、6、9、15日間がある。間違いなくその日には、進水式はトップニュースにならない。
ただ、15日は避けたほうが安牌である。一連の終戦関係ニュースに関連付けられる可能性がある。
残り6日、9日であれば、前者になるだろう。6日にやる広島原爆の記念式典は、その夏最初であるため、長崎よりも脚光を浴びる傾向にある。その分、進水式のニュースが無難に扱われる可能性が高いからだ。
海幕もそれくらいは考えるだろう。逆に、その日にする理由なんて後付である。進水も、ドックに注水するだけの話である。昔みたいに船台で滑りおろすわけでもない。大潮はあまり関係ない。大安も、6日の広島忌を見てみたら大安だっただけの話だ。
まあ、工程表と進捗を見て、総務あたりと詰めて、面倒起きないように原爆忌にやってしまおうと決めた話だろう。行事の計画線表に載せて決済もらうときにも、その辺りは、口頭でしか言わない。メールはともかく記録なんかとらない。だから、回顧録かなんかで書いてくれないとわからない話だけどさ。
※ 空母が欲しくて空母みたいに作っているから空母でいいんじゃないのかね。「おおすみ」から「いせ」に至るまで昔「国民の目を慣らさないとね」という話があったともいうし。まあ、対抗心もった中国が空母建造に金を費消してくれればそれでいいんじゃないのかね。
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