Category : ミリタリー
艦船用ボイラでの断熱性確保は大した問題ではない。しかし、へぼ担当さんはいつもの習性で、自分を大きく見せるために重篤な問題であるように語っている。艦船用ボイラについて「基本的にある程度の断熱の上で冷却しないと、ボイラー外部が悲惨なことに。」という発言がそれだ。
へぼ担当さんは、石綿をロストテクノロジーとして、なければ蒸気艦で高速発揮は難しくなると述べている。へぼ担当さん自身がまとめたTOGETHER「ボイラー断熱材あれこれ」でそのように述べている。「アスベストは本当に理想的だったのですが、ノンアスは本当に大変です。」がそれであたる。
ちなみに、話の発端も、アスベストを使わないから速度が上がらないというもの。インドが空母に断熱材としてアスベストを使わせなかったので、速度要求を満たすことが難しく、納期が伸びたというものである。これも、アスベストを使わないと高速艦艇はできないというロシア側言い分をそのまま鵜呑みにしたツイートが発端であるが、へぼ担当さんの発言でないので置いておく。
しかし、アスベストを使わなければ高速発揮できないとするのは、明確な誤りである。海自の「しらね」や「くらま」は高速発揮できないというのだろうか。海自は、アスベストを使わずとも蒸気艦で高速を発揮している。
へぼ担当さんは、アスベスト不使用である海自DDHの例を全く知らないのだろう。自賛のために纏めたTOGETHER「ボイラー断熱材あれこれ」で「ロストテクノロジーは本体だけではなく、むしろ周辺技術の方に有ることが少なくありません。それに気づくことが出来るか、現場第一線の真価が問われるかと。」と頭括している。蒸気艦による高速発揮という「ロストテクノロジー」を復活させるためには、アスベストが必要だとへぼ担当さんは示唆している。
そもそも、艦艇用ボイラで断熱材は致命的な問題ではない。「基本的にある程度の断熱の上で冷却しないと、ボイラー外部が悲惨なことに。」と述べているが、別に悲惨なことにもならない。高温部を無理に高断熱を確保しなくとも、ガスタービンのように空隙に外気を導入して空冷すればよい。そもそも、機関室自体が不断に送風機で外気を入れており、熱気を外に捨て冷やしている。
たしかに高温部に断熱材は巻くものの、それで熱気を遮断するつもりはあまりない。缶や配管については、目的は保温であり、圧力低下を防止して経済性を上げること、あるいは高熱による火傷や火災防止が目的である。機関室は60度ちかくなったものの、実際の冷却は通風で済んでおり、極端な断熱性は必要とされない。また、仮に、外気導入・排出で冷やしきしれなくとも、艦船の周囲には冷却材となる海水はいくらでもある。実際に、艦艇で高温を嫌う器材は海水や海に熱を捨てるクーラーで冷やしている。
また、断熱材に熱がかかっても大して危険ではない。へぼ担当さんその点で誤っている。「その保温性能が故に保温材内面と外面との温度差がものすごいことになり、それだけで極めて強烈な応力がかかることになる。」と述べているが、これは誤りである。圧力は保温材で保持しているわけではない。圧力を保持する圧力容器は断熱材に包まれており一様な温度となる。「保温材内面と外面との温度差がものすごいことにな」って「極めて強烈な応力が」かかっても、保温材が動くか、変形するだけの話にすぎない。もちろん、それで何か重篤な問題が起きるわけでもない。
しかも、艦艇用ボイラは基本低圧であり、それほどの温度・圧力には達しない。へぼ担当さんがどれくらいの高温高圧缶を想定しているかは分からない。だが、実際には600psi程度、500度・60kg/cm^2がいいところで、これは陸上では低圧ボイラ相当である。失敗とされるガルシア級の高温高圧缶でも550度・85kg/cmであり、それでも缶には問題はなかった。ガルシア級の失敗は、配管や補機が高圧に耐えられないことにあった。
まず、へぼ担当さんは蒸気艦で起きる機関トラブルについてよく分かっていない。蒸気艦で起きる機関トラブルでは、ボイラが壊れよりも先に配管や補機でトラブルが起きる。また、その際に起きる蒸気火災のリスクが問題となる。缶とタービンはあまり壊れない。それを知らずに、缶が吹き飛ぶことだけをリスクと考えている。また、その原因に断熱性の欠如を挙げているが、断熱性は缶の破裂には影響しない。問題は、缶にどこまで圧力を掛けるかの話であって、断熱の良否ではない。
そもそも、へぼ担当さんは艦船用ボイラについても全く分かっていない様子である。「それだけ難しいboilerですが、波浪で揺れ動く船舶に載せたら、どのような配慮が必要か?!」と述べている。だが、艦船用の蒸気系統には、大した自由液面はなく、昔から燃料も空気も水も無理やり圧送している。揺れはほとんど関係しない。もちろん、逆さまになれば動かないだろうが、その程度である。へぼ担当さんのいうように、今となって「商業秘密」といったものはない。周知技術にすぎない。
いずれにせよ、へぼ担当さんがいつもやる、自分を大きく見せるための発言である。
今回の発言も、それを自画自賛するために纏めたTOGETHERも、珍奇なCIF説明と同じ伝であるよ見えるのである。
へぼ担当さんは、石綿をロストテクノロジーとして、なければ蒸気艦で高速発揮は難しくなると述べている。へぼ担当さん自身がまとめたTOGETHER「ボイラー断熱材あれこれ」でそのように述べている。「アスベストは本当に理想的だったのですが、ノンアスは本当に大変です。」がそれであたる。
