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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2016.05
02
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17:00
Category : 未分類
 なんで辺野古訴訟での和解で米軍北部訓練場の話が出てくるのかね。

 琉球新報「翁長知事『制限域解除を』 辺野古の浮具撤去開始」によると、政府はオイルフェンス撤去と引き換えの形で県に北部訓練場での車両撤去を求めているという。
米軍北部訓練場内でのヘリパッド移設計画に関連し、抗議の市民らが作業現場入り口に止めている車両を撤去するよう、政府が道路管理者の県に協力を求めている。
「『翁長知事『制限域解除を』 辺野古の浮具撤去開始」『琉球新報』


 だが、和解はあくまでも辺野古訴訟についてのものだ。当然、北部訓練場は含まない。辺野古でフェンスを撤去したからといって、引き換えに別施設での反対運動弱体化は飲む必要はない。

 つまり、翁長知事の別問題であるといった対応は正しい。
 国側が浮具などの撤去を始めたことで、近く車両の所有者に対する文書指導などを行うかについて記者団に問われ、翁長知事は「リンクする話ではない。それ(北部訓練場)はそれ、これ(辺野古)はこれだ」と述べた。
同 上 


 そもそも、沖縄は自分たちのNoを引き下げるべきではない。「一つの基地を拒否するため、別の基地を受け入れる」と選択肢は、普天間か辺野古かといった二者択一に通じるためだ。

 沖縄は二者択一を拒否し続ければ勝てる。政府が押している「現実的な解決策」や「代案を示せ」は、結局は「普天間か?、あるいは辺野古か?」を迫るものだ。その双方を拒否することで日米に「海兵隊は不要」といった落とし所を追い込むことができる。

 そのためには、基地問題での条件闘争や代案提示を全て拒否し続ける必要がある。「普天間か?、辺野古か?」といった二者択一では、二進も三進も行かない状態に追い込まれれば、日米、おそらく米側が「海兵隊を引く、普天間も辺野古も無くす」選択肢を示すだろう。



*    「翁長知事『制限域解除を』 辺野古の浮具撤去開始」『琉球新報』(琉球新報,2016.5.1)http://ryukyushimpo.jp/news/entry-270694.html
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