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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2015.10
27
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11:27
Category : 未分類
 米海軍が南シナ海で中国埋立地の近傍を通過し、上空を通過するという。

 対して、中国は嫌がらせ以外はしない。中国は対外的には領海・領空であるとは主張しているが、その無理筋は承知しているためだ。特に実務家は通用しないことを承知している。

 先行例で見ても、東シナ海防空識別圏でも、中国は他国航空機に危害を与えていない。当初は民間機について、無届での通過は認めない姿勢であった。日本になし崩しにされている。米政府は最後に腰が引けて航空会社に「届けても良い」と言ったが、日本は「不要」と蹴った。日本は中国が危害を与えないことを確信していたためだ。

 一度だけラオスの民間機に無届だから帰れと指図した話があるが、それはプロレスだ。ラオスは中国の影響圏にある。

 今回も米艦・航空機に対しては嫌がらせしかしない。おそらく異常接近や擬似的襲撃や、中国軍艦による衝突コース維持と軽い体当たりにとどまる。米海軍も米政府もそれを確信しての行動に過ぎない。

 中国にも実務派はいる。対外強硬的発現を繰り返す当局者や軍人はいるが、実際に言うとおりのことをすれば実務家の力で抑えこまれる。

 これは日本も同じである。対外強硬発現を連発していた東京都知事や空幕長の主張は、対外関係実務には何も影響を与えなかった。

 特に、今回の12マイル以内と上空通過については、中国は分も相手も悪い。政府としては「緊張を高める行為だ」としか言うだけで終わる。飛行機や艦艇での物理的な衝突、交通事故の可能性はあるが、実際に武器を使い相手を沈めるような戦闘はない。

 この手の問題で厄介なのは、個人の暴走である。先走った愛国心から本当に体当りする馬鹿のような余計なことをする奴が出てくる。日本の尖閣問題でもビデオを流出させた保安庁の兵隊や、勝手に島に上陸する民間人のようなマヌケが出てくる。

 米中についても、その辺りの困った自国国民をコントロールする仕組みを作る必要があるということだ。
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