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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2016.02
26
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Category : 未分類
  櫻井よしこさんの「一見平和な日本、だが千葉沖に中国の脅威」ですが、粗雑な愛国商売としかいいようのないものだ。まずはいつもの面子による「危険が危ない」であり、その中身もいつものとおりのザルとなっている。海洋観測はお互い様、中国戦闘機はむしろ近代化が遅れている、そして尖閣での巡視船洋上給油も無意味といったものだ。

 だが、そのアラに気づかずウットリする頭の悪いネトウヨがいる。彼らは桜井さんのいうとおり
[産経新聞やVOICEを読まない愚かな]日本人は皆、日本は平和な国だと信じて暮している。しかし、銚子沖まで中国船が迫っている[というマスコミに都合の悪い]事実を知れば、この平和の脆さが懸念[するようになる]
 「一見平和な日本、だが千葉沖に中国の脅威」http://yoshiko-sakurai.jp/2016/02/25/6289

と思っているのだろう。食い物にされているとは知らずに騙されているのだからお天気としか言いようもないものだ。


■ 海洋観測は日米もやっている

 まず、山田吉彦さんが、奇妙な主張をしている。これは中国海洋観測艦の行動について次のように述べたものだ。
「中国海軍の情報収集艦は[中略]黒潮の最終点まで調べ上げています。千葉沖まで来ているのは、いつでも東京を取り囲んで、照準を合わせられることを意味します。」


 その結論は「中国潜水艦が千葉から東京を照準している」といったよくわからないことになっている。仮に巡航ミサイルを発射するとしても、そこまで回り込む必要も、そこまで接近する必要もない。

 普通に太平洋西部での潜水艦活動のための海洋資料収集といえばいいのだが、そうすると危険が危ないの強度が落ちると思ったのだろう。

 さらに、桜井さんのコメントは輪を掛けて珍妙なものとなっている。山田さんの主張を受けて次のように述べている。
「日本人は皆、日本は平和な国だと信じて暮している。しかし、銚子沖まで中国船が迫っている事実を知れば、この平和の脆さが懸念される。」


 だが、これは日中も同じことをやっている。

 米海軍も中国の領海間際まで近づいている。海洋観測艦や哨戒機、電子偵察機は以前から南シナ海で活動している。航空機は中国領海ギリギリまで接近しており、音響観測艦インペカブルはLFAソーナーで中国沿岸部で活動している潜水艦をあぶりだしている。

 また、海自の哨戒機や潜水艦も中国沖まで「迫っている」。哨戒機は毎日の監視飛行で日中中間線を超えている。潜水艦の活動は秘されているが、おそらくは東シナ海や南シナ海で中国領海のすぐ外まで活動しているだろう。

 櫻井さんの理屈になぞれば「海南島沖まで米海軍が活動している事実を知れば、この平和の脆さが懸念される」や「中国沿岸まで海上自衛隊が」と言い返されてもしかたはないものだ。

 日米中でお互い様なのだ。だが、桜井さんはそれを失念しているかおそらくは気づかないフリをしている。おそらくは後者なのだろう。まずは読者層に危険が危ないを煽ればよいというのが桜井さんのスタンスであるためだ。


■ 逆に日本は中国の半分も持っている

 太田文雄さんもピントがズレたことをいっている。中国の第四世代戦闘機の数が日本の倍と言ったものだ。

 太田さんは次のように述べている。
「凄まじい軍拡の結果、第4世代戦闘機の日中比は15年時点で293対731になりました」


 だが、中国は全力を日本に指向できない。中国は現状で四周皆敵に近い状況にある。日本とベトナムは安全保障面で中国と明確に対立ベースである。とりあえずはうまくやっている台湾やロシアやインドに対してもあまり気は抜けない。

 この状況で、中国は全力を日本に指向できるだろうか? 逆に言えば、日本はなお中国の半分の戦力を持っており、第5世代機の導入に着手しており、その上国内には第5世代機を保有する米航空戦力も展開しているのである。

 さらに、中国は第四世代機の整備も上手く行っていない。中国は1995年に戦闘機4400機を擁していたが、05年には2400機まで減少し、15年には1200機まで減少している。

 こと空軍力に関しては、「凄まじい軍拡」(太田)は間違っている。新世代機の導入に伴い、数的優位性を喪っているのが現状である。

 太田さんの主張に関する桜井さんのコメントも奇妙なものとなっている。「中国がその[第5世代機]技術をサイバー攻撃で盗み取った」(桜井)と述べている。だが、これは第5世代機配備についての中国の遅れを示すものでもある。第4世代機数で日中が293対731なら、実戦配備された第5世代機数で米中は187対0でもある。


■ 燃料補給をしても人間が持たない

 そして、桜井さんの洋上給油話である。

海自と海保の連携強化の妨げもなくすべきだ。[中略]石垣島から160キロ、急行しても3時間余りはかかる尖閣諸島海域で海保の燃料が少くなったとき、25条ゆえに海自の補給を受けられず、一旦、石垣島に戻って補給を受け、再び尖閣の海にとって返すというのが現状だ。なんという時間と労力の無駄、なんという非効率か。


