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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.08
08
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12:00
Category : 未分類
 核開発中の北朝鮮と国交を樹立して、経済援助ってできるのかね。

 最近、あまり聞かなかった拉致被害者の件について、NHKが「政府内では来月中には[調査結果が]伝えられるという見方が出て」いると報じている。「拉致被害者調査で局長級協議 調整へ」がそれである。

 拉致被害者について北朝鮮が連絡を呉れるとして、当然、その被害者は返してくれるとして、その見返りはなんになるのだろうか。

 当初は、北朝鮮が調査について応諾したのは、日本との人道的船舶による交通再開や、朝鮮総連関係者の再入国だけが目的だとする話があった。中国と韓国の接近への面当てではないかという話もあった。

 しかし、その程度で自国の非を認めるものだろうか。北朝鮮は、自国の政府と、政府を指導する党と、党を指導する指導者の無謬性で成り立っている。指導者が神聖であり過たないと言う構造は、戦前の日本の国体を以上である。

 その無謬性について傷つく代償としては、北朝鮮は国交回復と、空前の額の戦後処理金(北朝鮮からすれば戦争での賠償金)が前提なのではないか。

 日本が敵対を止め、金を寄越し、しかも現状の北朝鮮の体制を、核開発含めて全て肯定することが、全ての拉致被害者還付の条件であるとすると、実際にそれを日本が飲めるかどうかは難しいのではないか。そもそも、拉致は犯罪であり、その被害者送還は、本来は無条件に行うものであるとするのが日本側の立場である。

 仮に、日本側が「国交回復と戦後処理金と、さらに現状の体制肯定ができない」といえば、北朝鮮は被害者については「再調査の結果、存在しない」とか言うのではないかねえ。国交回復だけだと、2人だけとか、戦後処理金で5人とか、そういった値切り交渉※※ になって長期泥沼化になるのではないかとも思うよ。

 そうこうしているうちに、また核実験や長距離弾道弾の発射でもやると、今のアレ宰相は米国を忖度して交渉をやめるとか言い出すのではないかね。北が核を持つのも今に始まった話ではないし、それを搭載できるかもしれないミサイルはとっくに日本には届く。それがいまさらアメリカに届こうが、日本にとっては大差ないものなんだがね。



※ 「拉致被害者調査で局長級協議 調整へ」『NHK NEWSWEB』(NHK,2014.8.7)http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140807/k10013610941000.html

※※ 難しい話だけどね。いまでもカードだから待遇改善はしているだろうし、拉致被害者のとして存在を認めれば、酷い扱いはしないから、金額や核問題との関係で、交渉は長期化させてもいいという判断もあるかもしれない。
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