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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
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2015.07
30
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00:01
Category : 未分類
 Pの硬骨ぶりに惚れた常務が「私のものになれ」と言い出すのは、物語の大転換でしょう。デレマス16話「The light shines in my heart.」、最新放映で早速見ましたがなかなかのものです。プロジェクトを継続にまい進するPと常務の物語ですが、まさに正道を踏んだものです。

 色仕掛けを匂わす題名、予告映像とは大違いなものでした。なんといっても、映像の力は大きい。衆人の門前で企画書を投げ捨てられて面罵されながらも懇願するPに「この鮒プロデューサー,芋プロデューサー」と馬鹿にされ、「それでも男か」でついに爆発。スーツがはじけ飛ぶ……予告編の段階で全く物語の転換を感じさせるものでした。



 てっきり「レイプで解決レイプマン」かと思ったのです。いやあ、あの予告編と、脚本コンテがヤスナガなのでね。

 しばらく呆然とした社員達が「やめろやめろ」と引き離そうとするが腕力では勝てない。そのうち発情した常務をみて「お嬢様の悪い癖がでた」「水かけろ、水」と言い出す今西部長、便所バケツに組んだ水を二人にぶっかけるちひろまで頭に浮かんだのです。

 そして後日談もね。「なんか痒くて、ブツブツができたんだよね」と常務、相談を受けた長女トレーナーも「ちょっと見せて……抗生物質だすから飲んでね。大丈夫、守秘義務があるから任せておいて」までコミでね……。

 実際に16話を見ると、この情夫に収まるシーンは全く別の文脈でした。それだけではなく、追い出し部屋のシーンも全く違った物語であって、本編をみると感動モノでした。まずは予告編に釣られたというものです。

 予告編での、上半身裸で帰ってきたPへの辛い態度は拒絶にしか見えませんでした。南波がラクロスのタモ網で、みりあを守るように立ちふさがるカットとか、あの智絵里が意を決してケーキをPに投げつけるが女投げの悲しさで裾にしか当たらないところとか、土下座したPに顔を上げるよう促したかな子が、顔面にクリームパイを押し付ける。いやあ、実際には全部常務向けの演技だったとは。

 予告編だとねえ。てっきり、土下座Pの顔面に唾を吐きつける凛とか、「男なんて」と言いながら学校机を投げつけるきらりとか想像していたのですけどね。

 ただ、常務体制に媚を売る卯月とみく、それを「ロックじゃないよう」と止めようとする梨衣名、ちゃっかり常務秘書に収まるちひろ、偉そうなことを言う割に実際にはオロオロして何の役にも立たない蘭子と未央、全く動じない大陸民族アナスタシアは、予告編の通りです。




 ……とまあ、例によって全く見ていないアニメ感想を書くのも商売とコミケ原稿にいそがしいせいです。夏コミは一日目の14日金曜日、隅田金属ですのでよろしく。
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2015.07
25
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23:58
Category : 未分類
 海自潜水艦救難で中国に嫌がらせできるんじゃね?という記事を提出したのだけれども。『世界の艦船』最新刊に新潜水艦救難艦の記事が出て「書いた記事を否定する新発表あったらどーしよ」と思ったのですが、なくてよかった。

 で、一緒に買ってきた『クーリエ・ジャポン』最新刊で、ビンセント・ジャン・バール「安倍政権を導く『日本会議』とはなにか」を発見して貪って読んだものです。アレ、小磯あたりの神がかり右翼と同じで、降伏するときに平泉澄あたりを出すような、国を誤るものでしかないわけでね。

 なによりも、一番興味深いのが、畏れ多くも
今上と
東宮が日本会議への「最後の抵抗者」であると指摘している点。最近のご発言を見る限り、おぼろげではあるが、頷けるものがある。政治には関与できないことになっているが、同時に順守が求められる憲法遵守義務に従った積極的な行動であるようにみえるものだ。



ビンセント・ジャン・バール「安倍政権を導く『日本会議』とはなにか」『クーリエ・ジャポン』(講談社,2015.7)pp.86-87.
2015.07
23
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09:08
Category : 未分類
 昔から不思議な商慣習なんだが、軍事趣味誌では、古写真の権利は所有者にあると見なすルールがある。

 だが、写真の著作権は撮影者にあり、所有者ではない。その写真が著作権保護期間が切れていれば自由に使える。死後50年あるいは旧著作権法からの経過規定に従えば、その写真は自由に利用できる。

 保護期間切れの写真利用には、写真所有者の許可は要らない。別の本に載ったところから複写しても問題はない。写真について機械的に複写したもの、意図なく平板上に印刷したものには、その雑誌や編集者の権利は及ばないためだ。