 3時間で港に戻れる段階で、洋上給油はない。まず長期間の一定針路一定速力を保つ必要があり、そもそも敵前でやるものではない。下がった後方での作業にしても乗員の緊張を強いるといったデメリットもある。それなら間近に港湾があれば入港して済ます。

 そもそも、巡視船が燃料不足、おそらく2/3を消費した段階となった場合には、乗員も相当の疲労段階に達しており、生鮮食料品も不足を始める頃だ。入港・休養・補給を考慮する段階にある。

 これも危険が危ないを強調しようとするあまり、現実と乖離してしまったものだ。逆に言えば海上保安庁法25条をいくら弄くっても、問題とできる事態がこの程度でしかないことも示しているものだ。

 愛国商売はロクなものではない。危険が危ないを煽る方の頭の程度はともかくとしよう。何よりも情けないのは、この程度の話でもそのアラに気づかず、ウットリするネトウヨ層の頭の悪さである。

 まあ、自称親日派の「台湾赤十字は信用できない」にも騙されるくらいだから子。
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2016.02
21
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19:40
Category : 未分類
 1960年、厚木に配備されたU-2に対し日米政府は気象観測用と説明している。ソ連で撃墜されたから二ヶ月後の話である。

 これは、藤山外相が米政府からの正式通知として述べたものだ。日米政府としてはまずはそうとしか説明できないのはまだわかる。

 だが、その説明で自分を騙し、諒として済ます連中がいた。要は「アメリカがそういい、日本政府が受け入れているのだがその通り」というものだ。これは奇妙なことだ。

 これは今の海兵隊の駐留理由云々と似ている。見るものが見れば在沖海兵隊駐留には何のメリットもない。これは実際に何ができるかを考えればよい。

 沖縄においた海兵隊一ヶ師団にできることは、ない。六〇年代までとは異なり、米中関係は安定化し経済的には同盟関係にある。結果、台湾の状況は安定化している。現状維持であるかぎり、中国は台湾を回収しないと言明している。そもそも、中国が強くなったため海兵隊を大陸辺縁部、例えば大陳島のような大陸辺縁部に送りこむことはできない。韓国も同じである。南は通常戦力で北に優越している。北は南を圧倒できない。別段の必要性はない。

 それでいて海兵隊駐留のデメリットは大きい。まず、日米同盟にとってのトゲとなっている。沖縄問題は日本の政治状況で最も大きな課題のひとつである。さらに、対中抑止力の維持でもリスクである。普天間・辺野古問題がこじれ、爆発すれば実用上は必須の嘉手納にも影響しかねない。

 だが、海兵隊駐留を必須とする立場はそれを見ない。その実態を見ず、日米政府が立場上仕方なく主張している抑止力を得としてオウム返しにしている。

 まずは、自称現実派を称する連中の頭の中は五〇年以上前から変わらない。「日米政府がU-2は気象観測用といっている。だから厚木基地を使わせても問題はない」と全く進歩していないということだ。

 要は、事大主義の一変形である。戦前には「国体」を持ち出せばなんとでもなった発想で、その「国体」を「アメリカ」に言い換えたようなものだ。集団の行動原理で「コレにこじつければ勝ち」といった頭は昔から変わっていない。

 まあ、政治主張で在沖海兵隊を持ち上げたり、言論でそれにくっついた商売している連中はこの伝だと思えばいい。

 今、「海兵隊の抑止力」と言い出す奴は、五〇年前には「U-2は気象観測用」といっていたということだ。
2016.02
20
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01:47
Category : 未分類
 面白いですが、見たあとで?マークが出てくる映画です。

 金曜日、岩波ホールで『火の山のマリア』を観てきましたが、まったくそれです。話も面白い。最初は退屈ですがヒロインが孕んだあとは結構ジェットコースターでなかなかのものです。ただ、最後に観客の頭から?が出る。



 もちろん、岩波にかかる映画なので面白くて面白くてたまらない映画ではない。

 とりあえず序盤は寝る。平凡なので仕方がない。なんというか抑揚もない感じ、ヘビ実物出てこないし。

 これは自分も悪い。徹夜で脱稿納品したその日、そして所要で東京市内に出て、飯食って19時の回ですので寝るのは当たり前といえば当たり前です。

 とは言え、中途、離れたところで見ていたオトッツァンも寝ていた。

 映画全体はつまらなくはない。予告編に出てくるので書いても構わないのでしょうけど「よその男の子供を孕む」あたりからは眠気も醒めて話に引き込まれますな。それからはチャンと緊張感が持続する。ヒロインが◯◯を暴くところなんかモウものすごくハラハラします。

 ただ、最後のクライマックスとカタルシスが全く予想と異なる。「それでいいのか?」と頭から?マークですな。現実はそうでそういった悲劇を描きたいのだろうけど、それなら途中からハラハラさせるなとは思いますね。

