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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2015.04
30
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23:58
Category : 未分類
 C-17にしておけば、ネパール大地震の災害援助にも使えたのだがね。

 C-2国産を選択した結果、自衛隊は航空輸送能力に長期間の穴を開けることになったのではないか?

 C-2の開発は2000年から始まり、未だに実用に至っていない。航空機開発は順調に遅れるものである。去年も3度めの開発延長をおこなったが、今後も順調には行かないだろう。流石にそろそろ形だけは実戦配備するだろうか、おそらくは2020年頃までは、まともに使えない。

 この点からC-2国産選択は、航空輸送能力に15年間の穴をあけるものであった。2000年にC-17購入を決めておけば、05年には導入され順当に活用できたためだ。アデンへの航空輸送や、今回のネパール大地震にも活用できただろう。

 C-2輸送機の開発には既に2500億を費やしている。そして実用機は完成していない。その金があれば、Ç-17は10機位は買えた話だし、既発注分のC-2、計8機分の予算を足せばC-1更新分の規模を揃えることができた。

 C-17にしておけば航空輸送能力は短期に揃えられ、しかも能力は高く、信頼性も高いといいことづくめだったのだけれどもね。C-17が対応できないような小規模輸送ならC-2でも不適応な話でもある。それ用のグラマンC-2でも買っとけば済む話ではないかね。



 んー、小規模輸送用でグラマンのC-2あたり買うと面白いと思うよ。空挺団の訓練とかでも手軽に使えて便利だし、陸自丘珠や海自大湊、離島でも大東島や三宅島に降りられる。己の見たところ、あのSTOL能力やアレスティングフックを見ると、米空母にも降りられるし、レーダを詰めば艦載AEWにもなるのではないかと思うのだが、いかがなものかね。

※ ネパールは基本はインドや中国のショバだから、あまり日本が一生懸命になるものでもないとおもうけどね。
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2015.04
29
CM:2
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19:57
Category : 未分類
 仏露がミストラル級について、契約解除についての話し合いをしたという。

 だが、英米仏の報道をみても「違約金」という言葉はない。フランス側がミストラル問題が議題として認めたこと、現状について「引き渡しは、ない」という認識で一致した程度のものだ。むしろロイターの報道では、契約解除すら決めていないよと予防線を張っている。記事をみてもフランスはロシアに何か約束したわけではないことを強調しているのである。

 この段階で、「違約金の支払いに同意しました」といった言葉を連発するのは不思議なものだ。ロシア報道の翻訳屋さん(そういえば、翻訳公開の権利をどうされているのだろうか?)は「フランスは賠償します、ロシアの勝ち」や「フランスは補償します、あんなフネは必要ないのでロシアの得」といった言葉が出てくる。ロシア報道を観測しているうちに、感情移入してプロキシになってしまった結果だろう。

 しかし、フランスは自らが有責であることを認めるだろうか? 引き渡しができなかった理由について、フランスは自分の責任だと認めない。そして、ロシアもその責任問題には触れられない。その辺りを触ると「ロシアがクリミアを侵略したのが原因」と反論され、揉めた上に、そもそもの契約解除や返金交渉もままならないためだ。

 実際に、フィガロの報道を見ても"rembourser"やその名詞形しか出てこない。これは単に返金程度の意味合いである。賠償や補償の意味合いはない。契約を遂行できないのは不可抗力なので、返金しますよといった立場である。

 そして、スムーズに支払いまで到達するかも疑うべきだろう。なんせ、いまでも支払いでの合意はない。それが決まったとしても、フランスは全額返済ではなく、精算行為を要求する。もちろん精算の交渉でも相当のことを言う。なんせ実際に支払うのはフランスである、立場は強い。精算で交渉し、支払いが決まっても、下手をすると返金期日や返金方法、分割でも交渉する。支払いがあるとしても、時期もズルズルと伸びるものだ。

 ま、「契約は絶対です、期日までに引き渡されます、ロシアの勝ち」から、「契約延長事項で本当の期日は2月末までの引き渡しです、まだ締め切りではありませんのでロシアの勝ち」、「契約額よりも大きな違約金を取れるのでロシアの勝ち」ときたけと、「あんな軍艦はもうロシアでも作れるのです、製造技術を盗んだからロシアの勝ち」といいだすあたりはねえ。



 ブラブラになった揚陸艦の行き先について、インドはありえないと明言できるあたりも、どうかなといったものだ。インド軍部は悪食であり、現状でフランスから絶対軍艦を買わないと断じる理由もないと思うけどね。
2015.04
27
CM:16
TB:0
02:02
Category : 未分類
 潮匡人さんの持ちだした疑問に意味があるのだろうか?

 潮さんは「領海で潜航潜水艦が居座ったらどうするのか?」といった問題設定をしている。「【安保法制を斬る】「国民を守るため」根本解決には憲法改正が不可欠」 で
 中国の潜水艦が、沖縄県・尖閣諸島の領海内で潜没航行する場合、海自が浮上や退去を要求するが、従わない場合、警告射撃などの措置をとれない。

と述べている。だが、発見された潜水艦が居座る理由がわからない。通常、潜水艦は発見されたら逃げようとするからだ。

 しかも、警告射撃ができないといった理由もわからない。潜航中の潜水艦について国籍は判然としない。どこの国の船舶であるか、あるいは軍艦であるか否かを明確にしない以上、旗国による保護も、軍艦としての特権も主張できない。

 この状況では、お構いなしに警告射撃は可能である。最初の不審船事件では、海自は海警行動で砲で警告射撃を行い、対潜爆弾も投下した。国籍不明の水中目標であれば、当てはしないが、対潜爆弾や発音弾(手榴弾程度の加工品がある)で追い立てる。

 それでも居座る潜水艦はいるだろうか? 潮さんは「外国潜水艦乗員は『日本には憲法九条があるから、絶対攻撃しない」と信じるだろう」とでも言うのだろうか。

 だいたい「日本側に探知された以降も潜水艦が居座る」といった設定はいかがなものか。そんなことをしてもなんの得もない。何か目的があるとすれば「日本の戦争法制を進めるための援助」くらいなもので、なんでそんなマヌケなことそしなければならないのかが不思議なものだ。
2015.04
25
CM:3
TB:0
20:23
Category : 未分類
 ノルマ的な伝道活動は胡散臭く勘弁してほしいものだ。施設の境界の中ならばともかく、外に出て、しかもマイクとか使って活動されるのは困るし、自宅訪問はもっと困る。これはどの御宗旨でも変わらない。

 クリスチャン・トゥデイ「世界中で一斉伝道 グローバル・アウトリーチ・デー、今年も5月に」 によると
G.O.D. は、世界中のクリスチャンが5月最後の土曜日に一斉に伝道する日で、ドイツの宣教団体「ノー・リミット」代表のワーナー・ナッチガル氏が中心となり、2012年から始まった。[中略]今年も5月22日(金)から31日(日)にかけて、同様の企画「SHINE JAPAN」が開催される予定だ。

とのこと。

 日本でそれをやって先はあるのだろうか? しかも欧州本部の言うがままである。発想も「ミーが霊的未開国を教育してやるザマス」といった雰囲気に満ちている。
東日本大震災という歴史的災害を通して、[日本の]人々の心が驚くほどに開かれているこの時期が日本にとっては完璧な時、「今が救いの日だ」とナッチガル氏は力強く語った。[中略]スタッフも、日本は変わりつつあると話す。昨年の活動を通して、日本人の霊的な飢え渇きを強く感じたと感想を語った。