 さらに、正当な引用であれば著作権保護期間内でも写真を利用できる。例えば、その写真について批評や議論をする場合に「その証拠である」と提示する限りは引用は問題ない。正当な引用でさえあれば許可は要らない。

 つまりいくら高価でも、他人が撮影したアルバムを落札したといっても、落札者にはその写真を物として支配する以外に何の権利もない。それを趣味誌に掲載したものが転載されても何も言えないのである。

 だが、たまに俺が所有する写真だと息巻く人がいる。まずは何もご存じないのだろう。趣味誌の世界だけで通用する仁義でしかない。写真を買ったら著作権がついてくるなんて、相当にロックな話だ。

 所有者先生、撮影者から「俺の写真を勝手に使うな」といわれたとき、その立場はもっと弱くなるのだがね。個人アルバムのたぐいは公表ではないから、旧著作権法の経過規定は使えないのだがねえ。

 趣味誌の旧軍兵器等関連の、「新発見された写真」の記事もどうかなと思う。新しい発見や解釈について、結局は模型製作参考レベルでしかない。軍艦大和と軍艦武蔵の窓の数が違うとか言われてもみたいなもんだ。それよりも読み物や、特に雑誌の雑を強化しないと今後は厳しいと思うのだけれどもねえ。

 あとは、ブログに載せるときに所有印を付けるのも変な慣習。著作権者がやるならわかるのだけれども。「あなた写真を所有しているだけでしょう」と思う。

 まあ、旧軍写真の類が、ヤフオクに掛かった時の商品説明、見本写真だったらゲラゲラなんだけどね。「ボクは写真史料を保有しているのです」と所有印入りJPGをみせるのだけれども、実はヤフオクの見本を集めただけだったとかねえ。ボンクラの軍クラれ連中のなかで、ネット上資料だけ集めて、「資料沼」とか抜かしているあたりがやりそうだなあと思うよ。

 もし軍艦写真について、ヤフオクの商品説明写真をダウンロードして、収蔵印をつけてアップしたとすれば、それはもうナチュラルボーンロックとしか言いようはない。まあ、14話でキチンと李衣菜がでてきたということで。
2015.07
20
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23:13
Category : 未分類
 安田純平さんがシリアで行方不明と聞く。彼は高校の時の同級生である。

 ただし、一学年300人位いたので在学中は無交流であり、当然卒業後も交流はない。仮にいま会っても、ご宗旨も合わないだろう。だが、とっ捕まっているらしいと聞くと無関心でいられるものでもない。

 もちろん、男子一生の仕事として選んで危険も覚悟して行ったわけだ。だから気の毒だとは思うが、「そういうこともあるよな」とは思う。深刻な感情を呼び起こすものでもない。

 だが「自己責任で放っとけ」とか「身代金を払うな」と、「助けるな」と言い出す連中は器量が狭い。使命感を帯びて行ったという意味で、国境のない医師団の類と同じだ。それを馬鹿にするのは、若王子さんも、ペルー人質もほっとけと言い出す、一生を国内で閉じこもっている頭なのだろう。

 なによりも政府の知らぬ存ぜぬか。北朝鮮拉致との差異が大きいもんだ。あっちは再調査の言葉ひとつに騙されて、全く信用できない相手にステップ・バイ・ステップとかギブ・アンド・テイクの原則をかなぐり捨てて経済制裁解除とかやった。

 政権の利益になる、ならないでここまで露骨な落差がつく。政権の言う「日本人の安全確保」云々も、「自称普通の日本人」だけを守る気ではないかと思うもんだ。

 まあ、支持率低下で今度も拉致カードで北朝鮮スリよりとか、北方領土でロシアにスリ寄りして、手球に取られるんじゃないのかね。
2015.07
18
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17:31
Category : 未分類
 冷戦期から英米は軍隊での人事交流をやっている。部隊の構成員として勤務させており、英国は戦争でもあまり気にしない。相手会社の社員としての出向と同じで指揮系統に入って就業規則に縛られて給与ももらっているのと同じ。

 それを「訓練目的」(JSF)ですとか「技量維持を目的に実戦で訓練とかどうなのよ・・・」(JSF)といいだしている。米軍で英将兵は訓練を受けに来ただけで、お客様扱いされると思っているのはズレているもんだ。

JSF ‏@obiekt_JP Michael Fallon forced to face MPs over Syria strike http://gu.com/p/4an8k/stw  英軍はパイロットを米空母に送り込み、F/A-18戦闘機を操縦して米軍の指揮のもとにシリアで空爆を行った。あー、これは訓練目的だ。
15:43 - 2015年7月17日 https://twitter.com/obiekt_JP/status/622174877806518272