ちなみに、話の発端も、アスベストを使わないから速度が上がらないというもの。インドが空母に断熱材としてアスベストを使わせなかったので、速度要求を満たすことが難しく、納期が伸びたというものである。これも、アスベストを使わないと高速艦艇はできないというロシア側言い分をそのまま鵜呑みにしたツイートが発端であるが、へぼ担当さんの発言でないので置いておく。
しかし、アスベストを使わなければ高速発揮できないとするのは、明確な誤りである。海自の「しらね」や「くらま」は高速発揮できないというのだろうか。海自は、アスベストを使わずとも蒸気艦で高速を発揮している。
へぼ担当さんは、アスベスト不使用である海自DDHの例を全く知らないのだろう。自賛のために纏めたTOGETHER「ボイラー断熱材あれこれ」で「ロストテクノロジーは本体だけではなく、むしろ周辺技術の方に有ることが少なくありません。それに気づくことが出来るか、現場第一線の真価が問われるかと。」と頭括している。蒸気艦による高速発揮という「ロストテクノロジー」を復活させるためには、アスベストが必要だとへぼ担当さんは示唆している。
そもそも、艦艇用ボイラで断熱材は致命的な問題ではない。「基本的にある程度の断熱の上で冷却しないと、ボイラー外部が悲惨なことに。」と述べているが、別に悲惨なことにもならない。高温部を無理に高断熱を確保しなくとも、ガスタービンのように空隙に外気を導入して空冷すればよい。そもそも、機関室自体が不断に送風機で外気を入れており、熱気を外に捨て冷やしている。
たしかに高温部に断熱材は巻くものの、それで熱気を遮断するつもりはあまりない。缶や配管については、目的は保温であり、圧力低下を防止して経済性を上げること、あるいは高熱による火傷や火災防止が目的である。機関室は60度ちかくなったものの、実際の冷却は通風で済んでおり、極端な断熱性は必要とされない。また、仮に、外気導入・排出で冷やしきしれなくとも、艦船の周囲には冷却材となる海水はいくらでもある。実際に、艦艇で高温を嫌う器材は海水や海に熱を捨てるクーラーで冷やしている。
また、断熱材に熱がかかっても大して危険ではない。へぼ担当さんその点で誤っている。「その保温性能が故に保温材内面と外面との温度差がものすごいことになり、それだけで極めて強烈な応力がかかることになる。」と述べているが、これは誤りである。圧力は保温材で保持しているわけではない。圧力を保持する圧力容器は断熱材に包まれており一様な温度となる。「保温材内面と外面との温度差がものすごいことにな」って「極めて強烈な応力が」かかっても、保温材が動くか、変形するだけの話にすぎない。もちろん、それで何か重篤な問題が起きるわけでもない。
しかも、艦艇用ボイラは基本低圧であり、それほどの温度・圧力には達しない。へぼ担当さんがどれくらいの高温高圧缶を想定しているかは分からない。だが、実際には600psi程度、500度・60kg/cm^2がいいところで、これは陸上では低圧ボイラ相当である。失敗とされるガルシア級の高温高圧缶でも550度・85kg/cmであり、それでも缶には問題はなかった。ガルシア級の失敗は、配管や補機が高圧に耐えられないことにあった。
まず、へぼ担当さんは蒸気艦で起きる機関トラブルについてよく分かっていない。蒸気艦で起きる機関トラブルでは、ボイラが壊れよりも先に配管や補機でトラブルが起きる。また、その際に起きる蒸気火災のリスクが問題となる。缶とタービンはあまり壊れない。それを知らずに、缶が吹き飛ぶことだけをリスクと考えている。また、その原因に断熱性の欠如を挙げているが、断熱性は缶の破裂には影響しない。問題は、缶にどこまで圧力を掛けるかの話であって、断熱の良否ではない。
そもそも、へぼ担当さんは艦船用ボイラについても全く分かっていない様子である。「それだけ難しいboilerですが、波浪で揺れ動く船舶に載せたら、どのような配慮が必要か?!」と述べている。だが、艦船用の蒸気系統には、大した自由液面はなく、昔から燃料も空気も水も無理やり圧送している。揺れはほとんど関係しない。もちろん、逆さまになれば動かないだろうが、その程度である。へぼ担当さんのいうように、今となって「商業秘密」といったものはない。周知技術にすぎない。
いずれにせよ、へぼ担当さんがいつもやる、自分を大きく見せるための発言である。
それらの面を総合的に勘案すると、熱伝導率が低く、その内部での熱応力の発生を弾力性他でカバーできる魔法の素材だったアスベストと耐火レンガの差異は極めて大きく、アスベスト代替材でも似たような問題が生じることがある。(詳細はノンアス関係各社ノウハウのため控えます。)と、いつものように事情通を気取っている。しかし、本当に「ノンアス[ベスト]関係各社ノウハウ」を知っているかは怪しいものだ。へぼ担当さんには、CIFの意味を知らずに、「へぼ担当さんの考えたCIF」を語ったことがある。
へぼ担当 2013年7月31日6:41 https://twitter.com/hebotanto/status/362568660344254465
今回の発言も、それを自画自賛するために纏めたTOGETHERも、珍奇なCIF説明と同じ伝であるよ見えるのである。
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