先進的な欧州のキリシタンとして、霊的な内面指導を後進国に施すといった発想が見える辺り、結局は戦国末期の伴天連や明治初期の耶蘇そのものに見える。

 中身は、既存キリスト教に閉塞感を感じた人々が「ヌルい」とハッスルしているといったものだ。実際に、ナッチガルさんはペンテコステ運動(コレ自体は悪い話ではない)につながる系統のご様子である。

 だが、「もっと伝道をすべき」といって、街頭やら住宅地に出てこられても日本人も困る。それを知っている既存教団もいい顔はできない。

 なんにせよ、日本はパプア・ニューギニアではないので、単純な伝道は意味を成さない。素朴な精霊信仰でも、奇形的変化を遂げたカーゴ・カルトでもない。すでに確固たる宗教基盤はある。神仏あるいは伝統的キリスト教ほかの宗教が根付いている。そこに上から与える形の伝道行動をもっていっても、大した成果もあがるものでもない。有効なのは、迷った時の選択肢としての宗教であり、その中でのキリスト教の救済でである。

 このあたりを承知しているの「ハッスルされても迷惑」だというのが、既存教団なのだろう。日本のキリスト者も内心で「やめとけ」とか「派手にやらないほうがいい」とかアドバイスはしたい、だが、まあキリスト者的に伝道は「いいコト」であるので言いにくい。そして、「伝道を否定するのか」とか「その積極性のなさが日本でのキリスト教団の組織率の低さを」とか反論されるのが目に見えているので、避けているのだろう。

 なんにしてもね、宗教にしても政治経済や社会制度にしても、本国的な、指導的な善意を押し付けたことでロクなことにならない。これは昔から朝鮮や満州、南ベトナム、韓国といったあたりで歴然としているものだよ。
2015.04
23
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03:55
Category : 未分類
 「トリチウムが分解されて結晶に吸収される」ってどういうことだろうか。

 「汚染水問題解決にコレだ! 京大発のベンチャー企業が新素材開発 放射線物資を除去の新材料開発」 によると
京都大発の化学薬品ベンチャー企業「フォワードサイエンスラボラトリ」(大分市)は22日、水に混ざった放射性物質のトリチウムを除去できる新材料を開発した

とのことである。

 原理めいた部分については
特殊な結晶構造の酸化マンガンに水素イオンを吸収させた上でトリチウム汚染水に接触させると、トリチウムが分解されて結晶に吸収される現象を発見。

と報道している。

 だが、「トリチウムが分解されて結晶に吸収される」(産経)の部分が相当に引っかかる。ただ、この点は好意的には重水からトリチウムだけが引き剥がされることを示しているのではないかと言えないこともない。

 だが、水素とトリチウムを選択できるしているあたりが、一番気にかかる。

 化学ではなく、物理吸着的な現象だといいたいのかねえ。

 そして、一番気にかかるのが資金募集中といったあたり。フェイスブックには"We start a cloud funding for a research project of prevention of the ocean pollution with tritium."とある。資金繰りに窮した会社が弥縫策として景気のいいことをといっているようにも見えるものだ。

 そしてなによりも、産経以外が報じていないのも気にかかる。トリチウムだけ選択できるとか、そういった物理現象があるのか、といったあたりで「ちょっとそのまま報道できないよね」といったあたりではないか。

 「汚染水問題解決にコレだ! 京大発のベンチャー企業が新素材開発 放射線物資を除去の新材料開発」『産経ウエスト』(産経新聞,2015.4.22)http://www.sankei.com/west/news/150422/wst1504220073-n1.html
2015.04
23
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02:26
Category : 未分類

 毒ガスはドローンでなくとも撒ける。

 ドローンの危険性を主張する上で、JSFさんは毒ガスの危険性を云々しているが、これはオカシイ。

 JSFさんが、ドローンの危険性指摘に毒ガス云々を持ちだしている。
JSF_ドローン
JSF‏@obiekt_JP「首相官邸の天井は頑丈なんだからドローンなんかで一々騒ぐな!」と言ってる人は、毒ガスが積まれていた場合の想定とかしてないんだろうな・・・
https://twitter.com/obiekt_JP/status/590835415659085824

@nocchi99 ああ、毒ガスが微量でも大量の人を殺せることをご存じないのですね。何グラムで何人殺せるか、ちゃんと調べてはいかがですか?
https://twitter.com/obiekt_JP/status/590860191530287104


■ ヒシャクでも撒ける
 だが、毒ガスはどのような手段でも撒ける以上、ドローンの危険性としての特筆はオカシイ。これはJSFさんの誤りである。バケツとヒシャクで撒いても危険性は同じである。さて、JSFさんはバケツやヒシャクも危険だというのだろうか?

■ 屋内には効かない
 また、開放空間に液体の毒ガスを振りまいても大した効果はない。屋外で撒いても最近の高気密建築物にはほとんど効果はない。民防空でも、戦前家屋でも扉と窓を閉めておけば効果はないと判断されている。

 この点でも、JSFさんの主張は間違っている。「『首相官邸の天井は頑丈なんだからドローンなんかで一々騒ぐな!』と言ってる人は、毒ガスが積まれていた場合」(JSF)どうするかといっているが、何も起きない。

■ 屋外ではすぐに威力を喪う
 そしてガスはほとんど滞留しない。神経ガスは極短期間で蒸散・拡散し、あまり地表近くにはとどまらず上昇してしまう。特に風通しと太陽光が当たる場所はすぐに効果を喪う。これも戦前ドイツでの防空研究で明らかにされている。

 もちろん、びらん剤の一部の種類は残留効果もあるが、こちらは致死量は大したことはない。戦前、青森で重爆から試験的にルイサイトを直接雨下したが、直接落ちた地域を除けば影響なしと判断されている。

■ 化学兵器を過大評価している
 そもそも、化学兵器を過大評価している。「毒ガスが微量でも大量の人を殺せることをご存じないのですね。何グラムで何人殺せるか、ちゃんと調べてはいかがですか?」JSF
と述べているが、理想状態の話にすぎない。

 たしかに、サリンの経口半数致死量は10mg程度であり、1gで100人程度が殺せるかもしれない。だが理想状態に過ぎない。兵器のようにエアロゾル化せず、屋外に直接、雨下させた場合はあまり効果は見込めない。即座に気化せず、気化してもすぐに風で拡散するためだ。濃度は12ppm以上を維持できず、その狭い範囲に1分以上いなければ致死的効果は望めない。

 今回のドローンで運べる程度の量であれば、さしたることはできない。雨下時に真下で浴びてしまうか、あるいは化学剤のシミの臭い(普通はないけどね)を、嗅ごうと顔でも近づけなければ、まずは死ぬものでもない。

■ 恐怖は毒ガスでありドローンではない
 もちろん化学兵器は恐怖を伴う。その意味でテロでの危険性に注意すべきではある。だが、それはあくまでも化学兵器の恐怖であって、ドローンの恐怖ではない。この点でもJSFさんの主張は間違っている。

 ま、JSFさんとは相互主義だからね。
2015.04
22
CM:3
TB:0
11:56
Category : 未分類
 桜林美佐さんは、優先度といった概念はあるのだろうか? 口を開けば「防衛大事、防衛超大事」と言うが、その中での優先順位について切り分けを見たこともない。

 予算も、時間も、人員も全てを満足させることはできない。必要なものを確保するためには、不要なものを省き、現段階では必要ではないものを後回しするしかない。これは安全保障でも防衛に限るものではなく、諸事一般に共通する。普段の部隊運営でも、その中での幹部や上曹の差配でも同じ話だ。

