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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2015.09
26
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11:28
Category : 未分類
 北村淳さんの「日本よ腹をくくれ! 尖閣開発プロジェクトを発動せよ」だが。幾つか不思議な主張があるが、中でも尖閣開発を中国が妨害しないという想定は不可思議なものだ。

 北村さんは、中国が妨害するので、中間線東側に日本が対抗リグを建てられないと主張している。
「日本も日中中間線の日本側海域に数基のオイルリグを建設して中国に対抗すればよい」という意見もあるようだ。たしかに、日中中間線を挟んで中国と日本がオイルリグを建設してにらみ合いとなれば、日中中間線の存在を目に見える形で示すことにはなるであろう。
[中略]
 コスト度外視で建設する選択肢もあろうが、日中中間線を認めていない中国は、そのような建設作業に対しては猛烈に反発し、場合によっては軍艦や軍用機を繰り出して威嚇するという強硬手段を用いてでも建設妨害をするであろう。
http://www.sankei.com/politics/news/150921/plt1509210011-n12.html


 だが、その直後で「尖閣諸島開発」を実施すべきと主張している。
尖閣諸島開発プロジェクトを発動せよ

 日本側が、このような「目に見える形のシンボル」としうるのは尖閣諸島である。日本政府が主導して尖閣諸島に何らかの施設を建設するプロジェクトを立ち上げて、日本が実効支配していること、そして日中中間線の主張を目に見える形で国際社会にアピールするのである。

 たとえば、魚釣島に海洋気象測候所を建設し、久場島、北小島や南小島、それに大正島にも測候所付属観測設備を置く計画が考えられる。この計画には、久場島と大正島を射爆場として管理権を保持しているアメリカを当事者の地位に引きずり込むことができるという大きな利点を伴っている。
http://www.sankei.com/politics/news/150921/plt1509210011-n13.html


 当然、日本の尖閣諸島開発プロジェクトに対して、中国は猛反発をするであろう。しかしながら、かつての日系企業焼き討ちのような暴挙が中国国内で繰り返されたならば、南シナ海問題以上に国際社会での反発が高まり、中国政府の面子がますます低下することは必至である。またこのプロジェクトはアメリカや台湾も巻き込むため、中国の対応は複雑かつ微妙なものにならざるを得ない。
http://www.sankei.com/politics/news/150921/plt1509210011-n15.html


 そこでオイルリグのように
軍艦や軍用機を繰り出して威嚇するという強硬手段を用いてでも建設妨害をするであろう。」(北村)
と言い出さず
中国政府の面子がますます低下することは必至である。またこのプロジェクトはアメリカや台湾も巻き込むため、中国の対応は複雑かつ微妙なものにならざるを得ない。」(北村)
と、尖閣では中国は実力行使しないといった見通しはお汁粉なみに甘いものだ。

 北村さんの主張では、中国は尖閣の領土問題は譲れるが、海底ガス田は譲れないといったものになる。

 普通は逆であると思うものだが、それは媒体の事情だろう。

 産経は、尖閣開発を否定的に書けない。なぜなら尖閣周辺での漁業や上陸開発をたくらむネトウヨ集団がいて、国益も理解できない購読者層が彼らを支持しているためだ。産経もその読者の機嫌を損ねず迎合しなければならない。これは実際に「環境保護のために尖閣に上陸させろ」といったヨイショ記事をしばしば出していることでそう判断できる。

 だがら「『オイルリグ建設はできない』は書いてもらっていいが『尖閣開発はできる』と書いてくれ」と奇妙な主張をさせたのだろう。

 この記事には他にもレーダやソナーについて技術的に変な部分や、台湾が日本と強調するとか、アメリカが日本の尖閣実効支配に文句をいわないといったようなヘンテコが結構ある。

 だが、何より面白いのは「中国はオイルリグは実力妨害するが、尖閣開発を実力妨害しない」といった判断なので、そこだけを指摘するものだ。



 ま、それよりも、永六輔の最後の「土曜ワイドラジオ東京」に耳を貸すべきだと思っているので、今日は午後までそうしようといったところです。ハイ
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