Category : 未分類
アレな宰相やその弟がやっていることは、実質的にはイスラエル支持ではないのかね。
■ イスラエルとは距離を取る立場
日本としては、パレスチナとイスラエルには、基本は巻き込まれたくない。そこまでしてイスラエルに肩入れするつもりもないが、積極的にパレスチナ側を擁護してアメリカの顔を潰すつもりもない。その間でバランスを採っている。
国連人権理事会でも、イスラエルの軍事作戦を非難する決議への投票がその立場の表明である。イスラエルによるパレスチナ攻撃には、やり過ぎとする認識である。このため、非難決議には、事実上賛成している。だが、反対するアメリカの手前、その顔を潰さないように棄権している。別にイスラエルの利益なんかどうでもいい話だ。
日本の立場は「イスラエルの利益については、基本放置しておけばいい、忖度する必要はない」というものだということだ。
■ イスラエルへの肩入れ
しかし、アレ兄弟は永続敗戦論でのスキームそのもので「アメリカ大事」と考え、勝手に忖度して、イスラエルの利益を確保させてやろうとしている。
アレな宰相は、イスラエル側からのリクエストに応じて電話会談をしている。産経「パレスチナ情勢協議か 日イスラエル首脳が電話会談」がそれだ。その会談でアレ宰相は『深く憂慮しており、暴力の悪循環を断ち切るため全ての当事者に最大限の自制を強く求める』(産経記事)と述べたとされているが、日本がそんなことを言っても、それを強制させ、意識させる方法もないので、なんにもならない。(外務省発表の要旨:http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/il/page4_000571.html)
これは、イスラエルに一方的に得点を与えるものである。イスラエルには、ガザ侵攻にも関わらず、日本と協議した実績を与えるものだ。一種の追認といってもよい。日本の本来の立場なら、放置しておけばいいのだが、それに応じた点で、イスラエルに「日本と話合えた」という得点確保に協力している。これは、基本的には関与しないといった日本の立場に反する。
アレ宰相の弟も、日本は仲裁できる立場にもないのに、わざわざ中東くんだりしている。血縁で得た外務副大臣という資格だが、行く必要も、そこでの効果は見込めいないのに、ネタニアフ首相を表敬している。これも従来の日本の立場にそぐわないものだろう。(外務省発表の要旨:http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_001112.html)
■ 別にアメリカは喜ばない
そうすれば、アメリカは喜ぶと考えているのだろう。しかし、今のアメリカは違う。オバマ大統領は、イスラエルへの積極的援助で得点を得られる立場ではない。もちろん、イスラエルを突っぱねると国内世論の反発があるので、いやいやイスラエルを支持しているだけである。また、基本的には海外での余計なことに足を引っ張られたくない状態である。むしろ、イスラエルには苛立っている状態にある。
このため、アメリカには日本によるイスラエルへの積極的な支持も必要ないし、そうしてもアメリカは利益を得られるわけではない。
イスラエルへの肩入れは、集団的自衛権の閣議決定と同じで、アメリカが喜ぶだろうと忖度しながら、時宜に外れたことをしたようなものだ。アメリカは従来の立場があるから、内心、どうでもいいことと考えながら、喜んだ顔をして歓迎する素振りをするだけの話である。それでいて、日本には負担や損だけが貯まる話である。
結局は、本人達と国内の支持者を満足させるための外交なのだろう。アメリカに赤誠を示せば、アメリカは日本の保守層を愛してくれる。あるいは、外交で肩入れや金をばらまけば、中国包囲網ができるとか、そんな発想である。アレ宰相は今日はトリニダード・トバゴにも行っているが、国内問題で行き詰まったので、外交に逃げているようなものだろう。
常任理事国になれる詐欺に引っかかって、わざわざ中南米まで行って金だけをばらまくのがオチな話だ。
■ イスラエルとは距離を取る立場
日本としては、パレスチナとイスラエルには、基本は巻き込まれたくない。そこまでしてイスラエルに肩入れするつもりもないが、積極的にパレスチナ側を擁護してアメリカの顔を潰すつもりもない。その間でバランスを採っている。
国連人権理事会でも、イスラエルの軍事作戦を非難する決議への投票がその立場の表明である。イスラエルによるパレスチナ攻撃には、やり過ぎとする認識である。このため、非難決議には、事実上賛成している。だが、反対するアメリカの手前、その顔を潰さないように棄権している。別にイスラエルの利益なんかどうでもいい話だ。
日本の立場は「イスラエルの利益については、基本放置しておけばいい、忖度する必要はない」というものだということだ。
■ イスラエルへの肩入れ
しかし、アレ兄弟は永続敗戦論でのスキームそのもので「アメリカ大事」と考え、勝手に忖度して、イスラエルの利益を確保させてやろうとしている。
アレな宰相は、イスラエル側からのリクエストに応じて電話会談をしている。産経「パレスチナ情勢協議か 日イスラエル首脳が電話会談」がそれだ。その会談でアレ宰相は『深く憂慮しており、暴力の悪循環を断ち切るため全ての当事者に最大限の自制を強く求める』(産経記事)と述べたとされているが、日本がそんなことを言っても、それを強制させ、意識させる方法もないので、なんにもならない。(外務省発表の要旨:http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/il/page4_000571.html)
これは、イスラエルに一方的に得点を与えるものである。イスラエルには、ガザ侵攻にも関わらず、日本と協議した実績を与えるものだ。一種の追認といってもよい。日本の本来の立場なら、放置しておけばいいのだが、それに応じた点で、イスラエルに「日本と話合えた」という得点確保に協力している。これは、基本的には関与しないといった日本の立場に反する。
アレ宰相の弟も、日本は仲裁できる立場にもないのに、わざわざ中東くんだりしている。血縁で得た外務副大臣という資格だが、行く必要も、そこでの効果は見込めいないのに、ネタニアフ首相を表敬している。これも従来の日本の立場にそぐわないものだろう。(外務省発表の要旨:http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_001112.html)
■ 別にアメリカは喜ばない
そうすれば、アメリカは喜ぶと考えているのだろう。しかし、今のアメリカは違う。オバマ大統領は、イスラエルへの積極的援助で得点を得られる立場ではない。もちろん、イスラエルを突っぱねると国内世論の反発があるので、いやいやイスラエルを支持しているだけである。また、基本的には海外での余計なことに足を引っ張られたくない状態である。むしろ、イスラエルには苛立っている状態にある。
このため、アメリカには日本によるイスラエルへの積極的な支持も必要ないし、そうしてもアメリカは利益を得られるわけではない。
イスラエルへの肩入れは、集団的自衛権の閣議決定と同じで、アメリカが喜ぶだろうと忖度しながら、時宜に外れたことをしたようなものだ。アメリカは従来の立場があるから、内心、どうでもいいことと考えながら、喜んだ顔をして歓迎する素振りをするだけの話である。それでいて、日本には負担や損だけが貯まる話である。
結局は、本人達と国内の支持者を満足させるための外交なのだろう。アメリカに赤誠を示せば、アメリカは日本の保守層を愛してくれる。あるいは、外交で肩入れや金をばらまけば、中国包囲網ができるとか、そんな発想である。アレ宰相は今日はトリニダード・トバゴにも行っているが、国内問題で行き詰まったので、外交に逃げているようなものだろう。
常任理事国になれる詐欺に引っかかって、わざわざ中南米まで行って金だけをばらまくのがオチな話だ。
スポンサーサイト