 観客としては突っぱねられて引き込まれて突っぱねられる感じ。

 まず最初に、突っ放されるわけです。これは導入部として弱い。面白く無いなあと。これで客が引き込まれるなら、社会の前提条件が違う文化圏の映画だねえと。

 でも、孕女になってからの映画の緊張感とドラマの連続には、やはり人類共通と納得する。アメリカ・インディアンには海幸彦山幸彦神話があるといったあたりで、一万2000年前からの共通文化があるのする連中だなと感心する。実際に話に引き込まれるし。

 それが最後にアレ?となる。クライマックスとカタルシスの扱いが我々の知っている映画とぜんぜん違う。オレならヘビ100万匹大行進でヒロインの敵を村ごと滅ぼしたあとで、火山を噴火させて全部駆除するけどね。

 映画の構成で、観客が①引きこまれて、②突っぱねられて、また最後に③引き込まれるのは後味がよろしいですが、①'突っぱねられて、②'引きこまれて、最後に③'突っぱねられるのは上映後に困った顔になるというものです。いや、金払ってみる価値はあるし、中途の展開からは面白いし、映画の構成としてどうよとか、現実の社会はどうよと考えることも多いのですけどね。

 ちなみにこのあたりはコメントをみてもみんな困っている感じです。映画の宣伝では「グアテマラにゆかりのある著名人のコメント」がありますが、最後のオチからするとなんとも書き難い。褒めるに困っていている。そこでいろいろヒネりだしているのですが、映画の中身からすると「あれっ」といったものばかり。映画を見たあとで読むと、確かにコメント求められても困るんですけどね。まあ、映画を反映しているのが、鳥越俊太郎さんと、千里の民博の名誉教授と、グアテマラ大使かなと。

 あとはマヤ語の問題とヘビですね。

 最初にエピソードで示して欲しかったのは、主人公はマヤ語しか喋れず教育を受けていないことかね。途中、国勢調査でスペイン語が理解できないことが説明されるが、それは最初にやらないと取ってつけた感じがする。国内向けでスペイン語圏の人間からすればスペイン語でないことは自明だからそれは理解できるのだけれども、それ以外の世界では厳しい。

 そしてヘビ。重要な要素なのに現物が一切出てこない。実物のおニョロ様はおろか、一瞬を誤魔化すためのフェイクも出てこない。ヒロインのおっ母さんがヘビに怯えて逃げるんだけど、せめ10フレームでもおもちゃのヘビ出すとかね。昔、虎に襲われるスリラーモノで「サーカスの虎を雇う金が無いので、虎が出てこない」といった映画があったといいますが、その伝ですな。

 ただ、面白い映画であることは確かです。ドラマツルギーを高めてクライマックスに持って行ったあとの処理については困惑もするものですが、むしろそれについて考えるのが一番おもしろいでしょう。
 
2016.02
18
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23:59
Category : 未分類
 地域の赤十字に「何も根拠がない」のに「陰に隠れて他人に悪口」を言っているクリスさんに「卑怯、最低な人は、日本の方?とは死ぬまで信じれません!」と言われるとヒトシオです。

死んでも信じないとか

 別にクリスさんが死ぬまで信じてくれなくてもいいです。というか、超能力千里眼で国籍透視されても困りものです。

■ 勝手な思い入れ

 なんにしても、日本人に勝手に思い入れをされても困るだけなものです。

 クリスさんが自分の住んでる地域の政治が気に入らない。それはわかる。こじらせてネトウヨになるのも理解できなくもない。

 でも、その問題の解決について、日本からの助力や精神的支援に期待するのは理解し難いものです。

 クリスさんは、日本を台湾の救世主かなにかと勘違いしています。ホント、王道楽土かなにかであって、そこにいけばどんな夢も叶い、生きることの苦しみさえ消えると思い込んでいる。そして、日本人を福をもたらす来訪神かなにかと信じこみ、神事のごとくアレなネトウヨの歓心を買おうとしている。でも、日本人はミルクでもビラコチャでもプレスター・ジョンでもありません。

■ カーゴ・カルト

 それが行き過ぎて、日本人が喜ぶだろうと日本植民地支配時代の写真や「日本は侵略主義ではなかった」みたいなネトウヨ主張を並べているのはね見ていて痛々しいものです。

 ここまでくるとカーゴ・カルトと変わりません。ニューギニアあたりで「飛行場にメスの飛行機のデコイを置いておけば、アメリカからオスの飛行機が引き寄せられて求愛行動でパラシュートでサープラスをくれる」と同じものですな。

■ いずれは日本に失望する

 ただ、地域の政治状況からクリスさんが日本に片思いしても何の成果も得られません。

 日本は台湾問題にはなにもできないからです。台湾問題は米中関係のサブシステムできまるものです。日本が何を考えてもまずは無駄。さらに日本にとっては日米・日中関係が優先するわけです。なにかあっても台湾問題は注意深く見守る以外には何もできません。

