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メモを手繰っていて以前に書き留めたものを発見したもの。
ダイヤモンドが値崩れしている。過剰供給により2011年から15%下落し、2月にはカラットあたり150ドルを割ったという。中印の需要減退があり、カナダで61メガカラットの鉱山が発見されたとしている。
今後はさらに安価となるだろう。中国の景気減退は継続するなか、新鉱山からの供給があるためだ。
おそらく、年末年始にはダイヤの安売りがあるのではないか。ダブついた結果、ダイヤに値頃感がでる。それを大規模通販業者や、売るものがなくなった百貨店あたりが拾ってきて「このお値段」とやる。
■ ダイヤはいずれ石屑になる
ただし、宝石は買ったところで何の意味もない。60年代ならばともかく、今はさしたる質草にもならない。「これはダイヤである」といった満足感以外にはなにもない。切削や研磨材料としても合成ダイヤで良くなったため、天然ダイヤはさらに不要である。
ダイヤ屋さんは、みんながそれに気づくまでの商売である。
気づかれたあとでどうなるかは御存知のとおり。
本来、ダイヤは不要なものを売りつける商売である。そこに有用性はない。これはダイヤと空気とどっちが有用か考えろといえばわかる。
だが、そこは宣伝で売れていた。日本では「結婚指輪のダイヤは月給3ヶ月分」といわれて、クソ高いダイヤを買わせていたのは御存知の通り。だが、同じデビアスはアメリカでは「2ヶ月分」、欧州では「1ヶ月分」といっている。
この手に気づくと誰も買わなくなる。実際、かつて日本市場での販売額は世界のダイヤ需要の3割を占めていたが、いまでは6%でしかない。
それに中国人とインド人が気づけば、以後ダイヤは石屑となるのだろう。インドのあとに続く発展途上国の国民を騙すにしても、人数的には大したものでもない。成金になっても買う量は知れている。
その時、退蔵ダイヤはどうなるものか。金銀白金ならまだ売れるが、ダイヤは売れない。香辛料は暴落しても挽けば料理に使えるが、ダイヤは食えない。かつての近世のチューリップの球根や江戸期の朝顔のたね、明治の万年青やうさぎとおなじようなものか。
ダイヤモンドが値崩れしている。過剰供給により2011年から15%下落し、2月にはカラットあたり150ドルを割ったという。中印の需要減退があり、カナダで61メガカラットの鉱山が発見されたとしている。
今後はさらに安価となるだろう。中国の景気減退は継続するなか、新鉱山からの供給があるためだ。
おそらく、年末年始にはダイヤの安売りがあるのではないか。ダブついた結果、ダイヤに値頃感がでる。それを大規模通販業者や、売るものがなくなった百貨店あたりが拾ってきて「このお値段」とやる。
■ ダイヤはいずれ石屑になる
ただし、宝石は買ったところで何の意味もない。60年代ならばともかく、今はさしたる質草にもならない。「これはダイヤである」といった満足感以外にはなにもない。切削や研磨材料としても合成ダイヤで良くなったため、天然ダイヤはさらに不要である。
ダイヤ屋さんは、みんながそれに気づくまでの商売である。
気づかれたあとでどうなるかは御存知のとおり。
本来、ダイヤは不要なものを売りつける商売である。そこに有用性はない。これはダイヤと空気とどっちが有用か考えろといえばわかる。
だが、そこは宣伝で売れていた。日本では「結婚指輪のダイヤは月給3ヶ月分」といわれて、クソ高いダイヤを買わせていたのは御存知の通り。だが、同じデビアスはアメリカでは「2ヶ月分」、欧州では「1ヶ月分」といっている。
この手に気づくと誰も買わなくなる。実際、かつて日本市場での販売額は世界のダイヤ需要の3割を占めていたが、いまでは6%でしかない。
それに中国人とインド人が気づけば、以後ダイヤは石屑となるのだろう。インドのあとに続く発展途上国の国民を騙すにしても、人数的には大したものでもない。成金になっても買う量は知れている。
その時、退蔵ダイヤはどうなるものか。金銀白金ならまだ売れるが、ダイヤは売れない。香辛料は暴落しても挽けば料理に使えるが、ダイヤは食えない。かつての近世のチューリップの球根や江戸期の朝顔のたね、明治の万年青やうさぎとおなじようなものか。
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