 例えば、部隊ではラッパ手養成の優先度は低い。現状では通信手段としての役割はほぼ終えており、一種の儀礼的手段でしかないためだ。だから数人の芸上手と、将来の上手になる要員数人を囲って置けばよい程度に過ぎない。

 しかし、桜林さんはその切り分けができない。防衛ジャーナリストは、自衛隊をヨイショするのが仕事だと自己規程しているのだろう。自衛隊にある問題点は見つけようとせず、見ても気づかないふりをする。そして無誤謬の完全無欠な組織として持ち上げる。

 だから「今も変わらない、戦闘を左右する『ラッパ手』の重要性」といいだす。

 内容は驚くほど薄い。「自衛隊では1日がラッパに始まりラッパで終わる。それだけに、ラッパの音が正確であることはとても重要なのである。」(桜林)と述べたあとは、旧陸軍のラッパを説明に終始し、最後に「ラッパ手の演奏は単なる見せ物ではなく、軍において必要なあらゆる技に練度向上が図られていることを知らしめるものであった。」(桜林)で終わっている。

 主張も「ラッパの音が正確であることはとても重要」(桜林)だけである。

 そして、「ラッパの音が正確であること」(桜林)は、自衛隊の任務遂行でどう重要なのかはどこにも書いていない。

 さらに実情とも異なる。

 「ラッパの音が正確」(桜林)ではなく、不正確なことも結構ある。陸の場合には日令の国旗掲揚で、名前付きで初任の陸士にラッパを吹かせることがあり、全く音が出ないといったこともある。「ラッパの音が正確」(桜林)ではない実例であるが、具体的な実害は何もない。

 「ラッパ手」(桜林)は「戦闘を左右」(桜林)する「重要性」(桜林)ものでもない。桜林さん本人が記事中でも言及しているが、現在、戦闘でラッパは使わないためだ。(一応は「ガス警報」とかのラッパはあるらしい)

 もちろん、ラッパは不要ではない。儀式や毎日の号令にはラッパの音は必要である。

 だが、それよりも優先順位が高いこともいくらでもある。だから 該当職域の全員が達者になる必要はない。儀式の時は名人や名人候補を用意すればいいし、マイクで流す号令なら録音で良い。国旗掲揚も無理にラッパ君が代とする必要もない。別に通常の君が代でよい。

 しかし、桜林さんはそのあたりを一切考えず、褒めるだけである。これはラッパ以外でも同じで、場合によれば水増し請求談合も、談合事件の起訴は納得できないと「納得できない『談合』自衛官の起訴」と愛国無罪を主張する。

 防衛ジャーナリストとやらの仕事は、自衛隊をヨイショしてお金をもらうことだと心得ているのだろう。
2015.04
21
CM:9
TB:0
06:53
Category : 未分類
 関西電力が電気代を9%上げるといった記事がある。「やっぱり値上げの電気代、上げ幅『9%前後』の見通し 関西電力」がそれだ。産経が仲の良い電力会社のために、精一杯に脅しをかけようとした中身になっている。※

 だが、値上げしたら原発はますます要らなくなるのではないか? 簡単な話だ。電気代が高くなれば、会社も家庭も電気を節約し、ほかの手段に切り替えるようにするためだ。

 まず、電気は節約される。来月の請求書が気になるようになれば、空調の温度を抑え目にするし、衣服で調整できる範囲ならそうする。コンビニやパチンコ屋も電気代を意識するようになれば床上照度を落とすし、なまじ金があるので照明を完全にLEDにする。

 また、他手段への切り替えも進む。冷熱源は特にそうなる。家庭ならエコキュートの類をやめてガスなり、灯油なり、ふたたび石炭なりにシフトするようになる。企業は冷房もガスやディーゼルに切り替える動きが出る。電気炉のたぐいにしても、半製品を輸入するとか、海外に工場を移転すると行った動きも出る。

 そして、再生可能エネルギーへのシフトも進む。売電なら電力会社が意地悪をすれば抑制できるかもしれない。だが、電気代が高くなれば自家消費分を太陽光や風車で補う動きもでてくる。これは止められない。そして一度再生エネルギーに繋がれた分の需要は、電気代を安くしても永遠に戻ってこない。

 値上げで電力需要が減少すれば、原発再稼働の理屈は今以上に減るということだ。現状でも原発なしで電力は足りている。その上で9%値上げすれば、需要減少もあいまって、原発再稼働を言い出せなくなるだろう。



※ 「会社を丸ごと売っても借金を返せない債務超過になることが現実味を帯びている」(産経)※※なら、JALのように一度潰して精算すべき話だ。過度に原発に依存した関西電力の経営判断の誤りだから株式も100%減資でいい。

※※ そのうち、電力会社は斜陽産業となるから、偉そうな口も叩けなくなる。 
 将来的に電力需要は減る。実際には人口は減る。産業構造でも、電力を消費する製造業はますます減る。省電力化により機材の消費電力も減る。
 そして独占も怪しくなる。特に太陽光電力の影響は大きい。コストすでに電力会社からの買電よりも安くなっており、今後も性能向上とコスト低下が見込まれる。
 市場規模も、占有率も低下するんだから、電力会社には先がないという話だ。
2015.04
21
CM:1
TB:0
06:52
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 ギリシアの資金ショートは時間の問題みたいなニュースをしていたのだが。

 IMFへの支払いなんか大丈夫、ギリシャが倒れるとEUが倒れる、EUが倒れれば世界が困る、だから、EUは助けるし、世界も助けるし、IMFも厳しいことは言えない…とギリシア人は考えているんじゃないの。

 実際、ギリシアは「緊縮財政なんかやってらんねー、借金返す当てないけどな」といっている。このあたり、アッケラカーのカーだねえと。
2015.04
20
CM:3
TB:0
10:00
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 日本青年会議所の視察報告がなかなかおもしろい。「【佐賀県武雄市】武雄市図書館 視察」がそれだ。何が面白いと言って説明する担当者から聞いたことをそのまま記述して「そうです。」とつなげて終わるのは、まずは小学生の社会科見学のようなものだ。

 そもそも、「いつ行ったのか」も明確にされていない。それもできないのだろう。まあ青年会議所の写真の類をみても、見ただけでも粒ぞろいのボーン内蔵助にしか見えないものだ。ホント、個性はあるけど揃いも揃って兵六ヅラをしている。入会条件に面相が抜けていることといったものがあるのだろうよ。

 しかたがないので視察日を検索すると今年の4月8日に行ったらしい。ちなみに「青年会議所+視察」でググると、参加者のブログがいっぱい出てくるが、これもそこかしこから人柄を伺える文体である。仕事中も携帯でポチポチやっているような人柄と国語力が見えてくるだろう。
 
 視察時期は前市長が知事選挙に落ちた後である。図書館に行くには旬は過ぎているし、その記事を全国版に載せることも機を逸している。レース終了後に出てきた予想屋のようなものか。

 もちろん、視察すること自体を悪くいうつもりはない。だが、成果品としてもアレ過ぎる。

 まず問題点には全く言及されていない。特に武雄の図書館には樋渡路線の問題点が常に挙げられているが、その件はヒトコトもない。知らないのか、それについて言及できる能力がないのかといえば、まずは後者だろう。

 また、自分の観察がどこにもない。「これを発見した」とか「これがないことに気づいた」と新発見や解釈を見つけられないことは仕方がない。だが、説明者の発言以外に何も書いていない。「おっ母さんが子供に読み聞かせしていた」とか、「貸出カウンターでは人が途切れない」みたいな、美辞麗句の類すらない。現場で眼を開いていても何もみていないのだろう。 

