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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 軍事ライターの文谷です
 コミケでは隅田金属ででています。評論情報です。

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2014.07
06
CM:11
TB:0
14:25
Category : 未分類
 「東大が防衛省に協力拒否 輸送機不具合究明『軍事研究』と」だが。 防衛省が東大に泣きついて袖にされた話だが、コレって産経の報道含めての、戦後平和レジュームとやらを叩くためのマッチポンプじゃないの。

 C-2がアレ飛行機なのは防衛省と防衛産業のせいだが、それはおいて置く。

 その問題を解決するために部外有識者の助けを借りるにしても、まず大学全体に泣きつく話はない。己が関わった大湊○○弾処理で技術調査検討委員会を作ったときにも、大学の先生は各個人にお願いした。(これは直に己が行った) 大学に泣きつく話はないし、相手が組織だと、何かあった時にコントロールできなくなる可能性もあるのでそんなリスクのあることはしない。

 そもそも、設計モデルの誤りや、新現象による失敗でもないので、有識者に聞いてもどうなるものでもない。大学の先生を呼ぶのは、今までの設計手法が通用しないとか、知られていなかった現象ではないかと疑われる状態であるが、C-2はそれでない。単純に設計ミスである。単純に周辺部の強度不足である。そこを増肉するなり別部品で補強すれば(重くなるが)解決する。別に先生に頼んで、新しいモデルや現象の解析をお願いする話ではない。

 今回の件は、本当だとすれば、それが分かっていて、やったものではないか。目的は、戦後レジュームとやらを批判だろう。

 シビリアンかユニフォームかしらないが、部課長級あたりに、研究方針を承知で「東大けしからん」というやつがいて、断られることを承知で東大に話を持って行き、計画どおり断られて、産経の御用聞き記者に記事にしろといった。そういった不健全な話ではないのかね。

 なんにせよ、C-2そのものが不健全なのだがね。

 トラブルについても自業自得である。もともとC-2開発は、どうしてもやる必要のあるものではない。だから、完成品にしても、スペック上、凡庸な機体では「国産にする必要性があったのか」という話になる。それをどうにかするためには、実用上はともかく、スペック上は高性能機にしないといけない。そのために設計で削り代を取り過ぎたら、あの体たらくといったものだ。スイカやメロンをギリギリまで食おうとする話に似て、やりすぎて穴が開いたようなものだ。

 本来の焦点はそっちではないのかね。そこで、今まで袖にされた恨みから、東大への嫌がらせをしても仕方がない。その手の話を読みたがる産経愛読者はともかく、下手に話が広がると、却って防衛の技術開発政策の失敗を晒す結果になるのだが、そこら辺は気づかないのだろう。

 まあ、一番酷いのは、記事のツイッターコメント欄(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140706/plc14070609450004-n1.htm)だよ。誰も大学の自治をご存じないし、「国の予算で研究しているのだから、国の政策への強力に応じないのは非常識」とか言い出すのは、何なんだろうかね。ゆとり世代の脅威を感じてならないものだよ。



※ 「東大が防衛省に協力拒否 輸送機不具合究明『軍事研究』と」『MSN産経ニュース』(産経新聞,2014.7.6)http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140706/plc14070609450004-n1.htm
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