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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.06
26
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Category : 未分類
 部活なぞ止めれば良い。結局は、だれも得をしない。生徒も教師も時間を費やされ授業は疎かになり、しかも体罰の温床となっている。中学校の教育現場から部活を追放すれば、教育問題の相当部分は解決するのではないか。

 読売新聞「日本の中学教員、勤務時間は最長…部活や事務で」は、教員の勤務時間配分にある問題点を指摘する記事である。週勤務時間が53.9時間と厚労省の進める週40時間労働を超え、しかも授業に費やせる時間はその3/4であり、残り1/4は部活と事務で無駄に浪費されているという。

 逆に部活と事務をなくせば、丁度週40時間労働に収まるということだ。そうすれば、は労働環境の改善につながり、新規教員の質的向上も含めて教育の質を上げることが可能になり、体罰問題も減らすことができるだろう。

 そもそも、部活は教員の本来業務でもないし、学校がやらなければならない義務でもない。学校は勉強を教えるところであって、スポーツを通じて人格形成を図る場所ではない。それを大々的にやって授業に触るようでは本末転倒だろう。

 だいたい、部活にかまける教員もロクなものではない。イヤイヤやらされるのではなく、嬉々として部活指導をする教員にロクな奴はいなかった。部活を勝たせることばかり考えていており、教育技術を磨いたりもしないのだろう。

 部活にかまける生徒もロクなものではない。結局は内務班的な1年兵2年兵の関係を繰り返し、善悪も麻痺するので集団悪事を働き、事故をおこす。あれはガエンや折助のたぐいである。悪事を覚えるだけなので、廃止するのが一番良い。

 さらに行事や道徳も減らすに越したことはないだろう。行事も部活と同じで、頭の悪い教員がハッスルして組体操で10段ピラミッドみたいな余計なことをやるだけである。道徳も、教えるやり方もないのに気持ち悪い『心のノート』の類を強制読書させるのは時間の無駄である。土曜授業と連結させようとしているらしいが、そんな暇があれば教員も生徒も休んだ方がよろしいものだ。

 今の部活は誰も幸せにしない。あれを除くだけで教育は相当に負荷が減ることになるだろう。



※ 「日本の中学教員、勤務時間は最長…部活や事務で」『ヨミウリ・オンライン』(読売新聞,2014.6.26)http://www.yomiuri.co.jp/national/20140625-OYT1T50117.html?from=ytop_main2
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