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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2015.02
28
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13:29
Category : 未分類
 少年法で守られるから、人を殺すという不良分子はどれ位いるのだろうか?

 産経新聞「少年法見直しも含めた検証が必要 自民・稲田氏」によると、稲田さんは次のように述べたという。
「犯罪を予防する観点から、今の少年法の在り方でいいのかはこれから課題になる」と述べ、少年法の見直しも含めた検証が必要との認識を示した。
 また「少年が加害者である場合は(報道などで)名前も伏せ、通常の刑事裁判とは違う取り扱いを受けるが、(少年犯罪が)非常に凶悪化している」とも述べた。

 要は、「少年法を改正すれば、少年犯罪は減る」(大意)、「少年犯罪は取り扱いが甘いので犯罪が凶悪化する」(大意)とする主張である。

 だが、少年法と殺人には関係はない。少年法で守られていない成人も人を殺しているし、事件数は少年よりも多い。成人は体力に優れ、人を殺すに必要な刃物等の工具類を携行することも多く、社会生活があるため金銭や異性関係等のトラブルも多いためだ。

 だから、少年法を改正しても何も変わらない。もともと、殺人は発作的に起きる事件である厳罰化や実名報道されてもなにも変わらない。

 もちろん、少年法を弄って実名報道や厳罰化をする話は、今の政治状況では、別にどうでもよく、大した反対もない。未成人にしてもほとんどは刑事裁判までの犯罪を犯さないので、関係ないと考える。そもそも選挙権もないので、少年法で利益を得ていると考える政治勢力は少ない。

 だが、具体的な利益もないのに法を改正し、厳罰化するのはおかしい。このあたりは、実際にある必要性や、それによって得られる実質的利益を無視して、自分たちが憎むものに攻撃的となり、復仇的となるといった、今の政権党やその支持者の心情の表明なのだろう。このあたりは、とにかく憲法改正をしたいとか、教育制度を改定したいといった話に共通している。

 半分は、自由や民主主義、人権への反発の発露である。今の政権は自由や民主主義、人権と言い出す割には、それらを重視していない。宗教的な発想に過ぎない程度の道徳で、社会を縛ろうとするような、教育改革とやらはその好例である。

 残り半分は、革新嫌いがあるのだろう。憲法改正やこの少年法改正は、どちらかというと、想像された左翼への政治的打撃を渇望してのものである。現実的にはそのような左翼は既に退潮しており、政治的に存在していない。だが、古い頭の政権党や支持層は、まだ左翼が敵であると想像し、例えば「日教組、日教組」といきなりいきり立つわけだ。少年法や原発問題は、そのようなものだろう。

 どちらかと言うと、保守よりも宗教に近い。実際に、日本会議の主張はそのようなものだ。自民党も、昔の自民党とは変わってしまったということだ。30年前の自民党なら、空想的宗教主義は小馬鹿にされ、非主流派に留まったのだけれどもね。
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2015.02
27
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12:04
Category : 未分類
 加賀孝英さんのところには、毎回都合よく情報が集まる。インチキ健康食品を売る会社には、都合のよい「喜びの声」が集まることとの類似性を感じるものだ。

 「【スクープ最前線】韓国系団体、安倍首相の議会演説阻止へ猛圧力 妨害工作に米側も激怒」で、加賀さんは次のような情報を集めている。

内容は読者が喜ぶように作った迎合記事なのだが、その情報源とやらがいつも豪華だ。今回は首相官邸と米政府関係者と米軍関係者からの情報となっている。
官邸関係者がいう。
 「訪米では、歓迎式典やオバマ大統領主催の晩餐(ばんさん)会、共同記者会見などが予定されている。国賓待遇の訪米は2006年の小泉純一郎首相以来のことだ。民主党政権で信頼関係がズタズタに壊された日米関係がやっと修復される」
以下、複数の米政府関係者から入手した仰天情報だ。
 「在米韓国系団体が『安倍は独裁者だ。議会で演説させるな』と、米政府関係者や上下院議員にすさまじい圧力をかけている。慰安婦問題などで日本を貶める『ディスカウント・ジャパン』工作の時と同じだ。組織だって動いている」
 「中国の習近平国家主席は今年9月、北京でロシアのプーチン大統領を招いて、日本に圧力をかける『抗日戦勝利70周年』軍事パレードを行う。米国内では、韓国系団体と中国系団体が連携して『安倍首相の議会演説潰し』に動いている」
米軍関係者はこういって怒りをブチまける。
 「米政府は日中韓3カ国に十分に配慮した。安倍首相の後に、習近平国家主席と朴大統領にも訪米を要請している。米国は日本と韓国の同盟国である。韓国系団体の暴走は、米国の顔に泥を塗り、東アジアの安全保障を危うくする行為そのものだ。米国を裏切って中国につくつもりか」

 加賀さんの最近の記事だと
「旧知の自民党幹部はこうもらし、続けた」
「複数の米国の政府関係者、情報当局関係者から得た情報」
「警備当局関係者がいう」のスリーカードがある。
(「【スクープ最前線】米軍「イスラム国」首謀者暗殺計画 日本企業に『脅迫メール』も」)

 さらに以前は、旧知の人民解放軍幹部まで出してきた。
「外務省関係者は会談の行方をこう語る」
「以下、複数の米国防総省関係者から入手した情報だ」
「今回の米中首脳会談について、旧知の中国人民解放軍幹部は」
【スクープ最前線】中国、米に“土下座” 尖閣上陸『3時間でいい』と懇願
これは前に「外務省と国防総省と人民解放軍の友人によると」で書いたとおりである。これもスリーカードか。ワンペアだと力が弱くて、フルハウスだと都合が良すぎると疑われる、とか考えているのだろう。

 ちなみに、健康食品なんかは自分たちで書いた手紙を会社に投函して「実際に『喜びの声』は届いている」と強弁するらしい。加賀さんも情報筋からのマル秘の情報メールをもっているのかもね。米軍も中国軍も、あたかもグーグル翻訳で書いたような英語や中国語で、アドレスも@yahoo.jpや@hotmail.co.jpではないかと夢想すると楽しくなってくるものだ。

 なお、産経新聞社は産経本紙に準ずる産経ニュースにも加賀さんのスクープとやらを載せている。「習主席が進める“粛清”Xデー間近…日本政界にも飛び火か」には、「以下、中国政府、軍当局関係者から得た、驚がく情報だ」がある。ツイッターそれを信じ込んだ209人のネトウヨが知性を晒している。この程度の新聞社が、朝日新聞の報道を批判するのは相当に無謀だと思うものだよ。
2015.02
25
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21:52
Category : 未分類
 USNIに日本武器輸出の記事がある。Mizokami,Kyle"Japan’s Emerging Defense Export Industry” (USNI会員じゃないと読めないかもしれない)

 その大概は、日本でもいわれていることだ。オーストラリアに潜水艦を、インドに飛行艇を、ベトナムと英国に哨戒機をといったもの。

 だが、タイに潜水艦を売る話は目新しい。1951年以降、タイは潜水艦を持たなかったが、ようやく買う話がでた。中国の元、ロシアのキロ、韓国のチャン・ボゴがでているが、そこに日本製も選択肢に入るのではないかというもの。

 もちろん、記事でも価格と軍政の問題を指摘している。クーデター以降、経済成長率が低下したタイで、ロシアや韓国製の1.5倍する日本製は買えない。そもそも、軍政タイに日本は売りがたいというものがある。

 だが、記事では機密保持の話を書いていない。タイは日本や海自と仲がよい※※が、同じように中国や中国海軍とも仲が良い。ハッキリ言えば、アジアの諸勢力でバランスをとっていて、どこの国にもいい顔をする。

 日本が潜水艦を売れば、中国にも見せるだろうということだ。日本が最新潜水艦を売るには厳しい相手である。(逆に元を買えば日本に見せてくれるかもしれない)

 また、サイズにも問題があるだろう。タイはとりあえず買うという話であり、オーストラリアのように、戦略的に運用できる、デッカイ通常動力潜水艦が欲しいわけでもない。そうすると、そうりゅう型や、おやしお型は大きすぎる。そこでも日本製は適さないといったところだろう。



