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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2015.01
31
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01:15
Category : 未分類
 JSFさんは憲法9条があるので、敵弾道弾以外を狙ってはいけないと主張している。これは、JSFさんが非難排撃している9条教と相当に近いのではないかね。

 JSFさんは巡航ミサイルで狙うものがないと言っている。
JSF‏@obiekt_JP
敵基地攻撃能力としてトマホーク巡航ミサイルは必要なのか?(JSF) - Y!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/obiekt/20130526-00025212/ … 巡航ミサイル導入論は、そもそも何を狙って撃つのかというの話になるんだよなぁ・・・
https://twitter.com/obiekt_JP/status/561152779784163328 ※


 そこで引かれているのは、JSFさん自身による「敵基地攻撃能力としてトマホーク巡航ミサイルは必要なのか?」※※である。「北朝鮮の弾道ミサイルはほぼ全てが車載移動式発射機」(JSF)であり「トマホークのような対地攻撃用の長距離巡航ミサイルは移動する目標への攻撃は困難」(JSF)なので「移動発射型の弾道ミサイルの脅威を阻止する目的には使えません」(JSF)と述べている。

 そして総括でも「トマホーク導入論に対しては、そもそもこれで一体何を狙う気なのか」と疑問を提起している。
トマホーク導入論に対しては、そもそもこれで一体何を狙う気なのか、とても疑問に思えます。敵基地攻撃能力の議論で真っ先に取り上げられるのが巡航ミサイル・トマホークです。しかしその能力は限られた条件下の目標にしか効果を発揮出来ず、これさえ有れば何でも問題を解決してくれるような魔法の杖ではありません。※※


 だが、JSFさんは視野が狭い。敵地攻撃能力で「北朝鮮の弾道ミサイル」とその「車載移動式発射機」に執着し、それ以外の目標としても「防護の強固な敵司令部」だけしか挙げられないのは、浅薄にすぎる。

 実際にトマホークにより、北朝鮮の戦争継続やその戦意に打撃を与えられる目標はいくらでもある。

 例えば、発電所・変電所や、鉄橋ほかの鉄道維持施設、石油タンクや野積石炭といったエネルギーストックを狙えば、戦争継続は相当に難しくなる。

 平壌にある主体思想モニュメント群を叩いても良い。現実的な戦果とはなり得ないが、それで体制の威信を一気に落とすこともできる。

 弾道弾関連でも、相当のことはできる。本体を攻撃できなくとも、液体燃料生産設備や、そこへの配電網や引き込み線、道路の橋梁を破壊すれば、活動はそのうち減る。あるいは、相手が弾道弾を一発打つごとに、北朝鮮の目標を10箇所破壊するといったやりかたもあるだろう。

 そもそも「敵基地への攻撃は必要最小限度の措置」(JSF)と本気で主張するあたり、相当に純朴である。

 JSFさんの思考は、JSFさんが非難排撃していた9条教、9条信者と全く同じだということだ。すでに日本はペルシア湾、インド洋、アデン湾で軍事活動を行っているのに、「攻撃は必要最小限度」(JSF)と言い出すのは、JSFさんの言い方を借りれば、「JSFさんは現代日本の政治状況も把握していないおじいちゃんなんでしょう」ということだ。



※ JSF「敵基地攻撃能力としてトマホ」『Twitter』(Twitter,2015.1.30)https://twitter.com/obiekt_JP/status/561152779784163328

※※ JSF「敵基地攻撃能力としてトマホーク巡航ミサイルは必要なのか?」『YAHOOニュース』(Yahoo Japan,2013.5.26)http://bylines.news.yahoo.co.jp/obiekt/20130526-00025212/
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2015.01
30
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12:24
Category : 未分類
 離島防衛に空挺降下なんてするのかね。産経新聞が13式落下傘について「『対中防衛』の命運握る陸自最新鋭部隊の『13式空挺傘』」という記事を載せているが、わざわざ空挺降下をする状況はない。

 空挺部隊そのものも、持て余しているようなものだ。第二次世界大戦が終わってから、世界で何回空挺作戦が行われたかを見ればよい。中東戦争やアフリカでの小規模空挺作戦を除けば、スエズ動乱と湾岸戦争があったきりである。そしていずれも攻勢的な作戦であり、敵不在の場所を先取しようというものだ。防衛的作戦で、しかも島嶼に降りる状況ははまずないということだ。

 その落下傘を「『対中防衛』の命運握る」(第)というのは、例によった自衛隊ヨイショ以外の何物でもない。
これに対し、中国による離島侵攻が想定される現在の戦略環境下では、面積の狭い島嶼(とうしょ)部に空挺団を送り込まなければならない。その意味で、13傘は中国対応型パラシュートとも言える。

産経はこのように述べているが、別に離島に空挺団を送る必要もないし、それもわざわざ空挺降下をする必要もない。離島への空挺降下能力は、存在価値も怪しい空挺団にとっての死活問題かもしれないが、日本にとっての問題でもない。

 自衛隊側がそう説明するのは理解できる。実際、そうでもしなければ13式落下傘とやらは正当化できない。そう言わないと国費を突っ込んだことはムダといわれてしまう。

 だが、ヘリの実用化や多用以降、空挺作戦の価値はドンドン下がっている。部隊を一挙投入するような、空挺降下そのものも、半ば演芸化しつつある。正月に消防団がハシゴ上で加賀鳶のマネッコをするようなものだ。それ用に新型落下傘を準備する必要性はない。

 ただ、新聞はその言い分を鵜呑みにしてよいわけではない。13式落下傘整備の理屈は、役人が金を費消する上での理屈に過ぎない。それを見抜かずにヨイショしているのでは、提灯持ちと言われても仕方もない。

 最近の自衛隊ヨイショは、相当に販路が詰まった結果でもあるのだろう。ネトウヨ風味の多い想定読者層に媚びる面もあるのだろうが、隊内でも「読むところなし」といわれているMAMORUも含めた、国費での図書購入による、自衛隊部内の購読に依存する部分があるとみているが、如何か。



※ 杉本康士『対中防衛』の命運握る陸自最新鋭部隊の『13式空挺傘』」『産経ニュース』(産経新聞,2015.1.30)http://www.sankei.com/premium/news/150130/prm1501300005-n1.html
2015.01
29
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23:03
Category : 未分類
 その日に米軍機は飛んでいないんだよね。

 前々から、震天制空隊戦果と米軍記録の突き合わせで合致しない件が不思議だったのだが、防研の資料を見てきてもどうもオカシイ。

 戦果は確実。正午頃ということもあり陸軍の地上部隊も確認しているし、同日の木更津でも海軍の例のデカイ双眼鏡で細かく視認されており、日本側パイロットが離脱からしばらくしてばくさんしているのが見えている。

 だが、その日に米軍機は飛行していないし、味方機の損害もない。

 もうひとつ気になるのは、通信系統が不通となっている点。残存する海軍省の当直日誌では米軍機による電波妨害といっているのだが、同日の呉や佐世保方面でもでも通信障害が起きている。しかし、磁気嵐にしては午後には完全復旧しているのが不思議。

 生還したパイロットの記録も、戦後しばらくして失踪宣告がでている。

 どうも怪しいんだよねえ。どっかの雑誌に持ち込んでみるかね。



 あとは農水省の家畜関連の記録との突き合わせかな。石黒農相の件で、前に公文書館で見たやつに、昭和20年度のその週が含まれる月報があって、一時期に家畜斃死数が一気に上がっている。

 その頃の斃死は、塩の不足とエサ不足とも言われているが、統計上は死亡原因不明で、特異的な状況を呈しているという報告もあるえ。治安も悪化している状況であり「不良◯人が内臓だけを持ち去ったのではないか」(大意)とある。でも、身の肉を残すこともないから外邦人がそういうことをすることはないとおもうんだけどね。

 まあ話をするなら『ムー』かなあ。パイロット聞き取りと、地上確認によると「銀色で特に光るB29」で「下面に戦車の砲塔様の下面機銃塔がついている」という話だから、ポンチ絵にひっくり返したパンターの砲塔辺りをくっつけとけばいいだろ
2015.01
29
CM:6
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18:59
Category : 未分類
 辺野古の件で市議会が反対決議したのだけれども。現段階の調査工事でこの体たらくでは本工事はまずできない。「辺野古移設作業『強行するな』名護市議会が意見書可決」だが、国が無理押ししても、現地は反発するだけだということだ。
このまま反対決議が続くと、知事や市長の許認可権限を使っての対抗も、ヨリ容易に実施できるようになる。

 そもそも辺野古の警備は通常を超えている。同様の反対行動があったとして、民間工事ではここまで警備し、検挙するだろうか? 車の前に立ちはだかる程度の行為は、暴力ではない。成田のように暴力で抵抗しているわけではない。市議会にも建設の可否はともかくとして、やり方に文句を付けられるのも当たり前の話だ。

 この調子で、果たして本工事はできるのだろうか? 

 今のままでは基地反対の議決は続発する。本工事で埋立が始まると反発から抗議者も増える。県会の反対もでるし、各市町村での、身内を見捨てるな的な反対決議も続発するだろう。

 県会や各市町村の反対決議があれば、知事と市長は手許にある許認可権をつかっての抵抗もできる。

 知事や市長の許認可権は大きい。法的に可能かどうかわからない埋立免許取り消しもやるだけはやるだろう。それ以外にも、埋立土砂の採取や移送についての禁止をする余地もある。建築主事(名護は件)での計画通知の不受理や不合格もできない話ではない。その場合、基地整備では従属的な立場であるが建築物や仮設物の設置を妨害できる。

 許認可権での抵抗が行われた場合、本工事が予定通り着工され、完了する可能性は低い。ここまではアレ政権の意向で押せたが、強引にやり過ぎた結果、反発も大きくなっている。そろそろ押せる限界点ということだ。



※ 「辺野古移設作業『強行するな』 名護市議会が意見書可決」『東京新聞』(中日新聞,2015.1.29)http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015012901003127.html
2015.01
28
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06:03
Category : 未分類
 空自のパイロット試験で不正云々の話がでている。「空自戦闘機パイロットの資格試験『模範解答渡す』不正を告発」がそれだ。問題と一緒に模範解答を渡すとは何事かというものだが、自衛隊の採用試験でもないし、パイロット資格を得るための検定試験でもない。内々の試験だから、どうでもいい話ではないのかね。

 自衛隊には、どうでもいい試験や資格制度がある。部内教育やシラバスの類は、大概は実務ができればまずはどうでもいいものだ。その試験を本気でやる必要もない。そもそも試験には成績を決め、適否を判断する検定力もない。

