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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2016.11
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Category : 未分類
 現段階で話して何の利益があるのだろうか?

 安倍首相がトランプさんのご機嫌伺いに行っている。ニューヨークまで政府専用機を飛ばして会おうとしている。

 だが、何も話せるものはない。いまさらTPPは話せないし、アジア政策も確固としていない。そもそもトランプさんには定見がない。それを誰が補佐するのかも判然としていない。


■ 冊封ギブミー

 結局は、冊封を受けにいっただけではないかね。

 日本の保守・右派勢力は概ね無思慮で、米国に従属することが正解だと考えている。その米国が変わる。大好きな共和党になるが、いままでどおり従属する日本を褒めてくれるかどうかはわからない。

 だからアレ宰相は馬前に忠義を示し、褒めてもらうためにアメリカにいった。トランプさんを頭領と仰ぎ唯々諾々の協力者となることを表明することで、日本の首相として認めてもらえるといった感覚なのだろう。本人もそうだし、周囲もそう考える。保守政治家が「田中角栄が米国と頭ごなしに日中国交正常化をしたので、米国から干されてロッキード」と言い出すくらいの連中である。


■ 献上品の駆けつけ警護・基地建設

 そこでの献上品が、駆けつけ警護ではないかね。

 そもそも、保守層には米国は日本の海外派兵を求めているといった発想がある。それに応じるために南スーダンに自衛隊を送った、さらに駆けつけ警護をやった。それでアメリカは褒めてくれると考えている。

 だが、米国総体としてはそうではない。米国の外交・国防セクターが「そうしてくれたらいいけどね」程度のものだ。米国全体からすればどうでもいいことにすぎない。

 これは、沖縄の基地問題も変わらない。もちろん、米国には辺野古・高江の進捗で文句をいう連中はいない。だが、それで喜ぶ連中も海兵隊しかいない。手土産に持ってこられれば、一応は褒めるがそれだけの話だ。

 保守や右派層は、駆けつけ警護や基地建設進捗で米国が喜ぶ、日米関係が進展すると考えているが、それは誤りだということだ。それで籠絡できるほど米国は甘くない。


■ アレなコンサルに騙される三代目社長

 得をするのは仲介業者だけだろう。利益を得られるジャパンハンドラーとそれと結びついた日本の安保関係者が成果があった成果があったと言い出す。だが、それを真に受けるのは、アレなコンサルの餌となる三代目社長くらいなものか。
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