※ Mizokami,Kyle"Japan’s Emerging Defense Export Industry”"USNI NEWS"http://news.usni.org/2015/02/23/japans-emerging-defense-export-industry?utm_source=USNI+News&utm_campaign=d3c0d22592-USNI_NEWS_DAILY&utm_medium=email&utm_term=0_0dd4a1450b-d3c0d22592-230423353&mc_cid=d3c0d22592&mc_eid=fc7d3d1ee8

※※ 筆者のクラスにもタイ王国海軍から二人の少尉が来ていて、江田島から練習艦隊が終わるまで同じ釜の飯、というか、同じ塀の中でスメルライスを食った。分隊は別だったが、陸戦で同じ陸戦小隊-分隊であり、練習艦隊の部屋もたしか一緒だった。
かしまの実習員行動で深夜に一人で『戦艦ポチョムキン』のビデオ(自宅のLDからコピーして持参)を見ながら同人誌の原稿を書いていた時だ。タイ将校の一人が「何見ているの」と来た。そして己の注いだお茶のみながら暫く見たあとで、たしか字幕の「土地をわれらに」のあたりで「オレの国もゆがんでいる」とポツリと言った。国王への尊敬が篤く、国家への忠誠心にも富んだ男だったが、社会を全肯定できるかどうかは別なのだろう。
2015.02
25
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TB:0
20:50
Category : 未分類
Japan In-depthで採用されました
[文谷数重]【翁長知事は戦えば戦うほど強くなる】~先が見えない沖縄基地問題の行方~です
よろしければ、リンク先で御覧ください

…もっと文書量と一段落を小さくしないといけないねえ。
パソコンの画面ならいいけど、スマホだと読みにくいから。
帰りの汽車で読んでいてそう思ったよ。
2015.02
24
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17:34
Category : 未分類
 御宗旨についてとやかくいうものではないが「大震災と福島は神罰だ」と言い出すのはどんなものか。それで死傷し、家を喪った人に咎があるとでもいうのだろうか。

 神学部の教授さんがそういったということを、立派なことのように伝えている記事がある。「英新約聖書学者が講演『創造から新しい創造へ』」によると、青学で次のように語ったとされる。
「津波と福島災害の恐怖は、世界がこんなにも道を踏み外してしまっているのを正すために、この恐怖を超克するに違いなく、そしてするであろう神の救いのみわざが、いかに偉大なものであるかを示す前景(epic preview)なのである」と語った。


 警告のためだけに、神様は過失のない異教徒に神罰を下したとでも言うのかね。遠回しに言っているが、要は神様が自分の偉大さを示すためにやったといっている。災害のあとに助けるといい人に見えるだろうというテキ屋とサクラのようなものだ。

 世界では既に自然災害を天人感応の結果とする発想はない。もちろん、信心は信心で尊重される。だが、現実世界で起きた問題を、神信心の不足とされるのはたまったものではない。

 少なくとも、日本ではそのようなことをいうから御宗旨への帰依は少ない。神さま仏さまへの信心が少ないと国難が起きるようないいぶりは、あまり愉快なものではない。

 それを内々の、理論的な宗論でいうならともかく、一般公開するあたりで『クリスチャントゥデイ』はズレている。前にも書いたが、非キリスト教世界の日本に後進性を見つける、エスノセントリズムにも見える。モノホンの神学者なので、人格見識は立派なんだろうけど、世間との乖離もスゴイんだろうから、本人や御宗旨のために、そのあたりの発言はオミットしとくものだ。

 日本でキリスト者の立場は良好であるが、それを悪くするものであるようにみえるよ。



※ 「英新約聖書学者が講演『創造から新しい創造へ』 イエス、審判、そして津波・福島災害について語る」『クリスチャントゥデイ』(クリスチャントゥデイ,2015.2.4)http://www.christiantoday.co.jp/articles/15242/20150204/scott-hafemann-aoyama-gakuin-univ.htm
2015.02
22
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19:44
Category : 未分類
 自動車で公道を走っている時に、対向車線をはみ出した戦車で踏み潰され、重傷を負っても「戦車を避ける義務を怠った」で賠償されない。

 昭和37年、米国民政府下だが、そういう話はいくらでもあった。海兵隊の公用車に轢かれて即死でも「事故は犠牲者の不注意による」ため賠償なし(昭和32年)とか、米兵による飲酒運転でのもらい事故や、暴力での失明も賠償になっていない。

 沖縄にはこのような経緯があり、県民の記憶や反発する感情がある。だから、駐留軍は地元感情に配慮しなければならない。

 だが、海兵隊はそのあたりのセンスに欠ける。例の海兵隊報道部の「ばかばかしい」発言もそうだが、同じ人物は海兵隊少佐のひき逃げ「男性のバイクが少佐の車にぶつかってきた」と余計なことを言っている。

 普天間のヘリ事故や、強姦事件以降、駐留米軍の不満は特に海兵隊を向いているのにこれはない。

 黙っていればいいのに、海兵隊内部でいい顔をするために余計な事をいう。日本や沖縄への配慮よりも、海兵隊内での評価を優先するあたり、まともな広報ではないといったところだ。
2015.02
21
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TB:0
15:47
Category : 未分類
Japan In-depthで採用されました
ホルムズ機雷封鎖で集団的保障は必要か?」です
よろしければ、リンク先で御覧ください
2015.02
21
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TB:0
07:16
Category : 未分類
 三ツ矢サイダーを結構飲む。

 そのペットボトルには、原材料の水について「ろ過を重ねた安心安全な磨かれた水を使っています。」とある。

 つまりは工業用水だということなのだろう。川の水を粗々にフィルタ処理した工業用水を工場で受水し、凝集物の沈殿処理と、シルト規模のサイズのろ過、イオン交換処理をして、オゾンと活性炭処置のあとで逆浸透膜を通するあたりだ。「ろ過を重ねた」というのは、このような多段処理を意味している。

 もちろん、処理後は水道水以上にクリアで安全な水となる。塩素処理はしなくともよい。蒸留水レベルの純水であり、無菌のサイダーほかの飲料製造ラインに流し込み無菌なので問題はない。

 実際に、関東で作っているアサヒの茨城工場(守谷市)は小貝川からの工業用水を受水している。地域の県工業用水の単価は立米95円であり、市水の立米247円の4割である。これだけ差があると、工業用水から無味・安全な実用上の純水を作って使ったほうが安い。市水を受けたところで、結局はろ過が必要であるためだ。

 まずは、原料水は工業用水だということだ。アサヒビールも、バヤリースもおそらくそうである。

 念の為に言えば、水道水よりも安全安心である。小貝川の水を汲んで浄化するところは変わらない。守谷市の浄水場で処理するか、工場で浄化するかの差に過ぎない。実際の処理は工場のほうが高度である。また、市水のようにサビサビの鋳鉄管や老朽した配管のジョイントから、浅地下水をエゼクター効果で引き込む心配もない。

 何にしても、市水は高すぎる。配管や維持コストが高い事はわかるが、大口は逃げて使わない。自衛隊もそうで、結構井水を使っているところがある。八戸は陸が井戸水を汲んで、海が下水処理(これも市に頼むと高く付く)をするといった形態だった。下総でも、確か飛行後のP-3Cを洗うウオッシュラックは、基地の北側にある井戸水だったと(朧気だけど)記憶している。

 普通の家も、高価な水道水で水洗便所を使う必要もないのだけれどもね。洗濯、風呂、水洗トイレなんかは、雑用水でいい。井戸水でも、雨水でも貯めといて、簡単なろ過と軟化器を通した程度で構わないのだけれどもねえ。
2015.02
20
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19:26
Category : 未分類
ハフィントン・ポストで新記事が採用されました
安倍首相は名誉博士を貰えない?
あまり迷惑を掛けたくないので、なるべくマイルドにしました。もちろんどこにも罵倒表現はないです。

あと、肩書が「ライター」だけだと、チョットみずぼらしいので、『瀛報』編集権発行人ということにしました。まあ、嘘はついていないし、瀛の字が禍々しいでしょ。いつも意味を聞かれると「性的に奔放であるさま、みだら、ふしだら」と答えているけどね。
2015.02
20
CM:1
TB:0
12:14
Category : 未分類
 母乳の出が悪く、貧しいおっ母さんが、ひもじい赤子のために粉ミルクを1缶盗んだ。それと変わるものではない。罪を責めることを咎める雰囲気がある。

