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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.02
21
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Category : 未分類
 陸自幹部は指揮幕僚課程、CGSが登竜門で、それに入ろうとクソ真面目に勉強している。昔、海の指揮幕僚課程、CSの受検をしたあと「まあ、CS入ってもいいこともないし」※ とSNSに書いたら、陸CGSを出た奴が怒っていきなり関係を切られたことがある。「よくそんなことで怒れるなあ」と思ったのだけれども。

 その陸のCGSについて、問題があるようで短縮するという話が出ているらしい。というのも、某所で教育関係から聞いた話なんだが、陸CGSを1年とし、現地戦術?の類も取りやめる方向らしい。「陸の担当曰く『2年やってもしょうがないし、実際にあんな戦争はしないから』だってよ」という話だった。

 もともとCGS受検話を聞いたり、『陸戦研究』の指導記事をみても、試験問題も殻の中から出ないなあといった印象があった。金科玉条の野外令?だかを暗記するのだから、まあご苦労さんで、その手の話をしていても、抽象性と具体性のレベルが合っていない感じはした。

 CGSでの教育も、殻の中に閉じこもったものだったらしい。話をしてくれた人によると、冷戦時代の想定のままだから、まあ現実味はないものだと言っていた。それでも優秀な幹部はもちろん優秀なんだが、それ以外に、修業者の半分だがが、型に勝手に嵌って出られなくなる点が問題視だとかいう話だった。

 教育関係のいうことでも「将官になったところで、あの手の戦術を実際にやる奴は、1000人に1人もいないだろ」ともね。

 また、空自も、指揮幕僚課程を始めとする各種教育の成果も、あんまりねえといった結論に達したといった話も聞いた。

 政治発言したアレ幕僚長の件で、空自も教育効果の測定をしたという。将官をダメ将官と、マトモ将官の二手に分けて、試験や教育での成績との相関関係を見たらしい。しかし、どの成績も全く相関関係はない。だたし、指揮幕僚課程、CSの2次試験、圧迫面接での結果で上手く切り抜け、切り返せた者が、マトモ将官となる傾向はあったということだ。

 まあ、酒飲みながら聞いた話なので、どこまで正しいかは知らない。



※ 外の大学院に行くとき、それを止めたい海幕人事に「CSに行くなら相談にのる」と言われたよ。海幕人事が合格者を決めるのだから、海CSは、そういう程度の試験なわけだ。
 試験の中身も、術科(純戦術的な潜水艦○○○とか、航空救難の問題まであった)を除けばそんなに難しくない。「フォーリンアフィアーズの記事を全訳しろ」みたいなのがあったが、試験開始時にいきなり辞書開く奴がいて(ペリペリという音がした)、「えっ」と思ったが、彼は合格した。そのレベル。

※※ 「出世したいなら、統幕学校だろ」という人もいる。CSいって味噌つけて1佐になれないよりも、統幕学校で箔つけて1佐になったほうが速いという話。まあ、後に空幕長になるアレ校長のアレ思想の薫陶を受けてアレなことを平然と言うようになった1佐の話だけどね。
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