JSF‏@obiekt_JP
英軍の釈明としては、英軍の機材や指揮で空爆したわけではないのでノーカンだそうで。いやでも技量維持を目的に実戦で訓練とかどうなのよ・・・
15:46 - 2015年7月17日 https://twitter.com/obiekt_JP/status/622175540015837184


 人事交流の価値について、飛行機の訓練効果でしか考えられていない。兵器しか見えない、即物的な武器のメカとスペック以外は理解し得ない問題点をよく表している。JSFさんには組織や人間が見えない。

JSF ‏@obiekt_JP
でもハリアーならともかくホーネットなの、イギリス軍的に意味有るの?
15:47 - 2015年7月17日 https://twitter.com/obiekt_JP/status/622175862599725056


 英国・英海軍が何よりも欲しいのは米国・米海軍との交際であり信頼関係だ。そのためには深い交流を求める。

 それに較べれば、運転手がどの飛行機を運転するか、習熟するかなんて、どうでもいい。「ホーネットなの、イギリス軍的に意味有るの?」(JSF)とか、冷戦期からずーっと交流先になっている米CTOL空母についていまさら技術習得だの言い出すと馬鹿にされる。

 汽車ポッポの型番が詳しい鉄道マニアは、交通政策を理解できない。それがJSFさんの問題だ。全体を全く理解できない。だから「90式だと勝てない、10式じゃないと負ける」的な発想をしている。

 まー、発想が狭隘だから自衛官の民間交流にも文句つけるんじゃないの。自衛官も含む国家公務員でも商社等に民間出向する連中はいて、その期間は従業員で金儲けに従事する。それを見て「これは訓練目的だ」(JSF)、「『ノーカンだそうで。いやでも技量維持を目的』(JSF)なのに金儲けなんてどうなのよ」と言い出すのだろう。
2015.07
16
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12:02
Category : 未分類
 連チャンは好きではないのだけれども。憲法を停止したいので授権法を作る時にも、佐藤正久さんは「反対するなら対案を示せ」って言い出すのではないか。

 だいたい、「対案を出せ」で勝ったつもりなのは、なんだろうね。
佐藤正久‏@SatoMasahisa おはようございます。昨日の法案採決映像、民主党議員のプラカード、委員長ではなく、記者やカメラに向かって掲げている。反対を真剣に訴えるのではなく完璧なパフォーマンスだ。対案も出さずに反対、反対は如何なものかと思う。今日の衆議院本会議、パフォーマンスではなく中身の議論をしてほしい
https://twitter.com/SatoMasahisa/status/621439831512485888


 「じっちゃんの名にかけて」だけで何をやりたいのか全然分からない上、憲法との整合性を全く無視しているので反対されている。それなのに「対案も出さずに反対、反対は如何なものか」(佐藤)と言い出すセンスはどんなものか。完全に支持者向けで中でも、頭の悪いネトウヨ階層だけを相手にしている発言でしかない。それを真に受けるのは、法体系に無知な自称理系エリートの軍クラのボンクラ程度のものだ。

 必要に応じての海外派遣なら賛成する人もいるが、法的にフシダラなので反対されている。憲法との整合性や法秩序、合規性への挑戦だから大反対が今回の件なのだが、それが見えていないのだろう。

 佐藤さんは、授権法出しても「対案」と言い出すのではないか。この対案だせの対案主義ならそういうだろう。「じっちゃんの名にかけて、憲法を停止したいのです、だから授権法を提出するのです」並みのことを言っているアレ宰相に付和雷同して「対案も出さずに反対、反対は如何なものか」(佐藤)と言い出すだろう。

 支持者のネトウヨにあわせた発言していると、頭の中身もネトウヨ支持者なみに低下する。普通はヤバいと思って余計なことを言わないものだけれども。専門教育と兵書ばかりの偏頗な教育で、ライト・イズ・ライトの雰囲気におもねる兵隊気分のままで点数稼ぎでは佐藤さんもお先が暗い。もと主計官の厚化粧ババアや、慎太郎のタマキン由来のうち気象予報士じゃない方みたいな失敗作議員になるのだろうよ。