 そして、この視察をどう活かすかも書いていない。「全国の図書館に広まればいいですね」とか「図書館を利益付きで私企業に売り渡せるのなら、市役所のホールも私企業に売り渡せるのではないかではないか」くらいは書けばいいものなのだ。だが、最後まで
その結果として、交流の場としても使われるようになり、様々な交流が生まれ、市民生活をより豊かにする事をめざし、さらなる改善を進めていくそうです。

と「そうです。」で終わっている。

 この辺りから、青年会議所の構成実態は厄介払いであるようにみえる。家業を継いだ盆暗に「才覚ないくせに、なまじやる気がある。コイツが経営に興味持つと困る」と大旦那や番頭さんあたりが小遣い渡して「青年会議所に行ってらっしゃい」と送り出しているあたりではないか。世間には下着会社の三代目が経営多角化でスポーツカー開発とか言い出した例もあるから、それが正解なのだろう。

 その連中が「憲法論議推進」といって憲法改正にイッチョ噛みしようとしている。まずは身の丈に合わないこと甚だしい。小学生が集まってチラシの裏に宇宙ロケットの設計を書いているのと大差はないものであるよ。



「【佐賀県武雄市】武雄市図書館 視察」(日本青年会議所,2015.4.8)http://www.jaycee.or.jp/topic/3008
2015.04
18
CM:20
TB:0
11:14
Category : 未分類
 JSFさんが、ロシアほかが新型戦車を用意したから日本も戦車の更新が必要と言っている。

Jの字_ゆとり上陸作戦ふたたび

JSF‏@obiekt_JP 日本の周辺国、ロシア、中国、韓国がみな新型戦車を用意してるのに「日本は古い戦車の改造でいい」と主張されてもなー
2015年4月17日 https://twitter.com/obiekt_JP/status/589184227700178944 


 陸上国境で接してもいない日本が、なんで戦車を更新しなければならないだろうか?

 物事には優先順位というものがある。

 防衛力整備についても、陸軍国なら戦車は優先順位は高いだろう。だが、海軍国である日本では戦車の優先順位は低い。基本的には持っていればよいものだ。しかも、日本戦車は90式が主力となっている。性能で大差のない10式に更新する必要はない。

 日本にとっては、それよりも外洋海軍力整備が優先される。中国との対峙で比較劣位に陥らないために、または世界的規模の脅威への対抗のためには、海軍力整備を優先しなければならない。

 しかも、防衛予算には限りがある。優先度の低い陸軍力の、さらに低い戦車に金を突っ込むべきではない。本来であれば、その分は海空戦力整備に回さなければならない。

 JSFさんは、この全体的な構造が見えていない。そして新車信仰だけで10式を推すのだが、主張できる利点にしても「スラロームで射撃ができるからスゲー」程度のモノだ。
JSF‏@obiekt_JP @SERVE411 何時もの事です。スラロームしながら射撃が出来る足回りの先進性には触れてもいないですし…
2015年4月17日 https://twitter.com/obiekt_JP/status/589190449828495360

スラロームで自車の未来予想位置を推測させないことだけで、1両10億の戦車を更新しろと言い出しているのである。擁護にしても粗雑で無理なものだ。

 またJSFさんの無理強い擁護でも、それ以上に示せる長所ないことにも気づくべきである。軽くなったことについての輸送負担軽減も、橋梁重量限界にしても、90式と大して改善するものではない。本土防衛の優先順位の低さからすれば、スラローム以下は無視できるものである。

 中国による日本本土上陸戦の脅威を示すため、新型揚陸艦の4隻目が進水した云々をしている。
JSF‏@obiekt_JP 仮想敵の揚陸戦力か。中国海軍の071型ドック型揚陸艦は既に3隻あるけど、更に4隻目が今年進水したという情報があったと思うんだけど。 中国第4艘万吨级071型坞登舰下水(2015年1月23日) http://www.chinanews.com/mil/hd2011/2015/01-23/472204.shtml …
2015年4月17日 https://twitter.com/obiekt_JP/status/589193454019739648


 だが、その程度でどうなると本気で信じているなら上陸戦について何もご存じないことを示している。

 逆に、その程度ではどうにもならないことを知りながら、「防衛予算を増やして10式増やせ」とか「戦車を減らすと日本が滅びる」と言い出す、一種新宗教的な亡国焦燥感に駆られる支持者を騙しているなら誠実ではない。

 上陸戦は、制海権を確保しなければできるものではない。そして、対日侵攻する上で、中国は日米海軍力に対し東シナ海での制海権や制空権をとれる見込みはない。日米は中国制海権・制空権の成立を拒否できればよいのである。

 そもそも、新型揚陸艦の4隻目ができたところで揚陸戦力で対日上陸戦には足りない。そもそも、護衛戦力も、上陸支援火力も不足している。あのクラスの整備にしても、まずは南シナ海を指向したものだ。

 実際のところ、JSFさんの上陸戦理解は「ROROで上陸戦はできます、港湾を取ればすぐに使用可能です」といったものだ。輸送所要量も把握できず、上陸正面との距離や揚陸作業での所要時間も、それを加味した輸送サイクルといったものも考えるものではない。現実は軍艦ゲームとは違うことを全く理解できていないわけで、やはり、ゆとり上陸作戦でしかないわけだ。
2015.04
18
CM:2
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11:12
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 消防吏員のもやい銃は、官庁銃ではないらしい。

 もやい銃とは、大遠距離にロープを発射する銃のこと。銃刀法では、火薬式鋲打機(今はほぼコンプレッサー)や捕鯨砲と同じ産業用の銃の扱いになるのだろうが、消防のもやい銃まで警察扱いとは知らなかった。

 鉄砲関係の更新に必要な講習申請で某警察署の生活安全課に行ったのだが、そこで中途消防が3人がかりで来て、もやい銃を出している。それならばまだしも、新しい免許人といって、消防吏員が個人でてきて、ルールですので家族調査と面接です、と言っている。公的団体同士の話で、個人名を秘せばこの辺りは言ってもいいだろう。

 あのもやい銃が、猟銃と同じで各個人に免許されるものだとは知らなかった。もちろん公安委員会や自治体次第で、官庁銃(非猟銃扱い)にするところもあるのだろうけれどもね。産業銃以外でも自治体運営の飛行場での鳥獣駆除なんかの散弾銃なんかも、官庁銃あつかいするのと、個人扱いするのと二つあるのかもしれない。理論上で言えば、美術品扱いの銃で、公安委員会からは火薬の譲受許可を得る形もあり得るけれども。

 もちろん、自衛隊の火器は銃刀法からみれば官庁銃にあたる。別の法律体系である自衛隊法で「武器」(=兵器)として存在している。銃刀法が想定している猟銃への許可とは全く別物となっている。だから、警察の面接等で「禁止されている自動装填銃(フルオート)や拳銃とは無関係ですよね」と念を押されると、「もちろん会社で使ったことしかないです」という。

 当然だが、「『桜にWのマーク』は武器」(JSFさん)が問題提起しているような、非実在のエアー法律の「武器取締法」(不存在)とは全然関係はない。

 まあ、正しい自衛隊法と銃刀法知識を普及するために念押しさせてもらったよ。まあ、JSFさんとは間違ったことはなんでも指摘し合える相互主義だからね。
2015.04
17
CM:2
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18:56
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 VESTAの12年春号の前川健一「アルデンテなんて知らないよ」は中々面白いものです。

