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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.11
08
CM:6
TB:0
21:00
Category : 未分類
 JSFさんは、文書を批判的に読めないだけではなく、文字面も追えないのだろう。

 JSFさんが、輸送艦上でMLRSがランチャーを振り回すのを見て
[MLRSによる]防御力の弱い輸送艦からでも水平線の向こうから精密攻撃が実施可能ですが、自衛隊が実際に訓練を試みているとは驚きでした。
http://obiekt.seesaa.net/article/408459268.html

と書いている。

 だが、当該文書に書いてあるのは「射撃準備訓練」であり、射撃訓練ではない。

 MLRSを用いた、艦上からの射撃訓練とはどこにも書いていない。「精密攻撃」について「自衛隊が実際に訓練を試みている」(JSF)と判断するのは、突飛なものだ。

 素直に見れば、文字どおり射撃準備訓練だろう。陸兵は航海中やることはない。その間に、射撃のお稽古ができればそれに越したことはない。

 あるいは、機械動作の点検を兼ねているのかもしれない。軍艦の類は、毎日点検して動作確認をする。砲塔をぐるぐる回したり、砲を俯仰させたりする。昔のランチャーだと模擬弾を出したり入れたりする。毎日やるかはともかく、それをやっとかないで、本番に動かせないとことである。

 いずれにせよ、この点でまともに字面も追えないことが明らかである。

 また、JSFさんは、なぜ発表をしたのかも考えない。この点でも批判的に読み込む力がないことが現れている。

 例えば、JSFさんは武器しか見ないので、特科の状況とリンクして考えられていない。実際に、陸の戦車と大砲は、冷戦終結からこのかた削減圧力にさらされている。その圧力に耐えるには、新しい仕事を見つけるしかない。その観点があれば、MLRSについて、上陸戦での火力支援で生き残る可能性を模索したように見える。だが、盆が暗いJSFさんにはそれが見えていない。

 JSFさんには、システムとしてまともに使い物になるかの視点もない。甲板に自走ロケット砲を搭載すれば、射撃はできるだろう。GPS誘導を使えば長距離でも命中精度は確保できるかもしれない。だが、それ以外の要素が全く見えていない。

・ 艦艇とシステム連結していない、MLRSは使いやすいだろうか? 
・ そもそも、長距離目標のデータをどう習得するのだろうか?
・ 貴重な輸送力であるが、同時に脆弱で低速の輸送艦を敵の近くまで持っていけるのだろうか?
・ 有効な火力となっても、227ミリのロケットと、木製程度の簡易発射機のほうが手軽で安く上がるのではないか?

 普通なら、そのような疑問が湧く。だが、JSFさんにはそれがない。やはり、武器のスペックだけしか見えていないのだろう。

 他のオブイエクトの記事を見ても、批判的に読めないことは伺える。結局は公式発表をオウム返しか、横文字を縦に表面をなぞっただけのものにすぎない。「じんりゅう」進水の記事をみても、進水しました、動画です、WIKIPEDIAから同型艦名を拾って来ましたにすぎない。あとは横文字を縦にしただけだけのものだ。

 まあ、今後もそれを繰り返すしかないのだろうけどね。
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