 まー、内閣もアレだ。国立競技場の見直しで眼をそらそうとしているけど、その見直しだって屋根は作らないくらいだろ。2600億といっといて、1700億にすれば節約したように見えるけど、実際は騙し以外の何物でもないもんだ。
2015.07
14
CM:12
TB:0
12:49
Category : 未分類
 人間はそれほど自由に発言できるものではない。これは独裁国の独裁者でも、自由に独裁できるわけではないことに似ている。防衛省、陸の利益代表である佐藤正久さんも、防衛問題の専門家や国会議員として自由に発言できるわけではない。権益や支持組織の意向、支持者の政治傾向にあわせた発言をする必要があり、実際におもねっている。

 まず、「憲法学者には『限定的集団的自衛権』の合憲派と違憲派がおり」といった認識は迎合でしかない。
憲法学者には「限定的集団的自衛権」の合憲派と違憲派がおり、また違憲派の中には自衛隊を違憲とする方も少なからずいる。ただ憲法解釈の違憲、合憲かを最終判断するのは憲法学者ではなく最高。政府は最高裁砂川判決で認められた自衛の措置と軌を一にするとの立場。当時の最高裁長官のコメントにも合致
https://twitter.com/SatoMasahisa/status/620698294885298176

本当に御用学者3人の合憲派が、残りの違憲派閥と拮抗していると考えるほど頭は悪くないだろう。その意味で、迎合でしかない。

 また、件の同志社大学長のアレ発言をヨイショしているあたりも同じ迎合である。
【思わず頷いた!学者は憲法学者だけではない。村田同志社大学学長】
憲法学者の公聴会での違憲表明で、安保法案議論は1年前の閣議決定時点に戻ってしまったような感じもあったが、佐藤も懇意にさせて頂いている村田氏の発言。正論だと思う!http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00000516-san-pol …
https://twitter.com/SatoMasahisa/status/620585310699696128

「安全保障の専門家からなる学界で意見を問われれば、多くの安全保障専門家は今回の法案にかなり肯定的な回答をするのではないか」(村田)という。だが、これも「安全保障政策を進める上で憲法は無視していい」と言って肯定する奴はいない。いても村田さんを含めて3人位しかいないのではないかね。

 なんにせよ、頭の弱い支持者や支持層にそこまで合わせてどうするのかね。正道を見据えて、あるいは今後の利益から危険を察知して黙ってりゃいいのに、尻馬にだけ乗ることだけ考えておもねっているようでは、脇が甘い。専門家として支持者層に影響を与え導くのではなく、ネトウヨ支持者の操り人形になる。その意味で、御用学者と同じ御用自衛官でしかない。

 実際に一選抜で一佐になったあたり、組織に忠実なのだろう。組織で受ける言動、組織での正解を覚えてそのとおり振る舞い、最大効果ではなく最大評価を求めるやり方をやってきたわけだ。それ以外のやり方をしらないから、議員になっても兵隊の処世訓で支持組織に忠実、支持組織に受ける言動と正解を覚えて頑張ろうとする。

 ただ、いずれはエライ目にあう。ネトウヨ層が指示するように発言し、行動していると「日本の危険が危ない」系の新興宗教やら「対外宣伝用の愛国放送局を作るから出資しろ詐欺」の広告塔あたりに利用されて破滅するのではないかね。
2015.07
11
CM:13
TB:0
20:53
Category : 未分類
 米海兵隊は2軍だ。米陸軍は1軍の正規軍、海兵隊は2軍の植民地軍である。

 どこぞで話をしているときに、海兵隊の特異性が話題となった。そこで思い出したのがアンダーソンが『想像の協同体』で近代軍隊を徴兵制による本国の1軍と、植民地軍の2軍に分けていたことだ。

 それを当てはめると、米陸軍と海兵隊はキレイに説明できる。

 米陸軍は1軍の本国軍である。将校は参謀や専門家的な無名性が強い実務家である。下士官・兵隊は大衆からの徴兵(今は停止しているが)を元にした制度で集められる。存在価値についての自己規定としては祖国や民主主義を防衛する発想であり、大陸本土の防衛と欧州派遣を担当する。戦いも塹壕での団結や耐久が強調される。

 対して海兵隊は2軍の植民地軍の性格が強い。将校団は擬似貴族的であり、社交と栄光を名誉を重視する。下士官・兵隊は志願制であるが中身は宗教・民族的なマイノリティが多い。存在価値の自己規定は権益確保や米国支配を展示強調することにあり、中南米やアジアでの遠征や征服を担当する。戦い方も、個人的勇気や蛮勇が強調される。

 海兵隊が嫌われる理由の一つは、この植民地軍な性格ではないのかね。沖縄でもエルドリッチ以下の幹部・将校の口の効きかた、振る舞いは植民地軍の傲岸無礼そのものとも言える。

