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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.04
28
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Category : 未分類
 一時期、缶詰工場があった云々ともいうが、無住で誰も住んでないような島を固有の領土と言っても、欧州からすれば「そんな島しらない」という話だ。

 英国は、尖閣諸島は、日中どっちのものとの言えないと判断しているという。毎日新聞「尖閣:英国71年『日中いずれも領有権の歴史的証拠ない』」によれば、「日本、中国のいずれにも領有権を証明する歴史的証拠はないと判断、どちらも支持しない立場」であるという。

 そもそも、尖閣が問題になったのは、70年代の海洋新秩序が原因である。島に領海とは別のEEZを認める状況となったため、各国とも島を囲い込もうとした。それ以前は、どうでもいい話であった。

 もちろん、国民国家の成立からこの方、領土は神聖であり、他国に取られることは耐えられないものである。だから、その国の教育行政は、国内でも教科書等で「尖閣は固有の領土」と宣伝しなければならない。同じように対外宣伝部署も、「尖閣は固有の領土」と世界中でも宣伝するのだろう。

 だが、対外宣伝しても効果はほとんど見込めない。「尖閣は日本のものである」あるいは「釣魚は中国のものである」と世界に宣伝に努めても、実際には何の効果もない。

 直接関係もない国からすれば、あんな島は興味もなくどっちのものでも構わない。日中共に、フォークランドが英領だろうがアルゼンチンのものだろうが知ったことではないことと変わらない。英国人からすれば、尖閣諸島がどこの国の島でも同じ話である。

 しかし、世論というものもある。対外宣伝で「尖閣は日本の島である」と言わないと国民は怒る。だから、外務省やら総務省も、「そんなことを言っても効果がない」と承知しつつ「尖閣は日本の島である」と宣伝しているのだろう。まずやる気のないWEB頁には、やる気が無いだけの理由があるということもわかる。

 やって無駄なことと承知しているが、やって無駄なこともしなければならない。効果が無いとは知りながら、効果があるという建前を取らなければならないのも世間だろう。「尖閣が日本のものだ」とする対外宣伝も、ある意味で、事故から一週間立った後の生存者捜索に似たようなものだ。

 それを言えば、日中とも、国民は自分のものと思っているので、国内で宣伝しても詮ないし、外国に宣伝しても興味ないから、金の無駄遣いであることだよ。





※   「尖閣:英国71年『日中いずれも領有権の歴史的証拠ない』」『毎日新聞』(毎日新聞,2014.4.27)http://mainichi.jp/select/news/20140428k0000m030082000c.html

※※  教科書に「固有の領土」って書くのはいいけど、「固有の領土」ってなんだろうね。本当に「固有の領土」というなら、誰が見ても日本の一部で、編入手続きなんかもないほどの古来からの領土ということなのだろうが、アレ、日清戦争に勝った後で編入しているしね。

※※※ まあ、何にしてもどうでもいい、取るに足りない島だけど、あの島がなくなると政権は確実に倒れるし、政府の権威も危うくなるから、日中共に必死になるということだね。
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