FC2ブログ

RSS
Admin
Archives

隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2016.07
25
CM:18
TB:0
01:33
Category : 未分類
 佐藤正久さんは、支持者の嗜好にあった路線しか取れない。それが自衛隊を弱体化させるものであっても、支持者の意向には逆らえない。その政治力が増すとすれば、いずれは自衛隊を滅ぼすだろう。


■ 韓国の情報戦ガー

 佐藤さんはカイロくんだりしてまで「韓国の情報戦ガー」と言っている。その中身はカイロ宣言で朝鮮の独立が決した記念碑を前に難癖をつけるというものだ。

カイロで情報戦だって
佐藤正久‏@SatoMasahisa
【エジプトのカイロ、ここでも韓国の情報戦?】
メナハウスの庭にあった記念碑、韓国大使館が独立70年を記念して建立。この建立場所は、カイロ会談で三首脳が記念撮影をした場所。カイロ宣言と朝鮮の自由と独立との関係には様々な見方があるのに
22:53 - 2016年7月22日
https://twitter.com/SatoMasahisa/status/756729044536811520


 「カイロ宣言と朝鮮の自由と独立との関係には様々な見方があるのに」(佐藤)と述べている。だが、米英ソ中のカイロ宣言でそれが決したことは歴史的事実である。そしてその決定に従って朝鮮半島は日本支配から脱した。それに「様々な見方がある」(佐藤)わけではない。

 「様々な見方がある」(佐藤)にしても、韓国と北朝鮮を戦勝国と見做すかどうかの話でしかない。

 そして碑文にはその問題に関係する表現はない。「朝鮮は独立すると決まった」とあるだけなためだ。

 だが、韓国(と中国)が嫌いな支持者に合わせて、「韓国の情報戦」(佐藤)と「韓国は歴史認識問題で日本の立場を弱くするような施策をとっている」と述べている。

 これは韓国嫌いを煽り、支持者むけのリップサービスとしているだけの話だ。当然だが、日韓関係を考慮したものでも、日本自身にとっての課題である歴史認識問題の改善に資するものではなく、佐藤さん自身の選挙対策でしかない。


■ 情報戦の字義を誤っている

 だいたい「情報戦」の使い方も支持者向けでしかない。ここでは対外宣伝のニュアンスでつかっているが、碑文をみてもその効果はない。中韓が海外に碑文や記念物を置いているものを見て「情報戦ガー」と、支持者に向けて佐藤さんが憂国パフォーマンスをしているだけだ。

 そして、本来の情報戦については全く冷淡である。

 情報戦とは、防衛政策ではInformation Warfare(米海軍系)あるいはInformation Dominance(米陸軍系)を指す。現段階では、下位概念であるが、サイバー戦やさらにその下の電子戦と考えても間違いではない。

 その情報戦について、佐藤さんは何も寄与していない。

 本来なら、重点目標を達成するため、既存施策の見直しと資源の集中を主張する立場にある。「次の戦争に勝つには情報戦への投資が必要、そのために在来戦力は整備すべき」といったものだ。陸自が将来技術で先行例とする米陸軍でも力を注ぐ分野である。

 だが、佐藤さんはそれをせず、既存権益の保護に汲々としている。従来発言を見ても、推進する施策もそこに予算を集中するものではない。むしろ本土防衛用に特化した在来型戦力の維持や、国内防衛産業の利益を重視した「なんでも国産兵器開発」や「なんでも国産調達」といった、在来権益の保護ばかり主張している。

 そして、情報戦=宣伝戦として支持層のネトウヨや宗教右派に媚びる発言をしている。歴史問題等で韓国そして中国のプロパガンダに対抗しなければならない。第二次世界大戦で日本は悪くなかった。そうといった具合だ。まずは『永続敗戦論』そのものの構造である。


■ 佐藤さんは自衛隊を滅ぼす

 まず、佐藤さんのやっていることは自衛隊の弱体化でしかないということだ。政治力で不要となった本土防衛用戦力の維持を図り防衛予算配分で肝腎のInformation Warfareへの投資を減らしている。また、同様に情報戦の字義の誤用で支援者やライト支持層にInformation Warfareの理解と必要性を曇らせている。

 この点、佐藤正久さんのスタンスは自衛隊の足を引っ張り、次の戦争に負けさせようとするものである。未来の戦犯ということだ。



 まー、大っ嫌いなんだよね、この御仁。兵隊から代議士にクラスチェンジしたわりに割に、政治スタンスや歴史問題への視点で、ライト・イズ・ライトのもといた自衛隊の正解を振り回しており、全体が全く見えていない感じ。声優じゃない方のアレとくっついての商売といったように、ネトウヨ系支持者ベッタリな行動原理がね。防衛費の構造的な問題は注視せず、総花的に防衛費あげろといった話しかできないあたり、結局は昔に「米価を上げろ」しかいわなかったベトコン議員そのものだなと。
スポンサーサイト