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翁長知事は戦うことでパワーアップする。抵抗し続ければ続けるほど指導力も名声も増し、名誉も得られる。
さらに国家に対する優位も増す。抵抗に直面した国が強引な基地建設を推し進めれば進めるほど県民感情は基地新設反対に傾く。本土の世論もそれを支える。
その点からすれば、翁長さんは死ぬまで戦えばよい。抵抗を続ければ続けるほど新基地建設は困難となる。局地的に負けたところで日本政府はむしろ不利となり、沖縄は優位となる。
翁長さんは実際にそうする。仮に戦って死ねば死後の名誉も約束される。抵抗したことで郷土の偉人、あるいは民族の英雄ともなれる。逆にそれをしなければ死後も裏切り者として断罪されてしまうからだ。
■ 知事の判断は正しい
その点で今回の知事の判断、訴訟で負けても「不退転の決意」(翁長)を表明したことは正しい。
朝日新聞デジタル「辺野古『また揺さぶられる』 翁長知事『踏ん張りどころ』 最高裁判決」では次のように述べている。
「何を置いても抵抗し続ける」方針も路線も正しい選択肢である。今日の北部返還式典も正解である。局地的な敗北、例えば訴訟で負けたことは大した問題ではない。そこで戦い、抵抗したことで知事、または沖縄の力は増大するからだ。NOという力といってもよい。
■ 日本政府は勝てない
もちろん、沖縄が屈服しなければ政府はさらに強引な手段で押してくるだろう。
だが、それには今以上の反発と本土での不同意を伴うものとなる。
日本政府はすでに状況不利に追い込まれている。裁判や実力行使で勝ちながらも沖縄を屈服させる手段を手に入れられていない。そして強引さ、不公正が明らかとなることにより積極的抵抗に直面している。
これは高江で起きたことだ。沖縄側も本来はさほど問題視しない施設であったが、強引な工事遂行と土人発言により工事車両妨害といった従来にない抵抗を引き起こしてしまっている。
この構造は中国の南シナ海海洋進出と同じだ。中国は支配を強引に拡大し各地で周辺国に勝利しているが、勝てば勝つほど、支配すれば支配するほど周辺国や国際社会の抵抗に直面する羽目に陥っている。
そして、どちらも最終的な全面勝利は得られない。
辺野古の場合であれば、そのうち日本政府が諦める。抵抗が続くことにうんざりし、状況変化を捉えて政府は沖縄と本気で交渉に望んでくる。
■ 次の内閣との交渉を目指せばよい
その機会は近い。おそらく次の内閣は沖縄問題の泥沼から抜け出そうとする。交渉の成否はともかく、次が自民であっても仕切り直しての交渉は模索する。
そもそも、政府からみても翁長知事は交渉できない相手ではない。知事は安保に欠かせない嘉手納や、さほどの危険も騒音もないホワイトビーチの問題に言及したことはない。その点で日本政府の安保政策、中国との対峙を理解しており本質的に対立する立場にはない。
翁長知事はその方向にそって海兵隊の国外追放を持ち出せればよい。海兵隊は普天間、辺野古、オスプレイ、治安といった問題の殆どである。いなくなれば沖縄基地問題の相当は解決する。政府も嘉手納を理由とすれば、引き際として海兵隊を下げる理由も立つ。困るのは政治・商業的利益から海兵隊にぶら下がっている買弁的な連中だけだ。
それを最終目標に死ぬ気で抵抗をつづければよい。それが局地的に負け戦となろうがどうでもいい。要は今からさらに泥沼化させることだ。それで政府をニッチもサッチもいかない状況に追い込むことができる。沖縄は基地建設を力づくで止める力はないが、政府の基地建設を妨害し完成を拒否することはできる。
■ オマケ「ロックじゃない」どころではない
というか、辺野古問題は普通に沖縄の勝ちだし、県内でも翁長知事の一人勝ちだね。
そして知事は転向も妥協もない。「それはロックじゃない」からとか書こうかと思ったが、それどころではない恐怖がある。裏切り者となり名声を失い死後も断罪される。それを想起すれば死ぬまで戦うしかない。逆に言えばよい死に場所でもある。
さらに国家に対する優位も増す。抵抗に直面した国が強引な基地建設を推し進めれば進めるほど県民感情は基地新設反対に傾く。本土の世論もそれを支える。
