Category : 昭和の新聞
鰺ヶ沢の二人町長の記事なのだが。
1971年5月1日の朝日新聞に「役場が唯一の大企業」という記事がある。役場以外に仕事のない町で、しかも「町には職員採用の規定がないので採用は町長の裁量まかせ」なので、選挙がとにかく白熱する仕組みになっている。その結果が、町長が二人でるという事態なのだが、選挙開票での不正もなかなかすごい。
「『選管を握っておけば票で負けても選挙で勝てる』」とは、なかなか言えることではない。「『開票の時、敵の票はスリッパに突っ込んでしまう』」「『開票の最中に停電させて票をすり替えたこともある』」「『不正はなくても、あったことにするなんて簡単だ』」と赤裸々である。
まあ、70年代までは発展途上国の雰囲気はあったということだ。当時は他地方でも選挙での買収も結構ある。賭博もなかなか盛んであって、東京湾フェリーの中で開帳していることを察知した海保と警察が大立ち回りといった事件もある。
まあ、40年前までは日本もそんなものだから、あんま他国の後進性を言うもんじゃないなとは思うね。日本も己たちの世代までは公害戦争や交通戦争の記憶がある。平成のゆとりどもが他国のそれを指して馬鹿にするのは、昭和の聖代を知らない故だなと思うよ。
1971年5月1日の朝日新聞に「役場が唯一の大企業」という記事がある。役場以外に仕事のない町で、しかも「町には職員採用の規定がないので採用は町長の裁量まかせ」なので、選挙がとにかく白熱する仕組みになっている。その結果が、町長が二人でるという事態なのだが、選挙開票での不正もなかなかすごい。
「『選管を握っておけば票で負けても選挙で勝てる』」とは、なかなか言えることではない。「『開票の時、敵の票はスリッパに突っ込んでしまう』」「『開票の最中に停電させて票をすり替えたこともある』」「『不正はなくても、あったことにするなんて簡単だ』」と赤裸々である。
まあ、70年代までは発展途上国の雰囲気はあったということだ。当時は他地方でも選挙での買収も結構ある。賭博もなかなか盛んであって、東京湾フェリーの中で開帳していることを察知した海保と警察が大立ち回りといった事件もある。
まあ、40年前までは日本もそんなものだから、あんま他国の後進性を言うもんじゃないなとは思うね。日本も己たちの世代までは公害戦争や交通戦争の記憶がある。平成のゆとりどもが他国のそれを指して馬鹿にするのは、昭和の聖代を知らない故だなと思うよ。
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