 小林孝也「ベトナム人被告はなぜヤギを食べた 『過酷な生活』証言」からはそのような雰囲気しか伺えない。当初は、酒にでも酔ってやったのかといった印象だったが、まともに食えない上、不安にも駆られたとあれば、同情しかわかない。

 ベトナム人は騙されて日本に連れて来られた。
「日本で働けば月給20万から30万円。1日8時間、週5日勤務で土日は休み。寮あり」。こんな話を仲介会社から聞き、「思いつかないほど素晴らしい」と飛びつき、来日を決めた。仲介会社には自宅と土地を担保にして銀行から借金した約150万円を支払い、2013年3月に農業の技能実習生として来日した。

 長野県の農業会社でトマトを育てる仕事に就いたが、勤務条件は聞かされていたものとはかけ離れていた。毎日午前6時から翌午前2時まで働き、休みはない。午後5時までは時給750円、以降は1袋1円の出来高払いでトマトの袋詰めをした。1千袋詰めた日もあったという。

 用意された「寮」は、農機具の保管場所。シャワーはあったがトイレはなく、電源盤の下の約2平方メートルで寝た。「家賃」として月額2万円が給料から天引きされ、手元には6万円程度しか残らなかった。それでも可能な限りの3万~4万円を母国に仕送りした。

 家と職場を往復するだけの日々。7カ月にわたって我慢したが、「頑張ったが、疲れてしまい、逃げ出した」。インターネットの情報を頼りに、愛知県日進市の土木会社で仕事を見つけた。しかし、在留期限が切れた14年3月に解雇され、無職になった。


 結局、川上村のレタス農奴と同じ話である。しかも同じ長野県とある。農業会社も同じ所ではないのかね 同じ農業会社であるなら、その手のブローカーとグルとしか言いようもない。

 農奴解放令のような、技能実習生解放令を立法化する必要があるのではないか。準備金の禁止、拘束時間は1日8時間、日本人と同一労働同一賃金、昭和30年ころの西ドイツでの、日本人炭鉱技能実習生の条件はそのようなものだ。加えて、健康保険と宿舎費と食費は雇い主負担くらいはいるだろう。

 日本人同然の待遇がができないところには、技能実習生を許可させるべきではないし、刑事罰の規定をおいても良いだろう。農奴を集める農業法人の類については、やっていることは昔の搾取そのものであり、問題は全部、外に負担させようとしている。

 レタス農奴とトマト農奴を囲っている農業会社は、責任者は刑事罰、会社は闕所、農地に塩を鋤きこむ程度のペナルティをくれてやってもいいだろう。



※ 小林孝也「ベトナム人被告はなぜヤギを食べた 『過酷な生活』証言」『朝日新聞DIGITAL』(朝日新聞,2015.2.19)http://digital.asahi.com/articles/ASH2D7RCMH2DOHGB015.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASH2D7RCMH2DOHGB015
2015.02
20
CM:0
TB:0
11:53
Category : 未分類
 帽子はそれなりに落ちる。これはどこの海軍でもかわるものでもない。航海中はあまり外に出ないので落とすことはあまりない。だが、停泊中や岸壁では結構、おとして爪棹(つめざお:フックのついた棒)で回収している。アレ艦長の帽子が捨てられるとか、曹士が下級者の帽子をいじめ的に捨てるような話も効かないでもない。

 だから、日本海沿岸に帽子のポーチとやらが漂着したからといって、ZAKZAKでいうように「韓国海軍の士気とシーマンシップが問われる」(金正太郎)と言うには相当に無理があるということだ。それをいうなら、どこの海軍も「士気とシーマンシップが問われ」てしまう。

 そもそも「大切な記念品」であるようにも見えない。野球帽のようなスコードロンキャップを入れるケースだとしても、中身も外見も別に大切なものでもない。あってもなくても構わないものである。

 中韓に対して、どうでもいいことまで馬鹿にしている様子から見ると、産経新聞系は、会社の方針に従った記事を書かせるということだろう。そして、従来は褒めていた国でも、読者の嗜好が変わればそれに迎合して非難するようにも見える。かつての軍政韓国をヨイショしていた割に、今の韓国をボロクソに言うあたりがそれだ。



※ 金正太郎「韓国海軍の士気とシーマンシップが問われる」『ZAKZAK』(産経新聞,
2015.2.20)http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150220/dms1502200830004-n1.htm
2015.02
20
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01:34
Category : 未分類
ハフィントン・ポストで採用されました
尖閣問題は出来レース」です
よろしければ、リンク先で御覧ください
2015.02
19
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07:05
Category : 未分類
 LCSが韓国と日本に来るという。"Navy Set to Deploy LCS to Northeast Asia"によると今週にもシンガポールをでて、米韓合同演習フォールイーグルに参加し、日本に寄るという。

 LCSは、中国に見せつけるには最適の装備である。見た目が未来的であり、高速力やステルス性で一応は高性能となっている。実用性はペリー級に劣るが見た目は良い。

 実際に、アメリカはLCSを南シナ海で中国に見せつけている。LCSであるフォートワースはシンガポールに配置されているが、これは中国にとっての核心的利益である南シナ海で、中国を安心させないための布石である。

 それならば、日本にも配置して良いのではないか。LCSは、何ができるかはともかく、曲がりなりにも軍艦である。それを沖縄か佐世保に配置すれば、中国にとっては在沖海兵隊よりも脅威に見えるだろう。

 平時であれば使いようもある。中国の領海近くまで排出し、場合によれば台湾海峡に近づき、通過するかもしれないという構えをみせれば、中国海空軍を拘束することもできる。外洋に出た中国海軍に対して、日米海軍は面倒なシャドーイングをしているが、それを中国にも共用できる。

 今後の対中対峙を考慮すれば、沖縄基地問題の最大の原因である海兵隊を国外移転させて、1-2隻のLCSを沖縄ホワイト・ビーチ等に配置するといった方法もある。使い道が微妙なLCSであるが、一応は最新鋭艦である。中国の目前で行動させて、海軍に非生産的な対応うを強要することもできるだろう。



※ "Navy Set to Deploy LCS to Northeast Asia","Japan Economic Newswire"
ただし、オリジナルの"Japan Economic Newswire"が見つからないため、MILITARY COM(http://www.military.com/daily-news/2015/02/18/navy-set-to-deploy-lcs-to-northeast-asia.html)を購読した。
2015.02
18
CM:2
TB:0
18:26
Category : 未分類
仔細はリンク先で御覧ください。

[文谷数重]【尖閣諸島問題は原野商法?】~“平和的睨みあい”日中にメリット~
[文谷数重] 【尖閣問題:最善と最悪、2つのシナリオ】

画面上の組版がどうなるかわかったので、次からはそれに最適になるように書いてみます。

2015.02
17
CM:1
TB:0
23:50
Category : 未分類
 JSFさんがいつものように生半可な知識で論難を仕掛けている。ねむいさんが教えてくれたのだが、今度は対機雷戦となっている。その中身はホルムズ海峡を機雷で封鎖できるのはせいぜい数週間という意見に対してJSFさんは
JSF‏@obiekt_JP @TsutomuISHIAI いえ、私が求めているのは数週間という数字の根拠です。米海軍大学あたりの論文でもあるのかと期待していたのですが。フセイン政権下のイラクがクウェート沖に敷設した機雷はたった1300個です、それでも完全掃海まで2年掛かりました。18:14 - 2015年2月16日
https://twitter.com/obiekt_JP/status/567507285182652418
と発言した。

 これは、安全航路の設定と完全処理を混同した誤りである。機雷原であっても、安全航路を一本作り、それを維持すれば封鎖状態が終わることを理解していないのだろう。別に機雷が残存していても構わないのである。