 成績を付けるための部内試験の種類は、普通2-3種類しかない。問題作成能力の不足やや学校長許可を取る面倒から多寡がしれている。学生も申し送りする模範解答集がある。その回答だけを丸暗記するから検定力はない。

 部内資格の適否をチェックする試験はもっと意味が無い。すでに実務をやっているやつを集めて試験するわけだから、落ちようもない。試験はみんなパスする。

 今回の、空自パイロットの試験もそんなものだ。尉官級には模範解答を渡していないようだが、全員合格するというのは、別に落ちるような試験ではない。佐官級に模範解答を渡すのも、85点ギリだと面目たたないから程度なのだろう。

 逆に、一定割合を落第させる試験をやると、パイロットの数が足りなくなるのではないか。パイロットが山と居ればよいだろう。米軍試験のように一回の試験で一定割合を落とし、地上勤務なり退職させることができるなら、精鋭を残すためにそのような試験ができるかもしれない。だが、自衛隊には余裕が無くそれはできない。

 そもそも、実際にそれで困っていない。回答を書くのは苦手でも、そもそも計器飛行できない奴はいるわけではない。指揮官試験の答えを記述するのは難しくとも、実務だとコンテキストがあれば、なぜか「ガーッと行って、バーっと」で的確に説明できる。

 おそらく、どうでもいい試験だから、どうでもよくやっているというわけだ。

 ただ、空自パイロットは傍若無人なので、それで突かれているのかもしれない。陸自、海自パイロットは腰が低いわけでもないが、他マークと対等にやるが、空自の戦闘機乗りは高飛車で困ったものだ。施設連絡官のとき、どこぞの警戒隊の司令がそれで、防衛記念章(2-3個はあった)を嫌いだからつけていない己に、初見で「オマエよっぽど問題あるんだな」と言い放ち、局での会議で自隊のリクエストだけを押し付け、局側の反論も要望も全く聞かない奴がいた。※※ 海士長先生もそのたぐいに当たって業腹で訴えたのだろう。



※ 「空自戦闘機パイロットの資格試験『模範解答渡す』不正を告発」『週間ポストセブン』(小学館,2015.1.27)http://www.news-postseven.com/archives/20150127_299901.html

※※ 当時、空自連絡官も兼務していた。もちろん、部全体で腹を立てて、その司令の警戒隊からは庁費ほかを引剥がせる限りを引剥がしてやって、平素お世話になっている空自他部隊や海自部隊に注ぎ込んだ。相手を脅せば必ず報復されるというやつだ。
2015.01
26
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18:40
Category : 未分類
 ロシアによる航空活動が活発化しスクランブルが増えている話だが。活発化したところでロシアは日本には何もできない。今年以降はクリミアでの泥沼と原油価格低落でさらに動けなくなる。注目するほどのものではない。

 「尖閣注力で北方が手薄? ロシア機へのスクランブル発進が急増 日本のジレンマを海外指摘」」http://newsphere.jp/world-report/20150125-1/は、
ロシア機へのスクランブル発進は、過去9ヶ月で369回となっており、前年より50%の増加となっている。これは、ロシアと日本との間に北方領土問題が横たわっているが、日本が尖閣諸島を喫緊のものと見ているため、北海道が手薄になっているためとロイターが指摘している。

と述べている。

 だが、ロシアは「北海道が手薄になっている」から航空機を飛ばしているのだろうか?

 ロシアには、日本に対して事を起こす能力はない。極東ロシアは輸送や補給での経済的限界であり、ロシアは小国としてしか振る舞えない。冷戦時代からも、地域大国である日本と軍事行動を起こすことはできない。実際に、極東部は冷戦期には日本に、今では中国に経済的に依存している。今の支配区域を守るのが手一杯である。

 そこでの飛行数増加も、それほど重視するような中身ではない。

 そもそも、スクランブルをしたからといっても、それは対日作戦飛行ではない。

 ロシア機は、普通に飛んでいるだけでスクランブルの対象となる構造がある。ロシア機が沿海地方-樺太-北方領土間で飛行するだけで、日本の本街道の防空識別圏に引っかかる。空自は仕事だからスクランブルをしているだけであって、対象機は訓練や輸送、連絡が過半である。冷戦期のような対日・対在日米軍監視飛行はほとんどやっていない。

 それならば、海自監視飛行のほうで文句を言われる筋合いがあるだろう。日本の基準をロシアに当てはめればスクランブルの対象である。ロシアに関係する方向への監視飛行は、年に五〇〇は超えるだろう。だが、あくまでの領域のエンドを確認する飛行であり、ロシアに対する作戦飛行といえるものではない。

 また、演習の影響もある。14年8月には北方領土での演習が行われている。そのための飛行数増加の影響を考慮すれば「前年より50%の増加」も当然な話である。日本領土である北方領土での演習には、政府は抗議している。空自も嫌がらせを兼ねて多めにスクランブルを掛けたということもあるだろう。

 なんにせよ「北海道が手薄になっ」た結果、起きた現象ではない。記事では「ロイターと外交ニュースサイト『ディプロマット』は、尖閣諸島問題で北部が手薄になったところに接近するロシア機の問題に注目している。」とも述べているが「尖閣諸島問題で北部が手薄になったところに接近するロシア機」の部分は、思い込みに過ぎない。

 ロシアには、日本に対して戦争につながる危険を起こすことはできない。欧州での陸上戦力ではスーパーパワーかもしれないが、極東では小国であり、海空戦力、なかでも対日対峙に重要な海軍力では無視できる存在に過ぎない。

 特に、ロシア海軍の存在感の無さは『世界の艦船』を見るだけでも明らかである。07年以降に、ロシア海軍の特集をしていない。取り上げる価値が全くないためだ。

 実際に、ロシア海軍情報へのニーズは存在しない。ロシア海軍力は凡庸である。冷戦時代とは違い、極東でもインド洋でも地中海でも、周りの国の海軍力が強くなり、いずれでもスーパーパワーではなくなったこともあるだろう。そこで「新型フリゲートが建造された」とか「◯◯は改修した」みたいな、大勢に全く影響しない話題しかないロシア海軍は読者の興味も惹かない。

 ロシアと日本は海で隔たっており、海軍力を持たない極東ロシアは日本には何も出来ない。ロシアが何をしようが日本にとっての深刻な脅威となるものでもないということだ。


※ 「尖閣注力で北方が手薄? ロシア機へのスクランブル発進が急増 日本のジレンマを海外指摘」『ニュースフィア』(ザッパラス,2015.1.25)http://newsphere.jp/world-report/20150125-1/
2015.01
25
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05:50
Category : 未分類
 ブラックホールは新語ではないし、すでに明治時代にも「闇窖」とする和訳があった。今はブラックホールというカタカナ表記としているが、この用語は日本人が別段に、ゼロから用語を創りだしたものではない。従来の漢字表示から天体であることが想像しがたいので、熟字訓のようにつかわれていたブラックホールをそのまま流用したのだろう。

 的川泰宣さんの「宇宙用語、日本語でどう表現?」では
宇宙活動が世界で盛んになるのに比例して、新しい用語も頻繁に生まれます。これを自国の言語でどう表記し、どう使うか。各国で工夫が必要になっています。
 例えばBig Bang(ビッグバン)やBlack Hole(ブラックホール)。「大爆発」「黒い穴」

と述べている。

 だが、「Black Hole」は「新しい用語」ではない。明治時代には日本でも膾炙していた用語であり、『「黒い穴」』のような単純表現ではなく、例えば「闇窖」という言葉があった。

 そもそも、ブラックホールとはインドの監獄を指す言葉である。カルカッタのブラックホールという言葉があり、そこから(いまでも)条件劣悪なインド監獄の状況を示すことばである。この言葉は、日本にも明治時代には伝わっている。実際に明治25年ころの『朝野新聞』の記事を集めた『徳川制度』では「闇窖」にブラックホールと振っている。

 天体としてのブラックホールは、インド監獄からの連想である。監獄に光もささないこと、一度入ると出られないことから、光も脱出できないだろう大重力場をそう名づけたのだろう。

 だから、語としてのブラックホールの起源は、18世紀のカルカッタにある。そこの監獄ブラックホールが太宗である。的川さんが中国語では「黒洞」としているが、これも元がインド監獄のブラックホールを先に漢訳したものがあって、それに同じ天体BLACK HOLEの訳語を兼ねたものだろう。

 学会誌の天文学雑誌を見れば、そのあたりは分かるはずだ。航海に必要な時間関係の記録を拾うので、明治-昭和初期の分を読んだことがあるが、その手の海外発表の抄録がある。ブラックホールの分をみれば、おそらくはあたかもインドの闇窖のようなものであるみたいなことが書いてあるのではないか



※ 的川泰宣「宇宙用語、日本語でどう表現?」『朝日新聞』(2015.1.24)http://www.asahi.com/articles/DA3S11568795.html

※※ 『徳川制度(上)』(岩波書店,2014)p.248.
   ちなみに、奥付によると「とくがわせいど」であり、「とくせんせいど」ではない。

※※※ ”Black Hole of Calcutta”http://en.wikipedia.org/wiki/Black_Hole_of_Calcutta
2015.01
23
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05:50
Category : 未分類
 TVマンガ「すべからず」集になるのではないかね。

 『艦これ』第三話だが、如月ちゃんが沈みそうになっても全然ハラハラしないし、沈んでも「ふーん」で終わりなのは何事かね。

 まず「全然ハラハラしない戦闘だけど、死ぬんだよ」っていうのもね。

 そもそも戦闘が相当おかしい。戦闘描写は別にどうでもいいけど、戦闘を描いてもハラハラ感を作れていないのは致命的ではないか。

 本来なら、主人公のピンチに「初雪ちゃん危ない、初雪ちゃん後ろ」がないといけない。ピンチに、視聴者も「逃げて、逃げて」という共感した感情を想起させるものだが、それが全く出来ていない。

 この点、武器描写と人物描写のリアリティ・レベルが全く合致してない。具体的には、武器をリアルに描いているのに、人物に襲いかかる危険性を全く描けていないあたりである。

 たしかに、飛行機とか魚雷とか砲弾の形態や、その動作はリアルにしようとして描いている。

 しかし、肉体は全くリアルに描いていない。骨折流血どころか、たんこぶぷっくりレベルもない。危険だよ、危ないよと思わせるには、当たって流血とか、手足が吹き飛んで泣き叫ぶとか、頸から血がシューとか、生きながら焼かれて黒焦げみたいな情景が必用だが、それがない。

