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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.05
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Category : 未分類
 「26歳警官、警棒なくして同僚から盗んだ容疑 愛媛」だが、失くしたものについて、真面目に員数を付けようとしたのは、ある種伝統として認めてやってもいいのではなかったか。「日本警察の伝統であって部内でも処罰しない慣習であり、処罰権を乱用したもの」とか反論すれば面白いと思うが、如何か。

 ただし、問題は、隣の同僚から員数をつけた点にある。同じ職場で員数つけるのは御法度である。だが、寝ていたときに装備を採られた奴も間抜けである。それで騒ぐのではなく、戦友愛を発揮し、一緒に他所から員数をつけるべきではなかったか。

 そもそも、警棒などタダの棒切に過ぎない。それに管理番号をつけるほうがオカシイ。無くしたり壊したりした時に面倒くさいことこの上ない。あんなものは、武器扱いせずに、市販品と区別できないようにするべきだろう。何も困ることはないし、管理も楽になる。自衛隊の制服なんかみんなそうだ。

 上司も上司でどうかしている。やったのは身内だということはハッキリしている。それなら、スーパーでスリコギでも買わせてきて、それにマジックで番号を書いて、そこら辺のグレーチングで渾身の力でポッキリ折って交換させればいいのではないか。

 オレが分隊長ならそうするし、そうさせる。鉄砲を員数つけるのではない。所詮は棒きれである。担当にも物品管理に困っているのでこうしたいので頼むといえばどうとでもなる。実際に、靴や雨衣はそうやったことがある。

 候補生の時、被服検査の前にズックを捨てた奴がいた。ズックをもう使わない段階だったし、穴の空いたズックなど何の価値もない。普段も運動靴を履けばいいので問題もないのだが、検査があると聞いて青い顔をしていた。所詮役所だからどうとでもなるだろうと、己のズックを底の部分で二つに切って、靴底のないズックと、靴底だけのズックを二足にしておいておいたら、分隊長は嫌な顔をしたものの検査は通った。

 幹部になった後で、他所の部隊か応援に来た海士が、制服・作業服兼用の雨衣を失くした海士がいた。だが、先任は他所とわらしべ長者のような物々交換で、最終的には正規の員数外雨衣を手に入れてどうにかしていた。まあ、管理上はアレな話なのでアレだが、蛇の道は蛇だと思ったし、必要があってやったことと、面白かったので何も言わなかった。そもそも、どう考えても初任幹部よりも先任の方がエライので文句もつけるものではない。そういうやり方もあるなあと思ったよ。

 警察も消防も軍隊と大差はない組織である。警棒ごときの部内限りで闇に葬れそうな話をなんで正規処分したのか分からない。そんなことでは業務もマトモに回るまいと思うのだがねえ。


※ 「26歳警官、警棒なくして同僚から盗んだ容疑 愛媛」『朝日新聞Digital』(朝日新聞,2014.5.17)http://www.asahi.com/articles/ASG5J5GK8G5JPFIB00M.html
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2014.05
27
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11:59
Category : 未分類
相場が上がった日だけ電話をかけてくる先物屋のようなもの

 古森義久さんは、中国に対する意見の片方しか送らないのではないか。ZAKZAKの「【あめりかノート】融和策に限界『中国はやはり敵』 硬化するワシントンの対中姿勢」を見ても、米国にある対中強硬論だけを拾って、日本に送っているように見える。

 古森さんは
いまやワシントンの国政の場では中国への姿勢が超党派で劇的に硬化した。オバマ政権の誕生以来5年半近く、ついに米中新冷戦が本格的に始まったようなのである。
と述べている。

 だが、これは願望に過ぎない。

 現実には、日米と中国の関係は、冷戦期の東西関係とは異なっている。単純に互いは打倒すべき敵ではなく、経済的には仲間であるためである。政治・軍事的側面を重視すれば確かに敵であるが、経済的側面では協力関係にある仲間である。

 普通の人は、二つの視点を案配式にする。安全保障では敵対しているが、経済的には豊かになるために協力関係にあると理解して、バランスを取る。これは、日本でも米国でも中国でも変わらない。

 しかし、古森さんと、古森さんの読者は、そういったバランスはとらないし、取れない。相手を不倶戴天の敵と信じているため、そう表現しなければ許せない。だから、ニュースにしても「相手国は世界の敵である、相手国はいずれ滅ぼされなければならない」という話だけを拾って、記事化して送るのである。このZAKZAKの記事も、全くそれである。

 これは、株屋や先物屋が持ってくるニュースと同じではないか。株屋や先物屋は、将来上がるとしか言わない。持ってくるニュースも、相場が上がった日の話だけである。当然、常に結論は「これからは儲かる」といったものだ。

 普通は、そういった話には眉に唾を塗るものだが、世間には喜んで騙されて消費する連中もいる。それが古森さんの記事の読者であり、中国脅威論だけしか言わない連中なのだろう。その大概が中国包囲網ができつつあるとか、共通の価値観を持ち友情で結ばれた日本とインドとの同盟とか本気で言っているのを見ると、どこにも養分となる人間は居るものだと思うものだ。円天に金を突っ込んだ連中もそんなものだったのだろう。



※   古森義久さんは、中国に対する意見の片方しか送らないのではないか。ZAKZAKの「【あめりかノート】融和策に限界『中国はやはり敵』 硬化するワシントンの対中姿勢」『ZAKZAK』(産経新聞,2014.5.26)http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140526/frn1405261531006-n1.htm