 まあ、いくら日本に期待しても成果はない。いずれはご勝手に裏切られた感覚でタナゴゴロ・リバースするのではないですかね。ホラ、ユダヤ人研究に擦り寄った人が、ひっくり返ってユダヤ人陰謀論になったり、宇宙人は人類の福の神説の立場の人が、宇宙人は敵だとに変わるアレです。可愛さ余って憎さ百倍でしょうか。

■ 新総統にも失望するクリスさん

 そもそも、台湾自体が、まあスインギング・リージョンでもあるわけです。中国が強くなった結果、これまで米国一辺倒だった周辺国も中米の間で揺れ動く。称してスインギング・ステートというわけですが、台湾も同じわけです。実際に米中間での台湾の中立化は前々から言われてますからね。

 実際に、クリスさんが台独的立場から期待している新総統の蔡さんも何もできません。なぜなら、蔡さんは身近に李政権、陳政権の失敗をみているためです。だから92年コンセンサスを重視することしかできません。 また、策士の馬総統も現状維持のハードルをコンセンサス以上にあげています。このため、事実上両岸関係を進捗させないといった、実施しない選択肢も狭められています。
 
 そして、仮に余計なことをしても米中双方に睨まれる構造があります。既に述べたように台湾問題は米中関係のサブシステムに過ぎないわけです。、余計なことをすると新中国からだけではなく、米国からも疎まれるわけです。これは米中双方との投資や貿易、米国からの武器売却といった政策課題に影響する大失点になるため、どうしても回避しなければなりません。

 つまり、蔡さんには動ける余地はほとんどありません。

 そのように現実的な舵取りに必死になる蔡総統をクリスさんは評価しない。両岸関係のコントロールや、対米関係からそうにしかできないのに、新中国との融和的な態度をとる蔡さんの立場を理解できないからです。

 そして、蔡総統に失望したクリスさんは、いすれは手のひらを返して排撃するでしょう。日本のネトウヨの、自民や維新や石原に勝手に擦り寄って、勝手に裏切られたと言い出すアレと同じです。

■ 特攻隊をダシに使っている

 なんでここまでクリスさんに厳しい言い方をするかといえば、ツイート見て特攻隊の方を政治主張に利用しているのが不愉快で仕方がないからです。

 日本軍隊にいいように使われて、体当たりを強制志願されられた気の毒な方を、自分がネトウヨにウケるために都合良く使うのかと見ていて業腹とです。そこまでしてネトウヨのポップになりたいんですかね。

 まあ、兵隊行ったことのない人の兵隊賛美ほど気持ち悪いものはないものです。中にいた兵隊がそう思っているのだから間違いはないものです。クリスさんが兵隊行ったかどうか知りませんけどね。
2016.02
14
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12:52
Category : 未分類
 植民地人が宗主国に協力する例は珍しいものでもない。英仏植民地でも、日本の植民地支配にもその例はあった。

 そして大概は独立後に裏切り者扱いされるため、反政府活動をする。ビルマの民族紛争が全くそれだ。植民地支配で使われたマイノリティがそのまま反政府勢力となっている。

 当然、現地現政権の悪口を言う。亡命政府のたぐいが誇張するアレだ。例えばチベットやウイグルの亡命者組織のいうこともアテにならない。もちろん、新中国のチベットやウイグルの抑圧体制は擁護できないが、亡命政権が「農奴制はなかった」とか言われても困る。

 大抵は旧植民地や西欧の右派に媚びるものだ。「植民地は悪くなかった」とかいって相手の歓心を買おうというものだ。それで昔のご主人様に認めてもらいたいのだろう。

 その好例を台湾人親日派に見つけた。クリスさんの主張する「台湾赤十字は信用できないから地震義援金を送るな」がそれだ。

 クリスさんは次のように述べている。
☆Chris*台湾人☆‏@bluesayuri
お知らせ。台湾人達の忠告。中華民国赤十字会は国際赤十字会と関係ない、国民党構成、過去の記録で義援金の行方も不明、出来れば台南市政府専用口座で良いと思います。台湾人として日本の皆様の好意と暖かい支援を感謝しながら、寄付を大切に欲しい。
https://twitter.com/bluesayuri/status/696679517130108928

台湾ネトウヨ
まあ、「台湾赤十字は[中略]送金することは決してありません」は印象操作の失敗だろう。「3割抜く」とか、クリスさん達が憎む政治勢力の地域にだけ分配されるとか書けば、宣伝上のリアリティは増えるんだけどね

 主張の構造は「反日マスコミは信用できないから法律でで取り締まれ」と同じ。「拡散」とか言ってるあたりでネトウヨと同じ脳味噌になっている。

 なお中華民国赤十字会は国際赤十字赤新月社連盟に加盟している。この記事を読めば普通に現地赤十字として扱われていることがわかる。一つの中国の原則で赤十字国際委員会には入れなかったが、その新中国からも台湾地区での赤十字として認められている。

 国民党嫌いがオカシクなって政府を信じられなくなり、台南市長が民進党だから台南市に送れといったあたりなのだろうだ。

 これは五年前の日本と全く同じ構図である。民主党嫌いでオカシクなったネトウヨが石原慎太郎の東京都の尖閣詐欺に引っかかったのと同じ伝だ。今のアレ政権のざまをみても「民主党よりはマシ」と専修念仏唱えているような連中と同レベルである。