 その海兵隊手羽先である取り巻き日本人も、やはり日本の中での政治・宗教的マイノリティなのだろう。辺野古反対運動に対するアンチ・ヘイトを振る舞いをみてもそうだ。例の石垣市議のような政治的マイノリティと、フェンス・クリーンやら「海兵隊さんありがとう」の宗教的マイノリティが透けて見える。まあ、東インド会社軍の現地雇、ガンガ・ディンのたぐいだけどね。







 オマケ
 で、そこから更に連想したのが、一つの組織が二つに別れた時にも、実務家と個人的勇気に分かれるなというもの。昔、航空基地要員は一つの職域だったが、施設員と地上救難員にわかれた。そのとき、中身がガツンと変わったと全盛期に准尉さんに聞いたことがある。それまで等質だったものがアレヨアレヨで、性格が水と油に分かれたそうだ。(別に仲は悪くはない)

 5つくらい年上の海曹なんかの話でも、3術校の学生隊、海曹士学生の3分隊なんかチグハグとね。80年代末期の話なのだろうが、31内務班(施設、写真:情報)は電気ポット(今から考えればたぶん保温)に水と◯◯を入れて、常時お湯割り◯◯を作っていて海曹、海士問わず適当に飲んでいてグデングデン、そのころ32(地上救難)は海曹課程が海士課程に「なってない」といって腕立てやらせているとかね。

 90年代の幹部課程もMFOとABOで差が凄かったけどね。雨が降ったから「教場まで私有車で行くか、余り1名はトランクに入れよ」とか「課題の図版が濡れると困るから傘を差すか」(最近は真面目だからやらない)といっていたMFO。対して、大雨でも律儀にカッパ着て歩いて行くABO。

 そのころ教官(既に定年)の注意も振るっていた。「(数代前の)◯◯◯長は雨降ると傘指していて、それを見ていた西側1-2階の幹部は困った顔をしていた、互いに嫌な思いしたくないだろうから、傘は西側から見えにくい所だけにしときなさいね」と言っていた。

 ただまあ、施設とか写真は階級関係なしで個人請負なので、柔軟性を持たせて外から見えない所で適当にやらせないと持たない部分はある。そこは時間勤務で済むABとも違うからねえ。
2015.07
10
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12:48
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 艦載ヘリ増やせという記事を書きましたので、よろしければ御覧の上、お買い上げいただければと思います。

 ……ただ一箇所、艦載ヘリ増勢と護衛艦更新中止の得失の部分がコンガラガッていて反省してます。

 自分で書いた文章は頭の中で納得しているので、直後だと本人はそれで分かってしまうので直しがうまくいかないのです。それ以外はスッキリしているのですけどねえ。

 ちなみに、出入業者としてこないだ編集部に行ったのですが、「生乳輸送船『ほくれん丸』以外にも、徴用に向いた高速船てない?」という方向にも話が進みました。「徴用すると便利な内航船リスト」みたいなのは、まあ商船関係者に嫌がられるでしょうねえ。
2015.07
09
CM:3
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07:59
Category : 未分類
 アレ政権が500円玉失くすなら、沖縄県は100円玉落としてもいいということだろう。「ふざけた辺野古建設を邪魔できるなら、那覇の滑走路増設が遅れても構わない」で県会はまとまっているということだ。

 沖縄タイムス「沖縄県外からの土砂規制条例成立へ 那覇空港第2滑走路も対象」 によると、条例は「賛成多数(賛成11、反対6、離席1)で可決した。」とのこと。倍の差があれば、那覇滑走路云々で県会で妥協する必要もないわけだ。

 知事だけではなく県会もこの状況である以上、辺野古を供用まで押しきるのは無理な話だ。

 そもそも、去年終わるはずの調査工事も終わっていない。延長して6月末にしたものを更に延期し、9月末まで延期するという。本工事はそれからになるが、埋め立てに必要な土砂は手に入らない状況で工期を設定できるものではない。そもそも埋立事業はその土をどこからどれだけ持ってくるかから始まるわけで、その前提がひっくり返ったわけだ。

 そこで無理やり本工事をすれば、今よりも大きな抵抗行き当たる。今はアレ宰相の肝煎で強引に進めているが、またお腹でも痛くなって仕事を投げ出す。後継者は、火中の栗である辺野古ゴリ押しなんかしない、事業中止を判断するかはともかく、進捗はそこで止まる。

 まあ、辺野古の基地はできないということだ。今後もニュースで政府側が強引な手段を講じるだろうし、それで建設が一歩前進したような印象も報道されるかもしれない。だがその強引な手段に現地は反発し、ヨリ強力な抵抗に直面することになる。それに日本政府が音を上げて投げ出すか、あるいは反対運動の激化で対米感情の悪化を懸念する米政府側がギブアップするかではないのかね。



