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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2015.02
04
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11:56
Category : 未分類
 PC遠隔操作の判決が出たのだが、懲役8年はどう考えても重すぎる。朝日新聞「PC遠隔操作、片山被告に懲役8年 東京地裁」だが、被告がやったのは犯罪予告を匂わすだけであり、実施する意志もなければ着手もしていない。それで8年はおかしい。

 誤認逮捕の責任は警察にある。「東京、神奈川、三重、大阪の4都府県の警察が無実の男性計4人を誤認逮捕した。」件を問題視するなら、誤認逮捕をしたやつも4人連れてきて、それぞれ刑務所で社会科見学させるべきだろう。無辜を拘束した罪は警察にある。

 確かに、被告が通信経路を欺瞞しなければ4人は誤認逮捕されなかった。だが、欺瞞の結果、警察がチョンボした分を、懲役8年という形で被告に追わせるというのは明らかに不正義である。

 被告の罪を業務妨害罪としているが、あくまでも妨害であり実害は出ていない。実害を出したのは警察であり被告ではないし、実害を大きくしたのも警察である。着手する気もない犯罪予告だけで誤認逮捕して拘留期間を延長してしかも自白強要したのは、被告ではない。

 ある意味、下着泥棒や賽銭泥に重罪を追わせているのと変わらない。その捜査の課程で近くにいたやつを誤認逮捕してそれが明らかになり、警察や検察のメンツを潰したからといって、下着ドロや賽銭ドロを重罪に落とすというのは、明らかに誤っている。1年を超える懲役はオカシイし、被告は実際にその分に相当する身体拘束を受けている。拘束期間を生産した上で放免でいいような話である。



※ 「PC遠隔操作、片山被告に懲役8年 東京地裁」『朝日新聞』(朝日新聞,2015.2.4)http://www.asahi.com/articles/ASH234QP0H23UTIL025.html
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