 実際に、戦後の機雷啓開は最低限の通路設定から始めている。とりあえず機雷源に一本、道を通せば通航は確保できる。片道500ヤード(450m)で2車線分1000ヤード(900m)もあれば、とりあえずの対面通行は可能になる。幅については記憶だけで話しているが、誰が述べてもそんなものだ。ATP-6(中身どころか、題名もうろ覚え)だか、NATOの標準だかがそうなっているのだろう。

 つまり、極端な話をすれば機雷原の2%を処分すれば終わるとも言える。ホルムズ海峡最狭部は50kmある。そのうちの1km分の機雷を除去すれば問題はないということは、乱暴に言えば機雷の2%を処理すればいい。実際には機雷原には粗密や空白域がある。機雷原の限定(ロケーティング・マインフィールドという)ができれば、最低限の労力でやることもできる。対機雷戦部隊で機雷原のないところを選べば、うまくすれば機雷処分なしでも通行路確保は可能かもしれない。処分するにしても、最低限の処分ですむ経路を設定すれば、極端な話、全機雷の0.5%を処分すればすむかもしれない。

 そもそも、ホルムズ海峡での機雷処理は簡単である。大水深(-200 -100m)※ であるため、敷設できる機雷も繋維感応、繋維触発機雷となる。このため、繋維掃海(メカニカル・スウィープ)で比較的容易に処理でき、機雷処理はそれでほぼ終わる。実例をみても、繋維機雷は比較的早期に処理されている。太平洋戦争で、パラオに敷設された米繋維感応機雷は、日本の掃海艦艇でも比較的迅速に処分されているし、戦後掃海でも日本が敷設した繋維触発機雷は2ヶ月で掃海が完了している。

 あとは航路の確認だが、それも容易である。対機雷戦艦艇のソーナーかサイドスキャンソーナーで航路を確認するのだが、脅威となるのが繋維機雷であり、海底にへばりつく機雷ではないので判断も容易である。

 確認の点でも、海中音響状態も海底状況も最悪のクウェート沖とはぜんぜん異なっている。

 いずれにせよ最も厄介な沈底感応機雷は、大水深のホルムズ海峡にはまずでてこない。上昇機雷やキャプター機雷のような例外を言い立てるかもしれないが、所詮は対戦用であり、しかも音響感応・誘導なのでまずは使われないし、つかっても大した効果もない。このあたりは、今月末?に出る「丸」に記事を書いたので、買って読んでもらえるとありがたい。

 なんにせよJSFさんの言う「完全掃海まで2年掛かりました」や、クウェート沖の機雷処分との比較は全く不適当なのである。

 JSFさんが通航確保と完全処理を混同しているのは、完全な誤りだ。対機雷戦のことに詳しくないのは仕方ないにしても、そのあたりは一般常識で分かる話である。まあ、己も親切心から「正しい軍事知識」とやらをJSFさんに教えてあげることとした次第である。JSFさんとは相互主義だしね。


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オマケ
完全に機雷を敷設するまで黙っているのかというところがアレ。
攻勢的対機雷戦(OFFENSIVE MCM)つーのがあってですな、敷設艦船を沈めるとか、逆に敵の軍港に航空機雷を敷設するとか、敵機雷集積地等への爆撃とかもあるんですねえ

※ 海図をみたら-100mだったので修正。航路帯部分について100ファゾムで200mだと思っていたが、だいたい50ファゾムで-100m程度だった。
   ただし、結論は変わらない。現在の感応機雷はデータ上-120mあたりまで使えることになっているが、-30m程度から沈底機雷の破壊力は徐々に減り、-60あたりで威力は極めて小となる。(旧海軍は-50~60mより深い海域では威力はほとんどないとしている)結局は繋維感応機雷、繋維触発機雷にシフトする。
2015.02
16
CM:4
TB:0
23:56
Category : 未分類
 ウオールストリートジャーナル「首都高下、工事現場で火災=作業員2人死亡、11人搬送—塗料引火か・東京」によると
首都高速7号小松川線の高架下工事現場の足場で、火災が発生し[中略]現場の下り線の橋桁は火災による変形が確認された。小松川線は上下線とも通行止めになっており、解除の見通しは立っていない。
とのことである。

 また、前に、首都高五号線でタンクローリが炎上した時も、首都高は熱変形と、変質により使用不能となった。

 この辺りからすれば、橋を落とすテロをやるのに爆薬は要らないように見える。20KLタンクローリ一台を桁の下で炎上させれば、桁橋は使用不能となる。あるいは石炭を満載した10t車でも相当のことができる。タンクローリや石炭を買うにしろ、奪うにしろ、橋をおとす爆薬や、灯油漬にする肥料をトン単位で買うよりもおそらく容易である。

 いずれにせよ、完全に火が回れば普通の消防車ではダメで、泡消火器のような化学消防車でなければ消せない。テロをする側としては、その接近だけを防げば、鋼製橋であれば橋を落とす状況までもっていけるかもしれない。

 同じ理屈で言えば、斜張橋のケーブルを火炎であぶるのはどんなものかね。隅田川を上り下りしているような、河川用の油船は100tで200kl程度積んでいる。300tくらいまでの油船を橋脚に沿わせるようにアンカーを打って燃やすとかすれば、まあ落ちるんじゃないかねえ。これ、一人でもできないことないし、3人もいればできる話だ。

 他にも、堂々と油圧ショベルで橋脚を掘り返して、そこにローリーなり石炭なりを引き釣り込んで大火事とする。残土は橋脚の横側に積み上げて煙突効果を狙うしても、橋脚ごと橋をダメにできるかもしれない。◯◯◯新幹線の☓☓のあたりなんか、拒馬おいて、警備員風を配置して工事すれば、だれも怪しまないだろうよ。

 「爆薬を使わずに橋を落とす108の方法」位は考えられるものだ。

 でもま、テロ組織とすれば、橋みたいな地道な目標を狙わず、もっと宣伝効果の高い目標を狙うだろうけどねえ。官公庁みても、突入阻止用のボラードがあるところは少ない。とはいえ、経済活動を考慮すれば、タンクローリや石炭の輸送を統制もできない。

 結局、そういうのは、着手されたら止められない。大型飛行機での体当たり対策なら厳重にすればいいが、タンクローリーや石炭を搭載できるダンプやトレーラは数が多すぎてどうしようもない。

 やっぱ、地道に社会の不満を無くすしてテロ組織そのものを生まれないようにするか、実効性のある治安対策をするしかないのだろう。無数にある橋や送電用鉄塔のように警備員がいないところで何かやっているのをみかけたら通報するみたいなねえ。空港、港、発電所、変電所、放送局は人がいるが、橋や鉄塔には人がいないし、人を配置したらコストがかかるは、その金を持ってくる方法はない。

 高速道路や新幹線のような、迂回路のない橋は、職員、警備会社や警察が1時間に一回くらいは回ってもいいのではないかね。タンクローリーや油船だと、やる方は5分でできるような気もするけど。早期に泡消火器使える化学消防車もってくればどうにか…なるのかね。

 まあ、わりとこういうことは考えつく方である。基地警備とか、南関東震災対処で、最悪のシナリオを考えろといわれて、その場で10個位考えてやると「解決しない問題を提起するのはやめてくれ」とよく言われたよ。ジェーン・スーじゃないけど「基地にあるP-3Cを飛ばさないには101の妨害方法があってだな」くらいのことは言えた。「どうすりゃいい」と言われたから「P-3Cなら三沢みたいな米軍基地や、硫黄島みたいな孤島から運用すればいい」とか「艦艇なら全部出港させて洋上に置いときゃ安全でしょう」とは言ったけどね
2015.02
15
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13:05
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 予備自衛官補になったオバちゃんが、体験入隊の延長で兵隊気取りとはおそれいったものだ。夕刊フジに掲載された葛城奈海さんの記事なのだが、自衛官補7日目で民間人を見下すというのはなかなかである。
筆者は02年、予備自衛官補(一般)第1期生として、神奈川県横須賀市の武山駐屯地で訓練を開始した。教育内容は「気をつけ」「回れ右」など基本教練に始まり、小銃の分解・結合、戦闘訓練、催涙ガス体験、射撃、25キロ行進など。