 武器のリアル描写に合わせるなら、肉体もリアルにして平仄を合わせるべきだが、それをやっていないのである。

 だから、そこに「死があるんだよ、艦これはキャフフアニメじゃなよ」と絵を見せても、全然、死が重くなくて、そこで感情移入できない。

 そもそも、如月ちゃんって、この段階でモブでしょ。モブだと死んでも大した感情もでてこないものです。結局は、養鶏場にいる個体識別できない鶏を〆る程度の話だからです。

 如月ちゃんの死によって、主人公以下、そして視聴者にショックを与えようとするなら、如月ちゃんもっと大事なものにしてから、壊さないといけない。それこそ、第一話から大事に育てて、心根優しくて、主人公とも心の交歓をする。如月ちゃんの「生」に価値をつけてやらなければいけない。

 三話あったんだから、「生」のシーンなんていくらでもできるでしょ。ピアノ見つけて女学校の吹奏楽部の思い出で演奏させるとか、平和になったらまたやると演劇の練習させるとかね。第三話だけでも、病院船をやっている如月ちゃんのおッ母さん千種丸さんが、出撃のあと入れ違いに、貴重品のおはぎを持って面会に来て待っているとかどうとでもね。

 大事にして、特別にして、聖別してから、重大な死を持ってくるのが常道なのに、それをやらないから、ただ如月〆ましたにしかならないわけです。

 そもそも、このTVマンガ、死を描きたいみたいだけど、それなら、それこそ「生」を描くべきじゃないのとは思うよ。それこそ男を出してでもね。ホストに入れあげてダマされるけど、最後には、まず間違いなく帰ってこれない作戦の見送りに来るとかね。夕立ちゃんが家には大学生の兄ちゃんがいて、非モテでゲームに入れあげているけど一度会ってみないとか。赤城ちゃんが、ウチのニートの弟をオマエにやるよとかさ。

 そもそも、なんで雑にこんな低レベルの企画立てて、最低レベルの成果品を放送するのかね。まあ、投資家を呼んで資金を集めて角川グループ受注分で寺社を潤して、アニメ化でそれ以外の展開メディアにも最後に売上チャンスを与えるのが目的だったのではないか。残存価値を全部絞とるための精算行為にしかみえないものだよ。


 ・・・あとはなんで「沖56km」とか言わせるのかねなんだろね。「ホニャララ島、北東30マイル」だし、大破炎上したことわかれば捜索は不要だし、捜索が必要なら被害状況不明じゃないの。メカ関係の形態だけの描写だけは稠密にしようとしているけど、軍隊周りの描写も相当に粗雑。兵隊取られたことない連中が想像で作った噴飯兵営モノというところで、トータル・イクリプスを思い出してならないよ
2015.01
22
CM:2
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06:10
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 シリアからイスラエルの並びに手を出しても仕方がないということだ。

 イスラム国に人質を殺すと言われている問題も、本来は別に権益もない地中海東岸で目立とうとしたことが原因であるよ。アレ宰相も、内政で行き詰まっているからといって、外交で点数を上げようとして、目立つことをしたからああいうことになる。

 日本から1万キロ離れた、しかも油も出ないところの人道支援なんて、世間づきあい分でよい。隣村の神社の祭礼みたいなものだ。

 そもそも国には金もない。自分が目立ちたい、欧州に褒められるという助平根性で、大枚叩くものではない。

 油も出なければ、日本の利権もない地域はほっておけばよい。そこでの援助に札びら切って目立つのは、近所の成金にでもやらせればいい。インドと中国でもおだてて大旦那の仕事を押し付ければ良い。そこで金を払うのは、もう貧乏人になった日本の仕事ではない。

 今回の一件を解決させたあとは、地中海東岸については、関与しないことが一番であるよ。

 当座は、表面上で「テロリストと交渉しない」というのは仕方もない。だが、裏で何やってもいいだろ。イスラム法学者でも赤軍派でも使えるコネはなんでも使って、現地をさんざんおだてて、交渉を引き伸ばして、値下げさせて、あとで武器を買うかもしれないがそんな難しいことは考えずお金をはらう。あるいは、近所の国からイスラム国の捕虜を200人でも買って交換するとかね。

 解放させたらあとは手を引けばいい。なんせ、日本にはなんの利益もない土地だ。

 地中海東岸の人道支援やら難民支援なんて、世間体だけの御座なりでよろしい。あそこはEUの庭先で、人の庭先でそういうことをやる必要はない。適当に東京外務省で「シリアでの難民問題は重大な問題であり、日本政府も重大な関心をもっており、その推移を見守っている」とだけいっといて、近所付き合い程度のハシタ金を拠出しとく立場で何の問題もない。権益も利権も絡まず、責任もないとこはそんなもんでいい。

 人道人道いうなら、それよりも北朝鮮での拉致被害者調査ってどうなったんだろうな。あのマヌケ面、外交に逃げているけど、結局は食い散らかすだけでなんもしやしない。

 遠方の外交でやっていいのは、いずれ経済の成長エンジンになるだろうあたりに媚びへつらう程度で良い。今のキューバとかミャンマーの次世代を探して、恩着せがましくODAの金を貸して権益いっちょ噛みするくらいだろうよ。

<前の記事につづく>
2015.01
22
CM:0
TB:0
06:09
Category : 未分類
<あとの記事のつづき>
・・・の次世代を探して、恩着せがましくODAの金を貸して権益いっちょ噛みするくらいだろうよ。

 案外、北朝鮮がそれじゃないかとも思うけどね。教育の内容はアレだが、教育レベル自体は低くはない。労働力は安い。資源は案外もっている。

 もちろん、核に金突っ込まれるから難しい。でも、軍事力について、通常戦力がどう膨らもうと、直接困るのは陸続きの韓国と中国で知ったことではないし、日本が多少困っても、日本に対して強硬な中国と韓国がさらに困る分は、悪い話じゃないと思うよ。

 北朝鮮も、金で心を穢してしまえば、案外どうにかなるかもね。日本権益の保証も、鉱山や港湾や鉄道について質にとればねえ。表面上はマイルドで出入り自由、施政権も北朝鮮だけど、投資名目の名前の下に内容は99年租借とかやればいいのではないかね。まあ、内戦中で我が領土という韓国は怒るし、なにかあったら北朝鮮に簡単に回収されるけど。



 まあ、昨晩納品が終わって、11月末からの繁忙期が一区切りついた。北朝鮮で金になりそうな鉱山や港湾や鉄道とか調べてみるかねえ。

 ちなみに、修士の最初の頃、修論関係のネタ探しで台湾と北朝鮮東岸諸港と水路は、江戸末期あたりから、英国の水路関係や、その明治期和訳で悉皆調べたことがある。

 台湾の打狗とか鶏籠とかって、清の支配権が怪しい段階ですでに英国領事館があったりして水路関係もしっかりしていたけど、北朝鮮東岸は海図もろくになく、港もアレクサンダー港だのジョージ島みたいな、勝手に仮名をつけている探検隊状態だから、それだけだと現状とほとんど一致しなかった。19世紀後半まで英名ばっかで現地名と全く合致しないのは、当時の韓国の鎮海のあたりもそうだったけどね。



散漫にかいたから、内容が3つになったので、あとからメインとサブにわけた。こっちがサブね
2015.01
20
CM:16
TB:0
18:17
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 アレ宰相がイスラエルに肩入れした段階で、面倒はわかっていた話だ。「『イスラム国』日本人殺害警告=湯川さんら2人か—72時間以内、235億円要求」 は、その面倒に過ぎない。

 日本は中東問題に責任を持つ立場ではない。紛争には経緯があるだろうし、現実的な対応の必要もあるだろう。だが、日本が火種を巻いたわけでもなく、地中海側には日本の権益も大したものはない。

 そこでイスラエルに肩入れしても仕方もない。アレ宰相としては、自身や支持者の永続敗戦論的な価値観から、米国に赤誠を示したつもりなのだろう。

 だが、去年のガザ侵攻はどうみてもイスラエルの不正義である。

 それにもかかわらず、わざわざそのイスラエルまで行き「日本は中立だけどイスラエルは自由や民主主義といった価値を共有するから仲良くしよう、お金をあげるよ」といってしまった。

 そうなれば、アラブ世界、イスラム世界の反発、日本への悪感情想起は目に見えている。結局はそれで刺激しなくてもいいイスラム国を刺激し、日本が損をしたという話である。

 そのうち、またカッコつけて「テロリストとは交渉しない」とかいうのではないかね。そういえば、またイスラム国は怒るだろう。アレな奴が宰相やって、アレなやつを集めて内閣作った以上、この問題はネガティブ・フィードバックになるんじゃないのかね。

 どうせアラブ世界が相手の話だ。裏でゴチョゴチョやれば値引き交渉もできる。こないだ事情聴取したが、日本にも交渉チャンネルになりそうな人物も居るし、イスラム国に行きたいというやつもいた。ご本尊を内々に交渉チャンネルを立てて「イスラム国に行きたい奴、直接じゃないけど出国させたよ」とでも言えば、とりあえず人命は保全される。

 時間かければ値段も1掛や5分掛け位にも値切れるだろう。魚だって採れたて新鮮活魚だから高いのであって、時間が立って弱れば安くなる。足の早い青魚は〆たらすぐに1円にもならなくなるから、払う気を見せればそうそう〆たりはしない。いつかカネになると思えば、待遇も罪人から、イエメン名物、誘拐ゲストの大歓待くらいはしてくれるだろう。

 10億くらいなら、内々で金で解決したほうがいいのではないかね。何やっても10億くらいはかかるし、斬首等をやられれば、別セクトも日本人になにをするのかもわからないものだ。原因があって結果がある。身代金はアレ宰相に請求すればいいだろう。弟の分も含めて、政治資金で買っている、なんとか心霊水をやめれば30年くらいで払えるのではないかね



※ 「『イスラム国』日本人殺害警告=湯川さんら2人か—72時間以内、235億円要求」『The Wall Street Journal』(ダウ・ジョーンズ,2015.1.20)http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000042824.html
2015.01
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21:37
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星五ヶが、あまりにもどーしようもなかったので、書いてしまいました
http://www.amazon.co.jp/review/RA8AC9SOZ1QBK/ref=cm_cr_rdp_perm?ie=UTF8&ASIN=B00R1HNRYG

