Category : ミリタリー
床井雅美さんが今年10月に出した大判本『ハンドガンミュージアム』がなかなかおもしろい。
興味深いのが、拳銃製造の実工程紹介。生産ラインの写真があるのだが、結局は熱間鍛造での粗造りのあと、細部の加工は結局は切削でやっている。9mm拳銃ような高級品は全面を鋼をNCで削っているのだが、これでは確かに安くはならない。だから、数物の軍用拳銃なら、精度はどうでもいいのでプレスや樹脂で作ることになるのだろう。
鋼の部分をインベスト・キャストで作る方法もあるとされている。要は東南アジアや南アジアで2000年前からやっているロスト・ワックスの現代版なのだが、青銅やアルミならともかく、鋼が相手でうまくいくものかといった問題もあるのではないかね。
ただ、一番おもしろいのが、後ろのカタログ部にある各社商品紹介、その中のノリンコの部。有名拳銃のコピー品を臆面もなく作っているのは、なかなかの強心臓で、しかも型番まで似せている。
・ P226のコピーが、NP226
・ P228のコピーが、NP228
このあたり、数字には商標は成立しないみたいな話なのだろう。
・ PPKのコピーは、PPN。
ノリンコ版PPKなら、NPPKとかにすれば良さそうなものだが、多分PPKが商標に触れる。だからPPのノリンコ版みたいな表記にしたのだろう。まあ、PP/Sとかでもいいような気もする。さすがに、商標があるのか、固有名詞っぽい拳銃は無機質な番号としている。
・ ガバメントのコピーが、NP28(ただし9×19)
・ FNハイパワーのコピーが、NP38
・ CZ85のコピーが、NP40
(これらの写真と値段が載っている銃砲店のページ、価格はだいたい真物の1/3以下)
とはいえ、ノリンコもまともそうな拳銃も作っている。CZS92(ググってヒットするのはQCZ92)とか、77Bとかがそれ。調べると制式品っぽいが、9×19使えて、安くて安全性があれば、各国軍隊に結構売れるんじゃないかねえ。解放軍の星マークを桜と錨に変えて、自衛隊で使ってもいいんじゃないかと思うよ。別に拳銃なんてそんなものだしね。ミネビアは儲からないけど
興味深いのが、拳銃製造の実工程紹介。生産ラインの写真があるのだが、結局は熱間鍛造での粗造りのあと、細部の加工は結局は切削でやっている。9mm拳銃ような高級品は全面を鋼をNCで削っているのだが、これでは確かに安くはならない。だから、数物の軍用拳銃なら、精度はどうでもいいのでプレスや樹脂で作ることになるのだろう。
鋼の部分をインベスト・キャストで作る方法もあるとされている。要は東南アジアや南アジアで2000年前からやっているロスト・ワックスの現代版なのだが、青銅やアルミならともかく、鋼が相手でうまくいくものかといった問題もあるのではないかね。
ただ、一番おもしろいのが、後ろのカタログ部にある各社商品紹介、その中のノリンコの部。有名拳銃のコピー品を臆面もなく作っているのは、なかなかの強心臓で、しかも型番まで似せている。
・ P226のコピーが、NP226
・ P228のコピーが、NP228
このあたり、数字には商標は成立しないみたいな話なのだろう。
・ PPKのコピーは、PPN。
ノリンコ版PPKなら、NPPKとかにすれば良さそうなものだが、多分PPKが商標に触れる。だからPPのノリンコ版みたいな表記にしたのだろう。まあ、PP/Sとかでもいいような気もする。さすがに、商標があるのか、固有名詞っぽい拳銃は無機質な番号としている。
・ ガバメントのコピーが、NP28(ただし9×19)
・ FNハイパワーのコピーが、NP38
・ CZ85のコピーが、NP40
(これらの写真と値段が載っている銃砲店のページ、価格はだいたい真物の1/3以下)
とはいえ、ノリンコもまともそうな拳銃も作っている。CZS92(ググってヒットするのはQCZ92)とか、77Bとかがそれ。調べると制式品っぽいが、9×19使えて、安くて安全性があれば、各国軍隊に結構売れるんじゃないかねえ。解放軍の星マークを桜と錨に変えて、自衛隊で使ってもいいんじゃないかと思うよ。別に拳銃なんてそんなものだしね。ミネビアは儲からないけど
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