 スパゲッティはアルデンテにするというのは、イタリアですら全土の常識ではなく、ありがたがっているのは日本だけという話です。

 まあ、やることがなくてそば打つしかない、そば打ち名人が「精白粉だけ、つなぎは許さん」みたいな話なんでしょう。しょせんは蕎麦なのに、偉そうな事を言うのがねえ。元は救荒食なのに。

 己は馬喰が食うような馬方そば、しかも卵でつなぐような邪道が好きなので、そういう奴を見るとアレです。ちなみに埼玉荒川右岸地区は小麦文化圏なので、親類で蕎麦が好きなのは己だけです。親爺なんか木場と新木場で商売してたのに川越在の農家の饂飩に転んでますな。


 本当のところ、アルデンテも、豚骨ラーメンのバリカタと同じで、相当に地域性のある話ではないのですかね。昔の関東にはそんなものなかったのだけれども、つけ麺での太麺、固めデフォも本当にうまいと思って食っているのかとか、いきがって食うものではないだろうと思いますがね。

 ちなみに、12年春号は全体がスパゲッティ特集です。他記事にも、ビール純粋令のように「スパゲッティの乾麺はイタリアの法律で硬質小麦と水だけで作る必要がある」とあるので、小麦を挽いて押し出すだけなら安いもんだとか、昭和16年の料理本にあるスパゲッティ丼=「スパケット飯」とか、面白いものです。ハイ。



※ 前川健一「アルデンテなんて知らないよ」(味の素食の文化センター,2012.4)pp.8-17.

※※ パスタってのも、嫌らしい言い方ですな。「現地では小麦粉使ったものはパスタだ」というなら、「じゃあ、麺=小麦粉だから、お好み焼きもたこ焼きも麺料理でいいのか」と思いますし「ソフトめんや春雨は、米粉だから、粉料理と呼べ」とね。
2015.04
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17:01
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東洋経済ONLINEに投稿採用していただきました
「日中の懸案? 実は「尖閣」は緊迫していない 警戒すべきは民間活動家の暴発が起こること」
です、ご覧頂ければと思います

なにしろ、石橋湛山のファンなもので、嬉しいものです。
2015.04
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19:36
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 アンテナじゃない方の八木秀次さんの「【突破する日本】米軍基地は沖縄&東アジアの『抑止力』 フィリピンの教訓を忘れるな 」だけれども。米軍が「『抑止力』としての機能をもっている」から「基地は迷惑施設ではない」というのはどんなものかね。

 八木さんの理屈では厚木や三沢、岩国の騒音も迷惑ではないといった結論になるのではないか。
 地上戦の惨劇の歴史を忘れてはならないが、沖縄の米軍基地は迷惑施設ではない。東アジアの安全保障上、重要な役割を果たしているのはもちろん、米軍は沖縄をも守っていることを見落としてはならない。米軍は日本、そして沖縄自体が近隣国からの侵攻を受けないための「抑止力」としての機能を持っている。


 役に立っているから迷惑施設ではない、沖縄も受益者だから文句を言わず全部受け入れろという理屈なら、原発もゴミ捨て場も火葬場も刑務所も、全部を沖縄に押し付けられるのではないかね。沖縄の人にちんすこう投げられても仕方がない雑な理屈にしか見えない。

 八木さんは、そんな事をいってどうなるかを理解できていないか、「所詮は産経の読者だからそういっとけば充分だ」と侮っているかのいずれかだろう。なによりも、これをそのまま載せる新聞社も新聞社であるけれども。
2015.04
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07:49
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 「日本の新捕鯨計画「不十分」=IWC専門家会合が指摘」なのだが、調査捕鯨をして何の利益があるのか?

 日本はオーストラリアと関係を親密化したいと考えている。「安全保障のダイヤモンド」とやらで主張するような対中同盟は非現実的だが、豪州としても日本との協力関係は悪くないとおもっている。安全保障では一つ潜水艦でも買ってやろうとも考えているし、経済でも中国ベッタリも気持ち悪いから、落ち目だが日本との関係も確実にしておきたい気持ちはある。

 だが、調査捕鯨を強行すれば、豪州との関係は悪くなる。豪州とニュージーランドの国民感情を逆撫でする行為であるからだ。かれらからすれば、南氷洋は地先のショバである。日本が来て、大事にしているクジラを取ったら怒る。

 日本で例えれば、小笠原EEZのすぐそばで中国に調査捕鯨されるようなものだ。小笠原回遊群を捕りまくれば、日本人は怒るだろう。EEZの外だから我慢するようなことはない。自分たちの漁業は棚に上げて、資源保護を考えていないとか、適当な理由を作るだろう。

 南氷洋での調査捕鯨は、それと同じことだ。

 まずは、捕鯨から得られる利益もない。当節、牛でも豚でも羊でも、美味しいお肉はいくらでもある。捕ってきたクジラなんか誰も食わない。実際に調査捕鯨でも、持ち出し超過で赤字である。クジラが売れない状態では、商業捕鯨の再開は無理だし、意味もない。

 それでいて、世界中から敵視される不利益がある。自国沿岸で小規模に捕っていれば大したことはない。だが、人の家の庭先で大規模にやろうとすれば、何をやっているのかとも言われる。

 結局は、水産庁だけの利益ではないのかね。調査捕鯨を一回出せば、関係団体が儲かる。水産業界が喝采するといったためだけにやっているのではないか。

 そもそも。水産庁の政策は我利我利なものがおおい。ウナギやマグロの主張もそうだった。マグロは韓国のせいにし、メキシコを圧迫したが、実際に未成魚をとっているのは日本だった。捕鯨についても、鯨類が魚を捕るから、漁業が打撃を受けているといった屁理屈をつけようとしていた。今から見れば単なる取り過ぎを捕鯨に理屈付けようとするものだろう。

 そのうち水産庁は国を滅ぼすのではないかね。
2015.04
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07:44
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 産経「翁長沖縄知事『敵意』むき出しで首相と面会して何を得ようとしているのか」だが、割と簡単な話である。敵対的な、交渉しない態度を明確化できればそれでよいためだ。

 知事は、首相に何を飲ませられなくてもよい。そこで首相に交渉する気がないことを明らかにできる。知事はそれだけで抵抗へのヨリ広汎な支持を得られる。

 基本は、政権の強引さと、知事が抵抗している姿勢を見せることだ。それだけで知事はパワーアップできるのである。

 既に、その素地はある。
会談が行われた5日午前。那覇市内のホテル近くには数百人規模の辺野古移設反対派が集結した。沖縄県警は警察官をホテル周辺に大量動員し、大がかりな警備を実施した。
 「頑張れ、頑張れ、翁長」
 翁長氏を乗せた乗用車が反対派の前を通ると騒然となり、翁長氏は車の窓を開け、手を挙げて歓声に応えた。
翁長知事は保守系であるが、すでに革新系の支持も受けている。問題についても、今後はさらに中央政府の押し付けと、地方政府の抵抗の構造が明瞭化する。そうできれば、知事はさらにパワー・アップする。そのうち保守派も街頭に出てきて、一緒になってボンバイエ・コールの一つもするんじゃないのかね。

 そもそも「『敵意』むき出し」なのはアレ過ぎる宰相のせいではないのか。県知事選挙の後に、前知事に埋立免許を出させたり、県による工事中止命令を、身内限りの内閣で判断し、農水相に無効化させた。「粛々に」を使わないと官房長官が言ったあとで、「粛々に」を使った。