★★★★★ 戦局緊迫感と女学生の戦いを描く傑作

 OPから最高でした。江田島の幹候校玄関前での総員集合で、提督(CV小沢昭一)が「我が海軍には、燃料と艤装は不足しているが、艦娘は剰っている。技量未熟なものは、海兵団に帰ってまた二等水兵に戻ってもらう」から始まるシゴキの日々。

 第一話、吹雪ちゃんが鉄拳制裁第一号となる最初のカットから素晴らしい出来です。女学生の学徒動員、海兵団でのバッタ、教育部隊での猛訓練、第二話でのバケツで浴びるだけの風呂や、カレーをかっ込むだけの食事、消灯以降の眠い目をこすりながらの神通につれられての列艦通過や標準距離の二倍を取らないナイトトランジット…

 やはり、第三話の伏線でしょう。ソフト部で一緒だった睦月ちゃんと如月ちゃんの過去の回想や、みんなで池袋の特殊書店の地図を黒板に書き出して、出撃のその時に最後まで思い出せなかった店を、睦月ちゃんが「スワローテイルだ、執事喫茶だよ」と思い出して、教室に駆け込み、黒板にある地図にただ一箇所残った空白の店舗に「スワロウテイル」と書き込む…爽やかですけど、物哀しい演出は最高です。

 第三話になるゲーム初盤の山場、W島攻略がどうなるのか楽しみです。なんといっても、満身創痍の如月ちゃんが「睦月ちゃん目をやられた、目が見えない、誘導してくれ」からのシーンですね。チョイ右、も少し右、舵中央、取舵にあて、舵中央、ヨーソロー、イケるぞ衝突コースドンピシャ、針路そのまま、しまってこ―、敵はウースター型、でっけーぞ、そこだ、カーブ、カーブをかけろとか言いながら、体当たりをかける如月の航跡について、ウイングに出て誘導しつつ敵巡洋艦に突っ込んでいく睦月ちゃんのところと、衝突直前の止め絵「この瞬間まで彼女たちは生きていた」の一言。

 まあ、今期覇権と言われながらも、アイドルものなのに、ロボット物にした挙句、声優も全部取り替えてしまった花田さん脚本の灰かぶりガールズアニメよりは、岡本監督のTVマンガ『艦隊これくしょん-英霊の応援歌-』は面白いと思いますです。

 だいたい、花田作品は志に欠けるだけでなく、技術的にもアレです。第二話でいきなり登場人物20人は『戦争と平和』なみに多すぎますね。「キャラは7人以上は覚えられない」の原則をブッ千切っているあたりでも、やっぱキチンとした作劇をやる気もないのでしょう。キャラに自己紹介もさせないし、艦名表示もほとんどない上、テロップでも出しません。このネーチャンが何の軍艦なのか、ゲームやらないとまったく見分けもつかないものです。まあ囲い込んだゲーマーに買わせようというだけの、一見さんお断りの商品なんでしょうね。

 ま、映像特典に『デレマス対艦これ」があれば買ってもいいでしょう。デレマス勢が艦これ勢を、この鮒アニメ、芋アニメとさんざん馬鹿にし続けると遂に爆発。島風ちゃん(cvハナ肇)が作品世界から持ち込んだ特二式内火艇で村中を破壊する。凛以下が対戦車壕を掘ったりするけど「そんなのに引っかかるか」と追回される喜劇とかね。一番最初は釣り客を案内する東野英二郎が、特二式内火艇根だよ、ほら東京にもB29根があるだんべから始まるクロスオーバー作品ね。
2015.01
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 産経は、外相が中印正面でインド実効支配中の占領地について「『インドの領土』と明言した」(岩田智雄)と報道している。
インドを訪問中の岸田文雄外相は17日、ニューデリー市内での講演で、インドと中国が領有権を争い、インドが実効支配する印北東部アルナチャルプラデシュ州について、「インドの領土」と明言した。その上で「中国との係争地であると承知している」と述べた。
岩田智雄「『印北東部州はインド領』岸田外相」http://www.sankei.com/world/news/150117/wor1501170048-n1.html


 ただ、コレ、産経新聞しか報道していない。英文にしてググっても、海外報道もない。

 本当にそう発言していないか、あるいは、もともとニュースになるようなシロモノではないかの、どっちかなのだろう。

 前者の可能性も捨てきれない。産経は読者を喜ばせる形の誤報が大好きで、最近では災害派遣時の通信についての訓練で、東京市内各区区役所が自衛隊に庭を使わせなかった誤報をしてホッカムリをしている。

 後者は、外務省の従来発言の枠を出ていない、ニュースバリューがない記事なのではないかというものだ。実際にはその可能性は高い。首相官房長官外相の海外での発言は、現地大使館のレクチャーとお膳立てと尻ぬぐいの下にある。その範囲で特に尻拭いしてないこと。そこに他紙が報道していないところをみると、何の価値もないことを、さぞ価値があるように報道したのではないか疑惑もある。

 とちらにせよ、産経の取材事情が影響していることも考えられる。もともと産経には取材力はない。海外報は時事通信、共同通信、海外通信の配信に依存している。

 その産経は珍しくニューデリーに岩田智雄さんを送っている。送られた以上、ニューデリーの配置の存在感を出す必要がある。産経的に価値あるニュースを出さなければ、無駄飯食い扱いをされてしまう。

 だから、ニューデリーは他社が報道しない内容を連発する。 「岩田智雄」さんの名前でググっても、産経新聞的に望ましいニュースだけが連続でヒットする。産経以外では報じないものがおおい。おそらくは、ニュースバリューの価値もないことを、さぞ産経的に価値があるように針小棒大に報道したのだろう。

 なんにせよ、産経は、まずインドが見えていない。安全保障のダイヤモンドや、日印同盟といった現実が伴わず、インドのリップサービスだけにいいようにされている状況を持ち上げすぎている。今回も、インドとの同盟大事という、産経的価値観の発露なのではないかと疑うものである。



※ 岩田智雄「『印北東部州はインド領』岸田外相」「産経ニュース」(産経新聞,2015.1.17)http://www.sankei.com/world/news/150117/wor1501170048-n1.html

※※ ちなみに、今のアレ政権の外交については「インドのリップサービスにいいようにされてんじゃん、あのマヌケ」(大意)という形で、投稿した「南シナ海航路は日本にとって死活的じゃないよ」(仮題)記事に書いといた記憶がある。多分、来月の某誌に載ると思う。もちろん、題は編集部に書いてもらうんだけどね
2015.01
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14:02
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 佐藤正久さんが、沖縄の地方自治に文句をつけている。龍の柱を建てることは文化侵略であり、発注先が中国であることは問題というものである。
【那覇市で一括交付金で「龍柱」建立問題。危険な兆候?侵略は文化から】尖閣諸島は沖縄県だ。その沖縄県の那覇市が、いくら友好とはいえ、街中に15mの大きな龍柱を2柱建てるのとは?費用約2億7千万の約8割が一括交付金だ。違和感を覚える。http://www.sankei.com/smp/west/news/150116/wst1501160007-s.html …
https://twitter.com/SatoMasahisa/status/555965121231454208


 龍の柱は、琉球ナショナリズム勃興の表象であり、中国の侵略とするのは的はずれである。もともと首里城に建立されていたものを、モニュメントとして大通りにも置く発想にすぎない。「『龍柱』建立問題。危険な兆候?侵略は文化から」と、佐藤さんは中国の侵略であると結論づけたいのだろうが、実際はむしろ琉球ナショナリズムの勃興に近い。

 沖縄では、もともと自分たちは独立国であったとする認識が急速に広まっている。琉球文化や琉球語の復権はその象徴である。琉球王朝の記憶を呼び起こすモニュメントも同じものだ。特に、近世に完全な独立国ではないような事実は、些細な問題にすぎない。自分たちが独立国であったと信じ、その表象であると信じれば良いだけの話である。他例も多い。カンボジア人が自民族で作ったわけではないアンコール・ワットを誇ること、近世になって他所から越してきたトルコ人がヒッタイト銀行を作ることと同じである。

 佐藤さんがそれを「中国化である」と非難するのは、明らかに琉球ナショナリズムを見誤ったものだ。日本から離れるのかと煽るのは、沖縄の本土への反感を強くするだけの話である。佐藤さんの該当ツイートにぶら下がっているような、醜悪かつ低能な支持者へのリップサービスかもしれないが、沖縄の反感を醸成するだけの主張であり、日本国家にとっての不利益でしかない。

 もともと佐藤さんの活動は、国益に繋がるものではない。防衛の省益、中でも正確に言えば陸自利益の代理人に過ぎない。防衛予算と陸自への配分増大が目的である。だから、解決する上で、在日米軍とのつながりという防衛省の既得利益が小さくなる可能性のある沖縄問題には冷淡である。その動きを塞ぐためには、何でもかんでも非難する。防衛省の利益増大化に繋がる「中国の脅威」に持って行く、道路に建てるモニュメント一つにしても、利敵行為であると非難するわけだ。国益を振り回しながら、国益を損なう上、ある意味で、国を危うくする代議士でもある。みずぼらしいヒゲを寝タバコででも焼いて軽く顔面火傷すればいいと思うものであるよ。



※  佐藤正久「【那覇市で一括交付金で「龍柱」建立問題。危険な兆候?侵略は文化から】」(ツイッター、 2015年1月15日)https://twitter.com/SatoMasahisa/status/555965121231454208

※※ 例えば、佐藤さんは従軍慰安婦問題に声高に反論すべきと主張している。このあたりで、余計なことをして日本の立場を悪くする以外の何物でもない。自分や支持者の溜飲を下げる程度の利益のためには、国益を損なうことも厭わないのだろう。
2015.01
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06:02
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 落ち目のフジ産経が政府大本営ニュースを受注するつもりなのかね。「新型『国際放送』で正しく日本の立場発信 慰安婦など歴史問題…『攻めの情報発信」』NHKと別、自民が創設検討へ」http://www.sankei.com/politics/news/150114/plt1501140037-n1.htmlを無批判で垂れ流している。「報道の自由など基本的な制約」のないあたりに何も言わない。アレ宰相とその支持者版の、アレ政権版平壌放送に噛みたいのだろうよ。

 「慰安婦問題や南京事件などで」真実を伝えると言っている。要は、電波系雑誌『正論』、『WILL』、『VOICE』の電波をホンモノの電波に載せた電波版となるのだろう。国内事情で決められた筋悪の主張を宣伝する形だから、放送をすればするほど日本が不利になるのが目に見えている。ゲッベルスが聞いても筋悪だと頭を抱える放送となる。