 大学以来、体育会系の私としては、肉体的にはさほどきつくはなかったが、部隊章などを縫い付ける「裁縫」や、毎晩ピシッとかけなければならない「アイロン」、集団行動を乱さないための「早飯」は三重苦だった。

 教官たちは、初めて扱う「予備自衛官補」なる人種に戸惑いも大いにあっただろうが、総じて指導は親身で熱く、行動のひとつひとつがキビキビとして清々しかった。最初の1週間の訓練を終え、いわゆるシャバに戻ったとき、街を歩く男性が全員“オカマ”に見えたのには、われながら仰天した。


 基本教練と催涙線香と25km行軍程度で「街を歩く男性が全員“オカマ”に見えた」とは、大した思い込みであるよ。特警隊あがりや、機上救難、EODは結構見たが、塀の中でも別にオーラなんかない。塀の外でも一般人そのものでしかない。横須賀で本物の兵隊が私服でいるのをみて「パチンコなんか行きやがってオカマ奴」と葛城さんが侮蔑していたと思うと、ゲラゲラな話だ。

 なんにせよ、葛城さんは遅れてきた「楯の会」でしかない。自意識も過剰で
 実際、私は50日間の訓練を終え、自分が日本国の一員だと実感できる教育を初めて受けたと感じた。それまで、「良き家庭人、良き市民であれ」という教育はあっても、「良き国民たれ」という教育はなかったように思う。また、自分がボーッとしている間も、実は自衛隊によって「守られていた」という事実も認識するようになった。

と寝ぼけたことを言っている。ホントに兵隊ぐらしをすれば、「『良き国民たれ』」や「実は自衛隊によって『守られていた』」ような、マヌケなことは考えないし、口にしないものだ。

 まあ、自己洗脳なのだろうね。

 結局は、葛城さんの自衛隊への片想いでしかない。自衛隊も、かつての妙齢の女性記者であればちやほやする。ちやほやされるのが嬉しくて自衛隊を評価するようになり、自衛隊ならなんでも素晴らしいというようになったのだろう。まあ02年ならこのオバちゃんも歳も32で、自称女優だからまだ現場でもちやほやもされたろうけど、今は2015年だからねえ。卒塔婆小町という言葉が想起されるものだ。

 ツイッターみても、田母神の尻馬に乗ろうとしているあたりで、現況での判断能力の低さや、その素性も明らかといったものです。
葛城奈海‏@namikatsuragi ☆☆今日・明日の田母神としお街宣予定☆☆ 22日(水) ◆17:00~ 渋谷ハチ公前  23日(木) 告示日! ◆10:00~渋谷ハチ公前 ◆12:15~新橋SL広場 ◆14:45~上野マルイ前 ◆17:00~秋葉原駅西口広場明日からは、桃太郎(練り歩き)も!
https://twitter.com/namikatsuragi/status/425814775579160578

葛城奈海‏@namikatsuragi 1月28日(火) 午後6:30~8:00(6:00開場)憲政記念館にて 東京から日本を再興する緊急集会!! 登壇予定  田母神俊雄 中山成彬  西村眞悟 他 ※入場無料( 事前申込不要) 主催・問合せ:東京から日本を再興する会03-5314-9470
https://twitter.com/namikatsuragi/status/425459448375566336

都知事選で勘違いした田母神に、さらに勘違いして擦寄る卒塔婆小町なのでしょう。都知事選も宗教セクターと、極端な右派セクターの応援でどうにかなったのに、こないだの選挙ではそれを断ってボロ負けしている。支持基盤が宗教セクター系なのに、街頭活動しても駒は増えないこともわかっていない。

 自衛官補も見た限り、ネトウヨ系の自己満足しかなっていない。防衛省も、モウ少し峻別して採用したほうがいいと思うけどね。



※ 葛城奈海「【国防女子の構え】予備自衛官補の訓練 気づいた日本社会の国防意識の低さ」『ZAKZAK』(産経新聞,2015.2.12)http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150212/dms1502121140002-n1.htm

※※ というか、正規に休暇とってきたあとで、会社にガタガタ言われたくらいで、言い返さずに辞めるやつって、腹が据わってないだけなんじゃないの。それを日本社会のせいにして、「おフランスではこうなっているザマス」はないだろうと思うがね。
日本企業に勤める同期が「1週間も会社を休むということは、分かっているんだろうな!」と上司に言われ、退官せざるを得なくなったのだ。対照的に、フランス系企業に転職した同期は「名誉ある任務だから胸を張っていってこい」と快く送り出してくれたという。
2015.02
14
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20:38
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 『KANO』上映も一段落したのでそろそろネタバレしてもよいでしょう。アレは泣きます。



 なにより驚いたのは『セデック・バレ』後編だったということです。



 蛮族の、しかも叛徒の孤児が嘉義農林学校に入り、野球部で初めて人間扱いされる。近藤先生にキャッチャーとして日式に猛練習でシゴかれながらも、日華蛮は一視同仁で扱われる。そして日常生活では実の子のように扱われ、家族のあたたかみを知る。そして甲子園での中学野球での栄光。ここで一泣きですな。

 しかし、戦争の影はすぐそこまで来ている。

 日華事変勃発後、バッテリーを組んでいた投手は、華人でありながらも皇国臣民として通訳として従軍志願する。しかし、大陸での日軍の振る舞いを見たピッチャーは八路軍に走る。

 そして太平洋戦争。近藤先生の貢献で東京の大学に入った主人公は、大学野球でもキャッチャーとして活躍する。そして昭和18年が来る。野球練習中に、学校教練中の学生に「この非常時に野球なんかするな、アウトだセーフだと言いながらおまえはそれでも日本民族か」と詰られ「オレは高砂族だ、だが、オレも日本人だ。明日海軍に志願する」とタンカを切る主人公。それを聞いた監督の「大和魂、大和魂というが、そのくせアメリカ製の機械で作った飛行機や自動車で戦争をしている」矛盾を突く発言がなんとも深いものです。

 そして、海軍への入隊。二等水兵で入ったキャッチャーへの海軍のシゴキの日々。海兵団を終わり、普通科を終わり、上水となって配属された鹿屋の基地で、予備学生のパイロットとなった、嘉義農林でのファーストと会う。

 時期はすでに沖縄戦が始まっている。飛行時間の短い予備学生は特攻要員でしかない。その宿舎掛となったキャッチャーと、いずれ自爆攻撃が命じられるファースト達の邂逅。互いに再開を喜びながら、水兵と士官の距離感。そして白木の位牌が増えていく。

 ついにファーストに出撃準備が命じられる。その出撃の前日の晩、ファーストの新婚の奥さんが何も知らずに「基地に面会に来たが、鹿児島の駅で足留」という電報が基地に届く。飛行隊長の特別指示で、サイドカーで奥さんを迎えに行くキャッチャー、夜もあけはじめ、空が白んでいく中、出撃まで間に合うかどうか、これだけでスリルです。

 しかし、なによりも搭乗寸前に、どうにか基地鉄条網越しに会えたファーストと奥さんのシーンです。なによりも、あまりにも悲しい。それじゃと言いながら列線に入り、飛んで行く零戦。気丈に振る舞いながらも涙をながす奥さんと、満身の力で鉄条網握りしめて見送るキャッチャー、その掌から流れていく血。また一泣きです。

 そして戦後。228事件をくぐり抜けたキャッチャーですが、山地同胞には職がない。国府軍に入っても傍流も良い所で、金門島の監視哨に飛ばされてしまう。

 しかし、監視中に対岸で投球フォームをみせる解放軍の指揮官を見る。背格好も昔見た男に似ている。それから、夜間に宿舎の電灯を使って連絡を試みるキャッチャー。そして、ついに返事の発光が来る…

 だが、ここでもキャッチャーは戦争から逃れられない。第二次台湾危機で、突如始まる大砲撃戦。対岸に居るのは同じ中国人だと、それぞれの陣営で必死の調整をするキャッチャーとピッチャー。バッテリーは通敵を疑われるものの、その努力は無駄ではなかった。ついに砲撃戦は、いつの間にか決まった時間だけとなり、しかも破裂しないように信管は付けない形に変わる。