 そいや、件の政務外交部のエルドリッジがパージされてから、海兵隊の担当もおとなしくなったようにみえる。そもそも大尉風情が「ばかばかしい」というほど傲岸無礼だった広報部も相当にトーンを落としている。在沖海兵隊の担当が李承晩やゴー・ディン・ジェムみたいな、気色の悪い現地協力者と付き合い、重用していたことに上が気づいて釘をさしたのではないかね
2015.07
08
CM:2
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07:23
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 佐藤正久さんが面白い発言をしている。「自衛の措置としての『武力の行使』」(佐藤)の対象として「日本経済に大きな打撃が出る」(佐藤)状況を示しているのだが、その具体例が「株価が暴落する」(佐藤)というものだ。

 ツイッターで『自由民主』1面に戦争法案でのインタビューが載ったよと伝えている。だが、その『自由民主』の1面で述べていることが粗雑ときている。それが「日本経済に大きな打撃が出る」(佐藤)ことについての具体的説明が「株価が暴落する」だけだというものだ。本人ツイッターに画像添付があるので、そのあたりを読むと面白いだろう。

 例によって、「ホルムズ海峡の機雷掃海」(佐藤)に限定し、しかも「国際法上集団的自衛権とみなされる」(佐藤)ので、緊急の必要もないのに解釈改憲を根拠にした合憲論を振り回すにも不思議なものだ。
仮に[ホルムズ海峡の]対岸の内陸部で一部戦闘が継続しても、ホルムズ海峡に戦果が及ばなければ、完全な停戦前でも他国と共同で機雷を除去することは戦術的に可能ですが、これは国際法上集団的自衛権とみなされます
『自由民主』(2015.7.14)p.1 ツイッターの添付画像より


 要は、イラン内陸で戦闘していれば機雷は除去できないという屁理屈だ。だが、なんで内陸での戦闘なのに、イランはホルムズ海峡を機雷封鎖しなければならないのだろうか?

 あるとすれば、イランが最初にホルムズを封鎖し、それから米軍に上陸され内陸まで押し込まれるといった状況である。

 だが、アメリカがホルムズが完全封鎖される妨害せずに待って、そこからわざわざイラクとは比べ物にならないほどまともな地域大国のイランに内陸侵攻なんかするものか。

 そもそも、イランは革命から相当に落ち着いている。とくにここ最近10年をみると、世界中を敵に回すホルムズ機雷封鎖をするほどロックな国ではない。

 なによりも詐術的なのは「同一海面で機雷除去をすると集団的自衛権になる」といった構造による欺瞞だ。隣で機雷除去をやったからといって、集団的自衛権になるわけではない。公海上で「隣でも機雷除去をしてましたね」「ここらの機雷は全部処分したといっていたのでスキップしました」で済んでしまう話にすぎない。日本国民も海上輸送の重要性は身にしみている。戦車で本土決戦をするような話とは違い、国論は納得する。

 84年の紅海機雷事件で米ソは同じ海域で同時に機雷除去をした。米ソは一緒になってリビアに対して集団的自衛権を行使したとでもいうのかね。

 わかっていてやっているのだろうけどね。自民党内での地位向上と、支持者受けのために戦争法案でなければならない理由を必死になって考えて、説明したものなわけだ。

 役人や兵隊は、日本国にとっての最大利益ではなく、組織内での最大評価を競う。防衛省の省益のために役人が、陸自の陸自益のために兵隊が、無理矢理な机上の空論を作り上げ、現実的利益を伴わない権益確保をしているのと同じことだ。

 志というよりも、議員としての集団内での出世を目指しているのだろう。この人、防衛省と陸自の利益代弁に必死なだけで、世界をどう変えたいのかといったような、やりたいことが見えてこない。



 まー、将来的にいくらでも掌返しするのではないですか。次に憲法改正に着手だみたいな動きが出てきたらひとリバースふたリバースあるんじゃない?。今回の「限定的な集団的自衛権行使は憲法違反に当たらない」(佐藤)から、「集団的自衛権が行使できない憲法は欠陥品なので改正する」みたいなことは言うだろうよ。
2015.07
06
CM:4
TB:0
12:20
Category : 未分類
 桜井よしこさんは、毎日が戦後最大の危機なのではないか? 自分の主張を価値づけるために、新宗教のように「国難が来た」を繰り返すあたりは、毎年々々「今年は最高のでき」を繰り返すボジョレ・ヌーボーと全く変わらない