 うまくやれば、会談で「日教組!」とかも引き出せるかもしれない。議会で議員に言ったくらいだから、県知事にも言うだろう。もちろん、それを心配して周りは会談させようとはしないだろうがね。

 見てみたいのは、移設支持派が街頭で負けることかね。中身を見ても、基本はアレな宗教と、海兵隊提灯持ちと、日本会議系くらいしかいない。連中、周りも全然見えていないから、アレ宰相歓迎の横断幕出そうとして、反対派に追い出されるくらいのことはするだろうよ。

 まー、安全保障なら、どう考えても使い道のない海兵隊や、そのための普天間も辺野古よりも、今後も嘉手納や那覇の安定利用なんだけどね。県知事の発言をみても、嘉手納の話には一切触れていない。今のうちならまだ話は簡単に回せるのだけれども、政権の面子があるから「どうやっても作れない」(まあ、今も作れないけどね)まで、中央政府も待つしか無いのかねえ
2015.04
11
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00:51
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 『宇宙軍士官学校』って本を平台で見たのだけれども。宇宙軍予備士官と予備宇宙軍士官の扱いとか、宇宙軍機関将校の水平運動とかいろいろブワッと想起されるね。

 宇宙早稲田大学と宇宙慶応大学が、最後の宇宙早慶戦のあと、宇宙学徒出陣して宇宙軍予備学生が宇宙軍の失敗の尻拭いをさせられる映画とか、スゴイの作れんじゃないの?

 あるいは 『宇宙軍特別年少兵』かな。宇宙軍精神注入棒とか、宇宙食も上の麦ばかりの部分食わされるとか、腰までの宇宙服で裸足で宇宙甲板流しやらされるとか、機敏ではないと言われて真空に浸した雑索で叩かれるとかね。で、教班長と一緒に宇宙硫黄島に回されて、玉砕前に貯水池前で車座になって最後に恩賜の宇宙たばこを吸うカットとで「初めてタバコ吸うんだ」とかかねえ。最後に戦死者名簿でおわるという。
2015.04
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23:03
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 『パプーシャの黒い瞳』見てきました。ロマ文学の詩人、第一号とされた女性をヒロインにした白黒映画(2013年)ですが、デジタルで撮って白黒にしているのでしょう。



 岩波ホール掛かっている映画で、バルト9とは違いますので、面白いとか面白くないとかありませんが、後ろでイビキと、己も中途1回ウトっと来ました。

 でも、テーマは面白い。戦前戦後ポーランドとロマの関係、ロマと(おそらく)ユダヤ人の関係、戦後ポーランド体勢と定住化の問題、あとはロマ内部の統治や長老支配といった話は、全然考えつかないものでなにかに流用できそうですし、文字への呪術的解釈や所有の問題、「所有」「盗み」とは何かといった話も思いつくものです。

 問題は、映画の時間軸がアッチ行ったり、コッチ行ったりするのと、いろんな部分が尻切れトンボで、伏線回収的なものは一切なし。セガレがどーなったのかも全然わからない。最初に出てくる、いけ好かないやつが長老なんじゃないかと後で思うけれども、それを説明しないのがアレだなあと。そこら辺を整理して、2時間15分を1時間30分くらいにすれば、映画として相当に面白くなると思うのですが、これも作り手が完全コントロールする巨匠映画だから仕方がない。

 あと、15歳のハプーシャが、親に金時計と楽団の一日の営業利益と債権だけで、父親ほどの歳の男に嫁に行かされるとか、後にこの石女めとか、文字を読む暇があれば子どもを生む方法を考えろとか、そのあたりもサラッと流されているのもチョット残念。

 とはいえ、見といたほうがいい映画でしょう。ゲームにドハマりした挙句に「仕事なんかしないで朝から晩まで無限に繰り返せばいつか期待値1に収束します 当たりますので運ゲーではありません」と、いい歳こいて喧嘩して、擁護代金として一回5毛もらうのに比べれば、断然オススメです。
2015.04
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11:38
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 まだ見本誌を見ていないのですが、『軍事研究』に「尖閣防衛!海自新種護衛艦の正体」(題は編集部につけてもらっています)を載せてもらいました。

 最初は「スゴイ題だなあ」で誰の記事かと思いましたが、よく読めば「目指すは米海軍LCSか、仏海軍OPVか」とか「島嶼部に対する攻撃への対応として海上優勢の獲得・維持のため『新たな護衛艦』を導入すると言うが」と、結構中身を反映した、主張したいことを汲んでくれているなといったサブタイトルになっています。

 納品したTXTファイルを見返したら、LCSか、ラドロワかの二者択一で書いていますが、実は一番推しているのは、最後に書いている◯◯◯◯◯◯を作れということになっております。

 今号では、多田さんの記事も面白そうですので、お買い上げの頂ければと存じます。
2015.04
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02:00
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 徳島基地の件なのだが、滑走路での作業中に、管制隊地上当直士官(ODO)が監視していなかったことが不思議である。

 管制隊は、タワーと地上で当直を置いている。地上の当直士官はODOと呼ばれていた。これは基本、若手の幹部がやっていて、しかもヒマなので滑走路での作業中はいつでも飛んできた。

 練習艦隊終わって、己が八戸で施設班長や冬の除雪隊の直長やっているときには、同期が管制隊にいた。ODOだったからこっちが飛行場地区ににでるたびに、始終来ていた。要はやることがないわけだ。こっちの班長車は昔なつかしの三菱ジープ冷暖房なし、向こうのODO車は民間用のランクルかなにかの転用品で、エアコン完備とぜんぜん違うのがシャクだった。

 覚えているのは、秋口に灯火を直すときのことだ。たまたま人がいないので出たことがある。営繕班長に頼まれて己が無線持ち、作業員は技官一人だった。そこに管制隊が同期のODO、運転手と新品の管制幹部を連れて三人できやがったことがある。まあ、己も無線持っているだけなんで偉そうなことは言えない。一人の作業を四人で見ている状態だった。

 昔は、海自もそれなりに人が居たのだ。

 だが、今回はタワーにすら一人だけだったという。昔は、管制隊管制班は予算はつかないが、法定業務なので人はキチンと配員していた。だが、今は管制班の人も少ないのではないか。

 まずは、統合部隊やシステム関係部隊に人間を取られすぎている。成長分野かもしれないが統幕やC4SC、厚プロや分遣隊に初級幹部をとられていて、それで現業をする部隊に人がいないのはオカシイ話だ。

 なんにしても、海自も基地が多すぎる。一部は集約整理したほうがよい。航空部隊なら、小松島、舞空は要らないから店仕舞いする。小月の部隊も民間飛行場あたりに押し付ける。そうすればすれば人員も予算も節約できて、正面部隊の人的強化可能となるだろう。



そいや、己が飛行場地区に出たあと、「ジープはバック全力で何キロでるか」を海曹と試した(メーターは動かなかった)ことがある。その時にも同期がODO車ですっ飛んできて、「不審な事をするな何やっているんだ」と確認に来た。「いや、かくしか」というと、帰りに、ヤツの車もバックで管制隊まで戻っていった。

ランクルはバックでスピードメーターは動くのだろうか?
2015.04
08
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06:35
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 杉本康士さんの産経新聞「NBC偵察車 1台で核兵器、生物兵器、化学兵器に対応…テロに備えるマルチプレーヤー」(産経ニュース)だが、内容的に躓く部分がある。

 現在、どこの国をみても生物兵器の感知器剤は存在しない。あるのは赤外線等によりエアロゾル散布を感知するものに過ぎない。当然、化学剤であるか、生物剤であるか、ただの農薬等噴霧であるかは確認できない。

 それにももかかわらずNBC偵察車が「生物兵器の汚染状況を把握」(杉本)できるように書いている点には、違和感を感じる。

 具体的には
NBC偵察車が陸自に導入されたのは24年3月だ。かつての自衛隊は有毒化学剤と放射性物質を検知するための化学防護車しか保有しておらず、生物兵器の汚染状況を把握する車両はなかった。
http://www.sankei.com/premium/news/150313/prm1503130007-n1.html

と書いているが、その後、どこを読んでも「生物兵器の汚染状況を把握」できるといったことが書いていない。

 この書き振りで言えば、NBC偵察車は能力不足ではないのだろうか?