 そして、戒厳令解除、両岸関係の進展と時代が代わる。ついにピッチャーが「死ぬ前に一度でも台湾に」と戻ってきて、キャッチャーと泣きながら抱き合う。ファーストは、ショートは、近藤先生は、中学野球はどうなった…と、ここ日中台のここ100年の歴史がフラッシュバックする。あとは感動のラスト…もう一泣きでした。




   という映画を幻視しました。KANOもセデック・バレも、どちらも非常に面白い映画なので、オススメです。
2015.02
13
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 『外国にも報道され、国の威信を失墜させた』から実刑とかいうのは、先進国の裁判ではあるまい。

 読売「ナッツ叱責に実刑判決、裁判長『国の威信失墜』」だが、逆に同じことをやっても、外国に報道されず、国の威信に影響しなければ罪は軽くなるということだ。これが刑事裁判のあり方だろうか。

 そもそも、この事件、死人どことか怪我人も出ていない。何も物を壊してもいない。

 もちろん財閥支配はアレだし、どーみても勘違い女のワガママとしか思えないが、それは刑法でどうこうすることとは思えない。このオバちゃんを馬鹿にして、大韓航空には金輪際乗らなければいいだけの話ではないのか。

 件のPC乗っ取り事件もそうだが、この程度で拘束されて、しかも実刑のあたり東アジアは人権後進国といわれても仕方がない部分はある。日本も韓国も、中国を馬鹿にできるのかというと、微妙なものだ。

 まあ、日本や韓国のような、日本型社会システムだと、検察が無駄にデカイ権力をもって、国民の顔を伺って好き勝手するから、それはどうにかしないといけないのではないかね。



※   「ナッツ叱責に実刑判決、裁判長『国の威信失墜』」『YOMIURI ONLINE』(読売新聞,2015.2.12)http://www.yomiuri.co.jp/world/20150212-OYT1T50102.html
2015.02
13
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 米軍広報がアレな発言をしても、JSFさんはそれを許すの自分は度量が広いと思っているのだろう。米軍に好意的であることを愛国であるというネジ曲がった感情の発露であるようにみえる。

 海兵隊の広報将校が同しようもないことを言った。琉球新報によれば
[辺野古]新基地建設に抗議する市民らにけが人が出ていることについて、在沖米海兵隊の報道部次長が「ばかばかしい(Laughable)」と発言していたことが分かった。[中略]在沖米海兵隊報道部のケイリブ・イームス大尉が記事に反論するメールの中でコメントした。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-238722-storytopic-1.html


 この琉球新報、そしてほぼ同内容の沖縄タイムスに対して、JSFさんは敵意を丸出しにしている。瓶の蓋
JSF‏@obiekt_JP こんな記事を書いて同情して貰えると思ってるのかな、この新聞二紙…
https://twitter.com/obiekt_JP/status/565886632557953025


 普通は、外国駐留軍の広報が、現地問題にそういう口を利くのは、自己の職責を理解していない証拠であり、素養不良以外の何物もでもないのだけれどもね。

 だいたい、沖縄の海兵隊はロクなことを言わない。「ビンのフタ」といったのも海兵隊である。そういう繊細さを欠く言動をしているから、米空軍に嫌われて嘉手納統合はできなかったらしい。沖縄はショバで、「沖縄の自治は神話」だと思っていて、そういうことをされると自分たちの評判も悪くなるというものだ。

 海兵隊は中国との対峙にも役に立たない。それでいて主人ヅラしていて、沖縄基地問題で面倒ばかりかけている。国外に追いだしたほうがいい。対中圧力が足りないなら、F-22でもF-35でも、LCSでももってくればいい。LCSでもなんか魅せつける以外に役に立たないのだからちょうどいいだろう。

 そのような発言を擁護するJSFさんも、広報というものが分かっていない。この将校も、外国の駐留軍の口の利き方としてなっていないことも理解できないのだろう。まあ、これも相互主義だからね。
2015.02
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 JSFさんが、ようやく自身のゆとり上陸理論に気づいたらしい。

 JSFさんはツイッターで次のように述べている。ミストラルはいらないという掌返し
[ミストラルは]大した性能ではないので別に気にしなくていいです。
https://twitter.com/obiekt_JP/status/565817007262531584


 昔、JSFさんは「ロシアがミストラルを買うから、日本への上陸戦はありえる」とか言ってたのですけどね。
[文谷の主張は]これ戦車不要論というより陸自不要論に近いですね。ですがロシアはフランスからミストラル級強襲揚陸艦を取得する事で冷戦時代のソ連太平洋艦隊を上回る揚陸戦力をもうすぐ手にするでしょうし、中国も大型ドック[中略]我が国が専守防衛を基本防衛方針とする以上、どうしても迎撃は後手に回る事を考えれば、洋上撃破率を高くは望めませんし、着上陸の可能性を全く無視する事は出来ません。
http://obiekt.seesaa.net/article/160176891.html


 まあ、間違いに気づいて改めるのは悪い話ではないでしょう。

 そのうち「日本は東京まで攻めこまれても戦争を続ける」とか(「JSFさんの戦争モデル」)も過ちに気づくだろうよ。現状ではそこまで日本が攻め込まれる蓋然性もないし、そもそも、日本もなんでそこまで戦争を続ける利益があるのかとか、気づくだろうね。

 電気防蝕もそうだね。「「[犠牲陽極式の]貴方が挙げたプロペラの防錆法はプロペラにしか適用できず船体には適用できない、少なくとも現在の船舶には採用されていない」(「JSFさんは船舶の防食を知らない」) とかも自分の過ちに気づくでしょう。

 でもねえ、他人に偉そうに言い出す前に自己批判って必要じゃないの? 他人に「ロシアは日本に攻め込めます」とか「電気防食なんて軍艦には使ってません」といって、しかも難癖付けたんだから、それを「間違ってた、言いがかりつけてゴメン」くらいいってもいいのではないかね。

 まあ、それができないから、JSFさんは四面皆敵なんだけどね。結局はかつての身内にも離れられ、だよもんさんや消印所沢さんのような尻馬に乗った追従者も距離を置かれている現状である。

 もちろん、これらの人とは相互主義だからね。他人の話を都合よく珍説扱いしといて、今になって「かつて追従していた証拠を出せ」とか言い出して、過去を無かったことにしたい御仁もいるけど、ツイッターが3200で消えることを利用しているだけで、都合がいいことだと思うもんだ。
2015.02
11
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17:31
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 ピンはねした給料でジャイアンリサイタルとはおそれいる。人材派遣業のキャリアコンサルティングが「第七回國護り演説大会」とか言い出している。

 「國」だけ本字にして「會」は新字としてるあたりで、あまり頭がよくない感じはする。復古調なら回も説も旧字体にすべきではないか。

 その中身も大概である。例えば演題には「平野 幸江 『インドネシア独立戦争で戦った日本人を忘れてはならない』」とある。それは日本人が言うことではない。インドネシア人が日本人にするお世辞であって、それを信じるあたりで、頭の出来もたいがいなことが伺われる。

 審査員をみてもペマ・ギャルポさんがいる。亡命政権というものは、駐留している国にヨイショをするものだが、この人は亡命政権の志以上に、右派誌等での商売づくの影も見える。何を言っても「愛国的、最高、中国は敵」とだけ言い出すわけだし、呼んだ方もそれを期待しているわけだ、

 社長もロクなものではない。ブログでプロフィールをみると次のとおりである
スーパーマーケットに就職。社長になることを夢見て1年後に退社。転職先でトップ営業マンまで上り詰めるも、会社の業績が悪化し、約1年半の間給料「0円」で働く。200名以上いた社員は次々に辞め、最終的には17名に。その後、ビジネス教材の販売に事業が転換すると、会社の業績も好転し始め、トップマネージャーになる。
まずこの経歴を表に出すあたりでズレている。

 お面を見ても、まあ、マズそうな食堂の、マズそうな食品サンプルのような雰囲気である。そのような店の定食は、たいがいはマズいものだ。おそらく社長も相当にアレなのだろう。

 働いた奴の給料からピンはねする奴隷商売が、偉そうなことを言い出すのがアレだ。ブラック企業ほかもそうだが、アレげな商売は大概が、国家への奉仕や民族の誇りとかいいだす。従業員の心にあるやましさを誤魔化すために「ボクたちは愛国者」だと教育するのではないかね。ご本尊は「ありがとうで生きていける」とか真顔で言える罪悪感がまったくない連中だろうからそれは不要だろうけれども。