■ 安売りされる「戦後最大の危機」
 海底ガス田開発で戦後最大の危機とは何事か。
 押し込まれる米国と押す中国。日本にとって戦後最大の危機だ。自立国家として、日本の国益を自ら守らなければならない局面に、私たちは立っている。国会で集団的自衛権や憲法について机上の論を重ねて、いかにして中国の脅威から東シナ海ガス田を守れるのか。日本国民と日本、尖閣も同様だ。政治家は、猛省してほしい。
http://www.sankei.com/premium/news/150706/prm1507060007-n5.html


 中間線の向こうでやっているガス田開発が「日本にとって戦後最大の危機」なのかね。戦後最大の危機はいくつも思いつくが、キューバ危機、石油ショック、MIG亡命事件、80年代初頭の米ソ緊迫化といろいろ考えつく。

 だが、そこに対中問題を含めることは難しい。尖閣での漁民逮捕と対峙や、領海内での原潜チェイスもあるが、戦後最大の危機にはまだ弱い。あくまで中間線の向こうでやっているガス田開発はそれには及ばない。

■ 日本が採掘しない理由をご存じない
 経済的に成立せず立ち消えになったガス田試掘を持ち出すこともどうもズレている。
 ガスの開発ならば、海底のガス田が中間線をまたいで日本側にも広がっている可能性は高く、中国がわが国の貴重な資源を奪っていないか、調査するのが当然であろう。同時に、日本側の海で日本の企業の試掘を可能にする方策を立てなければならない。
http://www.sankei.com/premium/news/150706/prm1507060007-n2.html


 まず、東シナ海ガス田は人件費や消費地までの輸送コストが安い中国でしか成り立たない。実際に日本は帝国石油に採掘権を与えたが、試掘までに至っていないのはこのような経済的理由による

 仮に試掘をして成功して、大陸側からストローを仕返しても、結局はお互いさまになり、中国を責める材料にはならない。

■ 「軍事的脅威」の押し売り
 さらに、リグが軍事的な脅威だと言い出すのも当てつけがましい。
 仮にこの中心部にレーダーを設置すれば、500キロ圏内のあらゆる通信波を拾い、沖縄、南西諸島全域の自衛隊と米軍の動きをキャッチできる。現在中国沿岸部に設置されているレーダーでは、尖閣諸島周辺までの情報収集が精いっぱいだが、中間線付近にレーダーを設置することで中国の対日情報収集能力は格段に高まるというのだ。

 構造物の海面下に水中音波探知機を取り付ければ、ガス田の施設が水中プラットホームとして機能し、潜水艦の動きも探知されてしまう。

 資源獲得にも軍事情報獲得にも使えるプラットホームの一群を、中間線のごく近くに、日本国民がほとんど知らない間に建てられてしまった。このようなことを許してよいのか。このことは、国家安全保障会議にとっても深刻な問題ではないのか。
http://www.sankei.com/premium/news/150706/prm1507060007-n3.html


 これは、中間線にピケットとして軍艦を置き、電子情報収集機を飛ばすのとどうちがうのだろうか? 

 しかも、リグは防御が難しく、戦時にはいつでも攻撃できる。実際に、日本のP-3Cは毎日上空通過で監視しているが、中国側は非武装であるので何も対処できていない。仮に対空機関砲程度をおいても、容易にPGMでアウトレンジされてしまう。重要器材を地下化も分散もできない脆弱な目標である。

 桜井さんの言う対潜戦での脅威にしても、各国とも公海にはすでにSOSUSのたぐいの海底設置式ソーナーを構わず設置している。それを海上から見え、雑音源器材が多く積まれているリグに付けた時だけ脅威というのも、物をご存じない。

■ 信者オルグのための国難ビジネス
 なんにせよ、感情的な反発だけの話だ。

 もちろん、海底でストローされているといった不愉快さはある。

 だが、それをもって「戦後最大の危機」や「安全保障での脅威」と押し売りするのは国難ビジネスにしか見えない。国難を言い立てることで信者をオルグしようとする各種新興宗教と変わらない。実際に、その種の宗教の寄り合いである日本会議と、ネトウヨ教祖である桜井さんの共生関係をみても、まずは眉唾で読まないといけない主張である。
2015.07
05
CM:4
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14:26
Category : 未分類
 世界遺産がどうなろうと知ったことではない。登録されなかったとしても誰かが生きる死ぬでもなくどうというものでもない。取り下げて今後は韓国の世界遺産登録に難癖つけて反対すればいいのではないかね。