 この点でクリスさんはネトウヨと親和的である。他にも興味深い発言を繰り返していることからもわかる。

 例えば過剰な日本精神主義への迎合がそれだ。
☆Chris*台湾人☆‏@bluesayuri
終戦後、GHQに支配されてる、日本の歪み教育は、自己否定となり。台湾の歴史教育は、戦前日本時代と日本精神を肯定する、だから日本精神を偲んでるこそ、信条になると思います。米国に解放され、優美伝統をお持つ日本には合うかな?考えさせます。
8:16 - 2016年2月13日https://twitter.com/bluesayuri/status/698541271296520193

もちろん、日本会議のいうことをオウム返しにする台湾人がいても不思議はない。それが利益になるなら損得づくでそうするし、中にはモノホンもいる。本気で信じているにしても、イスラエルでナチズムにかぶれるユダヤ人よりは不思議ではない。

 なによりも面白いのは、日本人がそれに引っかかることだ。実際にこのツイートをみると似たような連中が連綿としており、末尾には「日本人覚醒プロジェクト! 」やらがありネトウヨのポップ「はすみとしこ」の書影がある。親和性が高いのだろう。

はすみとしこ


 クリスさんからすれば、日本のネトウヨはチョロいものなのだろう。

 逆に言えば喜々としてリツイートするネトウヨの頭の悪さが際立つものだがね。
2016.02
13
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18:43
Category : 未分類
 木島甚久さんの『日本漁業史論考』を復刻しようとしている方がいらっしゃるのだけれども。おそらく著作権上の保護期間については確認されていないのだろう
ワカゾー ‏@WakazoMarine
72年前に発行され、日本国法規で著作権保護期間が終了しつつも米国法規では著作権保護期間が終了していない『日本漁業史論考』の編集データを米国WebサービスGithubへ公開するのはフェアユースであるのか?
2016年2月13日 https://twitter.com/WakazoMarine/status/698426460294348800


 米国の著作権法規も調べたご様子である。
ワカゾー‏@WakazoMarine
どういうことかっていうと日本と米国の著作権保護期間は違うのでボクがホイホイとGithubへ日本で保護期間を直ぎている著作物をうpすると米国側の著作権法に触れでBANされてしまう可能性があるということにさっき気付きました。知らないフリしても良かったんですが良くないよなぁ
2016年2月12日 https://twitter.com/WakazoMarine/status/698184530411151360


 だが、残念だが日本の著作権保護について勘違いをしている。

 個人著作物の場合、保護期間は著者の死亡から50年を経過した年が終わるまでである。団体名義のように発表後ではない。

 そして、木島甚久さんは少なくとも昭和37年ころまでには間違いなくご存命されている。今、検索したものだが、小田富英さんの「小田の輪の和」では
若くして小倉郷土会に参加した松永美吉や木島甚久らは、柳田の死後も働きながら研究を続け、
(「生活者の学」そのもの)松永は地名研究、木島は家船研究の業績を残しているのです。
http://www.people.co.jp/oda/index.php/page/10

とある。柳田国男さんの御逝去は1962年であり、その時にご存命だったということだ。ちなみに今年1月1日に保護期間が切れた方は1965年に逝去された方である。66年以降にご逝去されたとすれば、今年いっぱいは保護期間となる。

 木島さんが柳田さんから3年以上長生きされていればまだ保護期間だということだ。記憶だが、昭和40年代ころの宮本常一さん(1981年没)関係の記事で木島さんの話があった。このあたりを確認しないと、権利の継承者からの許可なしに復刻はできないということだ。

  実際に、デジタルコレクションをみても「国立国会図書館/図書館送信限定」になっている。図書館では「まだ保護期間であるかもしれない」と見ているということだ。
2016.02
13
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02:55
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 今後、零戦は維持も難しくなるのではないか?

 零戦里帰りプロジェクトの継続に暗雲が垂れ込めている。「『零戦里帰りプロジェクト』、一般公開飛行を目指しスポンサー企業を募集」からは、相当の資金難が窺えるためだ。有資格のパイロットや整備員のコストを負担できないため、スポンサー企業を募るというものだ。

 おそらく、今後は保管も容易ではなくなる。今のところは鹿屋の格納庫と飛行場が安価に一時使用できているが、今後は難しくなる。

 自衛隊飛行場や格納庫、電気等の利用料金は安い。これは緊急着陸した故障機や、胴体着陸した事故機への対応を念頭においた実損料程度の値段であるためだ。実際に八戸でMU-2が胴体着陸した時、格納庫と電気の使用量を取ったが、額は覚えていないがロハ当然であった。

 今の零戦の保管費用もおそらくはその程度のはずだ。旧海軍の縁があり、整備の間は特例で受け入れている状態にすぎない。飛行可能状態となり、しかも収益事業に使う段階では当然鹿屋から出ていかなければならない。

