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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.09
10
CM:0
TB:0
12:00
Category : 未分類
 海底囲い込みに成功したというニュース「沖ノ鳥島沖など大陸棚延長…資源探査へ政令決定」(読売)だが、商業的に採掘する方法もないから、あまり意味もない話である。

 小笠原諸島の沖合について、深海底の資源に対する主権が認められたというが、本土度からやたら遠い上、大陸棚ではない深さがある。海底に多少の資源があっても、アクセスできないか、商業的にペイしない。

 昔から深海底にはマンガン塊があるので、価値があると言われていた。ただし、学術調査では採掘できるが、商業ベースには全く乗らない。EEZの分にしても手付かずである。海底の泥を吸い上げればレアアースにしても、市場価格からすれば、やはりペイしない。

 つまり、太平洋の深海海底での主権が広がったところで、実利は殆どない。西之島新島が大きくなったと同じで、ナショナリズムをささやかに満たす程度のものであって、将来50年後に、もしかしたら役に立つかどうかである。

 まあ、50年たっても、海底に転がっているものが限界で、そこで穴掘る方法もないだろう。

 盛り上がらない程度のニュースであるし、それでいいとおもうけどね。



※ 「沖ノ鳥島沖など大陸棚延長…資源探査へ政令決定」『ヨミウリ・オンライン』(2014.9.9)http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140909-OYT1T50121.html
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2014.09
10
CM:2
TB:0
05:54
Category : 未分類
  『軍事研究』10月号に「外交の武器 海自掃海部隊」を書かせてもらいました。今度の掃海艦よりもデッカイ、海外どこでもいけるような掃海艦とか、航空移動できる掃海部隊を作ったほうがいいんじゃないの?というものです。よろしければ、お買い上げください。