 もちろん、実際には車外からマニュピレーターによるサンプル採取と、毒素や抗体検出で生物兵器を判別するのだろう。

 だが、判別までの時間は長い。かつて米陸軍は、将来的にはDNA解析で即時判断できるようにしたいといった話しはあったが、それもいつの間にか沙汰止みである。

 NBC偵察車にある問題点や、将来的な課題はこのあたりにある。

 だが、それに触れず、自衛隊装備なので褒めるだけというのは、新聞社としての見識が疑われるだろう。

 さらに、生物兵器に対応が問題であったため、新装備は対応できるように書いていながらも、対応の方法を示さず、対応できると書かない点でも、平仄が合わない点でも、記事としていかがなものかと質を疑いたくなる。

 一言で言えば、やっつけ仕事ではないのかねということだ。もらった広報資料を引き写すだけで署名記事というのもナンだし、質が低くとも自衛隊ヨイショだから読者も喜ぶだろうとそのまま提示する新聞社も、クオリティの高い新聞社であるとは思えないものだ。



オマケ

NBC偵察車に搭載された検知装置には中性子線の測定機能も追加されたほか、これまで十数分間で行われた化学剤の検知が約20秒で済むようになった。液状の化学剤を検知することもでき、検知対象はテロに用いられる恐れがある産業廃棄物など十数万種類に広がった。


 20秒云々は、陸自の個人携行用測定器材AP2C(仏製)によるものだろう。だがね「検知対象はテロに用いられる恐れがある産業廃棄物など十数万種類に広がった。」(杉本)というのも大げさなものだ。この種の検知手段は極微量の化学剤を短期間で感知できるが、その中身が何であるのか分からない。

 極端な話、エタノールでも発報する。その手のメタノールや酪酸、ホルムアルデヒトのたぐいを全部足して十数万種類というものには意味が無いということだ。
2015.04
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TBSラジオ、セッション22「嘉手納・那覇のほうが重要」・「海兵隊と在沖米軍を切り分けろ」と投稿したら、載りましたです。
まあ、海兵隊の国外撤退しか無いんじゃないですかねえ
2015.04
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12:26
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 辺野古移設問題で、バカの一つ覚えで代替案を出せという。アレな右派政治家やネトウヨ、宗教疑惑の連中だけではなく、政権までがそう言っている。

 だが、代替案は拒否されたほうが、第二策として出すものだ。中央政府側が「辺野古に作れないからホニャララさせてくれ」と言い出す性質のものだ。「作らせないよ」という沖縄県が出すものではない。

 安全保障の問題については、さらに噴飯モノの話だ。対中対峙に日米同盟は必要であることと、海兵隊駐留が必要であることは直結しない。対中対峙は海空軍力で行われている。海兵隊は何の役にも立っていない。

 結局は、海兵隊を追い出して、日本の海空自、あるいは米海空戦力を配備すれば終わる話だ。

 知事は、その点で中央政府と妥協する必要はない。代替案、安全保障の解決案提示を含めて、ただNoと言えばよい。そのうち、問題が泥沼化に困った中央政府が代替案や安全保障とのすり合わせ、海兵隊撤退を持ってくるだけの話である。


■ 役に立たない在沖海兵隊

 そもそも、日米双方にとって、海兵隊を沖縄におかなければならない理由もない。

 海兵隊は、かつての役割を果たせない。従来は、中国への上陸戦や、東南アジア介入、日本軍国主義のビンの蓋といった用途があった。

 だが、中国は強大になり、アジア諸国も強くなった。このため、対中上陸戦や東南アジアへの介入は不可能である。中国で攻め込めるのは南沙西沙がいいところである。東南アジアでも、中南米並みに介入できるのはフィリピンくらいなものだ。

 日本軍国主義のビンの蓋の役割も、海兵隊ごときには果たせない。東南アジアすら介入できない米国が本気で日本に介入する余地はない。

 韓国も台湾も、海兵隊の増援を必要としない。韓国は北朝鮮通常戦力を恐れていない。米国に望むのは、政治的な同盟関係の維持であり、米軍ではない。台湾も対中戦をするつもりはない。相当に大陸に融和的である。

 唯一、使い道があるとすれば、台湾への圧力だろう。台北政権が新中国に接近し、中立化するのは止められないが、中立から先に生かせない、台湾省を解放軍に使わせないための圧力だろう。ただ、それも日米の海空軍力で済む話である。


■ 嘉手納維持が最優先

 安全保障というなら、沖縄で最も重視すべきは、嘉手納の維持である。そのためには役立たずの海兵隊ごときで、県と揉めるべきではない。

 今回の会談で公表された部分でも、知事は嘉手納その他の問題に触れていない。辺野古だけの問題にとどめている。

 海兵隊-普天間-辺野古を諦める代わりに、嘉手納は手を付けないあたりが、妥協点ではないか。

 とりあえず、辺野古を事実上足踏み状態とし、普天間から小出しに海兵隊を追い出す。そうすれば、県と県民感情、そして中央政府の面子は立つだろう。

 もちろん、現段階で政権がそれを認めるとは思えない。全く教条的であり柔軟性がないため、それは飲めないだろう。

 だが、このまま辺野古が泥沼化すれば、工事続行はできないとする判断は増える。これは日本だけではなく、米国にも影響を与える。そして、政権は米国のいうことは聞く。

 知事は即座に辺野古放棄を中央政府に強要できないが、辺野古を泥沼化させることはできる。それで困るのは政権であり、代替案を示す立場になるのも中央政府である。

 つまりは、知事は最低限、Noと言い続ければ状況は好転する立場にある。今回、官房長官に対して、代替案提示や安全保障での問題視を含めてNoを言い続けたことは、正しい行動だったということだ。
2015.04
05
CM:1
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00:01
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 最新の『季刊 民族学』をめくると、ダニエル・ロングさんによる小笠原方言の記事があり、現地で「モエモエ」とは女性器のことと書いている。ハワイ語(ポリネシア語の方言のようなものだ)で「寝る」「眠る」から意味がズレて、女性器を指す言葉となったという。ロングさん曰く「大阪弁で女性器名称が性交を指すようになったのと逆の意味拡張である」としている。

 コレを知れば、繁華街メイド喫茶の従業員どもの発言を、ヨリ侮蔑できるようになるだろうよ。

 ほかにも、別れの際の挨拶「マタミルヨ」はSee you agein.の直訳であるともしている。例の「Just the Wives だけで集まった」とか、台風で「Water が up to kneeだった」とひざ上浸水を示す用例が含まれている。「それはsound funnyだじゃ meらはそれ言わないよ」みたいなやつだ。

 船便の影響から、一週間の週が、便になったれいとかね。

 まずは不思議なところであるよ。

 今号の民族学には、日本人イヌイットの記事もある。大島育夫さんの例だが、完全に現地の長老となり、その人の道具がないと海獣はとれないとまでなっているらしい。地球温暖化で困るのは何時も俺達のような少数民族だと述べているのも、アイデンティティの変化として面白いものだ。

 昔の『季刊民族学』はさらに面白かったのだけどね。イプールの猫祭りでネコを塔から放り投げて殺す昔の習慣とか、闘鶏禁止に反対するフランスの好事家の記事とか。たぶん、文盲向けの盲経?も初出は民族学だったと思う。ひっくり返した「お釜」、「般若」、「お腹」、「目」、「田んぼ」、「神様」、「鏡」の絵を並べて「まか・はんにゃ・はら・み・た・しん・きょう」と読ませるやつ。



※ ロング,ダニエル「小笠原諸島の言葉と人々」『季刊 民族学』(千里文化財団,2014.1)pp.87-103.
2015.04
04
CM:11
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01:59
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 建前を「建前である」と言わないのは、何事だろうか?