 そんなにやりたければ、自民党だけでやればよい。別に電波を使わなくとも、身内のニコニコででもつかってストリーミングでもやればよい。それで全世界に恥を晒せば良い。

 なんせ、国費をぶち込んでも電通博報堂以下に食われるのがオチである。放送には金が絡むので、ゼニゲバも群がる。実際に、政府は40年前から国内新聞に広報、PRを出しているが、艦これTVマンガ版と同じような、中身もなければ効果もない、屁のような金をドブに捨てるコンテンツになっている。儲かるのは電通博報堂でしかない。おそらく、そことフジ産経、或いは読売日本テレビが絡むのだろう。

※ 「新型『国際放送』で正しく日本の立場発信 慰安婦など歴史問題…『攻めの情報発信」』NHKと別、自民が創設検討へ」『産経ニュース』(産経新聞,2015.1.14)http://www.sankei.com/politics/news/150114/plt1501140037-n1.html

※※ 第二話だが、いきなり登場人物20人は『戦争と平和』なみに多すぎる。「キャラは7人以上は覚えられない」の原則をブッ千切っているあたりでも、やっぱキチンとした作劇をやる気もないのだろう。だいたい、キャラに自己紹介もさせないし艦名表示もあんまりない上、テロップでも出さない。このネーチャンが何の軍艦なのか、ゲームやらないから見分けもつかないもんだよ。まあ一見さんお断りの極みなもんだ。イカタコ教団がつくるイカタコ劇場アニメでこれはイカタコ教祖様だということを示さないのと同じように、身内の教団向けアニメである。ついでにEDの歌の譜割りもむちゃくちゃ。
 つーか、第二空気といわないところとか、二酸化炭素が海水に溶けるみたいな伝説いうあたりもなあと。アレ、排気に窒素や窒素由来雰囲気がないのと、炭化水素を燃してもできる半分は水だろというあたりなんだろうがね。ミリタリっぽさも中途半端なんだろ。
2015.01
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22:39
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 米海軍がC-2の代替としてV-22に替えるらしい。WHITTLE「Navy Decides to Buy V-22 Ospreys for Carrier Delivery」によると、2018年から少数機を導入するとのこと。実際には、C-2も寿命一杯、米国のことだから製造から40年以上は飛ばすのだろう。

 C-2の能力であれば、V-22で代替できる。人員輸送と航空機の修理部品輸送で、艦載機にはそんな大物はない。ヘリのローターブレードは積めるかどうかだろうが、V-22で積めなければC-2でも積めないだろう。速力も航続距離も同じようなものだ。

 そのあたり、米国も米軍も問題無いというだろう。

 だが、厚木等での運用はどうなるものかね。

 今の厚木なら、騒音レベルと飛行回数でF-18に紛れるので問題はない。

 ただ、厚木から艦載機は岩国に引っ越すことになっているが、おそらくCODは横須賀から空母への輸送所要で厚木に残る。

 F-18がいなくなり、ある程度静粛化したP-1運用の中では、V-22は目立つのではないか。特に大型ヘリと同じで、大馬力を長大ブレードで吸収する形になるので、低周波振動が起きる。振動レベルの低周波は、従来の高周波音主体の防音対策では防ぎ難い。

 深刻なものではないにせよ、今までの反対運動の経緯もあって、ヒトモメするのではないかね。原子力でのトラブルを防ぐため、日本展開は最後まで通常動力を展開するようにしたみたいに、厚木は最後までC-2にするのがいいような気もする。米海軍側としても、C-2が置ければ、別にV-22を早期に厚木に置く必要もないだろう。





 C-2は見た目が不思議なもので、たまに横田周辺や、埼玉でも見るのだが、とにかく低速なので、同じ方向に車で走っていると、しばらくたっても同じ相対位置にいる。ああいう飛行機も当節はなかなかない。桶川の辺りで飛んでいる軽飛行機くらいなものか
2015.01
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12:00
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 売れるものは引き伸ばすのがMBA商売です。「プリズマイリヤ」は出来も宜しいですが、去年に第一部、今年に第二部とやって、次は来年に第三部をやるとかいいます。一気にやってしまうと、マンガ版の売れ行きも止まるのでそうするのでしょう。

 まあ、アニメ内での経営もアレなものです。「甘城ブリリアントパーク」です。物語上での焦点としては経営があり、それについての童導物めいた部分もあるのに、両者とも真面目にやっていない。

 甘ブリは、大きく言えば再生の物語です。ヒーローが登場し、組織を再建する。さらに大きく言えば、あるいは社会を救う話になります。ヒーローものですから、その活躍で遊園地を救わなければならないでしょう。

 しかし、彼は何もしないし、その手下もヒーローの登場で変化しない。やったのは「トイレを素手で洗え」程度の環境美化と、ダンピングとサッカー誘致だけ。後二者は入場者数という統計数字だけを弄る手法であり、それで組織は再建しない。

 構造的問題である「魅力のない遊園地を魅力化する」は達成されません。疲弊した組織、閉塞する社会を活発化して壁に穴を開けることもしていない。

 それでいて12話での「マナが集まったので、ラティファの呪いは解けました」は、ご都合に過ぎます。あの改革では、遊園地の観客の感動は増えもしないし、集まるものでもないでしょう。

 そもそも、物語の細部にあるリアリティも欠けまず。最初に違和感を感じたのは、ポンプと水漏れの話です。どこの遊園地で、ポンプ能力に依存する排水計画を立てるものかと。周囲の雨水が全部集まる地形なら、そこは避けて建物作るし、敷地ごとに嵩上げをする。雨水にしても、側溝なり暗渠なりで調整池でも集めるだけの話です。建物の下に集めてポンプ排水なんかするものでもない。さらに、雨水が集まり、地下水位も高い環境で、わざわざ建物地下階に重要設備は置くものではありません。

 この点、中高生向けの訓童物としても不まじめです。雨水排水の問題にしても、物を知らない中高生であればリアリティを感じるかもしれない。だが、それは現実世界でのリアルではない。物語の解決策の中にも、知的成長を求める世代に対して、現実として正しくないものを示すのは真摯ではありません。12話で出てくる「着券率」といった言葉も、それっぽい用語で騙すだけの話です。「見込みよりも少ない」で済むものを、価値あるものに見せかけようとするフェイクでしかない。

 ただ、京アニとしては相当に頑張っている。もともと京アニの、実写ルサンチマンや、内容不在はお歯もあわず、嫌い抜くものですが、今回はよくやっている。なんせ原作はもっと酷い。

 原作は、完全に一見さまお断りです。あれは軍隊や軍隊機構っぽい単語で書く原作著者と、それを読みたい選ばれた読者の間でしか成立しません。永田町まんが図書館で1-2巻を読みましたが、やっつけが酷く読むに耐えるものでもない。

 だいたい、居酒屋の名前をがなぜ「さべーじ」であるか。「狩猟用弾薬の300-Savageです、ボクは詳しいのです」といいたいだけの自己満足です。

 他にも「●チガイ」表記も何者でしょうか。放送でも新聞でもないので制約はない。「気違い」でも「キチガイ」とでも書けば良い。世間知らずの読者にタブーを冒す危険を誤認させるているに過ぎません。

 主人公がコネでニュースで遊園地を取り上げる展開も甘い。知り合いであることと、ニュースにできることの距離を考えれば、想定読者の中高生でも、ご都合が過ぎると考えます。逆に言えば、自分の読者層をナメているのでしょう。

 そもそも、魔法世界からの出稼ぎが、ぬいぐるみの形状であるのも、意味もないものです。前のフルメタル・パニック(これも一見さまお断りアニメでした)の成功体験での流用でしょう。

 しかし、ぬいぐるみにする理由はなく、物語としてのリアリティー・レベルをおかしくする効果しかない。魔法の国の住人でも、直面する問題には魔法は無力であり、現実的な解決策が必要とする努力して向き合うという方向での話に、非現実的なぬいぐるみの人間では平仄は合いません。

 その辺り、京アニはむしろ頑張っています。サッカーでは公認試合は無理なので親善試合にするとか、入場者数も2週間では無理なので、3ヶ月に伸した点は、努力の結果です。原作では殆どなかった、ヒーローの成長や、その周辺との信頼感の醸成進捗を取り入れた点は、評価すべきでしょう。

 まあ、土地売却の話での「今まで固定資産税はどうしていたんだ」という疑問は消えませんが。



 2014年冬コミ、本誌のあとがきより。
 まあ、なかじまゆかのキャラデザで見ようと思ってみていたTVマンガですけどね、正月あけて、もう見返そうとしない辺りが、中身がそんなれべるなのでしょう。
2015.01
12
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18:27
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 2014冬コミ サブ冊子『自己欺瞞の東側優等生 -ソ連軍駐留条件に見る東独の隷属性とポーランドの抵抗-』です。ナマモノの部分があるので「あとがき」だけ公開ということで


 なんていうのか。ドイツ軍であればなんでも肯定してしまう。アバタもエクボでその限界や背景を見ないというのもナンだと。特に東独について軍隊機構やその将兵を軍隊のお稽古が上手というだけで褒めるのもなあということで、こんなパンフを作ってしまったわけです。

 もちろん、昔買った資料[本文中で提示した、外務省欧亜局「ソ連軍駐留に関するソ連・東独間協定」昭和32年]を自宅本棚で再発見したことも大きいです。まあ、買った本はどっかに行きますね。大概は図書館にあるので、あまり買わないのです。それでも始終資料を探す羽目になる。今回のアンダーソンの引用部は覚えていたのですが、現物がどこにあるのかが判らない。最初に訳出されたリブロ版の『共同体』もどっかにあるはずなのですが、見つからないので今の「定本」を使って終わりにしました。

 結局、買っても読まない物も多い。本もそうですし、取ったコピーもそう、その他の資料も同じようなものです。コピーなんかは複写しただけで満足するので、まずは悉皆読まない。持ち帰ったらそのうちどっかに行ってしまう。それなら、必要部分を手元の帳面に筆写したほうが確実なので、もう10年位はそうしています。

 そもそも、軍隊関係は買わなくなりました。軍事の書架に並ぶ本は、目新しい物もないですし、当節増えた萌えとの組み合わせは眼が拒絶する。お鮨とカレーが好きだからって、お鮨にカレーを掛けることはないもんです。

 どうでもいいけど「すしや」屋号での表記は関東が「鮨」、関西だと「寿司」、高知が例外的に「鮓」が最頻らしいですな。

 軍艦と萌えを結合したゲームもね。好きずきはあるでしょうが、食指は動きません。マネタイズできた旧海軍研究の大家を見ると羨ましいものですが、己は無理だから仕方もないものです。