 今後は民間空港に移動し敷地を借りて格納庫を建てる、あるいは既存格納庫を借りる必要が生まれる。おそらく、その額は米国からパイロットや整備員を連れてくるコストよりも高い。

 そして、その金額を企業スポンサーが支えられるかは厳しい。この場合はプロジェクトの維持は難しくなるだろう。

 もちろん、金が無いから空港敷地外に収容する考えもある。

 だが、それもプロジェクトの維持を難しくする。零戦は飛行不能状態となり寄付は減りスポンサーもつきがたくなるためだ。飛行場外に運び出すためには分解しなければならない。そして一度分解すると、再度組み立ててもすぐには飛べない。検査が必要となるためだ。もちろん、組み立てにも検査にも金が掛かる。

 ある意味、プロジェクトは八方ふさがりなのだろう。

 最終的には、米国あたりに売却しかない。個人が大枚はたいて買った零戦なので、日本の博物館への無償寄付はし難く、その場合にも飛行可能状態は維持できないためだ。このため、それなりの価格で買ってくれ、しかも稼動状態を維持してくれる好事家に渡すしかない。資源国不景気の時世では、米国の大尽、例えばマイクロソフトの副社長クラスに売るしかないためだ。

 しかし、そうなるとこれまでの寄付受けとの関係が問題となる。仮に転売益が出れば面倒くさいことになる。

 飛行可能な零戦を維持するためには好事家に売るしかないが、それをすると批難されてしまう。言葉は悪いが、外見上は「他人の寄付金で零戦をレストアして転売した」ようなものだからだ。それは、零戦里帰りに汗を流した主催としても不本意だろう

 逆に日本の博物館に渡すと、今度は主催個人が損をする上に稼動状態が維持できない。飛行可能な零戦を日本に持って来た意味は無くなる。これも主催は本意ではない。

 とはいえ、資金面から現状維持はない。今無理をして一段階進めると資金難はさらに進む。零戦をスクラップにするのでなければ、いずれはどちらかを選ぶしかない。

 この辺りは前に書いた「尖閣募金のグダグダを再現してしまうのではないか」のとおり。風呂敷と同じで広げた事業はたたむのが難しいというわけだ。

 そもそも個人所有と寄付受けの関係そのものが難しい。これも「旧軍兵器の回収・展示は現実的ではない」で書いたが、他人の金で個人収蔵コレクションを作ろうとしているのではないか?といった印象を受ける計画もあるためだ。



 まあ、否定するわけじゃないけど、拾ってきた飛行機戦車軍艦を稼動状態して金とって見世物にして金をとるのも見ていて嫌なんだけどね。イルカショーのイルカとか、インカ帝国展の見世物ミイラみたいなもんで、ランカイ屋に使嗾される角兵衛獅子的な可哀想さがある。東博の銃砲のように大事に取っておいて、ときおりひっそりと保管展示するほうがいいと思う。稼動状態がエライというというのも「エゲレスでは」とか「メリケンでは」の出羽守で、正倉院的な保管をする日本の慣習とは相容れないような気もする


※ 神山翔「『零戦里帰りプロジェクト』、一般公開飛行を目指しスポンサー企業を募集」『マイナビニュース』(マイナビ,2016.2.12)http://news.mynavi.jp/news/2016/02/12/457/
2016.02
11
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TB:0
12:37
Category : 未分類
 愛媛銀行の行員は教育勅語を毎朝暗唱するとのこと。

 会長(日本会議の県会長)が得意気にそう述べたのだろう。手下の行員連れて(勤務時間外なのにね)、商売にもならない和田政宗さんと懇談会食して、徳としているあたりで無駄なことばっかりしている銀行なのでしょう。
和田 政宗‏@wadamasamune
昨日、愛媛銀行の中山紘治郎会長と懇談。高い教養と覚悟をお持ちの素晴らしい方。国の将来のために今行動しなければならないと強くおっしゃっていた。愛媛銀行では毎朝教育勅語を暗唱する。夜に会食をご一緒した行員の方も、社会に尽くし国を良くするために何をするか、素晴らしい着眼点をお持ちだった
18:32 - 2016年2月8日 https://twitter.com/wadamasamune/status/696884457387589632


 そんなことをさせるあたりでマトモな会社ではない。マントラ唱えたければ防音室の聞いた家でやればいい。会長が「これが大事」なら顧客側から見えない壁にでも貼っとけばよい。どうせ社員は社是社訓なんか誰も読まない。

 逆に
大帝の御勅諭の精神を穢しているんじゃないですかね。教育勅語は主務大臣の服著のない特別な勅語であって、今の感覚から見ても中身は悪くはない。だが、社員に暗唱せよと命じるのは、それこそ台湾朝鮮樺太南洋で日本語の分からない現地民に唱導させる醜悪でしかない。

 実際に命じて読ませても何の効果もない。江田島の幹候校で五省をガナらせるが、あれもただガナっているだけ。己はバカバカしくて「五省にもとってばっかりだ」とかいってたよ。共産主義諸国のスローガンと同じ。何の効果もないもんだ。