 ただ、日本の世界遺産にその中に松下村塾が入っているのは気色悪い。

 なんで萩が入っているのか? 中身を見ても、明らかに萩関連だけ格下にある。松下村塾、萩反射炉、美須ケ鼻造船所跡、大板山たたら製鉄遺跡、萩城下町。どれをとっても近代化遺産ではない。政治思想としての長州カルト産声の地みたいなものだ。

 だいたい、反射炉なら佐賀や韮山、造船所なら桜島や戸田、製鉄施設なら高炉製鉄で餅鉄と呼ばれる銑鉄を作っていた釜石となるのではないか。

 そもそも、萩城下町ってなんなのか。アレは長州カルトにとっての維新の聖地=革命の聖地であって、連中は実務は全然やっていないし、方向的にもやや離れている。思想的立場でいえば産業革命遺産とは全然関係もない。

 近代化なら、榎本武揚や赤松則良、西周、津田真道を輩出した幕府系の海軍練習所、軍艦操練所、蕃書調所のたぐいでが優先されるのではないのかね。

 100年後に松下政経塾を顕彰するようなものだ。昭和末期から平成にかけての政治遺跡を認定するときに、松下政経塾を入れようとするヘンテコさがある。一部のカルトにとっての革命聖地をもってきて、日本全体で聖別させようとするのは醜悪なものだ。
2015.07
04
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20:17
Category : 未分類
 台湾が慰安婦記念館を作った時、どう報道するのかね

 産経は台湾は「反日」ではないと思い込みたいのだろう。「台湾で抗日戦勝記念パレード」中、「総統府前を避けて日本側に配慮を示」したとある。まずは例の国内右派向けの親日/反日の二元論と、その中での「台湾は親日」を維持したい。だから、必死になって日本への配慮を探したものだ。

 だが、台湾は今年の光復記念日に慰安婦記念館を解説するという。これは門間理良さんが『東亜』で紹介した*、旺報「馬英九:慰安婦紀念館10/25揭幕」がそれだ。**

 その時、産経は「台湾は反日」というのかね。あるいは、アクロバット擁護を尽くして「台湾は親日」というか。まずは楽しみなものだ。

 あるいはさらに内向きになるのかね。 外の世界で親日/反日二元論が通用しなくなると、国内での適用を広げて親日分子(産経新聞判定)ヨイショと、反日分子(産経新聞判定)刈りとかするのだろう。今でも国内でも親日/反日の二分論をやっている。産経は親日判定すればハゲでも持ち上げる。実際にゼロ戦ハゲとか海賊ハゲを持ち上げたり、新聞つぶせハゲを擁護しているのはそれだ。前は経営委員ハゲもヨイショしていた。

 まあ、産経新聞に親日判定されることも、ヨイショされることも恥でしかないものだけどね。




* 門間理良「洪秀柱氏、国民党公認総統候補へ前進」『東亜』(2015.7)pp54-64.
** 蔡浩祥「馬英九:慰安婦紀念館10/25揭幕」『旺e報』(2015.6.4)http://www.want-daily.com/portal.php?mod=view&aid=152632
2015.07
02
CM:7
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05:57
Category : 未分類
 毎日新聞「露流し網漁禁止法:大統領が署名し成立 国内漁業者に打撃」で日本政府の発言がある。「『「流し網漁は長年の日露協力の重要な一部をなし、禁止には科学的な根拠がない」』」というのがそれだ。

 農水が「[流し網漁の]禁止には科学的な根拠がない」ということは、現地の水産資源や生態系に深刻な影響が生まれていることは否定できないのだろう。

 その理由は流し網漁ではないというのは、専売公社が疫学的データを突きつけられても「肺ガンとタバコの関係は科学的に証明されていない」というようなものだ。

 農水は日本近海の水産資源についても漁業者べったりだった。しかも捕鯨利権を守るため、5年ほど前には「クジラが増えすぎて近海の水産資源がなくなる」といっていた。だから捕鯨が必要とも言った。ウナギ、マグロについても同様である。

 そもそも、入漁料払って他国のEEZで大規模漁労も、資源保護や資源ナショナリズムの今の時世には合わない。この方法も、一種のその場しのぎの暫定的な処置で行ったものだ。大元は日ソ国交正常化後の日本船団による北洋漁業であり、今の今のサケ・マス漁の形となったもの70年代の母川国主義と海洋新秩序の兼ね合いによるものだ。そんなに古い話ではない。

 まずは、時代遅れなのでいずれはダメになる漁業だったということだ。未練がましいことをしないで、この手法はサッサと諦めたほうがよい。