 ただねえ、ファンの軍艦への思い入れやその喪失と、将兵の悲劇を切り分けられない消費はどうもね。例のゲームだけでもないですが、軍艦そのものはモノに過ぎないのに、そこに擬制されている人格への思い入れが強すぎて「艦船が可哀想」とか言い出す。それはいいのが、勤務や戦闘や沈没でもっとエライ目にあった乗員への惻隠が全くないのは偏頗が過ぎるものです。

 軍艦アニメも、最後の一人になった巴マミそっくりのノーチラス子ちゃんが、満身創痍で海底怪物帝国の本拠地港湾に辿り着き、裂けた腹から自らの手で原子炉を引き出し暴走させ、怪物どもを滅ぼすとかね。

 巴マミのまんじゅうフェイスが、高威力の海水放射線で焼け爛れ崩れていき、まるで巴武蔵そっくりになり「ちっとは驚いたか怪物ども。これがお前たちが恐れていた原子の光だ」「お前たちは、もう一度放射能の青い光で滅びるのだ」なら、喜んで見るのだけれども。
2015.01
11
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22:10
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 艦これアニメは、酷いどころのものではない、ふしだらと評すのが妥当だろう。もともと一見さまお断りである上に、ゲームやってる客も舐めている中身である。

 まず、ゲームの映像をそのままアニメに移すあたりで何の工夫もしていない。ゲームでネーチャンが大砲やら魚雷やらで戦っているからといって、映像でもそれで戦う必要はない。装束で弓箭もっているからといって、射掛けるというのは、何も考えていない証拠である。

 仕事もすべてヤッツケである。あの出撃シーン、セリフ、音楽、ギミックのすべてがやっつけ仕事になっている。発進シーンに必要性はないし、セリフもどうしようもない。音楽は悉く使い回し、ギミックはゲームの絵をなぞっているだけに過ぎない。

 演劇レベルでしかない中身を、何も手を加えずにアニメ化するあたりで、手を抜いている。オリジナルがゲームであり、その中の表現が抽象化されていることは仕方がない。ゲームは演劇のように相当に捨象されているメディアであるためだ。だが、そこに具体性の肉付けをせずに、絵にして動かせばアニメ化といった安直は何者だろうか? やっていることは、演劇を録画して人物をトレースしてアニメでございというような手抜きだ。

 実際に、アニメを見ても、抽象性と具体性がチグハグになっている。ネーチャンが海の上を走っているのに、艦載機だけリアルに描く馬鹿がどこの世界にいるのだろうか? それで物語への没入感が生まれると思うのだろうか? 抽象性―具体性のレベルにある齟齬をそのままにして、具体的に絵を動かすから、あらゆるところに違和感がでるのである。

 なんにしても、志が低すぎる製品としか言い様がない。あの水準で客を満足させられると考えているあたりで、舐めているのだろう。シリーズ構成を見ても花田十輝となっている。山崎貴と同じで、仕事はファンを当て込んで金を回収することだと心得ているのだろう。出来上がる製品が「もしドラ」アニメか、それよりも酷いものとなるのは当然だ。

 さらにそのアニメを、関係者でもないのに褒める奴はどうかしている。例えばJSFがそれだ
JSF?@obiekt_JP アニメ第一話評判良さそうで何よりですのん
https://twitter.com/obiekt_JP/status/552869989498097665

これには、眼が腐っているとしか言いようもない。ここまで制作に舐められているのにスリよるのは、艦これのビックネームファンでございと威張るためだ。迎合によってゲームファンの中での自分の地位を保とうとする打算にすぎない。不快感しか感じないものだ。

 出てくる感想は、制作も、それを褒める奴も、インフルエンザにでも罹って、死なない程度に半年苦しめといったものだ。これを放映するのは電波や電気の無駄遣いである。どこぞの小学校の体育館の舞台で壁に向かって台本を読めばそれで十分だろう
2015.01
11
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03:02
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 同人で作り、軍事研究で書いた中国鉄道橋のアレ、中国のテレビで取り上げてもらったようです。教えてもらったのですが、中国国際広播電台視頻媒体中心・甘粛衛視連動制作の「同歩世界 ONE WORLD」
http://v1.china.com/s.swf?flv=aHR0cDovL2NpYm4udi5jaGluYS5jb20_aWQ9OTAwNQ==&newsid=MTkxMjM0MTI=&&__
(クロームだと再生しない)で、確かに文谷数重と言ってますねえ。

 …まー、テレビにするなら、己にもなんか聞いてくれればいいのにねえ。発注貰えれば「日本には101の弱点があってだな」と教えてあげたものだよ。例えば「日本の防衛関係には頭の弱い右派守旧派が多い。あいつらは今どき専守防衛を信じている。だから、できなくていいから、中国は日本本土に上陸する雰囲気を見せれば、新型戦車増やそうと言い出して、真の脅威の日本海軍力増強の足を引っ張れるよ」とかね。

 番組内容をみても「鉄橋四本落とせば輸送路の六割潰せるよ~ん」という、日本の軍事ライター発言の先を確認していないのが残念。軍事ライターの概算は、鉄道地図帳から拾った数字でできており、輸送路数の六割というものにすぎない。需要や電化線、線形の影響もあるので、輸送容量や輸送実績だと、指摘した鉄橋のうち4本が占める量はもっと多い。

 その辺りは日本では調べきれんけど、中国なら調べられるはずなんだけどね。まあ、調べて報道すると厄介なことになるのかもしれないけど。

 ただ、日本の、海外軍事情報を翻訳して鵜呑にして、それに全力全開で紹介したところで、そこから先がないのはチョットなと思いましたです。


…つーか、グーグルで「文谷数重」で動画検索すると、他にも出てくるね。雲南の放送局が中華イージスについて作ったやつとか。
2015.01
09
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18:45
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 軍事研究2月号に「戦場は琉球列島線」を書かせていただきました。

 主張の中身はご覧になって、できればお買い上げの上で確認して頂きたいのですが
さお竹屋式が潰れにくいことは、間違いない。その理由は
とか書いてますな。最初は「さお竹屋式が何故潰れにくいのかといえば」と書いてましたが、文章が長くなるので、引用部のように書きなおした記憶があります。前のほうが良かったような気もするのですが、文章書いているときはオカしくなっているのでそう修正したのでしょう。

 それよりなにより、今読んで気づいたのは、「ピントルマウント」を「スピンドル銃架」(p.190)と書いてますね。エレベーターとエスカレーターみたいな感じで、出てしまったのでしょう。まあエベレーターとかエレベストよりはマシか。

 2月号は、なによりも井上孝司さんの陸戦用ロボット記事といった切り口の面白い記事があるので、とりあえずお手にとっていただければと思います。ハイ。

 
2015.01
09
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12:00
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 国外での尖閣情報戦とやらは、テキサス親父の類にワイロを渡し、櫻井よしこの仲間にコミッションを支払うだけの話ではないか?

 尖閣がどちらのものかについては、世界は全く興味はない。

 日本人からすれば、フォークランド諸島が英国のものだろうが、アルゼンチンのものだろうかは知ったことではない。

 同じように世界からすれば、尖閣諸島が日本のものか、中国のものかはどうでもいい。世界には何の影響もない無人島である。どちらのものであっても、世界に全く関係はない。

 ただ、日中が戦争をされると面倒くさい。経済の混乱が起きることや、近所に権益がある場合には巻き込まれるからだ。

 だから、アメリカは喧嘩するなという。

 もちろん、アメリカは尖閣で日中両天秤で利益を得られる立場にある。施政権があるといえば「米国は味方」と日本は喜ぶ、日中間の問題に口出ししないといえば、「美国は味方」と中国は喜ぶ。

 ただ、巻き込まれるのは困る。日中が緊張以上の状態となると、米国は巻き込まれるからである。日本からは安保があるのになぜ味方しないかと責められ、中国からは領土問題で日本の味方をするのかと責められる。米国とすれば一円の利益もない尖閣で、日中市場で評判悪くなることは御免こうむるということだ。

 この前提があるのに「米国は日本の味方をしてくれない」と言い出すのは、全体が見えていないものである。北村淳さんの「人目に触れない日本の尖閣諸島サイト、世界に宣伝される中国の釣魚島サイト -軍事力のみならず情報戦でも攻勢を強める中国」 には、そう言わざるをえない。

 北村さんは『ロサンゼルス・タイムズ』の
アメリカ・日本・中国の学者によって提案された「大局的に見れば、日中両国は尖閣/釣魚島を巡ってこれ以上対立を続けるべきではなく、両国ともある程度の妥協をして島嶼をめぐる対立に終止符を打つべきである」という提言

について「この提言を一瞥すれば、誰の目にも中国寄りの提言と映ることは当然と言えよう。」(北村)と述べている

 だが、現実的に見れば、尖閣はどうでもいい島である。誰が住んでいるわけでもなく、資源があるわけでもなく、漁業資源についてもすでに分割されている。軍事的価値もない。「大局的に見れば、日中両国は尖閣/釣魚島を巡ってこれ以上対立を続けるべきではな」いことは、明らかである。

 それについて、日本は当事者だから怒れというのは、戦略家のいうことだろうか? ナショナリズムが吹き上がることは理解できるが、北村さんがそれにあわせ、現実的な利益をみずに「怒れ」というのは、迎合である。両国政府は問題を適当に誤魔化すのが一番というべきではないのか?