 この銀行もさっさと取り付けにあわないものか。会長さんが会長室に閉じこもって「夫婦はイワシ」とかブツブツ言いながら滅びれば素敵だなと思うものだ。

 そして、この和田さんのツイッターに追従している連中はもっと胡乱。
CRAYONDAYO‏@CRAYONDAYO
@wadamasamune 愛媛銀行、素晴らしいです!毎朝、教育勅語を暗唱、あ、こういう銀行に就職できたかたは幸せだとおもいます!
21:49 - 2016年2月9日 https://twitter.com/CRAYONDAYO/status/697296352372346881

「尊師にイニシエーションしてもらえるなんて出家信者は幸せですね」といったものだ

 内容レベルで頭が悪い上、踊り字も分からない国語力の低さも興味深い。「あ、こういう銀行」の「あこ」の「、」本人は踊り字の「ゝ」のつもりなんだろ。手書きだと点にする人いるけど、活字体でそう書くあたりで「ぢぬんをぐろぐろ」なわけだ。ドイツ語っぽい言葉ふりまわすけど文法無知で恥を晒すものに近い。



 まあ、この水準のネトウヨをくすぐって歓心を買わないといけないあたり、和田さんも気の毒かと思ったけど、よく考えれば本人もそのレベル(「質問主意書でネトウヨ主張(和田政宗さんね)」)だからねえ。商売づくの養殖物ではなくて天然物だから同情するにあたるものではない子。
2016.02
08
CM:3
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22:47
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 JSFさんが「中国の軍艦が日本海に入ったのは初めて」といっている。

JSF_海幕の発表の引用_日本海から津軽
https://twitter.com/obiekt_JP/status/696674076123746304


JSF_日本海に入ったのはこれが初
https://twitter.com/obiekt_JP/status/696675103585599488

 だが、これは初めてではない。

 中国艦はそうとう昔(今調べたら2000年)に日本一周をしている。これは情報艦単独の行動だが、当時にはニュースになっている。その後も約1年前の2014年末に艦隊行動で日本一周をしている。こちらのほうはネトウヨが勝手に沸騰したことで覚えている人も多いだろう。

 さらに、日本海への進入であれば冷戦時代にもやっている。中国潜水艦はウラジオ沖まで頑張って行っていたとする話はある。あるいは北朝鮮に輸出したロメオ型や上海型の引き渡し行動もそうだろう。

 だが、JSFさんはいまさらそれに驚いている。「ロシア海軍との合同演習以外で日本海に入ったのはこれが初」(JSF)や「津軽海峡を渡って房総沖に進出とはどういう意図なんだろう・・・」(JSF)と不思議がっている。これは奇妙なものだ。

 おそらくは、背いっぱいの背伸びをしているのだろう。

 JSFさんの言動の基本原理は、事情通を気取りたいというものだ。

 だから、海外記事をもってきてオレはコレを知っているとやる。だが、それで終わりであって、それが何を意味するのかは全く開陳できていない。

 実際にJSFさんの記事をみてもそうなっている。ニュースで軍事関係の記事を見つけました程度の内容でしかない。それだと転載に過ぎないので、原文にくっついているキャプション程度の説明を、おそらく機械翻訳で訳してつけて「解説でござい」としているに過ぎない。拾ってきたニュースの価値や意味を自力で開陳できない。

 それでボクは「軍事に詳しいのです」と装っているわけだ。

 だが今回はそのネタ元がなかった。いわゆる解説とやらを引っ張ってくる種がない。だから、苦し紛れで「日本海に入ったのは初めて」と自分で思いついたニュースバリューっぽい言葉をつけている。

 それが誤っているのは今回の滑稽な点だ。JSFさんが自称している解説をするとしても、ネタ元があって、しかも自動翻訳できることといった条件が必要なのだろう。



 ちなみに後者は「とても上級大佐です」とか、お身内であるロシア屋さんに自動翻訳が疑われているあたりから推測できることだ。
 まあ、翻訳については己の外国語能力も「ぢぬんがぐろぐろ」レベルなんで男性女性中性複数には怪しい物はあるが、読めない言語をわかっているフリはしたことないし、自動翻訳使った時には怖いから自動翻訳によるというけどね。だいたいそれで主張が揺らぐわけではない。そこでボクは◯◯語がわかるのですよと虚勢をはっているのは惨めなものだ。
2016.02
08
CM:7
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11:14
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 古い写真を探していた時に発見。連絡官やっている時に取った写真で、三沢にある鉄の飛行機。

三沢防火機材外観

 ちなみに当時は何でも屋。海の連絡官とは別に不在の空連絡官もしており、三沢米軍についても行った時に工程確認してきてくれといわれていた。米軍土木の滑走路嵩上なんか八戸の時の先任が施工管理でビックリした。「まあ予定通り行かないけど、工程は絶対遅れない、ただ異常気象は別」と兵隊時代と全く同じことをいわれた。