 従業員や派遣で求職するひとも可哀想なものだ。「入場料:1,000円 ※着物で御来場の方は500円」とある。社長の道楽のジャイアンリサイタルに無理やり参加させられて、しかもで金を取られるのでは、洗脳済み以外はたまったものではないだろうよ。



※ 「建国記念の日に『第七回國護り演説大会』を開催」(キャリアコンサルティング,2015.01.26)http://c-consul.co.jp/news/news2015/news20150126.htm
2015.02
09
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22:48
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 明日発売の『軍事研究』三月号に「南シナ海は果たして日本の生命線か?」を書きました。ご覧の上、お買い上げいただけるとありがたいです。

 なによりも石川潤一さんの御嶽山ヘリ運用や、田村尚也さんの用兵思想(ホールの『火器の誕生とヨーロッパの戦争』みたいなお話です)といった面白い記事があるので、オススメです。
2015.02
08
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03:09
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 インディペンデンスはあと12年程度で退役するのではないか。LCS-2のアルミ製船体について、計画寿命は17年という話がある。もちろん、飛行機同様に適宜に改修すれば伸びるだろう。だが、インディペンデンス級については、コストに応じた能力はない。その点からすれば、計画寿命で退役する。インディペンデンスならあと12年だ。

 米沿岸戦闘艦、LCSは2種類ある。フリーダム級は鋼製船体にアルミ製上部構造であり、計画寿命は25年である。対して、インディペンデンス級は船体も含めてアルミであり、計画寿命は17年しかない。

 つまり、2010年に就役したアルミ船体のLCS-2インディペンデンスは、あと12年の寿命しかない。

 しかも、LCS計画そのものの先行きは真っ暗である。寿命延長してまで長く使いたいという意見はない。

 さらに、寿命延長はベラボウに高くつく。アルミ製船体や上部構造は通常溶接は効かないため、寿命延長にしても、改修にしても、従来艦以上のコストが掛かるということだ。溶接法としてのアルゴン溶接にしても、雰囲気だけを使えばいいというものでもない。溶接管理が相当に面倒くさく、おそらくは作業時の向きも問題になる。船体全体を弄るようになれば、場合によれば中身を全部外に出して、船体ごとグルグルとひっくり返したりする必要もある。

 それならば、寿命延長などせずに、新しい総鋼製の軍艦を作ったほうが安い。見た目で先進的なフォルムが欲しいなら、大型化したラドロワモドキやLMSモドキでも作ったほうが、維持費も安いし、実用性も大差もないだろう。そろそろGAOあたりがそう言い出すのではないか。

 LCSのうち、特にインディペンデンス級はおそらく寿命次第で退役となるということだ。場合によれば、ちょっとした事故でも全廃されることになるだろう。フリーダム級も含めて、結局はペガサス級水中翼ミサイル艇と全く同じ徒花でおわるだろう。
2015.02
06
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22:49
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 佐藤正久さんの「日本の名誉と信頼を回復するための特命委員会」だが、櫻井よしこさんに指図を求めるあたりで、逆効果しかないように見える。

 桜井さんの発言として
クマラスワミ報告等に記されている、慰安婦に対し行われたとされる処し方(主に拷問や処刑方法)など、日本人がするはずがないのだが、それを如何に説明するか。
中国の歴史書である資治通鑑を紐解けば、そこに書かれている中国古来の拷問方法が、かつて日本が慰安婦に対して行ったとされる行為とそっくりそのままである。

とある。

 だが、問題の根幹はそこではない。従軍慰安婦そのものについて、奴隷的拘束や強制的な売春強要が問題となっている。その中での一部分について「拷問のやり方が虚構だから、クマラスワミ報告は信頼性がない」といっても、逆に「奴隷的拘束は認めるのに、その中身が違うとか言い出すのか」と馬鹿にされるのがオチである。

 結局は「アウシュビッツは無かった、なぜなら燃やす重油が…」みたいな話を桜井よしこさんがして、それを佐藤正久さんが広めているような形だ。やるだけ日本の損にしかならない。まあ、この桜井さんや佐藤さん以下の、特命委員会に出ている連中が、日本の名誉と信頼失墜をさせている。一番国益を損なう連中であるということは間違いない。

 この手の問題は、余計なことを言えば言うほど燃え上がる。日本が悪かったことはどうしようもない。佐藤正久さんのような議員は自己の議員益のためにそういうのだろう。だがその余計な発言で相手国の世論に火に油を注ぎ、世論対世論、政府対政府でぶつかり合っても、日本には何の利益もないどころか、国益を失うものである。



※ 佐藤正久「日本の名誉と信頼を回復するための特命委員会」『守るべき人がいる』(2015.2.5)http://ameblo.jp/satomasahisa/entry-11986431344.html
2015.02
06
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22:48
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 セッション22で玉蹴りの監督云々しているのだが監督ってそんなに重要かね。スポーツは結局は駒で決まる。どこの国に勝つも、負けるも、駒のレベル相応だろう。監督が良くて勝てる分、悪くて負ける分は大したものではない。

 それなら、わざわざ外国人を呼ぶ必要もない。明治時代でもあるまいに、お雇い外国人を呼ぶサッカー協会も何者なのだろうかね。監督は適当に国産品を当てれば良い。サッカー選手なら、釜本しかしらなけいど、己でも知っているのだからソレでもいいだろう。

 希望は、村西とおる監督かな。安い上に面白いのではないかね。カメラ肩に抱えてブリーフ一丁で監督すれば、敵国の度肝を抜けるだろう。ついでに、オシャレぶってワインの話なんかしてやがる片岡鶴太郎も本道に戻るだろう。山本晋也監督も面白いから良い。流石に王や長島はもう歳だろうし、三池崇史監督は映画を取るのに忙しいだろうからムリだろう。

 なんにせよ、サッカー選手や監督は、ソレしかできない子しかいない。小学生から玉蹴りさせて、腕が良ければ売り物買い物で学校が買う。勉強できなくとも、それだけで進学する。技術はできるだろうがその先はない。

 それよりは商業でのアイデアにあふれた村西とおるや山本晋也のほうが客受けはする。どうせ日本は試合じゃ勝てない。勝てない試合で悔しがるよりも、負ける試合でもエンターテイメントのほうがいいだろう。 
2015.02
05
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18:20
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 英国も、威信財の戦略原潜と空母を諦めるべきではないか?

 英海軍は4.2万と海自と大差のない規模になっている。だが、原潜6、航洋型水上戦闘艦艦20と数としては海自に劣り、ニムロッド退役により固定翼哨戒機も持っていない。

 これでは、プレゼンスが難しい。英国にとって現状、海軍はプレゼンスのための存在である。英国を無視するな、英国と仲良くすればいいことあるよといったものを見せるための道具であり、その意味では重要である。

 だが、水上艦20ほかでは、出張れる範囲と数が限定される。英国はアジアに何かあればシンガポールまで出るよといった話を時折するが、出せるのは1隻では遠洋航海と大差あるものではない。英連邦とのつながり、ハッキリいって市場アクセスや顧客囲い込みといった権益を確保するにはやや弱い。

 大国としての利益からすれば、戦略原潜や空母よりも、水上艦や哨戒機重視の方がリターンが多いように見えるのでもある。

 戦略原潜と空母は威信財に過ぎない。持っていれば大国だが、それを使う予定もない。
 それなら、両者を廃して水上艦や哨戒機を増やし、関係先に送り込み、英国と仲良くすると安全保障でもといった利益誘導に力をいれたほうがいいのではないか。威信財としてほしいならば、1隻づつでも構わないし、搭載機も核ミサイルもどうせ使い物にもならないので大概なものを積んでおけばいいだろう。