 世界からすれば、尖閣はどちらでもいいと考えるのは当然である。また、面倒に巻き込まれたくないので、深入りせずに仲良くしろとだけしか言わないのも、当たり前である。それを中国情報戦の勝利や、三戦の成果というのも、対中強硬派や頭の弱いネトウヨへの迎合にしか見えない。

 結局は外国からすれば他人ごとである。中国の情報戦や三戦やらがなくともそういうし、日本が情報戦や三戦をやっても、世界は「日本のものだから中国は手を出すな」と言い出す国は出てこない。

 情報戦とやらで海外で積極活動しても、米国の親日派やロビイストに金を垂れ流すのが関の山である。どうせ共和党系のシンクタンクか、テキサス親父のような提灯持ちにワイロを送り、櫻井よしこやその関連団体にコミッションを払うだけで終わる。そのような無駄金を使う必要はない。外務省のHPにテキストベタ打ちのHTML一枚貼っとくだけで十分である。



※ 北村淳「人目に触れない日本の尖閣諸島サイト、世界に宣伝される中国の釣魚島サイト -軍事力のみならず情報戦でも攻勢を強める中国」『JBpress』(日本ビジネスプレス,2014.1.8)http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42604
2015.01
08
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12:00
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 酔拳みたいなもんで、沖縄の翁長県知事は戦えば戦うほど県民支持が強くなる構造にある。抗日戦での蒋介石が戦闘で負けようが日本と戦うたびにほどパワーアップしたのと同じである。県知事も、一切の妥協をせずに抵抗すればするほど権力基盤は強くなる。

 逆に、妥協をすると民心を失う。前知事は汪兆銘のように妥協した結果、支持を喪った。

 TBS「辺野古移設『許さない』、沖縄・翁長知事 年頭挨拶」http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2387018.htmlでは「新辺野古基地の建設は許さないということを国内外に向けてしっかりと働きかけていきたい」(翁長)ではなく、もう一歩進んで、辺野古基地の建設と戦ったほうが良い。

 そもそも、調査工事の段階で、抗議対策で海面を仕切らなければならないような工事(「辺野古工事15日再開へ フロート域拡大」http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=97565)では終わっている。

 なんにせよ、現政権が辺野古で強引に押せば押すほど、沖縄の反発が増える。沖縄は今の段階でもナショナリズム勃興期に近い。安全保障で何の役にも立たず、県民感情が特に悪い※ 海兵隊のための辺野古を無理押しすると、対中ゲームで強力な布石となっている嘉手納の存続や、自衛隊の駐留まで飛び火する可能性が高い。

 それを考えると、現知事にはさっさと行動を起こして、悪手である辺野古建設にトドメをさしたほうが沖縄だけでなく、本土のためにもよい。辺野古に海兵隊の基地を作っても、中国との軍事力積み上げゲームを含めて現実的な利益はない。それよりも、那覇や嘉手納に、中身はともかくとして新鋭機をおいて中国に見せつけられるほうが利益はある。



※ 80年台の朝日新聞縮刷版みたら、復帰前に運転中の自動車ごと海兵隊の戦車で踏みつぶされて大怪我と障害を負ったけど「緊急時に戦車を避けないのが悪いので補償はなし」だとかあったよ。米五軍にはそれぞれ立派な人もいるだろうし、それぞれクズもいるだろうけど、特に海兵隊という名前には、そういう歴史的記憶からの忌避感があるんだろう。

※※ ただ「酔っ払った米兵が家に入り込んで寝ている」を事件化するのは気の毒ではないかと。それだけは「鍵掛けとけ」としか言いようはないと思う。それよりも、ひき逃げ重態事件の海兵隊少佐は逮捕していないのだが、アレこそ昔の例からすれば国外逃亡のおそれではないか。証拠隠滅も逃亡もしない正々堂々の3Dデータ女は逮捕しといて、件の少佐が逃げたら検察はまた悪者だろうよ。
2015.01
07
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 もう原油価格が80ドル100ドルということは起きないのではないか?

 もちろん、今のドルの価値での話である。瞬間最大風速で80ドルがあっても、その寸前がが天井だろう。

 というのも、今のドルの価値と技術では60ドルが近づくと、採算がとれるようになった非油田由来の石油が一気に出てきて価格上昇が抑えられる。出てくるのはシェールオイルだけではない。重質油改質や、バイオ燃料、XTLによる合成で作られた液体燃料が市場にでてくる。

 将来的には、原油価格の天井はさらに下がる。技術革新で非油田由来の採算ラインはさらに下がる。ほかにも、いずれ世界規模で風力や太陽光といった電力があまり出す。それと、製鉄等由来の排出二酸化炭素を処理するための燃料合成も出るだろう。

 この状況では、エネルギー資源だよりのロシア経済は溺れ死ぬ。なんせロシアには資源以外に売るものはない。その資源にしても、採掘現場は気象や交通の限界条件である。エネルギーにしても、それ以外の資源にしても、他産地よりも悪条件なのでロシアは最初に死ぬ。そして、航空宇宙技術やソフトウェアではロシア全体は食えない。

 そのロシアの中で最初に死ぬのは、軍隊だろう。ここ10年程度の間、一次産品の価格上昇で待遇改善と装備改善を行うと言われ、一部でそれは行われていたが、実現する前に金が尽きて終わる。

 原油価格には上がる見込みはない以上、ロシア軍は溺れ死ぬだろう。原油価格はさらに低下する見込みである。そうなると、ロシアは通常戦力の改善は全くできなくなる。別に戦争する相手もいないのでそれは問題はないと判断するためだ。あとは、大国といった自己欺瞞を続けるために、頑張って旧式化した核戦力を更新する程度に留まるだろう。



 ま、日本にとって極東ロシアや軍は無視して良い相手に過ぎない。陸軍力は日本には全く関係しない。海空軍力も日本に対して劣位にある。実際、太平洋艦隊の海軍力も質量共に台湾海軍と大差もなく脅威ではないから、ロシアがどーなろうと、どーでもいい話だけどね。
2015.01
07
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11:59
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  「台湾でも『抗日戦勝70周年』行事開催へ『抗日戦の“真相”』明らかに」なのだが。産経からすれば「抗日戦の主役は共産党ではなく国民党」といいたいのだろう。

 だが、当時はどっちも国民政府で、八路軍も新四軍も中華民国軍の一部なんだけどね。

 抗日戦争全体を見ても、国民党系の軍隊と共産党に極端な差はない。

 確かにたまに前線ができて、そこでの戦闘では国民党系が出てくるが、大陸ではいつも前線があったわけではない。なんとなく睨み合い、たまに日中いずれかがそこから出ようとした時に発生するようなものだ。上海戦や南京戦の時期を除けばそんなものだ。

 その間に、共産党系は日本軍の背後で抵抗している。派手さはないが、抵抗したことは国民党系と変わらない。そもそも国民全体の抵抗(傀儡政権は除く)だから、そこで優劣つけても仕方もない。

 なんというかねえ、相手を拘束して消耗させようとしているNVAと、同じように消耗させようとしているベトコンみたいなものであり、どっちが優れていてどっちがやる気がないとまでも言えない。

 そもそも、今の中国でも、抗日戦での国民党軍の戦いも評価されている。この状況から言えば言えば「抗日戦の主役は共産党ではなく国民党」といった色を出そうとしても、いまさら大陸よりも台湾とか言い出してもどうなるもんでもないけどね。産経が歴史戦と言い出して一人相撲をとっているようにしか見えないものだよ。
2015.01
06
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 JSFさんの発言には時々不思議なものがある。

 今回は、飛んでくる飛行機の音が聞こえず、正横変わってから音が聞こえているというのに
音速突破と紹介されてるけど、音が静かだし突破してないかも・・・ベイパーコーンは音速出てなくても発生するしなぁ。
https://twitter.com/obiekt_JP/status/551865781927956480
と述べている点である。

音速


 録画時の音響レベルなんて適当なものなのに、その音響レベルを信じていることはさておこう。

 艦載機の飛行を見慣れている乗員が集まって見物しており、わざわざデジカメの録画モード?までしようとしているほどの見世物なのだろうという状況について、JSFさんが把握できないことも、おいておこう。

 なにより、近づいてくる飛行機の音が聞こえないことを不思議に思わないのは、かつて他人を叩くときに自称していた国立理系院卒の経歴からしておかしいのではないか。だいたい、ジェット機が飛んでいるのを見たことがあれば、前から見てF-18の轟音が聞こえないあたりは怪訝である。

 映像をみても、速力は推測でき、相当に高速であることが伺える。F-18は丁度18.0秒で左舷の艦尾鋭角部を代わり、19.0秒丁度で前方向アングルドデッキ鋭角部を抜けている。空母の図面から測ると170mで、アイランドから60mズレている。空母からさらに60m左をフライパスしたとすれば、秒速340m程度だからだいたい音速となる。(海面高度とか温度とかの検討はしてないけど、そんなものだ)
見た目の角度


 なんにせよ、音の大きさだけで、しかも録音レベルを考慮せずに音速以上以下を判断するのは、不思議なものだ。映像上で聞こえる音が小さいと「音速を超えていない」と判断するのが、JSFさんの理論なのかもしれない。

2015.01
05
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20:04
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 国立まんが図書館に行ったら、永田町の改札内に「本日休館」とあるので急遽、神保町に行き先変更。咸享酒店で飯食って、岩波ホールで「幸せのありか」を見てきました。

 まあ、アレ映画っぽいけど、見たい映画ばかり見ていると視野も狭くなるものです。だから、岩波にかかった奴は見ることにしているのでそうしただけの話です。

 

 ま、内容的には「見ていて苦痛ではない」といったあたりでしょう。見ていて苦痛ではないし、とはいえ、絶対、当たり映画ではない。前の席のカップルが、終わったあとでどうやって感想を言い合うかと考えると選択ミスだろうといった感じですな。まあ、ネーチャンは早大図書館の例のコピーカード持っていたから、一文か教育あたり(想像)だろうからなんとかフォローするだろうけど。

 内容的には、脳性麻痺で知的障害と判断されていたが、外界の状況は把握しているけどそれを外に伝えるすべがない兄ちゃんの話で、最後に遂に、といった中身。

 ただねえ、やっぱキツイ。「素晴らしいこと、世界の起きた奇跡を伝えます」臭がするのと、作劇として淡々としすぎている。事実を元にしたとしても、脚色しないと映画にはならないのではないかね。若い娘っ子のナマ乳ひと揉みするあたりとかあっさりしすぎ。

 とはいえ、そこで描かれる福祉体制は結構悪くはない。日本よりもポーランドの方が進んでんじゃないのかという感はある。主人公は知的障害者施設に入るが、そこでも日本の介護施設なんかよりも扱いは丁寧な感じがある。話の筋とは全然関係ないけどね。

 ポーランドは特に敬虔なカソリック国※ だから、共同体で面倒を見るのは当然といった雰囲気があるとか、献身行為というほどでもないけど、お手伝いは当然みたいな感覚でのボランティアが多いのではないかねえ。

 案外、社会主義時代でも、教会主導の福祉は当時の日本よりもよほど優れていたのではないのかね。もちろん、金も食い物もモノもないけど。

 そういったあたりを考えると、今の日本、介護の類を市場経済に丸投げするものナンではないかね。介護に金を突っ込んでも、介護職の給与も待遇も改善されない状況と、介護はこれから伸びるといって居酒屋チェーンあたりから参入している奴らがいるところを見ると、全部、ゼニゲバ経営者が抜いているんじゃないかと思うよ。