 これは地上救難用の機材。滑走路上で火事になった時の救出消火のお稽古用機材なのだが、よくできている。右舷が高翼二発、左舷が低翼、尾翼にもエンジンがついている。

 機内も輸送機や哨戒機を模している。ちなみに三沢には海軍哨戒機部隊もいるので輸送機。その中に椅子もあり、ダミー人形か何かを置いておけるようなっている。床は、安価なグレーチングで水は抜けるようしてある。

三沢防火機材内部


 燃料も「ガスも使える」とのこと。当時は都市ガスと説明されたが、たぶんLPだろう。地図をみると排水用の油水分離もあるので、灯油か、ジェット燃料そのものか、あるいは灯油でもバラまいて火を付ける頭だ。



 当時、海自もこの手の機材を作った方がよいと思っていた。ただ、大湊の毒ガス処理と浚渫で一杯一杯だったので海には全く上げていない。

 後に、三術校勤務で地上救難の訓練の話を聞くと、地上救難の海曹も警備科の幹部(AB)も「飛行機に火をつけてお稽古なんてやったことがない」とのこと。

 だから、頑丈なこの手の機材の必要性はある。 自分(教育技術科)のところの先任(この人もAB)も「一度だけ除籍機の60Jを使って術科競技したら、救出だけで半日で完全に壊された、モッタイナイ」と言っていた。壊れないやつ作って火を放つ(当時、海自は防火訓練用燃料のテクノフレームを使っていた)とかやればね。
2016.02
06
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14:05
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 本日(6日)早朝、台湾で大地震があった。マグネチュード6.4、台南地区で震度6とも言われており、ビル多数が倒壊している。

 当然ながら馬英九総統は救援に力を注いでいる。現地に進出し、軍隊を投入して特に倒壊建物からの救難を再優先する旨の指示をしている。

 だが、不思議なのは新中国からの動きが鈍いことである。お昼になって、ようやく大陸委員会経由での救援申し出があった。これは通常の事務レベルでの対応であり、しかも遅い。

 台湾側はともかく、新中国はもっと早く対応する立場ではないのか? 

 なぜなら、次の政権を牽制できるためだ。救援に解放軍を台湾に入れた実績をつくることにより、新中国と馬総統は、次の蔡英文総統の対大陸政策を融和化させることができる。

 まず、新中国への感謝を新総統に強制させられる。まず、今の次期総統の立場でも感謝を口にしなければならなくできる。その上、就任直後にも新中国への感謝を述べる必要が生まれる。厳しいことは言いがたくなる。

 さらに蔡さんの将来の政策も縛れる。蔡さんは両岸関係については改善に後ろ向きな立場にある。このため現状維持を主張している。だが、解放軍の投入実績、台北政権の支配地域内に上陸した実績は、その「現状」のハードルをあげることができるためだ。ちなみに「現状のハードルを上げる」は松田康弘さんが今月の『外交』で述べているものだ。

 これらの効果により、蔡政権の冒険を防止できる。支持基盤は「一つの中国」について距離を取りたがっているが、そのような冒険を蔡さんに選択させない成果が見込める。

 また、台湾地区としても日米の救援を引き入れるためには解放軍を先に入れなければならない。台湾は新中国の影響下に入ることも望まない。そのために米国の関与や日本との連絡を望んでいる。

 今回でも台北政権は支配域に日米の救援、なるべくなら政府や軍隊組織に近いものをを入れたいはずである。だが、それをするにはまず新中国をいれないと角が立つ。逆に新中国の解放軍を入れたあとであれば、日米の政府組織・軍事組織に近い救援、例えば軍用輸送機による救援受け入れもできるだろう。
2016.02
02
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19:45
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 10日以上マイルポストの記事と格闘していたのだが、今朝方送付できた。

 これは書きたくて書いた記事。10年ほど前に調べて同人にしたのだが、その後に別場所も調べたこともあり、それを元に図版を起こし、海図の再確認を行い、関連分野のあらましもつけようとして我ながら頑張った。

 だが、焦点が絞れないのが困った。「こういうものがあって、日本ではこう使われて、こうして滅びたと」いった形だがあっち行ったりこっち行ったりする。そもそもどっかが音頭とって作ったものではないので全体の流れとか今後とか無いので、本人としては書きたかったのだけれども、書きにくかった。

 また、昔とったフィルムでも困る。フィルムスキャナがない(昔持ってたのはSCSI)のでビックカメラで紙焼きしてもらってから家でスキャンしたのだが、あんまし綺麗ではないし、調整範囲も狭くなる。フィルムスキャナを自分で安く使わせてくれるような商売って無いものかね。一箇所見つけたけど、1時間3000円でピコピコがマックなので遠慮したよ

 今朝一番イライラしたのはイラレかね。メモリ不足でPSDに書き出しできず解像度を落としてJPGにした。今から思えばAIをインデザインに貼っつけて、トリミングしてからEPSで出力、再びイラレでPSDにすりゃ良かったのだがそこまで頭は回らない。

 まあ、雑誌が載っけてくれるかもある。「こんなのダメ」と怒られて載らなかったときにみっともないので、見本誌がきて印刷されるまでは何もいわない。