 英海軍はノウハウがあるが、それを実現する手段に欠けるようになっている。アイデアはあるが実施できないでは、大国として、海軍としてデカイ顔はできない。それを考えれば、戦略原潜と空母は諦め、水上艦以下を増やすべきだろう。
2015.02
04
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11:56
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 PC遠隔操作の判決が出たのだが、懲役8年はどう考えても重すぎる。朝日新聞「PC遠隔操作、片山被告に懲役8年 東京地裁」だが、被告がやったのは犯罪予告を匂わすだけであり、実施する意志もなければ着手もしていない。それで8年はおかしい。

 誤認逮捕の責任は警察にある。「東京、神奈川、三重、大阪の4都府県の警察が無実の男性計4人を誤認逮捕した。」件を問題視するなら、誤認逮捕をしたやつも4人連れてきて、それぞれ刑務所で社会科見学させるべきだろう。無辜を拘束した罪は警察にある。

 確かに、被告が通信経路を欺瞞しなければ4人は誤認逮捕されなかった。だが、欺瞞の結果、警察がチョンボした分を、懲役8年という形で被告に追わせるというのは明らかに不正義である。

 被告の罪を業務妨害罪としているが、あくまでも妨害であり実害は出ていない。実害を出したのは警察であり被告ではないし、実害を大きくしたのも警察である。着手する気もない犯罪予告だけで誤認逮捕して拘留期間を延長してしかも自白強要したのは、被告ではない。

 ある意味、下着泥棒や賽銭泥に重罪を追わせているのと変わらない。その捜査の課程で近くにいたやつを誤認逮捕してそれが明らかになり、警察や検察のメンツを潰したからといって、下着ドロや賽銭ドロを重罪に落とすというのは、明らかに誤っている。1年を超える懲役はオカシイし、被告は実際にその分に相当する身体拘束を受けている。拘束期間を生産した上で放免でいいような話である。



※ 「PC遠隔操作、片山被告に懲役8年 東京地裁」『朝日新聞』(朝日新聞,2015.2.4)http://www.asahi.com/articles/ASH234QP0H23UTIL025.html
2015.02
03
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06:18
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 反日的内容の石碑だから、韓国政府の情報戦だというのはどんなものか。

 パラオに建立された石碑について、佐藤正久さんは「内容が反日的だから韓国政府が関与していることは間違いない。情報戦だ」と述べている。『正論』2月号で、井上和彦さんは
自民党の参議院議員佐藤正久氏はこう語る。「確かに日本統治[中略・国会議事堂近くに]極めて政治的な記念碑を建てたわけですから、その背後に韓国政府が直接間接的に関与している事は疑う余地がありません。つまり韓国の対日情報戦と見るべきでしょう」

と述べている。

 「反日的な内容なので韓国政府が関与している」というのは、どういうロジックなのだろうか? 

 パラオには日本もアレげな神社や、真偽不明の伝ニミッツ提督の石碑がある。親日的内容だが、日本政府が関与しているわけではない。佐藤さんの支持母体や、井上さんの華客が作ったものだ。彼らは日本の政府を代表しているわけでもない。

 それを以って情報戦というのも怪訝である。韓国の石碑にせよ、日本の石碑にせよ、現実的な影響力は全くない。そんなものを情報戦と呼ぶ御仁が、日本も情報戦に金を出せと主張している。世界中に真偽不明の「伝ニミッツ石碑」や「伝マッカーサー石碑」、「伝パール判事」の石碑を官費で建てても金の無駄遣いという他はない。

 なんにせよ、小国というものが分かっていない。パラオは援助が欲しいので、どの国にもいい顔をする。米国が来れば如何に日本統治時代が非道であったか、日本が来れば如何に米国統治が過酷であったかを述べる。韓国が来て日本にエライ目に合わされたといえば、パラオもエライ目にあった位のことを言うだろう。

 それを本当に親日一辺倒と勘違いしているのも、正気を疑う。記事中には佐藤さんの発言として
これらを抜本的に改善してゆかねば、親日国家として知られるパラオがいつしか韓国や中国に取り込まれ反日国家の仲間入りする恐れがあります

とある。支持者や、支持者が大好きな『正論』向けに阿ったものであればまだよいが、井上さんのように本気で行っているとすれば、兵隊上がりのセンスが疑われるものである。兵術や自衛隊の利益確保に特化した能力があっても、それ以外はウツロということだ。



※   井上和彦「親日国家パラオに忍び寄る影」『正論』2015年2月号(産経新聞,2015.1)pp.324-
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 アレ宰相が
「日本がテロに屈することは決してない。食糧支援、医療支援といった人道支援をさらに拡充する」と明言。「テロと戦う国際社会において、日本としての責任を毅然として果たしていく」との決意を示した。
朝日新聞が報道している。だが、テロとの戦いで出しゃばって、日本に何の利益があるのかね。

 イスラム国による人質殺害に対して、非難するのはいい。そうなったのが、アレ宰相のせいでも立場的にはそう言わなければならないだろう。「テロに屈」しない(安倍)もよい。常套句であって、別段の意味はない。建前上そう言わなければならないだろう。

 だが、日本の利益もない東地中海の話に足を突っ込むのは過ちである。

 「テロと戦う国際社会において、日本としての責任を毅然として果たしていく」(安倍)とは何事だろうね、権益もないのにリスクをとっても意味は無い。

 さらに、それで国費を自分の利益のためにムダ使いするというのも嫌らしい。国には金もない。そこで「食糧支援、医療支援といった人道支援をさらに拡充する」(安倍)というのは、国の金をバラ撒いて、外交で褒められて自分の得点にしようという計算以外の何物でもない。反対しにくいといって考えたのだろう。

 今回の発端も、アレ宰相の外交得点稼ぎが発端である。内政で行き詰まったアレ宰相が、アメリカに褒められたくてイスラエルに行ったのが大本だ。イスラエルは立場が弱い国で、放っといても日本に擦り寄ってくる。他の中東諸国の心象を悪くしながら接近しなければならない国ではない。そもそも、褒めてくれると思っているアメリカも変わっていることに気づかない。共和党サイドですら、去年のパレスチナ侵攻は悪評だった。「ハドソン研究所」あたりのいうことを真に受けたものだろう。

 なんにせよ、東地中海の問題はおざなりで良い。寄付金を出すのも、国際社会横並びで十分である。

 イスラム国も、当座は適当に非難だけしておいて、放っておくしかない。いずれ自壊するだろうし、日本としても何かできるわけでもない。もともと、あのあたりは血気盛んな土地柄で、昔から騒動は盛んだった。革命軍が王様を空港で最敬礼で見送った穏健なエジプトあたりとは異なり、イラク革命で国王を殺し、クルド人との戦いで化学兵器を使ったような場所だ。日本の兵隊を送り込んでもトラブルに巻き込まれるのが関の山ということだ。

 結局は、力の真空で生まれた鬼子である。アメリカとイラン現体制、アメリカとシリア現体制が仲違いし、イラク戦争でイラクの支配体制を崩壊させた結果の話だ。おそらく、アメリカは対外関係の調整も兼ねて、イスラム国対策のためにイランと関係改善を図る。両国が協調体制をとることができれば、それだけでイスラム国は窮地に立つ。

 その時を見越して、日本は早めにイランに擦寄るべきだろう。イラン現体制は、サウジ他の湾岸諸国より相当マシであり、価値観的にも相当に近く性質は悪くない。米国とイランとの国交回復後は、一気に経済成長もするだろう。

 テロ対策といった大義名分で、積極的にやってよく、利益もあるのはイラン援護くらいしかない。

 実際には、原油輸入や経済援助と原子力でのリップサービスだけでどうにかなる。イランの核兵器開発の意図はないという説明を入れて、「イランの原子力技術開発は、一概に悪くないのではないか」「イランは『核兵器開発は目指していない』と言っている」とでも、真顔で言っとけばイランも喜ぶ。

 そもそもイランの核兵器開発は、あまり日本には関係ない話である。仮に作っても、おそらく核実験をやって弾頭の10個も持てば気が済む。それ以前に、原子力技術放棄を欧米に対して高く売りつけてオシマイの可能性も高い。いずれにせよ、どうなっても日本にはあまり関係のない話である。



※ 「後藤さん殺害とみられる動画投稿、安倍首相『テロに屈しない』」『朝日新聞デジタル』(朝日新聞,2015.2.1)http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKBN0L511O.html