 とはいえ、全部公務員にすると効率も落ちるし何の工夫もしない。

 その辺りは、まともな宗教や慈善団体に頼むのが正解なんじゃないかね。まあ、政治介入にかまける日本会議とその構成団体は真っ平だけれども。



※ 字幕だけど、最初の民主選挙のシーンで「修道女の方々にも選挙権は付与されました」みたいな字幕がある。社会主義一党独裁ポーランドにしても、党員は洗礼を受けるわ、治安部隊は教会には銃を向けられないわ、秘密警察がヨハネ・パウロ二世の即位で涙する(秘密警察云々はこないだのワレサの映画ね)ような国だからねえ。
2015.01
04
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12:44
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 普天間のゲート前の抗議活動が邪魔、排除するという話だが。(「反対行動排除を強化へ 辺野古ゲート前、資材搬入で政府」)

 強引なことをやって、県知事と名護市長が出てきて道路封鎖したら収拾つかなくなると思うけどね。江東ごみ戦争はそうだった。

 今の知事と市長の後ろには、議会も民意もついてきている。アレ宰相の指示で、国が強引なことをやって、それに現地が反発で呼応したら、首長と議員が先頭に立った市民総出の道路封鎖はありえる話なんだがね。

 そもそも、県知事は県警をある程度コントロールできる。それでもアレ政権の押し付けにはいくらでも抵抗できる。

 知事は予算で県警を縛ることができる。警察への直接指揮権はないが、辺野古警備に関する予算支出を停止しろとか、具体的な事例を上げてその予算執行を停止しろと言える立場にある。

 そもそも、知事は公安委員会に指図することも可能だ。もちろん、公安委員会は県知事の命令に従う立場にはないが、その意向を無視できる立場にもない。アレ宰相が警察庁や国家公安委員会からの横槍を入れるなら、県知事は全員を罷免することもできる。あたらしい公安委員の任命は国の同意が必要だが、不同意は相当にハードルが高い上、現地感情をさらに刺激するのでまずはできない。

 もちろん、このような抵抗で、永続敗戦論状態にあるアレ政権にいうことを聞かせることはできないだろう。

 だが、アレ政権と戦うことで、世論と米国に現状不可の判断をさせることは可能だ。実際に、県知事と市長は、抗議することで日本国政府にいうことを聞かせる必要はない。国内世論と米国に、辺野古移転や、そもそもの海兵隊駐留が筋悪で実現不能とする印象を与えればよい。普天間辺野古問題は、すでに行き詰まりを見せている、日本の世論も、米国政府も遠からずそのように判断し、別の方法しかないと確信する。

 これは、第二次台湾危機の国共合作のようなものだ。1958年の台湾危機では、新中国と国府は互いに闘うことにより、ともに米国に「台湾は中国の一部である」ことを呑ませ、成功している。

 とにかく、知事と市長は、なんでも抵抗するべき段階だろう。現実的に辺野古移転にせよ、普天間残置にせよ、海兵隊駐留継続にせよ、現実にできないことを見せつけることで、代替案としての海兵隊撤退が現実味を帯びてくるからだ。



※ 「反対行動排除を強化へ 辺野古ゲート前、資材搬入で政府」『琉球新報』(2015.1.3)http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-236754-storytopic-3.html
2015.01
02
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 コミケなんだが、アレな人が来て「外国籍生活保護やめれば宗谷保管はできる」だと。よくそんなことが言えるものだと思ったよ。みんながみんな日本国籍だと思うと大間違いなんだが、それもわからないのだろう。

 コミケの終わり近くなって、ブラリと来た奴がいて、艦これ云々で長口上をする。己は艦これなんかしないから、手伝ってくれた某を示して「この人『艦これ』で印税収入ある人だよ」対応を一任。契約で、印税の規定割合を角川に貢いでいるからホンモノだ。

 するとご本尊のニューロンが発火状態になる。ぜひ艦これに宗谷をだしてくれという。己が混ぜっ返して「ロシア艦かね」といっても、またったく耳にはいらない様子。

 その後に、船の科学館にあった宗谷の話をしだす。まあ、何人かで金がかかるとか、受け入れ先もないとか、作り直しの手間がとかいっても聞きもしない。宗谷にしても、どこも受け入れ先がなくて、当時最盛期の船舶振興会がどうにかというのに、当節あんなものに金を出すところはない。三笠だって財産上で現役にすることで国の金を突っ込んでどうにかしているに過ぎない。

 そうすると「外国籍生活保護やめれば宗谷保管はできる」以下の、ネトウヨ政党のタブーブタなみの低能発言を始めた。まあムッとするものだ。だいたい、ここにいる連中が全部日本国籍だとは限らないのに、そんなこと言える口が信じられない。

 「それなら鉄くずにすればいいだろ」と言いそうになったが、某が適当に丸め込んで帰した。記念艦を維持するために生活保護を廃止して受給者の老疾を路頭に迷わせるなら、宗谷どころか三笠でも鉄くずにすればいいと思ったよ。

 ご本尊を帰したあとでは、皆でまあ軽蔑ものだねという話しかしない。実際に、中国人韓国人は高校でも大学でも居たし、親の商売相手でも居たが、不愉快になことをされた覚えはない。某も、ウチの店子にもいるが、家賃支払いや現状復旧で迷惑かけるのは日本人なんだがといっていた。

 軍事を扱うあたりは、全部、嫌中嫌韓だと信じているのだろう。まあ、1日目のメカミリだと、自衛隊最高、自衛隊マンセーの裏返しとして、そういうマヌケも多少はいるだろうが、3日目の情報評論はそういう雰囲気はないし、まずいない。

 まあ、この手の人間は話の組み立てができない。去年の冬コミにも「シナチョン」とか言い出して「なんだそりゃ」といったら発火したやつがいる。そいつも大概は最初の話から組み立てがおかしかった。今回も、艦これが好きすぎてそれ以外の話の展開ができない感じであったよ。

 タブーブタ系は来ても客じゃないと思っているから馬鹿にするけどね。実際には、ほとんど何も買わないし、1000円2000円払ったくらいでネトウヨの言うことを聞いてやると思ったら大間違いだよ
2015.01
01
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16:44
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 アレだ、コミケ前日2時まで梱包とかしているもんだから、疲れているからたまにスゴイことが口に出る。

 今回は「おい、そこの客、釣り銭忘れてんぞ」だな。知り合いの20年来の客だけど。

 若いころにも、たまにスゴイことが自然に口に出したことがある。

 まず、ワカランチンの指示に舌打ちをしたことが2回ある。2尉の時に3佐と、1尉の時に行一の6級か。いつもは「それできない」からなんだが、舌打ちしてから驚いたもんだ。

 最初の時にはその後、「ワォ」といって「舌打ちって自然に出るもんだねえ」とご本尊に言ったら、もういいオマエの顔は見たくないと帰れと言われた。

 2回めは、舌打ちしたら「勘弁してよ」と逆に言われて、確かに舌打ちしたのは悪いから「わかったよ、やってやるから」と言った覚えがある。

 6級は別に悪い人じゃない。ただ、こっちからすれば物分かりが悪いし、馬鹿にしない程度には、よくからかっていた。

 出張の宴会で「官は金持ちなんだから、おごれ」と言いだすから、奴のカバンからはみ出てていた財布を卓に放り出して、「これで好きに飲み食いしろ」といったら、本当に高いやつを頼んだあと2-3分立ったあとで、気づいてあわててキャンセルしていたよ。「ドロボー」といわれたけど、「だいたい20も若いのに奢れはないだろ」といったら、「オレをいじめるてくれるな」だと

 翌日、例によって集合場所に出しっぱなしにしていたカバンの上においといた先生のタバコをとって、いつもコレだろ、好きに吸いなよと投げたら、やっぱ自分のカバンを確認しないでサンキューといったあとで、前日から同行している4級さんが笑いながらに「カバン見たほうがいいよ」と言われて「油断も隙もない」といわれたよ。

 「分かった、ホントにおごってやる」と「わかば」だか「エコー」だか買って渡したら、また4級さんも「呑まないとまた何か言われますよ」とけしかけた。クサイだのマズイだの言いながら飲んでいたが、その夕方になって「ようやく吸いきった、案外不味くないなコレ」といっていて、こんどは4級先生が「安いなあ」だと。

 反射的に言い返したやつだと、練艦隊の実習幹部だった時に、どーでもいいことで「オマエの代わりに退職願い書いてやる」と副長(2佐)に言われたときかね。「なんの効力もないし、有印私文書偽造で訴えますよ」といったことがある。あの副長はそりが合わなかった。まあ、副長と艦長付Bは不人気で、降りたあとは、同期は基本は誰もまともに相手にしていないという状態だった。

 逆に、よく殴られたけど、艦長付Aは人気者なんだけどねえ。この人は、帰りのハワイの時に、自分が命じた上陸止め連中に「何やってんだ、ハワイで遊ばない手はないだろう」と行ってきた人。別に幹部に上陸ドメはないわけで「遊んでオレに怒られたほうがいいだろ、だから時間を無駄にするな急げ」と言ってきた。しかも、本人もハワイで弾けたのと、ようやく帰れるといった安堵感で、その後には上陸止を完全に忘れていたけどね。

 20年位前に、群司令(中途昇進したけど、当時は代将:群司令たる一佐だったはず)に「ケチ」っていったことがある。他人が放置した命令を実施前日に見つけて、逃げて出てこない起案者でもないのに走り回って、翌日朝一番に群司令に決済。前日に副長が説明していたはずだが「今日の命令を今日持ってくる奴がいるか」と激怒。「こちらのミスですので、そこはご寛恕で押印を」といってとにかく懇願。「勝手に押せ」と印鑑を指さすから、その印鑑を押したら「ほんとに押しやがったな」(みたいな言葉があったか、ホントは無言だったかは覚えていない)と黒制服にコーヒーぶっかけられた。「うわー」といって、「洗濯代くださいよ」と口について出てきたら、さらに怒って、制服の背中にもマーカーでなにか書かれた。(自分で洗濯機で洗って消えたからマジックじゃなかったと思う)まあ、悪いのはこっちだけど「ケチー」(ホントに馬鹿にする感じで伸ばして言ちゃった)といったら、「もういいさっさと帰れ」といわれた。

 その後、副長(この人は群司令と同クラスか上クラスだったはず)が来て、まあオマエが直接の責任じゃない、とりなしといたよといわれたけどね。