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御宗旨についてとやかくいうものではないが「大震災と福島は神罰だ」と言い出すのはどんなものか。それで死傷し、家を喪った人に咎があるとでもいうのだろうか。
神学部の教授さんがそういったということを、立派なことのように伝えている記事がある。「英新約聖書学者が講演『創造から新しい創造へ』」によると、青学で次のように語ったとされる。
警告のためだけに、神様は過失のない異教徒に神罰を下したとでも言うのかね。遠回しに言っているが、要は神様が自分の偉大さを示すためにやったといっている。災害のあとに助けるといい人に見えるだろうというテキ屋とサクラのようなものだ。
世界では既に自然災害を天人感応の結果とする発想はない。もちろん、信心は信心で尊重される。だが、現実世界で起きた問題を、神信心の不足とされるのはたまったものではない。
少なくとも、日本ではそのようなことをいうから御宗旨への帰依は少ない。神さま仏さまへの信心が少ないと国難が起きるようないいぶりは、あまり愉快なものではない。
それを内々の、理論的な宗論でいうならともかく、一般公開するあたりで『クリスチャントゥデイ』はズレている。前にも書いたが、非キリスト教世界の日本に後進性を見つける、エスノセントリズムにも見える。モノホンの神学者なので、人格見識は立派なんだろうけど、世間との乖離もスゴイんだろうから、本人や御宗旨のために、そのあたりの発言はオミットしとくものだ。
日本でキリスト者の立場は良好であるが、それを悪くするものであるようにみえるよ。
※ 「英新約聖書学者が講演『創造から新しい創造へ』 イエス、審判、そして津波・福島災害について語る」『クリスチャントゥデイ』(クリスチャントゥデイ,2015.2.4)http://www.christiantoday.co.jp/articles/15242/20150204/scott-hafemann-aoyama-gakuin-univ.htm
神学部の教授さんがそういったということを、立派なことのように伝えている記事がある。「英新約聖書学者が講演『創造から新しい創造へ』」によると、青学で次のように語ったとされる。
「津波と福島災害の恐怖は、世界がこんなにも道を踏み外してしまっているのを正すために、この恐怖を超克するに違いなく、そしてするであろう神の救いのみわざが、いかに偉大なものであるかを示す前景(epic preview)なのである」と語った。
警告のためだけに、神様は過失のない異教徒に神罰を下したとでも言うのかね。遠回しに言っているが、要は神様が自分の偉大さを示すためにやったといっている。災害のあとに助けるといい人に見えるだろうというテキ屋とサクラのようなものだ。
世界では既に自然災害を天人感応の結果とする発想はない。もちろん、信心は信心で尊重される。だが、現実世界で起きた問題を、神信心の不足とされるのはたまったものではない。
少なくとも、日本ではそのようなことをいうから御宗旨への帰依は少ない。神さま仏さまへの信心が少ないと国難が起きるようないいぶりは、あまり愉快なものではない。
それを内々の、理論的な宗論でいうならともかく、一般公開するあたりで『クリスチャントゥデイ』はズレている。前にも書いたが、非キリスト教世界の日本に後進性を見つける、エスノセントリズムにも見える。モノホンの神学者なので、人格見識は立派なんだろうけど、世間との乖離もスゴイんだろうから、本人や御宗旨のために、そのあたりの発言はオミットしとくものだ。
日本でキリスト者の立場は良好であるが、それを悪くするものであるようにみえるよ。
※ 「英新約聖書学者が講演『創造から新しい創造へ』 イエス、審判、そして津波・福島災害について語る」『クリスチャントゥデイ』(クリスチャントゥデイ,2015.2.4)http://www.christiantoday.co.jp/articles/15242/20150204/scott-hafemann-aoyama-gakuin-univ.htm
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