その点からすれば、翁長さんは死ぬまで戦えばよい。抵抗を続ければ続けるほど新基地建設は困難となる。局地的に負けたところで日本政府はむしろ不利となり、沖縄は優位となる。
翁長さんは実際にそうする。仮に戦って死ねば死後の名誉も約束される。抵抗したことで郷土の偉人、あるいは民族の英雄ともなれる。逆にそれをしなければ死後も裏切り者として断罪されてしまうからだ。
■ 知事の判断は正しい
その点で今回の知事の判断、訴訟で負けても「不退転の決意」(翁長)を表明したことは正しい。
朝日新聞デジタル「辺野古『また揺さぶられる』 翁長知事『踏ん張りどころ』 最高裁判決」では次のように述べている。
普天間飛行場の辺野古移設阻止をめぐって、県にとって大きなカードだった埋め立て承認の取り消しは不発に終わった。会見では県の手詰まり感への指摘もあったが、翁長知事は「不退転の決意」という姿勢を改めて強調。「最高裁判決は出たが、これからが県民の踏ん張りどころと思っている」と淡々と述べた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12715672.html?rm=150
「何を置いても抵抗し続ける」方針も路線も正しい選択肢である。今日の北部返還式典も正解である。局地的な敗北、例えば訴訟で負けたことは大した問題ではない。そこで戦い、抵抗したことで知事、または沖縄の力は増大するからだ。NOという力といってもよい。
■ 日本政府は勝てない
もちろん、沖縄が屈服しなければ政府はさらに強引な手段で押してくるだろう。
だが、それには今以上の反発と本土での不同意を伴うものとなる。
日本政府はすでに状況不利に追い込まれている。裁判や実力行使で勝ちながらも沖縄を屈服させる手段を手に入れられていない。そして強引さ、不公正が明らかとなることにより積極的抵抗に直面している。
これは高江で起きたことだ。沖縄側も本来はさほど問題視しない施設であったが、強引な工事遂行と土人発言により工事車両妨害といった従来にない抵抗を引き起こしてしまっている。
この構造は中国の南シナ海海洋進出と同じだ。中国は支配を強引に拡大し各地で周辺国に勝利しているが、勝てば勝つほど、支配すれば支配するほど周辺国や国際社会の抵抗に直面する羽目に陥っている。
そして、どちらも最終的な全面勝利は得られない。
辺野古の場合であれば、そのうち日本政府が諦める。抵抗が続くことにうんざりし、状況変化を捉えて政府は沖縄と本気で交渉に望んでくる。
■ 次の内閣との交渉を目指せばよい
その機会は近い。おそらく次の内閣は沖縄問題の泥沼から抜け出そうとする。交渉の成否はともかく、次が自民であっても仕切り直しての交渉は模索する。
そもそも、政府からみても翁長知事は交渉できない相手ではない。知事は安保に欠かせない嘉手納や、さほどの危険も騒音もないホワイトビーチの問題に言及したことはない。その点で日本政府の安保政策、中国との対峙を理解しており本質的に対立する立場にはない。
翁長知事はその方向にそって海兵隊の国外追放を持ち出せればよい。海兵隊は普天間、辺野古、オスプレイ、治安といった問題の殆どである。いなくなれば沖縄基地問題の相当は解決する。政府も嘉手納を理由とすれば、引き際として海兵隊を下げる理由も立つ。困るのは政治・商業的利益から海兵隊にぶら下がっている買弁的な連中だけだ。
それを最終目標に死ぬ気で抵抗をつづければよい。それが局地的に負け戦となろうがどうでもいい。要は今からさらに泥沼化させることだ。それで政府をニッチもサッチもいかない状況に追い込むことができる。沖縄は基地建設を力づくで止める力はないが、政府の基地建設を妨害し完成を拒否することはできる。
■ オマケ「ロックじゃない」どころではない
というか、辺野古問題は普通に沖縄の勝ちだし、県内でも翁長知事の一人勝ちだね。
そして知事は転向も妥協もない。「それはロックじゃない」からとか書こうかと思ったが、それどころではない恐怖がある。裏切り者となり名声を失い死後も断罪される。それを想起すれば死ぬまで戦うしかない。逆に言えばよい死に場所でもある。
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