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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2017.03
16
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15:53
Category : 未分類
 産経は日本のメディア・コントロールには言及しないが、中国でハブられたときには声高となる。

 「なぜ産経を閉め出すのか 権力を監視する外国メディアが必要だ 外信部長・渡辺浩生」がそれ。李克強首相の会見に産経は招待されなかったことへの恨みつらみを述べたものだ。

 一見、主張は公正を求めるようなものにも見える。中国には取材・報道の自由はない。いずれも党・政府のコントロール下にある。それは確かに不透明であり、自由や権利について中国が後進的であることを示すものではあるだろう。

■ 権力によるGPS操作バンザイ(産経)

 だが、産経の報道からすれば「よく言えたもの」でもある。記事題名のように、産経が日本国内で「権力を監視」したことがあるだろうか? 権力ヨイショしかしていない。

 例えば「GPS捜査 最高裁の判断に疑義あり」がそれだ。

GPS捜査は特に集団窃盗や、銃器、薬物などの組織犯罪の摘発に有効だとされてきた。[中略]2020年の東京五輪を控え、治安対策は待ったなしの急務である。最高裁の判断を受け、警察庁は全国の警察に、GPS捜査を控えるよう通達を出した。早くも捜査員らは、その手足をしばられることになる。こうした事態を、一体、だれが喜ぶことになるのだろう。[改行・行あけは省略]


 ちなみに冒頭の閉め出し記事では産経は次のように述べている。「産経新聞も、中国総局長へのビザ発給が昨年9月まで3年以上凍結された。駐在記者への不審な尾行や取材妨害は日常茶飯事である。」

 つまり、産経は中国では不審な尾行を問題視する。だが、日本では令状なしのGPSログを認めており、治安対策のために必要と述べているのである。


■ 中国でも何の成果も上げていない

 そもそも、中国報道でも産経が独自取材で成果を挙げた例もない。

 それ以前に、産経の海外報道に独自性はまったくない。大体は通信社の記事転載である。たまにあるのは日本が喜ぶような記事であり、その後は雲散霧消するたぐいの記事だ。

 さらに、国内外問わず産経の記事はそこにないものに気づかない物が多い。大抵は発表されたものをベタに流して、自社あるいは読者のネトウヨ価値観でのコメントをつけるだけだ。

 その産経が中国が全人代を取材してどうにかなるか? 能力的な問題から何もできない。


■ 招待制は批判せず、招待されなかったことを恨む

 そもそも本来からして招待制の会見である。それに乗れるときは何も文句言わず、招待に呼ばれなかった時だけ文句をいう。記者クラブ制度のようなクローズな体制は認めるくせに、その体制に入れないことを恨むのはのは不覚悟なものだ。

 さらに、その中でもヨイショしかしない。国内でもアレ教育者の会見に「朝日はダメだ、産経はいないのか、産経は」といわれた。その立ち位置である。それでクローズド・ショップに入り込んで、それで権力を監視でございとはタイガイな主張である。






■ オマケ

 ちなみに、産経は日本国内で「[日本の]権力を監視する外国メディア」に反発している。例えば「イプシロンはICBM? 韓国紙 突出した反日報道 国内からも疑問の声」http://www.sankei.com/world/news/130828/wor1308280011-n1.htmlがそれ。

 日本特派員からの記事について産経は次のように述べている。
韓国メディアはここのところ日本の「軍国主義化」を強調、安倍晋三政権たたきを繰り返しているが、新型ロケットの開発目的まで歪曲(わいきょく)して伝える反日姿勢は突出


 自社による海外での現地政府の権力監視は正当でも、海外他社による日本政府の権力監視は反日呼ばわりしているということだ。なんとも都合の良い権力監視だということだよ
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