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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.11
05
CM:8
TB:0
12:00
Category : ミリタリー
 もう8年くらい前のこと、陸警科にお試しで機関けん銃が回ってきたことがある。陸警科は同じ三部で、丁度階下にある。己が情報保全か何かをやらされた時に行くと置いてある。

 この機関けん銃、ミネビアが作ったウージーもどきの短機関銃であったが、射撃試験の結果を見ると面白いくらいに当たらない。

 人体的を狙ったものだが、縦方向に1mくらい散っている。撃ったのは特警隊から下がって来た某海曹だといった。特警あがりでも駄目なら、他の兵隊が撃っても駄目だろう。何にせよ、ストックがないので肩付できないと、そんなものだ。

 あれならトミーガンの方がマシだという話になった。トミーガンなら50m先の30センチには難なく当たる。重い上に、しっかり肩付しているので難はない。しかも、分解整備はバカでもできる。なにせ日常分解では、部品は6点にしか分かれない。

 わざわざ性能が低く、やたら高い国産短機関銃を買ってどうするのかね。あれならトミーガンを9mmにして再生産したほうがマシである。銃剣もつくようにすれば更に便利になる。警備にもあのねじ回しやちんまいピンがある64式よりもよほど使える。

 機関けん銃も、ミネビアとのお付き合いで買ったのではないか。あそこには天下りが多い。別に天下ってもいいのだが、それで機関けん銃を買わされたのではたまらない。

 世界には、安くていい短機関銃はいくらでもある。好き好んで高くて当たらない銃を買っても仕方がない。そもそも、ウージーもどきが欲しいなら、ウージーを輸入すれば済んだ話だ。実際にはウージーよりも、いい短機関銃はあるだろう。インド製だろうがブラジル製だろうが、少なくとも、機関けん銃よりは高性能で安いことは間違いはない。
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