FC2ブログ

RSS
Admin
Archives

隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2014.04
19
CM:2
TB:0
12:00
Category : 未分類
 満州事変以降の日中衝突を見ると、だれでも日中関係に火をつけられる状態だったのではないか?

 昭和初期の日中衝突は、どちらの政府が意図したものでもない。現地にいる個人レベルの行動が原因となっている。日本の一部軍人や、日本居留民、日本右翼が中国に対して敵対行動を取り、あるいは中国愛国者が対日暴動やテロを行うと、多くはそのまま日中衝突につながった。

 だれでも日中関係に火種を投げ込むことができたということだ。上海事変でも、愛国的中国兵士の大山大尉殺害や、日本側工作機関による日蓮宗の坊主襲撃で日中関係は簡単に発火している。

 日中どちらの政府もコントロールはできない構造であった。※ 一度発火したら最後、両国民の国民感情が爆発するからだ。仮に政府が事態収拾を図ろうとしても、自国民から「腰抜け」と言われてしまう。マスコミも強硬策以外は許さない状態であった。

 昭和初期の日中関係は、簡単に火は着くが、消す方法がないといったものだろう。

 この構造だが、今の尖閣も同じではないか。

 尖閣に火をつけたのは、ただの中国人漁民であり、無思慮に映像を公開した海上保安官の仕業である。どちらも個人としての行動であり、それが日中関係をエスカレーションさせた。

 そこでは、日中政府はなにもできない。内心、尖閣諸島はどうでも良いと考えているだろう。しかし、国民世論に一度火がつくと、日中政府は共に強硬策しかとれなくなる。そういう構造になっている。

 そう考えると、尖閣で一番いいのは、両国民を島にアクセスさせないことではないか。
 中国は自国漁民や本土・香港の愛国者について島へのアクセスを中止させている。これは個人の行動で事態エスカレーションを防止する上で効果がある。

 対して、日本は訳の分からない石垣市議や愛国運動家が島に接近することを許している。これは将来的に事態を発火させるリスクを伴う。そういった連中が島に上陸し、旗の一つも立てると面倒になるのは明らかである。

 だから、日本も民間セクターの島へのアクセスを禁止すべきではないのか。島を起点に半径12マイルを航泊禁止にし、余計なことをする漁船を追っ払ったほうがよい。尖閣の領海では海保と海関だけが入り込み、仲良く睨み合うのが一番よい状態である。



※ 日本の中国侵略や排日運動は、この構造が原因である。だが、わかりにくいので「日本には中国を侵略する計画がある」といった与太が流行った。それが田中上奏文である。田中上奏文の立場は、今のアレ右翼のいう「中国には世界侵略の計画がある」とする「2050年の世界地図」と同じものだ。
スポンサーサイト