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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.11
24
CM:4
TB:0
21:46
Category : 未分類
 戦車教団周辺だと、日本の商船会社は、徴用やら沈没の補償棒引きでかわいそうみたいな話を前々からしている。その件について、別人がツイートしたことを、また今回も教団が身内で回しているのだが、その内実は全く見えていないのだろう。教団だけの部分ならここで提示してもいいけど、最初の人に迷惑掛けたくないので、今回は特に示さない。

 そもそも戦前海運は戦時徴用を前提とした補助金を受けている。主要航路は補助金漬けで、商船建造も補助金漬け。特に優秀船の改装は悲劇みたいに言ってるけど、経済性が合わないから空母改装前提で作られている。当たり前の話ではないかね。

 沈没船舶の補償棒引きも、船員と海運会社への補償を別けて考えれば、大したものではない。

 死傷した船員の補償は援護法で国が行っている。

 海運会社は、個人でもないし、そもそもエライ目にあってない。それ以前に戦争でウハウハ儲けをしている。日華事変以来、戦争で空前の利益を挙げている。政府の援助で作り、後には配船までさせた船舶で利益を上げて、その船員の補償は国が被っている。そこに経営者のアニマルスピリットはない。その状況で、沈没商船の補償棒引きくらいは過酷な話でもなんでもない。

 そもそも、補償棒引きは、戦後も続いた海運業界への厚遇との引き換えでもある。確かに、徴用沈没商船の補償は権利かも知れないが、それを厚遇された海運業界にそのまま与え続けるのは、他業界との平衡を欠く。戦後も、海運業界は船舶割当制度で新造船舶は安くあてがわれている。戦後の何もない時代に、傾斜生産の時期から厚遇されているわけだ。低利で金貸してもらって、新造船も苦労なくあてがわれて、そこで補償まで保証しろというのは虫が良すぎる主張でもある。なんせ、他業種は戦時罹災の補償はない。

 戦時商船の悲劇は、船員の悲劇であって、海運会社の悲劇ではない。もともと半官の海運会社が、戦争で膨大な利益を上げたくせに、「踏んだり蹴ったり」(海運)というのは、まじめにとる話ではない。

 会社と船員はわけて理解する必要があるということだ。
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2014.11
24
CM:4
TB:0
21:04
Category : 未分類
 サンアントニオに航空艤装なら、2000億位でできるのではないかね。

 USNIのサイト(多分、会員しか読めない)に、Sam LaGroneさんのLPD-17の改良型、LX(R)についての記事がある。ハンチントン・インガルスのプランを見ると、陸兵500から800を運ぶために、既存から7000トンを増加した2.4万トン、車両甲板2300平米、貨物容積480立米(170総トン)、JP-5(ママ)を1200立米(1000トン弱か)を必要とし、それを動かす乗員は400名とされている。1ヶ大隊弱を運ぶのは、この程度は必要ということあろう。面白いのは、30tクレーンや上甲板での舟艇ハンドリングをつけている。大発の類を結構使うつもりなんだろう。

 前にも『軍事研究』で、「おおすみ」だと搭載量的に「半個中隊+α」がいいとこだと書いたけれども。サンアントニオのフライト2状態の記事をみても、「おおすみ」の能力はやっぱそんなものだね。

 ちなみに、建造費は、1番艦で16.4億ドル、11隻作れば14億ドルとしている。今のアントニオの倍、行かないくらいか。

 海自が建造するだろう新型揚陸艦も、揚陸艦ベースとすると、値段はそんなものか。輸送力の部分は、LX(R)のあたりで用意する。その上に追加するのは、海自の空母欲しいよ願望に合わせた航空艤装とそれにあわせた船殻の大型化(3万トン位かね)だが、それはさほどは高くつくものでもない。武装やシステム、速力をLXあたりに抑えて、あとは人繰対策の省力化にだけ金突っ込んでも、予算は極端には上がらない。

 その場合、海自に好き積ませても、「いずも」の倍いくかだろう。己のつかみだけど、食べ放題でも2000億円くらいか。あとはLCACとか、航空部隊の新設とか、陸海の搭載用ヘリの搭載で決まる。これならシリアルで2隻、頑張れば3隻は作れる。2隻揃えれば、「いずも」と後継艦とあわせて4隻でローテできる。

 これを、ホンモノの強襲揚陸艦アメリカ級(4万5000t)みたいにでかくすると、米国で35億ドルくらいにはなる。「固定翼も積めるよ」となると、乗っける航空機も考えなければいけない。1式5-6000億円位になると、日本でも作れるとしても頑張って1隻、もう1隻は、政治主導で頑張っても、10年後とかになるんじゃないかねえ。「いずも」2隻とあわせて、1隻と2隻の2単位ローテかね。

※ LaGrone,Sam "What the Navy’s Next Generation Amphibious Ship Could Look Like""USNI NEWS"(USNI,2014.11.21)http://news.usni.org/2014/11/21/navys-next-generation-amphibious-ship-look-like