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自転車ごときを取り締まるため、警察庁が危険行為を決めたという。NHKは「自転車の危険行為 14項目決める」で次のように報道している。
警察庁が、自転車を運転する際の「危険行為」として決めた14の行為は次のようなものです。
1、まず、信号無視。
2、そして、酒を飲んで運転する酒酔い運転。
3、一時停止の標識を無視した通行。
4、ブレーキがないなど、整備不良の自転車の運転。
5、スマートフォンを操作しながら自転車を運転して事故を起こした場合、「安全運転の義務違反」にあたる可能性もあります。
6、車の通行が禁止された道路を通行した場合。
7、歩行者専用の道路を通行した場合。
8、自転車の通行が認められていない歩道を通行した場合。
9、路側帯で歩行者の通行を妨げるような速度や方法で通行した場合。
10、信号機のない交差点で左から走ってくる車など進行が優先されている車を妨害した場合。
11、交差点で右折する際、直進や左折の車の進行を妨げた場合は、「危険行為」となります。
12、自転車の通行が認められた歩道であっても、歩行者の通行を妨げた場合。
13、踏切が閉まっているときに無視して通行した場合。
14、信号機がない丸い形の「環状交差点」で、円形の部分の車両の通行を妨げた場合も、「危険行為」になります。
警察庁によりますと、去年1年間に自転車が関係する事故で死亡した人は、全国で603人に上り、このうち74%の事故では、信号無視をしたり安全を確認しなかったりと自転車の側に違反がありました。
こんなものまで取り締まってどうするのかね。酒のんで自転車乗っても、何か起きるものでもない。低速で見通した上で、一時停止を無視しても問題はない。そもそも、車が来ない赤信号なんか守るほうがマヌケな話だ。まずは、規律大事の北朝鮮的発想ではないかね。
「警察庁によりますと、去年1年間に自転車が関係する事故で死亡した人は、全国で603人に上り、このうち74%の事故では、信号無視をしたり安全を確認しなかったりと自転車の側に違反がありました」と述べている。あたかも、安全を無視した自転車が老人と衝突しての死亡事故のような書きぶりだが、どうみても、自動車に自転車が轢かれた話が九分九厘である。それを理由にして、点数稼ぎをしたいのだろう。
結局は、原付の30km/hオーバーを捕まえるような話だ。交通警察は、制限速度50km/hの道で、50cc以下であるという理由だけで、原付を捕まえて点数稼ぎをしている。それに味をしめて、今度は自転車もというところだろう。
警察はヒマになるとロクなことをしない。
開戦直後、社会の切迫感で、検挙ゼロ件になった愛媛県知事もそう言っている。旧内務省の聞き書きには「ヒマになったからといって、警察が余計な仕事をして県民に口出しすると民意暢達に関わる。だから、頑張っても実害のない衛生警察をやらせた」という話もある。
現状で治安は良好であるが、体感治安を理由にして警察組織や予算は肥大化している。だから、やることもないので、自転車を取り締ろうとしている。
行政府も、点数稼ぎの自転車取締なんかやらせるなら、労基署と共同しての労働警察でもやらせればいいだろう。
まあ、内閣がアレ宰相で、国家公安委員長もネトウヨ議員と、現状問題のない教育まで規制しようとする、美しい警察国家を取り戻そうとする連中だから、ムリだろうけどね。
※ 「自転車の危険行為 14項目決める」『NHK NEWSWEB』(日本放送協会,2014.11.30)http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141130/k10013599391000.html
※※ 車が来ないのに、赤信号で待つ歩行者も何考えているか分からないものだ。歩行者や自転車は車と違って状況把握は容易だろ。そこで、自分で判断して、安全なら進んで、危険なら留まればいいだろうよ。そのゴー・ストップごときで、機械の言いなりになるなと思うけどね。食い物だって賞味期限よりも、一口してみて自分で判断するだろ?
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