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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.04
01
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19:32
Category : 未分類
 空挺団の訓練輸送は民間委託してもいいのではないか。

 たまに下総航空基地に空挺団がいる。下総からC-1に乗って習志野でパラシュート降下するという段取り担っている様子なのだが、毎回わざわざ輸送機をつかってやることなのだろうか。

 降下訓練は、特に輸送機を選り好みするわけではない。空挺降下はC-1でなければならないということはない。実際にはC-130を使うこともあるだろうし、陸自限りの訓練では
ヘリを使うこともある。つまり機体は何でもよいということだ。

 それならば、安い運航経費の機体を、民間委託によって訓練を行えば、経費の節約になるのではないか。民間には機体も運航経費も安価な機体がある。また、今までの例から見ても操縦も整備も部外委託のほうが安い。降下訓練でわざわざ空自の輸送機を使うよりも安くなる可能性もある。

 例えば、スカイダイビング用の会社に空挺訓練を投げることはできないだろうか? スカイダイビングには、10-20席程度の小型機が使われており、側面に大きなドアが設えられている。そこに陸自式の落下傘に適応する艤装をつければ、問題なく降下訓練はできるのではないか。

 今後を考慮すると、降下訓練は相当分を部外に投げたほうが良い。いずれ空自からC-1はなくなる。その更新は降下訓練で常用するには高価なC-2であり、順調に完成しても調達数も見込めず、降下訓練に回るかわからない。もちろん、C-130があるが、運航経費はC-1よりも高い。

 防衛企業にも、スカイバンやブロンコの中古あたりを買って参入する余地はあるように見える。空挺降下訓練だけではなく、どうでもいい短距離の自衛隊連絡便受託そのほかも請けられる余地はあるだろう。運転手や整備やロードマスターはOBにすれば、受託もし易い。




 まあ、そもそも空挺団が空挺作戦やることがあるのかとも思うがね。辛口に言えば、空挺降下そのものには、エリート部隊としての自己満足とか、イニシエーション程度の意味しかないようにも見えるよ。仮にやっても、もっと少ない人数での潜入的な運用法じゃないのかね。
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