 産経ニュース、杉本康士「T4練習機 戦いのノウハウ蓄積する『空飛ぶイルカ』は北の核から日本を守る」lは、ブルーインパルスについて、あくまでも空戦技術研究であると主張している。
ブルーインパルスのために改修されたT4は「戦技研究仕様機」と呼ばれ、その名の通り飛行技術の研究を行っている。ブルーインパルスが蓄積した“戦いのノウハウ”は戦闘機部隊に伝えられている。

 曲芸飛行自体も抑止力になる。多くの国の空軍がアクロバットチームを持っているが、空自パイロットは「曲芸飛行を見れば、その国のパイロットの技量がだいたい分かる。高度な飛行技術を持っていれば『侮れない』となる」と解説する。航空観閲式に各国の駐在武官を招待するのは友好親善のためだけではなく、空自パイロットの優秀さを見せつける意味もあるというわけだ。
http://www.sankei.com/premium/news/150403/prm1504030003-n2.html


 だが、それは建前である。ブルーインパルスの本質は、空自あるいは自衛隊全体の隊員募集用の客寄せパンダである。国家慶事等に華を添える役割もあるが、基本は募集用だ。

 ただし、募集用に空中サーカスを作るでは、予算要求を認めがたい。だから戦技研究ということにしている。もちろん、曲技飛行が特に空中戦の技量に結びつくものでもないことは承知している。あくまでもフィクションである。

 そのフィクションを、フィクションと言わずに事実であるよう報道しているのはどんなものか。杉本さんが、知っていながらもフィクションを立てるなら(意味のない)提灯持ちであるし、本当にそう信じているなら記者として残念な水準であるということだ。

 ブルーインパルスは、国民は支持している。だから提灯持ちとして存在理由を強調するためでも、空自広報でない記者がそんなフィクションを並べる必要はない。

 それなのに、産経のスタンスからくる自衛隊大事で絵空事にまで口を合わせるのは、迎合にしか見えない。「そういう建前である」と流せばいい部分だが、自衛隊の言い分は全く否定しないのが、防衛記者としての杉本さんのスタンスなのだろう。

 だいたい、ヨイショが決まっているとしても、練習機T4には普通に評価する点はいくらでもある。それを見つけられず、曲技飛行は空中戦の研究に欠かせないとか、日本駐在の武官はその操縦技術に驚くといったのは、まずは相当の手抜きだということだ。



※ 杉本康士「T4練習機 戦いのノウハウ蓄積する『空飛ぶイルカ』は北の核から日本を守る」『産経ニュース』(2015.4.4)http://www.sankei.com/premium/news/150403/prm1504030003-n1.html
2015.04
03
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23:24
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Japan In-depth さんで「【プレゼンテーション名人になるコツ】~新・社会人へのメッセージ~」を書かせていただきました。

教官教育で一番最初にやるものです。よろしければ、リンクから御覧ください
2015.04
03
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00:50
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 AIIBでの世界の動きをみれば、中国包囲網やら「安全保障のダイヤモンド」やらは寝言にしか聞こえない。

 それを信じて、本当にインド人を同盟国だと思っているあたりはナンだ。

 ZAKZAKの「安全保障で『中国包囲網』着々 日米豪印による『ダイヤモンド構想』」は、そう信じたい読者に向けた記事であり、迎合した記事なのだろう。だから記事の内容も寝言にしか聞こえないものだ。

 インドは中国と潜在的に敵国かも知れないが、日米豪と同盟国でもない。

 そもそも日本が同盟していい相手かどうかも怪しい。海洋の自由にしても、インドは「200マイル以内で演習をするな」と、EEZについて領海のあるかのような主張するあたり、中国とは大差はない。また、力任せで周辺国に当たる点も、中国と同じである。

 安全保障でも、インド自体には期待できない。インドには中国と直接対立する気はないためだ。中国との対峙は、基本的にはアウトソーシングするつもりで、それで日本にリップサービスに努めているだけだ。

 実際に、インドが何か安全保障で日本を助けてくれたか考えて見ればよい。なにもないことに気づくだろう。

 だが、ZAKZAKの読者、あるいはフジ産経が想像する理想上の読者は、それを認めたくはない。「インドとの同盟関係は深化している」といった話を求める。

 そこで珍無類の主張が出てくる。インドの国防省が「いずも」に乗艦したことを以って日印は蜜月であるというものだ。
軍事ジャーナリストの井上和彦氏は「就役直後で、日本最大・最新の護衛艦『いずも』を(他国の国防相に)視察させるなど、通常では考えられない。US2の輸出方針も含めて、日印の“蜜月関係”を見せつけるものだ。当然、安倍首相が提唱する『安全保障のダイヤモンド構想』を意識したものだろう。これだけで中国には強いメッセージになる」と語った。

というものだ。

 だが、「いずも」は、さしたる秘密はなく、見せたからといって蜜月になるようなものではない。それをもって「日印の“蜜月関係”を見せつける」(井上)というのは、何も分かっていないか、あるいは知っていながら筆を曲げているかといったものだ。今後、中国からお客さんが来た時に「いずも」を見せるだろうが、その時井上さんがどう言うのかは楽しみである。

 ただ、井上さんは本当にそう信じている可能性も高い。
井上氏は「中国主導のAIIBが注目されているが、安倍首相は次元の違う世界戦略を展開している」といい、こう続ける。

 「欧米諸国は『ビジネスはビジネス』と割り切っている部分がある。ただ、国家主権や安全保障の問題はビジネスよりも優先する。米国もインドもオーストラリアも『ダイヤモンド構想で中国を抑えるしかない』との認識で一致しているのだろう。

と述べたとされる。「安全保障はビジネスよりも優先する」(井上)と言い出すあたりで、本当にそうダイヤモンドとやらが成立していると信じている様子である。

 実際には、米国の対中政策は安全保障ではなくビジネスの視点で動いている。だから、米国は安全保障のダイヤモンドのような戯言には与しない。それを容認すれば、中国との経済関係が円滑にいかないからだ。

 オーストラリアも、中国は上客なので、ダイヤモンドとやらに深入りしない。

 しかし、それを見ようともせず、『米国もインドもオーストラリアも『ダイヤモンド構想で中国を抑えるしかない』との認識で一致している』(井上)と発言するあたりは、井上さんの認識には現実との乖離が伺えるのである。パラオ人のリップサービスを真に受けて、「パラオは世界一の超親日国」と言い出すのと同じように、本当にそう信じているのだろう。お気の毒なことだ。